JP6068521B2 - カード読取玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、カードの識別情報を読み取らせて遊ぶことのできるカード読取玩具に関する。
従来から、バーコードが記載される等して識別情報を備えるカードを読み取らせて遊ぶことができる玩具が提供されている。例えば、特許文献1には、手で把持して使用するバーコードリーダで、カードに記載されるバーコードを読み取らせ、音声等を出力させて楽しめる玩具が開示されている。また、特許文献2には、無線IDタグを備えるカードを読み取らせ、個々のIDに対応した音声等の情報を出力する装置からなる知育システムが開示されている。
特開2005−256号公報 特開2006−350058号公報
子供は、カード読取玩具を使用してカードの識別情報を読み取らせて、読み取った識別情報に基づいて出力される音や文字表示等と、読み取らせたカードに記載される図柄等との組み合わせにより遊んだり学習したりすることができる。このとき、子供にとっては、カードの識別情報を読み取らせるという行為自体も楽しいものである。
しかしながら、1.5歳程度の低年齢の幼児を対象としたカード読取玩具において、例えば特許文献1に開示されるものについては、バーコードリーダの操作が難しく、バーコードに対して斜めにバーコードリーダをあてる等してカードの識別情報が正確に読み込めない等考えられる。また、特許文献2に開示されるものについては、カードを装置に近づけるだけでよいので操作が容易であるが、カードを読み込ませる行為自体が単調であり、低年齢の幼児には面白みに欠ける場合がある。
本発明の目的は、低年齢の幼児であってもカードの読み込み操作を容易にすることができて、楽しく遊んだり学習したりすることのできるカード読取玩具を提供する。
本発明に係るカード読取玩具は、クロックコードとデータコードからなる識別情報が設けられるカードが投入される投入口が上方に形成されるとともに、前記カードが取り出される取出し口が下方に形成される玩具本体と、前記玩具本体に設けられ、前記投入口から投入された前記カードを前記取出し口までガイドするカードガイド部と、制御部と、カード読取部とを備える制御装置と、を有し、前記カード読取部は、前記投入口から投入された前記カードが前記取出し口に到達するまでの間に前記カードの前記識別情報を読み取って前記制御部に出力し、前記制御部は、前記カード読取部で読み取った前記識別情報に基づいて知覚情報を出力し、前記識別情報は、前記カードの表面及び裏面それぞれの面における左右の一方側にクロックコードが設けられ、他方側にデータコードが設けられる。
前記カードは、縦方向と横方向の長さが異なるように形成され、前記投入口の幅は、前記カードの縦方向又は横方向のうち長さの短い方向の長さより長く、かつ、長さの長い方向の長さより短く形成される。
また、前記カードガイド部は、下方側が上方側よりも前方となるよう傾斜して設けられる傾斜板により形成されることを特徴とする請求項1に記載のカード読取玩具。
また、前記玩具本体には、前記傾斜板の前方にカード押さえ板が設けられる。
また、前記識別情報は、白色及び黒色が交互に配置されるバーコード状に形成され、前記カード読取部は、投入される前記カードに対して左右それぞれに設けられる光電センサを備える。
また、前記光電センサは、前記カードガイド部の背面側の左右それぞれに設けられる。
また、前記識別情報は、前記カードの表面と裏面とで配置位置が同じである。
また、前記カード読取部は、前記カードの詰まりを検出可能に形成される。
また、前記カードガイド部の前方における前記玩具本体の前記投入口と前記取出し口間には、開閉扉が設けられる。
また、前記制御部は、前記知覚情報を記憶するメモリ部を有し、前記知覚情報は音声データテーブル中の音声データであり、前記音声データテーブルは、前記カード読取部で読み取った前記カード毎の前記識別情報に対応する音声データからなる。
また、前記玩具本体の背面には、底板と、左右の側面板と、背面板からなるカード収納部が形成されるとともに、前記カード収納部の背面板には切欠き部が形成され、前記切欠き部に対向する前記玩具本体の背面には、凹部が形成される。
本発明に係るカード読取玩具によれば、投入口に投入したカードの識別情報を読み込ませ、この識別情報に基づいて、人が知覚することができる音、光等の知覚情報を出力させることができる。このとき、カードの投入口への投入は、カードの識別情報が表面及び裏面に設けられるので、カード投入時に表裏の面がいずれの向きでも識別情報を読み取ることができ、1.5歳程度の低年齢の幼児であっても確実にカードの識別情報を読み取らせることができる。
さらに、カードの識別情報を読み取らせる際、カードが投入口から取出し口までカードガイド部により導かれるので、読み込ませるカードに動きがあり、低年齢の幼児にとっても、カードの識別情報を読み込ませる行為自体を楽しく行うことができる。
また、カードの縦方向と長さ方向の長さを異なるように形成して、投入口へのカードの投入が縦方向又は横方向の一方向のみ投入されるように形成することもできる。これにより、例えばカードを縦方向に投入した時のみ識別情報が読み取れる形態とした場合であっても、カード投入の方向を容易に規制することができ、低年齢の幼児であっても正しくカードを投入口に投入することができる。
また、カードガイド部を傾斜板により形成すれば、より安定してカードを取出し口まで導くことができる。従って、さらに確実にカードの識別情報を読み取ることができる。
また、傾斜板の前方にカード押さえ板を設けることにより、投入口から投入されたカードを傾斜板とカード押さえ板との間に通すことができるので、さらに安定してカードを取出し口まで導くことができる。
また、識別情報はバーコード状に形成し、この識別情報を光電センサにより読み込ませるように構成することで、構造が簡単で、製造にかかるコストを低減させたカード読取玩具を提供することができる。
また、光電センサは、カードガイド部の背面側に設けることにより、通過するカードに対して光電センサをより近づけることができる。従って、さらに確実に識別情報を読み取ることができる。
また、バーコード状の識別情報は、カードの表面と裏面とで同じ位置に配置することで、カードの材質を透光性を有する合成紙により形成しても、読取面に対して反対側の面の黒色が透けて見えることが無く、従って、読取面と反対側の面の黒色を誤って検出してしまうことが防止される。
また、読取装置をカードの詰まりを検出可能に形成すれば、玩具本体にカードが詰まってしまったことを幼児に分かり易く知らせることができる。
また、カードガイド部の前方に開閉扉を設けることにより、通常使用時はカードガイド部により取出し口まで導かれるカードに接触できないように扉を閉じ、カード詰まりが発生した場合には扉を開けて詰まったカードを取り出すことができる。
また、カード毎の識別情報を読み込んで出力される知覚情報は音声データとされるので、低年齢の幼児にとって分かり易く構成することができる。また、複数あるカードの一部又は全部のカードについて、カード毎の識別情報に対応する音声データを複数用意しておけば、同じカードであっても異なる音声を出力できるので、低年齢の幼児にとって面白みのあるカード読取玩具を提供することができる。
また、玩具本体の背面にカード収納部を設け、カード収納部の背面板に切欠き部を設けて、玩具本体の背面に凹部を設ける。これにより、複数枚のカードを収納することができるとともに、低年齢の幼児であっても容易にカードを取り出して遊ぶことができる。
本発明の実施形態に係るカード読取玩具の外観を示す斜視図であり、(a)はカード読取玩具の前方右上から見た図であり、(b)は後方左下から見た図である。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の前面の扉を開いた状態における縦断面図である。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係るカードの一例を示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。 本発明の実施形態に係る読取装置が識別情報を読み取る際のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の起動時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「ずかんモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「ずかんモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「ずかんモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「ずかんモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「ずかんモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「クイズモード」の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「カード詰まり」検出時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の「オートパワーオフ」時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具のずかんモード音声テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具のクイズモード音声テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るカード読取玩具の音声テーブルを示す図であり、(a)はクイズモードカテゴリ音テーブルを示し、(b)はクイズモード正解音テーブルを示す。
以下、本発明に係るカード読取玩具1を図に基づいて説明する。図1はカード読取玩具1の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、カード読取玩具1を正面側から見て右側を右、左側を左として説明する。
図1(a)に示すように、カード読取玩具1の玩具本体10は、家を模した形状として形成されている。玩具本体10は、上面を左右に長い長矩形に形成されるベース部20上に立設されている。玩具本体10の上方である屋根部分には、左右に長い矩形に開口される投入口11が設けられている。そして、玩具本体10の下方の正面には、大きく開口される取出し口12が設けられている。カード読取玩具1は、後述のカード50(図4参照)を投入口11に投入すると、カード50は自重により落下し、取出し口12から取り出すことができるように構成される。
なお、投入口11に投入されたカード50は、カードガイド部とされる傾斜板13上を滑り落ちるようにして自重により落下して取出し口12まで導かれる。
また、投入口11と取出し口12間における傾斜板13の前方の玩具本体10(換言すれば、取出し口12の上方である玩具本体10の正面)には、ヒンジ14a周りに開閉自在に設けられる開閉扉14が設けられている。
玩具本体10の側面には、操作ボックス30が設けられる。操作ボックス30には、上側のボタンをクイズモードボタン31とし、下側のボタンをずかんモードボタン32として、上下に並んで2個のボタンが配置される。カード読取玩具1は、クイズモードボタン31又はずかんモードボタン32を押すことにより、「ずかんモード」と「クイズモード」の二種類のモードを選択して遊ぶことができる。
図1(b)に示すように、玩具本体10の背面上方には、スピーカ15が設けられている。そして、スピーカ15の下方である玩具本体10の背面には、カード収納部40が設けられている。カード収納部40は、背面板41と、左側面板42と、右側面板43と、底板44(図2参照)が玩具本体10の背面に組み合わされて形成されて、上側が開口される略箱状に形成されている。カード収納部40には、複数のカード50をまとめて収納することができる。
そして、背面板41の中央上端には、半円の両端縁から背面板41の上端まで直線状に切り欠かれた切欠き部45が形成されている。そして、この切欠き部45に対向する玩具本体10の背面には、凹部16が設けられている。凹部16は、背面から見て長孔状に形成され、内部は曲面となるように形成されている。切欠き部45と、凹部16の切欠き部45と対向する部分は、背面から見ると同一形状とされている。カード収納部40に収納された複数のカード50の取り出しは、複数のカード50を親指で押さえながら凹部16に他の指を入れることで行うことができる。従って、低年齢の幼児であっても容易にカード50を取出すことができる。
また、操作ボックス30の背面には、電源スイッチ33が設けられている。また、ベース部20の下面中央には、電池ボックス用の蓋21が設けられている。
次に、図2の開閉扉14が開いている状態における断面図に示すように、開閉扉14を開けると、玩具本体10の正面側に開口された開口部17が出現する。一方、傾斜板13は、下方側が上方側よりも前方側となるよう傾斜して設けられている。そして、傾斜板13の上側の前方(換言すれば、開口部17と対向する位置における傾斜板13の前方)には、カード押さえ板18が設けられている。カード押さえ板18は、傾斜板13と略平行に設けられており、傾斜板13との間にカード50を一枚通すことができる程度のクリアランスが形成されている。なお、図2は、カード50が投入口11に投入された様子を示している。
そして、カード押さえ板18の中央には、上下に長い略矩形形状の開口孔18aが開けられている。このように、開閉扉14、開口部17及び開口孔18aにより、カード押さえ板18と傾斜板13との間にカード50が複数枚押し込められて詰まってしまったとしても、容易に詰まったカード50を取り出して復帰させることができる。
また、傾斜板13の上下方向の略中間位置やや上方近傍左右の背面には、光電センサ61,62が設けられている。なお、図2においては、右側の光電センサ62が省略されている。左右の光電センサ61,62は、投受光一体型とされている。この光電センサ61,62により、複数のカード50毎に設けられる固有の識別情報51(図4参照)が読み取られる。
次に、図3に基づいて、カード読取玩具1の制御装置70等を説明する。図3はカード読取玩具1の制御ブロック図である。制御装置70は、CPU等により形成される制御部71を有する。制御部71は、カード読取部60と接続される。カード読取部60は、前述の光電センサ61,62と、光電センサ61,62と接続される読取処理部63とにより構成される。読取処理部63は、光電センサ61,62により検出されたカード50毎の識別情報51(図4参照)を読み取り、カード50毎のカード番号([カードNO])を同定して、その結果を制御部71に送出する。
制御部71は、メモリ部72と接続される。メモリ部72には、個々のカード50の識別情報51に対応する複数の音声データからなる音声データテーブル(図25,図26,図27参照)が記憶されている。また、制御部71には、電源スイッチ33、スピーカ15及びクイズモードボタン31,ずかんモードボタン32が接続されている。制御部71は、カード読取部60から受け取った識別情報51に基づくカード番号と、クイズモードボタン31又はずかんモードボタン32の何れかが押されているかを判断して、ゲームの進行に合わせてメモリ部72の音声データテーブルから音声データを選択してスピーカ15に出力する。
次に、図4及び図5を用いて、カード読取部60によりカード50の識別情報51が読み取られる動作を説明する。図4(a),(b)に示す通り、カード50は、上下方向(縦方向)が長辺(左側長辺55a,右側長辺55b)とされ、左右方向(横方向)が短辺(上側短辺56a,下側短辺56b)とされる略長方形に形成されている。ただし、低年齢の幼児でも扱いやすいように、上下の短辺56a,56bは、緩やかな凸湾曲状となるよう形成されている。
カード50の縦方向の長さ(ここでは上下の短辺56a,56bにおける最も外側の点の間の距離をいう。)及び横方向の長さ(ここでは左右の長辺55a,55b間の距離をいう。)と玩具本体10の投入口11(図1参照)の関係は次の通りである。投入口11の左右方向の幅は、カード50における長さの短い方向である横方向の長さよりも長く、長さの長い縦方向の長さよりも短く形成されている。従って、左右の長辺55a,55bの何れかを下方側にしてカード50を投入口11に投入することはできない。
そして、カード50には、バーコード状に白色と黒色が交互に配置される識別情報51が設けられている。識別情報51は、クロックコード52とデータコード53とからなり、図4(a)示すように、カード50の左右の一方側である左側長辺55a側には、白色及び黒色が等間隔に上下方向に並べられるクロックコード52が記載されており、カード50の左右の他方側である右側長辺55b側にはデータコード53が記載されている。このデータコード53は、複数のカード50毎に異なる値のカード番号を表す情報とされる。一方、クロックコード52は、データコード53を読み取るタイミングを特定するために用いられる。従って、クロックコード52は、全てのカード50について同様に記載されている。
図4(b)に示すように、識別情報51は、カード50の表面と裏面とで配置位置が同じになるように記載されている。すなわち、左側長辺55a側には、表面及び裏面ともに、クロックコード52が同じ配置位置に記載される。同様に、右側長辺55bには、表面及び裏面ともに同じデータコード53が同じ配置位置に記載される。これにより、カード50について、主原料をポリプロピレン樹脂等とする透光性を有する合成紙により形成しても、光電センサ61,62による読取面側に対する反対側(すなわち裏側)の面に記載される黒色は読取面においても同じ位置、大きさの黒色となる。従って、読取面側に対して反対側の面に記載される黒色を誤って検出してしまうことが防止される。
なお、低年齢の幼児は、カード50を曲げたり噛んだりしてしまうことが考えられるので、カード50の材質としては、主原料をポリプロピレン樹脂等とする合成紙を用いるのが好適である。
図5は、光電センサ61,62により識別情報51が検出される様子を示すタイミングチャートを示す。図5は図4(a)で示すカード50の表面が正面側であり、上側短辺56aが下方側となるように玩具本体10の投入口11に投入した場合におけるタイミングチャートである。すなわち、光電センサ61,62は、図4(b)で示す裏面の識別情報51(クロックコード52,データコード53)を検出することとなる。そして、図5のタイミングチャートのうち、上側の信号Pdは左側の光電センサ61によりデータコード53が検出される様子を示し、下側の信号Pcは右側の光電センサ62によりクロックコード52が検出される様子を示している。
光電センサ61,62による識別情報51の検出及び読取処理部63の処理は、以下の通りに行われる。まず、カード50が投入口11から投入され(t0)、一番先に検出信号が入る光電センサ61,62の方をクロックコード52と認定され、その対側の光電センサ61,62からの入力がデータコード53であると認定される。図5では、タイミングT1で示すように、左側の光電センサ61よりも右側の光電センサ62の方が先に検出信号が入っているので、右側の光電センサ62による検出信号がデータコード53であると認定される。
データコード53の判定は、クロックコード52の検出信号における変化点で行われる。ただし、最初の検出タイミングt1を除いたt2〜t7の6か所のタイミングにおけるデータコード53の検出値(図5の例では「100000」)で判定される。そして、t2〜t7における検出値から、投入されたカード50の固有のカード番号を算出する。
このように、何れの光電センサ61,62でクロックコード52を検出するか、データコード53を検出するかは固定されていないので、全てのカード50について、クロックコード52が先に入るように識別情報51を記載しておく。換言すれば、クロックコード52の上下端の黒色よりも内側にデータコード53の黒色が記載されるように識別情報51を記載しておく。
このようにして、カード50の投入方向を上側短辺56aが下方に向けて投入されても、下側短辺56bが下方に向けて投入されても、又は、表面と裏面何れの面が正面側であっても、光電センサ61,62による識別情報51の読取りは正確に行われる。
なお、図5の例とは逆に、表面の向きはそのまま正面側にして、カード50の下側短辺56bを下方側にして投入口11から投入した場合には、図5の例とは異なる検出値(図4のカード50では「101100」)となる。従って、1枚のカードには2つの固有の検出値(「100000」と「101100」)の何れかが検出されることとなるが、何れの検出値であっても、同じカード50からは一つのカード番号が算出されるよう読取処理部63に設定しておく。
このようにして、カード50の表裏及び上下の挿入方向に寄らず、常に同じカード番号が算出されることとなる。また、図5のタイムチャートに示されるように、傾斜板13により取出し口12まで導かれて自重落下するカード50は時間経過とともに加速されるので、検出信号の時間軸の幅は漸次狭くなるが、上記のように検出すれば、正確に識別情報51を光電センサ61,62で検出することができる。
次に、カード読取玩具1の遊び方を図6〜図24のフローチャートに基づいて説明する。本発明に係るカード読取玩具1は、「ずかんモード」と「クイズモード」の二つの遊び方を備える。これらは、制御装置70により実行される。電源の投入工程から図6により説明する。
[電源投入工程:図6]
ステップS10(以下、「ステップ」の語を省略する。):電源スイッチを入れる。
S20:クイズモードボタン31,ずかんモードボタン32及びカード読取部60による読取を無効とする。
S30:「楽しく遊ぼうね」等の起動時音声を再生する。
S40:「ずかんモード」に遷移する。
すなわち、電源投入時においては、「ずかんモード」が立ち上がる。ここで、「ずかんモード」とは、複数のカード50の何れかを選択して投入口11に投入すると、各カード50に記載される図柄等を説明する音声が再生されるモードである。例えば、犬の絵が記載されるカード50の場合には、音声「ワンワン」が再生される。再生される音声は、図25に示す「ずかんモード音声テーブル」により選択される。すなわち、各カード50がカード読取部60により読み取られて、各カード50のカード番号が同定されると、カード番号(図25における「カードNO」)に対応する音声(音声[SE1]又は[SE2])が適宜再生される。
次に、図7〜図11に基づいて、「ずかんモード」のフローについて説明する。
[ずかんモード:図7]
SA10:使用する変数の初期化を行う。具体的には、変数「未入力カウンタ」及びカード番号である変数「カードNO」の値を「0」にする。
SA20:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取を有効とする。
SA30:「ずかんモード」開始音声を再生する。
[ずかんモード:図8]
SA40:複数のカード50から任意のカード50を選択して投入口11に投入するよう促す音声が再生される。
SA50:入力待ちの間、メロディが再生される。
SA60:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の有無が判断される。
SA70:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取が行われた場合には、「未入力カウンタ」が初期化される。
SA80:入力待機時間は2分間とされる。
[ずかんモード:図9]
上記のSA80にて入力待機時間が経過すると、以下のフローが行われる。
SA90:カード50の投入を促す音声を再生する。
SA100:「未入力カウンタ」が増値される。
SA110:[未入力カウンタ]の値が判定される。
SA120:[未入力カウンタ]が「3」以上の場合、すなわち、カード50の投入待機が3回行われてもカード50が投入されない場合は、「オートパワーオフ」のフロー(図24参照)が実行される。
[ずかんモード:図10]
上記のSA60(図8参照)にてクイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取があった場合には、以下のフローが実行される。
SA130:クイズモードボタン31,ずかんモードボタン32及びカード読取部60による読取を無効とする。
SA140:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れがあったのかが判断される。
SA150:クイズモードボタン31が押された場合には、クイズモードに遷移する。
SA160:ずかんモードボタン32が押された場合には、ずかんモードに遷移する。
[ずかんモード:図11]
何れかのカード50が投入口11から投入されると、以下のフローが実行される。
SA170:投入されたカード50の識別情報51が読み込まれ、カード番号(「カードNO」)が取得される。
SA180:「カードNO」の値が「1」又は「2」であるか否かが判断される。
SA190:「カードNO」が「1」又は「2」である場合には、図25の「ずかんモード音声テーブル」における音声「SE1」又は「SE2」がランダムに設定される。
SA200: ランダムに設定された音声が「SE2」であるか否かが判断される。
SA210:「カードNO」が「1」又は「2」ではない場合には、「ずかんモード音声テーブル」の音声「SE1」が設定される。
SA220:再生する音声として、「SE2」が設定された場合には、「ずかんモード音声テーブル」から、「カードNO」に対応する音声「SE2」が取得され、再生される。
SA230:再生する音声として、「SE1」が設定された場合には、「ずかんモード音声テーブル」から、「カードNO」に対応する音声「SE2」が取得され、再生される。
以下、ずかんモードの処理が繰り返し実行される。
このとき、カード50には、表面及び裏面ともに、異なる図柄等であっても、同じテーマの図柄等が記載されている。例えば、カード50の表面及び裏面に、異なる図柄の「犬」が記載されているカード50は、このカード50のカード番号を「10」とする。この場合、上記のずかんモードでは、このカード50を投入すると、「ずかんモード音声テーブル」(図25参照)のうち、「カードNO」が「10」に対応する音声「SE1」として「ワンワン」が再生される。なお、本実施形態においては、「カードNO」が「1」及び「2」のカテゴリ「キャラクタ」についてのみ、複数(2つ)の音声「SE1」,「SE2」から選択されるよう形成されている。
次に、図12〜図22のフローに基づいて、クイズモードについて説明する。ここで、クイズモードとは、複数のカード50を使用したクイズ形式のゲームである。クイズモードで遊ぶ幼児は、カード読取玩具1から再生される音声に関連するカード50を複数のカード50から一つ選択し、カード読取玩具1に投入する。すると、選択して投入したカード50が、再生された音声に関するものであるか否かがカード読取玩具1により正解か不正解かが判断される。
[クイズモード:図12]
SB10:クイズモードボタン31,ずかんモードボタン32及びカード読取部60による読取を無効とする。
SB20:クイズモードからの遷移か否かが判断される。
SB30:クイズモードからの遷移ではない場合、すなわちずかんモードからの遷移の場合には、変数の初期化処理がされる。具体的には、カード50毎の「カード解答履歴」と、「クイズタイプ」を「0」とする。
SB40:クイズモードである旨の音声が再生される。
SB50:クイズモードからの遷移である場合、すなわち、2回目以降のクイズである場合には、「クイズタイプ」の値が増値される。
SB60:「クイズタイプ」が「6」より大きいか否かが判断される。
SB70:「クイズタイプ」が「6」より大きい場合、又は、クイズモード以外からの遷移の場合、「クイズタイプ」が「1」に設定される。
[クイズモード:図13]
続いて次のフローが実行される。
SB80:クイズモードボタン31及びずかんモードボタン32を有効とする。すなわち、これ以降、ずかんモードに遷移したり、クイズモードボタンを押して図12のフローに戻って「クイズタイプ」変数を増値させたりすることができる。
SB90:図27(a)の「クイズモードカテゴリ音テーブル」から「クイズタイプ」の値に対応した音声が再生される。例えば、「クイズタイプ」の値が「1」の場合には、音声「キャラクター」が取得される。
SB100:取得された音声が再生される。このとき、取得された音声に付加音声を結合して再生することもできる。例えば、音声「キャラクター」が取得された場合には、続けて「をさがそう」「よーくきいてね」と再生させることもできる。
[クイズモード:図14]
続いて次のフローが実行される。
SB110:変数「未入力カウンタ」及び「誤答回数」が初期化される。
SB120:「クイズタイプ」の値が「6」か否かが判断される。
SB130:「クイズタイプ」の値が「6」の場合、「クイズモード音声テーブル」(図26参照)における「1」から「35」までの「カードNO」を一つ選択する。
SB140:「クイズタイプ」の値が「6」以外の場合、「クイズモード音声テーブル」における「クイズタイプ」に対応する「カードNO」を一つランダムに選択する。例えば、「クイズタイプ」の値が「1」の場合には、「カードNO」は「1」から「9」のうちの一つがランダムに選択される。
すなわち、変数「クイズタイプ」の値は、「1」から「5」までが「クイズモード音声テーブル」に設定されているので、「クイズタイプ」の値が「1」から「5」の場合には、各「クイズタイプ」の値に対応した「カードNO」が選択される。一方、「クイズタイプ」の値が「6」の場合は、「1」から「35」までの全ての「カードNO」から値が一つ選択される。
SB150:選択された「カードNO」が「1」又は「2」か否かが判断される。本実施形態においては、「クイズモード音声テーブル」(図26参照)に示す通り、「カードNO」が「1」又は「2」についてのみ音声「SE1」,「SE2」の二種類の音声が設定されているからである。
SB160:選択された「カードNO」の値が「1」又は「2」の場合には、音声「SE1」又は「SE2」の何れかがランダムに設定される。
SB170:選択された「カードNO」の値が「1」又は「2」以外の場合、すなわち、「3」から「35」の場合には、音声「SE1」が設定される。
[クイズモード:図15]
続いて次のフローが実行される。
SB180:音声「SE2」が設定されているか否かの判断がされる。
SB190:音声「SE2」が設定されている場合には、「クイズモード音声テーブル」(図26参照)の「カードNO」の値に対応する「SE2」の音声が再生される。このとき、付加音声を音声「SE2」に付加して再生することもできる。例えば、「カードNO」が「1」の場合には、「なーんだなんだこれなんだ」の音声に続けて「そとにでかけます」と再生することもできる。
SB200:音声「SE2」が設定されていない場合、すなわち音声「SE1」が設定されている場合には、「クイズモード音声テーブル」の「SE1」の音声が再生される。上記と同様に付加音声を結合させて再生することもできる。
[クイズモード:図16]
上記のSB190又はSB200において、カード読取玩具1から質問が出されると、このカード読取玩具1で遊ぶ幼児は、机等の上に配置した複数のカード50から、再生された質問の音声に合致する図柄等が記載されるカード50を選んで、カード読取玩具1に投入する。すると、以下のフローが実行される。
SB210:カード読取部60による読取を有効とする。
SB220:カード50が投入される待機状態となる。このとき、メロディ等を再生することもできる。
SB230:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れがあったのかが判断される。
SB240:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れかがあった場合には、変数「未入力カウンタ」が初期化される。
SB250:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れもない場合には、90秒間経過したか否かが判断される。
[クイズモード:図17]
続いて次のフローが実行される。
SB260:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れもない場合であって、90秒間経過した場合には、「未入力カウンタ」の値が増値される。
SB270:「未入力カウンタ」の値が「3」より小さい値(すなわち「1」又は「2」)である場合には、図15及び図16のフローが繰り返される。
SB280:「未入力カウンタ」の値が「3」、すなわち、図15及び図16のフローが3回実行されると、自動的に電源を切る「オートパワーオフ」モードに遷移する(図24参照)。
[クイズモード:図18]
以下は、図16のフローにおいてクイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取がなされた場合のフローとなる。
SB290:カード読取部60による読取を無効とする。
SB300:クイズモードボタン31若しくはずかんモードボタン32の押下又はカード読取部60による読取の何れがあったのかが判断される。
SB310:クイズモードボタン31が押された場合には、クイズモードに遷移する。
SB320:ずかんモードボタン32が押された場合には、ずかんモードに遷移する。
[クイズモード:図19]
以下は、カード読取部60による読取、すなわち、カード50の投入がなされた場合のフローである。
SB330:投入されたカード50のカード番号と、[カードNO]の値が同じであるか否か、すなわち、幼児が選択したカード50が正しいか否かが判断される。
SB340:選択したカード50が正しい場合には、選択したカード50(すなわち「カードNO」の現在値)に対応する変数「カード解答履歴」の値を「1」とする。
SB350:「クイズタイプ」の値が「6」か否かが判断される。
SB360:「クイズタイプ」の値が「6」以外(すなわち「1」から「5」の値)である場合には、全てのカード50に対応する「カード解答履歴」の値が「1」か否かが判断される。すなわち、全ての問題を解いたか否かが判断される。
SB370:全てのカード50に対応する「カード解答履歴」の値が「1」である場合には、「クイズモード正解音テーブル」(図27(b)参照)から音声がランダムに一つ選択される。
SB380:選択された音声が再生される。「ぜんぶできたね」等の付加音声を付加して再生することもできる。
SB390:全てのカード50に対応する「カード解答履歴」の値を初期化する。
[クイズモード:図20]
図19におけるSB350で「クイズタイプ」の値が「6」以外の場合には、以下のフローが実行される。
SB400:同じクイズタイプにおけるカード50に対応する「カード解答履歴」の値が「1」か否かが判断される。すなわち、同じ「クイズタイプ」の内の全てのカード50について質問がなされたか否かが判断される。
SB410:同じクイズタイプにおけるカード50に対応する「カード解答履歴」の値が「1」である場合には、「クイズモード正解音テーブル」(図27(b)参照)からランダムに一つ音声が選択される。
SB420:上記SB410に続けて、「クイズモードカテゴリ音テーブル」(図27(a)参照)から、「クイズタイプ」の値に対応した音声が選択される。
SB430:選択音声が再生される。このとき、付加音声を結合させて再生させることもできる。例えば、「クイズタイプ」が「1」のカードについて全て解答した場合には、SB420で選択された音声「ぼくたちのなかま」に続けて、音声「ぜんぶできたね」が再生され、続けてSB410で選択された音声(例えば音声「やったね」)が再生される。
SB440:同じクイズタイプにおけるカード50に対応する「カード解答履歴」の値が「1」でない場合には、「クイズモード正解音テーブル」(図27(b)参照)からランダムに一つ音声が選択される。
SB450:上記選択音声が再生される。
[クイズモード:図21]
選択したカード50が正解であった場合(SB360及び図20のフロー)、以下のフローが実行され、次のクイズが出題される。
SB460:「クイズモード音声テーブル」(図26参照)から、「カードNO」(すなわち正解したカード50のカード番号)に対応する音声「カード名」と「コメント」が取得される。
SB470:取得された音声が再生される。例えば、上記で「カードNO」が「17」である場合には、音声「カード名」として「パトカー」に続けて付加音声「だね」が結合され、さらに続けて音声「コメント」として「じけんがおきたら、かけつけます」が再生される。
SB480:次の問題を出題するための音声が再生される。
[クイズモード:図22]
選択したカード50が間違いであった場合(SB330)、以下のフローが実行される。
SB490:変数「誤答回数」が増値される。
SB500:「誤答回数」の値が「3」より小さい、すなわち、同じ問題で3回解答(すなわちカード50を選択)したか否かが判断される。
SB510:「誤答回数」の値が「3」より小さい場合には、誤答を知らせる音声が再生され、再度同じ問題が出題される。
SB520:「誤答回数」の値が「3」より小さくない場合、すなわち3回誤答した場合には、誤答を知らせる音声が再生される。
SB530:次の問題を出題する旨の音声が再生される。
また、カード読取玩具1は、幼児が複数枚のカード50を投入する等して、カード50が傾斜板13上で詰まってしまったことを検出することができる。このカード詰まりの検出は、光電センサ61,62により行われる。具体的には、識別情報51のクロックコード52における8個の黒色が検出されない場合に、光電センサ61,62のうちどちらかの光電センサ61,62が白色を検出しており、所定時間の間、光電センサ61,62が変化を検出しない場合にカード詰まりと判断される。この場合、図23のフローが実行される。
[カード詰まり:図23]
S50:カード詰まりが検出されると、以下のフローが実行される。
S60:クイズモードボタン31,ずかんモードボタン32及びカード読取部60による読取を無効とする。
S70:開閉扉14(図1及び図2参照)を開けてカード詰まりを復旧するよう促す音声が再生される。
S80:開閉扉14を開いて、詰まったカードを取り出す作業を行う。
S90:カード詰まりと判定される直前の状態に戻す等して復帰処理がされる。
また、カード読取玩具1は、遊び終わって電源を切り忘れた場合に自動で電源が切れるよう、オートパワーオフの機能が備えられている。オートパワーオフへの遷移は、図24のフローが実行される。
[オートパワーオフ:図24]
S100:オートパワーオフが開始される。
S110:クイズモードボタン31,ずかんモードボタン32及びカード読取部60による読取を無効とする。
S120:自動で電源を切ることを知らせる音声が再生される。
S130:電源が切られる。
以上、本発明に係る本実施形態のカード読取玩具1によれば、カード50の表裏及び上下の区別をすることなく投入口11に投入することができるので、1.5歳程度の低年齢の幼児であってもカード50の読み込み操作を容易に行うことができる。さらに、カード50を投入すると、傾斜板13上を滑り落ちて自重落下して取出し口12に現れるので、カード50の識別情報51の読み込み操作も楽しく行うことができる。
そして、「ずかんモード」により、カード50に記載される図柄等の意味内容を音声により学習することができる。そして、「クイズモード」により、「ずかんモード」における学習の成果をクイズ形式で遊びながら確認することができるので、幼児は楽しみながら学習することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態においては、識別情報51とカード読取部60の検出センサを、バーコード状に記載されたコードを投受光一体型の光電センサ61,62としたが、他の形式で構成することもできる。例えば、識別情報51は、カード50に穿孔して形成し、透過型の光電センサや、接触型のリミットスイッチ等も用いることができる。しかしながら、本実施形態によれば、安定して識別情報51を検出し、読み込むことができる。
また、光電センサ61,62は、本実施形態においては、カードガイド部である傾斜板13の背面側に設けたが、正面側等に設けることもできる。すなわち、投入口11に投入されたカードが取出し口12に到達するまでの間に識別情報51を読み取ることができる位置に配置すればよい。しかしながら、投入されたカード50は、傾斜板13により安定して支持されているので、本実施形態の光電センサ61,62の取り付け位置が好適である。
また、本実施形態においては、カードガイド部を傾斜板13として形成したが、これに限られず、カード50を垂直に自重落下させるようカード50の長辺55a,55bの縁をガイドする溝や、カード50を傾斜して自重落下させる短冊状の複数の板材としてもよい。さらにまた、投入口11からカード50を取出し口12まで運搬する機構(カード50を把持してガイドレールに沿って進む摺動体等)を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、カード50の識別情報51に基づいて、各種音声を再生するよう形成したが、音声に限らず、他の知覚情報(例えば、ディスプレイへの文字、図柄等の表示、ランプの点灯等)とすることもできる。
また、本実施形態においては、カード50の上下及び表裏の区別なくカード読取部60にて識別情報を読み込んで、各カード50の固有のカード番号を出力するよう構成したが、これに限られず、上下及び表裏それぞれの方向で読み取られる識別情報を区別して、例えば上下の方向を逆にすると日本語の音声と英語の音声が切り換えられたり、カード50の図柄を表面と裏面とで異なる図柄としてそれぞれ異なる音声等を出力したりすることもできる。
また、本実施形態においては、「ずかんモード」と「クイズモード」において同じ数のカード50を用いたが、これに限られず、「ずかんモード」のみ有効なカード50を別途備えるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、カード50の形状を略長方形として形成したが、小判形や楕円形等として、縦方向と横方向の長さが異なる形状とすることもできる。また、カード50を正方形として、四辺の近傍にクロックコード52とデータコード53を対向して2箇所にそれぞれ設けるようにしてもよい。さらに、カード50を異型形状として、光電センサ61,62で識別情報51を検出できるように、投入口11への投入後にカード50の方向を整えるピン等の部材を傾斜板13上に設けることとしてもよい。
1 カード読取玩具 10 玩具本体
11 投入口 12 取出し口
13 傾斜板 14 開閉扉
14a ヒンジ 15 スピーカ
16 凹部 17 開口部
18 カード押さえ板 18a 開口孔
20 ベース部
21 蓋 30 操作ボックス
31 クイズモードボタン 32 ずかんモードボタン
33 電源スイッチ 40 カード収納部
41 背面板 42 左側面板
43 右側面板 44 底板
45 切欠き部 50 カード
51 識別情報 52 クロックコード
53 データコード
55a 左側長辺 55b 右側長辺
56a 上側短辺 56b 下側短辺
60 カード読取部 61 光電センサ
62 光電センサ 63 読取処理部
70 制御装置 71 制御部
72 メモリ部

Claims (11)

  1. クロックコードとデータコードからなる識別情報が設けられるカードが投入される投入口が上方に形成されるとともに、前記カードが取り出される取出し口が下方に形成される玩具本体と、
    前記玩具本体に設けられ、前記投入口から投入された前記カードを前記取出し口までガイドするカードガイド部と、
    制御部と、カード読取部とを備える制御装置と、
    を有し、
    前記カード読取部は、前記投入口から投入された前記カードが前記取出し口に到達するまでの間に前記カードの前記識別情報を読み取って前記制御部に出力し、
    前記制御部は、前記カード読取部で読み取った前記識別情報に基づいて知覚情報を出力し、
    前記識別情報は、前記カードの表面及び裏面それぞれの面における左右の一方側にクロックコードが設けられ、他方側にデータコードが設けられることを特徴とするカード読取玩具。
  2. 前記カードは、縦方向と横方向の長さが異なるように形成され、
    前記投入口の幅は、前記カードの縦方向又は横方向のうち長さの短い方向の長さより長く、かつ、長さの長い方向の長さより短く形成されることを特徴とする請求項1に記載のカード読取玩具。
  3. 前記カードガイド部は、下方側が上方側よりも前方となるよう傾斜して設けられる傾斜板により形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカード読取玩具。
  4. 前記玩具本体には、前記傾斜板の前方にカード押さえ板が設けられることを特徴とする請求項3に記載のカード読取玩具。
  5. 前記識別情報は、白色及び黒色が交互に配置されるバーコード状に形成され、
    前記カード読取部は、投入される前記カードに対して左右それぞれに設けられる光電センサを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載のカード読取玩具。
  6. 前記光電センサは、前記カードガイド部の背面側の左右それぞれに設けられることを特徴とする請求項5に記載のカード読取玩具。
  7. 前記識別情報は、前記カードの表面と裏面とで配置位置が同じであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のカード読取玩具。
  8. 前記カード読取部は、前記カードの詰まりを検出可能に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか記載のカード読取玩具。
  9. 前記カードガイド部の前方における前記玩具本体の前記投入口と前記取出し口間には、開閉扉が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか記載のカード読取玩具。
  10. 前記制御部は、前記知覚情報を記憶するメモリ部を有し、
    前記知覚情報は音声データテーブル中の音声データであり、
    前記音声データテーブルは、前記カード読取部で読み取った前記カード毎の前記識別情報に対応する音声データからなることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか記載のカード読取玩具。
  11. 前記玩具本体の背面には、底板と、左右の側面板と、背面板からなるカード収納部が形成されるとともに、前記カード収納部の背面板には切欠き部が形成され、
    前記切欠き部に対向する前記玩具本体の背面には、凹部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか記載のカード読取玩具。
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