JP6076544B2 - 加湿装置、及び加湿装置を備えた空気調和機 - Google Patents

加湿装置、及び加湿装置を備えた空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、加湿装置、及びその加湿装置を備えた空気調和機に関するものである。
3000m以上の商業施設・事務所などの特定建築物は、ビル衛生管理法で空気環境の管理基準値として温度17〜28℃、相対湿度40〜70%に保つことが定められている。また、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)では、相対湿度30〜60%の湿度基準が明示されている。温度に関してはエアーコンディショナーの普及に伴い、比較的容易に管理されている。しかし、相対湿度は十分に管理されているとは言い難く、特に冬場の加湿量不足が問題となっている。
従来の室内加湿方法として気化式、蒸気式、水噴霧式などがある。気化式は吸水性能を有するフィルタに通風することで、含有する水分を気流と熱交換で気化蒸発し、室内の加湿を行う方法である。蒸気式は貯水槽内に設置した加熱コイルに通電することで水分を蒸発気化して室内の加湿を行う方法である。水噴霧式は、水分を加圧することで微細化し、微細化した水分が気流との熱交換で室内の加湿を行う方法である。
特許文献1には、加湿エレメントと、被加湿空気の空気流の入口側に配置された複数の電極と、電極と接触せず空気流を遮断しない形状の対極と、空気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置とを備える加湿装置が開示されている。
また、特許文献2には、毛細管現象を利用して水を吸い上げ、全体に水分が供給される複数枚の蒸発板、及び、複数枚の蒸発板を連結する櫛状の固定部材を備えた加湿エレメントを有し、水の自然蒸発によって空気を加湿する自然蒸発式加湿装置について開示されている。
特開平7−305883号公報(第3頁、第4頁、図1) 特許第5322975号公報(第4頁、第5頁、図1)
特許文献1に開示されている技術では、加湿エレメントに空気流が流れ、加湿エレメントの上流に電極と、電極と直接接触しない対極を備え、空気流と同方向にイオン風を発生させる構成である。加湿エレメントには空気流と、空気流と同方向のイオン風が通風される。また、水の供給方法としては、給水装置に含浸する加湿エレメントの毛細管現象で加湿エレメント全体に水が供給されている。上記の構成の場合、加湿エレメントの風上側端部に最も乾燥した空気が通風されるため、この領域での蒸発性能が高い。このため、給水装置に水道水を供給した場合、加湿エレメントに供給された水道水に含まれるミネラル成分が濃縮され易い。特に加湿エレメントの風上側端部では水の蒸発が最も促進されるため、この領域でのスケール析出が顕著となる。析出するスケールは、加湿エレメントの空隙部を閉塞し、毛細管現象を阻害するので加湿エレメントの吸水性能が低下する。これで最も加湿しやすい領域での性能低下が顕著となり、装置全体での加湿性能が低下するという課題がある。
また、特許文献2に開示されている技術では、蒸発板にスリットを設けて、毛細管現象で各加湿領域に均一に水を拡散させている。しかし、蒸発板は設置位置で加湿し易い領域、加湿し難い領域が存在するため、蒸発板に均一に水を拡散させた場合、加湿し易い領域では水道水に含まれるカルシウムイオン等のミネラル成分濃度が向上し、スケールの析出量が多くなる。このため、加湿し易い領域での加湿性能低下が課題となる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、加湿性能が高い領域でのスケール析出による吸水性加湿材の性能劣化を抑える加湿装置、および加湿装置を備えた空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る加湿装置は、少なくとも1つ以上の吸水性加湿材と、前記吸水性加湿材の上端風上側にある給水部位へ外部から加湿水を供給する給水手段と、前記吸水性加湿材に沿って通風させる送風機と、を備えた加湿装置において、前記吸水性加湿材は、前記給水手段が供給した前記加湿水が前記給水部位よりも風下側へ向かうことを抑制する水抑制ユニットを備えるものである。
本発明に係る加湿装置によれば、吸水性加湿材の領域のうち加湿性能が高い領域である、送風機による空気流の風上側の端部に対し、吸水性加湿材が設置されている上側から加湿するための水(加湿水)を供給する。吸水性加湿材には、吸水性加湿材に含まれた水が吸水性加湿材に拡散するのを遮る水抑制部からなる水抑制ユニットを設けられている。水抑制ユニットの風下端部は、吸水性加湿材の加湿水が供給される部分の風下側に設置されている。これで、供給された加湿水は、主に吸水性加湿材の加湿性能が高い領域に集中して拡散する。このため、吸水性加湿材は、最も加湿水が蒸発しやすい部分に加湿水が多く流れるため、高い加湿性能を発揮しつつ、水に含まれるミネラル成分の濃縮を抑えられるので、スケールの析出速度を抑えることができ、吸水性加湿材の加湿性能の低下を抑えることが可能となる。
実施の形態1に係る加湿装置の構成図である。 吸水性加湿材の部分拡大断面図である。 実施の形態1に係る加湿装置の一例を示す構成図である。 吸水性加湿材の形状の例を示す概略図である。 加湿装置搭載の空調調和機の一例を示す構成図である。 加湿のメカニズムを示す原理図である。 実施の形態2に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た図である。 実施の形態3に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た図である。 実施の形態4に係る加湿装置の構成図である。 図9の上部から見た構成図である。 図10の部分拡大図である。 電極の突起部の形状の例を示す概略図。 本発明の実施の形態4に示すワイヤ状電極の斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る加湿装置の加湿性能評価結果を表した図である。 実施の形態5に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た図である。 実施の形態6に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た図である。 実施の形態6に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た一例の図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
(加湿装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る加湿装置9の構成図である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る加湿装置9は、加湿空間へ加湿する加湿水1を貯留する供給部2と、この供給部2から加湿水1を水抑制部5からなる水抑制ユニット56を有する吸水性加湿材4に供給する給水手段であるノズル3と、少なくとも1つ以上立設する吸水性加湿材4と、互いに隣り合う吸水性加湿材4との間の空間に空気7を流す送風機8と、吸水性加湿材4からの余剰水を受けるドレンパン6と、で構成したものである。
なお、実際の使用形態においては、これらの供給部2、ノズル3、吸水性加湿材4、ドレンパン6及び送風機8は、所定の支持体等によって固定されるものとすればよい。この支持体の構成は、特に限定されるものではなく、加湿装置9の用途に合わせて適宜選択すればよい。
図2は、図1の吸水性加湿材4の部分拡大断面図である。
加湿水1は、加湿空間の加湿を目的とする場合、純水、水道水、軟水、及び硬水のいずれを使用しても構わない。しかし、炭酸カルシウムに代表されるスケールによる吸水性加湿材4の空隙部10の閉塞を低減するために、供給水としては、カルシウムイオン又はマグネシウムイオンを含むミネラル成分が少ないもの、例えば純水がより好ましい。ミネラル成分が多い加湿水1を使用すると、溶液中のイオン成分と二酸化炭素とが反応して固形物が生成され、吸水性加湿材4の空隙部10を閉塞させる可能性があるためである。なお、陽イオン用又は陰イオン用のイオン交換膜等を使用してイオン成分を取り除いた加湿水1を使用してもよい。また、吸水性加湿材4の空隙部10については後述する。
給水手段としての供給部2は、加湿水1を貯留し、吸水性加湿材4に加湿水1を供給するものであり、ポンプなどの駆動部(図示無し)を用いて、ノズル3で吸水性加湿材4が立設している上側の外部から加湿水1を供給するものである。なお、給水手段は供給部2とノズル3で構成したものであり、本実施の形態においては、加湿水1を滴下して供給している。また、駆動部は加湿水1を搬送できるものであればよく、例えば、非容積式ポンプ又は容積式ポンプ等であり、特に限定されるものではない。
ノズル3は、吸水性加湿材4の直上から離れた位置に設置されており、供給部2から搬送された加湿水1を、外部から加湿性能が最も高い領域である吸水性加湿材4の風上側上部に滴下して供給するものである。なお、滴下する場所は加湿性能が最も高い領域に限らず、吸水性加湿材4の上部であれば良い。また、ノズル3は、中空形状であり、その外径及び内径は、必要とされる加湿水1の供給量、つまり吸水性加湿材4の大きさ、厚みに応じて選択すればよい。また、ノズル3の先端形状は、三角錐形状、四角錐形状、円管形状、及び四角管形状等のいずれの形状でもよいが、ここでは好ましい形状として先端が三角錐形状とし、出口の孔径を0.5mmとした。先端が鋭角とした方が、水滴の切れがよいためである。より鋭角の方が好ましいが、あまり鋭角にすると取り扱いが難しくなり強度面でも脆くなることから、鋭角の角度としては10〜45度の範囲が好ましい。
また、ノズル3の出口の孔径があまり大きすぎると加湿水1が過剰に供給されてしまい、無駄な水が増加する。一方、小さすぎると加湿水1に混入した粒子やスケールが詰まりやすくなる。そのため、孔径としては0.1〜0.6mmの範囲が好ましい。また、ノズル3の材質は、ステンレス、タングステン、チタン、銀、銅等の金属、又は、PTFE、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂でもよく、これらに限定されるものではない。
ただし、ノズル3と接続する配水管20が安価な銅製の配管であった場合、ノズル3の材質がポリプロピレンだと、銅の触媒作用でポリプロピレンが劣化してしまうため、樹脂を選択するならば、PTFE又はポリエチレンが好ましい。
また、吸水性加湿材4の送風機8から送られる空気7の流れ方向の長さ(図1においては、風上側端部40から風下側端部41までの長さ)が長い場合は、ノズル3が1個のみでは加湿水1を供給する部位が局部的になりすぎ、加湿水1を蒸発させる領域が不足してしまう場合がある。その場合には、ノズル3を複数個設置し、加湿水1が必要な領域に供給できるようにして用いるとよい。空気7の通風方向の長さが例えば60mm以下であればノズル3は1個でよいが、60mmを超える場合は複数個とした方が好ましい。複数個のノズル3の設置する位置は、吸水性加湿材4の形状及び吸水性加湿材4の空気7の通風方向の長さ、加湿水1を供給する範囲等で適宜決められる。
加湿水1の供給量については、実際に加湿で使用される水量よりも多くする必要があるが、あまり多くしても無駄な水が多くなるため、適正な量に制御することが望ましい。例えば、吸水性加湿材4の単位面積当たりの加湿性能を2000mL/h/mとし、吸水性加湿材4の大きさを200×50mmとし、表裏とも加湿できるように構成する。その場合は、吸水性加湿材4の1枚あたりの加湿量は40mL/hとなるので、その1.5〜5倍の60〜200mL/hの範囲で供給するのが望ましい。
図3は、実施の形態1に係る加湿装置の一例を示す構成図である。図3に示すようにノズル3と吸水性加湿材4との間に、吸水性加湿材4に接して繊維、樹脂、又は金属製の吸水体55を設けてもよい。吸水性加湿材4が複数枚の場合、ノズル3の数量が多くなり適切に供給できない可能性がある。このような場合には、吸水性加湿材4に接するように吸水体55(図示無し)を設けることで、吸水性加湿材4が複数枚となり、ノズル3の数量が多くなっても確実に加湿水1を供給することができる。
吸水性加湿材4は、例えば三次元網目構造を有する形状である。ここで、三次元網目構造とは、スポンジ等の吸水性が高い樹脂発泡体と同様の構造である。図2に示すように、吸水性加湿材4は、胴部11、及び胴部11内に形成された空隙部10によって構成されている。本実施の形態に係る吸水性加湿材4の材質は、例えば、多孔質の金属、セラミック、樹脂、不織布、繊維であり、発泡体、又は網目体で構成されることが考えられるが、これに限られるものではない。
吸水性加湿材4が金属の場合、金属種としては特に限定されるものではなく、その金属種として、例えば、チタン、銅、ニッケル等の金属、金、銀、白金等の貴金属、ニッケル合金、コバルト合金等の合金が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これら金属に亜鉛、ニッケル、スズ、クロム、銅、銀、金等のめっきをしてもよい。これらの中でも、チタンは、その触媒効果によってオゾン等の放電生成物の生成を抑制すると共に、電気腐食及び電気磨耗に対する耐性が良好であり、さらに、長期に渡って吸水性加湿材4の形状を保持して安定して加湿を行なうことができるため、最も好ましい金属種である。
吸水性加湿材4がセラミックの場合、その材質として、アルミナ、ジルコニア、ムライト、コージェライト、炭化珪素等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、吸水する材質、構造を有するものであればよい。
吸水性加湿材4が樹脂の場合、その材質は特に限定されるものではなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、吸水する材質、構造を有するものであればよい。
吸水性加湿材4が繊維の場合、その材質として、アセテート、ポリエステル、ナイロン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、樹脂を材質として多孔質体を形成したものに、金属の粉末をコーティングしたものを用いてもよい。
吸水性加湿材4の表面層には、加湿水1の保持量の増大、及び、吸水性能劣化防止の観点から、親水化処理を施してもよい。その親水化処理の方法の種類についても限定されることはなく、例えば、親水化樹脂でコーティングすることによる親水化処理、又は、コロナ放電による親水化処理を実施するものとしてもよい。
図4は、吸水性加湿材4の形状の例を示す概略図である。上側の欄に示した図は、吸水性加湿材4を上側から見た上面図であり、下側の欄に示した図は、吸水性加湿材4を上面図の図心で水平方向に切断した場合の断面図である。
吸水性加湿材4の形状についても特に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、平板形状(A)、四角柱形状(B)、又は円柱形状(C)としてもよく、また、内部に空洞を有する円型筒状形状(D)、四角型筒形状(E)、又は三角型筒形状(F)でもよく、製造する加湿装置9の大きさに合わせて適宜調整すればよい。
また、吸水性加湿材4の厚みは製造する加湿装置9の大きさに合わせて適宜調整すればよいが、0.5mm以上2mm以下のシート状の吸水性加湿材4を作製した後、所望の形状に切断して所望の形状に加工すればよい。その加工方法については特に限定されるものではなく、例えば、ワイヤーカット、レーザーカット、プレス打ち抜き、削りだし、手切断、又は折り曲げ等の各種方法によって行なえばよい。
水抑制部5(図1参照)は、吸水性加湿材4内の水の流れ53を遮るものであるが、水の流れ53を完全に遮るものでない場合も許容される。
水の流れ53を完全に遮る構成としては、例えば、吸水性加湿材4の一部にスリットを設け機械的に抑制する、または吸水性加湿材4の一部に切り込み、または切り欠きを入れて機械的に抑制しても良い。または吸水性加湿材4の一部を圧縮し空隙部10(図2参照)を閉塞する、熱融着で空隙部10を閉塞する、空隙部10に接着材を充填することで毛細管現象を抑える、または吸水性加湿材4の一部に疎水性物質を塗布することで空隙部10への侵入を防ぐ、または複数枚の吸水性加湿材4でユニット化する際に各吸水性加湿材4に貫通孔を設け、この貫通孔に複数枚の各吸水性加湿材4を固定する吸水性が低いスペンサを挿入することで水の流れ53を抑制する方法が挙げられる。なお、スペンサとして、吸水性が低い材質が好ましく、PTFE、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂でもよく、これらに限定されるものではない。また、スペンサの形状は、円柱状、角柱状など複数の吸水性加湿材4を空気7の通風方向に対して水平方向に一定間隔で積層することができるものであれば良い。
水の流れ53を完全に遮るものでない場合の構成としては、例えば、上記の吸水性加湿材4の圧縮で空隙部10を閉塞する場合の圧縮量を調整する方法がある。吸水性加湿材4の空隙部10の閉塞する量を調整し、圧縮されていない部位に対して水の流れ53の抵抗を高くすることで、水が拡散する抵抗を高め、吸水性加湿材4内に含まれた水の拡散を抑えることが可能となる。この一例として、吸水性加湿材4の風上側端部40から風下側端部41に至る吸水性加湿材4の圧縮量を増加させた場合、水の流れ53は風下側端部41より風上側端部40の方が拡散し易くなる。このため、吸水性加湿材4の圧縮量の分布を空気7の流れ方向に持たせてもよい。さらに吸水性加湿材4の上端42から下端43の上下方向に圧縮量の違いを持たせてもよい。また、上記の熱融着、接着材の充填、及び疎水性物質の塗布をする工程において、空隙部10の閉塞量を調整することも可能である。
また、水抑制部5は、ノズル3より滴下した加湿水1が、吸水性加湿材4のうち加湿性能が最も高い領域に多く流れるように設ければ良い。具体的には、水抑制部5の位置は、ノズル3が吸水性加湿材4へ加湿水1を滴下する箇所に対して、吸水性加湿材4に沿って流れる空気7の通風方向の風下側に設けることが好ましい。さらに具体的に述べると水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aは、水平方向における水抑制部5の風下端位置54の風上側にあることが望ましい。なお、加湿水1を滴下する箇所は、加湿性能が最も高い領域に限らず、吸水性加湿材4の上部からでも良い。つまり、水抑制部5の位置は、図1に示される形状及び位置に限定されるものではなく、吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能や、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、水抑制部5の水抑制性能などを考慮して適宜設定すればよい。
また、水抑制部5は、図1に示されるように、一例として空気7の通風方向に対して垂直方向に設けられ、吸水性加湿材4の上端42及び下端43から通水部50及び通水部51を置いて、設けられている。このように構成することで、ノズル3より滴下された加湿水1の一部は、吸水性加湿材4の上部の水抑制部5が設けられていない部分を通じて風下側部分45に供給され、吸水性加湿材4の風下側部分45が加湿される。水抑制部5の横幅は吸水性加湿材4のサイズ、強度で決定すれば良い。水抑制部5を設ける割合は、吸水性加湿材4の上端42から下端43までの寸法の50%以上が好ましく、それ以下であると水抑制部5の風下側に加湿水1が移動しやすくなるため、吸水性加湿材4の風上側部分44でのスケール成分の濃縮を抑えることができない。また、図1において空気7の通風方向に沿って備える水抑制部5は一カ所のみの構成であるが、空気7の通風方向に沿って複数個配置しても良い。水抑制ユニット56は、前記水抑制部5の単数、または複数個の集合体を示すものである。
ドレンパン6は、吸水性加湿材4から蒸発しきれない加湿水1を受けるものであり、排水口60にて加湿水1を排出するものである。
送風機8は、少なくとも1つ以上の吸水性加湿材4が立設する空間に、吸水性加湿材4の面に沿って平行に空気7を流すものであり、シロッコファン、プロペラファン、ラインフローファンなど適宜選択すればよい。
図5は、本実施の形態1に係る加湿装置9が搭載された空気調和機14の一例を示す構成図である。
本実施の形態1に係る加湿装置9を備えた空気調和機14は、図5に示すように、送風機8を含む加湿装置9と、フィルタ12と、熱交換器13と、で構成されるものであり、加湿装置9は熱交換器13の風下側に配置されて、熱交換器13で熱交換された空気7を通気して空間の加湿を行うものである。
(加湿装置9の動作)
次に、図1、図2、図3、図4を参照しながら、本実施の形態1に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について説明する。
供給部2に貯留されている加湿水1は、ノズル3へ搬送され、加湿水1が搬送されたノズル3は、吸水性加湿材4の上方から、吸水性加湿材4の加湿性能が高い部分である風上側部分44、またはそれ以外の吸水性加湿材4の上端42へ向けて加湿水1を滴下することによって、吸水性加湿材4に加湿水1が供給される。吸水性加湿材4は、加湿水1を吸水性加湿材4内に拡散させるために、自身の毛細管力を利用すると共に、加湿水1の重力を利用することができる。そのため、加湿水1は、吸水性加湿材4の空隙部10を通じて、吸水性加湿材4に拡散される。ここで加湿水1は、吸水性加湿材4に加湿水1が供給される位置より風下側に設けられている水抑制部5で、吸水性加湿材4の水抑制部5より風上側である風上側部分44に重点的に流れる。
送風機8によって吸水性加湿材4に向けて流される空気7は、図1に示すように吸水性加湿材4の風上側端部40側から流れ、少なくとも1つ以上立設する吸水性加湿材4の面と平行に、吸水性加湿材4の間の空間を通風する。これで、吸水性加湿材4の面にある加湿水1と空気7の気液接触で、加湿水1は蒸発させられ、空気7は加湿される。なお、図4に示すように、吸水性加湿材4が他の形状をとった場合であっても、空気7は、吸水性加湿材4の外形の面に沿って流れる。
図6は、加湿のメカニズムを示す原理図である。
ここで、吸水性加湿材4からの加湿メカニズムについて図6を用いて説明する。
加湿水1を含む吸水性加湿材4から空気中への水蒸気の拡散現象は、拡散速度Naに支配されており、拡散係数をDe、空気7中の水分濃度をCa、吸水性加湿材4中の水分濃度をCo、水蒸気の飽和境膜層厚さ15をδとすると、拡散速度Naは式(1)で与えられる。
[数1]
Na=De×(Co−Ca)/δ (1)
また、吸水性加湿材奥行長さ16をL、プラントル定数をPr、空気密度をρ、動粘度をVとすると、水蒸気の飽和境膜層厚さ15δは式(2)で与えられる。
[数2]
δ=L/(0.644×Pr1/3×(ρ×U×L/V)1/2) (2)
加湿原理は、式(2)に示す境界層方程式から、空気7の風速Uの変化で水蒸気の飽和境膜層厚さ15δが小さくなるため、式(1)から拡散速度Naが大きくなり加湿性能が向上する。
また、空気7の通風方向に対して風上側端部40側の吸水性加湿材4の飽和境膜層厚さ15δは最も薄くなるため、吸水性加湿材4の風上側端部40側の部分が高い加湿性能を発揮する。
加湿装置9を備えた空気調和機14は、図4に示すように送風機8で空気調和機14内に空気7を引き込む。空気7には微粒子が含まれるため、微粒子はフィルタ12で捕集され、空気7は熱交換器13で空気7は加熱、又は冷却されて、加湿装置9内へ通風され、加湿される。
(実施の形態1の効果)
以上の構成のように、本実施の形態1に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14において、吸水性加湿材4において加湿性能が最も高い領域である風上側端部40の上部から加湿水1を供給し、加湿水供給箇所の風下側に水抑制部5を設けることで、最も加湿性能が高い領域に加湿水1を重点的に供給できる。これで、吸水性加湿材4の風上側端部40の周辺部分において加湿水1が蒸発しスケール成分が濃縮されることを防止するために供給する無駄な水を増やすことなく、この領域(風上側端部40周辺部分、つまり風上側部分44)でのスケール成分の濃縮を抑え、吸水性加湿材4の空隙部10がスケールにより閉塞することを防止し、吸水性を維持することによって、吸水性加湿材4の長寿命化を図ることができる。また、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における単数、または複数個の水抑制部5から構成される水抑制ユニット56の風下端位置54の風上側にあっても同様な効果が得られる。
実施の形態2.
本実施の形態2に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る加湿装置9の吸水性加湿材4を側面から見た図である。図7では、水抑制部5は、吸水性加湿材4の加湿水1が供給される場所の風下側に設けられ、つまり、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54よりも風上側であって、水抑制部5は、空気7の通風方向に対して垂直方向に間欠的に複数設けられている。加湿装置9のその他の構成は図1と同じである。
水抑制部5を空気7の通風方向に対して垂直方向に間欠的に複数設ける場合の、水抑制部5を設ける数、間欠部分52の幅、水抑制部5が設けられている部分の吸水性加湿材4の上下方向の寸法に対する割合は、図7に示されているものに限定されるものでは無く、吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能や、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、ノズル3の数及び位置を考慮して適宜設定すればよい。また、図7において空気7の通風方向に沿って備える水抑制部5a、および水抑制部5bは一カ所のみの構成であるが、空気7の通風方向に沿って複数個配置しても良い。
(実施の形態2の効果)
水抑制部5を空気7の通風方向に対して垂直方向に間欠的に複数設けることで水抑制部5の風下側部分45に加湿水1を供給し易くなるため、水抑制部5の風上側部分44への加湿水1の過剰供給を抑えることができ、風上側部分44での過剰分の加湿水1を水抑制部5の風下側部分45にも加湿水1を供給することができる。よって、水抑制部5の風下側部分45にも加湿水1を供給することができるため、本実施の形態に係る加湿装置9は、水抑制部5の風上側部分44でのスケール析出を抑えつつ実施の形態1に係る加湿装置よりも高い加湿性能が得られる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る加湿装置9の吸水性加湿材4を側面から見た図である。図8では、水抑制部5は、吸水性加湿材4の加湿水1が供給される場所の風下側に空気7の通風方向に対し垂直方向に間欠して2箇所に設けられ、上側に配置されている水抑制部5aは、上端42に対し下端43が風下側に位置して斜めに配置され、下側に配置されている水抑制部5bは、間欠部分52を挟んで水抑制部5aと通風方向の垂直方向に対称に配置されている。つまり、風上側に対して間隔の広い側を向け、風下側に間隔の狭い側を向けたハの字形状に水抑制部5を設けている。即ち、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54よりも風上側に構成される。加湿装置9のその他の構成は図1と同じである。
なお、水抑制部5a及び水抑制部5bは、配置される角度及び空気7の通風方向の相対的な位置について、同一である必要はなく、吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能や、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、ノズル3の数及び位置を考慮して適宜設定すればよい。また、図8において空気7の通風方向に沿って備える水抑制部5a、および水抑制部5bは一カ所のみの構成であるが、空気7の通風方向に沿って複数個配置しても良い。
(実施の形態3の効果)
上記のように、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54よりも風上側に構成した上で、上側の水抑制部5aの下端が上端に対し風下側に位置して設けることで、水抑制部5の風上側部分44の上部の加湿水1の過剰分を風下側部分45流しやすくし、風上側部分44への加湿水1が重力に従って下方向に拡がるとともに風下方向へも広がりやすくなる。また、下側の水抑制部5bの上端が下端に対し風下側に位置して設けられることで、吸水性加湿材4の上端42側に対し加湿水1の含まれる量が少なくなりやすい下端43側の加湿水1が風下側に拡散しすぎないようにし、加湿水1を風上側部分44側に保持しやすくなる。よって、吸水性加湿材4に含まれる加湿水1の分布を実施の形態2よりも適正に調整することができるため、水抑制部5の風上側部分44でのスケール析出を抑えつつ、実施の形態1及び2に係る加湿装置よりも高い加湿性能が得られる。
実施の形態4.
本実施の形態4に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図9は、本発明の実施の形態4に係る加湿装置9の構成図である。
図9に示すように、本実施の形態に係る加湿装置9は、加湿空間へ加湿する加湿水1を貯留する供給部2と、この供給部2から水抑制部5を有する吸水性加湿材4に加湿水1を供給する給水手段であるノズル3と、少なくとも1つ以上立設し、接地電位と同電位である吸水性加湿材4と、吸水性加湿材4の面と所定の距離を有して対向する電極17と、電極17に電圧を印加する電源18と、吸水性加湿材4と電極17との間の空間に空気7を流す送風機8と、吸水性加湿材4からの余剰水を受けるドレンパン6と、で構成したものである。
なお、実際の使用形態においては、これらの供給部2、ノズル3、吸水性加湿材4、電極17、電源18、送風機8、及びドレンパン6は、所定の支持体等によって固定されるものとすればよい。この支持体の構成は、特に限定されるものではなく、加湿装置9の用途に合わせて適宜選択すればよい。また、本実施の形態4に係る電極17は、吸水性加湿材4の面全体と対向している。
図10は、図9の上部から見た構成図である。図11は、図10の部分拡大図であり、イオン風19による加湿のメカニズムを示す原理図である。
図10に示すように、電極17の両面にはそれぞれ導電性の突起部17aが、電極17と対向する吸水性加湿材4の面に対して垂直に形成されている。また、図11に示すように電極17に電圧を印加すると、突起部17aから吸水性加湿材4の面の法線方向へ向かってイオン風19が発生する。そして、そのイオン風19が吸水性加湿材4に衝突することで加湿性能を大幅に向上させることができる。なお、この原理については後述する。
電極17は、吸水性加湿材4との間の空間においてコロナ放電を形成するため、導電性を有することが望ましい。材質として例えば、金属、金属合金、導電性樹脂等が好ましい。また、吸水性を有する多孔質状の金属、導電性樹脂、金属を含むセラミックでもよい。電極17は、電気抵抗が低いものであればよく、汎用性及び加工性の観点から、アルミニウム、銅、ステンレス等が好ましいが、これらに限定されるものではない。また、電極17の大きさについても特に限定されるものではなく、製造する加湿装置9の大きさに合わせて適宜調整すればよい。
図12は、電極17の突起部17aの形状の例を示す概略図である。図12において、上面図の太線は電極17を、側面図の外側の四角形は吸水性加湿材4を、それぞれ表している。
電極17は、吸水性加湿材4との間でコロナ放電が起こりやすい形状であることが望ましく、図12に示すように電極17が突起部17aを有し、その突起部17aが三角形形状(A)、針形状(B)、鋸刃形状(C)等の形状、又は、図13に示すように電極17の内部に導電性のワイヤ線17bが配置されたワイヤ形状が好ましい。図12の上面図は、図9の上側から電極17を見た図であり、図12の側面図は、図8の右側から電極17を見た図である。
なお、三角形形状(A)の電極17は、三角形形状となる突起部17aが行方向、又は/かつ列方向に複数個並んだ形状、若しくは突起部17aを千鳥に配置される。針形状(B)の電極17も同様に行方向、又は/かつ列方向に複数個並んだ形状、若しくは突起部17aを千鳥に配置される。鋸刃形状(C)の電極17は、複数の先端が1枚で形成された金属板を行方向、又は列方向に並べられたものである。
図13は、本実施の形態に示すワイヤ状電極の斜視図である。
ワイヤ形状の電極17は図13に示すように、電極17の内部に等間隔で直径0.1〜1mmのワイヤ線17bが配置されたものである。電極17に対向する吸水性加湿材4を接地させ、電極17に電圧を印加することでワイヤ線17bの周囲の電界強度が高まり、コロナ放電を発生することができる。そのため、吸水性加湿材4の面に対して法線方向に向かってイオン風19を発生することができる。なお、電極17の突起部17aは、電極17と対向する吸水性加湿材4の面に対して垂直方向に形成されていることが望ましいが、送風機8からの通風方向と同じ方向に角度90°未満の一定角度で形成されていてもよい。これで送風機8の通風方向と、イオン風19の方向を近づけることができ、イオン風19で送風機8の空気7の流れの圧力損失を低減することができる。
電源18は、電極17に接続されており、この電極17に(高)電圧を印加し、吸水性加湿材4との空間でコロナ放電させるものである。ここで、電極17から吸水性加湿材4へコロナ放電を行うためには、吸水性加湿材4を接地し、吸水性加湿材4に対向して設けられた電極17に電圧を印加することが望ましい。これは、加湿水1を含んだ吸水性加湿材4に電圧を印加すると電気腐食で吸水性加湿材4を劣化させる可能性があるため、吸水性加湿材4を接地し、吸水性加湿材4に対向して設けられた電極17に電圧を印加することが望ましい。
印加する極性としては、直流電圧でもよく、オゾンの生成量が少ない正極性の電圧を印加する方が望ましい。また、電極17に直流電圧にパルス状電圧を重畳させた重畳パルス状電圧を印加してもよい。この場合、コロナ放電開始電圧以下の直流電圧を印加することで電極17と吸水性加湿材4との間に静電界が形成され、直流電圧にパルス状電圧を重畳することで吸水性加湿材4の面方向にパルス状電圧でイオンが放出され、放出されたイオンは、静電界で加速されたイオン風19を発生する。コロナ放電開始電圧以下の直流電圧の印加で、一定周波数のパルス状電圧を重畳することで、低消費電力、低オゾン生成量でイオン風19を発生させることができ、ひいては加湿を促進することができる。なお、直流電圧入力値、パルス状電圧入力値は、吸水性加湿材4と電極17の突起部17aの先端との距離に応じて決定すれば良い。
また、パルス状電圧の周波数、つまりパルス幅とパルスの周期で定義されるデューティー比は、加湿装置9の仕様に応じて決定すれば良い。
吸水性加湿材4と電極17の突起部17aの先端との距離は、3mm以上であることが望ましい。もし3mm未満である場合、電極17に正極性直流電圧を印加するとグローコロナから直接火花放電になるため、イオン風19が発生せず、吸水性加湿材4の面近傍の飽和空気層を攪拌できない。
(加湿装置9及び空気調和機14の動作)
次に、図9、図10を参照しながら、本実施の形態4に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14の動作について説明する。
供給部2に貯留されている加湿水1はノズル3へ搬送され、加湿水1が搬送されたノズル3は、吸水性加湿材4の上方から、吸水性加湿材4の加湿性能が高い部分である風上側部分44へ向けて加湿水1を滴下することによって、吸水性加湿材4に加湿水1が供給される。吸水性加湿材4は、毛細管力を有すると共に、加湿水1の重力を利用することができる。そのため、加湿水1は、吸水性加湿材4の空隙部10を通じて、吸水性加湿材4に拡散される。また、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54より風上側に構成しても良い。
空気7は送風機8で、図9に示すように吸水性加湿材4の風上側から流れ、吸水性加湿材4の面と平行に吸水性加湿材4と電極17との間の空間を通風される。これで、空気7は吸水性加湿材4の面との気液接触で蒸発し、空間の加湿が行われる。このとき、電源18から電極17に電圧を印加すると、電極17から接地電位と同電位の吸水性加湿材4へコロナ放電が起こる。そして、コロナ放電で電極17から放出された電荷が、空気中の電気親和力が高い物質に付着することによって、イオンが生成される。生成したイオン種は、吸水性加湿材4と電極17とで形成される電界で加速され、対極の吸水性加湿材4の面に対して法線方向へ移動するが、その移動経路中で中性分子との衝突が起こり、イオンや中性分子が吸水性加湿材4の面方向へ移動することで、イオン風19と呼ばれる風が発生する。
図14は、本発明の実施の形態4に係る加湿装置の加湿性能評価結果を表した図である。
図14は、図9に示す加湿装置9において、多孔質の金属で構成され、空気7の通風方向に長さ100mmの吸水性加湿材4と電極17の突起部17aの先端との距離を5mm、電極17の突起部17aの高さを2mmとし、送風機8で吸水性加湿材4と電極17との間の空間に、平均風速2.5m/sにて通風した場合の、空気7の通風方向に対する電極17の設置位置による加湿性能比を調べた結果である。
図14の横軸は電極17へ印加した電圧値と吸水性加湿材4への放電電流との積で示される放電電力、縦軸に示す性能比は、電極17に電圧を印加しない場合の加湿性能を基準とし、放電のジュール熱による蒸発性能を除いたイオン風19の作用による加性能比率を示したものである。なお、本試験では電極17に正極性直流電圧を印加し、吸水性加湿材4を接地した。
吸水性加湿材4に対して、イオン風19を発生させる電極17の位置の違いによる加湿性能を調べた。
なお、電極17の構成は同じであり空気7の通風方向に沿って電極17を風上側に設けた条件を条件201、風下側に電極17を設けた条件を条件202とした。
電極17を風上側に設けた場合と風下側に設けた場合を比較すると、同一の放電電力を入力した場合でも性能比が異なり、電極17を風上側に設けた場合の方が高い性能を出すことができる。これは、式(1)からも示されるように乾いた空気7が流入する領域で吸水性加湿材4の表面近傍の空気層を乱すことで吸水性加湿材4からの物質移動が促進されるため、同一の放電電力でも加湿性能比が異なるものである。この結果から、イオン風19を当てる領域を変えることで加湿性能比を制御することができることが示された。
上記の結果から、空気7の通風方向に対してイオン風19を発生させる電極17、及び突起部17a、ワイヤ線17bをそれぞれ風上側に配置し、必要加湿性能で各々の電極17に電圧を入力することで、各々の領域で吸水性加湿材4に対してイオン風19を当てることが可能であり加湿性能を制御することができる。
電極17は、吸水性加湿材4の全面に対向させて設置しても良いし、風上側部分44にのみ対向させて設置しても良い。電極17に突起部17a又はワイヤ線17bを設ける場合も、吸水性加湿材4の全面にわたって対向して設けても良いし、風上側部分44に対向する部分のみに設けても良い。どちらの場合においても、必要な加湿性能に応じて、電圧を印可する箇所を制御し、イオン風19を当てる領域を風上側部分44だけにする場合や、さらに風下側部分45にもイオン風19を当てる場合を切り替えたり、電圧の印可を止めてイオン風19の発生を無くしたりするなどして、加湿量の増減を制御することができる。
(実施の形態4の効果)
以上の構成のように、本実施の形態4に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14において、空気7の通風方向に対してイオン風19を発生させる電極17、及び突起部17aをそれぞれ風上側から複数個配置し、必要加湿性能で各々の電極17に電圧を入力することで各々の領域で吸水性加湿材4に対してイオン風19を当てることが可能であり加湿性能を制御することができる。また、必要加湿性能に対して、電圧を印加する電極17を変えることで、吸水性加湿材4の最もイオン風19の効果が高い領域だけではなく、吸水性加湿材4の全面にスケールが析出する負荷を分散することができ、吸水性加湿材4の長寿命化を図ることができる。
実施の形態5.
本実施の形態5に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図15は、本発明の実施の形態5に係る加湿装置9の吸水性加湿材4を側面から見た図である。図15では、水抑制部5は、吸水性加湿材4の加湿水1が供給される場所の風下側に空気7の通風方向に対し垂直方向に間欠部分52を挟んで2箇所に設けられている。そして、水抑制部5cは、水抑制部5a、5bの風下側に間隔を隔て千鳥状に配置される。なお、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54の風上側に構成される。加湿装置9のその他の部分の構成は図1と同じである。
水抑制部5a及び水抑制部5bは、配置される位置及び空気7の通風方向の相対的な位置について、間欠部分52との位置関係は同一である必要はない。吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、ノズル3の数、及びノズル3の位置を考慮して適宜設定すればよい。また、水抑制部5a及び水抑制部5bの風下側に備えられた水抑制部5cは、水抑制部5a、水抑制部5bと間隔を隔てて配置され、その位置は図15と同一である必要はない。吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能や、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、ノズル3の数、及びノズル3の位置を考慮して適宜設定すればよい。図15において水抑制部5a、水抑制部5b、及び水抑制部5cは、空気7の通風方向と垂直方向に長手方向を向けて千鳥状に配置されているが、その風下側にさらに水抑制部5a〜5cを複数個千鳥状に備えても良い。また、同様に空気7の通風方向と水平方向に長手方向を向けて水抑制部5a〜5cを複数個千鳥状に備えてもよい。
(実施の形態5の効果)
上記のように、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54の風上側に配置されるように構成した上で、空気7の通風方向と垂直方向に水抑制部5を千鳥状に設けることで水抑制部5が抵抗体となり吸水性加湿材4の風下側部分45へ供給される時間あたりの加湿水1の流れ53が少なくなる。このため、ノズル3を含む供給部2から供給される加湿水1は、加湿性能が高い吸水性加湿材4の風上側部分44への時間当たりの加湿水1の流れが大きくなり、スケール成分の濃縮度を低下することができる。この結果、本実施の形態5に係る加湿装置9は、水抑制部5の風上側部分44でのスケール析出を抑えることができる。
実施の形態6.
本実施の形態6に係る加湿装置9、及び加湿装置9を備えた空気調和機14について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図16は、本発明の実施の形態6に係る加湿装置9の吸水性加湿材4を側面から見た図である。図16では、水抑制部5は、吸水性加湿材4の加湿水1が供給される場所の風下側に空気7の通風方向に対し垂直方向に間欠して2箇所に設けられている。水抑制部5は、下端に対し上端が風下側に位置して斜めに配置されている。なお、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aが、水平方向における水抑制部5の風下端位置54の風上側に構成される。加湿装置9のその他の構成は図1と同じである。
図17は、実施の形態6に係る加湿装置の吸水性加湿材を側面から見た一例の図である。水抑制部5a及び水抑制部5bは、配置される角度及び空気7の通風方向の相対的な位置について、同一である必要はなく、吸水性加湿材4のサイズ、強度、加湿水1を保持する性能、加湿水1を拡散させる性能や、加湿水1を吸水性加湿材4へ供給する量、ノズル3の数、及びノズル3の位置を考慮して適宜設定すればよい。また、図16において空気7の通風方向に沿って備える水抑制部5a、及び水抑制部5bは1カ所のみの構成であるが、空気7の通風方向に沿って複数個配置しても良い。また、図17に示すように、図16と比較して吸水性加湿材4に対するノズル3を含む供給部2の位置が変化させることが可能である。例えば、空気7の通風方向の垂直方向に対して、複数の水抑制部5a〜5dから構成される水抑制ユニット56のうちの各水抑制部5の水平方向における風下端位置54は、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aより風上側に設けてもよい。
(実施の形態6の効果)
式(1)、式(2)から加湿性能の吸水性加湿材4の空気7の通風方向に対する面分布を考察すると吸水性加湿材4の風上側部分44での加湿性能が最も高い。また、前記の加湿性能の面分布を考慮し、さらに吸水性加湿材4の上端42から下端43までのスケール成分の濃度の面分布を考慮すると、ノズル3を含む供給部2を吸水性加湿材4の上端42の外部から加湿水1を供給するため、スケール成分の濃度は上端42の方が低く、下端43になるに従いスケール成分の濃度は高くなる。このため、吸水性加湿材4の風上側部分44の下部が最もスケール成分濃度が高くなり、この部分での析出が最も多くなると考えられる。このため、上記のように、水平方向におけるノズル3を含む供給部2の風下端位置3aを、水平方向における複数の水抑制部5から構成される水抑制ユニット56の風下端位置54の風上側に構成した上で、水抑制部5の下端に対し上端が風下側に位置して斜めに配置することで、ノズル3を含む供給部2から供給された加湿水1は、吸水性加湿材4の風上側部分44の下部へ誘導することができる。そのため、吸水性加湿材4の風上側部分44の下部でのスケール成分の濃縮を低下することができる。この結果、本実施の形態6に係る加湿装置9は、スケール析出が最も多い水抑制ユニット56の風上側部分44の下部でのスケール析出を抑えることができる。
1 加湿水、2 供給部、3 ノズル、3a 風下端位置、4 吸水性加湿材、5 水抑制部、5a 水抑制部、5b 水抑制部、5c 水抑制部、5d 水抑制部、6 ドレンパン、7 空気、8 送風機、9 加湿装置、10 空隙部、11 胴部、12 フィルタ、13 熱交換器、14 空気調和機、17 電極、17a 突起部、17b ワイヤ線、18 電源、19 イオン風、20 配水管、40 風上側端部、41 風下側端部、42 (吸水性加湿材4の)上端、43 (吸水性加湿材4の)下端、44 風上側部分、45 風下側部分、50 通水部、51 通水部、52 間欠部分、53 水の流れ、54 (水抑制部5)の風下端位置、55 吸水体、56 水抑制ユニット、60 排水口。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つ以上の吸水性加湿材と、
    前記吸水性加湿材の上端風上側にある給水部位へ外部から加湿水を供給する給水手段と、
    前記吸水性加湿材に沿って通風させる送風機と、を備えた加湿装置において、
    前記吸水性加湿材は、
    前記給水手段が供給した前記加湿水が前記給水部位よりも風下側へ向かうことを抑制する水抑制ユニットを備える、加湿装置。
  2. 前記給水手段には、前記吸水性加湿材の上側に接して吸水体を設けた、請求項に記載の加湿装置。
  3. 前記水抑制ユニットは、単数、または複数個の水抑制部から構成される、請求項1又は2に記載の加湿装置。
  4. 前記水抑制部は、
    前記吸水性加湿材の一部に設けられたスリットである、請求項に記載の加湿装置。
  5. 前記水抑制部は、
    前記吸水性加湿材の一部に設けた切り込みである、請求項に記載の加湿装置。
  6. 前記水抑制部は、
    前記吸水性加湿材の一部を圧縮して形成された、請求項に記載の加湿装置。
  7. 前記水抑制部は、
    前記吸水性加湿材の複数枚を固定するスペンサである、請求項に記載の加湿装置。
  8. 前記水抑制部は、
    前記吸水性加湿材の上端及び下端から離して設けられた、請求項の何れか1項に記載の加湿装置。
  9. 前記水抑制部は、
    前記送風機による通風方向に対し垂直方向に間隔を持って複数設けられた、請求項の何れか1項に記載の加湿装置。
  10. 前記水抑制部は、
    略長方形であり、前記送風機による通風方向に対し垂直方向に並んで同一形状で2箇所に設けられ、
    前記給水手段に近い側の前記水抑制部は、
    前記給水手段に近い側の端部に対し他方の端部が風下側に位置するよう斜めに配置され、
    前記給水手段から遠い側の前記水抑制部は、
    前記給水手段に近い側の端部に対し他方の端部が風上側に位置して斜めに配置された請求項の何れか1項に記載の加湿装置。
  11. 前記水抑制部は、
    前記送風機による通風方向に千鳥状に設けられる、請求項10の何れか1項に記載の加湿装置。
  12. 前記水抑制部は、
    前記給水手段に近い側の端部に対し他方の端部が風上側に位置して斜めに配置される、請求項の何れか1項に記載の加湿装置。
  13. 前記吸水性加湿材に対向して設置された導電性の電極と、
    前記電極に電圧を印加する電源と、を備え、
    前記吸水性加湿材は、
    前記電極の対向電極としての機能を有し、
    前記電極は、
    電圧を印加されることで前記電極から前記吸水性加湿材へ向かうイオン風を発生させる、請求項1〜12の何れか1項に記載の加湿装置。
  14. 前記電極は、
    風上側の部位に限定して電圧が印可され、前記吸水性加湿材の風上側部分に限定してイオン風を発生させる、請求項13に記載の加湿装置。
  15. 前記電極は、
    風上側の部位に少なくとも1つ以上の導電性の突起部を有し、
    前記突起部は、
    前記電極と対向する前記吸水性加湿材の面に対して垂直方向に形成されている、又は、前記送風機からの通風方向と同じ方向に角度90°未満の一定角度で形成されている、請求項13又は14に記載の加湿装置。
  16. 請求項1〜15の何れか1項に記載の加湿装置を備えた空気調和機。
JP2016528040A 2014-12-18 2015-12-16 加湿装置、及び加湿装置を備えた空気調和機 Active JP6076544B2 (ja)

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