JP6309744B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料に関する。
化粧料においては、高い保湿感や肌荒れ改善効果、なめらかな塗布性能、優れた使用感などが求められており、これらの効果を得るために、種々の成分が配合されている。
例えば、特許文献1には、シリコーン界面活性剤と糖アルコールを含有し、塗布後のべたつき感を低減し、保湿効果の持続性に優れた乳化化粧料が開示されている。特許文献2には、保湿剤として糖アルコールを含み、更に、ポリアクリル酸を含有し、べたつきやきしみを抑制し、みずみずしい使用感触の液状化粧料が開示されている。特許文献3には、糖アルコールとシリコーン油を含有し、保湿効果に優れ、べたついた使用感がなく、肌なじみに優れた外用組成物が開示されている。
特開2009−149623号公報 特開2013−147434号公報 特開2001−354510号公報
しかしながら、これらの化粧料は、塗布中に液感が変化せず、ヌルつきが十分低減されず、肌への浸透感も満足できるものではなかった。
本発明者らは、特定の糖アルコール、シリコーン類及び水溶性ポリマーを特定の割合で組み合わせて用いれば、塗布中にマッサージしたときの液感に厚みがあり、肌にのび広がりやすく、かつ、なじませていくと液が無くなり、化粧料が肌に浸透する液感の変化が起こる化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)マンニトール、キシリトール及びエリスリトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコール 0.05〜5質量%、
(B)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
(C)水溶性ポリマー 0.0005〜1質量%、
(D)水
を含有し、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、0.1〜50である化粧料に関する。
本発明の化粧料は、塗布中にマッサージしたときの液感に厚みがあり、肌にのび広がりやすく、かつ、なじませていくと液が無くなり、化粧料が肌に浸透する液感の変化が起こり、塗布中のヌルつきが低減され、高い浸透感を得ることができる。また、塗布後には、肌がべたつかず、なめらかであり、肌への残留感もない。
実施例1及び比較例1の化粧料について、塗布中の液の状態の変化を示す図である。
成分(A)の糖アルコールは、マンニトール、キシリトール及びエリスリトールから選ばれるものであり、「マリンクリスタル」(マンニトール、三菱商事フードテック社製)、「キシリトールC」、(キシリトール、カルターフードサイエンス社製)、「エリスリトール」(エリスリトール、三菱化学フーズ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(A)の糖アルコールとしては、マンニトール、キシリトールが好ましく、マンニトールがより好ましい。
成分(A)は、上記から選ばれる1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、保湿感及び後述する成分(B)、(C)との併用により塗布中の液感を変化させる点から、全組成中に0.05質量%以上であり、0.08質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、使用感の点から、5質量%以下であり、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.05〜5質量%であり、0.08〜3質量%が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)のシリコーン類は、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれるものである。
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、例えば次の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
[式中、R1〜R12の少なくとも一つは次式(2);
(式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は次式(2−1);
−Y−R15 (2−1)
(式中、Yはエーテル結合又はエステル結合を含む炭素数1〜10の二価炭化水素基を示し、R15は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表される基を示し、a、b及びcは0〜2000の数を示し、a+b+c=0のとき、R1〜R3及びR10〜R12のうち少なくとも一つは基(2)を示す]
上記式(2)において、Qで示される炭素数3〜20の二価炭化水素基としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、テトラデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、オクタデカメチレン基等の直鎖アルキレン基;プロピレン基、2−メチルトリメチレン基、2−メチルテトラメチレン基、2−メチルペンタメチレン基、3−メチルペンタメチレン基等の分岐鎖アルキレン基等が挙げられる。R13及びR14で示される炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基等の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基が挙げられる。
炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−ヘプチルデシル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アビエチル基、コレステリル基等の環状アルキル基などが挙げられる。
式(2−1)において、Yで示されるエーテル結合又はエステル結合を含む二価炭化水素基としては、−(CH2r−(OC24p−(OC36q−O−(p及びqは0〜50の数を示し、rは3〜20の整数を示す)、−(CH2r−O−CO−又は−(CH2r−COO−等が挙げられる。また、R15で示される炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基としては、前記と同様のものが挙げられる。
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、皮膚への浸透のしやすさの観点から、一般式(1)において、R1〜R12の一つが一般式(2)であり、一般式(2)のR13とR14が水素原子であり、残余がメチル基であるものが好ましい。さらに好ましくは、特開平4-108795号公報に記載の方法により製造することができる、次の一般式(3)において、j=60、k=4であるものが好ましい。例えば、花王社から販売されている「ペネトール SI-U」(グリセリルウンデシルジメチコン)等の市販品を用いることができる。
また、成分(B)のうち、ポリオキシアルキレン変性シリコーンとしては、例えば次の一般式(4)で表されるものが挙げられる。
[式中、R17〜R19及びR21〜R22は、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R16、R20及びR23は、それぞれメチル基、フェニル基、又は基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−(R24は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及びgは平均値で、それぞれ0〜35の数を示し、hは1〜5の数を示す)を示す。ただし、R16、R20及びR23のうち少なくとも1つは基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200の数を示し、eは0〜50の数を示す]
ポリオキシアルキレン変性シリコーンとしては、一般式(4)で示されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体が好ましく、皮丘や皮溝にまで、均一に塗布することができる点から、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体が好ましい。例えば、信越化学工業社から販売されている「KF−6015」(PEG−3ジメチコン)、「KF−6019」(PEG−9ジメチコン)、東レ・ダウコーニング・シリコーン社から販売されている「SH−3775M」(PEG−12ジメチコン)、「SH−3771M」(PEG−12ジメチコン)、「SS−2804」(PEG−12ジメチコン)等の市販品を用いることができる。
さらに、成分(B)のうち、ポリエーテル・アルキル変性シリコーンは、1分子中にポリオキシアルキレン基と炭素数6〜16の炭化水素基を有する変性シリコーンで、例えば次の一般式(5)で表されるものが挙げられる。
[式中、R25及びR26は、それぞれ炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R27は炭素数6〜16の炭化水素基を示し、Tは炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R28は基−(OC24m−(OC36n−OR29(R29は水素原子又は低級アルキル基を示し、m及びnは、m≧nで、かつ−(OC24m−(OC36n−の分子量が600〜3500となる数を示す)を示し、zは1〜3の数を示し、x及びyは、x<3yで、かつx+y+z=30〜400となる数を示す。ただし、−(OC24m−(OC36n−の総質量はポリエーテル・アルキル変性シリコーン全質量の1/3を超えない]
上記一般式(5)中、R25及びR26で示される炭素数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基又はビニル基等のアルケニル基等が挙げられ、これらのなかでもメチル基が好ましい。
27で示される炭素数6〜16の炭化水素基としては、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基等の直鎖アルキル基;イソオクチル基、sec−オクチル基、2−エチルへキシル基等の分岐鎖アルキル基が挙げられ、これらのなかでもドデシル基が好ましい。なお、y>1である場合、それぞれのR27は同一基であっても2種以上の異なる基の組み合わせであってもよい。
Tで示されるアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基を挙げることができ、これらのなかでもプロピレン基、トリメチレン基が好ましい。
28で示される基−(OC24m−(OC36n−OR29 におけるR29としては、水素原子のほか、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が挙げられるが、これらのなかでも水素原子が好ましい。また、m及びnとしては、m=15でn=0、m=n=18、m=n=25又はm=29でn=7が好ましい。
x、y及びzの意味は上記のとおりであるが、xは0〜100が好ましく、0がより好ましく、yはy+z=30〜70となる数が好ましく、zは1又は2が好ましい。
ポリエーテル・アルキル変性シリコーンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社から販売されている「DCQ−5200」(ラウリルメチコンコポリオール;式(5)においてR25及びR26=CH3 、R27=C1225、x=0)、グレン社から販売されている「アビル(ABIL)B9806」(セチルジメチコンコポリオール;式(5)においてR25及びR26=CH3 、R27=C1633、x=0)等の市販品を用いることができる。
成分(B)としては、安定な透明〜半透明の化粧料が得られるという点から、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン及びポリオキシアルキレン変性シリコーンが好ましく、グリセリルウンデシルジメチコン、PEG−12ジメチコンがより好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布中に化粧料が均一にのび広がる感じと浸透感を良好にする点から、全組成中に0.005質量%以上であり、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、塗布中にマッサージしたときの厚み感と液感変化を確保する点から、2質量%以下であり、1質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.005〜2質量であり、0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.6質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、化粧料を肌表面に広く塗り広げる過程において、マッサージしたときの液の感じに厚み感があり、肌に伸び広がりやすく、なじませていくと液がなくなり、浸透する液感の変化が得られる点から、0.1以上であり、0.15以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、50以下であり、35以下が好ましく、20以下がより好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、0.1〜50であり、0.15〜35が好ましく、0.2〜20がより好ましい。
成分(C)の水溶性ポリマーは、増粘するものであれば、限定されず、アニオン性水溶性ポリマー、ノニオン性水溶性ポリマー、カチオン性水溶性ポリマー等が挙げられる。
アニオン性水溶性ポリマーとしては、具体的には、キサンタンガム、カルボマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられ、ケルデント(DSP五協フード&ケミカル社製)、カーボポール980、カーボポール981、カーボポールETD2020、ペムレンTR-1、ペムレンTR-2(以上、Lubrizol Advanced Materials,Inc.社製)等の市販品を使用することができる。アニオン性水溶性ポリマーとしては、塗布時の伸ばしやすさとマッサージしたときの厚み感から、キサンタンガム、カルボマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体が好ましい。また、アニオン性水溶性ポリマーにおいて必要な場合は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アルギニンなどで中和して使用することが好ましい。
ノニオン性水溶性ポリマーとしては、具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、プルラン等が挙げられ、HECダイセル SE400(ダイセルファインケム社製)、HPC−M(日本曹達社製)、化粧品用プルラン(林原社製)等の市販品を使用することができる。
カチオン性ポリマーとしては、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム等が挙げられ、ソフケア KG−301W(花王社製)等の市販品を使用することができる。
成分(C)の水溶性ポリマーとしては、増粘性多糖類がより好ましく、塗布時の伸ばしやすさと使用後の肌がべたつかない点から、キサンタンガム、プルランがより好ましく、キサンタンガムが更に好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、化粧料のマッサージしたときの厚み感とヌルつきを抑える点から、全組成中に0.0005質量%以上であり、0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、1質量%以下であり、0.5質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.0005〜1質量%であり、0.001〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.2質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、化粧料を肌表面にムラなく均一に広げ、マッサージしたときに厚み感、塗布中の液感変化、塗布後の肌のなめらかさ及び塗布時のヌルつきを抑える点から、0.1以上が好ましく、2以上がより好ましく、3以上が更に好ましく、270以下が好ましく、150以下がより好ましく、90以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、0.1〜270が好ましく、2〜150が好ましく、3〜90がより好ましい。
本発明において、成分(A)、(B)及び(C)の質量割合(A)/((B)+(C))は、化粧料を肌表面にムラなく均一に広げ、塗布時のヌルつきを抑え、塗布後の肌がなめらかになる点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.2以上が更に好ましく、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、12以下が更に好ましい。また、成分(A)、(B)及び(C)の質量割合(A)/((B)+(C))は、0.05〜30が好ましく、0.1〜20が好ましく、0.2〜12がより好ましい。
本発明において、成分(D)の水の含有量は、高い保湿感の点から、全組成中に60質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましい。また、成分(D)の水の含有量は、全組成中に60〜95質量%が好ましく、70〜90質量%がより好ましい。
本発明の化粧料は、更に(E)HLB10以上であり、成分(B)以外の非イオン界面活性剤を含有することができ、化粧料の肌へのなじみと安定性をより向上させることができる。
ここで、HLBは、界面活性剤の全分子量に占める水酸基部分の分子量を示すものであり、次に示すグリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
HLB価 = E/5
E:界面活性剤分子中に含まれるポリオキシエチレン部分の質量%
成分(E)の界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノ脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらのうち、塗布時のさっぱり感の点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、安定性の点から、炭素数8〜22のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が5〜60のものが好ましく、炭素数12〜20のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が10〜20のものがより好ましい。より具体的には、イソセテス−10、イソセテス−15、イソセテス−20、イソステアレス−10、イソステアレス−15、イソステアレス−20が好ましい。
成分(E)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、化粧料の肌へのなじみと安定性の点から、全組成中に0.005質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.02質量%以上が更に好ましく、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下が更に好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.005〜1質量%が好ましく、0.01〜0.5質量%がより好ましく、0.02〜0.3質量%が更に好ましい。
本発明の化粧料は、さらに、(F)グアニジン類を含有することができ、保湿効果をより高めることができる。
グアニジン類及びその塩としては、一般式(6)、(7)及び(8):
〔式(6)中、B及びDは同一又は異なって、炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Lは結合手、−CO−又は置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基を示し、Mは水素原子、低級アルキル基、アラルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を示し、sは1〜6の数を示し、tは0〜6の数を示し、R31は水素原子、低級アルキル基又は−(BO)s−(DO)t−L−Mを示す。式(7)中、uは1〜10の数を示し、Gは水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸基を示し、R31は前記と同じ意味を示す〕
アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホリンから選ばれる複素環式基を示し、R32及びR33は同一又は異なって、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアミジノ基を示す)
で表されるものが挙げられる。
一般式(6)中、B及びDで示される炭素数2〜8のアルキレン基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、例えば、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等が挙げられる。これらのなかでも炭素数2〜6のものが好ましく、炭素数2〜4のもの、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基がより好ましい。
Lで示される炭素数1〜6のアルキレン基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等が挙げられる。
M又はR31で示される低級アルキル基としては、炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられ、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等が挙げられ、メチル基が好ましい。Mで示されるアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基等の炭素数7〜12のものが挙げられる。Mで示されるアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基が挙げられ、それらの置換基としては、メチル基等の低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシル基;低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基又はアラルキル基でエステル型となっていてもよいカルボン酸残基;カルバモイル基;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基;メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシル基などが挙げられる。
sは1〜6の数を示し、1〜4の数が好ましい。tは0〜6の数を示し、0〜4が好ましい。
一般式(7)中、R31は上記と同じである。uは1〜10の数を示し、1〜5が好ましい。また、Gとしてはヒドロキシ基、カルボキシル基、リン酸基が好ましい。
このような一般式(6)又は(7)で表されるグアニジン類としては、例えば2−ヒドロキシグアニジン、3−ヒドロキシグアニジン、2−ヒドロキシプロピルグアニジン、4−ヒドロキシブチルグアニジン、5−ヒドロキシペンチルグアニジン、6−ヒドロキシヘキシルグアニジン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチルグアニジン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(4−ヒドロキシブチル)−1−メチルグアニジン、(2−メトキシエチル)グアニジン、(2−エトキシエチル)グアニジン、(3−メトキシプロピル)グアニジン、(2−メトキシプロピル)グアニジン、(4−メトキシブチル)グアニジン、1−(2−メトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1−(2−エトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1−(3−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジン、酢酸2−グアニジノエチル、酢酸3−グアニジノプロピル、酢酸2−グアニジノ−2−プロピル、酢酸4−グアニジノ−1−ブチル、酢酸5−グアニジノ−1−ペンチル、酢酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、酢酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、安息香酸2−グアニジノエチル、安息香酸3−グアニジノプロピル、安息香酸2−グアニジノ−2−プロピル、安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、安息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、安息香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、サリチル酸2−グアニジノエチル、サリチル酸3−グアニジノプロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノエチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸3−グアニジノプロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノ−2−プロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル等が挙げられる。
これらのうち、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、グアニジノエトキシエタノール、グアニジノペンタノール、グアニジノプロパン酸、グアニジノエチルリン酸が好ましい。
一般式(8)中、複素環式基としては、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホリンが好ましい。
また、R32及びR33で示されるアルキル基としては炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましい。当該アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等が挙げられ、メチル基が好ましい。ヒドロキシアルキル基としては、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基が挙げられ、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基がより好ましい。当該ヒドロキシアルキル基の具体例としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が挙げられ、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が好ましい。また、カルボキシアルキル基としては、炭素数2〜7のカルボキシアルキル基が挙げられ、炭素数2〜5のカルボキシアルキル基がより好ましい。当該カルボキシアルキル基の具体例としては、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、カルボキシブチル基等が挙げられ、カルボキシメチル基及びカルボキシエチル基が好ましい。
また、R32及びR33は同一でも異なっていてもよい。
グアニジン類(8)には、不斉炭素原子が存在するので立体異性が存在するが、本発明においてはこれらの立体異性体及びその混合物のいずれでも使用できる。
グアニジン類(8)の具体例としては、N−アミジノ−プロリン、2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボキサミジン、3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキサミジン、N−アミジノ−アジリジン−2−カルボン酸、N−アミジノ−2−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−3−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−4−ピペリジンカルボン酸、N−アミジノ−4−ピペリジンプロピオン酸、N−アミジノピロリジン、N−アミジノピペリジン、N−アミジノ−2−メチルピペリジン、N−アミジノ−3−メチルピペリジン、N−アミジノ−4−メチルピペリジン、N−アミジノ−2−メチルモルホリン、N−アミジノ−3−メチルモルホリン、N−アミジノ−N’−メチルピペラジン、N−アミジノ−N’−ヒドロキシエチルピペラジン、N,N’−ジアミジノ−ピペラジン等が挙げられる。
これらのグアニジン類(8)のうち、N−アミジノ−プロリン、2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボキサミジン、3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキサミジンが好ましい。
これらのグアニジン類(6)、(7)、(8)の塩を形成するための酸としては、有機酸又は無機酸のいずれでも良く、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香酸、ソルビン酸、ニコチン酸、ウロカニン酸、ピロリドンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタミン酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、o、m又はp−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ酸;グリシン、アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、システイン、シスチン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ピペコリン酸、トリプトファン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アルギニン、アミノ安息香酸等のアミノ酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の低級アルキルスルホン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアリールスルホン酸;フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水素酸;過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等の無機酸が挙げられる。
これらのグアニジン類の塩を形成するための酸のうち、コハク酸、グルタミン酸、乳酸、クエン酸がより好ましい。
成分(F)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、保湿効果をより高める点から、全組成中に0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上が更に好ましく、0.1質量%以上がより更に好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下が更に好ましく、1質量%以下がより更に好ましい。また、成分(F)の含有量は、全組成中に0.001〜5質量%が好ましく、0.01〜3質量%がより好ましく、0.05〜2質量%が更に好ましく、0.1〜1質量%がより更に好ましい。
本発明の化粧料は、更に、成分(A)以外のポリオールを含有することができ、保湿効果をより高めることができる。かかるポリオールとしては、例えば、グリセリン、ソルビトール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロパンジオール、ジプロピレングリコール、分子量10000以下のポリエチレングリコール等が挙げられる。これらのうち、保湿感と使用後のべたつき感のなさを両立する点から、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール1540が好ましく、ポリエチレングリコール1540と他のポリオールを組み合わせて含有することがより好ましい。
これらのポリオールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜25質量%含有するのが好ましく、10〜20質量%がより好ましい。
本発明の化粧料は、pH変化を抑えるため、また、効率的に皮膚に有効成分が浸透しやすい環境にするため、pH4.0〜8.5が好ましく、pH4.5〜8がより好ましい。
pHの調整には、有機酸又は無機酸、塩基を用いることができ、有機酸としては、クエン酸、コハク酸、酒石酸、酢酸、リンゴ酸、シュウ酸、乳酸、ホウ酸、アジピン酸等が挙げられ、無機酸として、塩酸、リン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸等が挙げられる。また、これらの酸の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩;アミノメチルプロパノール塩などが挙げられる。より具体的には、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、ホウ酸、乳酸、乳酸ナトリウム、リンゴ酸、シュウ酸、アジピン酸等が挙げられる。
これらの有機酸又は無機酸、塩基のうち、リン酸とその塩、コハク酸とその塩、クエン酸とその塩が好ましく、更には、緩衝能を有する多価酸とその塩であるのがより好ましく、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウムが更に好ましい。
これらの有機酸又は無機酸、塩基は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、pH安定性の点から、全組成中に0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜1質量%が更に好ましい。
さらに、化粧料を均一にのび広げるため、エタノールの含有量は、全組成中に5質量%以下であるのが好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下が更に好ましく、含有しないのがより更に好ましい。
また、本発明の化粧料は、保湿感とさっぱり感を両立する観点から、25℃における粘度が100mPa・s以下の油剤の含有量が5質量%以下であるのが好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下が更に好ましく、含有しないのがより更に好ましい。
25℃における粘度が100mPa・s以下の油剤としては、炭化水素油、エステル油、エーテル油、シリコーン油等が挙げられる。
本発明の化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分、前記以外の界面活性剤、粉体、美白剤、保湿剤、清涼剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、殺菌剤、色素、紫外線吸収剤、発熱剤、冷却剤などを含有することができる。
本発明の化粧料は、通常の方法により製造することができる。例えば、(C)水溶性ポリマーを一部の水に撹拌分散させ、ポリマー水溶液を得、このポリマー水溶液に残りの成分を加えて混合撹拌することにより、化粧料を得ることができる。
本発明の化粧料は、外観が透明〜半透明であるのが好ましい。外観が透明〜半透明とは、以下の方法により測定される透過度が0.1%以上のことである。
透過度は、透過率測定機器として、島津製作所社製、UV-1800を用い、測定セルは、PLASTIBRAND社製 PMMAセル(品番759105)を使用し、波長550nm の条件で測定する。
本発明の化粧料は、例えば、化粧水、ジェル、美容液等として適用することができ、化粧水が、より好適である。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)マンニトール、キシリトール及びエリスリトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコール 0.05〜5質量%、
(B)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びポリエーテル・アルキル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
(C)水溶性ポリマー 0.0005〜1質量%、
(D)水
を含有し、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、0.1〜50である化粧料。
<2>成分(A)が、好ましくは、マンニトール、キシリトールであって、マンニトールがより好ましい前記<1>記載の化粧料。
<3>成分(A)の含有量が、好ましくは、0.08質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい前記<1>又は<2>記載の化粧料。
<4>成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンが、好ましくは、一般式(1)
[式中、R1〜R12の少なくとも一つは次式(2);
(式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は次式(2−1);
−Y−R15 (2−1)
(式中、Yはエーテル結合又はエステル結合を含む炭素数1〜10の二価炭化水素基を示し、R15は炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表される基を示し、a、b及びcは0〜2000の数を示し、a+b+c=0のとき、R1〜R3及びR10〜R12のうち少なくとも一つは基(2)を示す]
で表されるものであって、R1〜R12の一つが一般式(2)であり、一般式(2)のR13とR14が水素原子であり、残余がメチル基であるものがより好ましく、一般式(3)
において、j=60、k=4であるものが更に好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の化粧料。
<5>成分(B)のポリオキシアルキレン変性シリコーンが、好ましくは、一般式(4)
[式中、R17〜R19及びR21〜R22は、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R16、R20及びR23は、それぞれメチル基、フェニル基、又は基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−(R24は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及びgは平均値で、それぞれ0〜35の数を示し、hは1〜5の数を示す)を示す。ただし、R16、R20及びR23のうち少なくとも1つは基R24(OC36f(OC24gO(CH2h−を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200の数を示し、eは0〜50の数を示す]
で表されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、又は、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体であって、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体がより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の化粧料。
<6>成分(B)のポリエーテル・アルキル変性シリコーンが、好ましくは、1分子中にポリオキシアルキレン基と炭素数6〜16の炭化水素基を有する変性シリコーンであって、次の一般式(5)
[式中、R25及びR26は、それぞれ炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R27は炭素数6〜16の炭化水素基を示し、Tは炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R28は基−(OC24m−(OC36n−OR29(R29は水素原子又は低級アルキル基を示し、m及びnは、m≧nで、かつ−(OC24m−(OC36n−の分子量が600〜3500となる数を示す)を示し、zは1〜3の数を示し、x及びyは、x<3yで、かつx+y+z=30〜400となる数を示す。ただし、−(OC24m−(OC36n−の総質量はポリエーテル・アルキル変性シリコーン全質量の1/3を超えない]
で表されるものがより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の化粧料。
<7>成分(B)が、好ましくは、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーンであって、グリセリルウンデシルジメチコン、PEG−12ジメチコンがより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の化粧料。
<8>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.01質量%以上であって、0.05質量%以上がより好ましく、1質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の化粧料。
<9>成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、好ましくは、0.15以上であって、0.2以上がより好ましく、35以下が好ましく、20以下がより好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の化粧料。
<10>成分(C)の水溶性ポリマーが、好ましくは、アニオン性水溶性ポリマー、ノニオン性水溶性ポリマーであって、増粘性多糖類がより好ましく、キサンタンガム、プルランが更に好ましく、キサンタンガムがより更に好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の化粧料。
<11>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.001質量%以上であって、0.01質量%以上がより好ましく、0.5質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の化粧料。
<12>成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、好ましくは、0.1以上であって、2以上がより好ましく、3以上が更に好ましく、270以下が好ましく、150以下がより好ましく、90以下が更に好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の化粧料。
<13>成分(A)、(B)及び(C)の質量割合(A)/((B)+(C))が、好ましくは、0.05以上であって、0.1以上がより好ましく、0.2以上が更に好ましく、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、12以下が更に好ましい前記<1>〜<12>のいずれか1記載の化粧料。
<14>成分(D)の水の含有量が、好ましくは、全組成中に60質量%以上であって、70質量%以上がより好ましく、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の化粧料。
<15>更に、(E)HLB10以上であり、成分(B)以外の非イオン界面活性剤を含有する前記<1>〜<14>のいずれか1記載の化粧料。
<16>成分(E)が、好ましくは、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノ脂肪酸エステルであって、ポリオキシエチレンアルキルエーテルがより好ましく、炭素数8〜22のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が5〜60のポリオキシエチレンアルキルエーテルが更に好ましく、炭素数12〜20のアルキル基を有し、ポリオキシエチレン基の付加モル数が10〜20のポリオキシエチレンアルキルエーテルがより更に好ましい前記<15>記載の化粧料。
<17>成分(E)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.005質量%以上であって、0.01質量%以上がより好ましく、0.02質量%以上が更に好ましく、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下が更に好ましい前記<15>又は<16>記載の化粧料。
<18>更に、(F)グアニジン類を含有する前記<1>〜<17>のいずれか1記載の化粧料。
<19>(F)グアニジン類が、好ましくは、一般式(6)、(7)及び(8):
〔式(6)中、B及びDは同一又は異なって、炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Lは結合手、−CO−又は置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基を示し、Mは水素原子、低級アルキル基、アラルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を示し、sは1〜6の数を示し、tは0〜6の数を示し、R31は水素原子、低級アルキル基又は−(BO)s−(DO)t−L−Mを示す。式(7)中、uは1〜10の数を示し、Gは水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸基を示し、R31は前記と同じ意味を示す〕
アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホリンから選ばれる複素環式基を示し、R32及びR33は同一又は異なって、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアミジノ基を示す)
で表されるものであって、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、グアニジノエトキシエタノール、グアニジノペンタノール、グアニジノプロパン酸、グアニジノエチルリン酸、N−アミジノ−プロリン、2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボキサミジン、3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキサミジンがより好ましい前記<18>記載の化粧料。
<20>成分(F)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.001質量%以上であって、0.01質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上が更に好ましく、0.1質量%以上がより更に好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下が更により更に好ましい前記<18>又は<19>記載の化粧料。
<21>更に、成分(A)以外のポリオールを含有し、好ましくは、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール1540であって、0.1〜25質量%含有するのがより好ましい前記<1>〜<20>のいずれか1記載の化粧料。
<22>25℃における粘度が100mPa・s以下の油剤の含有量が5質量%以下であるのが好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下が更に好ましく、含有しないのがより更に好ましい前記<1>〜<21>のいずれか1記載の化粧料。
実施例1〜18及び比較例1〜3
表1〜表3に示す組成の化粧料を製造し、塗布中に化粧料が広がる感じ、塗布中にマッサージしたときの厚み感、塗布中の液感変化、塗布後のべたつきのなさ、塗布後の肌のなめらかさ、塗布後の化粧料の浸透感及び塗布後の残留感のなさを評価した。結果を表1〜表3に併せて示す。
(製造方法)
成分(C)水溶性ポリマーを一部の成分(D)水に加え、混合撹拌し、ポリマー水溶液を得た。その後、ポリマー水溶液に、残りの成分を加え、混合撹拌し、化粧料を得た。なお、PEG−32は、50℃に加熱し、溶解してからポリマー水溶液に加えた。
また、油剤を含有する実施例18は、成分(E)、スクワラン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール及びグリセリンを事前に混合してから、ポリマー水溶液に加えた。
(評価方法)
(1)塗布中に化粧料が広がる感じ:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で、ひじから手首方向に約2cm×10cmの長さに10往復伸ばし、その時の延び広がる感じについて、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。
4:均一に伸び広がる。
3:やや均一に伸び広がる。
2:やや均一に伸び広がりにくい。
1:均一に伸び広がりにくい。
(2)塗布中にマッサージしたときの厚み感:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように5秒間マッサージし、化粧料の厚み感について、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。
ここで、厚み感とは、化粧料を肌に塗布してマッサージした際に、指先が化粧料に対して弾力感を感じることを示す。
4:厚み感を感じる。
3:やや厚み感を感じる。
2:やや厚み感を感じにくい。
1:厚み感を感じない。
(3)塗布中の液感変化:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように20秒間マッサージし、マッサージ中に厚みのある感じから、液がなくなる液感の変化を、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。
4:液感の変化が顕著である。
3:液感の変化が認められる。
2:液感の変化が少ない。
1:液感の変化が全く認められない。
(4)塗布後のべたつきのなさ:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように20秒間マッサージし、その直後の肌のべたつきのなさについて、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。べたつき感は、化粧料を塗布した肌を指で触り、塗布した肌から垂直に指を離したときに、指と肌がくっつく感じがあることを示す。
4:べたつきがない。
3:ほとんどべたつきがない。
2:ややべたつきがある。
1:べたつきがある。
(5)塗布後の肌のなめらかさ:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように20秒間マッサージし、その直後の肌を触り、肌のなめらかさについて、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。
4:とてもなめらかである。
3:なめらかである。
2:なめらかでない。
1:とてもなめらかでない。
(6)塗布後の化粧料の浸透感:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように20秒間マッサージし、その直後の化粧料が浸透した感じについて、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。
4:浸透した感じがある。
3:やや浸透した感じがある。
2:浸透した感じが少ない。
1:浸透した感じがない。
(7)塗布後の残留感のなさ:
専門パネラー3名により、洗浄後の前腕屈側部に各化粧料0.05〜0.1gを適用し、人差し指の指先で1秒間に1回転、直径約4cmの円を描くように20秒間マッサージし、その直後の肌を指で触り、残留感について、以下の基準で評価した。結果は、3人の平均点で示した。残留感とは、化粧料を塗布した肌に皮膜感を感じることを示す。
4:残留感がない。
3:ほとんど残留感がない。
2:やや残留感がある。
1:残留感がある。
試験例1
実施例1及び比較例1の化粧料について、塗布中の液の状態の変化を評価した。結果を図1に示す。
黒紙の上に、各化粧料30μLを、3cm×3cmの大きさに塗布し、20秒間マッサージし、その状態を観察した。実施例1は、比較例1と比較し、液が少なくなっている。液が少なくなっていると、マッサージによって液感が変化し、マッサージ中のヌルつきが低減していることを示す。また、マッサージ後に2分間放置した状態を観察したところ、実施例1は、ほぼ化粧料がなくなっているが、比較例1はまだ化粧料が残っており、比較例1はヌルつきが残ることを示している。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)(D)及び(E)
    (A)マンニトール、キシリトール及びエリスリトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコール 0.05〜5質量%、
    (B)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン及びポリオキシアルキレン変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上のシリコーン類 0.005〜2質量%、
    (C)水溶性ポリマー 0.0005〜1質量%、
    (D)水
    (E)HLB10以上である、成分(B)以外の非イオン界面活性剤
    を含有し、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、0.1〜50である化粧料。
  2. 成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、0.1〜270である請求項1記載の化粧料。
  3. さらに、(F)グアニジン類 0.001〜5質量%を含有する請求項1又は2記載の化粧料。
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