JP6076922B2 - 外装部品取付構造 - Google Patents
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即ち、図7に示す構成においては、スポイラ51の上端部に、その縁部に沿って複数の爪部51aがそれぞれ所定間隔を空けて設けられ、バンパ50側に、前記複数の爪部51aにそれぞれ対応する複数の貫通孔50aが設けられている。
また、前記爪部51aには、前後に貫通する係止孔51bが形成され、そこに爪部60aを有する閂クリップ60を挿入して係止させることが可能となっている。
これにより爪部51aに形成された係止孔51bがバンパ50の裏側に配置され、そこに閂クリップ60を挿入して係止させることによりスポイラ51がバンパ50に装着される。
また、その状態では、部品間の遊びにより、バンパ50とスポイラ51との間の見切り部Eには、1〜3mm程度の隙間が開くため、シリコンゴム製のリブ部材61を見切り部Eに沿って嵌入し、隙間を埋めるようになされる。
しかしながら、前記のように隙間を埋めるためにリブ部材61を用いるため、見切り部Eの見栄えが悪くなるといった課題があり、また、リブ部材61に掛かるコストや取り付け作業が余分に必要となるといった課題があった。
尚、このような課題は、前記のように本体部品(バンパ50)の表面側に外装部品(スポイラ51)を凸設する構成に限らず、本体部品の表面延長上に連続するように外装部品の表面を配置する構成、即ち、見切り部を面一にしたい構成の場合にも同様にあった。
図8(a)に、センターバンパにサイドバンパを連結する前の状態の斜視図を示し、図8(b)に前記センターバンパにサイドバンパが結合された状態でのバンパ裏面側のボルト結合部の断面図を示す。
図8(a)に示すように、センターバンパ70は、サイドバンパ80に連結される側の端部から内側にフランジ状に折れ曲がった第1プレート71と、第1プレートの先端から車幅方向に突起するリブ72と、バンパ表面と前記第1プレートとの境目に沿って高さ方向に形成された溝部73とを備えている。
センターバンパ70とサイドバンパ80とを連結する際には、前記第1プレート71及びリブ72と、第2プレート81とが結合し、突起部82が溝部73に係合することにより接合部位を覆うようになっている。
この構成により特許文献1に開示された構成によれば、連結されたセンターバンパ70とサイドバンパ80の表面の見切り部Eにおいて略面一の状態とすることができる。
しかしながら、サイドバンパ80側の第2プレート81に被せられたクリップ83の組み付け時のばらつきと、前記第1プレート71側の横長のボルト締結孔71aにおけるボルトねじ75とのがたつきにより、センターバンパ70に対してサイドバンパ80が前方に位置ずれし、見切り部Eに段差が生じる虞があった。
また、見切り部Eからボルト締め付け位置までの距離があるため、センターバンパ70とサイドバンパ80の変形により見切り部Eの口が開く虞もあった。
また、前記嵌合部材は、前記リテーナ部材に一体形成されてもよく、その場合、一対のフランジ部をリテーナ部材の第1の貫通孔に挿入した後、リテーナ部材に形成された嵌合部材が一対のフランジ部の第2の貫通孔に嵌合するように構成すればよい。
或いは、前記固定手段は、前記一対のフランジ部の先端側に設けられ、前記リテーナ部材の上面側に係止可能な係止部を有し、前記リテーナ部材の下面側から前記第1の貫通孔に前記一対のフランジ部が挿入されて前記係止部がリテーナ部の上面側に係止し、前記見切り部近傍において、前記係止部は、前記リテーナ部材を前記本体部品と外装部品の裏面側に押圧するように構成してもよい。
また、前記係止部は、前記一対のフランジ部の先端側が加熱溶融されて形成された溶融塊であってもよい。
これにより、従来のように見切り部の隙間をリブ部材で埋める必要がなく、見栄えをよくすることができる。また、外力などを受けても、見切り部の段差や口開きの発生を防止することができ、見栄えのよい状態を維持することができる。
尚、本実施の形態にあっては、本体部品としてのフロントバンパに外装部品としてのサイドカバーを取り付ける構造であって、フロントバンパの表面延長上にサイドカバー表面を配置する場合を例に説明する。
また、以下の説明においては、車両のフロントバンパの右側に取り付けられるサイドカバーを例に用いるが、フロントバンパの左側も右側の構成と左右対称ではあるが同様の構成であるため、その説明を省略する。
本発明に係る外装部品取付構造にあっては、フロントバンパ1にサイドカバー2を取り付けるにあたり、それらの表面側の連結部(見切り部E)の見栄えを向上させるものである。具体的には、フロントバンパ1とサイドカバー2との見切り部E近傍の裏側にリテーナ部材30が設けられ、これによりフロントバンパ1とサイドカバー2との間の位置ずれが防止されるようになっている。
尚、各フランジ部21には、閂クリップ40(嵌合部材)を挿入可能な貫通孔21a(第2の貫通孔)が形成されている(例えば図4(a)参照)。
また、サイドカバー2の裏面の上端側には、前記フロントバンパ1側のスクリュー締結孔6に対応するスクリュー締結孔13が設けられている。
更には、前記見切り部においてサイドカバー2の表面側から内側に折れ曲がるように立設された所定幅を有する3つのフランジ部14が設けられ、これらフランジ部14はフロントバンパ1側のフランジ部14と共にリテーナ部材30に設けられた横長の貫通孔31にそれぞれ挿入可能に形成されている。
また、各フランジ部14には、前記閂クリップ40を挿入可能な貫通孔14a(第2の貫通孔)が形成されている(例えば図4(a)参照)。
また、リテーナ部材30には、フロントバンパ1の前記凹部領域3に設けられたスクリュー締結孔7に対応するスクリュー締結孔32と、前記凹部領域3に設けられた2つの嵌合孔8に嵌入可能な2つの嵌合爪33とが設けられている。
このように構成された閂クリップ40を、重ねられた一対のフランジ部14、21の貫通孔14a、21aに挿入すると、爪部40aは、その傾斜面が前記貫通孔14a,21aの内周縁に当接すると共に、徐々に下方に圧縮される。そして、爪部40aが完全に貫通孔14a,21aを通った時点で爪部40aの先端は弾性力により上方に戻り、フランジ面に係止する。これにより閂クリップ40が貫通孔14a,21aに嵌合するようになっている。
また、上端側においては、フロントバンパ1に設けられたスクリュー締結孔6とサイドカバー2のスクリュー締結孔13との位置を合わせ、スクリュー螺子により締結する。
ここで、フランジ部14、21を重ね合わせたときの厚さは、図4(b)に示すようにリテーナ部材30の貫通孔31の幅に略等しく、挿通させる際、貫通孔31の内周縁に、重なったフランジ部14、21の外周面が摺接するようになっている。
そして、図4(c)に示すように、一対のフランジ部14、21の貫通孔14a,21aに閂クリップ40をフランジ部21側から挿入し、爪部40aをフランジ部14に係止させ、閂クリップ40を貫通孔14a,21aに嵌合させる。
これにより、フロントバンパ1とサイドカバー2の前後方向(図において上下方向)の位置がずれることがなく、見切り部Eに段差が生じないようになっている。
さらに、一対のフランジ部14,21がリテーナ部30の貫通孔31に接した状態で挿通しているため、フロントバンパ1とサイドカバー2の位置が左右方向にずれることがなく、見切り部Eの口が開かないようになっている。
この構成によれば、従来のように見切り部Eの隙間をリブ部材で埋める必要がなく、見栄えをよくすることができる。また、外力などを受けても、見切り部Eの段差や口開きの発生を防止することができ、見栄えのよい面一感を維持することができる。
また、前記実施の形態においては、リテーナ部材30を固定するために嵌合部材として閂クリップ40を用いるものとしたが、嵌合部材をリテーナ部材30に一体的に形成してもよい。即ち、図5に示すように、一対のフランジ部14,21をリテーナ部材30の貫通孔31に挿入した後、リテーナ部材30に形成された嵌合部材としての爪部30bが一対のフランジ部14,21の貫通孔14a,21aに嵌合するように構成してもよい。
その場合、一対のフランジ部14、21をリテーナ部材30の貫通孔31に挿入した後、前記係止部をリテーナ部材30上面に係止させてリテーナ部材30を固定するようにすればよい。
或いは、図6に示すように、一対のフランジ部14、21をリテーナ部材30の貫通孔31に挿通させた後、フランジ部14,21の先端を加熱溶融し、溶融塊(係止部)をリテーナ部材30上面に係止させてリテーナ部材30を固定するようにしてもよい。
2 サイドカバー(外装部品)
3 凹部領域
14 フランジ部
14a 貫通孔(第2の貫通孔)
21 フランジ部
21a 貫通孔(第2の貫通孔、固定手段)
30 リテーナ部材
30a 下面
30b 爪部(嵌合部材)
31 貫通孔(第1の貫通孔)
40 閂クリップ(嵌合部材、固定手段)
40a 爪部
E 見切り部
Claims (5)
- 本体部品と、該本体部品に対し取り付けられる外装部品との見切り部において、前記本体部品と前記外装部品とに、内側に立設され、連結のために互いに重ねられる少なくとも一対のフランジ部が形成された外装部品取付構造であって、
前記見切り部の裏面側に設けられ、重なった前記一対のフランジ部が挿入される第1の貫通孔を有するリテーナ部材と、
前記リテーナ部材を前記本体部品と外装部品とに対し固定する固定手段とを備え、
前記リテーナ部材は、その下面側が、前記見切り部近傍において、前記本体部品及び外装部品の裏面に当接し、且つ、前記第1の貫通孔の内周縁が、前記重なった一対のフランジ部の外周面に当接していることを特徴とする外装部品取付構造。 - 前記固定手段は、
前記一対のフランジ部に形成された第2の貫通孔と、
前記第2の貫通孔に挿入されて該第2の貫通孔に嵌合可能な嵌合部材とを有し、
前記リテーナ部材の第1の貫通孔に挿通された前記一対のフランジ部において、前記第2の貫通孔は、前記リテーナ部材の上面高さに形成され、
前記嵌合部材は、前記第2の貫通孔に挿入されることにより該第2の貫通孔に嵌合し、前記見切り部近傍において、前記リテーナ部材を前記本体部品と外装部品の裏面側に押圧することを特徴とする請求項1に記載された外装部品取付構造。 - 前記嵌合部材は、前記リテーナ部材に一体形成されていることを特徴とする請求項2に記載された外装部品取付構造。
- 前記固定手段は、
前記一対のフランジ部の先端側に設けられ、前記リテーナ部材の上面側に係止可能な係止部を有し、
前記リテーナ部材の下面側から前記第1の貫通孔に前記一対のフランジ部が挿入されて前記係止部がリテーナ部の上面側に係止し、前記見切り部近傍において、前記係止部は、前記リテーナ部材を前記本体部品と外装部品の裏面側に押圧することを特徴とする請求項1に記載された外装部品取付構造。 - 前記係止部は、
前記一対のフランジ部の先端側が加熱溶融されて形成された溶融塊であることを特徴とする請求項4に記載された外装部品取付構造。
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