JP6075027B2 - 共振器装置および信号処理装置 - Google Patents

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この発明は、誘電体同軸共振器を基板上に設けてフィルタ回路や発振回路などを構成した共振器装置と、共振器装置を筐体内に収容している信号処理装置と、に関するものである。
誘電体同軸共振器を基板上に設けてフィルタ回路や発振回路などを構成したモジュール構造の共振器装置が従来から利用されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。共振器装置は、無線通信システムの基地局などの信号処理装置で利用される場合、数W(ワット)から数十Wの大電力が印加されることがある。共振器装置に大電力が印加されると、誘電体同軸共振器には大きな発熱が生じ、誘電体同軸共振器の周囲での電極やはんだの劣化、誘電体ブロックの破損、誘電体同軸共振器におけるQ値の低下などが発生することがある。
そこで、特許文献1では、誘電体同軸共振器が有する貫通孔に内導体を充填し、誘電体同軸共振器の放熱性を高めた構成が記載されている。また、特許文献2では、誘電体同軸共振器が有する貫通孔に水冷用のチューブを設け、誘電体同軸共振器の放熱性を高めた構成が記載されている。また、特許文献3では、放熱用フィンが設けられたカバーを誘電体同軸共振器に取り付け、誘電体同軸共振器の放熱性を高めた構成が記載されている。
特開平05−90811号公報 実開平06−62608号公報 実開2008−211309号公報
特許文献1の構成では、誘電体同軸共振器自体の放熱性を高めることができても、誘電体同軸共振器が搭載される基板の熱伝導性が低いと十分な放熱ができず、発熱に伴う問題を回避することができなかった。特に、熱伝導性が低いPCB基板に誘電体同軸共振器が搭載される場合には、PCB基板を介した熱伝達が非常に小さく、誘電体同軸共振器からの放熱を行うことが難しかった。
特許文献2の構成では、水冷用の追加部品が必要となり、コストの低減や小型化、実装容易化などが難しかった。
特許文献3の構成では、誘電体同軸共振器の周辺での換気が十分でなければ、誘電体同軸共振器の周辺気温が高くなってしまうため、放熱用フィンによる高い放熱性を維持することが難しかった。また、放熱用フィンを設けたカバーの分だけ、共振器装置の製造コストや、サイズ、重量が増大してしまい、その上、カバーと誘電体同軸共振器との接合状態に応じて、誘電体同軸共振器の高周波特性(例えば減衰特性)の変動が生じてしまうという問題があった。
また、共振器装置においては、誘電体同軸共振器同士の結合や、誘電体同軸共振器と入出力端子との結合を実現するために、実装基板上にキャパシタやインダクタなどの結合素子(結合部材)が実装されることがある。この場合、共振器装置に数W(ワット)から数十Wの電力が印加されることで、誘電体同軸共振器だけでなく結合素子においても発熱が大きくなる。そのため、引用文献1〜3のような構成で誘電体同軸共振器の放熱性を改善できたとしても、結合素子における放熱性を改善することはできず、結合素子の周囲での電極やはんだの劣化、結合素子の破損などが発生することがあった。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で誘電体同軸共振器と結合素子(結合部材)からの放熱性を高めることができ、信頼性を高めた共振器装置および信号処理装置を提供することにある。
この発明の信号処理装置は、周波数回路を筐体に収容しており、基板と、誘電体同軸共振器と、結合部材と、接続端子と、筐体と、を備えている。また、この発明の共振器装置は、基板と、誘電体同軸共振器と、結合部材と、接続端子と、を備えている。または、この発明の共振器装置は、基板と、誘電体同軸共振器と、結合部材と、接続端子と、筐体と、を備えている。誘電体同軸共振器は、信号処理装置における周波数回路の構成素子であり、誘電体ブロックの正面を除く外面に外導体を設け、前記誘電体ブロックの貫通孔に内導体を設けてなる。結合部材は、誘電体同軸共振器の内導体に接続されるインピーダンス素子を構成している。基板は、誘電体同軸共振器および結合部材を天面に搭載している。接続端子は、誘電体ブロックの貫通孔に挿入されており、第一端が誘電体ブロックの正面側に突出して結合部材と接しており、第二端が誘電体ブロックの背面側に突出して筐体と接しており、基板よりも高い熱伝導性を有している。
以上の構成では、筐体に接する接続端子を介して、誘電体同軸共振器および結合部材から筐体への熱伝達がおこり、誘電体同軸共振器および結合部材の放熱性を高めることができる。筐体に接触させる接続端子の第二端は、外導体が設けられている誘電体ブロックの背面から突出しているので、接続端子を筐体に接触させても、誘電体同軸共振器の特性劣化が殆ど生じない。
上述の接続端子は棒状に構成されていると好適である。これにより、接続端子の第一端から第二端への熱伝導性が向上し、放熱性をより高めることができる。
上述の信号処理装置および共振器装置は、流動性と、共振器装置の基板よりも高い熱伝導性とを有する緩衝材を備え、接続端子の第二端が、緩衝材に覆われていると好適である。これにより、共振器装置や接続端子の取り付け位置にばらつきがあったり、接触面における平坦度が低くても、接続端子と筐体とが緩衝材を介して確実に接触することになり、接続端子と筐体との間での熱伝達効率を高められる。
上述の接続端子の第二端は、誘電体ブロックの背面側に直進してもよく、誘電体ブロックの底面側に屈曲してもよく、誘電体ブロックの天面側に屈曲してもよい。誘電体ブロックの背面側や天面側に位置する筐体の外装板は、共振器装置からの熱伝達経路が長いために、誘電体ブロックの底面側に位置する筐体の外装板よりも低温になりやすい。したがって、それらの外装板に接続端子の第二端が接触するように構成することにより、放熱性をより高められる。一方、誘電体ブロックの底面側に位置する筐体の外装板に、接続端子が接触するように構成すれば、共振器装置の筐体内での配置制約が緩くなり、設計自由度が向上する。
上述の信号処理装置および共振器装置は、複数の誘電体同軸共振器と、誘電体同軸共振器それぞれに取り付けられている複数の接続端子と、を備え、複数の接続端子のうちの、少なくとも一つを除いて、接続端子の第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出して前記筐体と接していると好適である。
例えば、中間に配置される誘電体同軸共振器には熱がこもり易く、その誘電体同軸共振器に取り付けられている接続端子を背面側に突出させて伝熱を図ることにより、効果的な放熱を図ることができる。また、回路構成によっては、結合部材で構成される特定のインピーダンス素子のみが高温になることがあるために、そのインピーダンス素子に接続される接続端子を誘電体同軸共振器の背面側に突出させて伝熱を図ることでも、効果的な放熱を図ることができる。
上述の誘電体同軸共振器は、底面の一部領域が基板から露出しており、筐体から内部空間に突出する突起部が、基板から露出する誘電体同軸共振器の底面に接するように設けられていると好適である。この構成では、誘電体同軸共振器の外導体に筐体の突起部が直接接触することになるので、誘電体同軸共振器から筐体への突起部を介した直接の熱伝達がおこり、誘電体同軸共振器からの放熱性をさらに高めることができる。
この発明によれば、誘電体同軸共振器と結合部材との間を電気的に接続する接続端子が、誘電体同軸共振器の貫通孔から背面側に突出して筐体に接するので、接続端子を介して、誘電体同軸共振器および結合部材から筐体への熱伝達がおこり、放熱性を高めることができる。その場合であっても、筐体に接触させる接続端子の第二端は、外導体が設けられている誘電体ブロックの背面から突出しているので、誘電体同軸共振器の特性変動が殆ど生じない。したがって、簡易な構成で、共振器装置や信号処理装置の信頼性を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る共振器装置を示す分解斜視図および平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る共振器装置を示す等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る共振器装置を示す平面図および信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。 特定の回路構成例におけるインピーダンス素子の発熱量について説明する図である。 本発明の第7の実施形態に係る共振器装置を示す平面図および信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る信号処理装置の要部を示す断面図である。 本発明の第9の実施形態に係る共振器装置を示す平面図および信号処理装置の要部を示す断面図である。
以下、本発明に係る信号処理装置を、携帯通信システムで利用される基地局や中継局とし、本発明に係る共振器装置を、基地局や中継局の周波数回路に利用される共振器装置とする例を説明する。なお、本発明に係る信号処理装置は、基地局や中継局の他、携帯通信端末や、携帯通信システム以外で利用される信号処理装置であってもよい。
《第1の実施形態》
図1(A)は、第1の実施形態に係る共振器装置を示す分解斜視図である。図1(B)は、第1の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。
第1の実施形態に係る共振器装置1は、複数の誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子3A,3B,3Cと、結合部材4と、PCB基板5とを備えている。
誘電体同軸共振器2A〜2Cは、それぞれ、誘電体ブロック21と、外導体22と、内導体23とを備えている。誘電体ブロック21は、誘電体材料からなり、正面と背面と天面と底面と右側面と左側面とを有する六面体であって、正面と背面とに開口する貫通孔24が設けられている。より具体的には、誘電体ブロック21は、LTCC(低温同時焼結セラミックス)からなり、正面および背面が正方形状であり、正面と背面との間を長手とする長方体である。外導体22は、誘電体ブロック21の外面のうち、正面を除く五面それぞれの全面に設けられている。内導体23は、貫通孔24の内面に設けられている。誘電体同軸共振器2A〜2Cは、誘電体同軸共振器2Aと誘電体同軸共振器2Bとの間に誘電体同軸共振器2Cが挟まれるように配列されている。
ここでは、誘電体ブロック21の正面には外導体22を設けずに背面に外導体22を設けて、内導体23を、外導体22に対して一端短絡、且つ、一端開放としている。これにより、誘電体同軸共振器2A〜2Cは、1/4波長共振器として構成されている。
接続端子3Aは、誘電体同軸共振器2Aに取り付けられている。接続端子3Bは、誘電体同軸共振器2Bに取り付けられている。接続端子3Cは、誘電体同軸共振器2Cに取り付けられている。接続端子3A〜3Cは、銅やアルミなどの素材からなり、それぞれ、断面形状が円形の棒状であり、誘電体ブロック21の貫通孔24に挿入され、貫通孔24の内部に設けられている内導体23にはんだ付けされている。接続端子3A〜3Cは、第一端31と第二端32とを有しており、第一端31は、貫通孔24から誘電体ブロック21の正面側に突出し、第二端32は、貫通孔24から誘電体ブロック21の背面側に突出している。
結合部材4は、誘電体板41と、天面電極42A,42B,42Cと、底面電極43A,43Bと、を備えている。誘電体板41は、LTCCやガラスエポキシなどからなり、天面および底面が長方形状の平板である。天面電極42A〜42Cは、誘電体板41の天面に長手方向に並べて配置されており、天面電極42Aと天面電極42Bとの間に天面電極42Cが挟まれている。天面電極42Aは、接続端子3Aがはんだ付けなどの接合法を用いて取り付けられている。天面電極42Bは、接続端子3Bがはんだ付けなどの接合法を用いて取り付けられている。天面電極42Cは、接続端子3Cがはんだ付けなどの接合法を用いて取り付けられている。
底面電極43A,43Bは、誘電体板41の底面に設けられている。底面電極43Aと天面電極42Aとは、互いの一部領域同士が誘電体板41を介して対向するように設けられている。また、底面電極43Bと天面電極42Bとは、互いの一部領域同士が誘電体板41を介して対向するように設けられている。このため、底面電極43A,43Bと天面電極42A,42Bとは、容量結合している。
PCB基板5は、板部51と、接続電極52A,52Bと、接地電極53と、を備えている。板部51は、ガラスエポキシなどからなる概略正方形状の平板である。接続電極52Aは、板部51の天面から左側面を経由して底面に至るように設けられている。接続電極52Bは、板部51の上面から右側面を経由して下面に至るように設けられている。接地電極53は、板部51の天面から背面を経由して底面に至るように設けられている。
接続電極52A,52Bの天面側には、結合部材4が取り付けられている。そして、接続電極52Aは、結合部材4の底面電極43Aがはんだ付けなどの接合法を用いて接合されている。接続電極52Bは、結合部材4の底面電極43Bがはんだ付けなどの接合法を用いて接合されている。接地電極53の天面側には、誘電体同軸共振器2A〜2Cが取り付けられており、誘電体同軸共振器2A〜2Cの外導体22がはんだ付けなどの接合法を用いて接合されている。なお、図示していないが接地電極53は、板部51の底面側では結合部材4および誘電体同軸共振器2A〜2Cに対向するような形状で設けられている。
そして、誘電体同軸共振器2A〜2Cは、背面側の端部がPCB基板5から背面方向に突出するように配置されている。即ち、共振器装置1を底面側から視て、誘電体同軸共振器2A〜2Cの背面側の端部が、PCB基板5から露出している。
図2は、共振器装置1の等価回路図である。
誘電体同軸共振器2Aは、入出力段の1/4波長共振器を構成しており、接続電極52Aが構成する外部接続端子と、静電容量Ceを介して開放端が結合している。また、誘電体同軸共振器2Bも、入出力段の1/4波長共振器を構成しており、接続電極52Bが構成する外部接続端子と、静電容量Ceを介して開放端が結合している。静電容量Ceは、結合部材4において、天面電極42A,42Bと底面電極43A,43Bとが誘電体板41を介して対向することにより構成されている。
誘電体同軸共振器2A,2Bが構成する入出力段の1/4波長共振器と、誘電体同軸共振器2Cが構成する中間段の1/4波長共振器とは、開放端同士が静電容量Ckを介して結合している。静電容量Ckは、結合部材4において、天面電極42A,42Bと天面電極42Cとが隣り合うことにより構成されている。
誘電体同軸共振器2A〜2Cが構成する1/4波長共振器それぞれの開放端は、静電容量Csを介して接地されている。静電容量Csは、結合部材4において、天面電極42A〜42Cが、誘電体板41およびPCB基板5を介して、PCB基板5の底面に形成されている接地電極53と対向することにより構成されている。
このように、結合部材4は、各誘電体同軸共振器2A〜2Cに電気的に接続されるインピーダンス素子として、静電容量Ce,Ck,Csを構成している。そして、共振器装置1は、互いに容量結合する3段の1/4波長共振器と、入出力段の共振器に容量結合する外部接続端子と、からなり、帯域通過型のフィルタ回路(BPF回路)を構成している。なお、共振器装置1は、誘電体同軸共振器を備えて構成されるならば、別の回路構成であってもよい。例えば、異なる段数の共振器を備えても良い。また、帯域阻止フィルタ(BEF)や、高域通過フィルタ(HPF)、低域通過フィルタ(LPF)、発振回路などであってもよい。
図3は、第1の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
信号処理装置11は、前述の共振器装置1と、実装基板12と、筐体13と、を備えている。実装基板12は、平板状であり、天面に共振器装置1を含む複数の素子やモジュールを実装して通信回路を構成するものである。筐体13は、全体像については図示していないが内部空間を有する箱型のアルミ筐体であり、共振器装置1を実装する実装基板12や、図示していない電源モジュールなど、多種のモジュールを内部に収容するものである。なお、筐体13は、共振器装置1のPCB基板5よりも熱伝導率の高い素材で構成されていると好適である。
筐体13は、底面側外装板14と、突起部15と、背面側外装板16と、を備えている。底面側外装板14は、平板状であり、共振器装置1の底面側に位置し、筐体13の一面を構成している。背面側外装板16は、平板状であり、共振器装置1の背面側に位置し、筐体13の一面を構成している。底面側外装板14と背面側外装板16とは、それぞれ、筐体13の内部空間と外部空間とに面している。突起部15は、底面側外装板14から筐体13の内部空間に突起している。
共振器装置1は、実装基板12の天面の端に配置した状態で、実装基板12に実装されている。誘電体同軸共振器2A〜2Cに重なるPCB基板5の背面側の側面と、実装基板12の背面側の側面とは面一になるように位置合わせされている。したがって、共振器装置1を実装している状態の実装基板12を底面側から視ると、実装基板12から誘電体同軸共振器2A〜2Cが露出している。
そして、実装基板12は、図示しないボルトやナットなどを用いて、筐体13の底面側外装板14に取り付けられている。この状態で、共振器装置1の接続端子3A〜3Cの第二端32は、背面側外装板16に接触するように構成されている。即ち、接続端子3A〜3Cの第二端32は、実装基板12を底面側外装板14に取り付けた状態で、背面側外装板16に接触するように、誘電体同軸共振器2A〜2Cからの突出長さが設定されている。したがって、PCB基板5よりも熱伝導率の高い素材である銅やアルミなどで構成されている接続端子3A〜3Cを介した熱伝達により、誘電体同軸共振器2A〜2Cおよび結合部材4から筐体13への放熱が行われる。
また、実装基板12が底面側外装板14に取り付けられている状態で、共振器装置1における誘電体同軸共振器2A〜2Cの底面に突起部15が接触するように、突起部15は設けられている。即ち、突起部15は、実装基板12を底面側外装板14に取り付けた状態で、誘電体同軸共振器2A〜2Cの底面に接触するように、その位置と突起高さとが設定されている。したがって、PCB基板5よりも熱伝導率の高い素材であるアルミなどで構成されている突起部15を介した熱伝達により、誘電体同軸共振器2A〜2Cから筐体13への放熱が行われる。
このような構成の信号処理装置11は、共振器装置1に数W(ワット)から数十Wほどの高い電力が印加されても、熱伝導性の良好な接続端子3A〜3Cおよび突起部15を介した熱伝達によって、結合部材4および誘電体同軸共振器2A〜2Cから筐体13への放熱が行われる。筐体13は、熱容量および表面積が大きく、且つ、外気に接しているため、放熱性が極めて高く、結合部材4および誘電体同軸共振器2A〜2Cは高温になりにくい。したがって、このような構成の信号処理装置11によれば、誘電体同軸共振器2A〜2Cにおける熱による損壊の発生やQ値の低下、結合部材4における熱による損壊などが起こり難くなり、信号処理装置11および共振器装置1の信頼性や性能安定性が向上することになる。
また、ここでは接続端子3A〜3Cおよび突起部15は、導電性を有する材料で構成しており、接続端子3A〜3Cおよび突起部15を直接、誘電体同軸共振器2A〜2Cの外導体22に接触させているため、筐体13が信号処理装置11のアースとして機能する場合には、接続端子3A〜3Cおよび突起部15を介して外導体22が接地される。これにより、誘電体同軸共振器2A〜2Cにおける外導体22のアース性が向上し、減衰量の増加などの特性改善も実現することができる。ただし、誘電体同軸共振器2A〜2Cの放熱性の改善という観点からは、接続端子3A〜3Cや突起部15を介した導通は必ずしも必要では無いため、接続端子3A〜3Cと外導体22との接触面や、突起部15と外導体22との接触面には、不導体膜などが形成されていてもよい。
また、共振器装置1および信号処理装置11は、上述の具体的構成に限らず、特許請求の範囲に記載した構成の範囲内で、別の具体的構成であってもよい。例えば、共振器装置1のみを囲うケースを設け、そのケースに、誘電体同軸共振器2A〜2Cの底面を露出させる開口部と、接続端子3A〜3Cを通過させる開口部とを設けるようにしてもよい。また、共振器装置1のみを囲うケースに、接続端子3A〜3Cの第二端を接触させるように構成してもよく、また、そのケースに、誘電体同軸共振器2A〜2Cの底面に接触する突起部を設けるように構成してもよい。
≪第2の実施形態≫
図4(A)は、第2の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。図4(B)は、第2の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第2の実施形態に係る共振器装置61は、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子3A,3B,3Cと、結合部材4と、PCB基板62とを備えている。PCB基板62は、板部63と、接続電極52A,52Bと、接地電極53と、を備えている。第2の実施形態に係る信号処理装置64は、共振器装置61と、実装基板12と、筐体65とを備えている。誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子3A,3B,3Cと、結合部材4と、接続電極52A,52Bと、接地電極53と、実装基板12とは、第1の実施形態で示した構成と同様のものである。
筐体65は、第1の実施形態で示した構成と同様の底面側外装板14と背面側外装板16とを備えているが、突起部の構成を省いたものである。また、板部63は、誘電体同軸共振器2A〜2Cが底面側に露出しないように、第1の実施形態よりも背面側に寸法を伸長して構成されたものである。この板部63に対して、誘電体同軸共振器2A〜2Cは、正面側の端部から背面側の端部まで全体が板部63に重なるように配置されている。
本実施形態の信号処理装置64においては、共振器装置61から筐体65への直接的な熱伝達を、接続端子3A〜3Cのみにより実現している。このように、本発明に係る信号処理装置および共振器装置は突起部を省いて構成してもよい。
≪第3の実施形態≫
図5は、第3の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第3の実施形態に係る信号処理装置71は、第2の実施形態で説明した共振器装置61と筐体65とに加えて、緩衝材72を備えている。緩衝材72は、接続端子3A〜3Cの第二端32と、背面側外装板16との接触面に配置されて、接続端子3A〜3Cと背面側外装板16とを確実に接触させるものである。緩衝材72としては、例えば、シリコングリスなどのような、PCB基板62よりも良好な熱伝導性と、高い流動性とを有する材料のものを採用することが望ましい。このような緩衝材72を設けることにより、信号処理装置71において、結合部材4および誘電体同軸共振器2A〜2Cから筐体65への熱伝達効率をさらに高めることができる。
なお、緩衝材72は、第2の実施形態で示した構成だけでなく、第1の実施形態で示した構成に追加して設けても良い。どのような構成であっても、緩衝材を接続端子と筐体との接触面に設けることにより、より確実な接触と、熱伝達効率の改善とを図ることができる。
また、緩衝材72は、導電性を有していても、導電性を有していなくてもよいが、導電性を有している場合には、誘電体同軸共振器におけるアース性能の改善を図ることができる。
≪第4の実施形態≫
図6は、第4の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第4の実施形態に係る信号処理装置81は、共振器装置82と、実装基板12と、筐体65と、を備えている。共振器装置82は、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子83A〜83Cと、結合部材4と、PCB基板62とを備えている。実装基板12と、筐体65と、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、結合部材4と、PCB基板62とは、第2の実施形態で示した構成と同様なものである。
接続端子83A〜83Cは、第一端84と第二端85とを有しており、第一端84は、誘電体同軸共振器2A〜2Cの正面側に突出し、第二端85は、誘電体同軸共振器2A〜2Cの背面側に突出して、底面側に屈曲している。そして、接続端子83A〜83Cの第二端85が底面側外装板14に接触するように、共振器装置82は実装基板12に実装され、実装基板12は筐体65の底面側外装板14に取り付けられている。したがって、接続端子83A〜83Cを介した熱伝達により、誘電体同軸共振器2A〜2Cおよび結合部材4から筐体65への放熱が行われている。
なお、接続端子83A〜83Cが接触している底面側外装板14は、共振器装置82が取り付けられるために、背面側外装板16よりも高温になり易く、放熱性の観点からは、第1〜第3の実施形態のように、接続端子を背面側外装板16に接触させるほうが好ましい。しかしながら、接続端子を背面側外装板16に接触させる場合には、共振器装置を背面側外装板16に近接させる必要があるが、本実施形態のように、接続端子を底面側外装板14に接触させる場合には、そのような配置制約が無いため、高い設計自由度を実現することができる。
≪第5の実施形態≫
図7は、第5の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第5の実施形態に係る信号処理装置91は、共振器装置92と、実装基板12と、筐体96と、を備えている。共振器装置92は、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子93A,93B,93Cと、結合部材4と、PCB基板62とを備えている。筐体96は、底面側外装板14と、天面側外装板97と、を備えている。実装基板12と、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、結合部材4と、PCB基板62と、底面側外装板14とは、第2の実施形態で示した構成と同様なものである。
接続端子93A〜93Cは、第一端94と第二端95とを有しており、第一端94は、誘電体同軸共振器2A〜2Cの正面側に突出し、第二端95は、誘電体同軸共振器2A〜2Cの背面側に突出して、天面側に屈曲している。そして、接続端子93A〜93Cの第二端95が天面側外装板97に接触するように、共振器装置92は実装基板12の天面に実装され、実装基板12は筐体96の底面側外装板14に取り付けられている。したがって、接続端子93A〜93Cを介した熱伝達により、誘電体同軸共振器2A〜2Cおよび結合部材4から筐体96への放熱が行われている。
なお、接続端子93A〜93Cが接触している天面側外装板97は、共振器装置82からの熱伝導の経路が長いため高温になり難く、放熱性の観点からは、第1〜第4の実施形態のように、背面側外装板16や底面側外装板14に接続端子を接触させるよりも、本実施形態の方が好ましい。
≪第6の実施形態≫
図8は、第6の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。
第6の実施形態に係る共振器装置101は、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子103A,103B,3Cと、結合部材4と、PCB基板62とを備えている。接続端子103A,103Bは、接続端子3Cと同様に、誘電体同軸共振器2A,2Bの正面側に第一端が突出しているが、接続端子3Cとは異なり、誘電体同軸共振器2A,2Bの背面側には、第二端が突出していない。即ち、接続端子103A,103Bは、従来と同様の構成のものであり、接続端子3Cのみが、本発明の熱伝達用途に利用される構造のものである。
誘電体同軸共振器2A,2B,2Cそれぞれの発熱量が等しい場合、外側に位置する誘電体同軸共振器2A,2Bから周辺大気への放熱量に比べて、中間に位置する誘電体同軸共振器2Cから周辺大気への放熱量は小さく、誘電体同軸共振器2Cは熱がこもり易い。そこで、本実施形態においては、中間に位置する誘電体同軸共振器2Cのみに、本発明の構造の接続端子3Cを取り付けて、熱がこもり易い誘電体同軸共振器2Cからの放熱性を改善している。
なお、共振器装置の回路構成によっては、各誘電体同軸共振器に接続されるインピーダンス素子における発熱量に相違が生じる。即ち、結合部材4の部位によって発熱量が相違する。そこで、発熱量の大きいインピーダンス素子に接続される接続端子のみ、本発明の構造としてもよい。
図9は、共振器装置の回路構成例と、インピーダンス素子ごとの発熱量の関係を示す図である。図9(A)に示す回路構成では、5つの誘電体同軸共振器109A〜109Eと、7つのキャパシタンスC1〜C7とを設けている。この回路構成においては、図9(B)に示すように、キャパシタンスC1〜C7それぞれにおける発熱量は互いに相違し、キャパシタンスC7における発熱量が最も大きくなることがある。そのような場合には、キャパシタンスC7に接続される誘電体同軸共振器109Eの貫通孔に取り付けられる接続端子を、本発明の構造、即ち、誘電体同軸共振器109Eの背面側に第二端が突出して筐体に接触する構造とすることにより、結合部材からの効果的な放熱を実現することが可能になる。
≪第7の実施形態≫
図10(A)は、第7の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。図10(B)は、第7の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第7の実施形態に係る共振器装置111は、誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子3A,3B,3Cと、結合部材4と、PCB基板112とを備えている。信号処理装置115は、共振器装置111と、実装基板116と、筐体13と、を備えている。誘電体同軸共振器2A,2B,2Cと、接続端子3A,3B,3Cと、結合部材4と、筐体13と、は第1の実施形態で示した構成と同様のものである。
PCB基板112は、天面および底面に開口する孔状の開口部114を備えている。開口部114は、誘電体同軸共振器2A〜2Cの下面の一部領域をPCB基板112から露出させるものである。また、実装基板116も、共振器装置111と同様に、誘電体同軸共振器2A〜2Cの下面の一部領域を実装基板116から露出させる孔状の開口部が形成されている。筐体13は、底面側外装板14から突起する突起部15を備えており、突起部15は、PCB基板112と実装基板116との開口部に挿入され、誘電体同軸共振器2A〜2Cの底面の一部領域に接触している。
このような構成の共振器装置111は、正面−背面間での重心の位置が、PCB基板112上になる。したがって、前述の第1の実施形態のように、矩形のPCB板の端面から誘電体同軸共振器が背面側に突出する構成に比べて、共振器装置111を実装する際のPCB基板112の安定性が高まり、実装作業における作業性がより良好なものになる。また、共振器装置111において、誘電体同軸共振器2A〜2Cの正面側端部だけでなく、背面側端部においてもPCB基板112の接地電極との接触が生じるので、誘電体同軸共振器2A〜2Cの外導体と接地電極との接触面積を稼ぐことができ、接触抵抗が低減する。また、誘電体同軸共振器2A〜2Cの外導体におけるアース電位のばらつきが低減し、より良好なアース性能を実現できる。
≪第8の実施形態≫
図11は、第8の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第8の実施形態に係る信号処理装置121は、第7の実施形態で示した共振器装置111および筐体13に加えて、緩衝材122を備えるものである。緩衝材122は、誘電体同軸共振器2A〜2Cと、突起部15との接触面に配置されて、誘電体同軸共振器2A〜2Cと突起部15とを確実に接触させるものである。緩衝材122としては、例えば、シリコングリスなどのような、PCB基板112よりも良好な熱伝導性と、高い流動性とを有する材料のものを採用することが望ましい。このような緩衝材122を設けることにより、信号処理装置121において、誘電体同軸共振器2A〜2Cから筐体13への熱伝達効率をさらに高めることができる。
≪第9の実施形態≫
図12(A)は、第9の実施形態に係る共振器装置を示す平面図である。図12(B)は、第9の実施形態に係る信号処理装置の要部構成を示す断面図である。
第9の実施形態に係る信号処理装置131は、第7の実施形態で示した共振器装置111および筐体13に加えて、カバー材132を備えるものである。カバー材132は、誘電体同軸共振器2A〜2Cを束ねるように設けられる筒状のアルミ部材である。また、カバー材132は、共振器装置111と、筐体13の突起部15との間に設けられ、突起部15に接触している。
このように、共振器装置111にカバー材132を設ける場合には、誘電体同軸共振器2A〜2Cから周辺雰囲気への放熱を増やすことができ、より良好な放熱性を実現することができる。また、カバー材132により、誘電体同軸共振器2A〜2Cの外導体におけるアース電位のばらつきを低減することができ、アース性能の改善などの効果がある。
なお、カバー材132に突起部15を接触させるため、カバー材132の厚みの分だけ、突起部15の突起高さを低減することができる。このことを換言すれば、突起部15の突起高さが、実装基板の厚みよりも薄い場合に、カバー材132を厚み調整用の部材として設けることで、誘電体同軸共振器2A〜2Cからの突起部15を介した放熱を実現することが可能になる。
1,61,82,92,101,111…共振器装置
2A,2B,2C…誘電体同軸共振器
21…誘電体ブロック
22…外導体
23…内導体
24…貫通孔
3A,3B,3C,83A,83B,83C,93A,93B,93C…接続端子
31,84,94…第一端
32,85,95…第二端
4…結合部材
41…誘電体板
42A,42B,42C…天面電極
43A,43B…底面電極
5,62,112…PCB基板
51,63…板部
52A,52B…接続電極
53…接地電極
11,64,71,81,91,115,121,131…信号処理装置
12,116…実装基板
13,65,96…筐体
14…底面側外装板
15…突起部
16…背面側外装板
72,122…緩衝材
97…天面側外装板
114…開口部
132…カバー材

Claims (17)

  1. 周波数回路を筐体に収容している信号処理装置であって、
    前記周波数回路の構成素子であり、誘電体ブロックの正面を除く外面に外導体を設け、前記誘電体ブロックの貫通孔に内導体を設けてなる誘電体同軸共振器と、
    前記内導体に接続されるインピーダンス素子を構成している結合部材と、
    前記誘電体同軸共振器および前記結合部材を天面に搭載している基板と、
    前記誘電体ブロックの貫通孔に挿入され、第一端が前記誘電体ブロックの正面側に突出して前記結合部材と接しており、第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出して前記筐体と接しており、前記基板よりも高い熱伝導性を有する接続端子と、
    を備える、信号処理装置。
  2. 前記接続端子は棒状に構成されている、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 流動性と、前記基板よりも高い熱伝導性とを有する緩衝材を備え、
    前記接続端子の第二端が、前記緩衝材に覆われている、請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの背面側に直進する、請求項1〜3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの底面側に屈曲する、請求項1〜3のいずれかに記載の信号処理装置。
  6. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの天面側に屈曲する、請求項1〜3のいずれかに記載の信号処理装置。
  7. 複数の前記誘電体同軸共振器と、前記誘電体同軸共振器それぞれに取り付けられている複数の接続端子と、を備え、
    前記複数の接続端子のうちの、少なくとも一つを除いて、接続端子の第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出して前記筐体と接している、請求項1〜6のいずれかに記載の信号処理装置。
  8. 前記誘電体同軸共振器は、底面の一部領域が前記基板から露出しており、
    前記筐体から前記筐体の内部空間に突出する突起部が、前記基板から露出する前記誘電体同軸共振器の底面に接するように設けられている、請求項1〜7のいずれかに記載の信号処理装置。
  9. 誘電体ブロックの正面を除く外面に外導体を設け、前記誘電体ブロックの貫通孔に内導体を設けてなる誘電体同軸共振器と、
    前記内導体に接続されるインピーダンス素子を構成している結合部材と、
    前記誘電体同軸共振器および前記結合部材を天面に搭載している基板と、
    前記誘電体同軸共振器を内部空間に収容する筐体と、
    前記誘電体ブロックの貫通孔に挿入され、第一端が前記誘電体ブロックの正面側に突出して前記結合部材と接しており、第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出して前記筐体と接しており、前記基板よりも高い熱伝導性を有する接続端子と、
    を備える、共振器装置。
  10. 誘電体ブロックの正面を除く外面に外導体を設け、前記誘電体ブロックの貫通孔に内導体を設けてなる誘電体同軸共振器と、
    前記内導体に接続されるインピーダンス素子を構成している結合部材と、
    前記誘電体同軸共振器および前記結合部材を天面に搭載している基板と、
    前記誘電体ブロックの貫通孔に挿入され、第一端が前記誘電体ブロックの正面側に突出して前記結合部材と接しており、第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出しており、前記基板よりも高い熱伝導性を有する接続端子と、
    を備える、共振器装置。
  11. 前記接続端子は棒状に構成されている、請求項9または10に記載の共振器装置。
  12. 流動性と、前記基板よりも高い熱伝導性とを有する緩衝材を備え、
    前記接続端子の第二端が、前記緩衝材に覆われている、請求項9〜11のいずれかに記載の共振器装置。
  13. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの背面側に直進する、請求項9〜12のいずれかに記載の共振器装置。
  14. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの底面側に屈曲する、請求項9〜12のいずれかに記載の共振器装置。
  15. 前記接続端子の第二端が、前記誘電体ブロックの天面側に屈曲する、請求項9〜12のいずれかに記載の共振器装置。
  16. 複数の前記誘電体同軸共振器と、前記誘電体同軸共振器それぞれに取り付けられている複数の接続端子と、を備え、
    前記複数の接続端子のうちの、少なくとも一つを除いて、接続端子の第二端が前記誘電体ブロックの背面側に突出している、請求項9〜15のいずれかに記載の共振器装置。
  17. 前記誘電体同軸共振器は、底面の一部領域が前記基板から露出している、請求項9〜16のいずれかに記載の共振器装置。
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