JP6072713B2 - カーテンエアバッグ装置およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置 - Google Patents

カーテンエアバッグ装置およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置 Download PDF

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本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッションを備えたカーテンエアバッグ装置、およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグがほぼ標準装備されている。エアバッグは、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧で膨張展開して乗員を受け止めて保護する。エアバッグには、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、前後方向からの衝突から運転者を守るために、ステアリングの中央にはフロントエアバッグが設けられている。また、側面衝突やそれに続いて起こるロールオーバ(横転)から乗員を守るために、壁部の天井付近にはサイドウィンドウに沿って膨張展開するカーテンエアバッグが設けられている。
カーテンエアバッグのクッションは、サイドウィンドウ等を覆う大きな形状を有し、下方から巻回または折り畳まれた細長な収納形態となって車体側壁の上部に搭載されている。このようなカーテンエアバッグは、収納形態のクッションだけでなく重量物であるインフレータをも車体側壁へ固定するために、専用のブラケットを備えていることが多い。例えば特許文献1には、金属と樹脂とで構成されたブラケットが記載されている。特許文献1では、ブラケットの車体側壁へ締結する際の作業がしやすいよう、規制壁と呼ばれる部位で収納形態のクッションを下から持ち上げる構成となっている。
特開2013−169933号公報
しかしながら特許文献1のブラケットは2つの部品、すなわち、金属製でインフレータおよびクッションの車体側壁側を覆う第1ブラケット部材と、上述した規制壁を有する樹脂製の第2ブラケット部材とで構成されている。このような構成は、材料コストの低減や組付作業の簡略化を図るうえでは得策ではない。また、クッションを持ち上げている規制壁は、クッションの膨張展開時にたわむとされているが、車両前後方向にある程度の範囲をもって設置されているためクッションの展開挙動に影響を与えかねない。クッションの展開挙動への影響を抑えるためにその展開挙動の予測をしたうえで成型することも考えられるが、成型精度の向上が必要となるとコストが増大してしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔で低廉な構成であって、クッションの車体への組付作業の容易化に資することが可能なカーテンエアバッグ装置およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置の代表的な構成は、袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで車両前後方向に細長な収納形態となって車体に搭載されるクッションと、円筒型であってクッションの上縁に沿って配置され、クッションに膨張展開用のガスを供給するインフレータと、クッションおよびインフレータを車体側壁の上部に固定するブラケットと、ブラケットにクッションおよびインフレータごと巻き付けられる固定用部材と、を備え、ブラケットは、インフレータと車体側壁との間に配置されてインフレータが取り付けられるインフレータ取付部と、インフレータ取付部の下方にて車幅方向内側へ突出することによってクッションを下から持ち上げ、インフレータに対してクッションを押しつけることによってクッションを保持する保持プレートと、保持プレートの車両前後方向の両側に設けられ、保持プレートのクッションが接触する面よりも下方で車体側壁に固定される2つの固定部と、を有し、固定用部材は、保持プレートの位置にてブラケットに巻き付けられることを特徴とする。
上記カーテンエアバッグ装置であれば、車体側壁への組付時において、ブラケットの保持プレートがクッションを持ち上げているため、クッションが垂れ下がって保持プレートの下方に位置する固定部を隠してしまうようなことがなく、固定部は露出する。したがって固定部への工具等を用いた作業が非常に行いやすい。また、保持プレートでクッションをインフレータに押しつけて圧縮しているため、当該カーテンエアバッグ装置は上下方向にコンパクトになっていて、車体側壁の上部の狭いスペースであっても有効に設置することが可能である。さらに、ブラケットは一体の部品として実現可能な簡潔な構造であって、コスト低減に資することが可能である。
上記のブラケットは金属製であって、保持プレートは、2つの固定部の間の領域に曲げ加工を施すことで形成されているとよい。この構成であれば、1つの板金部材から製造できる簡潔な構成のブラケットを実現可能である。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ用ブラケット装置は、円筒型のインフレータと車体側壁との間に配置されてインフレータが長手方向を車両前後方向に向けて取り付けられるインフレータ取付部と、インフレータ取付部の下方にて車幅方向内側へ突出することによってクッションを下から持ち上げ、インフレータに対してクッションを押し付けることによってクッションを保持する保持プレートと、保持プレートの車両前後方向の両側に設けられ、保持プレートのクッションが接触する面よりも下方で車体側壁に固定される2つの固定部と、を備えることを特徴とする。
上記カーテンエアバッグ用ブラケット装置においても、車体側壁への組付時において、保持プレートがクッションを持ち上げているため、ブラケットの固定部への工具等を用いた作業が非常に行いやすい。また、保持プレートでクッションをインフレータに押しつけて圧縮してコンパクトにできるため、車体側壁の上部の狭いスペースであっても有効に設置することが可能になる。
当該カーテンエアバッグ用ブラケット装置は金属製であって、保持プレートは、2つの固定部の間の領域に曲げ加工を施すことで形成されているとよい。この構成であれば、1つの板金部材から製造できる簡潔な構成のブラケットを実現可能である。
本発明によれば、簡潔で低廉な構成であって、クッションの車体への組付作業の容易化に資することが可能なカーテンエアバッグ装置およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置。
本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置を例示した図である。 図1(a)のインフレータ周辺の拡大図である。 図2(a)のカーテンエアバッグの分解図である。 図3のブラケットを単独で各方向から例示した図である。 図1(a)のカーテンエアバッグ装置のB−B断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(カーテンエアバッグ装置)
図1は、本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置(以下、「カーテンエアバッグ100」と記載)を例示した図である。図1(a)は稼動前のカーテンエアバッグ100を車幅方向の車内側から見た図であって、クッション102の収納形態を例示している。クッション102は緊急時に膨張展開して乗員を保護する部位であって、図1(b)では膨張展開時のクッション102を例示している。なお、以下本願において「上」と表現する場合は注目箇所から見て車両天井方向を示し、「下」と表現する場合は注目箇所から見て車両床方向を示す。
図1(a)に例示するように、クッション102は、巻回されて車両前後に細長いロール状の収納形態となって、車体側壁の上部のルーフサイドレール104に取り付けられ、車両106に搭載される。通常は、ルーフサイドレール104はルーフトリム(図示省略)で覆われている。すなわちクッション102は、ルーフサイドレール104とルーフトリムとの間の空間に収納されていて、乗員のいる車室内からは視認不能である。よって本文中に「車室内からクッション102を見る」との説明があっても、本来車室内から視認不能なクッション102を、ルーフトリムを図示省略して可視化していることに留意されたい。なお、クッション102の収納形態は巻回の他、折り畳みによっても実現することができる。
カーテンエアバッグ100はガス発生装置であるインフレータ108をクッション102の上部の中央に備えていて、クッション102はインフレータ108から供給されるガスの圧力によって膨張して乗員を拘束する。本実施形態で採用しているインフレータ108は、シリンダ型(円筒型)のものである。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、さらにはガス発生剤と圧縮ガスとを両方備えたタイプのものなどがある。インフレータ108としては、いずれのタイプも利用可能である。
図1(a)の状態において、車両106に側面衝突時やロールオーバ(横転)等が発生すると、まず車両106に備えられたセンサ(図示省略)が衝撃を感知し、これに起因してインフレータ108へ信号が発信される。この信号を受けることでインフレータ108が作動し、ガスがクッション102へ供給される。クッション102は、インフレータ108からのガスを受給すると、図1(b)に例示するように、サイドウィンドウ110等に沿って下方へ向かって膨張展開し、乗員の保護を行う。
クッション102は、カーテンエアバッグ用のものとして、サイドウィンドウを覆って拡がることのできる大きな形状となっている。クッション102は、その表面を構成する2枚の基布を重ねて縫製や接着することや、OPW(One-Piece Woven)を用いての紡織などによって袋状に形成されている。
本実施形態では、インフレータ108はセンタピラー107の上方付近に設置されている。カーテンエアバッグ100のうちインフレータ108周辺には、インフレータ108およびクッション102の固定等のためにブラケット118(図2(b)参照)が取り付けられている。以下、ブラケット118を中心にカーテンエアバッグ100の構成についてさらに説明する。
図2は、図1(a)のインフレータ108周辺の拡大図である。図2(a)は、インフレータ108周辺を車幅方向の車内側から見た図である。インフレータ108は、クッション102の上部に設けられたガス導入口112に、先端のガス噴出孔114側から挿し込まれている。そして、収納形態のクッション102の上縁に沿わせて長手方向を車両前後方向に向けて配置されている。インフレータ108の後端にはコネクタ116が設けられていて、このコネクタ116で車両側と電気的に接続して稼動信号等を受け取る。
図2(b)は、図2(a)のカーテンエアバッグ100を車体側壁側から例示した斜視図である。図2(b)に例示するように、インフレータ108およびクッション102の車体側壁側には、本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ用ブラケット装置(以下、単に「ブラケット118」と記載)が取り付けられている。ブラケット118は、インフレータ108およびクッション102を把持し、これらをルーフサイドレール104(図1(a)参照)に固定する。ブラケット118は、相応の重量を有するインフレータ108を支えるために、またインフレータ108稼動時の負荷に耐えるために、金属製の堅牢な構造となっている。
図3は、図2(a)のカーテンエアバッグ100の分解図である。ブラケット118は、インフレータ108を取り付けるインフレータ取付部120を上部に有している。インフレータ取付部120はインフレータ108と車体側壁との間に配置され、インフレータがその長手方向を車両前後に向けて取り付けられる。インフレータ取付部120は、円筒型のインフレータ108の側面に沿って湾曲していて、インフレータ108の車体側壁側および上部側を把持する。
インフレータ108のインフレータ取付部120への取付けには、2つのバンド122a、122bが利用される。バンド122a、122bは、インフレータ取付部120の車両前後両側において、インフレータ取付部120の上からインフレータ108ごと巻きつけられる。バンド122a、122bは金属製または樹脂製で材質的に強度が高く、クッション102の膨張展開時にも脱落しない構成となっている。
クッション102は、巻回された収納形態となって、インフレータ108の下側に沿ってブラケット118に接続される。クッション102のブラケット118への接続には、3つの固定用部材124a〜124cが用いられる。固定用部材124a〜124cは、バンド122a、122bよりも幅広で、繊維や樹脂などのある程度の柔軟性を有する素材で構成されている。固定用部材124a〜124cは、裏側に粘着面を設けて、その粘着力でクッション102とブラケット118とに巻きつけることができる。他にも、固定用部材124a〜124cは、端部を互いに結んだり、端部をブラケット118の所定箇所に引っかけたりする構成によっても、ブラケット118等に巻きつけることができる。
図2(a)に例示するように、固定用部材124a〜124cはブラケット118にクッション102およびインフレータ108ごと巻き付けられ、これらを束ねて保持する。この固定用部材124a〜124cはクッション102の膨張展開時に破断可能であってもよい。その場合、固定用部材124a〜124cには、破断を誘発するために、所定箇所に周辺領域よりも脆弱な破断部を設けることも可能である。
ブラケット118は、下部の車両前後方向の両側に、ルーフサイドレール104(図1(a)参照)に固定される2つの固定部126a、126bが設けられている。固定部126a、126bは、本実施形態においてはボルト孔128を有していて、所定のボルトが使用されてルーフサイドレール104(図1(a)参照)に締結固定される。
本実施形態のブラケット118はさらに、クッション102を下から支える保持プレート130を有している。保持プレート130は、クッション102を下から持ち上げることで、クッション102をインフレータ108に押しつけて上下に圧縮する。さらに保持プレート130はクッション102を持ち上げることで固定部126a、126bをクッション102から露出させ、固定部126a、126bへのボルトの締結作業等を行いやすくさせる。
(カーテンエアバッグ用ブラケット装置)
図4は、図3のブラケット118を単独で各方向から例示した図である。図4(a)は、ブラケット118を車幅方向内側から例示した図である。図4(a)に例示するように、ブラケット118は、上下方向よりも車両前後方向(図中左右方向)に若干長い形状になっている。ブラケット118は金属製であって、基礎部分である基部132の上側に上述したインフレータ取付部120を有し、基部132の下側の車両前後中央に保持プレート130を有している。基部132の下側であって保持プレート130の車両前後方向の両側における保持プレート130よりも下方には、ボルト孔128を有する固定部126a、126bが形成されている。
図4(b)は、図4(a)のブラケット118を車両後方(図中右方)から見た図である。図4(b)に例示するように、インフレータ取付部120は、インフレータ108(図3参照)の側面に沿って接触可能な湾曲した形状に形成されている。保持プレート130は、インフレータ取付部120の下方にて、基部132から車幅方向内側(図中左方)へ突出し設けられている。
図3の斜視図に例示しているように、保持プレート130は、クッション102を下から持ち上げる台座部分134と、台座部分134と基部132とを連絡する首部分136とを有している。台座部分134は、縁が下方へ曲げられた立体的な形状を有している。首部分136は、台座部分134よりも幅が細く、基部132から車幅方向内側へ延びている。
図4(c)は、図4(a)のA−A断面図である。図4(c)に例示するブラケット118は、例えば板金板材等から一体の部品として成型されている。保持プレート130は、2つの固定部126a、126b(図4(a)参照)の間の領域に曲げ加工を施すことで形成されている。また、インフレータ取付部120は、インフレータ108(図3参照)の形状に沿って曲げ加工を施すことで形成されている。このように、ブラケット118は、簡潔な構造で低廉に実現可能になっている。
図5は、図1(a)のカーテンエアバッグ装置100のB−B断面図である。図5に例示するように、保持プレート130は、収納形態のクッション102を持ち上げてクッション102をインフレータ108に押しつけて圧縮して保持する。そして、保持プレート130の位置にて、図2(a)に例示した固定用部材124bが巻き付けられる。これにより、カーテンエアバッグ100のインフレータ108付近は本来であればサイズが増大しやすいところ、本実施形態ではインフレータ108付近における上下方向のサイズがコンパクトに抑えられている。したがって、ルーフサイドレール104とルーフトリム138との間の限られた設置空間にも有効に組付可能である。
また図2(a)に例示したように、保持プレート130がクッション102を持ち上げているため、保持プレート130よりも下方に位置する固定部126a、126bにクッション102が垂れ下がって隠してしまうようなことがない。したがって、固定部126a、126bはクッション102に隠れることなく常に露出している。詳細には、図4(a)において、固定部126a、126bのボルト孔128は、保持プレート130のうちクッション102が接触する面である台座部分134の上面よりも下方に設けられている。そのため、固定部126a、126bをルーフサイドレール104(図5参照)に組み付ける際、固定部126a、126bへの工具等を用いた作業を効率よく行うことが可能である。
図5の状態においてインフレータ108が稼動すると、クッション102は膨張して固定用部材124bを破断し、ルーフトリム138を押しのけて下方へ展開する。その際、本実施形態の保持プレート130はブラケット118のうちでも小型の部位であるため、クッション102の展開挙動には影響を与えない。また保持プレート130は、首部分136にてクッション102の膨張展開に追従してたわむことも可能であり、これによってもクッション102の展開挙動への影響を抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるカーテンエアバッグ100を自動車に適用した場合を想定して説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッションを備えたカーテンエアバッグ装置、およびカーテンエアバッグ用ブラケット装置に利用することができる。
100…カーテンエアバッグ、102…クッション、104…ルーフサイドレール、106…車両、107…センタピラー、108…インフレータ、110…サイドウィンドウ、112…クッションのガス導入口、114…インフレータのガス噴出孔、116…インフレータのコネクタ、118…ブラケット、120…インフレータ取付部、122a、122b…バンド、124a〜124c…固定用部材、126a、126b…固定部、128…ボルト孔、130…保持プレート、132…ブラケットの基部、134…保持プレートの台座部分、136…保持プレートの首部分、138…ルーフトリム

Claims (4)

  1. 袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで車両前後方向に細長な収納形態となって車体に搭載されるクッションと、
    円筒型であって前記クッションの上縁に沿って配置され、該クッションに膨張展開用のガスを供給するインフレータと、
    前記クッションおよび前記インフレータを車体側壁の上部に固定するブラケットと、
    前記ブラケットに前記クッションおよび前記インフレータごと巻き付けられる固定用部材と、
    を備え、
    前記ブラケットは、
    前記インフレータと前記車体側壁との間に配置されて該インフレータが取り付けられるインフレータ取付部と、
    前記インフレータ取付部の下方にて車幅方向内側へ突出することによって前記クッションを下から持ち上げ、前記インフレータに対して該クッションを押しつけることによって該クッションを保持する保持プレートと、
    前記保持プレートの車両前後方向の両側に設けられ、該保持プレートの前記クッションが接触する面よりも下方で前記車体側壁に固定される2つの固定部と、
    を有し、
    前記固定用部材は、前記保持プレートの位置にて前記ブラケットに巻き付けられることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記ブラケットは金属製であって、
    前記保持プレートは、前記2つの固定部の間の、車幅方向内側に曲がった領域であることを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 円筒型のインフレータと車体側壁との間に配置されて該インフレータが長手方向を車両前後方向に向けて取り付けられるインフレータ取付部と、
    前記インフレータ取付部の下方にて車幅方向内側へ突出することによって、車両前後方向に細長な収納形態のクッションを下から持ち上げ、前記インフレータに対して該クッションを押しつけることによって該クッションを保持する保持プレートと、
    前記保持プレートの車両前後方向の両側に設けられ、該保持プレートの前記クッションが接触する面よりも下方で前記車体側壁に固定される2つの固定部と、
    を備えることを特徴とするカーテンエアバッグ用ブラケット装置。
  4. 当該カーテンエアバッグ用ブラケット装置は金属製であって、
    前記保持プレートは、前記2つの固定部の間の、車幅方向内側に曲がった領域であることを特徴とする請求項3に記載のカーテンエアバッグ用ブラケット装置。
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