JP6065534B2 - インクジェットプリンターの駆動制御方法およびインクジェットプリンター - Google Patents

インクジェットプリンターの駆動制御方法およびインクジェットプリンター Download PDF

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本発明は、印刷中に紙送りモーターが高温状態となったときに紙送りモーターの動作を停止させて当該紙送りモーターを冷却するインクジェットプリンターに関する。
インクジェットプリンターとしては、記録紙の紙幅方向にインクジェットヘッドを移動させながらインクジェットヘッドを駆動して記録紙にインク滴を吐出させる印刷動作と、インクジェットヘッドによる印刷位置を経由する搬送路に沿って記録紙を紙送りする紙送り動作とを交互に繰り返して印刷を行うものが一般的である。かかるインクジェットプリンターでは、紙送り動作を行うために間欠的に駆動される紙送りモーターが印刷中に発熱して高温状態となることがある。特許文献1に記載のインクジェットプリンターでは、紙送りモーターの焼け付きなどを防止するために、紙送りモーターの温度が予め定めた閾値を超えた場合に、紙送りモーターの停止期間を延長して、紙送りモーターを冷却している。
特開2005−313605号公報
印刷中に紙送りモーターの停止期間を延長して紙送りのタイミングを遅延させると、インクジェットヘッドはインクノズル面を開放したままの状態で通常より延長時間分だけ長く放置される。ここで、インクジェットヘッドがインクノズル面を開放したままの状態で放置されると、時間の経過に伴ってインクノズル内のインクの増粘が進行する。このため、印刷動作を開始する時点で、インクジェットヘッドにインクの目詰まりが発生している危険性がある。
本発明の課題は、上記の問題点に鑑みて、紙送りモーターを停止して冷却する冷却動作に起因して、インクジェットヘッドの目詰まりを発生させることがないインクジェットプリンターの駆動制御方法およびインクジェットプリンターを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、インクジェットヘッドでインク滴が吐出される記録紙を搬送路に沿って搬送する紙送り動作を行う前に前記紙送りモーターの放熱が必要か否かを判定し、 前記紙送りモーターの放熱が必要な場合には、前記紙送りモーターの動作を予め設定した熱待ち時間停止させる却動作を行前記インクジェットヘッドからインク滴を吐出させるフラッシングを行うタイミングに達したか否かを判定し、前記フラッシングを行うタイミングに達している場合には、前記第1冷却動作の間に前記フラッシングを開始することを特徴とする。
本発明によれば、紙送りモーターの放熱が必要な場合に、フラッシングを行うタイミングに達しているときには、紙送りモーターを停止してその放熱を促す第1冷却動作を行うとともに、当該第1冷却動作と並行してフラッシングを行う。従って、紙送りモーターを停止させる第1冷却動作を行っている間におけるインクの増粘によってインクジェットヘッドに目詰まりが発生することを防止できる。また、紙送りモーターを冷却する第1冷却動作と並行してフラッシングが行われるので、第1冷却動作の終了を待ってフラッシングを行う場合と比較して、第1冷却動作とフラッシングの双方の動作が完了するまでの時間を短縮できる。
本発明において、前記第1冷却動作の間に前記フラッシングを行うタイミングに達したか否かを監視し、前記フラッシングを行うタイミングに達したと判定した場合には、前記フラッシングを開始することが望ましい。このようにすれば、紙送りモーターを冷却する第1冷却動作中にフラッシングを行うタイミングに達した場合には、速やかにフラッシングが行われる。従って、次の印刷動作の開始時点においてインクジェットヘッドに目詰まりが発生していることを防止できる。
本発明において、前記インクジェットヘッドでインク滴を吐出する印刷動作の前に前記インクジェットヘッドを駆動するキャリッジモーターの放熱が必要か否かを判定し、前記キャリッジモーターの放熱が必要な場合には、前記キャリッジモーターを冷却する2放熱待ち時間と前記フラッシングを行うタイミングに達するまでの残り時間とを比較し、前記残り時間が前記第2放熱待ち時間よりも短い場合には、前記ンクジェットヘッドのインクノズル面をキャップで覆うキャッピングを行った後に前記キャリッジモーターを前記第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行い、前記第2冷却動作の終了した後に前記キャッピングを解除、前記残り時間が前記第2放熱待ち時間以上の場合には、前記キャッピングを行うことなく前記第2冷却動作を行ことが望ましい。このようにすれば、フラッシングを行うタイミングに達するまでの残り時間がキャリッジモーターを冷却するのに必要な第2放熱待ち時間よりも短い場合に、インクジェットヘッドをキャッピングすることによりインクの増粘の進行を停止或いは抑制させながらキャリッジモーターを冷却する第2冷却動作を行うことができる。従って、第2冷却動作の間にインクが増粘してインクジェットヘッドに目詰まりを発生させることを防止できる。
本発明において、前記紙送りモーターの消費電流量を積算消費電流量として積算しており、直近の所定期間における前記積算消費電流量が予め定めた閾値に達した場合に前記紙送りモーターの放熱が必要であると判定することが望ましい。このようにすれば、温度センサーを用いることなく紙送りモーターの温度を知得することができるので、装置の製造コストを抑制できる。
次に、本発明のインクジェットプリンターは、記録紙にインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを動させるャリッジモーターと、搬送路に沿って前記記録紙を搬送する送りモーターと、記インクジェットヘッド前記記録紙にインク滴を吐出させる印刷動作と、前記紙送りモーターを駆動させて前記記録紙を搬送する紙送り動作とを制御する印刷制御部と、前記インクジェットヘッドのインクノズル面に対峙可能なキャップと、前記インクジェットヘッドから前記キャップに向かってインクを吐出させるフラッシングをイミングまでの残り時間を計数る計数部と、 記紙送り動作を開始する前に前記紙送りモーターの放熱が必要か否かを判定する定部と、前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに、前記紙送りモーターの動作を予め設定した熱待ち時間停止させる熱制御部と、前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに、前記残り時間がゼロであるか否かを判定するフラッシング判定部と、前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに前記残り時間がゼロである場合には、前記却動作の間に前記フラッシングを実行させるフラッシング制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1判定部が紙送りモーターの放熱が必要であると判定した場合にフラッシングを行う次のタイミングまでの残り時間がゼロとなっているときには、すなわち、紙送りモーターの放熱が必要な場合にフラッシングを行うタイミングに達しているときには、紙送りモーターを停止してその放熱を促す第1冷却動作を行うとともに、当該第2冷却動作と並行してフラッシングが行われる。従って、紙送りモーターを停止させる第1冷却動作を行っている間におけるインクの増粘によってインクジェットヘッドに目詰まりが発生することを防止できる。また、紙送りモーターを冷却する第1冷却動作と並行してフラッシングが行われるので、第1冷却動作の終了を待ってフラッシングを行う場合と比較して、第1冷却動作とフラッシングの双方の動作が完了するまでの時間を短縮できる。
本発明において、前記フラッシング制御部は、前記第1冷却動作の間に前記フラッシングを行うタイミングに達した場合には、前記インクジェットヘッドを前記メンテナンス位置に配置して前記フラッシングを行うことが望ましい。このようにすれば、紙送りモーターを冷却する第1冷却動作中にフラッシングを行うタイミングに達した場合には、速やかにフラッシングが行われる。従って、次の印刷動作の開始時点においてインクジェットヘッドに目詰まりが発生していることを防止できる。
本発明において、前記インクジェットヘッドの前記インクノズル面を覆うキャッピング位置と前記インクノズル面と隙間を開けて対峙する離間位置との間で前記キャップを移動させるキャップ移動機構と、前記印刷動作を開始する前に前記キャリッジモーターの放熱が必要か否かを判定する第2判定部と、前記キャリッジモーターの放熱が必要と判定された場合に、前記キャリッジモーターを冷却する2放熱待ち時間と前記残り時間とを比較する比較部と、前記キャップにより前記インクジェットヘッドの前記インクノズル面を覆うキャッピングと、記キャップを前記離間位置に移動させて前記キャッピングを解除する解除動作とを制御するキャッピング制御部と、前記キャリッジモーターの動作を予め設定した第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行う第2放熱制御部と、を有し、前記キャッピング制御部は、前記残り時間が前記第2放熱待ち時間よりも短い場合に、前記キャッピングを行記第2放熱待ち時間が経過すると前記解除動作を行い、前記第2放熱制御部は、前記残り時間が前記第2放熱待ち時間以上の場合に、前記キャッピングを行うことなく前記第2冷却動作を行ことが望ましい。このようにすれば、フラッシングを行うタイミングに達するまでの残り時間がキャリッジモーターを冷却するのに必要な第2放熱待ち時間よりも短い場合に、インクジェットヘッドをキャッピングすることによりインクの増粘の進行を停止或いは抑制しながらキャリッジモーターを冷却する第2冷却動作を行うことができる。従って、第2冷却動作の間にインクが増粘してインクジェットヘッドに目詰まりを発生させることを防止できる。
本発明において、前記第1判定部は、前記紙送りモーターの消費電流量を積算消費電流量として積算しており、直近の所定期間における前記積算消費電流量が予め定めた閾値に達した場合に前記紙送りモーターの放熱が必要であると判定することが望ましい。このようにすれば、温度センサーを用いることなく紙送りモーターに放熱が必要か否かを判定できるので、装置の製造コストを抑制できる。
本発明によれば、紙送りモーターの放熱が必要な場合にフラッシングを行うタイミングに達しているときには、紙送りモーターを停止してその放熱を促す第1冷却動作を行うとともに、フラッシングを開始する。この結果、紙送りモーターを停止させる第1冷却動作を行っている間にインクが増粘してインクジェットヘッドに目詰まりを発生させることを防止できる。また、紙送りモーターを冷却する第1冷却動作と並行してフラッシングが行われるので、第1冷却動作とフラッシングの双方の動作が完了するまでの時間を短縮できる。
本発明を適用したインクジェットプリンターの斜視図である。 外装ケースを取り外したインクジェットプリンターの斜視図である。 外装ケースを取り外したインクジェットプリンターの上視図である。 プリンター筐体内の要部の説明図である。 インクジェットプリンターの制御系の概略ブロック図である。 第1冷却動作および第2冷却動作の動作例のフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したインクジェットプリンターを説明する。
(全体構成) 図1は本実施の形態に係るインクジェットプリンターの斜視図である。図2は外装ケースを取り外したインクジェットプリンターを装置幅方向の一方側の上方から見た斜視図である。インクジェットプリンター1は、連続用紙2をプリンター筐体3の後側に設けられた供給口4から取り込み、プリンター筐体3内の印刷部5(図2参照)において連続用紙(記録紙)2に印刷を施し、プリンター筐体3の前側に設けられた排出口6から排出する。連続用紙2としては、紙幅方向Sの両端にスプロケットホール2aを備えるファンフォールド紙などが用いられる。プリンター筐体3の外装ケース7の内側には、供給口4から印刷部5による印刷位置Pを経由して排出口6に至る連続用紙2の搬送路8が設けられている。搬送路8は装置前後方向に直線状に延びている。
図3は外装ケースを取り外したインクジェットプリンターを上方から見た平面図である。図4はプリンター筐体内の要部の説明図である。印刷部5は、印刷位置Pを規定しているプラテン10、インクジェットヘッド11、インクジェットヘッド11を搭載するキャリッジ12、および、キャリッジ移動機構13を備えている。インクジェットヘッド11はインクノズルの開口が設けられたインクノズル面11a(図4参照)を搬送路8(下方)に向けた状態で、キャリッジ12に搭載されている。ここで、プリンター筐体3の前端部分において排出口6を間に挟んだ装置幅方向の両側にはカートリッジ装着部14が設けられており、インクは、カートリッジ装着部14に着脱可能に装着された複数のインクカートリッジ15から平面流路16および可撓性流路17を介してインクジェットヘッド11に供給される。
キャリッジ移動機構13は、搬送路8の延設方向と直交する装置幅方向、すなわち、連続用紙2の搬送方向と直交する紙幅方向Sに延びるキャリッジガイド軸20、キャリッジモーター21、および、キャリッジモーター21によって駆動されるタイミングベルト22を備えている。キャリッジ12はキャリッジガイド軸20に沿って移動可能な状態でキャリッジガイド軸20に支持されている。また、キャリッジ12はタイミングベルト22に固定されており、キャリッジモーター21が駆動されるとキャリッジガイド軸20に沿って装置幅方向に往復移動する。キャリッジ12がキャリッジガイド軸20に沿って移動すると、インクジェットヘッド11は印刷位置Pにおいて紙幅方向Sに往復移動する。
また、インクジェットプリンター1は、図4に示すように、搬送路8に沿って連続用紙2を搬送するための搬送機構25を備えている。搬送機構25は、装置後方から装置前方に向かって第1搬送機構26、第2搬送機構27、第3搬送機構28を備えている。さらに、インクジェットプリンター1は、搬送機構25の駆動源としての紙送りモーター29と、紙送りモーター29の駆動力を搬送機構25に伝達する駆動力伝達機構30を備えている。
第1搬送機構26は、供給口4の近傍に設けられたトラクターユニットであり、一対のトラクター31を備えている。各トラクター31は、トラクターピン32、トラクターベルト33、駆動スプロケット34、従動スプロケット35およびトラクター軸36を備えている。トラクターピン32は、連続用紙2のスプロケットホール2aに挿入可能な係合部材であり、トラクターベルト33の外周面に所定の間隔で複数形成されている。トラクターベルト33は、駆動スプロケット34および従動スプロケット35の間に架け渡されている。
一対のトラクター31は、図3に示すように、搬送路8の装置幅方向の両側に配置されている。各トラクター31は、搬送される連続用紙2の紙幅方向Sにおける両端部のスプロケットホール2aにそれぞれ対応した位置にある。各トラクター31の駆動スプロケット34はトラクター軸36に連結されており、一対のトラクター31が同期して駆動可能となっている。
第2搬送機構27は、搬送路8における第1搬送機構26と印刷位置Pの間、より詳しくは、インクジェットヘッド11寄りの位置に設けられている。第2搬送機構27は、装置幅方向に回転中心軸線を向けている紙送りローラー40および押さえローラー41を備えている。押さえローラー43は搬送路8を搬送される連続用紙2を上方から紙送りローラー40に押し付け可能な状態で配置されている。
第3搬送機構28は、搬送路8における印刷位置Pと排出口6の間、より詳しくは、インクジェットヘッド11寄りの位置に設けられている。第3搬送機構28は、装置幅方向に回転中心軸線を向けている排出ローラー42および押さえローラー43を備えている。押さえローラー41は搬送路8を搬送される連続用紙2を上方から排出ローラー42に押し付け可能な状態で配置されている。
駆動力伝達機構30は、紙送りモーター29の回転を紙送りローラー40に伝達するローラー側伝達機構45と、紙送りモーター29の回転を駆動側のトラクター軸36に伝達するトラクター側伝達機構46を備えている。また、駆動力伝達機構30は歯車列47を備えている。歯車列47は、第3搬送機構28の排出ローラー42を第2搬送機構27の紙送りローラー40と同期させて同一方向に同一搬送速度で回転させる。
次に、インクジェットプリンター1は、図2に点線で示すように、印刷位置Pにおいて紙幅方向Sで搬送路8から他方側に外れたメンテナンス位置Mにヘッドメンテナンス機構50を備えている。ヘッドメンテナンス機構50は、メンテナンス位置Mに配置されたインクジェットヘッド11のインクノズル面11aに対峙可能なキャップ51と、キャップ51を昇降させるキャップ移動機構52を備えている。キャップ51は開口を上方に向けた箱型をしており、内部にインク吸収材を収納している。キャップ移動機構52は、キャップ51を、メンテナンス位置Mに配置されたインクジェットヘッド11のインクノズル面11aを覆うキャッピング位置と、キャッピング位置の下方であってインクノズル面11aと隙間を開けて対峙する離間位置との間で昇降させる。
ここで、連続用紙2は、そのスプロケットホール2aにトラクターピン32が挿入状態となるように第1搬送機構26にセットされる。この状態で、紙送りモーター29が駆動されると、紙送りモーター29の駆動力によって駆動スプロケット34が駆動されトラクターベルト33が回転する。これにより、第1搬送機構26はトラクターピン32を順次にスプロケットホール2aに係合させて連続用紙2を搬送路8へと送り込む。また、紙送りモーター29が駆動されると紙送りモーター29の駆動力によって紙送りローラー40が駆動される。これにより、第2搬送機構27は、第1搬送機構26によって搬送路8に送り込まれる連続用紙2を第1搬送機構26とともに紙送りする。連続用紙2の紙送りによって連続用紙2上の印刷開始位置が印刷位置Pに位置決めされると、紙送りモーター29は停止する。これにより連続用紙2の頭出しが完了する。
連続用紙2の頭出しが行われた状態でインクジェットプリンター1が外部の機器から印刷データの供給を受けると、キャリッジモーター21およびインクジェットヘッド11が駆動される。これによりインクジェットヘッド11は紙幅方向Sの一方向に移動しながらインク滴を連続用紙2に吐出する1パス印刷動作(印刷動作)を行う。1パス印刷動作が終了すると、紙送りモーター29が駆動されて所定の送り量を紙送りする紙送り動作が行われる。インクジェットプリンター1は1パス印刷動作と紙送り動作とを交互に繰り返して印刷データを印刷する。
また、インクジェットプリンター1は、定期的に、インクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに移動させてインクジェットヘッド11からキャップ51に向けてインクを吐出させるフラッシングを行う。
(制御系) 図5はインクジェットプリンター1の制御系の概略ブロック図である。図5に示すように、インクジェットプリンター1はCPUを備える制御部60を中心に構成されている。制御部60の入力側には、通信インターフェースを備える通信部61が接続されている。通信部61は外部の機器から印刷データを受信する。制御部60の出力側には紙送りモーター29、インクジェットヘッド11およびキャリッジモーター21が不図示のドライバーを介して接続されている。また、制御部60には、フラッシングを行う必要があるか否かを示すフラッシング必要フラグを記憶保持するためのメモリー62が接続されている。
制御部60は、通信部61が受信した印刷データの印刷を司る印刷制御部65を備えている。印刷制御部65は、キャリッジモーター21を駆動させてインクジェットヘッド11を紙幅方向Sの一方向に移動させながらインクジェットヘッド11を駆動して連続用紙2にインク滴を吐出させる1パス印刷動作と、紙送りモーター29を駆動させて連続用紙2を紙送りする紙送り動作とを交互に繰り返して印刷を行う。1パス印刷動作では、印刷制御部65は、インクジェットヘッド11をホームポジション11Aからアウェイポジション11Bまで、或いは、アウェイポジション11Bからホームポジション11Aまでの一方向に移動させる(図3参照)。ホームポジション11Aは、紙幅方向Sにおいてメンテナンス位置Mに近い搬送路8の一方側の端の上方であり、アウェイポジション11Bは紙幅方向Sにおいて搬送路8の他方側の端の上方である。
また、制御部60は、
第1判定部66、第2判定部67、第1放熱制御部68、計数部69、フラッシング判定部70、フラッシング制御部71、第2放熱制御部73、比較部74、キャッピング制御部75を備えている。
第1判定部66は、印刷制御部65が紙送り動作を開始する前に、紙送りモーター29の放熱が必要か否かを判定する。第1判定部66は紙送りモーター29の消費電流量を積算消費電流量として積算しており、直近の所定期間における積算消費電流量が予め定めた第1閾値(閾値)に達した場合に紙送りモーター29の放熱が必要であると判定する。なお、紙送りモーター29の温度を検出する温度センサーを配置し、第1判定部66がこの温度センサーからの出力に基づいて紙送りモーター29の放熱が必要か否かを判定するように構成することもできる。
第2判定部67は、印刷制御部65が1パス印刷動作を開始する前にキャリッジモーター21の放熱が必要か否かを判定する。第2判定部67は、キャリッジモーター21の消費電流量を積算消費電流量として積算しており、直近の所定期間における積算消費電流量が予め定めた第2閾値に達した場合にキャリッジモーター21の放熱が必要であると判定する。なお、キャリッジモーター21の温度を検出する温度センサーを配置し、第2判定部67がこの温度センサーからの出力に基づいてキャリッジモーター21の放熱が必要か否かを判定するように構成することもできる。
第1放熱制御部68は、第1判定部66によって紙送りモーター29の放熱が必要と判定されたときに紙送りモーター29の動作を予め設定した第1放熱待ち時間停止させる。
計数部69は、フラッシングを定期的に行うために、フラッシングを行う次のタイミングまでの残り時間を計数している。より具体的には、フラッシングを行う毎に残り時間を所定の基準時間にリセットするとともに、基準時間からのカウントダウンを開始する。
フラッシング判定部70は、印刷制御部65が1パス印刷動作を開始する前、および、第1判定部66によって紙送りモーター29の放熱が必要と判定されたときに、次のフラッシングまでの残り時間がゼロとなっているか否かを判定する。また、フラッシング判定部70は、インクジェットヘッド11がアウェイポジション11Bに配置されているときに、次のフラッシングまでの残り時間がゼロとなっている場合には、フラッシング必要フラグをオンに設定する。
フラッシング制御部71は、第1判定部66によって紙送りモーター29の放熱が必要と判定されたときに次のフラッシングまでの残り時間がゼロとなっている場合には、第1冷却動作の間にインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに配置してフラッシングを行わせる。すなわち、紙送りモーター29の放熱が必要と判定されたときにフラッシングを行うタイミングに達している場合には、キャリッジモーター21を駆動させることによってインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに配置し、しかる後に、インクジェットヘッド11を駆動してキャップ51に向けてインクを吐出させる。また、フラッシング制御部71は、アウェイポジション11Bからホームポジション11Aに向かって成された1パス印刷動作が終了したときにフラッシング必要フラグがオンに設定されている場合に、キャリッジモーター21を駆動させることによってインクジェットヘッド11をホームポジション11Aからメンテナンス位置Mに移動させてフラッシングを行わせる。なお、フラッシングに要する時間、すなわち、インクジェットヘッド11をアウェイポジション11Bからメンテナンス位置Mに配置するまでに要する時間およびインクジェットヘッド11からキャップ51への所定量のインクの吐出を完了させるまでの時間、および、インクジェットヘッド11をホームポジション11Aからメンテナンス位置Mに配置するまでに要する時間およびインクジェットヘッド11からキャップ51への所定量のインクの吐出を完了させるまでの時間のそれぞれは、第1放熱待ち時間と比較して短い。
比較部74は、第2判定部67によってキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された場合に、キャリッジモーター21を冷却するのに必要な第2放熱待ち時間と、次のフラッシングまでの残り時間を比較する。第2放熱待ち時間は予め設定されている時間であり、第1冷却動作において第1放熱制御部68が紙送りモーター29を停止させる第1待ち時間よりも短い。
キャッピング制御部75は、キャリッジモーター21を駆動させることによってインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに配置するとともに、キャップ移動機構52を駆動させてキャップ51をキャッピング位置に配置して、キャップ51によりインクジェットヘッド11のインクノズル面11aを覆うキャッピングを行う。また、キャッピング制御部75は、キャッピング位置においてインクノズル面11aを覆っているキャップ51を離間位置に移動させてキャッピングを解除する解除動作を行う。
本例では、キャッピング制御部75は、第2判定部67によってキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された場合に、比較部74により次のフラッシングまでの残り時間が第2放熱待ち時間よりも短いと判定されたときにキャッピングを行い、このキャッピングの開始から第2放熱待ち時間が経過すると解除動作を行う。
なお、キャッピング制御部75は、第2判定部67によってキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された後に、キャリッジモーター21を駆動してホームポジション11A或いはアウェイポジション11Bにあるインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mまで移動させる。すなわち、キャッピング制御部75は、第2判定部67によりキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された後にキャリッジモーター21を動作させることになる。従って、キャリッジモーター21が危険な温度状態に到達したり、焼き付きを起こしたりするように思われるが、第2判定部67による判定は、放熱が必要と判定された時点で即座にキャリッジモーター21の動作を停止しなければ当該キャリッジモーター21が危険な温度状態に到達して焼き付きを起こすというものではなく、マージンを含んでいる。よって、キャリッジモーター21の放熱が必要と判定された後においてキャリッジモーター21を駆動してインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに配置することが可能であり、かつ、キャリッジモーター21の放熱が必要と判定された後においてキャリッジモーター21を駆動してインクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mに配置しても安全である。
第2放熱制御部73は、キャリッジモーター21の動作を第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行う。本例では、次のフラッシングまでの残り時間が第2放熱待ち時間以上の場合には即時に第2冷却動作を行い、次のフラッシングまでの残り時間が第2放熱待ち時間よりも短い場合には、キャッピング制御部75によりインクジェットヘッド11がメンテナンス位置Mに配置された後に、第2冷却動作を行う。
ここで、印刷制御部65は、第2判定部67によってキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された場合には、第2放熱制御部73による第2冷却動作の終了の後に、1パス印刷動作を開始する。
(第1冷却動作および第2冷却動作) 図6は第1冷却動作および第2冷却動作の動作例のフローチャートである。図6に示すように、印刷制御部65が1パス印刷動作を開始しようとすると、フラッシング判定部70は印刷制御部65によってキャリッジモーター21が駆動される前にインクジェットヘッド11がホームポジション11Aに位置しているかアウェイポジション11Bに位置しているかを判定する。また、フラッシング判定部70はフラッシングを行うタイミングに達しているか否かを判定する(ステップST1)。そして、フラッシング判定部70はインクジェットヘッド11がアウェイポジション11Bに位置しており、かつ、フラッシングを行うタイミングに達していると判定した場合に、フラッシング必要フラグをオンに設定する(ステップST2)。それ以外の状態の場合には、フラッシング判定部70はフラッシング必要フラグをオフに設定する(ステップST3)。また、第2判定部67は、印刷制御部65によってキャリッジモーター21が駆動される前に、キャリッジモーター21の放熱が必要か否かを判定する(ステップST4)。
ステップST4において、キャリッジモーター21の放熱が必要であると判定された場合には、比較部74はキャリッジモーター21を冷却するのに必要な第2放熱待ち時間と、計数部69が計数している次のフラッシングまでの残り時間を比較する(ステップST5)。
ステップST5において、比較部74により次のフラッシングまでの残り時間が第2放熱待ち時間よりも短いと判定された場合には、キャッピング制御部75はキャッピングを開始し、キャッピングの開始から第2放熱待ち時間が経過後に解除動作を行う。すなわち、キャッピング制御部75は、インクジェットヘッド11がホームポジション11Aに位置している場合でも、インクジェットヘッド11がアウェイポジション11Bに位置している場合でも、インクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mまで移動させてキャッピングを行う。また、このキャッピングと並行して、第2放熱制御部73は、キャリッジモーター21の動作を第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行う(ステップST6、ST7、ST8)。
ステップST5において、比較部74により次のフラッシングまでの残り時間が第2放熱待ち時間以上であると判定された場合には、第2放熱制御部73はキャリッジモーター21の動作を第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行う(ステップST9)。
第2冷却動作が終了すると、印刷制御部65はキャリッジモーター21を駆動して1パス印刷動作を開始する(ステップST10)。すなわち、メンテナンス位置Mに配置されているインクジェットヘッド11は、メンテナンス位置Mに配置される直前に位置していたホームポジション11A或いはアウェイポジション11Bに戻され、戻されたポジションから1パス印刷動作を開始する。
なお、ステップST4において、キャリッジモーター21の放熱が必要ではないと判定された場合には、第2冷却動作は行われることなく、1パス印刷動作が開始される(ステップST10)。
1パス印刷動作が終了すると、フラッシング制御部71はフラッシング必要フラグを確認し(ステップST11)、フラッシング必要フラグがオンに設定されている場合には、フラッシングを行う(ステップST12)。すなわち、ステップST1において、インクジェットヘッド11がアウェイポジション11Bに位置しているときにフラッシングのタイミングに達していると判定された場合には、アウェイポジション11Bからホームポジション11Aに至る1パス印刷動作が行われた後に、フラッシングが行われる。
ステップST11においてフラッシング必要フラグがオフの場合には、印刷制御部65は紙送り動作を開始しようとする。また、ステップST12のフラッシングが終了すると、印刷制御部65は紙送り動作を開始しようとする。
ここで、第1判定部66は、印刷制御部65が紙送りモーター29を駆動する前に、紙送りモーター29の放熱が必要か否かを判定する(ステップST13)。
ステップST13において、紙送りモーター29の放熱が必要であると判定された場合には、第1判定部66はフラッシングを行うタイミングに達しているか否かを判定する(ステップST14)。また、第1放熱制御部68は紙送りモーター29の動作を第1冷却時間停止させる第1冷却動作を開始する(ステップST15)。
ステップST14において、フラッシングを行うタイミングに達している
場合には、フラッシング制御部71は第1冷却動作の間にフラッシングを行う(ステップST16)。すなわち、フラッシング制御部71は、ステップST14の時点(1パス印刷動作が終わった時点)で、インクジェットヘッド11がホームポジション11Aに位置している場合でも、アウェイポジション11Bに位置している場合であっても、インクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mまで移動させてフラッシングを行う。また、フラッシング制御部71は、第1冷却動作の間に前記フラッシングを行うタイミングに達したか否かを監視しており(ステップST17、ステップST14)、第1冷却動作の間に前記フラッシングを行うタイミングに達したと判定した場合には、インクジェットヘッド11をメンテナンス位置Mまで移動させてフラッシングを行う(ステップST14、ステップST15、ステップST16)。
ステップST14において、フラッシングを行うタイミングに達していない場合には、第1冷却動作が行われる(ステップST18)。
ここで、第1冷却動作が終了すると(ステップST17)、印刷制御部65により紙送りモーター29が駆動され、紙送り動作が行われる(ステップST19)。紙送りが完了すると、再びステップST1に戻って1パス印刷動作が開始される。そして、印刷データの印刷が完了するまで、1パス印刷動作と紙送り動作が繰り返される。
(作用効果) 本例によれば、第1判定部66が紙送りモーター29の放熱が必要であると判定した場合に紙送りモーター29の放熱が必要な場合にフラッシングを行うタイミングに達しているときには、紙送りモーター29を停止してその放熱を促す第1冷却動作を行うとともに、当該第1冷却動作と並行してフラッシングが行われる。従って、紙送りモーター29を停止させる第1冷却動作を行っている間におけるインクの増粘によってインクジェットヘッド11に目詰まりが発生することを防止できる。また、紙送りモーター29を冷却する第1冷却動作と並行してフラッシングが行われるので、第1冷却動作の終了を待ってフラッシングを行う場合と比較して、第1冷却動作とフラッシングの双方の動作が完了するまでの時間を短縮できる。
また、本例では、紙送りモーター29を冷却する第1冷却動作中にフラッシングを行うタイミングに達した場合には、速やかにフラッシングが行われる。従って、次の1パス印刷動作の開始時点においてインクジェットヘッド11に目詰まりが発生していることを防止できる。
さらに、本例では、1パス印刷動作の前にキャリッジモーター21の放熱が必要と判定された場合には、フラッシングを行うタイミングに達するまでの残り時間が、キャリッジモーター21を冷却するのに必要な第2放熱待ち時間よりも短い場合に、第2冷却動作中にインクジェットヘッド11をキャッピングする。これにより、インクの増粘の進行を停止或いは抑制しながらキャリッジモーター21を冷却する第2冷却動作を行うことができるので、第2冷却動作の間にインクが増粘してインクジェットヘッドに目詰まりを発生させることを防止できる。
また、本例では、第1判定部66および第2判定部67は、紙送りモーター29およびCPモーターのそれぞれにおける消費電流量を積算消費電流量として積算しており、直近の所定期間における各積算消費電流量が予め定めた閾値に達した場合に放熱が必要であると判定している。従って、温度センサーを用いることなく紙送りモーター29およびキャリッジモーター21に放熱が必要なことを判定できる。よって、温度センサーを使用しない分、装置の製造コストを抑制できる。
1・・インクジェットプリンター、2・・連続用紙(記録紙)、2a・・スプロケットホール、3・・プリンター筐体、4・・供給口、5・・印刷部、6・・排出口、7・・外装ケース、8・・搬送路、10・・プラテン、11・・インクジェットヘッド、11a・・インクノズル面、11A・・ホームポジション、11B・・アウェイポジション、12・・キャリッジ、13・・キャリッジ移動機構、14・・カートリッジ装着部、15・・インクカートリッジ、16・・平面流路、17・・可撓性流路、20・・キャリッジガイド軸、21・・キャリッジモーター、22・・タイミングベルト、25・・搬送機構、26・・第1搬送機構、27・・第2搬送機構、28・・第3搬送機構、29・・紙送りモーター、30・・駆動力伝達機構、31・・トラクター、32・・トラクターピン、33・・トラクターベルト、34・・駆動スプロケット、35・・従動スプロケット、36・・トラクター軸、40・・紙送りローラー、41・・押さえローラー、42・・排出ローラー、43・・押さえローラー、45・・ローラー側伝達機構、46・・トラクター側伝達機構、47・・歯車列、50・・ヘッドメンテナンス機構、51・・キャップ、52・・キャップ移動機構、60・・制御部、61・・通信部、62・・メモリー、65・・印刷制御部、66・・第1判定部、67・・第2判定部、68・・第1放熱制御部、69・・計数部、70・・フラッシング判定部、71・・フラッシング制御部、73・・第2放熱制御部、74・・比較部、75・・キャッピング制御部、P・・印刷位置、M・・メンテナンス位置、S・・紙幅方向

Claims (8)

  1. インクジェットヘッドでインク滴が吐出される記録紙を搬送路に沿って搬送する紙送り動作を行う前に紙送りモーターの放熱が必要か否かを判定し、
    前記紙送りモーターの放熱が必要な場合には、前記紙送りモーターの動作を予め設定した放熱待ち時間停止させる冷却動作を行い、
    前記インクジェットヘッドからインク滴を吐出させるフラッシングを行うタイミングに達したか否かを判定し、
    前記フラッシングを行うタイミングに達していると判定した場合には、前記冷却動作の開始後に前記フラッシングを開始し、前記冷却動作の終了前に前記フラッシングを終了することを特徴とするインクジェットプリンターの駆動制御方法。
  2. 前記紙送りモーターの放熱が必要と判定した後に前記フラッシングを行うタイミングに達したか否かを監視し、
    前記フラッシングを行うタイミングに達したと判定した場合には、前記フラッシングを開始する請求項1に記載のインクジェットプリンターの駆動制御方法。
  3. 前記インクジェットヘッドでインク滴を吐出する印刷動作の前に前記インクジェットヘッドを駆動するキャリッジモーターの放熱が必要か否かを判定し、
    前記キャリッジモーターの放熱が必要な場合には、前記キャリッジモーターを冷却する第2放熱待ち時間と前記フラッシングを行うタイミングに達するまでの残り時間とを比較し、
    前記残り時間が前記第2放熱待ち時間よりも短い場合には、前記インクジェットヘッドのインクノズル面をキャップで覆うキャッピングを行った後に、前記キャリッジモーターを前記第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行い、前記第2冷却動作の終了した後に前記キャッピングを解除し、
    前記残り時間が前記第2放熱待ち時間以上の場合には、前記キャッピングを行うことなく前記第2冷却動作を行う請求項1または2に記載のインクジェットプリンターの駆動制御方法。
  4. 前記紙送りモーターの消費電流量を積算消費電流量として積算し、所定期間における前記積算消費電流量が予め定めた閾値に達した場合に前記紙送りモーターの放熱が必要であると判定する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンターの駆動
    制御方法。
  5. 記録紙にインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドを移動させるキャリッジモーターと、
    搬送路に沿って前記記録紙を搬送する紙送りモーターと、
    前記インクジェットヘッドで前記記録紙にインク滴を吐出させる印刷動作と、前記紙送りモーターを駆動させて前記記録紙を搬送する紙送り動作とを制御する印刷制御部と、
    前記インクジェットヘッドのインクノズル面に対峙可能なキャップと、
    前記インクジェットヘッドから前記キャップに向かってインクを吐出させるフラッシングを行うタイミングまでの残り時間を計数する計数部と、
    前記紙送り動作を開始する前に前記紙送りモーターの放熱が必要か否かを判定する判定部と、
    前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに、前記紙送りモーターの動作を予め設定した放熱待ち時間停止させる冷却動作をさせる放熱制御部と、
    前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに、前記残り時間がゼロであるか否かを判定するフラッシング判定部と、
    前記紙送りモーターの放熱が必要と判定されたときに前記残り時間がゼロである場合には、前記冷却動作の開始から終了までの間に前記フラッシングを実行させるフラッシング制御部と、
    を有することを特徴とするインクジェットプリンター。
  6. 前記フラッシング制御部は、前記紙送りモーターの放熱が必要と判定された後に前記フラッシングを行うタイミングに達した場合には、前記フラッシングを行う請求項5に記載のインクジェットプリンター。
  7. 前記インクジェットヘッドの前記インクノズル面を覆うキャッピング位置と前記インクノズル面と隙間を開けて対峙する離間位置との間で前記キャップを移動させるキャップ移動機構と、
    前記印刷動作を開始する前に前記キャリッジモーターの放熱が必要か否かを判定する第2判定部と、
    前記キャリッジモーターの放熱が必要と判定された場合に、前記キャリッジモーターを冷却する第2放熱待ち時間と前記残り時間とを比較する比較部と、
    前記キャップにより前記インクジェットヘッドの前記インクノズル面を覆うキャッピングと、前記キャップを前記離間位置に移動させて前記キャッピングを解除する解除動作とを制御するキャッピング制御部と、
    前記キャリッジモーターの動作を予め設定した第2放熱待ち時間停止させる第2冷却動作を行う第2放熱制御部と、を有し、
    前記残り時間が前記第2放熱待ち時間よりも短い場合に、前記キャッピングを行い、前記第2放熱待ち時間が経過すると前記解除動作を行い、
    前記残り時間が前記第2放熱待ち時間以上の場合に、前記キャッピングを行うことなく前記第2冷却動作を行う請求項5または6に記載のインクジェットプリンター。
  8. 前記判定部は、前記紙送りモーターの消費電流量を積算消費電流量として積算し、所定期間における前記積算消費電流量が予め定めた閾値に達した場合に前記紙送りモーターの放熱が必要であると判定する請求項5ないし7のいずれか1項に記載のインクジェットプリンター。
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