JP6929997B1 - 演出出力玩具 - Google Patents
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Abstract
Description
収納空間を有する保持体と、
情報検出が可能な検出部を有し前記収納空間に収納自在な主玩具体と、
前記保持体に対して着脱可能な第一副玩具体と、を含み、
前記保持体には、第一識別情報が付与された複数の前記第一副玩具体を装着可能な複数のスロット部が設けられ、
前記主玩具体には、前記検出部として、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体から前記第一識別情報を個別に読み取り可能な複数のリーダ部が設けられ、
前記主玩具体は、前記収納空間から取り出されたときに、前記リーダ部が読み取った前記第一識別情報に応じた第一演出出力を行う制御部を備える、ことを特徴としている。
前記収納空間に収納された前記主玩具体の前記複数のリーダ部は、前記複数のスロット部に装着される前記第一副玩具体とそれぞれ接近して対を成すように設けられている、ようにしてもよい。
前記保持体と前記第一副玩具体とには、前記第一副玩具体の前記スロット部への装着を確認可能な装着連動スイッチ部材が設けられている、ようにしてもよい。
前記第一副玩具体は形態変化が可能であり、
前記保持体は、前記主玩具体が前記収納空間から取り出された際に、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体を形態変化させる変化起動部材を作動させる連動機構を備える、ようにしてもよい。
前記第一副玩具体は、
前記スロット部に固定される本体部と、
前記本体部に対して開閉軸を介して連結され開閉動可能な開閉部と、を備え、
前記変化起動部材は、前記開閉部を開方向に付勢する付勢部材と、前記開閉部を閉じ状態に係止する開動係止部材と、を含み、
前記連動機構は、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体の前記開動係止部材を押圧して前記開閉部を開動可能に構成されている、ようにしてもよい。
前記開閉部は、重なるように別々に開動可能に複数設けられている、ようにしてもよい。
前記第一副玩具体は、前記開閉部の動作に連動して演出出力を行う第一スイッチ操作と、前記開閉部の動作とは連動せず演出出力をする第二スイッチ操作が可能に構成されている、ようにしてもよい。
前記スロット部に装着された前記複数の第一副玩具体は、前記開閉部が開かれた状態において、ひと続きの画像を表現可能に構成されている、ようにしてもよい。
さらに、前記主玩具体に着脱可能で、第二識別情報が付与された第二副玩具体を含み、
前記制御部は、前記主玩具体が前記収納空間に対して非収納の状態で前記リーダ部によって読み取られた前記第二副玩具体の前記第二識別情報に応じて、前記第一演出出力のモードを変更する、ようにしてもよい。
前記制御部は、前記主玩具体が非収納の状態において、前記リーダ部によって前記第一副玩具体の前記第一識別情報が読み取られると、前記第一識別情報に応じた第二演出出力を行う、ようにしてもよい。
前記保持体は、身体に装着するためのベルト部材を取り付け可能に構成されている、ようにしてもよい。
図1は、演出出力玩具1の全体を示す斜視図である。
図2に示すように、バックル20は、フレキシブルなベルト部材18が左右両端に取り付け可能に構成されている。したがって、例えば遊戯者が腰に付け遊ぶ際に、ベルト部材18を使って腰の前面側にバックル20を位置させて使用する。バックル20は、その長手方向(使用時においては左右方向)に沿って、貫通する空間が設けられている。この空間は剣10を収容可能な収納空間20SPとして構成されている。また、バックル20の前面側には、収納空間20SPに沿うように長手方向に並んだ3つのスロット部21,22,23が設けられている。この各スロット部21,22,23は、ブック30を着脱可能に構成されている。
図3に示すように、剣10は、例えば、両刃タイプの刃部11と、握り部12と、紋章型の鍔部である後述する第二副玩具体40(以後、「鍔部40」と云う)と、有し、外観的には西洋剣を模した形状である。この剣10は、内部に不図示の電源及び制御部60(図21参照)を備えている。そして、ブック30等の情報を、検出可能な検出部14が刃部11内に設けられている。この検出部14は、例えば、刃部11の厚み方向の一方側(図示においては、紙面手前側の方向)に偏った位置に配置され、例えば、複数のリーダ部14a,14b,14cを含む構成となっている。リーダ部14a,14b,14cは、剣長手方向に並んで配置され、更に、情報信号の読取りがし易いように、剣幅に近い径の大きさで環状に大きく構成されている。
図4に示すように、鍔部40は、剣10の凹部状の鍔装着部11bに対して着脱自在に構成されている。鍔部40は、円形の鍔胴部40bから上下に、例えば炎を模したギザギザの紋章部40mが設けられている。また、鍔胴部40bの外面にも紋章と関連する図柄・画像を表示することができる。鍔胴部40bの裏側には、鍔装着部11bに嵌合する嵌合部40biが設けられている。また、剣10は、例えば鍔胴部40b内にICタグ40cが設けられており、このICタグ40cには、紋章部40mに合わせた第二識別情報が記録されている。このように、鍔部40によって、変身ヒーローを特定化して演出を出力することができる。
ブック30は、例えば、見開きが可能な本の形を模した略直方体の形状に構成されている。詳細には、ブック30は、スロット部21,22,23に固定される本体部30bと、本体部30bに対して開閉軸30sfを介して連結され開閉動可能な開閉部30aと、を備えている。すなわち、本体部30bは、その左右側面(図では右側のみ図示)に、ブック上下方向に延びる凹溝30bgが底面側から形成されている。したがって、ブック30をバックル20の上方から差込むようにすることで、スロット部21,22,23に設けられた係止片24m(図2参照)が凹溝30bg内に嵌入して本体部30bが保持・係止される。
図6及び図7に示すように、開閉部30aは、ブック外側の表紙部31aとブック内側の頁部32aとを有している。開閉部30aは、ヒンジ部30hが開閉軸30sfに貫通されて本体部30bに対して、重なるように開動可能に設けられている。表紙部31aは、開閉軸30sfに巻回されたトーションバネの付勢部材38tによって、開方向に付勢されている。また、表紙部31aは、表紙部31aの外縁(ヒンジ部とは反対側の外縁)に表紙係止フック31fが突設されている。表紙係止フック31fは、頁部32aのブック外縁に設けられた係止突起32eに外側から引っ掛かるように係合自在に構成されている(図9参照)。この表紙係止フック31fと係止突起32eとの係合により、表紙部31aと頁部32aとは、一体化される。
図8に示すように、表紙部31aのみが開いた状態となることができる。この場合は、例えば、ブック30が閉じられた状態から、表紙係止フック31fの先端側を開くように押すことで、表紙係止フック31fが係止突起32eから外れる。これにより、付勢部材38tの付勢力によって表紙部31aのみが自動的に開かれる。このとき、頁部32aは、頁係止フック32fによって本体部30bに係止されている。このように表紙部31aを開いた状態では、頁部32aの第一頁シート31sが現れた図柄・画像演出ができる。この開動操作と同時に、音声出力のスイッチングを行うことで、後述するように、音出力の演出も行うことができる。
図9及び図10に示すように、ブック30の本体部30bのブック底面30bbには、ヒンジ部30hに近い順に、押込みボタン36b、装着ボタン37b、開動係止部材38fが設けられている。押込みボタン36b、装着ボタン37b、開動係止部材38fは、その一部がブック底面30bbに露出するように本体部30b内の側壁30bwなどに適宜支持され、ブック内側にスライド移動可能に構成されている。装着ボタン37bは、圧縮ばね37sによりブック外側に向かって付勢されている。また、開動係止部材38fも圧縮ばね38sによりブック外側に向かって付勢されている。
図11に示すように、開動連動部36は、ブック30を、開閉部30aの動作に連動して演出出力する第一スイッチ操作と、開閉部30aの動作とは連動せず演出出力をする第二スイッチ操作が可能に構成されている。詳細には、開動連動部36は、第一スイッチ操作用の揺動部材36aと、第二スイッチ操作用の押込みボタン36bを備えている。
揺動部材36aは、開閉軸30sfと平行な揺動軸心線RLを有する揺動軸部36abを中心に揺動可能に設けられている。すなわち、揺動軸部36abには、揺動軸心線RLに直行する方向に延出された揺動アーム36amが設けられ、この揺動アーム36amの一端側36atがスイッチ34siの操作端に対面する位置まで延出されている。また、一端側36atとは揺動軸心線RLを挟んで反対側の他端側36aeは、ヒンジ部30h側に対面している。このように構成されていることで、例えば、開閉部30aが開かれたときに、ヒンジ部30hに設けられた係合端31ae(図9も参照)が他端側36aeを押す。これにより、揺動アーム36amはスイッチ34siを押し込むように揺動する。
図12に示すように、装着ボタン37bは、適宜段差部を有するブロック形状で下端部37bbがブック底面に露出している。装着ボタン37bは、上下方向にスライド移動可能に設けられており、更に、装着ボタン37bの上端部37beに、圧縮ばね37sが配置されて常時下方(ブック底面側)へ付勢されている。また、装着ボタン37bの側面の一端側37btには、スイッチ35siの作動片35stが係合されており、装着ボタン37bの押込み動作の動きによってスイッチ操作を行うことができる。なお、装着ボタン37bは、ブック30がスロット部21,22,23に装着されたとき、スロット底面25に設けられた押圧突起26により押し込むことができる。
図13に示すように、開動係止部材38fは、上下方向にスライド移動可能に設けられた縦長形状のブロック部材であり、下端面38fdがブック底面36bbに露出し、内部空間に圧縮ばね38sが取り付けられている。この圧縮ばね38sは、内部空間内に突出するブック本体側のバネ係止部38bkとスペース下端壁38sdとの間に装着され、開動係止部材38fを下方側へ付勢している。また、開動係止部材38fは、上端側に係止開口38fhが形成されている。係止開口38fhは、頁部32aの頁係止フック32fが貫通する部分である。係止開口38fhに進入した頁係止フック32fは、その先端の引っ掛かり部32feが係止開口38fhの奥側の上縁38feに引っ掛かることで係止される。一方、頁係止フック32fの係止解除の方法は、後述する連動機構28の押圧ピン28cpが開動係止部材38fを押し込む(上方に押す)ように動作することで行うことができる。
連動機構28は、剣10が収納空間20SPに装着された状態から引き抜かれたときに、図16に示すように、スロット部21に装着されているブック30の開閉部30aを開動させる。これは、剣10が引き抜かれたときには、剣10の外面(裏側)の検出壁面10rw(図14参照)が、剣検出部28aの上端部28aeに係合し、この剣検出部28aを反時計回りの方向へ回転させる。これにより、剣検出部28aの下端部28adが一端部28beを押圧する。これにより、スライドベース28bは、右方向(剣10を向いた方向とは反対方向)へスライド移動する。これによって、ピンブロック部材28cが上方に移動し、押圧ピン28cpがピン孔27から突出することで、開動係止部材38fを上方に押上げる。この結果、開閉部30aに対する開動係止部材38fの係止が解除され、付勢部材38tによって開閉部30aが開かれる。
この場合においても、剣10を引き抜く操作に連動して3個のブック30が同時に開く。すなわち、各ブック30とも第二頁シート32sと第三頁シート33sが前面に現れるように開かれる。このとき、左側のスロット部21に装着されたブック30の第三頁シート33sは、真ん中のスロット部22に装着されたブック30の第二頁シート32sの後側に位置して見えなくなる。また、真ん中のブック30の第三頁シート33sは、右側のスロット部23に装着されたブック30の第二頁シート32sの後側に位置して見えなくなる。すなわち、3つのブック30の3つの第二頁シート32sと1つの第三頁シート33sが前方から見えることになり、この4つの画像表現部位によって画像演出がなされる。なお、剣10がバックル20に収納(装着)された際は、制御部60に記憶されたテーブルリストに従って、リーダ部14a,14b、14cのいずれでもブック30の第一識別情報が読み取られるようになっている。
なお、本明細書で言う、「ひと続きの画像」とは、現わす図柄・画像が連続的に繋がった線で描かれたものに限るものではない。例えば、特定のキャラクターに関連する図柄・画像や複数の別のキャラクター同士の関連を想起させるような一連の図柄・画像等も含む関連画像も含むものである。
図18に示すものは、例えば、紋章部40mが流水をイメージした鍔部40に構成されている。また、図19に示すものは、例えば、紋章部40mが稲妻をイメージした鍔部40に構成されている。これらの鍔部40並びに前掲の鍔部40は、その形状だけが異なるものでなく、例えば、炎は赤色、流水は青色、稲妻は黄色など、その紋章イメージに相応する色になっている。この配色により、刃部11による光演出時の発光色と相応する演出を行うことができる。
図20示すように、剣10がバックル20から抜かれた非収納状態においては、例えば、刃部11の先端側のリーダ部14cにブック30のICタグ30dが対面(想像線にて示す状態)するように近づける。この操作によって、ブック30の第一識別情報が読み取られる。この結果、第一演出出力とは異なる第二演出出力を行うことができる。例えば、ブック30のICタグ30dの持っている情報として、変身ヒーローとは異なるストーリー等を出力することができる。これにより、演出出力に変化・彩りを持たせることができる。
制御部60には、複数のリーダ部14a,14b,14c、電源スイッチ15、トリガーボタン16、検出スイッチ17が接続されている。電源オン状態で、剣10をバックル20に収納した状態において、バックル20に装着されたブック30の第一識別情報は、スロット部に対応するリーダ部14a,14b,14cによって読み取られて制御部60に送られる。この第一識別情報によって第一演出出力を行うことができる。鍔部40の第2識別情報は、前掲したように、バックル20への収納前に、例えば、リーダ部14aにて読み取りし、制御部60に送られ演出モードが決定される。また、ブック30の第一識別情報は、剣10が非収納状態において、剣先のリーダ部14cにブック30を近づけて読み取りすることもできる。これにより、第二演出出力を行うことができる。
トリガーボタン10tは、所定の演出を開始するのに使用される。検出スイッチ17は、例えば、バックル20への剣10の出し入れ(抜刀、納刀)によってスイッチングがなされ、所定の演出を行うことができる。
また、記憶部61には、複数のリーダ部14a,14b,14cの各々に対応づけて、各リーダ部が読むべきブック30のIDを記憶したリスト(テーブルリスト)が記憶されている。制御部60は、リーダ部14a,14b,14cの各々によって、その各々に対応付けされていないブック30のIDが認識された場合には、このIDを無視して制御を行わないようになっている。なお、このリーダ部14a,14b,14cに対するテーブルリストは、剣10の設定状態(剣10のバックル20への収納状況や遊びのモード等)ごとに個別に設定されていてもよい。リーダ部14a,14b,14cに対するテーブルリストが、剣10の設定状態ごとに個別に設定されていることで、一つの剣10において、同じブック30に対しても異なる反応を出力させることができ、剣10の遊びの幅が拡がり、興趣性を向上させることが可能である。
なお、遊び方には、例えば、主人公(ヒーロー)の変身モード、攻撃モード、剣撃モードの際の音や光の出力、変身後の必殺技のキメ音や光を出力するようになっている。ここでは、例えば、特定のヒーローの変身バージョンの一例について述べる。
先ず、操作者は、バックル20が腰の前面に来るようにベルト部材18を腰に巻き付け固定する。次に、剣10の電源スイッチ15をオン(起動音)にし、操作を開始する。そして、変身前のヒーローとして、剣10をバックル20に収納(収納音)しておく(この場合のヒーロー設定は、デフォルト設定か前に使用した設定が記憶されているものとして説明する)。
例えば、図22に示すように、ブック30の表紙シート30sが見えるように片手でかざしながら構える。この構えに合わせて、ブック30のスイッチを入れる(例えば押込みボタン36bを操作する)。これにより、構えたブック30のブック名等を名乗る音演出がなされ、変身の前段演出を開始する。
この装着によって、ブック底面側から装着ボタン37bが押される。このスイッチング動作によってブック30の装填音がブック30から演出される。さらに、このブック30の装着によって、ブック30に設けられICタグ30dの第一識別情報が剣10のリーダ部14aによって読み取られる。これより、第一演出出力のモードが開始される。
ブック30の装填音の演出の後、ブック30が装填された状態においては、剣10から変身待機音が出力演出される。
次に、剣10の握り部12を持って、剣10を抜刀(収納空間11SPから引き出す)する。このとき、例えば、検出スイッチ17によって抜刀が検出され、剣10から抜刀音を演出する。また、光演出については、抜刀の検出によって抜刀音と同時に刃部11が発光して光演出を行う。
また、剣10によって、抜刀音の演出に引き続いて、抜刀台詞を出力する演出が行われる。また、抜刀台詞に引き続いて、変身音A(変身直前音)を出力し変身が佳境に入ったことを演出する。この演出によって、例えば、剣10を使った構え動作を開始(変身動作開始)することを促すことができる。
変身動作開始後、例えば、剣10を大きく振りかざして行う変身の特定の構え(剣10で空間を切り裂くようなキメ動作)を行いながら、トリガーボタン16を操作する(構えの前にトリガーボタン16を操作しても良い)。このボタン操作によって、空間を切り裂く斬撃キメ音を出力し演出効果を上げる。その後、変身が行われたことを現わすように、変身台詞を伴った変身音B(変身完了音)を出力し、変身の完了を演出する。
変身後における剣10による必殺技の演出について説明する。
変身後において、剣10をバックル20内に納刀する。これにより、納刀音が出力される。その後、トリガーボタン16を引くと、必殺技モードの台詞の音声が出力される。台詞が終了すると、必殺技待機音を出力演出する。
変身後における剣不使用の必殺技の演出について説明する。
変身後、剣10をバックル20内に納刀する。これにより、納刀音が出力される。その後、トリガーボタン16を引くと、例えば足技などの必殺技モードの台詞の音声が出力される。台詞が終了すると、必殺技待機音を出力演出する。
変身後におけるブック30による変身ヒーローの必殺技の発動について説明する。
バックル20にブック30が装填された状態において、このブック30をタッチする。このブックタッチによって、ブック30の固有の技を発動する演出を行うことができる。詳細には、この操作は、例えば、剣10を持っていない方の手で、図16に示す装着状態のブック30の開閉部30aを押し込むようにタッチする。このタッチにより、開閉部30aが更に開く方向に押し込まれる。この開閉部30aの押込み動作により、例えば、スイッチ34siのスイッチングが行われる。これにより、例えば、開閉部30aへのタッチ音とブック名を名乗る演出がなされる。その後、このブック30の固有の効果音やキメ音を出力することで、技の発動の演出を行うことができる。
変身後における剣10による変身ヒーローの必殺技の発動について説明する。
先ず、非収納状態の剣10の剣先に、図20に示すようにブック30をかざす。このとき、制御部60に記憶されたテーブルリストに従って、リーダ部14a,14b側の位置にブック30をかざしても情報が読み取られることはなく、剣先のリーダ部14cによってのみブック30の第一識別情報が読み取られる。情報が読み取られると、剣10側からスキャン音が出力される。そして、剣10によってブック名が音声出力される。引き続き、第一演出時とは全く異なる第二演出のスキャン台詞が出力された後、必殺技の待機音を出力演出する。なお、光演出は、剣先によるスキャン操作と適宜連動して、例えば、発光色・発光パターンを変える等の演出をする。
剣10とブック30とを連動させない場合の演出について説明する。
この場合、剣10は、デフォルト設定、若しくは以前使用した演出設定の記憶を基にした演出が可能である。例えば、ブック30の情報を読み取る操作をすることなく、剣10をバックル20に対して抜き差しする操作(検出スイッチ17にて動作検出)、トリガーボタン16の操作などによって、所定の音演出・光演出を行うことができる。
図24には、バックル20とは異なった保持体20Aを示す。
図24に示す保持体20Aは、前掲のバックル20と異なりバックル型ではなく、例えば、腰のサイドに取り付けて好適な構造になっている。詳細には、ベルト部材18に対してベルト上方側から着脱自在なベルトフック20fと、このベルトフック20fに対して傾斜して取り付け可能なベースプレート20pと、ベースプレート20pとの間で収納空間20SPを構成する片持ち型の片持ちカバープレート20mと、を有する構造となっている。この場合、剣10を装着する際には、ベルト部材18に対して斜め(矢印にて示す)向きに挿入することができる。
10 剣(主玩具体)
14 検出部
14a,14b,14c リーダ部
18 ベルト部材
20 バックル(保持体)
21,22,23 スロット部
26 押圧突起(装着連動スイッチ部材)
28 連動機構
30 ブック(第一副玩具体)
30b 本体部
30a 開閉部
30sf 開閉軸
32f 頁係止フック(変化起動部材)
37b 装着ボタン(装着連動スイッチ部材)
38f 開動係止部材(変化起動部材)
38t 付勢部材(変化起動部材)
40 鍔部(第二副玩具体)
60 制御部
Claims (11)
- 収納空間を有する保持体と、
情報検出が可能な検出部を有し前記収納空間に収納自在な主玩具体と、
前記保持体に対して着脱可能な第一副玩具体と、を含み、
前記保持体には、第一識別情報が付与された複数の前記第一副玩具体を装着可能な複数のスロット部が設けられ、
前記主玩具体には、前記検出部として、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体から前記第一識別情報を個別に読み取り可能な複数のリーダ部が設けられ、
前記主玩具体は、前記収納空間から取り出されたときに、前記リーダ部が読み取った前記第一識別情報に応じた第一演出出力を行う制御部を備える、
演出出力玩具。 - 請求項1に記載の演出出力玩具であって、
前記収納空間に収納された前記主玩具体の前記複数のリーダ部は、前記複数のスロット部に装着される前記第一副玩具体とそれぞれ接近して対を成すように設けられている、
演出出力玩具。 - 請求項1又は2に記載の演出出力玩具であって、
前記保持体と前記第一副玩具体とには、前記第一副玩具体の前記スロット部への装着を確認可能な装着連動スイッチ部材が設けられている、
演出出力玩具。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記第一副玩具体は形態変化が可能であり、
前記保持体は、前記主玩具体が前記収納空間から取り出された際に、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体を形態変化させる変化起動部材を作動させる連動機構を備える、
演出出力玩具。 - 請求項4に記載の演出出力玩具であって、
前記第一副玩具体は、
前記スロット部に固定される本体部と、
前記本体部に対して開閉軸を介して連結され開閉動可能な開閉部と、を備え、
前記変化起動部材は、前記開閉部を開方向に付勢する付勢部材と、前記開閉部を閉じ状態に係止する開動係止部材と、を含み、
前記連動機構は、前記スロット部に装着された前記第一副玩具体の前記開動係止部材を押圧して前記開閉部を開動可能に構成されている、
演出出力玩具。 - 請求項5に記載の演出出力玩具であって、
前記開閉部は、重なるように別々に開動可能に複数設けられている、
演出出力玩具。 - 請求項5又は6に記載の演出出力玩具であって、
前記第一副玩具体は、前記開閉部の動作に連動して演出出力を行う第一スイッチ操作と、前記開閉部の動作とは連動せず演出出力をする第二スイッチ操作が可能に構成されている、
演出出力玩具。 - 請求項5〜7の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記スロット部に装着された前記複数の第一副玩具体は、前記開閉部が開かれた状態において、ひと続きの画像を表現可能に構成されている、
演出出力玩具。 - 請求項1〜8の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
さらに、前記主玩具体に着脱可能で、第二識別情報が付与された第二副玩具体を含み、
前記制御部は、前記主玩具体が前記収納空間に対して非収納の状態で前記リーダ部によって読み取られた前記第二副玩具体の前記第二識別情報に応じて、前記第一演出出力のモードを変更する、
演出出力玩具。 - 請求項1〜9の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記制御部は、前記主玩具体が非収納の状態において、前記リーダ部によって前記第一副玩具体の前記第一識別情報が読み取られると、前記第一識別情報に応じた第二演出出力を行う、
演出出力玩具。 - 請求項1〜10の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記保持体は、身体に装着するためのベルト部材を取り付け可能に構成されている、
演出出力玩具。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020121337A JP6929997B1 (ja) | 2020-07-15 | 2020-07-15 | 演出出力玩具 |
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