JP6065851B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6065851B2 JP6065851B2 JP2014012744A JP2014012744A JP6065851B2 JP 6065851 B2 JP6065851 B2 JP 6065851B2 JP 2014012744 A JP2014012744 A JP 2014012744A JP 2014012744 A JP2014012744 A JP 2014012744A JP 6065851 B2 JP6065851 B2 JP 6065851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- toner
- particles
- electrostatic charge
- dispersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、所定の式(1)で表される非水溶性色素化合物及び結着樹脂を含有するマゼンタトナーが開示されている。
特許文献2には、C.I.ピグメントレッド48−3とC.I.ピグメントレッド48−1とを8:2〜5:5の割合で含有するマゼンタトナーが開示されている。
請求項1に係る発明は、
結着樹脂と、キサントフィル類と、カロテン類と、を含有するトナー粒子を含む静電荷像現像用トナー。
前記トナー粒子に占める前記キサントフィル類及び前記カロテン類の総量が0.5質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
前記トナー粒子に含まれる前記キサントフィル類と前記カロテン類の質量比(キサントフィル類/カロテン類)が0.5以上3.0以下である、請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
前記キサントフィル類がアスタキサンチンである、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
前記カロテン類がリコペンである、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項6に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項6に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項6に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
請求項2に係る発明によれば、トナー粒子に占めるキサントフィル類及びカロテン類の総量が前記範囲でない場合に比べて、鮮やかな朱色の色再現性と画像の耐光性とにより優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項3に係る発明によれば、トナー粒子に含まれるキサントフィル類とカロテン類の質量比が前記範囲でない場合に比べて、画像の耐光性により優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項4に係る発明によれば、キサントフィル類がアスタキサンチンでない場合に比べて、画像の耐光性により優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項5に係る発明によれば、カロテン類がリコペンでない場合に比べて、画像の耐光性により優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項7に係る発明によれば、トナーに含まれるトナー粒子がキサントフィル類及びカロテン類の両方を含有するとの要件を満足しない場合に比べて、鮮やかな朱色の色再現性と画像の耐光性とに優れるトナーカートリッジが提供される。
請求項8に係る発明によれば、現像剤中のトナーに含まれるトナー粒子がキサントフィル類及びカロテン類の両方を含有するとの要件を満足しない場合に比べて、鮮やかな朱色の色再現性と画像の耐光性とに優れるプロセスカートリッジが提供される。
請求項9に係る発明によれば、現像剤中のトナーに含まれるトナー粒子がキサントフィル類及びカロテン類の両方を含有するとの要件を満足しない場合に比べて、鮮やかな朱色の色再現性と画像の耐光性とに優れる画像形成装置が提供される。
請求項10に係る発明によれば、現像剤中のトナーに含まれるトナー粒子がキサントフィル類及びカロテン類の両方を含有するとの要件を満足しない場合に比べて、鮮やかな朱色の色再現性と画像の耐光性とに優れる画像形成方法が提供される。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナー(「トナー」とも称する。)は、トナー粒子を含み、更に外添剤を含んでもよい。即ち、本実施形態は、トナー粒子をトナーとしてもよく、トナー粒子に外添剤を外添してトナーとしてもよい。
従来は、朱色の印影の画像形成に、イエロートナーとマゼンタトナーを混色したり、赤色の蛍光顔料又はレーキ顔料を含むトナーを使用したりしていた。しかし、イエロートナーとマゼンタトナーの混色は、明度や彩度の再現性が十分ではなく、赤色の蛍光顔料又はレーキ顔料を含むトナーを使用した場合は、画像の耐光性が十分ではなかった。
トナー粒子は、結着樹脂、キサントフィル類、及びカロテン類を含み、更に、離型剤やその他の内添剤を含んでもよい。以下、トナー粒子に含まれる成分について詳細に説明する。
トナー粒子は、キサントフィル類及びカロテン類を含有する。
トナー粒子は、結着樹脂を含有する。結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えば(メタ)アクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(例えばビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単独重合体又は共重合体が挙げられる。
代表的な結着樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリスチレン、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−(メタ)アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体が挙げられる。
これらの樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールは、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のアルコールを併用してもよい。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求める。より具体的にはJIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求める。
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2,000以上100,000以下が好ましい。
ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
樹脂の重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー社製HLC−8120を用い、カラムとして東ソー社製TSKgel SuperHM−M15cm)を用い、溶媒としてテトラヒドロフランを用いて行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
離型剤の融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
トナー粒子は、無機酸化物粒子を含んでもよい。無機酸化物としては、例えば、SiO2(シリカ)、TiO2(チタニア)、Al2O3(アルミナ)、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等の金属酸化物が挙げられる。
無機酸化物粒子の表面は、予め疎水化処理されていなくてもよく、予め疎水化処理されていてもよい。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂、着色剤、及び必要に応じて離型剤等のその他添加剤を含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5質量%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量は、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部以下である。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造し、該トナー粒子をトナーとしてもよく、該トナー粒子に外添剤を外添してトナーとしてもよい。
・結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)
・キサントフィル類及びカロテン類の少なくとも1種を分散させた着色剤分散液を準備する工程(着色剤分散液準備工程)
・樹脂粒子分散液と着色剤分散液とを混合(必要に応じて他の粒子分散液も混合)した分散液中で、樹脂粒子と着色剤とを(必要に応じて他の粒子をも)凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)
・凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)
まず、結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する。
水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水;アルコール類;などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、転相乳化法とは、分散すべき樹脂を、その樹脂が可溶な疎水性有機溶剤中に溶解せしめ、有機連続相(O相)に塩基を加えて中和したのち、水(W相)を投入することによって、W/OからO/Wへの転相を行い、樹脂を水系媒体中に粒子状に分散する方法である。
樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所製、LA−700)の測定によって得られた粒度分布を用い、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、体積について小粒径側から累積分布を描き、全粒子に対して体積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。なお、他の分散液中の粒子の体積平均粒径も同様に測定される。
着色剤粒子が分散された着色剤分散液は、樹脂粒子分散液の調製方法と同様な方法で調製される。つまり、着色剤分散液の、分散媒、界面活性剤、分散方法、粒子の体積平均粒径、及び粒子含有量は、樹脂粒子分散液のそれらと同様である。なお、着色剤分散液の代わりに着色剤が樹脂粒子中に分散した着色剤含有樹脂粒子分散液を用いてもよい。
次に、樹脂粒子分散液と、着色剤分散液と、離型剤分散液と、を混合する。
そして、混合分散液中で、樹脂粒子と着色剤粒子と離型剤粒子とをヘテロ凝集させ目的とするトナー粒子の径に近い径を持つ、樹脂粒子と着色剤粒子と離型剤粒子とを含む凝集粒子を形成する。
凝集粒子形成工程においては、例えば、混合分散液を回転せん断型ホモジナイザーで攪拌下、室温(例えば25℃)で凝集剤を添加し、混合分散液のpHを酸性(例えばpH2以上5以下)に調整し、必要に応じて分散安定剤を添加した後に、加熱を行ってもよい。
凝集剤と共に、該凝集剤の金属イオンと錯体又は類似の結合を形成する添加剤を用いてもよい。この添加剤としては、キレート剤が好適に用いられる。
キレート剤としては、水溶性のキレート剤を用いてもよい。キレート剤としては、例えば、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等のオキシカルボン酸;イミノ二酢酸(IDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等のアミノカルボン酸;などが挙げられる。
キレート剤の添加量は、例えば、樹脂粒子100質量部に対して0.01質量部以上5.0質量部以下が好ましく、0.1質量部以上3.0質量部未満がより好ましい。
次に、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を、例えば、樹脂粒子のガラス転移温度以上(例えば、樹脂粒子のガラス転移温度より10℃乃至30℃高い温度以上)に加熱して、凝集粒子を融合・合一し、トナー粒子を形成する。
凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を得た後、当該凝集粒子分散液と、樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と、をさらに混合し、凝集粒子の表面にさらに樹脂粒子を付着するように凝集して、第2凝集粒子を形成する工程と、第2凝集粒子が分散された第2凝集粒子分散液に対して加熱をし、第2凝集粒子を融合・合一して、コア・シェル構造のトナー粒子を形成する工程と、を経て、トナー粒子を製造してもよい。
洗浄工程は、帯電性の点から、イオン交換水による置換洗浄を充分に施すことがよい。また、固液分離工程は、特に制限はないが、生産性の点から、吸引濾過、加圧濾過等を施すことがよい。また、乾燥工程も特に方法に制限はないが、生産性の点から、凍結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流動乾燥等を施すことがよい。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーを少なくとも含むものである。本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアとを混合した二成分現像剤であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置が中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づく、朱色(V)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第5の画像形成ユニット10V、10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10V、10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。これらユニット10V、10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して着脱されるプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10V、10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段の一例)4V、4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8V、8Y、8M、8C、8Kに収められた朱色、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーの供給がなされる。
一次転写ロール5Vは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Vに対向した位置に設けられている。各ユニットの一次転写ロール5V、5Y、5M、5C、5Kには、一次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各一次転写ロールに印加する転写バイアスの値を変える。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Vによって感光体1Vの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Vは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線が照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Vの表面に、図示しない制御部から送られてくる朱色用の画像データに従って、露光装置3Vからレーザ光線を照射する。それにより、朱色の画像パターンの静電荷像が感光体1Vの表面に形成される。
感光体1V上に形成された静電荷像は、感光体1Vの走行に従って予め定められた現像位置まで回転する。そして、この現像位置で、感光体1V上の静電荷像が、現像装置4Vによってトナー画像として現像され可視化される。
一方、感光体1V上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Vで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Vにて朱色のトナー画像が転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第5のユニット10Y、10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及び感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
図2中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係るトナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
・測定用試料:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(界面活性剤)の5質量%水溶液2mLに粒子を0.5mg以上50mg以下加え、これを電解液(ベックマン−コールター社製ISOTON−II)100mL以上150mL以下に添加し、超音波分散器で1分間分散処理を行って調製した。
・測定装置:コールターマルチサイザーII型(ベックマン−コールター社製)、アパーチャー径100μm。
上記の測定用試料及び測定装置を用いて、2μm以上60μm以下の粒子50,000個の粒径を測定して、粒度分布から体積平均粒度分布を求めた。
粒度分布を基にして、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小径側から体積の累積分布を描き、累積50%になる粒径を体積平均粒径とした。
・測定用試料:粒子分散液にイオン交換水を添加して固形分量が約10質量%になるように調整した。
・測定装置:レーザー回折式粒度分布測定装置(ベックマン−コールター社製LS13320)
上記の測定用試料をセルに適当な濃度になるまで投入し、散乱強度が測定するのに充分な値になったところで測定した。得られた粒度分布を基にして、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小径側から体積の累積分布を描き、累積50%になる粒径を体積平均粒径とした。
〔アスタキサンチン分散液の調製〕
・アスタキサンチン(武田紙器社製ASTOTS−S、アスタキサンチン濃度20%)
200部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 2部
・イオン交換水 200部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、アスタキサンチン分散液(アスタキサンチン量10質量%)を得た。分散液中の粒子の体積平均粒径は150nmであった。
・カンタキサンチン(Divis Nutraceuticals製Canthaxanthin 20% LF、カンタキサンチン濃度20%) 200部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 2部
・イオン交換水 200部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、カンタキサンチン分散液(カンタキサンチン量10質量%)を得た。分散液中の粒子の体積平均粒径は150nmであった。
・ルテイン(Divis Nutraceuticals製Lutein 20% LF、ルテイン濃度20%) 200部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 2部
・イオン交換水 200部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、ルテイン分散液(ルテイン量10質量%)を得た。分散液中の粒子の体積平均粒径は150nmであった。
〔リコペン分散液の調製〕
・リコペン(協和発酵バイオ製リコピン18、リコペン濃度18%)222部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 2部
・イオン交換水 178部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、リコペン分散液(リコペン量10質量%)を得た。分散液中の粒子の体積平均粒径は150nmであった。
・β−カロテン(Divis Nutraceuticals製Beta−Carotene 22% LF、β−カロテン濃度22%) 182部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 2部
・イオン交換水 218部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、β−カロテン分散液(β−カロテン量10質量%)を得た。分散液中の粒子の体積平均粒径は150nmであった。
〔樹脂粒子分散液(1)の調製〕
・ポリエステル樹脂(1)(テレフタル酸/フマル酸/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物=30モル/70モル/5モル/95モル、重量平均分子量18,000、ガラス転移温度60℃) 160部
・酢酸エチル 233部
・0.3N水酸化ナトリウム水溶液 0.1部
上記材料をセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、攪拌機(新東科学社製スリーワンモーター)で攪拌して混合液を調製した。この混合液を攪拌しながら、イオン交換水373部を徐々に加えて転相乳化させ、その後、脱溶剤して、樹脂粒子分散液(1)(固形分濃度30質量%)を得た。分散液中の樹脂粒子の体積平均粒径は180nmであった。
・パラフィンワックス(日本精蝋社製HNP−9) 100部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 350部
上記材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、離型剤分散液(1)(固形分量20質量%)を得た。分散液中の離型剤粒子の体積平均粒径は200nmであった。
・樹脂粒子分散液(1) 193.3部
・離型剤分散液(1) 40部
・アスタキサンチン分散液 30部
・リコペン分散液 20部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)96.7部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.4μmのトナー粒子を得た。
トナー粒子100部と、ジメチルシリコーンオイル処理シリカ粒子(日本アエロジル社製RY200)0.7部とをヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナーを得た。
・フェライト粒子(平均粒径50μm) 100部
・トルエン 14部
・スチレン/メチルメタクリレート共重合体(共重合比15/85) 2部
・カーボンブラック 0.2部
フェライト粒子を除く上記成分をサンドミルにて分散して分散液を調製し、この分散液をフェライト粒子とともに真空脱気型ニーダに入れ、攪拌しながら減圧し乾燥させることによりキャリアを得た。
上記キャリア100部に対して、トナー5部を混合し、現像剤を得た。
実施例1と同様にして、但し、着色剤の含有量が表1又は表2に記載のとおりになるように材料の種類及び混合比を変えてトナー粒子を調製し、外添トナー及び現像剤を調製した。
〔トナー粒子の調製〕
・ポリエステル樹脂(1) 65.9部
・パラフィンワックス(日本精蝋社製HNP−9) 8部
・アスタキサンチン(武田紙器社製ASTOTS−S、アスタキサンチン濃度20%)
15部
・リコペン(協和発酵バイオ製リコピン18、リコペン濃度18%) 11.1部
上記材料をエクストルーダーで混練し、表面粉砕方式の粉砕機で粉砕した後、風力式分級機で細粒及び粗粒を分級し、体積平均粒径7.5μmのトナー粒子を得た。
〔トナー粒子の調製〕
・ポリエステル樹脂(1) 60.9部
・パラフィンワックス(日本精蝋社製HNP−9) 8部
・アスタキサンチン(武田紙器社製ASTOTS−S、アスタキサンチン濃度20%)
15部
・リコペン(協和発酵バイオ製リコピン18、リコペン濃度18%) 11.1部
・シリカ(日本アエロジル社製RX50) 5部
上記材料をエクストルーダーで混練し、表面粉砕方式の粉砕機で粉砕した後、風力式分級機で細粒及び粗粒を分級し、体積平均粒径7.5μmのトナー粒子を得た。
〔顔料分散液(1)の調製〕
・Pigment Yellow 180(クラリアント社製NovopermYellowP−HG) 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20質量%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの粒子が分散された顔料分散液(1)を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 189.3部
・離型剤分散液(1) 40部
・顔料分散液(1) 9部
・アスタキサンチン分散液 30部
・リコペン分散液 20部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)94.7部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.3μmのトナー粒子を得た。
〔顔料分散液(2)の調製〕
・Pigment Red 122(DIC社製FASTOGEN Super Magenta RTS) 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20質量%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径120nmの粒子が分散された顔料分散液(2)を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 190.2部
・離型剤分散液(1) 40部
・顔料分散液(2) 7部
・アスタキサンチン分散液 30部
・リコペン分散液 20部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)95.1部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.5μmのトナー粒子を得た。
〔樹脂粒子分散液(2)の調製〕
・スチレン−アクリル樹脂(1)(スチレン/n−ブチルアクリレート/β−カルボキシエチルアクリレート/1,10−デカンジオールジアクリレート=310部/100部/9部/1.5部(重合時の仕込み量)、重量平均分子量33,000、ガラス転移温度53℃) 160部
・酢酸エチル 233部
・0.3N水酸化ナトリウム水溶液 0.1部
上記材料をセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、攪拌機(新東科学社製スリーワンモーター)で攪拌して混合液を調製した。この混合液を攪拌しながら、イオン交換水373部を徐々に加えて転相乳化させ、その後、脱溶剤して、樹脂粒子分散液(2)(固形分濃度30質量%)を得た。分散液中の樹脂粒子の体積平均粒径は180nmであった。
・樹脂粒子分散液(2) 193.3部
・離型剤分散液(1) 40部
・アスタキサンチン分散液 30部
・リコペン分散液 20部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(2)96.7部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.4μmのトナー粒子を得た。
実施例1と同様にして、但し、着色剤の含有量が表3に記載のとおりになるように材料の種類及び混合比を変えてトナー粒子を調製し、外添トナー及び現像剤を調製した。
〔トナー粒子の調製〕
・樹脂粒子分散液(1) 192.7部
・離型剤分散液(1) 40部
・顔料分散液(1) 16部
・顔料分散液(2) 10.5部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)96.3部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.5μmのトナー粒子を得た。
〔蛍光顔料分散液(1)の調製〕
・蛍光顔料(シンロイヒ社製SF−5013 Red) 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20質量%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径130nmの粒子が分散された蛍光顔料分散液(1)を得た。
蛍光顔料をSF−5014 Orange(シンロイヒ社製)に変更した以外は、蛍光顔料分散液(1)と同様の方法で分散を行い、体積平均粒径130nmの粒子が分散された蛍光顔料分散液(2)を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 195.8部
・離型剤分散液(1) 40部
・蛍光顔料分散液(1) 11部
・蛍光顔料分散液(2) 8.5部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)97.9部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.7μmのトナー粒子を得た。
〔顔料分散液(3)の調製〕
・Pigment Red 48:1(富士色素社製Fuji Red K)70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20質量%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径70nmの粒子が分散された顔料分散液(3)を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 192.9部
・離型剤分散液(1) 40部
・顔料分散液(3) 26部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TaycaPower) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)96.4部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径7.3μmのトナー粒子を得た。
〔色再現性〕
以下の作業、画像形成、及び測定は、温度25℃/湿度60%の環境下で行った。
評価用画像を形成する画像形成装置として、富士ゼロックス社製DocuCentre Color 400 CPを用意し、各実施例・比較例ごとに現像剤を現像器に入れトナーをトナーカートリッジに入れた。そして、紙(富士ゼロックス社製J紙、ISO白色度89%)に、単色の100%濃度の画像(大きさ5cm×5cm、トナーのり量4.8g/m2)を画像形成した。
そして、下記の式に基き、朱色の指標(PANTONE Warm Red C)と形成した画像との間の色差ΔEを算出し、下記の判定基準に従って色再現性を判定した。その結果を表1〜表3に示す。
L1、a1、b1は、朱色の指標のL*値、a*値、b*値であり、L1=59、a1=69、b1=51である。L2、a2、b2は、形成した画像のL*値、a*値、b*値である。
AA:ΔEが4未満
A :ΔEが4以上7未満
B :ΔEが7以上10未満
C :ΔEが10以上15未満
D :ΔEが15以上
Cまでが許容範囲である。
上記と同じ条件で形成した画像に対し、促進耐候性試験機(ATLAS社製Ci4000)を用いて、温度25℃(±5℃)/湿度50%の環境下、紫外線照射(照度99kルクス)を240時間行った。紫外線照射前後の画像について前記色差ΔEを算出し、下記の判定基準に従って耐光性を判定した。その結果を表1〜表3に示す。
−判定基準−
AA:ΔEが5未満
A :ΔEが5以上10未満
B :ΔEが10以上15未満
C :ΔEが15以上20未満
D :ΔEが20以上25未満
E :ΔEが25以上30未満
F :ΔEが30以上40未満
G :ΔEが40以上
Fまでが許容範囲である。
1V、1Y、1M、1C、1K 感光体(像保持体の一例)
2V、2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3V、3Y、3M、3C、3K 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
4V、4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5V、5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6V、6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
8V、8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
21 中間転写体クリーニング装置
22 駆動ロール
23 支持ロール
24 対向ロール
26 二次転写ロール(二次転写手段の一例)
28 定着装置(定着手段の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (10)
- 結着樹脂と、キサントフィル類と、カロテン類と、を含有するトナー粒子を含む静電荷像現像用トナー。
- 前記トナー粒子に占める前記キサントフィル類及び前記カロテン類の総量が0.5質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナー粒子に含まれる前記キサントフィル類と前記カロテン類の質量比(キサントフィル類/カロテン類)が0.5以上3.0以下である、請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記キサントフィル類がアスタキサンチンである、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記カロテン類がリコペンである、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。 - 請求項6に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項6に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項6に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014012744A JP6065851B2 (ja) | 2014-01-27 | 2014-01-27 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
CN201510007522.9A CN104808455B (zh) | 2014-01-27 | 2015-01-07 | 静电图像显影用调色剂、静电图像显影剂、调色剂盒、处理盒、成像装置和成像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014012744A JP6065851B2 (ja) | 2014-01-27 | 2014-01-27 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015141248A JP2015141248A (ja) | 2015-08-03 |
JP6065851B2 true JP6065851B2 (ja) | 2017-01-25 |
Family
ID=53693405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014012744A Expired - Fee Related JP6065851B2 (ja) | 2014-01-27 | 2014-01-27 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6065851B2 (ja) |
CN (1) | CN104808455B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6194970B2 (ja) * | 2016-02-18 | 2017-09-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用白色トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63173066A (ja) * | 1987-01-13 | 1988-07-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用赤色トナ− |
DE69320691T2 (de) * | 1992-05-18 | 1999-01-21 | Kyocera Corp | Entwickler für die Entwicklung latenter elektrostatischer Bilder und Bildherstellungsverfahren unter Anwendung desselben |
JP2003060922A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-28 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法 |
JP2003202704A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-18 | Toda Kogyo Corp | 磁性カラートナー用複合磁性粒子粉末及び該複合磁性粒子粉末を用いた磁性カラートナー、磁性カラートナーを用いた磁気潜像現像方法及び静電荷像現像方法 |
JP4842388B2 (ja) * | 2009-10-20 | 2011-12-21 | シャープ株式会社 | 静電荷像現像用マゼンタトナー、現像剤、画像形成方法、および画像形成装置 |
JP5743223B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2015-07-01 | 学校法人千葉工業大学 | 天然色素含有インクを用いた印刷装置 |
-
2014
- 2014-01-27 JP JP2014012744A patent/JP6065851B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-01-07 CN CN201510007522.9A patent/CN104808455B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104808455B (zh) | 2019-12-06 |
JP2015141248A (ja) | 2015-08-03 |
CN104808455A (zh) | 2015-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6222133B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6040860B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2016070991A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6172012B2 (ja) | 着色粉体 | |
JP2018163256A (ja) | 静電荷像現像用圧力定着トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6065851B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6040859B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2019168533A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2016156963A (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6209992B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6439584B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
CN105372959B (zh) | 静电图像显影用载体、静电图像显影剂、显影剂盒、处理盒、成像装置 | |
JP5929777B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6040858B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6040857B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6209993B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6136991B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2008304639A (ja) | 静電荷現像用トナー及びその製造方法、静電荷現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、画像形成装置、並びに、プロセスカートリッジ | |
JP6136990B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6136988B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6136989B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2019144437A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2020148822A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2017062402A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2017062404A (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6065851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |