JP2017147622A - 光送信機、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光伝送で制御ディザを用いる場合に制御誤差を抑制し、主信号への影響を低減する。
【解決手段】 同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機は、前記光信号の制御用のディザ信号を生成するディザ重畳回路と、前記ディザ信号の間欠印加を制御する制御回路と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光送信機とその制御方法に関する。
近年、デジタルコヒーレント技術を用いた偏波多重4値位相変調方式(DP−QPSK:Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keying)により、100Gb/sの長距離光伝送が実現している。さらなる大容量化を実現するために、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、DP−16QAM、64QAMなどの多値の変調方式の開発が進められている。
QPSKやDP−xQAM(xは8、16、32、64等)変調は、一般にI/Q変調器を用いて変調する。ここで、"I"は波形の同相(In-phase)成分を表わし、"Q"は直交位相(Quadrature)成分を表わす。I/Q変調器には、2つのマッハツェンダ(MZ)干渉計が用いられる。偏波多重を行うDP−QPSKやDP−xQAMに用いられる光変調器は、偏波成分ごとにI/Q変調器を有する。
I/Q変調器では、光導波路間で以下の光波位相のオフセットを持たせることにより所望の変調が実現される。
・Iアーム変調器の2つの光導波路間の平均光波位相をπ(ラジアン)ずらす。
・Qアーム変調器の2つの光導波路間の平均光波位相をπ(ラジアン)ずらす。
・Iアーム変調器とQアーム変調器の間の平均光波位相をπ/2(ラジアン)ずらす。
平均光波位相は、温度変化や経時変化によって容易に変化する。そこで、Iアーム、Qアーム、及びI−Qアーム間で上記の位相差を維持するために、ディザを用いた制御が行われている(たとえば、特許文献1参照)。ディザとは、主信号に対して十分に周波数が低く、主信号よりも振幅の小さい制御用のパイロット信号である。
また、MZ変調器の動作点を光強度が1/2になる点に維持するために、MZ変調器のバイアス電極にディザパルスを一定周波数fmで連続的に与えて、DCバイアス電圧を制御している(たとえば、特許文献2参照)。
米国特許出願公開2009/0115544A1 国際公開第1994/28455号
大容量化を実現するためにxQAM方式により多値化を進めると、信号点間の距離が短くなる。主信号にとって、制御用ディザは一種の外乱であるため、信号点間の距離が短くなると信号劣化が生じやすくなる。また、信号点間の距離が短くなると、制御誤差の影響も受けやすくなる。
制御誤差を低減するためにディザの振幅を大きくすると、信号に対する外乱が大きくなり、符号誤り等の特性劣化の原因となる。
ディザの振幅を小さくすると、主信号への外乱の影響は小さくなるが、制御誤差が大きくなり、こちらも符号誤り等の特性劣化の原因となる。
そこで、制御ディザを用いる場合に制御誤差を抑制し、主信号への影響を低減する光送信技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様では、同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機において、
前記光信号の制御用のディザ信号を生成するディザ重畳回路と、
前記ディザ信号の間欠印加を制御する制御回路と、
を有する。
光伝送で制御ディザを用いる場合に、制御誤差を抑制し、主信号への影響を低減することができる。
制御ディザを用いる際の技術課題を説明する図である。 実施形態の原理を説明する図である。 実施形態のディザ間欠印加が適用される光送信機の構成例を示す図である。 実施形態のディザ間欠印加が適用される光送信機の別の構成例を示す図である。 時分割でのディザ間欠印加制御を示す図である。 時分割でのディザ間欠印加制御の別の例を示す図である。 実施形態のディザ間欠印加制御による符号誤り率の改善効果を示す図である。 実施形態のディザ間欠印加制御と、起動時または波長切り替え時の高速制御との組み合わせを説明する図である。 起動時または波長切り替え時の二段階制御を説明する図である。 光送信機を用いた光伝送システムの概略図である。
図1は、光送信機で制御ディザを用いる際の技術課題を説明する図である。図1(A)と図1(B)に示すように、制御ディザが連続的に印加されている。制御ディザの縦方向のサイズは振幅を示し、横軸は時間である。図1では、制御ディザの一例として連続的な正弦波を描いているが、印加されるディザの形状は正弦波に限らず、一定周波数で連続的に印加されるパルス状のディザも、ここでいう連続印加に含まれる。
図1(A)では、制御誤差を小さくするために、制御ディザの振幅をある程度大きくしてある。この場合、制御ディザは信号にとって外乱となり、ディザ起因の符号誤りB1が発生する。ディザ起因の符号誤りB1は、ディザの振幅に比例して大きくなる。
図1(B)では、信号に対する外乱を小さくするために、制御ディザの振幅を小さくしている。これにより、ディザ起因の符号誤りB1は小さくなる。しかし、制御誤差すなわち最適収束点からのずれによる符号誤りB2が発生する。ディザ起因の符号誤りB1と、収束点のずれによる符号誤りB2をトータルすると、光送信機全体としては伝送品質は改善されていない。
図2は、実施形態の原理を説明する図である。実施形態では制御ディザの振幅を低減せずに、必要に応じて制御ディザの間欠印加を採用する。図2において、一つの制御ディザは1つのパルスを表わすのではなく、ある時間幅"tw"で印加される連続的な低周波信号、あるいは連続的な低周波バルスの集合である。制御ディザが印加されている間は、ディザ起因の符号誤りB1は発生し得るものの、光送信機の動作全体でみると、符号誤りの発生は低減される。
後述するように、制御ディザの印加頻度(間引き率)、印加タイミング、間欠印加の周期P、制御ディザを印加する時間幅tw、印加時間幅を印加周期で割ったデューティ比などは、制御対象に応じて適宜設定、変更することができる。
ディザによる複数の制御を行う場合(たとえばIアーム変調器の導波路間の位相制御、Qアーム変調器の導波路間の位相制御、Iアーム変調器とQアーム変調器の間の位相制御など)は、後述するように、制御対象によって選択的に制御ディザを間引いてもよい。制御対象によってディアの印加先やディザの検出方法が異なり、所望の制御誤差を得るのに必要なディザ振幅やディザ外乱の影響が異なるからである。
実施形態の制御ディザの間欠印加は、たとえば、光送信機における光変調器に印加するバイアス電圧の制御や、光フィルタの制御に適用することができる。
<装置構成例1>
図3は、実施形態のディザ間欠印加が適用される光送信機10Aの概略構成図である。光送信機10Aでは、制御ディザの間欠印加は、波長可変フィルタの透過中心波長の制御に適用される。
光送信機10Aは、光源11、X偏波用のI/Q光変調部20X、Y偏波用のI/Q光変調部20Y、偏波多重回路13、光増幅器14、波長可変フィルタ15、モニタ回路16、制御回路17、ディザ重畳回路18Aを有する。
光源11から出力された光は二分岐され、2つのI/Q光変調部20Xと20Yに入力される。I/Q光変調部20Xと20Yの各々で、電気信号が光信号に変換される。図3は送信フロントエンドを中心に描かれているが、図示しないディジタル信号処理回路で変調方式に応じて電界情報にマッピングされた送信データが、駆動信号としてI/Q光変調部20Xと20Yに供給される。I/Q光変調部20Xと20Yは、光源11からの出力光を送信データで変調して、光信号を出力する。
変調方式は、たとえば大容量化を実現するために、xQAM(直交振幅位相変調)が用いられるが、これに限定されず、デジタル・マルチサブキャリア方式や、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)など、その他の変調方式にも実施形態のディザ間欠印加処理は適用可能である。
I/Q光変調部20Xと20Yの出力は、偏波多重回路13で偏波多重される。偏波多重回路13は、特に図示はしないが、たとえばX偏波側またはY偏波側のいずれか一方に配置される偏波ローテータと、偏波ビームコンバイナ等によって実現される。
偏波多重された光信号は、光増幅器14で増幅された後、波長可変フィルタ15を通って、光送信機10Aから出力される。
波長可変フィルタ15は、たとえば光バンドパスフィルタであり、所望の波長帯の光だけを通過させる。波長可変フィルタ15の通過帯域は、通過帯域の中心が光信号の搬送波のピーク波長と一致するように制御される。このときの制御にディザを用いたフィードバック制御が行われる。
波長可変フィルタ15の出力光は、モニタ回路16でモニタされ、モニタ結果に基づいて制御回路17で種々の制御信号が生成される。波長可変フィルタ15の通過帯域の中心波長が光信号の搬送波のピーク波長に一致しているときは、モニタ回路16でモニタされる光出力信号に、ディザ信号の周波数成分は含まれていない。波長可変フィルタ15の通過帯域の中心波長が光信号の搬送波のピーク波長からずれているときは、モニタ信号の中にディザ信号の周波数成分が含まれている。制御回路17は、検出されたディザ成分の大きさと位相に応じて、波長可変フィルタ15の通過帯域の中心波長を、光信号の搬送波のピーク波長に合わせるための制御信号CS1を出力する。制御信号CS1を、「透過中心波長制御信号」と呼ぶ。
波長可変フィルタ15は、制御信号CS1に応じて、その透過中心波長を調整する。たとえば、波長可変フィルタ15がエタロン型の波長可変フィルタである場合は、制御信号CS1に応じた方向にエタロンを構成するシリコンの温度をヒータにより変化させることで、通過帯域の中心を光信号の搬送波のピーク波長に一致させる。これ以外に、波長可変フィルタ15の透過中心波長の調整は、任意の方法で行われる。制御信号CS1に基づく制御により、光信号の搬送波波長以外の雑音、たとえば、光増幅器14による自然放出光雑音を減衰させる。
制御回路17はまた、モニタ回路16により得られたモニタ結果に応じて、ディザ重畳回路18Aに制御信号CS2を出力する。制御信号CS2は、ディザの間欠印加を制御する信号であり、「ディザ間欠印加制御信号」と呼ぶ。
制御回路17はさらに、モニタ回路16によるモニタ結果に基づいて、光増幅器14の増幅率を制御する制御信号CS3を出力する。制御信号CS3を「増幅率制御信号」と称する。
モニタ回路16と、制御回路17と、ディザ重畳回路18は、一つのチップ30で実現されてもよい。チップ30は、図示はしないが、たとえば、トランスインピーダンスアンプ(TIA)、アナログ/デジタル変換器(ADC)、デジタル/アナログ変換器(DAC)、マイクロプロセッサ、ファームウェア等を含む。
一例として、波長可変フィルタ15の出力の一部がフォトダイオード等の図示しない光検出器で検出され、電流信号がモニタ回路16に入力される。モニタ回路16は、TIAやADCを有し、モニタ結果を表わすデジタル信号を制御回路17に出力する。
制御回路17とディザ重畳回路18Aは、マイクロプロセッサとファームウェアで実現されてもよい。ディザ重畳回路18Aで生成されたディザ信号は、DACによりアナログ信号に変換されて、波長可変フィルタ15に印加される。
ディザ重畳回路18Aで生成され、波長可変フィルタ15に印加される制御ディザは、たとえば、図2に示す制御ディザである。制御ディザが間欠的に印加される時間幅twと間欠印加の周期Pは、制御回路17によって制御される。
たとえば、波長可変フィルタ15の通過帯域の中心と光信号の搬送波のピーク波長とのずれが大きい場合に、制御回路17は制御信号C2を用いて、ディザの間欠印加の周期を短くする。あるいは、ずれのない状態が一定時間以上続く場合は、ディザの間欠印加の周期Pを長くする指示を含む制御信号CS2をディザ重畳回路18Aに出力する。ディザ重畳回路18Aは、制御信号CS2に従って、ディザ信号を生成し、波長可変フィルタ15に出力する。
このように制御ディザの間欠印加のタイミングを制御することで、ディザ起因の符号誤りを低減し、光信号の伝送品質を改善することができる。
<装置構成例2>
図4は、実施形態のディザ間欠印加が適用される光送信機10Bの概略構成図である。光送信機10Bでは、制御ディザの間欠印加は、光変調部のバイアス制御に適用される。
光送信機10Bは、光源11、光変調器21I及び光変調器21Q、駆動回路12a〜12d、モニタ回路16、位相バイアス制御回路17I及び17Q、I/Q間位相制御回路17P、ディザ重畳回路18、位相シフタ22I及び22Qを有する。光変調器21Iと21Q、及び位相シフタ22Iと22Qで、I/Q光変調部を形成する。
光変調器21Iは、マッハツェンダ型光変調器であり、光導波路211と212でマッハツェンダ干渉計を形成する。光変調器21Iは、I/Q光変調部のI(同相)ブランチとなる。同様に、光変調器21Qは、マッハツェンダ型光変調器であり、光導波路213と213でマッハツェンダ干渉計を形成する。光変調器21Qは、I/Q光変調部のQ(直交)ブランチとなる。
光変調器21I、21Qは、リチウムナイオベート(LiNbO)変調器であってもよいし、インジウムリン(InP)やシリコン(Si)などの半導体光変調器であってもよい。
光源11は、たとえば半導体レーザである。光源11は、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送システムに対応できるように、光波長の可変機能を有してもよい。
光源11から出力された光は、二分岐され、Iブランチの光変調器21Iと、Qブランチの光変調器21Qに入力される。光変調器21Iと21Qの各々で、入力光が2つに分岐され、2つの光導波路A、Bに入力される。光変調器21Iでは、光導波路211と212が光導波路A、Bとなる。光変調器21Qでは、光導波路213と214が光導波路A、Bとなる。各光変調器21I、21Qの2つの光導波路Aと光導波路Bでは、光波の位相が逆極性で変調され、Iブランチの光変調器21Iの出力と、Qブランチの光変調器21Qの出力の各々は、位相が0とπの2値変調がかかった光波となる。駆動回路12a〜12dから出力される駆動信号の振幅が多値の場合は、出力光の振幅が多値変調されるが、位相は0とπの2値となる。
位相シフタ22Iと22Qは、π/2シフト用の電極で形成され、電圧の印加により、光変調器21Iからの光波と光変調器21Qからの光波の間に、π/2ラジアン(90度)の位相差を付加する。π/2ラジアンの位相差が付加された2つの光波は合波され、出力される。この出力光は、直交位相変調された光波となる。
図示は省略するが、光導波路A(すなわち光導波路211,213)と、光導波路B(すなわち光導波路212,214)には、光の進行方向に沿って信号電極と位相バイアス電極が設けられている。信号電極は進行波型の電極であり、駆動回路12a、12b、12c、及び12dからの高速の(たとえば32Gb/s)電気信号を受けて、光波を高速変調する。駆動回路12a〜12dの各々と、対応する信号電極は、図示しないコンデンサを介して交流結合している。半導体変調器の場合は、信号電極に直流的に基板バイアス電圧が印加される。
π/2ラジアンの位相差が付加され合波された光信号の一部の成分は、モニタ回路16でモニタされる。モニタ回路16によるモニタ結果は、Iブランチの位相バイアス制御回路17Iと、Qブランチの位相バイアス制御回路17Qと、I/Q間位相制御回路17Pに入力される。
位相バイアス制御回路17Iは、Iブランチの光変調器21Iの光導波路211及び212に印加される位相バイアス電圧を制御する。位相バイアス制御回路17Qは、Qブランチの光変調器21Qの光導波路213及び214に印加する位相バイアス電圧を制御する。I/Q間位相制御回路17Pは、位相シフタ22Iと22Qに印加する位相バイアス電圧を制御する。
ディザ重畳回路18は、所定のディザ信号を生成し、位相バイアス制御回路17I、位相バイアス制御回路17Q、及びI/Q間位相制御回路17Pにディザ信号を供給する。位相バイアス制御回路17Iと位相バイアス制御回路17Qは、モニタ回路16からのモニタ結果に基づいて、それぞれ光変調器21Iと光変調器21Qに印加される位相バイアス電圧と、ディザ信号の間欠印加を制御する。I/Q間位相制御回路17Pは、モニタ回路16からのモニタ結果に基づいて、位相シフタ22I及び22Qへのπ/2シフトバイアス電圧の印加の、ディザ信号の間欠印加を制御する。
光位相変調方式では、駆動信号の振幅中心を、変調器の駆動電圧対光強度特性の、光強度が最低となる位置になるように変調器の位相バイアス電圧を制御する。位相バイアスとは、MZ型変調器の2つの光導波路AとBで変調される光波の静的な位相差を決める電圧である。
一例として、光変調器21Iと21Qに印加される位相バイアスをディザで微小変調する。光変調器21Iと光変調器21Qからの出力の交流成分に含まれるディザ成分が0に近づくように制御することで、所望の位相バイアスに設定される。
I/Q間位相制御回路17は、Iブランチの光変調器21IとQブランチの光変調器21Qの静的な位相差をπ/2に制御する。たとえば、位相シフタ22Iと22Qに印加されるπ/2シフトバイアスをディザで微小変調する。I/Q合波出力の交流成分に含まれるディザ成分が0に近づくように制御することで、所望のバイアスに設定される。
モニタ回路16、位相バイアス制御回路17Iと17Q、I/Q位相制御回路17P、及びディザ重畳回路18は、一つのチップで実現されてもよい。この場合、チップはTIA、ADC、DAC、マイクロプロセッサ、ファームウェア等を含む。
図4では、主として位相バイアス制御にディザ間欠印加を組み合わせているが、信号電極に印加される基板バイアス電圧または駆動回路12a〜12dから出力される駆動信号にディザを間欠的に重畳してもよい。
半導体変調器は、印加電圧により光波の位相と吸収率が変化する。基板バイアス電圧は変調器の駆動信号の中心電位を決める電圧であり、信号電極に印加される直流電圧を便宜上「基板バイアス電圧」と呼んでいる。基板バイアスにより変調器の位相変調の効率が変化するため、駆動振幅を固定にして位相変調率を制御することが可能である。
たとえば、基板バイアス電圧または駆動振幅を数kHzのディザで微小に変調する。I/Q合波後の光信号の一部を分岐し、モニタ回路16で出力光に含まれる交流成分をモニタする。交流成分を得るために、モニタ回路16はたとえば数百MHzの帯域を持つ。モニタ信号の電力成分を検出する(電圧の2乗検波)。この電力成分に含まれるディザ成分を同期検波する。交流成分が最小の動作点では、ディザ成分は折り返されて2倍周波の成分となるため、同期検波されるディザ成分はゼロとなる。最適動作点からずれた場合はディザ成分が検出され、ずれた方向によりディザ成分の極性が逆転するため、基板バイアスを制御する方向が判明する。
上述した制御はアナログ電子回路により実施できるが、ディジタル信号処理によっても実施できる。位相バイアスとπ/2シフトバイアスの制御は、図4に示すように個々に制御回路を設けて並行制御することもできるが、回路規模を縮小する観点から、CPUを用いた時分割制御が有効である。また、Iブランチの光変調器21IとQブランチの光変調器21Qの位相バイアス制御のためのディザの振幅を、π/2シフトバイアス制御のためのディザの振幅よりも小さくしてもよい。
さらに、図4の構成に基板バイアス電圧の制御のための制御回路を別途設けてもよいし、CPUを用いて基板バイアス、位相バイアス、π/2シフトバイアスを時分割制御してもよい。図示しない信号電極に印加される基板バイアス電圧や駆動信号に重畳した制御ディザを用いて、位相バイアスやπ/2シフトバイアスを制御してもよい。
<ディザ間欠印加制御の例>
図5は、ディザ間欠印加制御の例を示す図である。図5(A)に、時分割制御の場合における実施形態のディザ間欠印加の例を示す。比較例として、図5(B)に一般的に考えられ得る時分割制御を合わせて示す。
図5では、制御A、B、Cという複数種類の制御が時分割で行われる。たとえば、
制御A:I/Qブランチ間の位相の制御
制御B:Iブランチの光変調器21Iの位相の制御
制御C:Qブランチの光変調器21Qの位相の制御
である。
図5の例では、制御ディザAの振幅は、所要精度を得るためにB、Cの制御ディザの振幅と比較して大きい。通常、このようにI位相とQ位相の制御におけるディザの振幅を小さくても、精度は良好である。
一般的な時分割制御は、図5(B)に示すように、制御A、B、Cを時分割で交互に行う。この場合、制御B、Cでのディザ起因の符号誤りの制御Aと比較して小さいが、制御ディザの印加のたびに、制御A、B、Cで符号誤りが発生する。
これに対し、図5(A)の実施形態のディザ間欠印加では、制御A、B、Cに重畳する制御ディザを間引く。逆にいうと、制御A、B、Cに制御ディザを時分割周期ではなく、一定の間欠周期で印加する。
制御A、B、Cで重畳するディザを間引くことで、ディザ起因の符号誤りを低減することができる。光伝送システムへの影響の度合いにより、ディザ印加頻度(周期)と、印加時間幅の少なくとも一方を変更してもよい。
この例では、制御A、B、CをそれぞれI/Qブランチ間のπ/2位相差、I位相、Q位相としたが、別の種類の制御にも適用できる。たとえば、Iブランチの光変調器21Iへの基板バイアス印加制御と、Qブランチの光変調器21Qへの基板バイアス印加制御を時分割で行う場合に、ディザ間欠印加制御を適用してもよい。また、駆動振幅の制御や、変調率制御にディザ間欠印加制御を適用してもよい。
図6は、ディザ間欠印加制御の別の例を示す。図6では、すべての種類の制御において一定周期でディザを間引くのではなく、特定の種類の制御に対する制御ディザの印加を間引く。図6(A)は、実施形態のディザ間欠印加が適用された時分割制御である。図6(B)は、比較のために一般的な時分割制御を示す。図5と同様に、制御AをI/Qブランチ間の位相の制御、制御BをIブランチの光変調器21Iの位相の制御、制御CをQブランチの光変調器21Qの位相の制御とする。
制御Aでは符号誤り発生の影響が大きいため、一定タイミングで制御ディザを間引く。制御Bと制御Cでは、ディザによる符号誤りの発生が小さいか、または発生しないため、ディザ間欠印加を適用せず、時分割制御の周期で制御ディザを重畳する。
図6のディザ間欠印加制御も、光変調器21I及び21Qの駆動振幅制御、基板バイアス制御、変調率制御など、他の種類の制御にも適用可能である。
図7は、実施形態のディザ間欠印加制御による符号誤り率の改善効果を示す図である。図中の横軸は光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal to Noise Ratio)、縦軸は符号誤り率である。一点鎖線Xは、ディザ重畳が行われない場合、すなわち最適バイアスに固定されているときの符号誤り率を示す。実線Yは、実施形態で制御ディザのトータルの印加時間を1/10に低減(10回に1回ディザを印加)した場合の符号誤り率である。点線Zは、一般的なディザ印加制御が行われている場合の符号誤り率である。
一般的なディザ重畳と比較すると、ディザ印加を1/10に減らすことで、符号誤り率が1ケタ近く低減される。
xQAM方式では、通常、符号誤り訂正符号を使用して、たとえば誤り率2×10-2を10-15以下に訂正する。符号誤り率2×10-2を誤り訂正閾値Thとすると、実施形態のディザ間欠印加により、OSNRの低い状況でも符号誤り率を小さくすることができ、ペナルティを小さく抑えることができる。
<起動時の高速制御>
図8は、実施形態のディザ間欠印加制御と、起動時の高速制御との組み合わせを説明する図である。
制御ディザを間欠的に印加することで、符号誤り率を低減することができるが、最適点への収束時間が長くなる。定常時は、制御スピードよりも特性劣化の低減を優先する。定常時とは、光送信機10A、10Bが一定して光通信を行っている運用状態をいう。定常時には、温度変化や経年変化といった低速の現象に追従する制御を行う。他方、起動時や波長切り替え時には、迅速に最適動作点に収束させることが望ましい。
そこで、起動時(または波長切り替え時)には高速に収束させる高速制御を行い、定常時には特性劣化を抑制する低速制御(ディザ間欠印加制御を含む)を実施する。図8の中段に示すように、高速制御モードでは、特性劣化を許容して制御スピードを優先する。具体的には、定常時よりもディザの振幅を大きくして制御の精度を高くする。起動時や波長切り替え時には、符号誤りの発生を考えなくてもよいからである。また、ディザの間引き(間欠印加)は行わずに、連続印加とする。ディザ信号がパルス信号であっても、一定の周波数で連続的にパルスが印加される場合は、連続印加である。また、起動時や波長切り替え時には、制御のステップサイズ(間隔)を大きくして、短時間での最適動作点への収束を優先させる。たとえば、基板バイアスを秒単位で目標値に近づける制御を行ってもよい。起動時や波長切り替え時に制御のステップサイズを可変にしてもよいし、制御対象を変更してもよい。たとえばディザの印加先を、基板バイアス電圧から駆動信号に変更しても良い。
これに対し、定常時は、制御スピードよりも、符号誤り等の伝送品質の劣化を抑制することを優先する。ディザの振幅を小さくし、制御ステップを小さくする。また、ディザの間欠印加制御を適用する。
この制御により、図8の下段に示すように、起動時(または波長切り替え時)に、初期動作点から最適点へ短時間で収束する。起動時に、定常時と同じディザ間欠印加制御を行うと、破線で示すように最適点への収束が遅くなる場合があるが、起動時の制御を定常時の制御と異ならせることで、状況に応じた最適制御が実現する。
図9は、起動時の高速制御の別の例を示す。図9では、起動時または波長切り替え時の高速制御を、粗調整と微調整の2段階制御とする。粗調整では、定常時よりも大きな振幅の制御ディザを用いて、制御刻みを大きくする。これにより、短時間で最適動作点に近づける。微調整時には、制御ディザの振幅を維持したまま、制御刻みを小さくする。これにより、正確に最適動作点に収束させる。
図9の二段階制御により、より早く正確に最適動作点に収束させることができる。
<光伝送システム>
図10は、実施形態の光送信機10を用いた光伝送システム1の概略図である。光伝送システム1は、複数の光送信機10−1〜10−n、光合波器51、光増幅中継器52、及びROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer;再構成可能な光分岐挿入装置)53を有する。光伝送システム1はまた、光分波器54と、複数の光受信機40−1〜4−mを有する。
光送信機10−1〜10−nは、図3の光送信機10Aまたは図4の光送信機10Bを用いることができる。光送信機10−1〜10−nは、異なる波長(λ1−λn)の変調光信号を出力する。
光合波器51は、光送信機10−1〜10−nから出力された各波長の変調光信号を波長多重により合波し、光ファイバーケーブル等の光伝送路55を介して合波光信号を出力する。
光増幅中継器52は、光合波器51から出力された合波光信号の伝送ロスを補うため、合波光信号に増幅処理を行う。
ROADM53は、任意の波長の光信号を加える(アド)処理、及び光信号から任意の波長を取り出す(ドロップ)処理を実行する。例えば、ROADM53は、光増幅中継器52から出力された合波光信号から複数の任意の波長の光信号を取り出し、取り出した光信号を光分波器54に出力する。
光分波器54は、ROADM53から出力された複数の波長を有する合波光信号を、波長ごとに複数の変調光信号に分波する。光分波器54は、波長ごとにそれぞれの変調光信号を光受信機40−1〜40−mへ出力する。光受信機40−1〜40−mは、光分波器54から出力された各波長の変調光信号を受信して、例えば偏波分離及びQAM復調などの各種受信処理を行う。光受信機40−1〜40−mはまた、大規模ルーターなど、信号を方路別に振り分ける装置へ光信号を送信する。
光受信機40−1〜40−mがディジタルコヒーレント受信機である場合は、波長選択機能を有するので、光分波器54を用いないシステム構成も可能である。
この光伝送システム1では、光送信機10−1〜10−nの各々による偏波多重、QAM変調に加え、波長多重を行って変調光信号を送受信するので、大容量の光送受信システムを実現することができる。
光送信機10−1〜10−nで実施形態のディザ間欠印加制御を行うことで、多値のQAM変調時にも伝送品質の劣化が抑制された大容量光送受信システムを実現することができる。
図3、4、及び10では、説明の便宜上、送信側では送信機の構成と機能だけを図示しているが、一般に光通信では送受信を行うことから、ひとつの光伝送装置が、光送信機10と光受信機40を有してもよい。また、図3の制御構成と図4の制御構成を両方用いてもよいし、ひとつのプロセッサとメモリで両方の制御を行ってもよい。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機において、
前記光信号の制御用のディザ信号を生成するディザ重畳回路と、
前記ディザ信号の間欠印加を制御する制御回路と、
を有することを特徴とする光送信機。
(付記2)
前記制御回路は、前記間欠印加の制御を行うタイミング、前記ディザ信号の間引き率、前記ディザ信号を印加する時間幅、前記間欠印加の周期、前記間欠印加のデューティ比、前記ディザ信号の振幅、の少なくともひとつを可変に制御することを特徴とする付記1に記載の光送信機。
(付記3)
前記制御回路は、制御対象が複数ある場合に、制御対象によって選択的に前記間欠印加の制御を異ならせることを特徴とする付記1または2に記載の光送信機。
(付記4)
前記制御回路は、前記光送信機の起動時または波長切り替え時と、定常時とで前記ディザ信号の重畳を異ならせることを特徴とする付記1または2に記載の光送信機。
(付記5)
前記制御回路は、前記起動時または波長切り替え時において、前記ディザ信号を用いた制御刻みを異ならせることを特徴とする付記4に記載の光送信機。
(付記6)
前記制御回路は、第1の制御刻みで最適動作点への収束を制御する制御と、第1の制御刻みよりも細かい第2の制御刻みで前記最適動作点への収束を制御する制御とを行うことを特徴とする付記5に記載の光送信機。
(付記7)
前記光変調器は、光源からの光を送信データに応じて変調し、
前記制御回路は、前記光変調器の位相または動作点の制御に前記ディザ信号の間欠印加を適用することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の光送信機。
(付記8)
前記光変調器は、第1のマッハツェンダ型変調器と第2のマッハツェンダ型変調器を有し、
前記制御回路は、
前記第1のマッハツェンダ型変調器の位相を制御する第1制御と、
前記第2のマッハツェンダ型変調器の位相を制御する第2制御と、
前記第1のマッハツェンダ型変調器と前記第2のマッハツェンダ型変調器の間の位相差を制御する第3制御、
に対して、前記ディザ信号の前記間欠印加の制御を行うことを特徴とする付記7に記載の光送信機。
(付記9)
前記制御回路は、前記第1制御、前記第2制御、及び前記第3制御の間で、前記ディザ信号の前記間欠印加の制御を異ならせることを特徴とする付記8に記載の光送信機。
(付記10)
前記制御回路は、前記第1制御、前記第2制御、及び前記第3制御を時分割で行い、前記前記第1制御及び前記第2制御と、前記第3制御の間で、前記ディザ信号の間引き率を異ならせることを特徴とする付記9に記載の光送信機。
(付記11)
前記制御回路は、前記第1制御及び前記第2制御で用いる前記ディザ信号の振幅を、前記第3制御で用いる前記ディザ信号の振幅よりも小さくすることを特徴とする付記9に記載の光送信機。
(付記12)
特定の波長帯の前記光信号を取り出す光フィルタ、
をさらに有し、
前記制御回路は、前記光フィルタの透過中心波長の調整に前記ディザ信号の間欠印加を適用することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の光送信機。
(付記13)
付記1〜12のいずれかに記載の光送信機と、
光伝送路により前記光送信機と接続される光受信機と、
を含む光伝送システム。
(付記14)
同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機において、
前記光信号の制御用のディザ信号を生成し、
前記ディザ信号の間欠印加を制御する、
ことを特徴とする光送信機の制御方法。
(付記15)
前記間欠印加の制御において、前記間欠印加の制御を行うタイミング、前記ディザ信号の間引き率、前記ディザ信号を印加する時間幅、前記間欠印加の周期、前記間欠印加のデューティ比、前記ディザ信号の振幅、の少なくともひとつを可変に制御することを特徴とする付記14に記載の光送信機の制御方法。
1 光伝送システム
10、10−1〜10−n 光送信機
11 光源
12a〜12d 駆動回路
20X、20Y I/Q光変調部
21I、21Q 光変調器
16 モニタ回路
17、17I、17Q、17P 制御回路
18 ディザ重畳回路
40−1〜40−m 光受信機
51 光合波器
55 光伝送路

Claims (8)

  1. 同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機において、
    前記光信号の制御用のディザ信号を生成するディザ重畳回路と、
    前記ディザ信号の間欠印加を制御する制御回路と、
    を有することを特徴とする光送信機。
  2. 前記制御回路は、前記間欠印加の制御を行うタイミング、前記ディザ信号の間引き率、前記ディザ信号を印加する時間幅、前記間欠印加の周期、前記間欠印加のデューティ比、前記ディザ信号の振幅、の少なくともひとつを可変に制御することを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  3. 前記制御回路は、制御対象が複数ある場合に、制御対象によって選択的に前記間欠印加の制御を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の光送信機。
  4. 前記制御回路は、前記光送信機の起動時または波長切り替え時と、定常時とで前記ディザ信号の重畳を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の光送信機。
  5. 前記光変調器は、光源からの光を送信データに応じて変調し、
    前記制御回路は、前記光変調器の位相または動作点の制御に前記ディザ信号の間欠印加を適用することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光送信機。
  6. 特定の波長帯の前記光信号を取り出す光フィルタ、
    をさらに有し、
    前記制御回路は、前記光フィルタの透過中心波長の調整に前記ディザ信号の間欠印加を適用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光送信機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光送信機と、
    光伝送路により前記光送信機と接続される光受信機と、
    を含む光伝送システム。
  8. 同相位相と直交位相の制御を行う光変調器から出力される光信号を送信する光送信機において、
    前記光信号の制御用のディザ信号を生成し、
    前記ディザ信号の間欠的印加を制御する、
    ことを特徴とする光送信機の制御方法。
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