JP6074939B2 - 発電機 - Google Patents

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Description

本技術は、発電素子の相対位置の変動によって発電する発電機に関する。
発電素子の相対運動によって発電する発電機には、コイルと磁性体の相対運動によって生じる電磁誘導を利用するものや、誘電体と誘電回路の相対運動によって生じる静電誘導を利用するもの等が存在する。
例えば特許文献1には、筒状部材内を移動する永久磁石と、当該筒状部材外に固定されたコイルを有する振動発電機が開示されている。この振動発電機は、振動が加えられるとコイルに対して永久磁石が相対運動し、電磁誘導により発電するものである。
特開2012−80604号公報
ここで、上述のような発電素子の相対運動を利用する発電機においては、可動子(特許文献1でいえば永久磁石)の摩擦抵抗が小さいものが好適である。摩擦抵抗が大きいと可動子の運動速度が低下し、発電量が減少するためである。
また、特許文献1に記載の振動発電機を含め、各種発電機においては強度や価格の面から環境配慮材料ではない材料が利用されてきた。しかしこのような材料を利用した場合、ライフサイクルアセスメント(LCA)の観点からいえば、発電機によって生成するエネルギーから発電機の製造に必要なエネルギーを減産する必要が生じる。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、発電効率に優れる発電機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る発電機は、摺動部材と、第1の発電素子と、第2の発電素子とを具備する。
上記摺動部材は、バイオマス含有材料からなる。
上記第1の発電素子は、上記摺動部材に対して摺動する。
上記第2の発電素子は、上記第1の発電素子に対する相対位置が変動することによって電力を生成する。
ここで、バイオマスとは、生物を利用して得た有用物質(生物資源)のことであり、植物由来の材料も含む概念である。また、バイオマス含有材料とは、バイオマスを原料として含む材料である。バイオマスを原料として含んでいればよく、バイオマス含有材料全体に占めるバイオマスの含有比率の大小は問わない。上記構成によれば、バイオマス含有材料を摺動部材に用いることにより、摺動部材の摩擦係数を低減することができ、第1の発電素子の摺動部材に対する摺動性が向上する。したがって、第1の発電素子と第2の発電素子の相対位置の変動によって生じる電力の発電効率を向上させることが可能である。さらに摺動部材をバイオマス含有材料からなるものとすることにより、発電機の製造に必要なエネルギー量を低減することが可能である。
上記第2の発電素子は、上記摺動部材に対して摺動してもよい。
この構成によれば、第1の発電素子に加えて第2の発電素子も摺動部材に対して摺動するため、摺動部材をバイオマス含有材料からなるものとすることによる摺動性の向上が、さらに発電効率の向上に寄与するものとすることが可能である。
上記バイオマス含有材料は、ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂であってもよい。
ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂は、摩擦係数が小さく、透明性を備えるため、内部の視認性が求められる発電機の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。
上記バイオマス含有材料は、ひまし油由来ポリアミド樹脂であってもよい。
ひまし油由来ポリアミド樹脂は、摩擦係数が小さく、耐久性が高く、防水、防汚性が十分であるため、耐久性が求められる発電機の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。
上記バイオマス含有材料は、デンプン由来ポリ乳酸樹脂であってもよい。
デンプン由来ポリ乳酸樹脂は、摩擦係数が小さく、生分解性を有するため、生分解性が求められる発電機の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。
上記第1の発電素子は磁石であり、上記第2の発電素子はコイルであってもよい。
この構成によれば、磁石とコイルの相対位置が変動することにより生じる電磁誘導によって発電がなされる。
上記第1の発電素子はエレクトレットを含む誘電体であり、上記第2の発電素子は誘導回路であってもよい。
この構成によれば、誘電体と誘導回路の相対位置が変動することにより生じる静電誘導によって発電がなされる。
上記第1の発電素子は圧電素子であり、上記第2の発電素子は圧電素子に応力を加える構造体であってもよい。
この構成によれば、圧電素子と構造体の相対位置が変動することによって発電がなされる。その点、電磁誘導や静電誘導の場合と同様の態様をとるが、対となる構造体は、圧電素子の場合には非接触とはならない。
上記第1の発電素子は逆磁歪素子であり、上記第2の発電素子は逆磁歪素子に応力を加える構造体であってもよい。
この構成によれば、逆磁歪素子と構造体の相対位置が変動することによって発電がなされる。その点、電磁誘導や静電誘導の場合と同様の態様をとるが、対となる構造体は、逆磁歪発電の場合には非接触とはならない。
上記発電機は、バイオマス含有材料からなり、上記摺動部材、上記第1の発電素子及び上記第2の発電素子を収容する筐体と、バイオマス含有材料からなり、上記摺動部材を上記筐体に固定する固定部材とをさらに具備していてもよい。
この構成によれば、発電機の大部分の部品をバイオマス含有材料からなるものとすることができ、発電機の製造に必要なエネルギー量を低減することが可能である。
上記第1の発電素子は、上記摺動部材に対して摺動する回転体であって、上記第2の発電素子は、上記回転体の周囲に設けられた構造体であってもよい。
この構成によれば、摺動部材をバイオマス含有材料からなるものとすることによって、回転体の摺動部材に対する摺動性が向上するため、回転体の回転による回転体と構造体の相対位置の変動によって生じる電力の発電効率を向上させることが可能である。
上記回転体はバイオマス含有材料からなるものであってもよい。
この構成によれば、摺動部材に加えて回転体をバイオマス含有材料からなるものとすることによって、発電機の製造に必要なエネルギー量を低減することが可能である。
以上のように、本技術によれば、発電効率に優れる発電機を提供することが可能である。
本技術の第1の実施形態に係る発電機を示す模式図である。 同発電機の発電部を示す模式図である。 同発電機の摺動部材として利用するバイオマス含有材料及び比較に係る材料の摩擦係数の測定結果を示す表である。 同発電機の摺動部材として利用するバイオマス含有材料の物性値を示す表である。 同発電機の摺動部材として利用するバイオマス含有材料と比較に係る材料の摩擦に係る測定結果である。 同発電機の摺動部材として利用するバイオマス含有材料と比較に係る材料の摩擦に係る測定結果である。 同発電機と比較に係る発電機の発電下限界振動条件の測定結果である。 同発電機と比較に係る発電機の発電量の測定結果である。 本技術の第2の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第3の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第4の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第5の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第5の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第5の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。 本技術の第5の実施形態に係る発電機の発電部を示す模式図である。
(第1の実施形態)
本技術の第1の実施形態に係る発電機について説明する。
[発電機の全体構成]
図1は、本実施形態に係る発電機100を示す模式図である。発電機100は、発電原理学習用の教材として利用される発電機であるものとするが、本技術に係る発電機はこの様な用途に限定されない。
図1に示すように、発電機100は、筐体101、発電部102、回路基板103及び発光部104を有する。発電部102、回路基板103及び発光部104は筐体101内に収容されている。
筐体101は、上記各構成を収容する部材であり、内部が視認できるように透明材料からなるものが好適である。筐体101は、中空円柱状の部材とすることができるが、このような形状に限定されない。筐体101は、後述するバイオマス含有材料からなるものとすることができ、これにより発電機100の製造に必要なエネルギーを低減することが可能である。
発電部102は、発電をし、生成した電力を回路基板103に供給する。発電部102の詳細な構造については後述するが、発電部102は、発電機100に振動が加えられ、又は発電機100が水平面に対して傾けられると発電をするものとすることができる。
回路基板103は、整流回路や蓄電素子を備え、発電部102から供給された電力を発光部104に供給する。回路基板103の構成や配置は特に限定されない。
発光部104は、電球やLED(Light Emitting Diode)等であり、回路基板103から供給された電力を受けて発光する。なお、発光部104の替わりに、発電機100によって発電がされていることの確認ができる機構(モータ等)が設けられても良い。
[発電部の構成]
図2は、発電部102の構成を示す模式図である。図2(a)は発電部102の平面図であり、図2(b)は発電部102の断面図である。同図に示すように、発電部102は、摺動部材105、コイル106、コイルストッパ107及び磁石108を有する。摺動部材105はコイルストッパ107を介して筐体101に固定され、コイル106は摺動部材105に巻回されると共にコイルストッパ107によって摺動部材105に固定されている。磁石108は摺動部材105内に収容されている。
摺動部材105は、磁石108の摺動部材105に対する摺動を可能とする部材である。具体的には、摺動部材105は筒形状を有し、その内部に磁石108を収容可能に構成されている。なお、摺動部材105は筒形状に限られず、磁石108の摺動を可能とする形状であればよい。摺動部材105は、後述するバイオマス含有材料からなるものとすることができる。摺動部材105をバイオマス含有材料からなるものとすることにより、発電機100の製造に必要なエネルギーを低減することが可能である。
コイル106は、磁石108との間で電磁誘導を生じる。コイル106は、摺動部材105の外部に巻回された導線からなるものとすることができ、その両端は回路基板103に接続されている(図示せず)。コイル106の巻回回数や巻回幅は適宜調節することができる。
コイルストッパ107は、コイル106の両端に一つずつ配置され、コイル106の移動を防止し、コイル106を摺動部材105に対して固定する。また、コイルストッパ107は、筐体101の内壁に当接して摺動部材105を筐体101に固定する。コイルストッパ107は、弾性材料からなるものとすることができ、その弾性によって摺動部材105を筐体101に固定するものとすることができる。コイルストッパ107は、後述するバイオマス含有材料からなるものとすることができ、これにより発電機100の製造に必要なエネルギーを低減することが可能である。
磁石108は、摺動部材105に摺動可能に収容されている。磁石108は、発電機100が水平面に対して傾けられ、又は振動が加えられると摺動部材105内を摺動し、コイル106を通過する。磁石108がコイル106内を通過すると、コイル106に電磁誘導が生じ、発電が生じる。磁石108の形状や材質は特に限定されないが、摺動部材105に対する摩擦係数の小さいものが好適である。
なお、本実施形態において、コイル106と磁石108は逆であってもよい。即ち、コイル106が摺動部材105に収容されて摺動部材105内を摺動し、磁石108は摺動部材105に固定されるものとすることも可能である。
[バイオマス含有材料について]
上述のように摺動部材105、筐体101及びコイルストッパ107は、バイオマス含有材料からなるものとすることができる。バイオマス含有材料は具体的には、糖類を原料とするポリ乳酸、バイオポリカーボネート、バイオPET(polyethylene terephthalate)、バイオPP(polypropylene)、バイオPE(polyethylene)、ひまし油由来のポリアミド11、ポリアミド10・10、ポリアミド6・10を挙げることができる。多糖類としては、セルロース、デンプン、キチン、キトサン、デキストランもしくはそれら誘導体のいずれか、又はそれら一つを含む共重合体を挙げることができる。なお多糖類へは熱可塑性を付与する為に、種々の可塑剤を添加することも可能である。
上記に記載の熱可塑性バイオプラスチックに加え、バイオマス含有材料はハードセグメントとソフトセグメントを構成する熱可塑性エラストマー樹脂中のハードセグメント部分にバイオプラスチックを用いていている熱可塑性エラストマー樹脂も含む。熱可塑性エラストマーとは、熱を加えると軟化して流動性を示し、冷却すればゴム状弾性体に戻る性質を持つ樹脂のことである。
また、バイオマス含有材料は、生分解性プラスチックを含む。生分解性プラスチックを利用することにより、摺動部材105、筐体101及びコイルストッパ107を生分解性とすることが可能である。生分解性プラスチックの定義は、使用後は自然界において微生物が関与して低分子化合物、最終的に水と二酸化炭素に分解するプラスチックである(生分解性プラスチック研究会、ISO/TC−207/SC3)。
このような生分解性プラスチックの原料となる生分解性ポリマーとしては、例えば、セルロース、デンプン、デキストラン、キチン等の多糖誘導体、例えばコラーゲン、カゼイン、フィブリン、ゼラチン等のペプチド等、例えばポリアミノ酸、例えばポリビニルアルコール、例えばナイロン4、ナイロン2/ナイロン6共重合体等のポリアミド、例えばポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリコハク酸エステル、ポリシュウ酸エステル、ポリヒドロキシ酪酸、ポリジグリコール酸ブチレン、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン等のポリエステル等が挙げられる。
上述したバイオマス含有材料は、バイオマス材料のみからなるものに限られず、バイオマス材料を5〜100wt%、より望ましくは25wt%以上含有するものが好適である。バイオマス含有材料は、プラスチック以外にも、バイオマスを原料とする繊維、チップ又は粉末状の材料とすることが可能である。
また、バイオマス含有材料は添加剤を更に含むものとすることができる。添加剤としては、可塑剤、難燃剤、耐光性改良剤、着色剤、離型剤、分散剤、酸化防止剤、結晶化促進剤、加水分解制御剤、紫外線吸収剤、充填剤(補強剤)、熱安定剤、潤滑剤等を利用することができる。
好適なバイオマス含有材料の物性は次に挙げるものである。樹脂の溶融温度が140〜320℃、好ましくは180〜250℃。メルトフローレート(樹脂の溶融状態の指標)が0.5〜30g/10分、好ましくは0.5〜5g/分、室温での樹脂の貯蔵弾性率が、0.01GPa〜20GPa、好ましくは0.1GPa〜10GPaである。なお、貯蔵弾性率とは、貯物体に外力とひずみにより生じたエネルギーのうち物体の内部に保存する成分、損失弾性率は外部へ拡散する成分であり、動的粘弾性測定装置にて測定することが可能である。
[摺動部材の材料]
摺動部材105は、上述したようなバイオマス含有材料からなるものとすることができるが、その中でも摩擦係数の小さいものが好適である。上述のように磁石108は摺動部材105内を摺動するため、摺動部材105の摩擦係数が小さいと磁石108の運動が摺動部材105との摩擦によって妨げられないためである。
摩擦係数の観点から摺動部材105に好適なバイオマス含有材料としては、ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂(例えば、東レ製エコディアCA11−049)、ポリアミド樹脂(例えばアルケマ社製リルサンクリアG830、エムスケミー社製グリルアミドXE4010)を挙げることができる。なお、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)/ポリ乳酸(PLA)混合樹脂を用いた場合の、樹脂中のバイオマス材料ポリ乳酸の含有比率は25wt%であるが、このようにバイオマス材料(ポリ乳酸)の含有比率が少ない場合でも、本開示における「バイオマス含有材料」に含まれるものとする。
図3に、これらのバイオマス含有材料(材料A、B、C)と、比較対象となるバイオマス材料を含まない材料(以下、本明細書において単に「非バイオマス材料」という。)である材料Dの動摩擦係数及び静止摩擦係数の測定結果を示す。
以下の説明において、バイオマス含有材料であるポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂(東レ製エコディアCA11−049)を材料A、ポリアミド樹脂(エムスケミー社製グリルアミドXE4010)を材料B、ポリアミド樹脂(アルケマ社製リルサンクリアG830)を材料Cとし、比較に係るポリメタクリル酸メチル樹脂(アグリペットVH001)を材料Dとする。また、図4に、材料A〜Cの各物性値を示す。なお、図4に示すPLAはポリ乳酸(polylactic acid)を意味し、PAはポリアミド(polyamide)を意味する。
図3に示す動摩擦係数及び静止摩擦係数は、JIS−K7125規格に準拠した摩擦係数測定によって測定されたものである。具体的には、温度:23±1℃、湿度:50±5%RH、滑り片:80×80mm、相手材:SUS304(ステンレス)、測定装置:INSTRON5566型引張モード、ロードFS:100N、試験速度:100mm/minの測定条件によって測定された。
図3に示すように、バイオマス含有材料である材料A〜Cは、比較に係る材料Dと比較して動摩擦係数及び静止摩擦係数が小さい値となった。すなわち、非バイオマス材料であるポリメタクリル酸メチル樹脂(材料D)の静止摩擦係数が0.23であるのに対し、材料A〜Cは0.19以下と2〜3割程度低い値を有している。これにより、摺動部材105をバイオマス含有材料からなるものとすることによって、磁石108の摺動性を向上させることが可能である。例えば、摺動部材105を材料Aからなるものとする場合、磁石108が動く最低加速度は0.54Gから0.17Gに68.5%低減する。
図5及び図6は、バイオマス含有材料と比較に係る非バイオマス材料の摩擦に係る測定結果である。これらの図に示すように、バイオマス含有材料は非バイオマス材料に比較して摺動部材としての利用に適しているといえる。
なお、図5及び図6に示す試料質量変化(摩耗質量)及び動摩擦係数はJIS−K7218A法に準拠した滑り摩耗試験によって測定されたものである。具体的には、試験片:30×30×t3mm、相手材:S45Cリング(表面粗さ:0.8μmRa)、滑り速度:0.5m/s、荷重:50N、試験時間:100分、温度:23±2℃、湿度:50±10%RH、測定装置:オリエンテック製摩擦摩耗試験機EMF−3−Fの測定条件によって測定された。
図6は動摩擦係数μの経時変化を示した結果である。5分時において、材料B、Cについては比較例の材料Dよりも動摩擦係数が大きいが、60分時、100分時と長時間経過した場合、植物由来の材料A〜Cは動摩擦係数の変化が少なく、長時間効率的な使用が可能であることがわかる。
以上のように、バイオマス含有材料は、摩擦係数(動摩擦係数及び静止摩擦係数)が小さく、また摩耗質量も少ないことから、摺動部材105をバイオマス含有材料からなるものとすることによって、磁石108の摺動性に優れる発電機100を得ることが可能である。これにより、後に説明するように、発電機100の発電性能の向上が実現される。
加えて、ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂は、摩擦係数が小さく、透明性を備えるため、内部の視認性が求められる発電機(下記、応用例1参照)の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。また、ひまし油由来ポリアミド樹脂は、摩擦係数が小さく、耐久性が高く、防水、防汚性が十分であるため、耐久性が求められる発電機(下記、応用例2参照)の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。さらに、デンプン由来ポリ乳酸樹脂は、摩擦係数が小さく、生分解性を有するため、生分解性が求められる発電機(下記、応用例5参照)の摺動部材に利用するバイオマス含有材料として好適である。
[製造方法]
発電機100のバイオマス含有材料を利用した各部材(筐体101、摺動部材105、コイルストッパ107)は任意の製造方法によって成形することが可能である。具体的には、射出成形、ブロー成形、チューブ成形、圧空成形、フィルム成形、押出成形または射出成形等を利用することができ、特に射出成形が好ましい。より具体的には、押出成形は、常法に従い、例えば単軸押出機、多軸押出機、タンデム押出機等の公知の押出成形機を用いて行うことができる。
[本実施形態の効果]
本実施形態に係る発電機100の効果について説明する。
図7は、発電下限界振動条件の比較を示すグラフである。同図は、本実施形態に係る発電機100と比較に係る発電機(以下、発電機α)の発電が可能な最低限の加速度を示す。なお、発電機αは、発電機100の摺動部材105に替えて非バイオマス材料からなる摺動部材を有するものである。図7において、発電機100についての測定値を「バイオマス含有材料」として示し、発電機αについての測定値を「非バイオマス材料」として示す。
同図に示すグラフは、加振装置上に3軸加速度センサと測定対象の発電機を設置し、加振装置の振動スピードを次第に上昇させ、測定対象の発電機の出力が閾値を超えたときの加速度、振動周波数及び発電機の出力電圧を計測することによって測定された。
図7において、発電機100(バイオマス含有材料)の場合、最大加速度:0.17G、平均加速度:0.12G、最小加速度:0.07G、平均周波数:1.17Hzであった。発電機α(非バイオマス材料)の場合、最大加速度0.54G、平均加速度0.37G、最小加速度:0.20G、平均周波数1.45Hzであった。即ち、発電機100は、発電機αに比べてより小さい加速度(68.5%低減)で発電が可能であり、また、より小さい振動周波数(19.3%減)で発電が可能であることがわかる。したがって、本実施形態に係る発電機100は、非バイオマス材料を利用した発電機に比較して、より弱い振動でも発電が可能であり、発電しやすさが向上しているといえる。
図8は、発電量の比較を示すグラフである。同図は、本実施形態に係る発電機100と比較に係る発電機αの特定の振動周波数における発電量を示す。特定の振動周波数は、上記発電下限界振動の測定における発電機αの発電下限界の振動摺動周波数である。図8において、発電機100についての測定値を「バイオマス含有材料」として示し、発電機αについての測定値を「非バイオマス材料」として示す。
同図に示すグラフは、加振装置上に3軸加速度センサと測定対象の発電機を設置し、発電機αの発電下限界の振動周波数において、発電機の出力電圧を計測することによって測定された。
図8において、発電機100(バイオマス含有材料)の場合、抵抗:26.7Ω、ピーク間電圧(Vp−p):279mV、最大電圧(Vmax):198mV、最大電力:714μW、∫Vdt:0.30であった。発電機α(非バイオマス材料)の場合、抵抗:26,9Ω、ピーク間電圧(Vp−p):27mV、最大電圧(Vmax):15mV、最大電力:7μW、∫Vdt:0.05あった。即ち、発電機100は、発電機αに比べてピーク間電圧が10.3倍、最大発生電力が13.2倍、最大発生電力が102倍となった。したがって、本実施形態に係る発電機100は、非バイオマス材料を利用した発電機に比較して、同じ振動であってもより大きな電力を発電可能であるといえる。
以上のように、本実施形態に係る発電機100は、バイオマス含有材料からなる摺動部材105と磁石108の摺動性が良好であることによって、非バイオマス材料からなる摺動部材を有する発電機に比較して発電性能を向上させることが可能である。
(第2の実施形態)
本技術の第2の実施形態に係る発電機について説明する。本実施形態に係る発電機において、発電部以外の構成は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る発電機の発電部201を示す模式図である。図9(a)は発電部201の平面図であり、図9(b)は発電部201の断面図である。同図に示すように、発電部201は、摺動部材202、コイル部品203、磁石部品204を有する。摺動部材202は、図示しない筐体に固定され、コイル部品203及び磁石部品204はそれぞれ摺動部材202に摺動可能に装着されている。
摺動部材202は、コイル部品203及び磁石部品204の摺動部材202に対する摺動を可能とする部材である。具体的には、摺動部材202は筒形状を有し、その内部にコイル部品203及び磁石部品204を収容可能に構成されている。コイル部品203及び磁石部品204は摺動部材202に固定されず、即ち摺動部材202が水平面に対して傾けられ、又は振動を加えられると、摺動部材202に対して摺動する。なお、摺動部材202は筒形状に限られず、コイル部品203及び磁石部品204の摺動を可能とする形状であればよい。摺動部材202は、第1の実施形態と同様にバイオマス含有材料からなるものとすることができる。
コイル部品203は、支持部材203aとコイル203bから構成されている。支持部材203aはコイル203bを支持し、発電機が傾けられ、又は振動が加えられると摺動部材202上を摺動する。コイル203bは支持部材203aに固定され、支持部材203aが摺動部材202上を摺動するに伴なって摺動部材202に対して移動する。支持部材203aは、第1の実施形態において説明した各種バイオマス含有材料からなるものとすることが可能である。
磁石部品204は、支持部材204aと磁石204bから構成されている。支持部材204aは磁石204bを支持し、発電機が傾けられ、又は振動が加えられると摺動部材202上を摺動する。磁石204bは支持部材204aに固定され、支持部材204aが摺動部材202上を摺動するに伴って摺動部材202に対して移動する。支持部材204aは、第1の実施形態において説明した各種バイオマス含有材料からなるものとすることが可能である。
このように、コイル部品203と磁石部品204が摺動部材202上を独立して摺動することにより、コイル203bと磁石204bの相対位置が変動し、電磁誘導による発電がなされる。したがって、摺動部材202、支持部材203a及び支持部材204aを摩擦係数の小さいバイオマス含有材料からなるものとすることによって、発電性能を向上させることが可能である。
なお、本実施形態において、コイル203bに替えて電極を配置し、磁石204bに替えてエレクトレット等の誘導体を配置することにより、電極とエレクトレットの静電誘導によってこれらの間に電位差を生じさせ、発電させることも可能である。
(第3の実施形態)
本技術の第3の実施形態に係る発電機について説明する。本実施形態に係る発電機において、発電部以外の構成は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る発電機の発電部301を示す模式図である。図10(a)は発電部301の平面図であり、図10(b)は発電部301の断面図である。同図に示すように、発電部301は、摺動部材302、コイル303、磁石304を有する。摺動部材302は、図示しない筐体に固定され、コイル303及び磁石304はそれぞれ摺動部材302に摺動可能に装着されている。
摺動部材302は、コイル303及び磁石304の摺動部材302に対する摺動を可能とする部材である。具体的には、摺動部材302は内周空間と外周空間を有する2重の筒形状を有し、内周空間にコイル303を、外周空間に磁石304を収容可能に構成されている。コイル303及び磁石304は摺動部材302に固定されず、即ち摺動部材302が水平面に対して傾けられ、又は振動を加えられると、それぞれが摺動部材302に対して摺動する。なお、摺動部材302は2重の筒形状に限られず、コイル303及び磁石304の摺動を可能とする形状であればよい。摺動部材302は、第1の実施形態と同様にバイオマス含有材料からなるものとすることができる。
コイル303は、摺動部材302の内周空間に摺動可能に収容されている。コイル303は、発電機が傾けられ、又は振動が加えられると摺動部材302内を摺動する。コイル303の形状や材質は特に限定されないが、摺動部材302に対する摩擦係数の小さいものが好適である。
磁石304は、摺動部材302の外周空間に摺動可能に収容されている。磁石304は、円筒状形状を有するものとすることができるが、その形状は特に限定されない。磁石304は、発電機が傾けられ、又は振動が加えられると摺動部材302内を摺動する。
このように、コイル303と磁石304が摺動部材302内を独立して摺動することにより、コイル303と磁石304の相対位置が変動し、電磁誘導による発電がなされる。したがって、摺動部材302を摩擦係数の小さいバイオマス含有材料からなるものとすることによって、発電性能を向上させることが可能である。
なお、本実施形態において、コイル303に替えて電極を配置し、磁石304に替えてエレクトレット等の誘導体を配置することにより、電極とエレクトレットの静電誘導によってこれらの間に電位差を生じさせ、発電させるものとすることも可能である。
(第4の実施形態)
本技術の第4の実施形態に係る発電機について説明する。本実施形態に係る発電機において、発電部以外の構成は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る発電機の発電部401を示す模式図である。図11(a)は発電部401の平面図であり、図11(b)は発電部401の断面図である。同図に示すように、発電部401は、摺動部材402、誘電体403、誘導回路404及び支持部材405を有する。摺動部材402及び支持部材405は図示しない筐体に固定され、誘電体403は摺動部材402に摺動可能に収容されている。誘導回路404は支持部材405に固定されている。
摺動部材402は、誘電体403の摺動部材402に対する摺動を可能とする部材である。具体的には、摺動部材402は筒形状を有し、その内部に誘電体403を収容可能に構成されている。なお、摺動部材402は筒形状に限られず、誘電体403の摺動を可能とする形状であればよい。摺動部材402は、第1の実施形態と同様にバイオマス含有材料からなるものとすることができる。
誘電体403は、誘電性材料からなり、摺動部材402に摺動可能に収容されている。誘電体403は摺動部材402に固定されず、即ち摺動部材402が水平面に対して傾けられ、又は振動を加えられると、摺動部材402に対して摺動する。誘電体403の形状や材質は特に限定されないが、摺動部材402に対する摩擦係数の小さいものが好適である。
誘導回路404は、誘電体403との間で静電誘導を生じる回路であり、その構成は特に限定されない。誘導回路404は、支持部材405に支持され、筐体に対してその位置が固定されている。
支持部材405は、誘導回路404を筐体に支持する。支持部材405の材質や形状は特に限定されないが、支持部材405を第1の実施形態と同様に各種バイオマス含有材料からなるものとすることにより、これにより発電機の製造に必要なエネルギーを低減することが可能である。
発電機に振動や傾きが加えられると、誘電体403が摺動部材402内を摺動し、誘電体403と誘導回路404の間で静電誘導による電位差が生じる。したがって、摺動部材402を摩擦係数の小さいバイオマス含有材料からなるものとすることによって、発電性能を向上させることが可能である。
なお、本実施形態において、誘電体403と誘導回路404は逆であってもよい。即ち、誘導回路404が摺動部材402に収容されて摺動部材402内を摺動し、誘電体403は支持部材405に固定されるものとすることも可能である。
(第5の実施形態)
本技術の第5の実施形態に係る発電機について説明する。本実施形態に係る発電機において、摺動部以外の構成は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る発電機の摺動部501を示す模式図である。図12(a)は摺動部501の平面図(上面図)であり、図12(b)は摺動部501の断面図である。同図に示すように、摺動部501は、摺動部材502、回転体503及びガイド504を示す。ガイド504は図示しない筐体に固定され、摺動部材502はガイド504に固定されている。回転体503は、図12のように球体状であり、回転体503に設けられた二つの突起部を介して、摺動部材502に摺動可能に嵌合されている。また、図示しないが、発電素子である回転体503の対となる構造体が回転体503の周囲に設けられており、回転体503と構造体の間の相対位置の変動によって発電することができる。
ここで摺動部材502は、発電機に用いられるベアリングまたは軸受(回転体503との接触部品)を表している。いわゆるジャイロ発電方式などでは、一般的に、直接回転体に磁石などを埋め込んで発電するタイプのものと、回転体とその相対運動をする部分には発電素子を入れず、歳差運動を発生させるタイプのものが利用される。後者の場合は発電素子の対となる部材は回転体には関係のない箇所に設置する。ただし、回転体の速度を維持するため、外力を加えるので、この外力を少しでも少なくするように回転体の周囲の摩擦を減らしたいという要求がある。この場合、結果的に発電素子と対になる部材が仮に回転体の周りにないとしても間接的に回転体の周囲の摩擦を減らすことでシステム効率が上がる。
摺動部材502は、回転体503の摺動部材に対する摺動を可能とする部材である。具体的には摺動部材502は、環状のレール状形状を有するものとすることができる。なお、摺動部材502はこのような形状に限られず、回転体503の摺動を可能とする形状であればよい。摺動部材502は、第1の実施形態と同様にバイオマス含有材料からなるものとすることができる。
回転体503は、摺動部材502に対して摺動することにより、回転する。回転体503には、上述したような発電素子の対(コイルと磁石、エレクトレットを含む誘電体と誘導回路)のいずれかのうち、一方の発電素子が収容されていてもよいし、発電素子の対は他の場所に設けられていてもよい。また、回転体503は、バイオマス含有材料からなるものとすることができる。この場合には、摺動部材502はバイオマス含有材料からなるものでなくてもよいが、バイオマス含有材料からなるものとすることが望ましい。
ガイド504は、回転体503に収容されている発電素子と対となる発電素子が収容されているものとすることができる。また、ガイド504もバイオマス含有材料からなるものとすることができる。
回転体503に上述したような発電素子の対(コイルと磁石、エレクトレットを含む誘導体と誘導回路)のいずれかのうち、一方の発電素子が収容されていた場合、回転体503が摺動部材502と摺動し、ガイド504に対して回転すると、回転体503とガイド504にそれぞれ収容されている発電素子の対の相対位置が変動し、発電が生じる。また、回転体503に上述したような発電素子の対(コイルと磁石、エレクトレットを含む誘電体と誘導回路)のいずれかのうち、一方の発電素子が収容されていない場合であっても、例えば回転体503の回転により、歳差運動を利用する場合は回転体503を外部エネルギーにより初期回転もしくは回転維持する必要があり、摩擦が大きいと消費電力を必要とする。したがって、摺動部材502を摩擦係数の小さいバイオマス含有材料からなるものとすることによって、消費電力を抑え、発電効率を向上させることが可能である。
図13乃至図15に、本実施形態に係る摺動部501の他の形態を示す。各図(a)はは摺動部501の平面図(上面図)であり、各図(b)は摺動部501の断面図である。これらの図に示すように、回転体503や摺動部材502の形状は適宜変更することが可能である。
図13は、図12の球体状の回転体503に代えて、円柱状の回転体503を用いた場合の例を示す。
図14の摺動部501では、球体状の回転体503が、回転体503に設けられた一つの突起部を介して、摺動部材502に摺動可能に嵌合されている。摺動部材502はガイド504の略中央部に設けられており、ガイド504は図示しない筐体に固定されている。
図15は、図14の球体状の回転体503に代えて、円柱状の回転体503を用いた場合の例を示す。
なお、図13〜図15の構成において、図示しないが、発電素子である回転体503の対となる構造体が回転体503の周囲に設けられており、回転体503と構造体の間の相対位置の変動によって発電することができる。
なお、図12〜図15で示した摺動部501、摺動部材502、回転体503、ガイド504等の形状、構成は例示であって、他の形状、構成を採用することも可能である。
(応用例)
上記各実施形態に係る発電機の応用例について説明する。
[応用例1]
教育用振動発電キット:CE(Consumer Electronics)機器ほどハイスペックではなく、耐久性が限定されないもの
本技術の応用例1として教育用振動発電キットを示す。本振動発電機は例えば電磁誘導方式を使ったものであり、発電のしくみを学習するための学習教材である。この用途に要求される特性としては内部構造の視認性が高いこと、組み立てが容易であることが求められる。
また、このような発電機は、腕力の弱い子供が扱う場合が多いため、低加速度、低周波数での振動であっても磁石を動き易くするため、摺動部材は静止摩擦係数・動摩擦係数が小さい材料である必要がある。これらを実現する樹脂材料として摺動部材には、バイオマス含有材料であるポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂(上記材料A)を用いることができる。
材料Aは、摩擦摺動性において優れた摩擦性を持ち、透明性も備える。図3によれば、JIS−K7125準拠法で測定した静止摩擦係数は、非バイオマス材料であるポリメタクリル酸メチル樹脂(上記材料D)の静止摩擦係数が0.23であるのに対し、材料A〜Cは0.19以下と2〜3割程度低い値を有している。動摩擦係数についてもJIS−K7218A法準拠滑り摩耗試験の結果、比較例における材料Dの60分時及び100分時における動摩擦係数が0.47であるのに対し、本発明に係る材料A〜Cの動摩擦係数は0.44以下と低い値を示している。
この結果、磁石が動く最低加速度が0.54Gから0.17Gと68.5%低減している。これにより発電下限界振動においては従来の材料を摺動部材に使用した場合とバイオマス含有材料を使用した場合とで100倍程度の出力差が確認された。コイルストッパについてはポリアミド樹脂(上記材料C)からなるものとすることができる。従来はシリコーンゴムやゴム材料が使われているが、コイルを担持するのに十分な剛性を得られなく、透明性もない。
これに対して材料Cは十分な剛性を持ち、かつ透明性がある。磁石抜け防止ストッパーについてはPA(polyamide)を使用することで弾性をいかした磁石の固定および、磁石の筺体への衝突による筺体破壊の防止、さらに運動エネルギーのロスをなくす構造が実現可能である。筺体材料についてはポリアミド樹脂(上記材料B)を使用する。これにより透明性・耐衝撃性・対擦過性を従来のPP(polypropylene)に比べ改善できる。このように従来の機能面よりもすぐれた環境配慮材料を使うことで従来のデバイスよりも高機能なデバイスを実現できるだけではなく、同様の性能を得る場合に、コストでも優位性を得ることが可能である。
[応用例2]
CE(Consumer Electronics)機器:携行し使うもので3年程度の耐久性が求められるもの
本技術の応用例2として発電機一体型携帯型電子機器を示す。本機器は小型であり、人が携帯可能な機器であり、音楽再生・動画再生・静止画再生・録音・録画・通信・演算回路による処理を行う機能のうちいずれかもしくは一部を備える機器である。意匠性、耐久性(落下衝撃・経年劣化少なきこと・防水・防汚性)、難燃性が求められる。また、携行することで発電することが要求される場合、より低加速度での発電が求められる。
また、振動周波数は低い(1kHz程度)。ゆえに本機器は応用例1に挙げた構成に加え、電気製品に対応した環境配慮材料である必要がある。とくに筺体は一般的に難燃性及び落下衝撃強度が十分である必要があり、図4に掲げるような、難燃性がUL94HBに相当し、落下衝撃(シャルピー衝撃強度)が9〜10kJ/mに相当するひまし油由来のポリアミド材料(上記材料BまたはC)を利用するのが望ましい。このような材料を使用しても応用例1に挙げた機能を有するため、従来材料で同様の性能を得る場合に比較し、コストで優位性を得ることが可能である。
なお、図4でいう難燃性のUL94規格とは、装置及び器具部品のプラスチック材料燃焼性試験で、材料の燃えにくさの度合いを表す規格であり、その規格の中でも今回のバイオマス含有材料A〜Cは、UL94HB試験をクリアするものである。当該試験は、試験片(125±5×13±0.5×tmm)を水平に保持し、20mm炎を30秒間接炎し、標線間75mmの燃焼速度により判定を行う。
[応用例3]
ワイヤレスセンサ:設置後移動体で5年程度使うもの(小型/薄型構造)
本技術の応用例3としてワイヤレスセンサを示す。小型・薄型であることが要求される。この応用例の動作環境は振動周波数が高く、加速度が大きく(3G以上の加速度への対応が必要)、振動周波数も高い(1kHz以上)ことが多い、100℃以上の高温部分も存在する。意匠性は必要とされることはない。発電機としては移動体の振動による発電・熱といった発電が想定される。想定される発電機と使用環境が高熱・高衝撃下であることを考慮すれば、環境配慮材料として、廃光学ディスク等を原料とする再生材PC(Polycarbonate)が好適である。同様の性能を得る場合に、コストでも優位性を得ることが可能である。
[応用例4]
無電源スイッチ:設置後同じ場所で10年程度使うもの・変色しないもの
本技術の応用例4として無電源スイッチを示す。応用例1乃至3に比較し、設置数が多く意匠性・防汚性が求められる。一方で室内利用において、温湿度環境はある程度一定であり、耐熱性も必要とされない。スイッチを押す動作などの人力を用いた発電、太陽光・熱・電波・糖など様々な発電機の利用が想定される。意匠性の高さと耐環境劣化の低さから耐久性を改善したポリ乳酸組成物やポリアミド系材料が相当する。このようにすることで従来材料と同様の性能を得る場合に、コストでも優位性を得ることが可能である。
[応用例5]
動物生態系調査用センサ、環境センサ:取り付け後2、3年程度で分解するもの・環境低負荷求められるもの・動物を傷つけない(低殺傷性)もの・食べても害にならないもの
本技術の応用例5として、動物生態系調査のための発電機一体型モニタリングセンサもしくは農業・環境測定に用いる環境センサを挙げる。応用例1乃至4に比較し、設置数は格段に多く、回収をしないことも多い。−60℃〜60℃程度と幅広い温度・高湿への対応、雨・水に対する防水・耐酸性、対紫外線対策が必要となる。高温側はさほど高温ではないものの、応用例1乃至4に比較し、屋外で用いるための耐久性とデバイスそのものが環境低付加材料であることが求められる。
また発電に関する環境としては極端に大きな加速度はなく3G以下である。振動周波数も小さく1kHz以下である。発電機としては動物の動作、風・水などの圧力差を用いた振動発電、温度差・温度変動を用いた熱発電、太陽発電や木と土のイオン濃度差をつかった発電、電波発電などが挙げられる。環境と発電機から応用例1に示した低周波・低加速度にあった材料Aの利用や、耐候性や要生分解性の観点から、デンプン由来ポリ乳酸を主成分とする材料を利用する。こうすることで、従来材料で同様の性能を得る場合に、コストでも優位性を得ることが可能である。
本技術は、上記各実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において変更することが可能である。例えば、本実施形態では筒状の発電機を中心に説明したが、球体状やその他の形状の発電機にも本開示を適用することができる。その際、球体状の発電機においては、特に上述した図12〜16の摺動部を採用することが可能である。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
バイオマス含有材料からなる摺動部材と、
上記摺動部材に対して摺動する第1の発電素子と、
上記第1の発電素子に対する相対位置が変動することによって電力を生成する第2の発電素子と
を具備する発電機。
(2)
上記(1)に記載の発電機であって、
上記第2の発電素子は、上記摺動部材に対して摺動する
発電機。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の発電機であって、
上記バイオマス含有材料は、ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂である
発電機。
(4)
上記(1)から(3)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記バイオマス含有材料は、ひまし油由来ポリアミド樹脂である
発電機。
(5)
上記(1)から(4)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記バイオマス含有材料は、デンプン由来ポリ乳酸樹脂である
発電機。
(6)
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記第1の発電素子は磁石であり、
上記第2の発電素子はコイルである
発電機。
(7)
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記第1の発電素子はエレクトレットを含む誘電体であり、
上記第2の発電素子は誘導回路である
発電機。
(8)
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記第1の発電素子は圧電素子であり、
上記第2の発電素子は圧電素子に応力を加える構造体である
発電機。
(9)
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記第1の発電素子は逆磁歪素子であり、
上記第2の発電素子は逆磁歪素子に応力を加える構造体である
発電機。
(10)
上記(1)から(9)のいずれか一つに記載の発電機であって、
バイオマス含有材料からなり、上記摺動部材、上記第1の発電素子及び上記第2の発電素子を収容する筐体と、
バイオマス含有材料からなり、上記摺動部材を上記筐体に固定する固定部材と
をさらに具備する発電機。
(11)
上記(1)から(10)のいずれか一つに記載の発電機であって、
上記第1の発電素子は、上記摺動部材に対して摺動する回転体であって、
上記第2の発電素子は、上記回転体の周囲に設けられた構造体である
発電機。
(12)
上記(11)に記載の発電機であって、
上記回転体はバイオマス含有材料からなる
発電機。
100…発電機
101…筐体
102、201、301、401…発電部
105、202、302、402、502…摺動部材
106、303…コイル
107…コイルストッパ
108、304…磁石
203…コイル部品
203b…コイル
204…磁石部品
204b…磁石
403…誘電体
404…誘導回路
501…摺動部
503…回転体

Claims (3)

  1. ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂からなり、筒形状を有する摺動部材と、
    前記摺動部材に収容され、前記摺動部材に対して摺動する第1の発電素子と、
    前記摺動部材の外周に配置され、前記第1の発電素子に対する相対位置が変動することによって電力を生成する第2の発電素子と
    ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂からなる筐体と、
    ポリメタクリル酸メチル/ポリ乳酸混合樹脂からなり、前記摺動部材と前記筐体の間に配置され、前記摺動部材を前記筐体に対して固定し、かつ前記第2の発電素子の前記筐体に対する移動を防止する固定部材と
    を具備する発電機。
  2. 請求項1に記載の発電機であって、
    前記第1の発電素子は磁石であり、
    前記第2の発電素子はコイルである
    発電機。
  3. 請求項1に記載の発電機であって、
    前記第1の発電素子はエレクトレットを含む誘電体であり、
    前記第2の発電素子は誘導回路である
    発電機。
JP2012167649A 2012-07-27 2012-07-27 発電機 Active JP6074939B2 (ja)

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