JP6068097B2 - 化粧料 - Google Patents

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本発明は、化粧料に関する。
化粧水は、高い保湿感や肌荒れ改善効果、なめらかな塗布性能、優れた使用感を得ることが求められており、これらの効果を得るために、種々の成分が配合されている。
例えば、種々の多価アルコールや、高分子化合物等を組み合わせた化粧料が検討されている(例えば、特許文献1〜3)。
特開平5−229928号公報 特開平8−245357号公報 特開2010−64986号公報
本発明者は、従来の化粧水は、肌に塗布してのばしたときに、乾き際ののびが悪いため、肌に均一にのばしにくく、肌の皮丘や皮溝に均一に塗布することが困難である、という課題を見出した。
本発明者は、特定のシリコーン類と、ポリエチレングリコール、特定の2種以上のポリマーを組み合わせて用いることにより、前記課題を解決した化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
(B)分子量1000以上のポリエチレングリコール 0.0005〜20質量%、
(C)キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれる1種又は2種以上のポリマー 0.0005〜0.8質量%、
(D)プルラン 0.001〜1質量%、
(E)水
を含有する化粧料に関する。
本発明の化粧料は、肌に塗布してのばしたときに、乾き際でも自然に良くのばすことができ、皮丘や皮溝にまで、均一に塗布することができる。
実施例19及び比較例12の化粧料について、肌への均一な付着性評価を行ったときの写真である。
本発明で用いる成分(A)は、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれるシリコーン類である。
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、例えば次の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
[式中、R1〜R12の少なくとも一つは次式(2);
(式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は次式(2−1);
−Y−R15 (2−1)
(式中、Yはエーテル結合又はエステル結合を含む炭素数1〜10の二価炭化水素基を示し、R15は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表される基を示し、a、b及びcは0〜2000の数を示し、a+b+c=0のとき、R1〜R3及びR10〜R12のうち少なくとも一つは基(2)を示す]
上記式(2)において、Qで示される炭素数3〜20の二価炭化水素基としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、テトラデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、オクタデカメチレン基等の直鎖アルキレン基;プロピレン基、2−メチルトリメチレン基、2−メチルテトラメチレン基、2−メチルペンタメチレン基、3−メチルペンタメチレン基等の分岐鎖アルキレン基等が挙げられる。R13及びR14で示される炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基等の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基が挙げられる。
炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−ヘプチルデシル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アビエチル基、コレステリル基等の環状アルキル基などが挙げられる。
式(3)において、Yで示されるエーテル結合又はエステル結合を含む二価炭化水素基としては、−(CH2r−(OC24p−(OC36q−O−(p及びqは0〜50の数を示し、rは3〜20の整数を示す)、−(CH2r−O−CO−又は−(CH2r−COO−等が挙げられる。また、R15で示される炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基としては、前記と同様のものが挙げられる。
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、皮膚への浸透のしやすさの観点から、一般式(1)において、R1〜R12の一つが一般式(2)であり、一般式(2)のR13とR14が水素原子であり、残余がメチル基であるものが好ましい。さらに好ましくは、特開平4-108795号公報に記載の方法により製造することができる、次の一般式(3)において、j=60、k=4であるものが好ましい。
また、成分(A)のうち、ポリオキシアルキレン変性シリコーンとしては、例えば次の一般式(4)で表されるものが挙げられる。
[式中、R17〜R19及びR21〜R22は、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R16、R20及びR23は、それぞれメチル基、フェニル基、又は基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−(R24は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及びgは平均値で、それぞれ0〜35の数を示し、hは1〜5の数を示す)を示す。ただし、R16、R20及びR23のうち少なくとも1つは基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200の数を示し、eは0〜50の数を示す]
ポリオキシアルキレン変性シリコーンとしては、一般式(4)で示されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体が好ましく、皮丘や皮溝にまで、均一に塗布することができる点から、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体が好ましい。例えば、信越化学工業社から販売されている「KF−6015」(PEG−3ジメチコン)、「KF−6019」(PEG−9ジメチコン)、東レ・ダウコーニング・シリコーン社から販売されている「SH−3775M」(PEG−12ジメチコン)、「SH−3771M」(PEG−12ジメチコン)、「SS−2804」(PEG−12ジメチコン)等の市販品を用いることができる。
さらに、成分(A)のうち、ポリエーテル・アルキル変性シリコーンは、1分子中にポリオキシアルキレン基と炭素数6〜16の炭化水素基を有する変性シリコーンで、例えば次の一般式(5)で表されるものが挙げられる。
[式中、R25及びR26は、それぞれ炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R27は炭素数6〜16の炭化水素基を示し、Xは炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R28は基−(OC24m−(OC36n−OR29(R29は水素原子又は低級アルキル基を示し、m及びnは、m≧nで、かつ−(OC24m−(OC36n−の分子量が600〜3500となる数を示す)を示し、zは1〜3の数を示し、x及びyは、x<3yで、かつx+y+z=30〜400となる数を示す。ただし、−(OC24m−(OC36n−の総質量はポリエーテル・アルキル変性シリコーン全質量の1/3を超えない]
上記一般式(5)中、R25及びR26で示される炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基又はビニル基等のアルケニル基等が挙げられ、これらのなかでもメチル基が好ましい。
27で示される炭素数6〜16の炭化水素基としては、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基等の直鎖アルキル基;イソオクチル基、sec−オクチル基、2−エチルへキシル基等の分岐鎖アルキル基が挙げられ、これらのなかでもドデシル基が好ましい。なお、y>1である場合、それぞれのR37は同一基であっても2種以上の異なる基の組み合わせであってもよい。
Xで示されるアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基を挙げることができ、これらのなかでもプロピレン基、トリメチレン基が好ましい。
28で示される基−(OC24m−(OC36n−OR29 におけるR29としては、水素原子のほか、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が挙げられるが、これらのなかでも水素原子が好ましい。また、m及びnとしては、m=15でn=0、m=n=18、m=n=25又はm=29でn=7が好ましい。
x、y及びzの意味は上記のとおりであるが、xは0〜100、特に0が好ましく、yはy+z=30〜70となる数が好ましく、zは1又は2が好ましい。
ポリエーテル・アルキル変性シリコーンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社から販売されている「DCQ−5200」(ラウリルメチコンコポリオール;式(5)においてR25及びR26=CH3 、R27=C1225、x=0)、グレン社から販売されている「アビル(ABIL)B9806」(セチルジメチコンコポリオール;式(5)においてR25及びR26=CH3 、R27=C1633、x=0)等の市販品を用いることができる。
成分(A)としては、安定な透明〜半透明の化粧料が得られるという点から、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン及びポリオキシアルキレン変性シリコーンが好ましく、グリセリルウンデシルジメチコン、PEG−12ジメチコンがより好ましい。
成分(A)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、なじみ、浸透感が充分に感じられる点から、全組成中に0.005質量%以上であり、0.01質量%以上が好ましく、0.015質量%以上がより好ましく、0.02質量%以上が更に好ましい。そして、ぬるつかず且つ塗布後のしっとり感が充分感じられる点から、2質量%以下であり、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましい。また、成分(A)は、全組成中に0.005〜2質量%含有され、0.01〜1質量%が好ましく、0.015〜0.5質量%がより好ましく、0.02〜0.2質量%含有されるのが更に好ましい。
成分(B)のポリエチレングリコールは、分子量1000以上のものであり、分子量1000〜2500000が好ましく、製造性や粘度の調整のしやすさから、1500〜10000がより好ましい。
成分(B)としては、PEG−1500、PEG−1540、PEG−2000、PEG−6000、PEG−20000(以上、三洋化成工業社製)等の市販品を用いることができる。
これらのうち、塗布後の肌感触がつるつるするので、PEG−1500、PEG−1540が好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、保湿感が向上する点から、全組成中に0.0005質量%以上であり、0.001質量%以上が好ましい。そして、ヌルつきや乾き際のべたつきを抑える点から、20質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい。また、成分(B)は、全組成中に0.0005〜20質量%含有され、0.001〜15質量%が好ましく、0.001〜7質量%含有されるのがより好ましい。
本発明で用いる成分(C)は、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれるポリマーである。
キサンタンガムとしては、精製、乾燥及び粉末化した市販品として、エコーガム、エコーガムBT、エコーガムF、エコーガムGM、エコーガムRD、エコーガムSF、エコーガムT、エコーガムTF、モナートガムGS、ケルデント(以上、大日本住友製薬社製)、キサンタンガム(メルク・ジャパン社製)、サンエース(三栄源エフ・エフ・アイ社製)、ネオソフトXK(太陽化学社製)などが挙げられ、これらを使用することができる。
ヒドロキシエチルセルロースとしては、2質量%水溶液の粘度(20℃)が20〜400mPa・sであるものが好ましい。
ヒドロキシプロピルセルロースとしては、2質量%水溶液の粘度(20℃)が0.5〜15mPa・sであるものが好ましい。
カルボキシビニルポリマーとしては、カルボキシル基を有する水溶性のビニルポリマーで、主としてアクリル酸の共重合体であり、塩基で中和することにより増粘効果を発現する。カルボキシビニルポリマーとしては、例えば、カーボポール980、カーボポール981(以上、ルーブリゾール社製)等の市販品を用いることができる。
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体としては、例えば、PEMULEN TR-1、PEMULEN TR-2(以上、Lubrizol Advanced Materials社製)などの市販品を用いることができる。
成分(C)としては、塗布後のべたつきのなさ、しっとり感の点から、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマーが好ましく、キサンタンガムがより好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布中の厚みのある塗布感を付与する点から、全組成中に0.0005質量%以上であり、0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.015質量%以上が更に好ましい。そして、軽いのびを維持する点から、0.8質量%以下であり、0.5質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい。また、成分(C)は、全組成中に0.0005〜0.8質量%含有され、0.001〜0.8質量%が好ましく、0.01〜0.5質量%がより好ましく、0.015〜0.2質量%含有されるのが更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、化粧料を皮丘や皮溝にまで、均一に塗布することができ、また、なじみの良さ、浸透感としっとり感のバランスの点から、0.03〜4000が好ましく、0.03〜50がより好ましく、0.1〜15が更に好ましく、0.2〜10がより更に好ましい。
本発明で用いる成分(D)のプルランは、グルコースのみからなる多糖類の一種であり、マルトトリオースがα−1,6結合で繰り返し鎖状に結合した構造を有する。プルランは、でんぷんから黒酵母の一種であるAureobasidum pullulansを培養することにより、菌体外に生産される中性単純多糖として得られる。
プルランの分子量は特に限定されないが、一般的な化粧料に用いられるのは分子量10万〜30万のものであり、このようなプルランとして、化粧品用プルラン(林原社製)等の市販品を用いることができる。
成分(D)のプルランの含有量は、塗布後の肌のすべすべ感の点から、全組成中に0.001質量%以上であり、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましい。そして、みずみずしい使用感の点から、1質量%以下であり、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい。また、成分(C)は、全組成中に0.001〜1質量%含有され、0.01〜0.5質量%が好ましく、0.05〜0.3質量%含有されるのがより好ましい。
本発明の化粧料は、成分(A)〜(D)を前述のごとく含有することにより、肌に塗布してのばしたときに、乾き際でも自然に良くのばすことができ、皮丘や皮溝にまで、均一に塗布することができる。
本発明において、成分(E)の水の含有量は、さっぱりした使用感と充分な保湿効果を付与する点から、全組成中に60質量%以上が好ましく、65質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましい。そして、95質量%以下が好ましく、93質量%以下がより好ましく、92質量%以下が更に好ましい。また、成分(E)の水は、全組成中に60〜95質量%含有されるのが好ましく、65〜93質量%がより好ましく、70〜92質量%含有されるのが更に好ましい。
本発明の化粧料は、更に(F)HLB10以上であり、ポリオキシエチレン基を含む界面活性剤であって、成分(A)以外のものを含有することができ、安定性をより向上させることができる。
ここで、HLBは、界面活性剤の全分子量に占める水酸基部分の分子量を示すものであり、次に示すグリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
HLB価 = E/5
E:界面活性剤分子中に含まれるポリオキシエチレン部分の質量%
成分(F)の界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノ脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらのうち、塗布時のさっぱり感の点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、安定性の点から、炭素数8〜22のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が5〜60のものが好ましく、炭素数12〜20のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が10〜20のものがより好ましい。より具体的には、イソセテス−10、イソセテス−15、イソセテス−20、イソステアレス−10、イソステアレス−15、イソステアレス−20が好ましい。
成分(F)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、安定性の点から、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましい。そして、塗布時のなじみをよくする点から、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下が更に好ましい。また、成分(F)は、全組成中に0.01〜1質量%含有されるのが好ましく、0.05〜0.5質量%がより好ましく、0.1〜0.3質量%含有されるのが更に好ましい。
本発明の化粧料は、さらに、(G)グアニジン類を含有することができ、保湿効果をより向上させることができる。
グアニジン類及びその塩としては、一般式(6)、(7)及び(8):
〔式(6)中、B及びDは同一又は異なって、炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Lは結合手、−CO−又は置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基を示し、Mは水素原子、低級アルキル基、アラルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を示し、pは1〜6の数を示し、qは0〜6の数を示し、R31は水素原子、低級アルキル基又は−(BO)p−(DO)q−L−Mを示す。式(7)中、rは1〜10の数を示し、Gは水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸基を示し、R31は前記と同じ意味を示す〕
アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホリンから選ばれる複素環式基を示し、R32及びR33は同一又は異なって、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアミジノ基を示す)
で表されるものが挙げられる。
一般式(6)中、B及びDで示される炭素数2〜8のアルキレン基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、例えば、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等が挙げられる。これらのなかでも炭素数2〜6のものが好ましく、特に炭素数2〜4のもの、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基が好ましい。
Lで示される炭素数1〜6のアルキレン基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等が挙げられる。
M又はR31で示される低級アルキル基としては、炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられ、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等が挙げられ、特にメチル基が好ましい。Mで示されるアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基等の炭素数7〜12のものが挙げられる。Mで示されるアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基が挙げられ、それらの置換基としては、メチル基等の低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシル基;低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基又はアラルキル基でエステル型となっていてもよいカルボン酸残基;カルバモイル基;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基;メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシル基などが挙げられる。
pは1〜6の数を示し、1〜4の数が好ましい。qは0〜6の数を示し、0〜4が好ましい。
一般式(7)中、R31は上記と同じである。rは1〜10の数を示し、1〜5が好ましい。また、Gとしてはヒドロキシ基、カルボキシル基、リン酸基が好ましい。
このような一般式(6)又は(7)で表されるグアニジン類としては、例えば2−ヒドロキシグアニジン、3−ヒドロキシグアニジン、2−ヒドロキシプロピルグアニジン、4−ヒドロキシブチルグアニジン、5−ヒドロキシペンチルグアニジン、6−ヒドロキシヘキシルグアニジン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチルグアニジン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(4−ヒドロキシブチル)−1−メチルグアニジン、(2−メトキシエチル)グアニジン、(2−エトキシエチル)グアニジン、(3−メトキシプロピル)グアニジン、(2−メトキシプロピル)グアニジン、(4−メトキシブチル)グアニジン、1−(2−メトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1−(2−エトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1−(3−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジン、酢酸2−グアニジノエチル、酢酸3−グアニジノプロピル、酢酸2−グアニジノ−2−プロピル、酢酸4−グアニジノ−1−ブチル、酢酸5−グアニジノ−1−ペンチル、酢酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、酢酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、安息香酸2−グアニジノエチル、安息香酸3−グアニジノプロピル、安息香酸2−グアニジノ−2−プロピル、安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、安息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、安息香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、サリチル酸2−グアニジノエチル、サリチル酸3−グアニジノプロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノエチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸3−グアニジノプロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノ−2−プロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル等が挙げられる。
これらのうち、特に、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、グアニジノエトキシエタノール、グアニジノペンタノール、グアニジノプロパン酸、グアニジノエチルリン酸が好ましい。
一般式(8)中、複素環式基としては、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホリンが好ましい。
また、R32及びR33で示されるアルキル基としては炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましい。当該アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等が挙げられ、特にメチル基が好ましい。ヒドロキシアルキル基としては、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基が挙げられ、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基がより好ましい。当該ヒドロキシアルキル基の具体例としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が挙げられ、特にヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が好ましい。また、カルボキシアルキル基としては、炭素数2〜7のカルボキシアルキル基が挙げられ、炭素数2〜5のカルボキシアルキル基がより好ましい。当該カルボキシアルキル基の具体例としては、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、カルボキシブチル基等が挙げられ、特にカルボキシメチル基及びカルボキシエチル基が好ましい。
また、R32及びR33は同一でも異なっていてもよい。
グアニジン類(8)には、不斉炭素原子が存在するので立体異性が存在するが、本発明においてはこれらの立体異性体及びその混合物のいずれでも使用できる。
グアニジン類(8)の具体例としては、N−アミジノ−プロリン、2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボキサミジン、3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキサミジン、N−アミジノ−アジリジン−2−カルボン酸、N−アミジノ−2−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−3−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−4−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−4−ピペリジンプロピオン酸、N−アミジノピロリジン、N−アミジノピペリジン、N−アミジノ−2−メチルピペリジン、N−アミジノ−3−メチルピペリジン、N−アミジノ−4−メチルピペリジン、N−アミジノ−2−メチルモルホリン、N−アミジノ−3−メチルモルホリン、N−アミジノ−N’−メチルピペラジン、N−アミジノ−N’−ヒドロキシエチルピペラジン、N,N’−ジアミジノ−ピペラジン等が挙げられる。
これらのグアニジン類(8)のうち、特に、N−アミジノ−プロリン、2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボキサミジン、3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキサミジンが好ましい。
これらのグアニジン類(6)、(7)、(8)の塩を形成するための酸としては、有機酸又は無機酸のいずれでも良く、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香酸、ソルビン酸、ニコチン酸、ウロカニン酸、ピロリドンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタミン酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、o、m又はp−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ酸;グリシン、アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、システイン、シスチン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ピペコリン酸、トリプトファン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アルギニン、アミノ安息香酸等のアミノ酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の低級アルキルスルホン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアリールスルホン酸;フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水素酸;過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等の無機酸が挙げられる。
これらのグアニジン類の塩を形成するための酸のうち、コハク酸、グルタミン酸、乳酸、クエン酸がより好ましい。
成分(G)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、保湿効果をより向上させる点から、全組成中に0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましい。そして、みずみずしくさっぱりした使用感の点から、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下が更に好ましい。また、成分(G)は、全組成中に0.001〜5質量%含有されるのが好ましく、0.01〜3質量%がより好ましく、0.1〜1質量%含有されるのが更に好ましい。
本発明の化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、油性成分、前記以外の界面活性剤、粉体、美白剤、保湿剤、清涼剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、殺菌剤、色素、紫外線吸収剤、発熱剤、冷却剤などを含有することができる。
本発明の化粧料は、通常の方法により製造することができる。例えば、まず、(E)水に成分(C)を分散させ、必要に応じて中和して、水相を調製する。成分(A)を含む界面活性剤、成分(B)を、必要に応じて加熱して溶解し、水相に添加して撹拌する。次に、室温まで冷却し、残りの成分を撹拌しながら添加して、化粧料を得ることができる。
本発明の化粧料は、例えば、化粧水、美容液、乳液等として適用することができ、化粧水が、より好適である。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>
次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
(B)分子量1000以上のポリエチレングリコール 0.0005〜20質量%、
(C)キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれる1種又は2種以上のポリマー 0.0005〜0.8質量%、
(D)プルラン 0.001〜1質量%、
(E)水
を含有する化粧料。
<2>
さらに、(F)HLB10以上であり、ポリオキシエチレン基を含む、成分(A)以外の界面活性剤を含有する前記<1>記載の化粧料。
<3>
成分(A)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンが、一般式(1)
[式中、R1〜R12の少なくとも一つは次式(2);
(式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は次式(2−1);
−Y−R15 (2−1)
(式中、Yはエーテル結合又はエステル結合を含む炭素数1〜10の二価炭化水素基を示し、R15は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表される基を示し、a、b及びcは0〜2000の数を示し、a+b+c=0のとき、R1〜R3及びR10〜R12のうち少なくとも一つは基(2)を示す]
で表されるものであって、R1〜R12の一つが一般式(2)であり、一般式(2)のR13とR14が水素原子であり、残余がメチル基であるものが好ましく、一般式(3)
において、j=60、k=4であるものがより好ましい前記<1>又は<2>記載の化粧料。
<4>
成分(A)のポリオキシアルキレン変性シリコーンが、一般式(4)
[式中、R17〜R19及びR21〜R22は、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R16、R20及びR23は、それぞれメチル基、フェニル基、又は基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−(R24は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及びgは平均値で、それぞれ0〜35の数を示し、hは1〜5の数を示す)を示す。ただし、R16、R20及びR23のうち少なくとも1つは基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200の数を示し、eは0〜50の数を示す]
で表されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、又は、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体であって、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体が好ましい前記<1>〜<3>いずれか1記載の化粧料。
<5>
成分(A)の含有量が、全組成中に0.01質量%以上であって、0.015質量%以上が好ましく、0.02質量%以上がより好ましく、2質量%以下であって、0.5質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい前記<1>〜<4>いずれか1記載の化粧料。
<6>
成分(B)のポリエチレングリコールが、分子量1000以上であって、分子量1000〜2500000が好ましく、1500〜10000がより好ましい前記<1>〜<5>いずれか1記載の化粧料。
<7>
成分(B)の含有量が、全組成中に0.0005質量%以上であって、0.001質量%以上が好ましく、20質量%以下であって、15質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい前記<1>〜<6>いずれか1記載の化粧料。
<8>
成分(C)の含有量が、全組成中に0.0005質量%以上であって、0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.015質量%以上が更に好ましく、0.8質量%以下であって、0.5質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい前記<1>〜<7>いずれか1記載の化粧料。
<9>
成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、0.03〜4000であって、0.5〜500が好ましく、0.1〜100がより好ましく、0.2〜10が更に好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の化粧料。
<10>
成分(D)のプルランの含有量が、全組成中に0.001質量%以上であって、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、1質量%以下であって、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の化粧料。
<11>
更に(F)HLB10以上であり、ポリオキシエチレン基を含む界面活性剤であって、成分(A)以外のものを含有する前記<1>〜<10>のいずれか1記載の化粧料。
<12>
成分(F)の含有量が、全組成中に0.01質量%以上であって、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1質量%以下であって、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい前記<11>記載の化粧料。
<13>
さらに、(G)グアニジン類を含有する前記<1>〜<12>のいずれか1記載の化粧料。
<14>
成分(G)の含有量が、全組成中に0.001質量%以上であって、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、5質量%以下であって、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい前記<13>記載の化粧料。
製造例1(アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンの製造)
冷却管及び磁気攪拌子を備えた100mL 2口フラスコに、次式
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン15g(4.4mmol)、10−ウンデセニルグリセリルエーテル8.1g(33mmol)、酢酸カリウムの10%エタノール溶液0.65g(0.66mmol)及びイソプロピルアルコール50gを仕込み、これに塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液0.17g(6.6×10-3mmol)を加え、加熱し昇温した。内容物の温度を40℃に保ち、2.5時間攪拌した。溶媒を留去し、活性炭処理を行ったのち、減圧蒸留により、未反応の10−ウンデセニルグリセリルエーテルを留去し褐色高粘稠物を得た。得られた生成物はIRはNMRスペクトルにより下記の式で示される化合物であることが確認された。
実施例1〜20及び比較例1〜13
表1及び表2に示す組成の化粧料を製造し、肌へのなじみ、肌への浸透感、乾き際でののばしやすさ、塗布後のすべすべ感、しっとり感、肌の明るさ及び肌への均一な付着性を評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
(製造方法)
成分(E)に、攪拌しながら、成分(C)、(D)を加えて分散させ、必要に応じて中和する。その後、成分(G)及びその他の水溶性成分を加え、均一溶解するまで攪拌し、水相を得る。次に、水相を65℃〜85℃に加熱し、65℃〜85℃に加熱溶解した成分(B)及び(F)を加え、均一になるまで攪拌する。均一溶解を確認後、攪拌しながら30℃まで冷却し、成分(A)を加え均一になるまで攪拌して、化粧料を得た。
(評価方法)
専門パネラー10名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用したとき、肌へのなじみ、肌への浸透感、乾き際でののばしやすさ、塗布後のすべすべ感、しっとり感を官能評価し、肌の明るさを目視評価した。評価は、良好の場合を5点、やや良い場合を4点、普通を3点、あまり良くないを2点、悪いを1点として行い、平均点を求めた。
肌への均一な付着性は、水溶性蛍光剤(チノパールCBS-X(ジスチリルビフェニルジスルホン酸2Na)、チバ スペシャルティケミカルス社製)を、各化粧料に100ppm添加したものを、2×2cm2の肌上に13μL塗布した後、デジタルスコープ(i-Scope UV、モリテックス社製)を用いて化粧料の分布を観察し、目視評価した。評価は、良好の場合を5点、やや良い場合を4点、普通を3点、あまり良くないを2点、悪いを1点として行い、専門評価者10名の平均点を求めた。
また、実施例19及び比較例12の化粧料について、肌への均一な付着性評価を行ったときの写真を、図1に示す。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
    (B)分子量1000以上のポリエチレングリコール 0.0005〜20質量%、
    (C)キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれる1種又は2種以上のポリマー 0.0005〜0.8質量%、
    (D)プルラン 0.001〜1質量%、
    (E)水
    を含有する化粧料。
  2. さらに、(F)HLB10以上であり、ポリオキシエチレン基を含む、成分(A)以外の界面活性剤を含有する請求項1記載の化粧料。
  3. 成分(A)及び(C)の質量割合が、(A)/(C)=0.03〜4000である請求項1又は2記載の化粧料。
  4. さらに、(G)グアニジン類を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧料。
  5. 成分(A)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンが、一般式(1)
    [式中、R1〜R12の少なくとも一つは次式(2);
    (式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は次式(2−1);
    −Y−R15 (2−1)
    (式中、Yはエーテル結合又はエステル結合を含む炭素数1〜10の二価炭化水素基を示し、R15は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表される基を示し、a、b及びcは0〜2000の数を示し、a+b+c=0のとき、R1〜R3及びR10〜R12のうち少なくとも一つは基(2)を示す]
    で表されるものであって、R1〜R12の一つが一般式(2)であり、一般式(2)のR13とR14が水素原子であり、残余がメチル基である請求項1〜4のいずれか1項記載の化粧料。
  6. 成分(A)のポリオキシアルキレン変性シリコーンが、一般式(4)
    [式中、R17〜R19及びR21〜R22は、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R16、R20及びR23は、それぞれメチル基、フェニル基、又は基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−(R24は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及びgは平均値で、fは0〜35の数を示し、gは3〜35の数を示し、hは1〜5の数を示す)を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200の数を示し、eは0〜50の数を示す。ただし、R 16 、R 20 及びR 23 のうち少なくとも1つは基R 24 (OC 3 6 f (OC 2 4 g O(CH 2 h −で存在する
    で表されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、又は、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体である請求項1〜5のいずれか1項記載の化粧料。
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