JP6064704B2 - 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置 - Google Patents

光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6064704B2
JP6064704B2 JP2013054332A JP2013054332A JP6064704B2 JP 6064704 B2 JP6064704 B2 JP 6064704B2 JP 2013054332 A JP2013054332 A JP 2013054332A JP 2013054332 A JP2013054332 A JP 2013054332A JP 6064704 B2 JP6064704 B2 JP 6064704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
signal
optical signal
peak
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013054332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014179954A (ja
Inventor
剛二 中川
剛二 中川
恭介 曽根
恭介 曽根
祥一朗 小田
祥一朗 小田
泰彦 青木
泰彦 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013054332A priority Critical patent/JP6064704B2/ja
Priority to EP13190668.7A priority patent/EP2779487A1/en
Priority to US14/065,999 priority patent/US9143242B2/en
Priority to CN201310585296.3A priority patent/CN104052551A/zh
Publication of JP2014179954A publication Critical patent/JP2014179954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6064704B2 publication Critical patent/JP6064704B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/67Optical arrangements in the receiver
    • H04B10/671Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal
    • H04B10/675Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal for controlling the optical bandwidth of the input signal, e.g. spectral filtering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0201Add-and-drop multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
    • H04B2210/07Monitoring an optical transmission system using a supervisory signal
    • H04B2210/074Monitoring an optical transmission system using a supervisory signal using a superposed, over-modulated signal

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置に関する。
光分岐挿入または光クロスコネクト等を用いた光ネットワークでは、複数の送信ノードと複数の受信ノードとの間に数多くの光パスを設定することができる。このため、送信ノードと受信ノードとの組合せが互いに異なる複数の光信号が同一波長を用いて伝送されることがある。よって、受信ノードでは、受信した光信号の波長を検出しただけでは、その光信号が所望の送信ノードから送信されたものか否か、つまり、所望の光信号であるか否かを判断することができない。
そこで、受信された光信号の送信元を受信ノードにおいて確認可能にするために、主信号に、その主信号がどの送信ノードから送信されたものかを示すノードIDを補助信号として重畳することがある。また、光信号が伝送される光パスがいずれのパスであるかを中継ノードにおいて特定可能にするために、光パスのパスIDを補助信号として主信号に重畳することがある。
補助信号を主信号に重畳する技術として、補助信号を周波数変調により主信号に重畳するもの、すなわち、主信号を補助信号によって周波数変調するものがある。より具体的には、この技術では、主信号の中心周波数を、補助信号のディジタル情報の“0”または“1”に対応させて“−Δf”または“+Δf”だけ僅かに変位させる。例えば、主信号の送信周波数帯域幅が数十GHzである場合、Δfの大きさは0.1〜0.5GHz程度である。受信ノードまたは中継ノードでは、受信した光信号を波長フィルタによってフィルタリングし、フィルタリング後の透過光をフォトダイオードにより受光して電気信号に変換することにより、主信号に重畳された補助信号を強度変調信号に変換する。すなわち、±Δfの周波数変調により主信号に重畳された補助信号は、波長フィルタでのフィルタリングにより、±Δfに応じた分だけ強度が変化する信号として検出される。このようにして、受信ノードまたは中継ノードでは、光信号に含まれる主信号及び補助信号のうち、主信号を復調しなくても、補助信号だけを復調することができる。
Tanimura, Takahito; Hoshida, Takeshi; Nakashima, Hisao; Akiyama, Yuichi; Yan, Meng; Tao, Zhenning; Rasmussen, Jens C.,"In-Band FSK Supervisory Signaling Between Adaptive Optical Transceivers Employing Digital Signal Processing,"in Proceeding of ECOC 2011, We.7.A, September 2011 Tanimura, Takahito; Hoshida, Takeshi; Oda, Shoichiro; Akiyama, Yuichi; Nakashima, Hisao; Aoki, Yasuhiko; Cao, Yinwen; Yan, Meng; Tao, Zhenning; Rasmussen, Jens C.,"Superimposition and Detection of Frequency Modulated Tone for Light Path Tracing Employing Digital Signal Processing and Optical Filter,"in Proceeding of OFC 2012, OW4G.4, March 2012
周波数変調により主信号に重畳された補助信号を上記のように波長フィルタを用いて復調するには、波長フィルタの中心波長を、主信号の中心周波数付近、すなわち、主信号の中心波長付近に設定するのが望ましい。
しかしながら、送信ノードが主信号を生成するために有する発光素子の精度が劣る場合等には、主信号の中心波長が公称波長とずれてしまい正確でないことがある。また、送信ノードが有する発光素子として用いられることがあるレーザダイオードの中心波長は、その動作温度が上昇するにつれて長波長側にシフトする。このため、レーザダイオードの動作温度の上昇に伴って、主信号の中心波長が公称波長とずれてしまう。
主信号の中心波長が公称波長とずれてしまうことにより、主信号に対する波長フィルタの波長軸上での最適な位置を固定的に設定することが難しくなる。このため、従来は、周波数変調により主信号に重畳された補助信号の復調精度が低下することがあった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、周波数変調により第1の信号に重畳された第2の信号の復調精度を高めることができる光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置を提供することを目的とする。
開示の態様では、第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得し、前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する。また、開示の態様では、前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する。
開示の態様によれば、周波数変調により第1の信号に重畳された第2の信号の復調精度を高めることができる。
図1は、実施例1の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1の光信号復調装置の処理の説明に供する図である。 図3は、実施例1の光信号復調装置の処理の説明に供する図である。 図4は、実施例1の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。 図5は、実施例2の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。 図6は、実施例2のピーク特定部の処理の説明に供する図である。 図7は、実施例2の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。 図8は、実施例3の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。 図9は、実施例3の波長決定部の処理の説明に供する図である。 図10は、実施例3の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。 図11は、実施例4の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。 図12は、実施例4の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。 図13は、実施例5の光分岐挿入装置の一例を示す機能ブロック図である。 図14は、光信号復調装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
<光信号復調装置の構成>
図1は、実施例1の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。図1において、光信号復調装置10は、波長可変フィルタ11と、波長制御部12と、強度検出部13と、切替部14と、パワスペクトル取得部15と、ピーク特定部16と、波長決定部17と、復調部18とを有する。
波長可変フィルタ11には、送信ノードまたは中継ノードから受信された光信号が入力される。この光信号は、送信ノードにおいて、主信号に補助信号が周波数変調によって重畳されて生成されたものである。すなわち、送信ノードでは、上記のように、主信号の中心周波数を、補助信号のディジタル情報の“0”または“1”に対応させて“−Δf”または“+Δf”だけ僅かに変位させることにより、主信号に補助信号を重畳する。また、補助信号には、上記のように、ノードIDまたはパスID等、光ネットワークの管理用の情報が含まれる。
波長可変フィルタ11は、一定の透過波長帯域幅を有する。また、波長可変フィルタ11は、その中心波長が波長制御部12によって制御されることにより透過波長帯域を変化させ、入力された光信号のうち一部の波長の光を透過するフィルタリングを行う。波長可変フィルタ11は、フィルタリング後の透過光を強度検出部13に出力する。
波長制御部12は、後述するように、波長可変フィルタ11の中心波長を制御する。また、波長制御部12は、後述するように、切替部14を制御する。また、波長制御部12は、パワスペクトトル取得部15及びピーク特定部16に対し、後述するような通知を行う。
強度検出部13は、受光素子として例えばフォトダイオードを有し、波長可変フィルタ11の透過光を受光し、その透過光を電気信号に変換することにより、透過光の強度を検出する。強度検出部13は、透過光の強度の検出結果を切替部14に出力する。
切替部14は、波長制御部12からの制御に従って、強度検出部13から入力された検出結果の出力先を、パワスペクトル取得部15または復調部18のいずれかに切り替える。
パワスペクトル取得部15は、切替部14から入力された検出結果、すなわち、波長可変フィルタ11の透過光の強度に基づいて、波長可変フィルタ11に入力される光信号のパワスペクトルを測定して取得する。
ピーク特定部16は、パワスペクトル取得部15で取得されたパワスペクトルを、波長制御部12からの指示に従って参照する。ピーク特定部16は、パワスペクトル取得部15で取得されたパワスペクトルのピーク位置を特定するとともに、そのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を波長軸上において特定し、特定したピーク波長を波長決定部17に通知する。
波長決定部17は、ピーク特定部16から通知されたピーク波長を基準にして、補助信号の復調対象の波長(以下では「復調対象波長」と呼ばれることがある)を決定し、決定した復調対象波長を波長制御部12に通知する。
復調部18は、切替部14から入力された検出結果、すなわち、波長可変フィルタ11の透過光の強度に基づいて補助信号を復調し、復調結果を出力する。
<光信号復調装置の処理>
図2及び図3は、実施例1の光信号復調装置の処理の説明に供する図である。
図2に示すように、波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを波長軸上において順次シフトすることにより、波長可変フィルタ11の透過波長帯域111を波長軸上においてスイープさせるスイープ処理を行う。波長制御部12は、このスイープ処理を、例えば、光信号復調装置10が適用される光ネットワークシステムにおいて光信号の送信に使用可能な波長帯域、つまり、光信号の送信波長帯域の全域に渡って行う。また、波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを所定の波長間隔で順次シフトさせ、各シフト点の波長をパワスペクトル取得部15に通知する。波長可変フィルタ11は、その中心波長λを順次シフトされながら入力される光信号をフィルタリングする。これにより、強度検出部13は、光信号の強度を、送信波長帯域の全域に渡って所定の波長間隔で検出する。波長制御部12は、スイープ処理の開始時には、切替部14の出力先をパワスペクトル取得部15側に設定するため、スイープ処理により検出された光信号の強度は、スイープ処理に伴って順次、パワスペクトル取得部15に入力される。パワスペクトル取得部15は、スイープ処理により検出された光信号の各強度を、波長可変フィルタ11の中心波長λの各シフト点に対応付けて記憶する。
よって、スイープ処理の完了時には、パワスペクトル取得部15には、送信波長帯域の全域に渡る光信号の強度が記憶され、パワスペクトル取得部15は、記憶された強度の変化から、例えば図2に示すようなパワスペクトル151を測定して取得することができる。なお、図2では、一例として、波長可変フィルタ11に入力された光信号は、互いに異なる波長を有する3つの光信号が波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)によって多重されたものである場合を示す。
波長制御部12は、スイープ処理の完了後、切替部14の出力先を復調部18側に切り替えるとともに、スイープ処理の完了通知をピーク特定処理の開始指示としてピーク特定部16に出力する。
ピーク特定部16は、波長制御部12からスイープ処理の完了通知を受けると、パワスペクトル取得部15で取得されたパワスペクトル151を参照する。例えば、図2に示すように、ピーク特定部16は、パワスペクトル151のピーク位置p1,p2,p3を特定するとともに、これらのピーク位置p1,p2,p3にそれぞれ対応する波長であるピーク波長λp1,λp2,λp3を波長軸上において特定する。ピーク特定部16は、特定したピーク波長λp1,λp2,λp3を波長決定部17に通知する。
ピーク波長λp1,λp2,λp3の通知を受けた波長決定部17は、ピーク波長λp1,λp2,λp3を基準にして、復調対象波長を決定する。例えばピーク位置p2を有する主信号に重畳された補助信号が復調対象である場合は、波長決定部17は、図3に示すように、ピーク波長λp2を基準にし、ピーク波長λp2から所定量の+Δλoff1だけオフセットした波長位置を復調対象波長に決定する。そして、波長決定部17は、決定した復調対象波長“λp2+Δλoff1”を波長制御部12に通知する。
波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを、波長決定部17によって決定された復調対象波長である“λp2+Δλoff1”に移動させて固定する。中心波長λを復調対象波長“λp2+Δλoff1”に固定された波長可変フィルタ11は、入力される光信号をフィルタリングする。
主信号は補助信号により上記のようにして周波数変調されたものである。このため、ピーク位置p2を有する主信号の中心周波数が時間の経過とともに“−Δf”及び“+Δf”だけ変位することに応じて、図3に示すように、主信号の中心波長が時間の経過とともに“−Δλ”及び“+Δλ”だけ変位する。“−Δλ”及び“+Δλ”の大きさは、“−Δf”及び“+Δf”の大きさに応じたものになる。そして、波長可変フィルタ11は、“−Δλ”及び“+Δλ”だけ中心波長が変位する主信号に対して、フィルタリングを行う。このため、波長可変フィルタ11の中心波長λをピーク波長λp2から所定量の+Δλoff1だけオフセットした波長位置に固定すると、強度検出部13では、図3に示すように、−Δλだけ変位した主信号の強度として強度pw1が検出される。また同様に、強度検出部13では、図3に示すように、+Δλだけ変位した主信号の強度として、強度pw1より大きい強度pw2が検出される。このように、±Δfの周波数変調により主信号に重畳された補助信号は、波長可変フィルタ11でのフィルタリングにより、±Δfに応じた分だけ強度が変化する信号として検出される。つまり、強度検出部13では、周波数変調により主信号に重畳された補助信号が強度変調信号に変換される。このとき切替部14の出力先は復調部18側に設定されているため、強度検出部13によって時間の経過とともに順次検出される強度pw1,pw2は復調部18に入力される。
復調部18は、強度pw1,pw2に基づいて、補助信号を復調する。強度pw1,pw2の大きさはそれぞれ、−Δλ,+Δλの大きさに応じたものになる。また、−Δλ,+Δλの大きさは、それぞれ−Δf,+Δfの大きさに応じたものになる。また、−Δf,+Δfはそれぞれ、上記のように、補助信号のディジタル情報の“0”と“1”とに対応する。そこで、復調部18は、強度pw1を“0”の情報、強度pw2を“1”の情報として補助信号を復調し、“0”と“1”のビット列からなる復調結果を出力する。このように、補助信号の復調は、ピーク波長λp2を基準にして波長決定部17によって決定された復調対象波長においてなされる。すなわち、復調部18は、中心波長λが復調対象波長“λp2+Δλoff1”に固定された波長可変フィルタ11の透過光を用いて補助信号を復調する。また、復調部18から出力される復調結果には、“0”と“1”のビット列で表されるノードIDまたはパスID等、光ネットワークの管理用の情報が含まれている。
上記一連の処理の流れを図示すると以下のようになる。図4は、実施例1の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。
まず、波長制御部12が、波長可変フィルタ11の中心波長λを波長軸上のスタート位置に設定する(ステップS21)。このスタート位置は、スイープ処理の起点となる波長である。よって、スタート位置は、光信号の送信波長帯域内で最も小さい波長に設定されるのが好ましい。
次いで、強度検出部13が、波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出し、パワスペクトル取得部15が、強度検出部13によって検出された強度を記憶する(ステップS22)。
次いで、波長制御部12が、波長可変フィルタ11の中心波長λを光信号の送信波長帯域の全域に渡ってスイープしたか否か、つまり、スイープ処理が完了したか否かを判断する(ステップS23)。
スイープ処理が完了していない場合は(ステップS23:No)、波長制御部12が、波長可変フィルタ11の中心波長λを波長軸上において所定量だけシフトし(ステップS24)、処理はステップS22に戻る。そして、スイープ処理が完了するまでステップS22〜S24の処理が繰り返し行われる。
スイープ処理の完了時には、パワスペクトル取得部15には、送信波長帯域の全域に渡る光信号の強度が記憶される。そこで、スイープ処理が完了した場合は(ステップS23:Yes)、ピーク特定部16が、記憶した強度の変化からパワスペクトルを測定して取得する(ステップS25)。
次いで、ピーク特定部16が、パワスペクトルのピーク位置を特定するとともに、そのピーク位置に対応するピーク波長を波長軸上において特定する(ステップS26)。
次いで、波長決定部17が、ピーク波長を基準にして復調対象波長を決定し、波長制御部12が、波長可変フィルタ11の中心波長λを復調対象波長に固定する(ステップS27)。
次いで、強度検出部13が、中心波長λを復調対象波長に固定された波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出する(ステップS28)。ステップS28での強度の検出結果は、復調部18に入力される。
次いで、復調部18が、ステップS28で検出された強度に基づいて、補助信号を復調する(ステップS29)。
以上のように、実施例1によれば、光信号復調装置10において、パワスペクトル取得部15は、主信号に補助信号が周波数変調によって重畳されて生成された光信号のパワスペクトルを取得する。ピーク特定部16は、パワスペクトル取得部15によって取得されたパワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を波長軸上において特定する。波長決定部17は、ピーク特定部16によって特定されたピーク波長を基準にして復調対象波長を決定する。復調部18は、ピーク特定部16によって特定されたピーク波長を基準にして波長決定部17によって決定された、光信号の復調対象波長において補助信号を復調する。通常、パワスペクトルのピーク波長は主信号の中心波長に等しいため、こうすることで、主信号の中心波長が公称波長とずれた場合でも、そのずれに応じて復調対象波長を変化させて調節することができ、復調対象波長を最適な波長位置に決定することができる。よって、周波数変調により主信号に重畳された補助信号の復調精度を高めることができる。また、復調対象波長はピーク特定部16によって特定されたピーク波長を基準にして決定されるものであるため、主信号の公称波長が不明な場合でも、補助信号を復調することができる。
また、強度検出部13は、波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出する。波長制御部12は、波長可変フィルタ11の透過波長帯域を波長軸上においてスイープさせてパワスペクトル取得部15にパワスペクトルを取得させるスイープ処理を行う。一方で、波長制御部12は、スイープ処理の完了後に、波長可変フィルタ11の中心波長を復調対象波長に固定する。復調部18は、中心波長が復調対象波長に固定された波長可変フィルタ11の透過光の強度に基づいて補助信号を復調する。こうすることで、周波数変調により主信号に重畳された補助信号が強度変調信号に変換されるため、波長可変フィルタ11によるフィルタリングと、強度検出部13による強度検出という、比較的簡易な処理で補助信号を復調することができる。
また、波長決定部17は、ピーク特定部16によって特定されたピーク波長から所定量だけオフセットした波長位置を復調対象波長に決定する。こうすることで、強度変調信号に変換された補助信号の強度の変化の幅が増大するため、補助信号の復調感度を高めることができる。
また、波長可変フィルタ11は、パワスペクトル取得部15によるパワスペクトルの取得時と、復調部18による補助信号の復調時の双方において、光信号をフィルタリングする。同様に、強度検出部13は、パワスペクトル取得部15によるパワスペクトルの取得時と、復調部18による補助信号の復調時の双方において、波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出する。つまり、波長可変フィルタ11が、パワスペクトルの取得用と、補助信号の復調用との双方に共用される。また、強度検出部13がパワスペクトルの取得用と、補助信号の復調用との双方に共用される。このように、1つの光部品を複数の用途に共用することで、光信号復調装置10が備える光部品の点数を削減することができる。
また、波長可変フィルタ11と強度検出部13とは、従来の光チャネルモニタ(OCM:Optical Channel Monitor)にも備えられている。このため、波長可変フィルタ11と強度検出部13とを、光チャネルモニタと光信号復調装置10とで共用することができる。これにより、光信号復調装置10を実現するにあたり、追加の光部品が不要となる。よって、従来の光チャネルモニタに光信号復調装置10を組み合わせて実施するのが好ましい。
また、従来の光チャネルモニタでは、波長可変フィルタ11と強度検出部13とを用いて各光チャネルの強度検出を行っている。このため、従来の光チャネルモニタに光信号復調装置10を組み合わせて実施することで、光チャネルモニタによる光チャネルの強度検出と、光信号復調装置10によるパワスペクトル取得用の強度検出とを同時に行うことができる。すなわち、光信号復調装置10で行われる処理の一部と、従来の光チャネルモニタで行われる処理の一部とが重複する。よって、従来の光チャネルモニタに光信号復調装置10を組み合わせて実施することで、両者を効率良く運用することができる。
また、実施例1では、波長可変フィルタ11のスイープ処理によりパワスペクトルの取得を行い、パワスペクトルの取得後、波長可変フィルタ11の中心波長を復調対象波長に固定することにより補助信号の復調用の強度検出を行う。また、従来の光チャネルモニタでも、波長可変フィルタ11のスイープ処理が行われる。そこで、従来の光チャネルモニタに光信号復調装置10を組み合わせて実施する場合には、光チャネルモニタ用のスイープ処理と光信号復調装置10用のスイープ処理とを同時に行うことができる。一方で、補助信号の復調用の強度検出をスイープ処理と分離して行うことができる。このため、実施例1では、補助信号の復調用の強度検出を行う際に、波長可変フィルタ11の中心波長を復調対象波長に長時間固定することができるので、強度検出部13は、同一波長の光信号の強度を長時間に渡って検出することができる。よって、実施例1は、補助信号の情報量が比較的多い場合に有利な実施例である。
[実施例2]
実施例2では、ピーク波長を光信号の強度の周波数成分に基づいて特定する。
<光信号復調装置の構成>
図5は、実施例2の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。図5において、光信号復調装置30は、実施例1のピーク特定部16(図1)に代えて、ピーク特定部31を有する。なお、図5に示す波長制御部12は、スイープ処理の完了通知をピーク特定部31に出力する必要がない。
ピーク特定部31には、波長可変フィルタ11にスイープ処理がなされるに伴って、強度検出部13によって検出された光信号の強度が順次入力される。ピーク特定部31は、順次入力される強度から周波数成分を抽出し、スイープ処理の経過に伴って変化する周波数成分の変化を観測する。この周波数成分の抽出は、例えばFFT(Fast Fourier Transform)を用いて行われる。そして、ピーク特定部31は、強度の高調波成分に基づいてピーク波長を特定する。具体的には、ピーク特定部31は、以下のようにして、ピーク波長を特定する。図6は、実施例2のピーク特定部の処理の説明に供する図である。
<ピーク波長の特定の具体例1>
光信号が、主信号に補助信号が周波数変調によって重畳されて生成されたものである場合、ピーク波長は、光信号の強度の2次の高調波成分が最大となる波長に一致する。そこで、具体例1では、ピーク特定部31は、光信号の強度の2次の高調波成分が最大となる波長をピーク波長として特定する。例えば、スイープ処理に伴って、図6に示すように、λ〜λ(λ<λ<λ)の3点の波長において、強度の周波数成分311〜313がそれぞれ観測されたとする。ピーク特定部31は、基本周波数fの2倍の周波数、つまり、2次の高調波2fにおいて強度が最大となる波長をピーク波長と特定する。図6では、例えば、強度の周波数成分311〜313のうち、周波数成分312において、2次の高調波成分が最大となる。そこで、ピーク特定部31は、波長λをピーク波長と特定する。
<ピーク波長の特定の具体例2>
図6に示すように、2次の高調波成分が最大となる周波数成分312の両側の2点の周波数成分311,313は対称となる。換言すれば、光信号が、主信号に補助信号が周波数変調によって重畳されて生成されたものである場合、ピーク波長の両側の2点の波長における強度の周波数成分が、その2点間で対称となる。そこで、具体例2では、ピーク特定部31は、波長軸上において光信号の強度の周波数成分が対称となる2点の中間点をピーク波長として特定する。例えば、図6では、2点の波長の周波数成分、すなわち、波長λの周波数成分311と波長λの周波数成分313とが対称になっている。また、例えば、波長λが波長λと波長λとの中間点にあるとする。そこで、ピーク特定部31は、波長λと波長λとの中間点である波長λをピーク波長と特定する。
<光信号復調装置の処理>
図7は、実施例2の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。
ピーク特定部31は、波長可変フィルタ11の透過光の強度から周波数成分を抽出して記憶し、スイープ処理の経過に伴って変化する周波数成分の変化を観測する(ステップS32)。
次いで、ピーク特定部31は、例えば、上記の具体例1または具体例2のようにして、強度の高調波成分に基づいてピーク波長を特定する(ステップS33)。
以上のように、実施例2によれば、ピーク特定部31は、ピーク波長を光信号の強度の周波数成分に基づいて特定する。こうすることで、ピーク特定部31では、波長可変フィルタ11のスイープ処理の完了を待たずに、すなわち、スイープ処理の途中においてピーク波長を特定することが可能になるため、実施例1に比べ、ピーク波長の特定タイミングを早めることができる。
[実施例3]
実施例3では、復調対象波長を決定する際のピーク波長からのオフセット量をパワスペクトルに基づいて算出する。
<光信号復調装置の構成>
図8は、実施例3の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。図8において、光信号復調装置40は、実施例1の波長決定部17(図1)に代えて、波長決定部41を有する。なお、波長決定部41における処理のうち、以下に説明するもの以外は、実施例1の波長決定部17における処理と同様である。
波長決定部41には、ピーク特定部16によって特定されたピーク波長がピーク特定部16から通知される。波長決定部41は、ピーク特定部16からピーク波長を通知されると、パワスペクトル取得部15で取得されたパワスペクトルを参照する。そして、波長決定部41は、ピーク波長を基準にし、パワスペクトルに基づいて復調対象波長を決定する。
<復調対象波長の決定の具体例>
図9は、実施例3の波長決定部の処理の説明に供する図である。
主信号に補助信号が周波数変調により重畳されている場合、実施例1のようにして強度変調信号に変換された補助信号の強度の変化の幅が最大となる点は、パワスペクトルの傾きが最大となる点、つまり、パワスペクトルにおいて微分係数が最大となる点である。例えば、図9に示すように、ピーク波長がλp2であるパワスペクトル411において、点413の微分係数は点412の微分係数よりも大きい。また、点413の微分係数は、パワスペクトル411上において最大であるとする。よって、復調対象波長を、点413に対応する波長λ413に決定すると、強度変調信号に変換された補助信号の強度の変化の幅が最大となる。
一方で、光信号の強度があまりにも小さい波長に復調対象波長を決定すると、強度変調信号に変換された補助信号の強度が検出されなくなるおそれがある。
そこで、波長決定部41は、図9に示すように、パワスペクトル411において、閾値Th以上の強度のうち微分係数が最大となる点413に対応する波長位置λ413を復調対象波長に決定する。よって、復調対象波長は、図9に示すように、ピーク波長λp2からオフセット量である+Δλoff2だけオフセットした波長“λp2+Δλoff2”となる。波長決定部41は、決定した復調対象波長“λp2+Δλoff2”を波長制御部12に出力する。
波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを、波長決定部41により決定された復調対象波長である“λp2+Δλoff2”に固定する。中心波長λを復調対象波長“λp2+Δλoff2”に固定された波長可変フィルタ11は、入力される光信号をフィルタリングする。
<光信号復調装置の処理>
図10は、実施例3の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。
波長決定部41は、ピーク波長を基準にし、パワスペクトルの強度の閾値Thと、パワスペクトルの微分係数とに従って復調対象波長を決定し、波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを復調対象波長に固定する(ステップS42)。
以上のように、実施例3によれば、波長決定部41は、パワスペクトルにおいて閾値以上の強度のうち微分係数が最大となる点に対応する波長位置を復調対象波長に決定する。こうすることで、強度変調信号に変換された補助信号の強度の変化の幅が最大になるため、実施例1に比べ、補助信号の復調感度をさらに高めることができる。
[実施例4]
実施例4では、補助信号の復調用の強度検出を、パワスペクトル取得用のスイープ処理に併せて行う。
<光信号復調装置の構成>
図11は、実施例4の光信号復調装置の一例を示す機能ブロック図である。図11において、光信号復調装置50は、実施例1の波長制御部12,ピーク特定部16,波長決定部17,復調部18(図1)に代えて、波長制御部51,ピーク特定部52,波長決定部53,復調部54を有する。一方で、光信号復調装置50は、実施例1の切替部14(図1)を有しない。
波長制御部51は、実施例1の波長制御部12が行うスイープ処理と同様のスイープ処理を行う。すなわち、波長制御部51は、実施例1と同様に、波長可変フィルタ11の中心波長λを所定の波長間隔で順次シフトさせ、各シフト点の波長を、パワスペクトル取得部15及び復調部54に通知する。
但し、波長制御部51は、実施例1の波長制御部12が行うスイープ処理の速度よりも遅い速度でスイープ処理を行う。例えば、実施例1では、光信号のパワスペクトルが取得可能な最低限の数の強度検出結果が得られれば足りるため、波長制御部12は、速い速度で波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせる。例えば、実施例1の波長制御部12は、波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせた各点において、各々1つ程度の強度検出結果が得られるような最低時間のスイープ処理を行う。これに対し、波長制御部51は、波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせた各点において、各々100個程度の強度検出結果が得られるような一定時間をかけてスイープ処理を行う。つまり、波長制御部51は、実施例1の波長制御部12に比べ、スイープ処理の速度を遅くする。さらに、波長制御部51は、実施例1の波長制御部12に比べ、波長可変フィルタ11の中心波長λのシフト間隔を小さくするのが好ましい。これにより、強度検出部13では、波長軸上の各点において、中心波長が時間の経過とともに±Δλだけ変位する光信号の十分な数の強度が検出される。強度検出部13は、波長軸上の各シフト点において検出された複数の強度をパワスペクトル取得部15及び復調部54に出力する。
パワスペクトル取得部15は、波長軸上の各シフト点において検出された複数の強度のうち、各シフト点において最初に検出された強度を各シフト点に対応付けて記憶する。一方で、復調部54は、波長軸上の各シフト点において検出された複数の強度のすべてを各シフト点に対応付けて記憶する。
波長制御部51は、スイープ処理の完了後、スイープ処理の完了通知をピーク特定処理の開始指示としてピーク特定部52に出力する。
ピーク特定部52は、波長制御部51からスイープ処理の完了通知を受けると、実施例1と同様にしてピーク波長を特定し、特定したピーク波長を波長決定部53に通知する。
波長決定部53は、ピーク特定部52からピーク波長の通知を受けると、通知されたピーク波長を基準にして復調対象波長を決定し、決定した復調対象波長を復調部54に通知する。波長決定部53は、例えば、ピーク波長を基準にし、ピーク波長から所定量だけオフセットした波長位置を復調対象波長に決定する。
復調部54は、スイープ処理に伴って検出され復調部54に記憶された強度のうち、復調対象波長だけの複数の強度に基づいて補助信号を復調する。
ここで、強度検出部13によって検出される強度は、波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせた各点において検出された複数の強度である。このため、各シフト点毎の複数の強度は、実施例1(図3)と同様に、強度pw1、または、強度pw1より大きい強度pw2となる。このように、±Δfの周波数変調により主信号に重畳された補助信号は、スイープ処理に伴って、波長可変フィルタ11でのフィルタリングにより、±Δfに応じた分だけ強度が変化する信号として検出される。そこで、復調部54は、実施例1と同様にして、強度pw1を“0”の情報、強度pw2を“1”の情報として補助信号を復調し、復調結果を出力する。
<光信号復調装置の処理>
図12は、実施例4の光信号復調装置の処理の説明に供するフローチャートである。
ステップS54〜ステップ24の処理ループにおいて、強度検出部13が、波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出し、パワスペクトル取得部15及び復調部54が、強度検出部13によって検出された強度を記憶する(ステップS54)。
ピーク特定部52によってピーク波長が特定されると(ステップS26)、波長決定部53が、ピーク波長を基準にして復調対象波長を決定する(ステップS55)。
次いで、復調部54が、ステップS54で記憶した強度のうち復調対象波長だけの複数の強度に基づいて、補助信号を復調する(ステップS56)。
以上のように、実施例4によれば、光信号復調装置50において、パワスペクトル取得部15は、主信号に補助信号が周波数変調によって重畳されて生成された光信号のパワスペクトルを取得する。ピーク特定部52は、パワスペクトル取得部15によって取得されたパワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を波長軸上において特定する。波長決定部53は、ピーク特定部52によって特定されたピーク波長を基準にして復調対象波長を決定する。復調部54は、ピーク特定部52によって特定されたピーク波長を基準にして波長決定部53により決定された、光信号の復調対象波長において補助信号を復調する。こうすることで、実施例1と同様に、復調対象波長を最適な波長位置に決定することができるため、周波数変調により主信号に重畳された補助信号の復調精度を高めることができる。また、主信号の公称波長が不明な場合でも、補助信号を復調することができる。
また、強度検出部13は、波長可変フィルタ11の透過光の強度を検出する。波長制御部51は、波長可変フィルタ11の透過波長帯域を波長軸上においてスイープさせてパワスペクトル取得部15にパワスペクトルを取得させるスイープ処理を行う。復調部54は、スイープ処理により強度検出部13によって検出された複数の強度のうち、復調対象波長の一部の強度に基づいて補助信号を復調する。つまり、実施例4では、補助信号の復調用の強度検出を、パワスペクトル取得用のスイープ処理に併せて行う。すなわち、補助信号の復調用の強度検出と、パワスペクトル取得用の強度検出とを、1回のスイープ処理で併せて行う。このため、従来の光チャネルモニタに光信号復調装置50を組み合わせて実施する場合には、スイープ処理の速度を遅くすると、光チャネルモニタ用のパワスペクトルの取得までに長時間かかってしまう。一方で、光チャネルモニタでは、光信号の送信波長帯域の全域に渡る強度をできるだけ早く取得したいため、補助信号の復調用の強度検出のためのスイープ処理にかけることができる時間は制限される。ここで、補助信号の情報量が比較的少ない場合には、波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせた各点において複数の強度を検出するのにかかる時間は短時間で済む。また、波長可変フィルタ11の中心波長λを順次シフトさせた各点において複数の強度を検出するのにかかる時間が短時間で済むと、光チャネルモニタでは、スイープ処理の開始から比較的短時間で、光信号の送信波長帯域の全域に渡る強度を取得できる。よって、実施例4は、補助信号の情報量が比較的少ない場合に有利な実施例である。
また、実施例4では、補助信号の復調用の強度検出をパワスペクトル取得用のスイープ処理に併せて行うため、実施例1のように、スイープ処理の完了後、さらに波長可変フィルタ11の中心波長を復調対象波長へ移動させて固定させる処理が不要となる。このため、波長制御部51は、スイープ処理の完了後、補助信号の復調用の強度検出のために、波長可変フィルタ11の中心波長の制御を行わない。このため、実施例4によれば、波長可変フィルタ11の中心波長の制御に要する処理量を実施例1に比べて削減することができる。
なお、光チャネルモニタのためにパワスペクトルの取得を短時間で済ませたい場合には、実施例1のスイープ処理の時間と比べ、同等の時間、または、僅かに遅い程度の時間でスイープ処理を行ってもよい。この場合には、復調部54は、スイープ処理に伴って強度検出部13によって検出されたすべての強度を記憶する。そして、復調部54は、スイープ処理に伴って検出された強度のうち、復調対象波長だけの強度から周波数変調による変調成分を信号処理により抽出して補助信号を復調する。つまり、この場合でも、復調部54は、スイープ処理により強度検出部13によって検出された複数の強度のうち、復調対象波長の一部の強度に基づいて補助信号を復調する。このように、実施例1のスイープ処理の時間と比べ、同等の時間、または、僅かに遅い程度の時間でスイープ処理を行うことにより、光チャネルモニタのためのパワスペクトルの取得を短時間で行うことができる。
[実施例5]
実施例5では、実施例1〜4の光信号復調装置を適用した光分岐挿入装置について説明する。図13は、実施例5の光分岐挿入装置の一例を示す機能ブロック図である。図13において、光分岐挿入装置(OADM:Optical Add/Drop Multiplexer)70は、光カプラ71−1〜71−16と、光アンプ72−1〜72−8と、光カプラ(CPL:Coupler)73−1〜73−4とを有する。また、光分岐挿入装置70は、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selectable Switch)74−1〜74−4と、マルチキャストスイッチ(MCS:Multicast Switch)75−1,75−2とを有する。また、光分岐挿入装置70は、光スイッチ75と、光信号復調装置60と、ID検出部76とを有する。
光分岐挿入装置70は、例えば、リング型光ネットワーク上の分岐点に配置される。そして、光分岐挿入装置70は、波長が互いに異なる複数の光信号がWDMによって多重化された光信号(以下では「WDM信号」と呼ばれることがある)を、光ネットワークのWEST側からEAST側へ伝送し、また、EAST側からWEST側へ伝送する。
光カプラ71−1〜71−16及び光カプラ73−1〜73−4は、入力される1つの光信号を複数の経路に分岐して出力し、また、入力される複数の光信号を合波して出力する。
光アンプ72−1〜72−8は、入力される光信号の強度を増幅する。
波長選択スイッチ74−3,74−4は、入力されるWDM信号から所望の波長の光信号を選択して出力する。波長選択スイッチ74−1,74−2は、入力されるWDM信号から選択した所望の光信号に、カプラ73−3,73−4から出力される光信号を挿入したWDM信号を出力する。
マルチキャストスイッチ75−1,75−2は、複数の入力ポートと複数の出力ポートとを有する。マルチキャストスイッチ75−1,75−2は、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間において入力ポートと出力ポートとの接続状態を変更することにより、特定の入力ポートに入力された光信号を特定の出力ポートに出力する。マルチキャストスイッチ75−1からDrop側に出力された光信号は、トランスポンダ(図示せず)に入力される。また、マルチキャストスイッチ75−2は、トランスポンダ(図示せず)から出力された光信号がAdd側から入力される。
光スイッチ76は、光カプラ71−1〜71−16から入力される光信号のうち、制御信号によって指示された光信号のみを光信号復調装置60に出力する。
光信号復調装置60は、上記の光信号復調装置10,30,40,50のいずれかである。
ID検出部77は、光信号復調装置60での復調結果を入力され、その復調結果から、補助信号に含まれるノードIDまたはパスIDを検出する。
以下、一例として、光分岐挿入装置70がWEST側から伝送されたWDM信号を受信する場合について説明する。また、WDM信号に多重されている各光信号は、主信号と、周波数変調により主信号に重畳された補助信号とを含む。また、WDM信号には、波長λ,λ,λの3つの主信号が多重されているものとする。また、補助信号は、ノードIDを含むものとする。また、波長選択スイッチ74−3によって、WDM信号から波長λの主信号が選択されて光アンプ72−5に出力されるものとする。また、マルチキャストスイッチ75−1では、光カプラ71−5に接続された入力ポートに入力された波長λの主信号が、光カプラ71−9に接続された出力ポートに出力されるものとする。
まず、光スイッチ76が制御信号によって、光カプラ71−1から入力されるWDM信号を選択するように制御される。WEST側から入力されたWDM信号は、光カプラ71−1によって、光スイッチ76と光アンプ72−1とに分岐される。光スイッチ76は、入力されたWDM信号を光信号復調装置60に出力する。光信号復調装置60は、上記の実施例のようにして、WDM信号のパワスペクトルを取得し、取得したパワスペクトルのピークを特定する。WDM信号に波長λ,λ,λの3つの主信号が多重されている場合、光信号復調装置60は、波長λ,λ,λの3つの主信号それぞれのピーク波長λp1,λp2,λp3を特定する。そして、光信号復調装置60は、上記の実施例のようにして、波長λ〜λの3つの主信号それぞれに重畳された3つの補助信号を復調し、3つの復調結果をID検出部77に出力する。ID検出部77は、これらの復調結果である各ビット列から、波長λ〜λの3つの主信号それぞれのパスIDを検出し、検出結果を出力する。このようにして、まず、WDM信号から複数のパスIDが検出される。
次いで、光スイッチ76が制御信号によって、光カプラ71−5及び71−9から入力される光信号を選択するように制御される。よって、光信号復調装置60には、光カプラ71−5及び71−9の双方から光信号が入力される。光信号復調装置60は、上記の実施例のようにして、補助信号を復調し、復調結果をID検出部77に出力する。よって、波長選択スイッチ74−3が正常に動作している場合には、光カプラ71−5から出力された光信号から波長λの主信号のパスIDが検出される。つまり、波長選択スイッチ74−3が正常に動作している場合には、光カプラ71−5から出力された光信号から検出されるパスIDは、WDM信号から検出された複数のパスIDのいずれかに該当する。同様に、マルチキャストスイッチ75−1が正常に動作している場合には、光カプラ71−9から出力された光信号から波長λの主信号のパスIDが検出される。つまり、マルチキャストスイッチ75−1が正常に動作している場合には、光カプラ71−9から出力された光信号から検出されるパスIDは、WDM信号から検出された複数のパスIDのいずれかに該当する。一方で、波長選択スイッチ74−3が正常な動作状態にない場合は、光カプラ71−5から出力された光信号から検出されるパスIDは、WDM信号から検出された複数のパスIDのいずれにも該当しない可能性が高い。同様に、マルチキャストスイッチ75−1が正常な動作状態にない場合は、光カプラ71−9から出力された光信号から検出されるパスIDは、WDM信号から検出された複数のパスIDのいずれにも該当しない可能性が高い。
よって、WDM信号から検出された複数のパスIDと、光カプラ71−5から出力された光信号から検出されたパスIDとを比較することにより、波長選択スイッチ74−3の動作状態が正常か異常かを判定することが可能になる。同様に、WDM信号から検出された複数のパスIDと、光カプラ71−9から出力された光信号から検出されたパスIDとを比較することにより、マルチキャストスイッチ75−1の動作状態が正常か異常かを判定することが可能になる。
以上のように、実施例5によれば、光分岐挿入装置70は、光信号復調装置60を有する。光信号復調装置60は、光信号復調装置10,30,40,50(実施例1〜4)のいずれかである。よって、実施例5によれば、光信号分岐挿入装置において、実施例1〜4の効果と同様の効果を得ることができる。
[他の実施例]
[1]実施例2と実施例3とを組み合わせて実施することも可能である。また、実施例4は、実施例2,3と組み合わせることも可能である。
[2]上記の補助信号には、ノードIDまたはパスIDの他にも、光ネットワークの管理用の様々な情報を含ませてもよい。例えば、主信号に用いられている変調方式を示す情報、確立されている光パスにおけるOSNR(Optical Signal Noise Ratio)を示す情報、波長分散を示す情報等を、補助信号に含ませてもよい。
[3]上記の「主信号」は、何らかの信号が重畳される信号であればいずれの信号でもよく、よって、補助信号が重畳される信号の呼称は「主信号」に限定されない。同様に、上記の「補助信号」は、何らかの信号に重畳される信号であればいずれの信号でもよく、よって、主信号に重畳される信号の呼称は「補助信号」に限定されない。例えば、「補助信号」は、光ネットワークの管理用に用いられることがあるため、「管理信号」と呼ばれることがある。つまり、開示の技術では、少なくとも、一方の信号に他方の信号が周波数変調によって重畳されて生成された光信号から他方の信号が復調されればよい。
[4]上記の光信号復調装置10,30,40,50は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図14は、光信号復調装置のハードウェア構成例を示す図である。図14に示すように、光信号復調装置10,30,40,50は、ハードウェアの構成要素として、波長可変フィルタ11と、フォトダイオード10aと、プロセッサ10bと、メモリ10cとを有する。プロセッサ10bの一例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、光信号復調装置10,30,40,50は、プロセッサ10bと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有してもよい。メモリ10cの一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。強度検出部13は、フォトダイオード10aにより実現される。波長制御部12,51と、切替部14と、ピーク特定部16,31,52と、波長決定部17,41,53と、復調部18とは、プロセッサ10bにより実現される。パワスペクトル取得部15と、復調部54とは、プロセッサ10b及びメモリ10cにより実現される。
[5]上記説明における各種の処理は、予め用意されたプログラムをプロセッサ10bに実行させることによっても実現できる。例えば、波長制御部12,51と、切替部14と、パワスペクトル取得部15と、ピーク特定部16,31,52と、波長決定部17,41,53と、復調部18,54とによって実行される各処理に対応するプログラムが予めメモリ10cに記憶される。そして、各プログラムがメモリ10cからプロセッサ10bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
上記実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する復調部と、
を具備する光信号復調装置。
(付記2)前記光信号が前記波長可変フィルタを透過した透過光の強度を検出する検出部と、
前記波長可変フィルタの透過波長帯域をスイープさせて前記取得部に前記パワスペクトルを取得させるスイープ処理を行う一方で、前記スイープ処理の完了後に、前記波長可変フィルタの透過波長帯域を前記ピーク波長に基づいて制御する波長制御部と、をさらに具備し、
前記復調部は、前記波長可変フィルタの透過光の強度に基づいて前記第2の信号を復調する、
付記1に記載の光信号復調装置。
(付記3)第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号が波長可変フィルタを透過した透過光の強度を検出する検出部と、
透過波長帯域をスイープさせた前記波長可変フィルタを用いて前記光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
前記スイープにより前記検出部によって検出された強度のうち前記ピーク波長を基準にして設定した特定の波長の強度に基づいて、前記第2の信号を復調する復調部と、
を具備する光信号復調装置。
(付記4)前記特定部は、前記光信号の強度の2次の高調波成分が最大となる波長を前記ピーク波長として特定する、
付記1に記載の光信号復調装置。
(付記5)前記特定部は、前記光信号の強度の周波数成分が対称となる2点の中間点を前記ピーク波長として特定する、
付記1に記載の光信号復調装置。
(付記6)前記ピーク波長からオフセットした波長位置に前記透過波長帯域を設定する設定部、をさらに具備する、
付記1に記載の光信号復調装置。
(付記7)前記パワスペクトルにおいて閾値以上の強度のうち微分係数が最大となる点に対応する前記波長位置に前記透過波長帯域を設定する設定部、をさらに具備する、
付記1に記載の光信号復調装置。
(付記8)第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する復調部と、
を具備する光分岐挿入装置。
(付記9)第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得し、
前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定し、
前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する、
光信号復調方法。
(付記10)メモリと、プロセッサと、を具備する光信号復調装置であって、
前記プロセッサが、第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得し、前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定し、前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する処理を実行する、
光信号復調装置。
10,30,40,50,60 光信号復調装置
11 波長可変フィルタ
12,51 波長制御部
13 強度検出部
14 切替部
15 パワスペクトル取得部
16,31,52 ピーク特定部
17,41,53 波長決定部
18,54 復調部
70 光分岐挿入装置

Claims (10)

  1. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
    前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
    前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する復調部と、
    を具備する光信号復調装置。
  2. 前記光信号が前記波長可変フィルタを透過した透過光の強度を検出する検出部と、
    前記波長可変フィルタの透過波長帯域をスイープさせて前記取得部に前記パワスペクトルを取得させるスイープ処理を行う一方で、前記スイープ処理の完了後に、前記波長可変フィルタの透過波長帯域を前記ピーク波長に基づいて制御する波長制御部と、をさらに具備し、
    前記復調部は、前記波長可変フィルタの透過光の強度に基づいて前記第2の信号を復調する、
    請求項1に記載の光信号復調装置。
  3. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号が波長可変フィルタを透過した透過光の強度を検出する検出部と、
    透過波長帯域をスイープさせた前記波長可変フィルタを用いて前記光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
    前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
    前記スイープにより前記検出部によって検出された強度のうち前記ピーク波長を基準にして設定した特定の波長の強度に基づいて、前記第2の信号を復調する復調部と、
    を具備する光信号復調装置。
  4. 前記特定部は、前記光信号の強度の2次の高調波成分が最大となる波長を前記ピーク波長として特定する、
    請求項1に記載の光信号復調装置。
  5. 前記特定部は、前記光信号の強度の周波数成分が対称となる2点の中間点を前記ピーク波長として特定する、
    請求項1に記載の光信号復調装置。
  6. 前記ピーク波長からオフセットした波長位置に前記透過波長帯域を設定する設定部、をさらに具備する、
    請求項1に記載の光信号復調装置。
  7. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
    前記パワスペクトルにおいて微分係数が最大となる点に対応する波長位置に透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する復調部と
    を具備する光信号復調装置。
  8. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得する取得部と、
    前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定する特定部と、
    前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する復調部と、
    を具備する光分岐挿入装置。
  9. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得し、
    前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定し、
    前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する、
    光信号復調方法。
  10. 第1の信号に第2の信号が周波数変調によって重畳された光信号のパワスペクトルを取得し、
    前記パワスペクトルのピーク位置に対応する波長であるピーク波長を特定し、
    前記ピーク波長に基づいて透過波長帯域を設定した波長可変フィルタを用いて前記光信号から前記第2の信号を復調する、
    処理をプロセッサに実行させる光信号復調プログラム。
JP2013054332A 2013-03-15 2013-03-15 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置 Expired - Fee Related JP6064704B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054332A JP6064704B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置
EP13190668.7A EP2779487A1 (en) 2013-03-15 2013-10-29 Optical signal demodulator, optical signal demodulating method, and optical add-drop multiplexer
US14/065,999 US9143242B2 (en) 2013-03-15 2013-10-29 Optical signal demodulator, optical signal demodulating method, and optical add-drop multiplexer
CN201310585296.3A CN104052551A (zh) 2013-03-15 2013-11-19 光学信号解调器、光学信号解调方法和光学分插复用器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054332A JP6064704B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014179954A JP2014179954A (ja) 2014-09-25
JP6064704B2 true JP6064704B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=49515227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013054332A Expired - Fee Related JP6064704B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9143242B2 (ja)
EP (1) EP2779487A1 (ja)
JP (1) JP6064704B2 (ja)
CN (1) CN104052551A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195490A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 富士通株式会社 伝送装置および光伝送システム
JP6492827B2 (ja) * 2015-03-19 2019-04-03 富士通株式会社 光受信器および光受信方法
JP6458632B2 (ja) * 2015-05-14 2019-01-30 富士通株式会社 光受信装置および重畳信号検出方法
JP6631075B2 (ja) 2015-08-04 2020-01-15 富士通株式会社 光通信システム、光受信器、及び、光送信器
JP2017147622A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光送信機、及び制御方法
US10211943B2 (en) * 2017-01-20 2019-02-19 Adva Optical Networking Se Method and apparatus for managing a frequency spectrum in a wavelength division multiplexing network
CN107196711B (zh) * 2017-05-02 2019-05-07 中国人民解放军信息工程大学 信号传输的方法及装置
WO2022185711A1 (ja) * 2021-03-03 2022-09-09 日本電気株式会社 光制御装置、光制御装置の制御方法、及び記録媒体
CN113790743B (zh) * 2021-07-30 2023-04-25 中交第二航务工程局有限公司 用于光纤光栅传感系统的波长解调算法
CN114414089B (zh) * 2022-03-29 2022-06-17 武汉奇测科技有限公司 一种同时提高光纤光栅解调速度和量程的方法

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5285059A (en) * 1990-10-31 1994-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Method for controlling a tunable filter and an apparatus therefor
DE69315872T2 (de) * 1992-03-23 1998-05-20 Canon Kk Optische Vorrichtung und Methode unter Benutzung dieser Vorrichtung, welche die Änderung einer über die beiden Anschlussenden eines verstärkenden Bereichs abfallenden Spannung ausnutzt
JPH06224882A (ja) * 1992-10-03 1994-08-12 Canon Inc 光fsk受信器及びそれを用いた光fdm−fsk伝送システム
JP3305137B2 (ja) * 1994-11-30 2002-07-22 キヤノン株式会社 光送信装置、光送受信装置、光通信システム、送信波長制御方法、及び光通信方法
JP3075200B2 (ja) * 1996-12-10 2000-08-07 日本電気株式会社 信号光モニタとこれを用いた光増幅器
JP3385260B2 (ja) * 1999-03-31 2003-03-10 松下電器産業株式会社 波長可変フィルタ装置
JP2003507958A (ja) * 1999-08-20 2003-02-25 アンリツ・カンパニー 稠密波長分割マルチプレクサ(dwdm)監視システム
US20020130256A1 (en) 2001-03-16 2002-09-19 David Macki Spectrum, time and protocol domain optical performance monitor
US7061944B2 (en) * 2001-05-25 2006-06-13 International Business Machines Corporation Apparatus and method for wavelength-locked loops for systems and applications employing electromagnetic signals
US7039319B1 (en) * 2001-08-07 2006-05-02 Cisco Technology, Inc. DWDM laser frequency control
JP4128356B2 (ja) * 2001-12-28 2008-07-30 富士通株式会社 光デバイスの制御装置
JP3999012B2 (ja) * 2002-03-22 2007-10-31 富士通株式会社 波長可変光フィルタの制御方法および制御装置
JP2004221968A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Fujitsu Ltd 光伝送方式
JP4211918B2 (ja) * 2003-02-27 2009-01-21 富士通株式会社 光通信システム
JP4265918B2 (ja) * 2003-02-27 2009-05-20 富士通株式会社 光伝送装置
CN2611935Y (zh) * 2003-03-28 2004-04-14 中国科学院上海光学精密机械研究所 温度调谐光纤光栅传感解调器
AU2003227508A1 (en) * 2003-04-15 2004-11-04 Fujitsu Limited Optical transmission device
WO2006080074A1 (ja) * 2005-01-27 2006-08-03 Fujitsu Limited 波長選択装置および波長選択方法
WO2007004108A1 (en) * 2005-06-30 2007-01-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and system for controlling the output of a luminaire
US8594498B2 (en) * 2007-09-24 2013-11-26 Photop Aegis, Inc. Method and apparatus for in-band OSNR monitoring
US8971721B2 (en) * 2009-05-20 2015-03-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and system for bidirectional optical communication
JP5691255B2 (ja) * 2010-06-22 2015-04-01 富士通株式会社 Osnr測定装置および光通信システム
CN101977080B (zh) * 2010-10-27 2014-06-11 中兴通讯股份有限公司 一种dqpsk解调器偏置点控制装置及方法
US8611744B2 (en) * 2010-12-31 2013-12-17 Infinera Corporation Monitoring system employing carrier recovery
JP2012244530A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Fujitsu Ltd ファイバ誤接続検出方法及びノード装置
JP5811631B2 (ja) * 2011-06-27 2015-11-11 富士通株式会社 重畳信号検出回路および光ノード装置
JP5906870B2 (ja) * 2012-03-23 2016-04-20 富士通株式会社 光パワーモニタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20140270781A1 (en) 2014-09-18
EP2779487A1 (en) 2014-09-17
JP2014179954A (ja) 2014-09-25
US9143242B2 (en) 2015-09-22
CN104052551A (zh) 2014-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6064704B2 (ja) 光信号復調装置、光信号復調方法、光信号復調プログラム及び光分岐挿入装置
CN111279631B (zh) 利用导频音监测光网络设备的性能
JP5906870B2 (ja) 光パワーモニタ
US20140140692A1 (en) Optical transmission device, node device, optical transmission method, and optical transmission system
US8811815B2 (en) Optical network testing
US9252888B2 (en) Coherent optical receiver device and coherent optical receiving method
US8891968B2 (en) Method and apparatus for loading, detecting, and monitoring channel-associated optical signals
JP6816771B2 (ja) 監視システム及び監視方法
US9831944B2 (en) Probe generator, optical transmission apparatus and probe generating method
US9887774B2 (en) Device and method for monitoring transmission characteristics
US10171163B2 (en) Signal quality measurement device and signal quality measurement method
US9621261B2 (en) Method and arrangement for channel set up in an optical WDM-network
JP6123392B2 (ja) 測定装置、測定方法および伝送装置
JP2008288768A (ja) 光分岐挿入装置
US20120230681A1 (en) Optical transmission apparatus and optical attenuation amount control method
JP2011257194A (ja) Osnr評価装置及びosnr評価方法
US10003426B2 (en) Wavelength conflict detection using coded pilot tone
JP6497439B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び、通信システム
US20120002962A1 (en) Wdm signal light monitoring apparatus, wdm system and wdm signal light monitoring method
JP2008219765A (ja) 光受信装置とバランス調整方法
JP2001257646A (ja) 光増幅器および該光増幅器を備えた波長多重光通信システム
JP4029661B2 (ja) 光合分波方法及び装置
US20230299848A1 (en) Optical access system, optical transmitter, optical receiver, optical transmission method and demodulation method
JP6098596B2 (ja) Osnr測定装置および光通信システム
JP6295689B2 (ja) 波長制御装置及び波長制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6064704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees