JP2017193515A - 速乾性毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪に速乾性を付与する方法 - Google Patents

速乾性毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪に速乾性を付与する方法 Download PDF

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【課題】毛髪に速乾性を付与すると共に、ドライ後のなめらかさとしっとり感にも優れる速乾性毛髪化粧料及び毛髪に速乾性を付与する方法を提供する。【解決手段】(A)(A−1)炭素数18の直鎖状のアルキル基を少なくとも1つ有するカチオン性界面活性剤、並びに(A−2)特定の3級アミン化合物及びその塩からなる群から選ばれる1種以上、(B)ステアリルアルコール、又はステアリルアルコールとセタノールとの混合物からなる高級アルコール、(C)特定のホスホリルコリン基含有重合体、及び(D)水を含有する速乾性毛髪化粧料。前記(C)成分はポリクオタニウム−107であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪に速乾性を付与すると共に、ドライ後のなめらかさとしっとり感にも優れる速乾性毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪に速乾性を付与する方法に関する。
日々の毛髪ケアにおいて、シャンプー後の毛髪の感触を向上させるためにリンス、コンディショナー、トリートメント等の毛髪化粧料によるケアは必要である。しかし、洗い流した後、毛髪を乾かすには時間がかかり、日々のストレスとなり得る。毛髪を速く乾かすことは時短の他にも、毛髪の熱ダメージ軽減や生乾きによるうねり低減なども期待される。そのため、毛髪に速乾性を付与することができる毛髪化粧料のニーズは高まりつつあった。
毛髪に速乾性を付与する方法として、ポリアルキレンイミンとアニオン性界面活性剤とカチオン性ポリマーを用いたものや(特許文献1参照)、電荷密度の高いカチオンポリマーを用いたもの(特許文献2参照)、エタノールを高配合することで速乾性を付与することを目的としたもの(特許文献3参照)などが知られている。このように、毛髪に速乾性を付与する技術は日々進歩しているが、速乾性を大きく求めるとコンディショニング効果が薄れてしまうので、速乾性とコンディショニング効果の両立という点では十分なものではなかった。
特開2014−141459号公報 特開2014−141485号公報 特開2007−153806号公報
本発明の目的は、毛髪に速乾性を付与すると共に、ドライ後のなめらかさとしっとり感にも優れる速乾性毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪に速乾性を付与する方法を提供することにある。
本発明者は、このような状況に鑑み、鋭意研究した結果、特定の炭素鎖長のアルキル基を有するカチオン性界面活性剤または3級アミン化合物と、特定の炭素鎖長のアルキル基を有する高級アルコールと、ホスホリルコリン基を含有する重合体と、水とを組み合わせた毛髪化粧料が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の態様である速乾性毛髪化粧料は、下記成分(A)〜(D)成分を含有することを特徴とするものである。
(A)(A−1)炭素数18の直鎖状のアルキル基を少なくとも1つ有するカチオン性界面活性剤、並びに
(A−2)下記一般式(1)で表される3級アミン化合物及びその塩
からなる群から選ばれる1種以上
(上記式(1)中、Rは直鎖又は分岐した炭素数18の飽和又は不飽和アルキル基を表し、R及びRはCOで表されるヒドロキシエチル基又はCOで表されるヒドロキシプロピル基を表し、a、bは0〜3の整数を表す。)
(B)ステアリルアルコール、又はステアリルアルコールとセタノールとの混合物からなる高級アルコール
(C)下記一般式(2)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体
(上記式(2)中、Rは水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す。)
(D)水
更に本発明は、前記(C)成分がポリクオタニウム−107であることが好ましい。
本発明の第2の態様である毛髪に速乾性を付与する方法は、前記速乾性毛髪化粧料を用いることを特徴とする。
本発明によれば、毛髪に速乾性を付与すると共に、ドライ後のなめらかさとしっとり感にも優れる速乾性毛髪化粧料及び毛髪に速乾性を付与する方法を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の速乾性毛髪化粧料に使用する(A)成分は、以下の(A−1)成分並びに(A−2)成分からなる群から選ばれる1種以上である。
(A−1)成分:炭素数18の直鎖状のアルキル基を少なくとも1つ有するカチオン性界面活性剤
(A−2)成分:下記一般式(1)で表される3級アミン化合物及びその塩
からなる群から選ばれる1種以上
(上記式(1)中、Rは直鎖又は分岐した炭素数18の飽和又は不飽和アルキル基を表し、R及びRはCOで表されるヒドロキシエチル基又はCOで表されるヒドロキシプロピル基を表し、a、bは0〜3の整数を表す。)
(A)成分は、毛髪に速乾性となめらかさ、しっとり感を付与するために配合される。
(A−1)成分の炭素数18の直鎖状のアルキル基を少なくとも1つ有するカチオン性界面活性剤としては、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルトリメチルアンモニウム塩等が好ましく例示され、塩としては、塩化物や臭化物などのハロゲン化物の他、メチル硫酸塩、エチル硫酸塩等が例示される。好ましい(A−1)成分は、炭素数18のアルキル基を有するモノアルキルトリメチルアンモニウム塩である。好ましい(A−1)成分として、具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアリルトリモニウムクロリド)、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム(セテアリルトリモニウムクロリド)、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアリルトリモニウムブロミド)、臭化セトステアリルトリメチルアンモニウム(セテアリルトリモニウムブロミド)等が例示される。これらの中でも、速乾性、なめらかさ、しっとり感の観点から特に好ましいのは、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムである。
(A−2)成分の3級アミン化合物として、具体的には、PPG−1/PEG−1ステアラミン、PPG−1/PEG−1リノラミン、PPG−1/PEG−1リノレナル、PPG−1/PEG−2ステアラミン、PPG−1/PEG−2リノラミン、PPG−1/PEG−2リノレナル、PPG−1/PEG−3ステアラミン、PPG−1/PEG−3リノラミン、PPG−1/PEG−3リノレナル、PPG−2/PEG−1ステアラミン、PPG−2/PEG−1リノラミン、PPG−2/PEG−1リノレナル、PPG−2/PEG−2ステアラミン、PPG−2/PEG−2リノラミン、PPG−2/PEG−2リノレナル、PPG−2/PEG−3ステアラミン、PPG−2/PEG−3リノラミン、PPG−2/PEG−3リノレナル、PPG−3/PEG−1ステアラミン、PPG−3/PEG−1リノラミン、PPG−3/PEG−1リノレナル、PPG−3/PEG−2ステアラミン、PPG−3/PEG−2リノラミン、PPG−3/PEG−2リノレナル、PPG−3/PEG−3ステアラミン、PPG−3/PEG−3リノラミン、PPG−3/PEG−3リノレナル、PPG−1ステアラミン、PPG−1リノラミン、PPG−1リノレナル、PPG−2ステアラミン、PPG−2リノラミン、PPG−2リノレナル、PPG−3ステアラミン、PPG−3リノラミン、PPG−3リノレナル、PEG−1ステアラミン、PEG−1リノラミン、PEG−1リノレナル、PEG−2ステアラミン、PEG−2リノラミン、PEG−2リノレナル、PEG−3ステアラミン、PEG−3リノラミン、PEG−3リノレナル、ステアラミン、リノラミン、リノレナル等が挙げられるが、速乾性、なめらかさ、しっとり感の観点からPPG−1/PEG−1ステアラミンが特に好ましい。
3級アミン化合物は、酸を用いて中和するのが好ましい。ここで使用できる酸としては
、少なくとも1種の水溶性有機酸が挙げられる。水溶性有機酸としては、アルキル硫酸、アルキルリン酸、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、酸性アミノ酸等が挙げられる。このうち、カルボン酸、酸性アミノ酸が好ましく、カルボン酸としては、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸が特に好ましい。ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等が挙げられ、マロン酸、コハク酸、マレイン酸が特に好ましい。ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸(特にα-オキシ酪酸)、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられ、なかでもα-ヒドロキシカルボン酸、特にグリコール酸、乳酸、リンゴ酸が好ましい。酸性アミノ酸としては、L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸が挙げられ、特にL−グルタミン酸が好ましい。上記有機酸の配合量は、3級アミン化合物に対し、0.1〜10倍モル、更に0.3〜3倍モル使用することが、アミン臭の低減や柔軟性や、滑り性のようなコンディショニング効果を高める観点から好ましい。
(A)成分の配合量は特に限定されないが、速乾性、なめらかさ、しっとり感の観点から本発明の速乾性毛髪化粧料に対して1.5〜4質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す。)であることが好ましく、更には2〜3%であることが好ましい。
本発明の速乾性毛髪化粧料に使用する(B)成分は、ステアリルアルコール、又はステアリルアルコールとセタノールとの混合物からなる高級アルコールである。(B)成分は、毛髪に速乾性となめらかさ、しっとり感を付与するために配合される。ステアリルアルコールとセタノールとの混合物としては、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコールとセトステアリルアルコールとの混合物、セタノールとセトステアリルアルコールとの混合物が挙げられる。
(B)成分の配合量は特に限定されないが、速乾性、なめらかさ、しっとり感の観点から本発明の速乾性毛髪化粧料に対して4〜7%であることが好ましく、更には5〜6%であることが好ましい。ここで、(B)成分におけるステアリルアルコールの配合量が、(B)成分の総量に対して50%以上であることが好ましい。
本発明の速乾性毛髪化粧料に使用する(C)成分は、下記一般式(2)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体である。このホスホリルコリン基を含有する重合体は、必要に応じて2種以上のホスホリルコリン基が組み合わされて含有するものでも良い。
(上記式(2)中、Rは水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す。)
(C)成分は、毛髪に速乾性となめらかさ、しっとり感を付与するために配合される。また、上記ホスホリルコリン基を含有する重合体には、下記一般式(3)で表されるカチオン性基や、下記一般式(4)で表される疎水性基を含有することが好ましい。
(上記式(3)及び(4)中、R及びRは、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を表し、R及びRはそれぞれ独立にメチル基又はエチル基を表し、Rは炭素数12〜24の一価の炭化水素基を表し、mは1〜3の整数を表し、n2及びn3は他の構成単位とのモル比を表す。)
なお、上記ホスホリルコリン基を含有する重合体において、一般式(2)で表されるホスホリルコリン基とともに、一般式(3)で表されるカチオン性基及び一般式(4)で表される疎水性基を含有する場合の各構成単位とのモル比は、n1:n2:n3=100:1〜400:1〜50が好ましい。
上記ホスホリルコリン基を含有する重合体は、様々な方法で作成することができる。例えば、一般式(2)で表される単量体を初めとする組成物を、ラジカル重合開始剤の存在
下、窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスで置換または雰囲気においてラジカル重合、例えば、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等の公知の方法により行うことができる。精製等の観点から好ましくは溶液重合が挙げられる。ホスホリルコリン基を含有する重合体の精製は、再沈殿法、透析法、限外濾過法など一般的な精製方法により行うことができる。また、これらを含有する重合体が市販されており、それらを用いても良い。特に一般式(2)、(3)及び(4)の単量体を含む重合体として、ポリクオタニウム−107(INCI名称)を用いることが好ましい。
(C)成分の配合量は特に限定されないが、速乾性、なめらかさ、しっとり感の観点から本発明の速乾性毛髪化粧料に対して0.001〜4%であることが好ましく、更には0.01〜1%であることが好ましい。
(D)成分である水は、各成分の可溶化剤又は溶媒として使用される。水は上記成分と共に適量配合される。
本発明の速乾性毛髪化粧料は、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることが出来る。また、本発明の速乾性毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
本発明の速乾性毛髪化粧料は、上記の(A)成分〜(D)成分を必須成分とし調製されるが、これらの必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で通常毛髪化粧料に一般的に配合される他の成分を目的に応じて配合することができる。
そのような成分としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド等の(A−1)成分以外のカチオン性界面活性剤;PPG−1/PEG−1ラウラミン等の(A−2)成分以外の3級アミン化合物;ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸ナトリウム等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール;ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール等の(B)成分以外の高級アルコール;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2等のエステル油;パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン(アモジメチコン)、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;ソルビトール等の糖アルコール;グリコシルトレハロース等の糖類;グレープシード油等の植物油;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明の速乾性毛髪化粧料について実施例及び比較例を例示することにより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)乾燥時間測定試験法
10名のパネラーが本発明の実施例及び比較例に係る速乾性毛髪化粧料3gを10gの毛束に塗布後、10秒間40℃の水で洗い流し、タオルドライを行った。その後、ドライヤーを用いて毛束を温風で乾燥させ、ドライヤーをかけ始めてから毛束が十分に乾燥したと感じるまでの時間を測定した。各例の乾燥時間について、10名の測定時間の平均値を算出し、以下の基準により評価した。
◎:1分20秒未満
○:1分20秒以上、1分25秒未満
△:1分25秒以上、1分30秒未満
×:1分30秒以上
(2)感触試験法
上記の乾燥時間測定試験において各例の速乾性毛髪化粧料で処理した毛束について、10名のパネラーがドライヤーでの乾燥後の毛束の感触(なめらかさ、しっとり感)を評価し、優れている(4点)、良好(3点)、やや悪い(2点)、悪い(1点)の4段階で採点した。10名のパネラーの採点結果について平均点を算出し、その平均点を以下の基準で評価した。
優れている(◎):平均点が3.6点以上
良好(○) :平均点が2.6点以上3.5点以下
やや悪い(△) :平均点が1.6点以上2.5点以下
悪い(×) :平均点が1.5点以下
実施例1〜37及び比較例1〜13(ヘアリンス)
表1、表2及び表3に記載の配合組成によるヘアリンスを常法により調製し、これらを使用したときの乾燥時間、なめらかさ、しっとり感の評価を行った。結果を表1〜表3に示す。なお、表1〜表3における各成分の数値は、速乾性毛髪化粧料全体を100質量%とした場合における含有割合(質量%)である。
以下、本発明の速乾性毛髪化粧料のその他の処方例を実施例38として挙げる。なお、実施例38の速乾性毛髪化粧料についても、乾燥時間、なめらかさ、しっとり感の各項目を検討したところ、いずれも優れた特性を有しており良好であった。
実施例38 ヘアコンディショナー
配合量(%)
(1)ステアリルトリモニウムクロリド 3.0
(2)ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2 1.0
(3)ステアリルアルコール 6.0
(4)ジメチコン 3.0
(5)アモジメチコン 1.0
(6)パラフィン 1.0
(7)ジプロピレングリコール 0.5
(8)グリコシルトレハロース 1.0
(9)グリセリン 2.0
(10)加水分解コラーゲン 0.1
(11)ヒアルロン酸Na 0.1
(12)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(13)ポリクオタニウム−107 0.1
(14)メチルパラベン 0.2
(15)香料 0.5
(16)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(11)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(16)に(12)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(13)〜(15)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)〜(D)成分を含有することを特徴とする速乾性毛髪化粧料。
    (A)(A−1)炭素数18の直鎖状のアルキル基を少なくとも1つ有するカチオン性界面活性剤、並びに
    (A−2)下記一般式(1)で表される3級アミン化合物及びその塩
    からなる群から選ばれる1種以上
    (上記式(1)中、Rは直鎖又は分岐した炭素数18の飽和又は不飽和アルキル基を表し、R及びRはCOで表されるヒドロキシエチル基又はCOで表されるヒドロキシプロピル基を表し、a、bは0〜3の整数を表す。)
    (B)ステアリルアルコール、又はステアリルアルコールとセタノールとの混合物からなる高級アルコール
    (C)下記一般式(2)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体
    (上記式(2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、n4は他の構成単位とのモル比を表す。)
    (D)水
  2. 前記(C)成分がポリクオタニウム−107である請求項1に記載の速乾性毛髪化粧料。
  3. 請求項1又は2に記載の速乾性毛髪化粧料を用いることを特徴とする毛髪に速乾性を付与する方法。
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