JP7043920B2 - 毛髪洗浄料 - Google Patents
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[1] (A)下記の式(I)で表される構成単位と下記の式(II)で表される構成単位とを含み、両構成単位のモル比(I/II)が90/10~30/70である(メタ)アクリル系共重合体0.005~0.15質量%、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数が60~100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル0.01~5質量%、
(C)カチオン性ポリマー0.05~5質量%、及び
(D)アシルアミノ酸塩型陰イオン性界面活性剤2~20質量%
を含有することを特徴とする毛髪洗浄料。
本発明に用いられる(A)成分は、式(I):
で表される構成単位と、式(II):
で表される構成単位とを含む(メタ)アクリル系共重合体である。
本発明に用いられる(B)成分は、エチレンオキシドの平均付加モル数が60~100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステルである。すなわち、ソルビタンと脂肪酸との部分エステルであるソルビタン脂肪酸エステルに、エチレンオキシドを付加させた非イオン性界面活性剤である。
本発明の毛髪洗浄料における(B)成分の含有量は、毛髪洗浄料全体当たり0.01~5質量%であり、好ましくは0.1~3質量%であり、更に好ましくは0.5~1.5質量%である。0.01質量%未満では、乾燥後の毛髪のハリコシ感が少なくなり、翌日のスタイリング性も悪くなる。5質量%を超えると、起泡性や洗髪時や乾燥時の指通りが悪くなり、翌日のスタイリング性がやや悪くなる。
本発明で用いられる(C)成分であるカチオン性ポリマーは、カチオン性を示す第4級窒素含有基を有する高分子化合物である。具体的には、塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、グァーガムヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル等が挙げられる。なかでも、洗髪時の指通りの点で、塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースが好ましい。
本発明の毛髪洗浄料における(C)成分の含有量は、毛髪洗浄料全体当たり0.05~5質量%であり、好ましくは0.3~3質量%であり、更に好ましくは0.8~1.5質量%である。0.05質量%未満では、洗髪時及び乾燥後の指通りが悪く、ボリューム感が不足する。一方、含有量が5質量%を超えると、起泡性が悪く、乾燥後の毛髪がべたつきやごわつきを感じ、ボリューム感や翌日のスタイリング性が悪くなる。
本発明で用いられる(D)成分は、アシルアミノ酸塩型陰イオン性界面活性剤である。アシルアミノ酸塩型陰イオン性界面活性剤とは、N-アシル基を有するアミノ酸塩構造を有する陰イオン性界面活性剤であり、例えば、N-アシル-N-メチルタウリン塩、N-アシルグルタミン酸塩、N-アシル-N-メチル-β-アラニン塩、N-アシル-β-アラニン塩、N-アシルサルコシン塩、N-アシルグリシン塩等が挙げられる。
本発明の毛髪洗浄料における(D)成分の含有量は、毛髪洗浄料全体当たり2~20質量%であり、好ましくは4~15質量%であり、更に好ましくは6~12質量%である。2質量%未満では、起泡性や、洗髪時及び乾燥後の指通りが悪くなり、ボリューム感やハリコシ感が不足する。一方、含有量が20質量%を超えると、すすぎ時にスムースな指通りが得られず、時間の経過により毛髪のボリューム感が不足することがある。
表1、2に示した処方にて、実施例1~7及び比較例1~4の毛髪洗浄料(シャンプー)を定法により調製し、下記の「乾燥後の潤い感」、「乾燥後のハリコシ」、「乾燥後の毛髪のボリューム」、及び「翌日のスタイリング性」の4項目について下記の評価基準により評価を行い、各項目において◎及び○を合格とした。その結果を表1、2示す。
なお、表1、2の処方における各成分の数値は共通成分及び残部の精製水を含む洗浄料全体当たりの含有量(質量%)である。
表3は表1及び表2中の共通添加成分の詳細である。
(1)乾燥後の潤い感
20名の男女(24才~58才)をパネラーとし、シャンプーで洗髪した後、コンディショナーを使用せず、乾燥してから1時間後の毛髪の潤い感について下記のように判定し、20名の合計点を求めて、下記の判定基準で評価した。
2点:毛髪に潤いが非常に感じられる
1点:毛髪に潤いがやや感じられる
0点:毛髪に潤いが感じられない
20名の男女(24才~58才)をパネラーとし、シャンプーで洗髪した後、コンディショナーを使用せず、乾燥してから1時間後の毛髪のハリコシについて下記のように判定し、20名の合計点を求めて、下記の判定基準で評価した。
2点:ハリコシが非常に感じられる
1点:ハリコシがやや感じられる
0点:ハリコシが感じられない
20名の男女(24才~58才)をパネラーとし、シャンプーで洗髪した後、コンディショナーを使用せず、乾燥してから1時間後の毛髪のボリュームについて下記のように判定し、20名の合計点を求めて、下記の判定基準で評価した。
2点:ボリューム感を非常に感じる
1点:ボリューム感をやや感じる
0点:ボリューム感がない
20名の男女(24才~58才)をパネラーとし、シャンプーで洗髪した後、コンディショナーを使用せず、乾燥して24時間後の毛髪に、スタイリング剤を使用してセットした時の毛髪のスタイリング性について下記のように判定し、20名の合計点を求めて、下記の判定基準で評価した。
2点:スタイリングが非常にしやすい
1点:スタイリングがややしやすい
0点:スタイリングがしにくい
◎:合計点が35点以上
○:合計点が30点以上~35点未満
△:合計点が25点以上~30点未満
×:合計点が25点未満
(Ceracute-L組成:メタクリル系共重合体5質量%、グリセリン66.5質量%、1,3-ブチレングリコール28.5質量%)
*2:モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(80E.O.)の「(80E.O.)」はエチレンオキシドの平均付加モル数が80であることを示す。
*3:モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)の「(20E.O.)」はエチレンオキシドの平均付加モル数が20であることを示す。
*4:カチオン化度0.8meq/g、重量平均分子量40万である塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(東邦化学社製:カチナールLC100)
*5:カチオン化度1.3meq/g、重量平均分子量100万である塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(東邦化学社製:カチナールHC200)
Claims (1)
- (A)下記の式(I)で表される構成単位と下記の式(II)で表される構成単位とを含み、両構成単位のモル比(I/II)が90/10~30/70である(メタ)アクリル系共重合体0.005~0.1質量%、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数が60~100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル0.01~5質量%、
(C)カチオン化度が0.5~1.2meq/gである塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース0.8~1.5質量%、及び
(D)アシルアミノ酸塩型陰イオン性界面活性剤2~20質量%
を含有することを特徴とする毛髪洗浄料。
(式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は-(CH2)n-を表し、nは1~4の整数である。*は他の構成単位との結合部位を表す。)
(式中、R3は水素原子又はメチル基を表し、L1はフェニレン、シクロヘキシレン、-C(=O)-O-、-O-、-C(=O)-NH-、-O-C(=O)-、又は-O-C(=O)-O-を表し、L2は炭素数10~22の直鎖又は分岐アルキル基を表す。*は他の構成単位との結合部位を表す。)
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2016069360A (ja) | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 日油株式会社 | 毛髪洗浄剤組成物 |
JP2016088910A (ja) | 2014-11-08 | 2016-05-23 | 日油株式会社 | ヘアシャンプー組成物 |
JP2017197450A (ja) | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 日油株式会社 | ヘアシャンプー組成物 |
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Non-Patent Citations (2)
Title |
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Angfa, Japan,Shampoo,Mintel GNPD [online],2015年01月,URL:https://portal.mintel.com,ID#2941857 |
Yamada Bee Farm, Japan,Shampoo,Mintel GNPD [online],2014年06月,URL:https://portal.mintel.com,ID#2501453 |
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