JP2017197450A - ヘアシャンプー組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダメージを受けた毛髪に塗布しても、起泡性と泡のクリーミィー性に優れ、洗髪中に泡がへたり難く、すすぎ時の指通りが良く、すすぎ後は毛髪同士が貼りつき難く、乾燥後も指通りが良く、しっとりまとまりのある髪に仕上げるヘアシャンプー組成物の提供。【解決手段】(A)成分:式1のアシルタウリン型界面活性剤;0.2〜3質量%、(B)成分:式2のアシルタウリン型界面活性剤;1〜18質量%、(C)成分:式3のアミドベタイン型界面活性剤及び/又は式4のアルキルベタイン型界面活性剤;2〜9質量%、(D)成分:式5の重量平均分子量300,000〜700,000の化合物;0.01〜0.5質量%、(E)成分:カチオン性ポリマー;0.2〜1.2質量%、(F)成分:炭素数が3〜8である2価のアルコール;0.5〜10質量%を含有し、(A)成分と(B)成分との質量比(A)/(B)が0.14〜0.26であるヘアシャンプー組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、頭皮や毛髪に付着した汚れを落とすためのヘアシャンプー組成物に関する。
従来、頭皮や毛髪に付着した汚れを落とすために、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤、カチオン化ポリマーなどから構成されるヘアシャンプーが用いられている。一般的に、ヘアシャンプーに求められる性能として、泡立ちが豊かであること、泡質がクリーミィーであること、すすぎ時の指通りが良く、きしまないことが挙げられる。また、これらの性能に加えて、洗髪中に泡がへたることがなく豊かでクリーミィーさを維持したり、乾燥後に毛髪を滑らかにし、しっとりまとまりのある髪に仕上げることが好まれる傾向にある。なお、「泡がへたる」とは泡が壊れて泡の体積が減少する現象を指す。
近年では、紫外線の増大やエアコンによる乾燥等の外部環境の変化、ヘアカラーリングやパーマネントウェーブ等の化学処理の日常化により、毛髪に対するダメージが深刻化している。そのため、ダメージを受けた毛髪に対して使用しても、高いコンディショニング効果が付与できるヘアシャンプーが求められており、各種ヘアシャンプー組成物が提案さている。
例えば、特許文献1には、ダメージヘアに対する優れた毛髪補修効果を得るため、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマー、特定構造を有するエステル型カチオン性界面活性剤、毛髪補修成分を組み合わせたヘアシャンプー組成物が開示されている。
しかし、この組成物は、良好な使用感が得られるものの、泡立ちや泡質、すすぎ時の指通りにおいて十分に満足できるものではなかった。
そこで、特許文献2には、良好な泡立ちや泡質、すすぎ時の指通りを得る目的で、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩、アシルタウリン型界面活性剤、アミドアルキルベタイン型界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミド、カチオン性水溶性高分子、保湿剤が組み合わされた毛髪洗浄料が開示されている。
しかし、この毛髪洗浄料は、乾燥後の毛髪を滑らかにしたり、しっとりまとまりのある髪に仕上げることにおいて十分に満足できるものではなかった。
一方、ヘアシャンプーをすすいだ後に、ヘアコンディショナーやヘアトリートメントなどの毛髪化粧料を使用することにより、乾燥後に毛髪を滑らかにし、しっとりまとまりのある髪に仕上げることができる。
しかし、ヘアコンディショナーやヘアトリートメントを使用した場合でも、ヘアシャンプーをすすいだ後に毛髪同士の貼りつきが見られると、その効果が不十分なことがあった。「毛髪同士の貼りつき」とは、すすいだ後の毛髪が束になり、梳かれた状態でないことを指す。通常、このような状態では、毛髪の表面積が小さくなり、ヘアコンディショナーやヘアトリートメントが毛髪の1本1本に十分に接触することが難しくなるおそれがある。そこで、ヘアコンディショナーやヘアトリートメントの有するコンディショニング効果等を十分に発揮するため、すすぎ後の毛髪同士の貼りつきが抑えられたヘアシャンプーが求められていた。
特開2006−282565号公報 特開2014−51446号公報
本発明は、上記の課題に鑑み、ダメージを受けた毛髪に塗布しても、起泡性と泡のクリーミィー性に優れ、洗髪中に泡がへたり難く、かつ、すすぎ時の指通りが良く、すすぎ後は毛髪同士が貼りつき難く、さらに、乾燥後も指通りが良く、しっとりまとまりのある髪に仕上げるヘアシャンプー組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記の特定の6成分を組み合わせることによって、上記目的を達成できるヘアシャンプー組成物が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、(A)成分:式1で示されるアシルタウリン型界面活性剤;0.2〜3質量%、
Figure 2017197450
(式中、RCOは炭素数6〜10のアシル基、Rは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Mはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩を表す。)
(B)成分:式2で示されるアシルタウリン型界面活性剤;1〜18質量%、
Figure 2017197450
(式中、RCOは炭素数12〜22のアシル基、Rは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Mはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩を表す。)
(C)成分:式3で示されるアミドベタイン型界面活性剤及び/又は式4で示されるアルキルベタイン型界面活性剤;2〜9質量%、
Figure 2017197450
(式中、RCOは炭素数8〜22のアシル基、R及びRはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基、mは2〜4の整数を表す。)
Figure 2017197450
(式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基、R及びR10はそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基を表す。)
(D)成分:式5で示される重量平均分子量300,000〜700,000の化合物;0.01〜0.5質量%、
Figure 2017197450
(式中、x、yは各構成単位のモル比を示すための数字であり、モル比でx/y=65/35〜75/25である。)
(E)成分:カチオン性ポリマー;0.2〜1.2質量%、
(F)成分:炭素数が3〜8である2価のアルコール;0.5〜10質量%
を含有し、(A)成分と(B)成分との質量比(A)/(B)が0.14〜0.26であるヘアシャンプー組成物である。
また、本発明のヘアシャンプー組成物は、(G)成分:(g−1)式6で示される単量体30〜90モル%と、(g−2)前記式6で示される単量体と共重合可能な単量体10〜70モル%とから得られる重合体;0.01〜0.15質量%を更に含有することが好ましい。
Figure 2017197450
(式中、R11は水素原子又はメチル基を表し、R12は−(CH)n−を示し、nは1〜4の値である。)
本発明のヘアシャンプー組成物によれば、ダメージを受けた毛髪に塗布しても、起泡性と泡のクリーミィー性に優れ、洗髪中に泡がへたり難く、かつ、すすぎ時の指通りが良く、すすぎ後は毛髪同士が貼りつき難く、さらに、乾燥後も指通りが良く、しっとりまとまりのある髪に仕上げることができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明のヘアシャンプー組成物は、下記(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、(E)成分及び(F)成分を少なくとも含有する。以下、各成分について説明する。
〔(A)成分〕
本発明で用いる(A)成分は、式1で示されるアシルタウリン型のアニオン性界面活性剤であり、式1に含まれる複数の界面活性剤から選ばれた1種を単独で、又は2種以上を併せて用いることができる。
式中のRCOは炭素数6〜10のアシル基である。具体的には、例えば、カプロイル基、カプリロイル基、カプリノイル基等が挙げられる。好ましくはカプリロイル基、カプリノイル基であり、特に好ましくはカプリロイル基である。
式中のRは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。好ましくは水素原子、メチル基、エチル基であり、特に好ましくはメチル基である。
式中のMはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩である。具体的には、ナトリウム、カリウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、タウリンナトリウム、タウリンカリウム等が挙げられる。好ましくはナトリウムまたはカリウムであり、特に好ましくはナトリウムである。
(A)成分の具体的な市販品として、例えば、N−メチル−N−カプリノイルタウリンナトリウム(日油株式会社製の「ダイヤポンHF−SF」)が挙げられる。
(A)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に0.2〜3質量%であり、好ましくは0.5〜2.8質量%であり、特に好ましくは0.8〜2.5質量%である。含有量が少なすぎると、起泡性が不十分ですすぎ時に毛髪同士が貼りつくことがあり、含有量が多すぎると、泡のクリーミィー性が不十分で洗髪中の泡がへたり、しっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがある。
〔(B)成分〕
本発明で用いる(B)成分は、式2で示されるアシルタウリン型のアニオン性界面活性剤であり、式2に含まれる複数の界面活性剤から選ばれた1種を単独で、又は2種以上を併せて用いることができる。
式中のRCOは炭素数12〜22のアシル基であり、好ましくは炭素数12〜18のアシル基である。具体的には、例えば、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、アラキノイル基、ベヘノイル基、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸残基、パーム油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基等が挙げられる。好ましくはラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸残基、パーム油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基であり、特に好ましくはヤシ油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基が挙げられる。
式中のRは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。好ましくは水素原子、メチル基、エチル基であり、特に好ましくはメチル基である。
式中のMはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩である。具体的には、ナトリウム、カリウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、タウリンナトリウム、タウリンカリウム等が挙げられる。好ましくはナトリウムまたはカリウムであり、特に好ましくはナトリウムである。
(B)成分の具体的な市販品として、例えば、N−メチル−N−ココイルタウリンナトリウム(日油株式会社製の「ダイヤポンK−SF」)、N−メチル−N−ココイルタウリンマグネシウム(日油株式会社製の「ダイヤポンK−MG」)、N−メチル−N−ココイルタウリンタウリンナトリウム(日油株式会社製の「ダイヤポンK−TS」)等が挙げられる。
(B)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に1〜18質量%であり、好ましくは4〜15質量%であり、特に好ましくは6〜13質量%である。含有量が少なすぎると、起泡性が不十分で洗髪中に泡がへたり、すすぎ時にきしみが生じることがあり、含有量が多すぎると、すすぎ時に毛髪同士が貼りついたり、乾燥後にきしみが生じることがある。
なお、式2中のRCOがヤシ油脂肪酸残基などの混合脂肪酸由来のアシル基である(B)成分を使用する場合、かかる混合脂肪酸の脂肪酸組成から炭素数12〜22のアシル基の割合を算出し、使用する(B)成分の配合量にその割合を乗じた値を(B)成分の含有量として算出することができる。また、かかる混合脂肪酸由来のアシル基に炭素数6〜10のアシル基が含まれている場合には、かかる混合脂肪酸の脂肪酸組成から炭素数6〜10のアシル基の割合を算出し、使用する(B)成分の配合量にその割合を乗じた値を(A)成分の含有量として算出することができる。
〔(C)成分〕
本発明で用いられる(C)成分は、式3で示されるアミドベタイン型界面活性剤及び/又は式4で示されるアルキルベタイン型界面活性剤であり、式3及び式4に含まれる複数の界面活性剤から選ばれた1種を単独で、又は2種以上を併せて用いることができる。
式3において、RCOは炭素数8〜20のアシル基であり、好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数12〜18のアシル基である。炭素数が小さすぎると、起泡性が低下することがあり、炭素数が大きすぎると、安定性が低下することがある。具体的には、例えば、カプロイル基、カプリロイル基、カプリノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、アラキノイル基、ベヘノイル基、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸残基、パーム油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基等が挙げられる。好ましくはラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸残基、パーム油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基であり、特に好ましくはヤシ油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基が挙げられる。
式中のR及びRはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基であり、好ましくは少なくとも一方がメチル基であり、特に好ましくは両方がメチル基である。
mは2〜4の整数であり、好ましくは3である。
式3で示されるアミドベタイン型界面活性剤の具体的な市販品として、例えば、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(日油株式会社製の「ニッサンアノンBDL−SF」)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(日油株式会社製の「ニッサンアノンBDF−R」)等が挙げられる。
また、式4において、Rは炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数12〜18、さらに好ましくは炭素数14〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、より好ましくは炭素数14〜18のアルキル基である。炭素数が小さすぎると、起泡性が低下することがあり、炭素数が大きすぎると、安定性が低下することがある。
式中のR及びR10はそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基であり、好ましくは少なくとも一方がメチル基であり、特に好ましくは両方がメチル基である。
式4で示されるアルキルベタイン型界面活性剤の具体的な市販品として、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(日油株式会社製の「ニッサンアノンBL」)等が挙げられる。
(C)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に2〜9質量%であり、好ましくは3〜8質量%であり、特に好ましくは4〜7質量%である。含有量が少なすぎると、泡のクリーミィー性が不十分で洗髪中の泡がへたり、しっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがあり、含有量が多すぎると、起泡性が不十分で、すすぎ時に毛髪同士が貼りつくことがある。
〔(D)成分〕
本発明で用いる(D)成分は、式5で示される特定分子量の高分子化合物である。
式5中のx及びyは各構成単位のモル比を示すための数字であり、モル比でx/y=65/35〜75/25である。
(D)成分の重量平均分子量は、300,000〜700,000であり、好ましくは400,000〜650,000である。重量平均分子量が低すぎると、泡のクリーミィー性が不十分で、すすぎ時や乾燥後にきしみが生じることがあり、重量平均分子量が高すぎると、しっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがある。
なお、重量平均分子量は、例えば、(D)成分5mgをメタノール/クロロホルム混合溶媒(体積比:8/2)1gに溶解し、試料溶液とし、以下の条件により測定することができる。
カラム:PLgel−mixed−C、標準物質:ポリエチレングリコール、検出:視差屈折系RI−8020(東ソー株式会社製)、重量平均分子量の算出:分子量計算プログラム(SC−8020用GPCプログラム)、流速1mL/分、試料注入量:100μL、カラム温度:40℃。
(D)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に0.01〜0.5質量%であり、好ましくは0.05〜0.4質量%であり、特に好ましくは0.07〜0.3質量%である。含有量が少なすぎると、すすぎ時や乾燥後にきしみが生じ、すすぎ時に毛髪同士が貼りつくことがあり、含有量が多すぎると、すすぎ時に毛髪同士が貼りつき、しっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがある。
〔(E)成分〕
本発明で用いる(E)成分は、カチオン性ポリマーであり、好ましくは、第4級窒素含有基を有するカチオン性高分子化合物である。例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、アクリル系カチオン化ポリマー等が挙げられる。具体的には、カチオン化セルロースとしては塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化グァーガムとしては塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、アクリル系カチオン化ポリマーとしてはアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体等が挙げられる。これらの内、すすぎ時のきしみや毛髪同士の貼りつきの点で、塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムが好ましい。これらのカチオン性ポリマーから選ばれた1種を単独で、又は2種以上を併せて用いることができる。
(E)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に0.2〜1.2質量%であり、好ましくは0.3〜1質量%であり、特に好ましくは0.4〜0.8質量%である。含有量が少なすぎると、泡のクリーミィー性が不十分で、すすぎ時にきしみが生じることがあり、またしっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがあり、含有量が多すぎると、すすぎ時に毛髪同士が貼りつき、乾燥後にきしみを生じることがある。
〔(F)成分〕
本発明で用いる(F)成分は炭素数が3〜8である2価のアルコールである。例えば、1,2−プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール(ブチレングリコール)、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール(イソペンチルジオール)、4−オキサ−2,6−ヘプタンジオール(ジプロピレングリコール)等が挙げられる。好ましくは、1,2−プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール(ブチレングリコール)、1,2−ペンタンジオール、4−オキサ−2,6−ヘプタンジオール(ジプロピレングリコール)である。
(F)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に0.5〜10質量%であり、好ましくは2〜8質量%であり、特に好ましくは3〜6質量%である。含有量が少なすぎると、泡のクリーミィー性が不十分で、すすぎ時にきしみが生じることがあり、含有量が多すぎると、洗髪中に泡がへたり、乾燥後にきしみが生じることがある。
本発明のヘアシャンプー組成物は、(A)成分と(B)成分との質量比(A)/(B)が0.14〜0.26であり、好ましくは0.16〜0.24であり、特に好ましくは0.18〜0.22である。質量比(A)/(B)が小さすぎると、起泡性が不十分で、しっとりまとまりのある髪に仕上がらないことがあり、質量比(A)/(B)が大きすぎると、泡のクリーミィー性が不十分で洗髪中に泡がへたり、すすぎ時や乾燥後にきしみを生じることがある。
〔(G)成分〕
本発明のヘアシャンプー組成物において、更にしっとりまとまりのある髪に仕上げるためには、(G)成分を配合することも可能である。
本発明で用いる(G) 成分は、(g−1)上記式6で示される単量体(以下、単量体(g−1)と表記する。)30〜90モル%と、(g−2)前記式6で示される単量体(g−1)と共重合可能な単量体(以下、単量体(g−2)と表記する。)10〜70モル%とから得られる重合体である。好ましくは単量体(g−1)40〜80モル%と単量体(g−2)20〜60モル%とから得られる重合体であり、特に好ましくは単量体(g−1)50〜70モル%と単量体(g−2)30〜50モル%とから得られる重合体である。
上記式6で示される単量体(g−1)において、式中のR11は水素原子又はメチル基を表し、安定性の点からメチル基が好ましい。
12は−(CH)n−を示し、nは1〜4の値であり、入手のし易さからnは2が好ましい。
式6で示される単量体(g−1)の具体例としては、例えば、グリセロール−1−アクリロイルオキシエチレンウレタン、グリセロール−1−アクリロイルオキシプロピレンウレタン、グリセロール−1−メタクリロイルオキシエチレンウレタン、グリセロール−1−メタクリロイルオキシプロピレンウレタン等が挙げられるが、合成のし易さから、グリセロール−1−メタクリロイルオキシエチレンウレタンが好ましい。
式6で示される単量体(g−1)の合成方法としては、例えば、環状ケタールと(メタ)アクリロイルオキシアルキレンイソシアネートとをウレタン化反応させた後、ウレタン化反応用触媒の存在下に水含有溶媒中で加水開環反応させる方法等が挙げられる。
なお、本明細書において(メタ)アクリロイルは、メタクリロイル又はアクリロイルを、(メタ)アクリレートはメタクリレート又はアクリレートをそれぞれ示す。
単量体(g−1)と共重合可能な他の単量体(g−2)のとしては、公知の単量体が利用可能であるが、好ましくは下記式7で示される単量体が挙げられる。
Figure 2017197450
式7中、Lは−C−、−C10−、−(C=O)−O−、−O−、−(C=O)NH−、−O−(C=O)−又は−O−(C=O)−O−を表す。Lは炭素数10〜22、好ましくは炭素数14〜20の直鎖又は分岐アルキル基であり、例えば、デシル基、ドデシル基、テトラドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ドコサニル基を表す。R13は水素原子又はメチル基を表す。
式7で示される具体的な単量体(g−2)の具体例としては、例えば、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート等の直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート;デカン酸ビニル、ドデカン酸ビニル、ヘキサデカン酸ビニル、オクタデカン酸ビニル等のビニルエステル系単量体が挙げられる。中でも、安定性の点から、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレートが好ましい。
(G)成分は、単量体(g−1)と単量体(g−2)とを上記のモル比にて公知の方法により重合することにより得ることができる。なお(G)成分は、取り扱い易くするために、グリセリンや1,3−ブタンジオールなどの多価アルコールで希釈したものを用いることができる。
(G)成分の分子量は、十分な毛髪への保湿効果や配合し易さの点から、重量平均分子量で5千〜50万であることが好ましく、特に1万〜20万であることが好ましい。
なお、重量平均分子量は、例えば、(G)成分5mgを、0.5質量%の臭化リチウムを含むクロロホルム/メタノール混合溶媒(体積比:6/4)1gに溶解し、試料溶液とし、以下の条件により測定することができる。
カラム:PLgel−mixed−C、標準物質:PMMA、検出:視差屈折系RI−8020(東ソー株式会社製)、重量平均分子量の算出:分子量計算プログラム(SC−8020用GPCプログラム)、流速1mL/分、試料注入量:20μL、カラム温度:40℃。
(G)成分の含有量は、ヘアシャンプー組成物中に0.01〜0.15質量%であり、好ましくは0.03〜0.1質量%であり、特に好ましくは0.05〜0.08質量%である。含有量が少なすぎると、しっとりまとまりのある髪に仕上げる効果をさらに向上させるのが困難になり、含有量が多すぎると、配合量に見合った効果が得られない。
本発明のヘアシャンプー組成物は、通常の方法に従って、上記(A)成分〜(F)成分、さらに必要に応じて(G)成分と水とを混合することで調製することができる。
また、本発明のヘアシャンプー組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に常用されている他の成分を配合することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下の「%」は「質量%」を意味する。
〔実施例1〜11及び比較例1〜9〕
ヘアシャンプー組成物として、表1及び表2に示す成分を用いて通常の方法に従いヘアシャンプーを調製し、下記の方法によりヘアシャンプーの評価を行った。その結果を表1及び表2に示す。ただし、共通添加成分として表3に示す3成分を使用した。なお、各ヘアシャンプー組成物は、クエン酸によりpHを5.5に調整した。
(1)起泡性
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪したときの泡立ち具合について下記の基準で評価した。
2点:泡立ちが良好であると感じた場合。
1点:泡立ちがまあまあであると感じた場合。
0点:泡立ちが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;起泡性が非常に良好なヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;起泡性が良好なヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;起泡性がやや悪いヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;起泡性が悪いヘアシャンプーである。
(2)泡のクリーミィー性
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪したときの泡質について下記の基準で評価した。
2点:泡質がクリーミィーであると感じた場合。
1点:泡質がややクリーミィーであると感じた場合。
0点:泡質が粗いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。泡のクリーミィー性が非常に良好なヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;泡のクリーミィー性が良好なヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;泡のクリーミィー性がやや悪いヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;泡のクリーミィー性が悪いヘアシャンプーである。
(3)洗髪中の泡のへたり
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪中の泡の様子について下記の基準で評価した。
2点:泡がへたらず、ボリュームのある泡であると感じた場合。
1点:泡がややへたり、ややボリュームのある泡であると感じた場合。
0点:泡がへたり、ボリュームのない泡であると感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;洗髪中に泡が全くへたらないヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;洗髪中に泡がへたらないヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;洗髪中に泡がややへたるヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;洗髪中に泡がへたるヘアシャンプーである。
(4)すすぎ時の指通り
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪したときのすすぎ時の感触について下記の基準で評価した。
2点:すすぎ時にきしまず、毛髪の指通りが良好であると感じた場合。
1点:すすぎ時にややきしみが生じ、毛髪の指通りがまあまあであると感じた場合。
0点:すすぎ時にきしみが生じ、毛髪の指通りが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;すすぎ時の指通りが非常に良好なヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;すすぎ時の指通りが良好なヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;すすぎ時の指通りがやや悪いヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;すすぎ時の指通りが悪いヘアシャンプーである。
(5)すすぎ後の毛髪同士の貼りつき
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪したときのすすぎ後の毛髪の様子について下記の基準で評価した。
2点:すすぎ後の毛髪の様子がすかれた状態であると感じた場合。
1点:すすぎ後の毛髪の様子がややすかれた状態であると感じた場合。
0点:すすぎ後の毛髪の様子がすかれた状態でないと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;すすぎ後の毛髪同士の貼りつきが見られないヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;すすぎ後の毛髪同士の貼りつきがほとんど見られないヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;すすぎ後の毛髪同士の貼りつきがやや見られるヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;すすぎ後の毛髪同士の貼りつきが見られるヘアシャンプーである。
(6)乾燥後の指通り
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪した後、ドライヤーで乾燥させた直後の指通りについて下記の基準で評価した。
2点:乾燥後の毛髪の指通りがとても良好であると感じた場合。
1点:乾燥後の毛髪の指通りがまあまあであると感じた場合。
0点:乾燥後の毛髪がきしみ、指通りが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;乾燥後の指通りが非常に良好なヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;乾燥後の指通りが良好なヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;乾燥後の指通りがやや悪いヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;乾燥後の指通りが悪いヘアシャンプーである。
(7)しっとりまとまりのある髪の仕上がり
日常的にヘアカラーリングやパーマネントウェーブを施している20名の女性(23〜49才)をパネラーとし、各ヘアシャンプーで洗髪した後、ドライヤーで乾燥させた後の感触について下記の基準で評価した。
2点:毛髪がとてもしっとりし、まとまっていると感じた場合。
1点:毛髪がしっとりし、ややまとまっていると感じた場合。
0点:毛髪がややしっとりし、まとまっていない感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように判定した。
◎:合計点が35点以上である。;しっとりまとまりのある髪へ仕上げるのに優れたヘアシャンプーである。
○:合計点が30点以上、35点未満である。;しっとりまとまりのある髪へ仕上げことができるヘアシャンプーである。
△:合計点が20点以上、30点未満である。;ややしっとりまとまりのある髪へ仕上げことができるヘアシャンプーである。
×:合計点が20点未満である。;しっとりまとまりのある髪へ仕上げることができないヘアシャンプーである。
Figure 2017197450
Figure 2017197450
※1:式1中のRCO、R及びMを表4に示す。
※2:式1中のRCO、R及びMを表5に示す。
※3:式2中のRCO、RおよびMを表6に示す。
※4:式3中のRCO、R、R及びmを表7に示す。
※5:式4中のR、R及びR10を表8に示す。
※6:「Lipidure−C」(日油株式会社製)
表中の数字は「Lipidure−C」に含まれる(D)成分としての含有量を表す。(Lipidure−C組成:(D)成分5%、水94%、フェノキシエタノール1%)
(D)成分は、重量平均分子量が約580,000、x/yが70/30の高分子化合物である。
※7:「DOCQUAT10」(DOC Japan株式会社製)
※8:「カチナールCG−100S」(東邦化学工業株式会社製)
※9:「マーコート3331」(日本ルーブリゾール株式会社製)
※10:「Ceracute−L」(日油株式会社製)
表中の数字は「Ceracute−L」に含まれる(G)成分としての含有量を表す。(Ceracute−L組成:(G)成分5%、グリセリン66.5%、1,3−ブタンジオール28.5%)
(G)成分は、式6中のR11及びR12が表8記載の単量体(g−1)60モル%と、式7中のL、L及びR13が表9記載の単量体(g−2)40モル%とから得られる共重合体である。
Figure 2017197450
Figure 2017197450
Figure 2017197450
1)脂肪酸組成…C8:0(6.8%)、C10:0(4.8%)、C12:0(55.8%)、C14:0(17.9%)、C16:0(6.3%)、C18:0(1.6%)、C18:1(5.3%)、C18:2(1.5%)、引用元:油脂化学便覧(丸善株式会社)
(A―2)成分は、上記脂肪酸組成のうち、C8:0およびC10:0である(11.6%)。
Figure 2017197450
1)脂肪酸組成…C8:0(6.8%)、C10:0(4.8%)、C12:0(55.8%)、C14:0(17.9%)、C16:0(6.3%)、C18:0(1.6%)、C18:1(5.3%)、C18:2(1.5%)、引用元:油脂化学便覧(丸善株式会社)
(B)成分は、上記脂肪酸組成のうち、C8:0およびC10:0を除いた成分である(88.4%)。
Figure 2017197450
Figure 2017197450
Figure 2017197450
Figure 2017197450
表1に示された結果より、本発明のヘアシャンプー組成物に係る実施例1〜11のヘアシャンプーは、いずれも起泡性と泡のクリーミィー性に優れ、洗髪中に泡がへたらず、かつ、すすぎ時の指通りが良く、すすぎ後は毛髪同士が貼りつかず、さらに、乾燥後はきしまず、しっとりまとまりのある髪に仕上げることがわかる。
他方、表2に示された結果より、比較例1〜9では十分な性能が得られていない。
すなわち、比較例1では、(A)成分の含有量が本発明の規定の上限値を超えており、かつ、質量比(A)/(B)が本発明の規定の上限値を上回っていることから、泡のクリーミィー性や洗髪中の泡のへたりの点が劣り、すすぎ時や乾燥後の指通り及びしっとりまとまりのある髪の仕上がりの点が不十分であった。
比較例2では、(C)成分の含有量が本発明の規定の上限値を超えていることから、起泡性やすすぎ後の毛髪同士の貼りつきの点が不十分であった。
比較例3では、(D)成分を含有しないことから、すすぎ後の毛髪同士の貼りつき及びすすぎ時や乾燥後の指通りの点が不十分であった。
比較例4では、(D)成分の含有量が本発明の規定の上限値を超えていることから、すすぎ後の毛髪同士の貼りつきの点が劣り、しっとりまとまりのある髪の仕上がりの点が不十分であった。
比較例5では、(E)成分の含有量が本発明の規定の上限値を超えていることから、すすぎ後の毛髪同士の貼りつきや乾燥後の指通りの点が不十分であった。
比較例6では、(F)成分の含有量が本発明の規定の上限値を超えていることから、洗髪中の泡のへたりや乾燥後の指通りの点が不十分であった。
比較例7では、質量比(A)/(B)が本発明の規定の上限値を越えていることから、泡のクリーミィー性や洗髪中の泡のへたり、すすぎ時や乾燥後の指通りの点が不十分であった。
比較例8では、(F)成分に代えて炭素数が6で6価のアルコールが配合されていることから、すすぎ後の毛髪同士の貼りつき及びすすぎ時や乾燥後の指通りの点が不十分であった。
比較例9では、質量比(A)/(B)が本発明の規定の下限値を下回っていることから、起泡性やしっとりまとまりのある髪の仕上がりの点が不十分であった。

Claims (2)

  1. (A)成分:式1で示されるアシルタウリン型界面活性剤;0.2〜3質量%、
    Figure 2017197450
    (式中、RCOは炭素数6〜10のアシル基、Rは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Mはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩を表す。)
    (B)成分:式2で示されるアシルタウリン型界面活性剤;1〜18質量%、
    Figure 2017197450
    (式中、RCOは炭素数12〜22のアシル基、Rは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Mはアルカリ金属、有機アンモニウム、タウリン塩を表す。)
    (C)成分:式3で示されるアミドベタイン型界面活性剤及び/又は式4で示されるアルキルベタイン型界面活性剤;2〜9質量%、
    Figure 2017197450
    (式中、RCOは炭素数8〜22のアシル基、R及びRはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基、mは2〜4の整数を表す。)
    Figure 2017197450
    (式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基、R及びR10はそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基を表す。)
    (D)成分:式5で示される重量平均分子量300,000〜700,000の化合物;0.01〜0.5質量%、
    Figure 2017197450
    (式中、x、yは各構成単位のモル比を示すための数字であり、モル比でx/y=65/35〜75/25である。)
    (E)成分:カチオン性ポリマー;0.2〜1.2質量%、
    (F)成分:炭素数が3〜8である2価のアルコール;0.5〜10質量%
    を含有し、(A)成分と(B)成分との質量比(A)/(B)が0.14〜0.26であるヘアシャンプー組成物。
  2. (G)成分:(g−1)式6で示される単量体30〜90モル%と、(g−2)前記式6で示される単量体と共重合可能な単量体10〜70モル%とから得られる重合体;0.01〜0.15質量%を更に含有する請求項1に記載のヘアシャンプー組成物。
    Figure 2017197450
    (式中、R11は水素原子又はメチル基を表し、R12は−(CH)n−を示し、nは1〜4の値である。)
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