JP6074283B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP6074283B2
JP6074283B2 JP2013021450A JP2013021450A JP6074283B2 JP 6074283 B2 JP6074283 B2 JP 6074283B2 JP 2013021450 A JP2013021450 A JP 2013021450A JP 2013021450 A JP2013021450 A JP 2013021450A JP 6074283 B2 JP6074283 B2 JP 6074283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
direction extending
product
extending portion
width direction
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013021450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014150888A5 (ja
JP2014150888A (ja
Inventor
プラコープサップ タネート
プラコープサップ タネート
黒田 賢一郎
賢一郎 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2013021450A priority Critical patent/JP6074283B2/ja
Publication of JP2014150888A publication Critical patent/JP2014150888A/ja
Publication of JP2014150888A5 publication Critical patent/JP2014150888A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6074283B2 publication Critical patent/JP6074283B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
一般的に、生理用ナプキンのウィングの各々には、着用者の下着に固定するための接着剤が塗布されている(特許文献1参照)。
図10(a)に示すように、かかる生理用ナプキンが下着に着用されている状態で、着用者が脚を動かす場合、図10(b)に示すように、生理用ナプキンのウィングの各々に加わる力の影響によって、下着とウィングとの間の接着状態を維持することが難しくなり、下着から生理用ナプキンがずれやすいという問題点がある。
かかる問題点を解決するために、特許文献2に、生理用ナプキンにおいて、接着剤が塗布されている領域の周囲に製品幅方向に延び得る延伸部を設ける技術について開示されている。
かかる技術によれば、生理用ナプキンが下着に着用されている状態で、着用者が脚を動かす場合であっても、かかる延伸部が製品幅方向に延びることによって、ウィングの各々に加えられる製品幅方向の力による影響を抑制することができる。
米国特許5428052 国際公開WO97/12576
しかしながら、生理用ナプキンが下着に着用されている状態で、着用者が脚を動かす場合には、図10(b)に示すように、ウィングの各々に対して、製品幅方向だけではなく製品長手方向にも力が加わるため、特許文献2に開示されている技術では、製品長手方向に加わる力による影響を抑制することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、着用者が脚を動かす場合であっても、下着からずれ難い吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、製品長手方向及び製品幅方向を有しており、液透過性のトップシート、バックシート、及び、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体を具備する吸収体本体と、前記吸収体本体の前記製品幅方向外側に延出する複数のウィングとを具備する吸収性物品であって、前記ウィングの各々に、前記吸収性物品を着用者の下着に固定するための接着剤が塗布されており、前記接着剤が塗布されている領域の周囲に、少なくとも前記製品長手方向に延び得る製品長手方向延伸部及び前記製品幅方向に延び得る製品幅方向延伸部が形成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、着用者が脚を動かす場合であっても、下着からずれ難い吸収性物品を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品の展開平面図(非肌当接面側)である。 図1に示すX-X’線に沿った本実施形態に係る吸収性物品の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品の展開平面図(非肌当接面側)におけるウィングの拡大図である。 図3に示すA-A’線に沿った本実施形態に係る吸収性物品のウィングの断面図である。 図3に示すB-B’線に沿った本実施形態に係る吸収性物品のウィングの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品を下着に装着した状態を示す図である。 本発明の変更例1に係る吸収性物品の展開平面図(非肌当接面側)である。 図3に示すA-A’線に沿った本発明の変更例2に係る吸収性物品のウィングの断面図である。 本発明の変更例3に係る吸収性物品の展開平面図(非肌当接面側)におけるウィングの拡大図である。 従来技術を説明するための図である。
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品1について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、個包装から取り出した後に肌当接面側から見た吸収性物品1の展開平面図であり、図2は、図1に示すX-X’線に沿った吸収性物品1の断面図であり、図3は、図1における吸収性物品1のウィング14の拡大図であり、図4は、図3に示すA-A’線に沿った吸収性物品1のウィング14の断面図であり、図5は、図3に示すB-B’線に沿った吸収性物品1のウィング14の断面図であり、図6は、吸収性物品1を下着に装着した状態を示す図である。
本実施形態に係る吸収性物品1は、生理用ナプキンやパンティーライナー(おりものシート)や失禁パッド等の吸収性物品である。
図1に示すように、本実施形態に係る吸収性物品1は、製品長手方向L及び製品幅方向Wを有している。
また、図1に示すように、本実施形態に係る吸収性物品1は、吸収体本体10と、吸収体本体10の製品幅方向W外側に延出する複数のウィング14とを具備している。
ここで、図2に示すように、吸収体本体10は、液透過性のトップシート11と、バックシート12と、トップシート11とバックシート12との間に配置される吸収体13を具備している。
ここで、トップシート11を構成する材料としては、不織布や織布や有孔プラスチックシートやメッシュシート等といった液体を透過する構造のシート状の材料であれば、任意の材料を使用することができる。また、不織布や織布の素材としては、天然繊維又は化学繊維のいずれも使用することができる。
また、バックシート12を構成する材料としては、ポリエチレンシートや、炭酸カルシウムや硫酸バリウムを含んだ通気フィルムや、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布や、通気性の樹脂フィルムや、スパンボンド又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシート等を使用することができる。
なお、バックシート12を構成する材料としては、着用時の違和感を生じさせない程度の柔軟性を有する材料を使用することが好ましい。また、バックシート12は、不透液性且つ透湿性であることが望ましく、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂に無機充填剤を溶融混練したものを延伸処理した微多孔性シートによって構成することもできる。
また、吸収体13は、親水性繊維やパルプを含む。吸収体13は、経血等の体液を吸収可能な材料によって形成される。
吸収体13は、親水性繊維又は粉体をエアレイド法によって積層して形成されてもよいし、親水性繊維又は粉体をエアレイド法によってシート状に成形したエアレイドシートでもよいし、ティッシュ(例えば、目付15g/m)上に高吸収ポリマーを混入した粉砕パルプを配置し、ティッシュで包むことによって形成されていてもよい。
例えば、本実施形態では、吸収体13は、綿状パルプや合成パルプ等を坪量100〜300g/m程度に積層したパルプを保護紙(図示せず)で包むことによって構成されている。
なお、吸収体13は、全面ほぼ均一な厚みであってもよいし、非均一な厚みであってもよい。保護紙は、パルプの形状を保持するためのものであり、保護紙としては、例えば、クレープ紙やティッシュペーパー等を使用することができる。
図1に示すように、吸収体本体10の非肌当接面側に、吸収性物品1を着用者の下着に固定するための接着剤21Aが塗布されている。例えば、かかる接着剤21Aの塗布パターンは、図1に示すように、製品幅方向Lに延びる複数のパターンで形成されていてもよい。
また、図1に示すように、複数のウィング14の各々の非肌当接面側に、吸収性物品1を着用者の下着に固定するための接着剤21Bが塗布されている。
図3に示すように、本実施形態に係る吸収性物品1では、接着剤21Bが塗布されている領域の周囲に、少なくとも製品長手方向Lに延び得る製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向Wに延び得る製品幅方向延伸部31A/31Bが形成されている。
また、図4及び図5に示すように、ウィング14では、サイドシート140及びバックシート12が、ホットメルト接着剤等で接合されている。なお、サイドシート140とバックシートの間に補強シートが設けられていてもよい。
ここで、かかるサイドシート140を構成する材料としては、不織布や織布や有孔プラスチックシートやメッシュシート等を使用することができ、かかるサイドシートは、液体を透過する構造であってもよいし、液体を透過しない構造であってもよい。
ただし、かかるサイドシート140を乗り越えて吸収性物品1外方へ経血が流れることを防止するためには、かかるサイドシート140を構成する材料は、疎水性又は撥水性を有することが好ましい。
例えば、本実施形態では、かかるサイドシート140は、エアースルー不織布によって構成されている。エアースルー不織布は、柔らかく肌触りがよい。身体に沿ってウィング14を配置した際に、ウィング14の質感を向上させることにより、装着感をより向上させることができる。
例えば、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bは、図4及び図5に示すように、ウィング14内で接着剤21Bが塗布されている領域の周囲において、バックシート12側から賦型処理を施すことによって形成されている。
なお、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bは、周辺領域よりも低密度のフィルムとする等の任意の方法で形成され得るものとする。
ここで、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bの深さDは、0.3〜1.5mmであることが好ましい。
かかる深さDが1.5mmよりも深くなると、バックシート12が破れやすくなってしまい、かかる深さDが0.3mmよりも浅くなると、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bとしての機能を発揮しなくなってしまう。
例えば、かかる深さDは、以下のように測定することができる。
第1に、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bを含む部分を切り取って、評価用サンプルとする。
第2に、かかる評価用サンプルの製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bが形成されている面を上に向けて水平な平面上に貼り付ける。
第3に、かかる平面を基準面として、非接触式のキーエンス形状測定器KS-1100を用いて、かかる基準面に対する評価用サンプルの各部位における表面の高さを測定した。
第4に、かかる基準面に対する評価用サンプルの各部位における表面の高さの比較によって、上述の深さDを算出した。
なお、本発明に係る吸収性物品1では、少なくとも1つの製品長手方向延伸部30及び少なくとも1つの製品長手方向延伸部31が形成されていればよい。
図3に示すように、製品長手方向延伸部30Aは、製品長手方向延伸部30Bよりも、接着剤21Bが塗布されている領域側に配置されており、製品幅方向延伸部31Aは、製品幅方向延伸部31Bよりも、接着剤21Bが塗布されている領域側に配置されている。
また、図3に示すように、本実施形態に係る吸収性物品1では、ウィング14内で接着剤21Bが塗布されている領域の周囲において、製品長手方向延伸部30A及び製品幅方向延伸部31Aによって閉曲線が形成されており、製品長手方向延伸部30B及び製品幅方向延伸部31Bによって閉曲線が形成されていてもよい。
ここで、本発明に係る吸収性物品1では、ウィング14内で接着剤21Bが塗布されている領域の周囲において、製品長手方向延伸部30A及び製品幅方向延伸部31Aによって閉曲線が形成されていてなくてもよい、すなわち、製品長手方向延伸部30Aの端部及び製品幅方向延伸部31Aの端部が連続していなくてもよい。
同様に、本発明に係る吸収性物品1では、製品長手方向延伸部30B及び製品幅方向延伸部31Bによって閉曲線が形成されていなくてもよい、すなわち、製品長手方向延伸部30Bの端部及び製品幅方向延伸部31Bの端部が連続していなくてもよい。
また、製品長手方向延伸部30及び製品幅方向延伸部31は、接着剤21Bが塗布されている領域に重複しないように配置されていてもよい。
例えば、製品長手方向延伸部30Bと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離L1は、5mm以上であることが好ましく、製品幅方向延伸部31Bと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離W1は、3mm以上であることが好ましい。
かかる構成によれば、接着剤21Bによる下着への接着力の低下を回避することができる。
図6に示すように、下着100のクロッチ部の非肌当接面側面にウィング14が折り曲げられて止められている場合、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bは、着用者の身体の動き等に応じて容易に延びることができる。
また、図1に示すように、吸収性物品1の製品幅方向の中心O側の製品幅方向延伸部31Bと吸収性物品1の製品幅方向の中心Oとの間の距離W3は、35mm以上であることが好ましい。
通常、下着のクロッチ部の幅は、40〜70mmであるため、かかる距離W3が、35mm未満であると、吸収性物品1を下着に装着する際に、吸収性物品1の製品幅方向の中心O側の製品幅方向延伸部31Bは、下着のクロッチ部の肌当接面側に現れるため、本来の機能を発揮することができない。
一般的に、吸収性物品1を下着に装着した状態で、着用者が脚を動かす場合には、吸収性物品1の製品長手方向Lの力よりも吸収性物品1の製品長手方向Lの力の方が、吸収性物品1のウィング14(すなわち、接着剤21Bが塗布されている領域)に対して強くかかる。
したがって、製品幅方向延伸部31の数は、製品長手方向延伸部30の数よりも多くなるように構成されていてもよい。
また、図4及び図5に示すように、製品長手方向延伸部30Bと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離L1は、製品幅方向延伸部31Bと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離W1よりも長くなるように構成されていてもよい。
ここで、製品長手方向延伸部30B及び製品幅方向延伸部31Bのうち接着剤21Bが塗布されている領域との距離が短い方が着用者の動きに応じて延び易く、吸収性物品1のウィング14が製品幅方向Wに延び易い方が着用者の動きに追随し易い。したがって、上述の距離L1が上述の距離W1よりも長い方が好ましい。
また、吸収性物品1のウィング14が製品長手方向Lに延び難い方が吸収性物品1を下着から剥がし易い。したがって、上述の距離L1が上述の距離W1よりも長い方が好ましい。
さらに、製造工程において、搬送方向MD(製品長手方向Lに対応)の安定性の方が、交差方向CD(製品幅方向Wに対応)の安定性よりも低いため、搬送方向MDで生じ易いズレが5mm程度であり、交差方向CDで生じ易いズレが3mm程度であることを考慮すると、搬送方向MDにおけるスペース(上述の距離L1)の方が交差方向CDにおけるスペース(上述の距離W1)よりも広い(長い)ことが好ましい。 図4に示すように、製品幅方向延伸部31Aと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離W1は、製品幅方向延伸部31Aと製品幅方向延伸部31Bとの間の距離W2よりも長くなるように構成されていてもよい。
図5に示すように、製品長手方向延伸部30Aと接着剤21Bが塗布されている領域との間の距離L1は、製品長手方向延伸部30Aと製品長手方向延伸部30Bとの間の距離L2よりも長くなるように構成されていてもよい。
図4及び図5に示すように、製品幅方向延伸部31同士の間隔D2は、製品長手方向延伸部30同士の間隔D1よりも狭くなるように構成されていてもよい。
本実施形態に係る吸収性物品1によれば、下着に装着時に、着用者が脚を動かす場合に、製品長手方向延伸部30A/30Bが製品長手方向Lの延び、製品幅方向延伸部31A/31Bが製品幅方向Wに延びることができるため、吸収性物品1が下着からずれ難いという効果を奏することができる。
(変更例1)
図7に示すように、本発明の変更例1に係る吸収性物品1は、夜用の生理用ナプキンである。
図7に示すように、本変更例1に係る吸収性物品1では、複数のウィング14の各々の非肌当接面側に、吸収性物品1を着用者の下着に固定するための接着剤21Bが塗布されていると共に、ヒップフラップ15の各々の非肌当接面側にも、吸収性物品1を着用者の下着に固定するための接着剤21Cが塗布されている。
図7に示すように、本変更例1に係る吸収性物品1では、ヒップフラップ15内で接着剤21Cが塗布されている領域の周囲に、少なくとも製品長手方向Lに延び得る製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向Wに延び得る製品幅方向延伸部31A/31Bが形成されている。
ここで、図7に示すように、吸収性物品1の製品幅方向の中心線O側の製品幅方向延伸部31Bと吸収性物品1の製品幅方向の中心線Oとの間の距離W4は、45mm以上であることが好ましい。
なお、かかる距離W4が、45mm未満であると、吸収性物品1の製品幅方向の中心線O側の製品幅方向延伸部31B及びトップシート11が重なってしまい、かかる製品幅方向延伸部31Bは、本来の機能を発揮することができない。
(変更例2)
図8(a)に示すように、本発明の変更例2に係る吸収性物品1では、製品長手方向延伸部30Aの深さD1が、製品長手方向延伸部30Bの深さD2よりも深くなるように構成されていてもよい。
同様に、本発明の変更例2に係る吸収性物品1では、製品幅方向延伸部31Aの深さD1が、製品幅方向延伸部31Bの深さD2よりも深くなるように構成されていてもよい。
例えば、隣接する製品長手方向延伸部30のうち、接着剤21Bが塗布されている領域に近い側の製品長手方向延伸部30(例えば、製品長手方向延伸部30Aや製品幅方向延伸部31A)の深さは、接着剤21Bが塗布されている領域から側の製品長手方向延伸部30(例えば、製品長手方向延伸部30Bや製品幅方向延伸部31B)の深さと比べて、1mm(又は、10%)未満の深さの分だけ深くなるように構成されていることが好ましい。
両者の深さの差が1mm(又は、10%)未満である場合、吸収性物品1の製造時の影響を小さくすることができる。
或いは、図8(b)に示すように、本発明の変更例2に係る吸収性物品1では、製品長手方向延伸部30Aの幅W10が、製品長手方向延伸部30Bの幅W11よりも広くなるように構成されていてもよい。
同様に、本発明の変更例2に係る吸収性物品1では、製品幅方向延伸部31Aの幅W10が、製品幅方向延伸部31Bの幅W11よりも広くなるように構成されていてもよい。
例えば、隣接する製品長手方向延伸部30のうち、接着剤21Bが塗布されている領域に近い側の製品長手方向延伸部30(例えば、製品長手方向延伸部30Aや製品幅方向延伸部31A)の幅は、接着剤21Bが塗布されている領域から側の製品長手方向延伸部30(例えば、製品長手方向延伸部30Bや製品幅方向延伸部31B)の幅と比べて、1mm(又は、10%)未満の幅の分だけ広くなるように構成されていることが好ましい。
(変更例3)
本発明の変更例3に係る吸収性物品1では、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bは、直線や閉曲線以外の形状によって形成されていてもよい。
例えば、製品長手方向延伸部30A/30B及び製品幅方向延伸部31A/31Bは、図9(a)に示すように、波形形状によって形成されていてもよいし、図9(b)に示すように、ドット状形状によって形成されていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…吸収性物品
10…吸収体本体
11…トップシート
12…バックシート
13…吸収体
14…ウィング
140…サイドシート
15…ヒップフラップ
21A、21B、21C…接着剤
30A、30B…製品長手方向延伸部
31A、31B…製品幅方向延伸部

Claims (7)

  1. 製品長手方向及び製品幅方向を有しており、
    液透過性のトップシート、バックシート、及び、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体を具備する吸収体本体と、
    前記吸収体本体の前記製品幅方向の外側に延出する複数のウィングとを具備する吸収性物品であって、
    前記ウィングの各々に、前記吸収性物品を着用者の下着に固定するための接着剤が塗布されており、
    前記接着剤が塗布されている領域の周囲に、少なくとも前記製品長手方向に延び得る製品長手方向延伸部及び前記製品幅方向に延び得る製品幅方向延伸部が形成されており、
    前記製品長手方向延伸部及び前記製品幅方向延伸部によって閉曲線が形成されるように構成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記製品長手方向延伸部と前記接着剤が塗布されている領域との間の距離は、前記製品幅方向延伸部と前記接着剤が塗布されている領域との間の距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記製品長手方向延伸部及び前記製品幅方向延伸部は、前記接着剤が塗布されている領域に重複しないように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記製品長手方向延伸部として、少なくとも第1製品長手方向延伸部及び第2製品長手方向延伸部が形成されており、
    前記第1製品長手方向延伸部は、前記第2製品長手方向延伸部よりも、前記接着剤が塗布されている領域側に配置されており、
    前記第1製品長手方向延伸部と前記接着剤が塗布されている領域との間の距離は、前記第1製品長手方向延伸部と前記第2製品長手方向延伸部との間の距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記製品幅方向延伸部として、少なくとも第1製品幅方向延伸部及び第2製品幅方向延伸部が形成されており、
    前記第1製品幅方向延伸部は、前記第2製品幅方向延伸部よりも、前記接着剤が塗布されている領域側に配置されており、
    前記第1製品幅方向延伸部と前記接着剤が塗布されている領域との間の距離は、前記第1製品幅方向延伸部と前記第2製品幅方向延伸部との間の距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 複数の前記製品幅方向延伸部及び前記製品長手方向延伸部が形成されており、
    前記製品幅方向延伸部同士の間隔は、前記製品長手方向延伸部同士の間隔よりも狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 複数の前記製品幅方向延伸部及び前記製品長手方向延伸部が形成されており、
    前記製品幅方向延伸部の数は、前記製品長手方向延伸部の数よりも多くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
JP2013021450A 2013-02-06 2013-02-06 吸収性物品 Active JP6074283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021450A JP6074283B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021450A JP6074283B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 吸収性物品

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014150888A JP2014150888A (ja) 2014-08-25
JP2014150888A5 JP2014150888A5 (ja) 2016-07-14
JP6074283B2 true JP6074283B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=51573393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013021450A Active JP6074283B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6074283B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TR199800583T1 (xx) * 1995-10-06 1998-06-22 The Procter & Gamble Company Deforme bir katlanma ekseni ve uzayabilirlik b�lgeleri bulunan kanatlara sahip emici e�ya.
JP2974970B2 (ja) * 1996-08-02 1999-11-10 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 吸収物品
CA2306135A1 (en) * 1997-10-31 1999-05-14 Richard George Coe Absorbent article incorporating adhesive that loses controlled amount of strength over time
JP2003527929A (ja) * 2000-03-29 2003-09-24 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 取り外し可能で再取付可能な位置決めフラップを有する使い捨て吸収性物品
JP4061122B2 (ja) * 2002-05-10 2008-03-12 大王製紙株式会社 吸収性物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014150888A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5368591B2 (ja) シート部材、高密度領域含有シートの製造方法およびシート部材を使用した使い捨ておむつ
JP5114043B2 (ja) 吸収性物品
US10842688B2 (en) Absorbent article with elevated skin-contacting topsheet layer
JP5904790B2 (ja) 吸収性物品
JP6203907B1 (ja) 吸収性物品
JP6311872B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6118120B2 (ja) 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法
US20190000693A1 (en) Absorbent article and method for manufacturing absorbent article
JP4981539B2 (ja) 高密度領域含有シートの製造方法および高密度含有シートを使用した使い捨ておむつ
JP6360384B2 (ja) 吸収性物品
JP5693267B2 (ja) 吸収性物品
WO2015015969A1 (ja) 吸収性物品
US20180369026A1 (en) Absorbent article and method for manufacturing absorbent article
TW201609061A (zh) 吸收性物品
JP6220032B2 (ja) 吸収性物品
JP2017108884A (ja) 吸収性物品
KR20180132033A (ko) 흡수성 코어층 및 이러한 층을 함유한 흡수 개인 위생 용품
JP6761238B2 (ja) 吸収性物品
JP6932887B2 (ja) 軽失禁用吸収性物品
JP6074283B2 (ja) 吸収性物品
JPWO2018029785A1 (ja) 吸収性物品
JP6620004B2 (ja) 吸収性物品
JP4953735B2 (ja) 吸収性物品及びその製造方法
TWI655937B (zh) Absorbent article
WO2017094409A1 (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6074283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250