JP6064569B2 - 申請装置及び申請交付システム - Google Patents

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本発明は、申請装置及び申請交付システムに関する。
従来、例えば、住民基本台帳カードは、取得を希望する申請者が市区町村の窓口に出向いて申請をし、当日又は後日に再度申請者が市区町村の窓口に交付手続をすることで、はじめて取得できる。住民基本台帳カードのような公的に利用できるカードは、そのカードの性質から、本人であることを厳格に確認する必要がある。そして、申請・交付時のなりすましを防ぐためのシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−9947号公報
特許文献1では、申請時に窓口にきた申請者の画像をカメラで取得し、交付時に再度その者が窓口を訪れた際に、申請時の申請者の画像を受付端末のディスプレイに表示する。そうすることで、窓口の担当者が、窓口を訪れた者と申請時の申請者とが同一人物であることを確認できるものであった。しかし、申請者は、申請時と交付時との2回窓口を訪れなくてはならなかった。また、窓口の担当者の負担も大きかった。
そこで、本発明は、本人確認を厳格に行いつつ申請者及び窓口の担当者の負担を軽減する申請装置及び申請交付システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、個人カードに関するデータを管理する管理サーバ(4)と通信ネットワーク(N)を介して接続された前記個人カードの交付のための申請を行う申請装置(1)であって、前記個人カードの申請者を確認可能な個人確認データを有する通知書(6)より前記個人確認データを取得する個人確認データ取得部(11)と、前記個人確認データ取得部により取得した前記個人確認データを前記管理サーバに送信する個人確認データ送信部(12)と、申請者を確認できた旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記個人カードの交付の際の本人確認に使用する交付時確認データとして、前記申請者の人体に関する情報を取得する交付時確認データ取得部(15,13)と、前記個人確認データと共に前記交付時確認データ取得部により取得した前記交付時確認データを前記管理サーバに送信することで、個人カードの作成申請を行う申請送信部(17)と、を備えること、を特徴とする申請装置である。
第2の発明は、第1の発明の申請装置(1)において、前記交付時確認データ取得部(13)は、前記交付時確認データとして、前記申請者の顔写真を撮影する撮影装置(35)により顔写真データを取得すること、を特徴とする申請装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の申請装置(1)において、前記申請者の本人確認が可能な本人確認媒体(8)による本人確認を行い、前記申請者の本人確認ができた場合に、前記本人確認媒体に含む本人確認用データを取得する本人確認用データ取得部(14)を備え、前記申請送信部(17)は、前記本人確認用データ取得部により前記本人確認用データを取得した場合には、さらに前記本人確認用データを前記管理サーバ(4)に送信すること、を特徴とする申請装置である。
第4の発明は、第3の発明の申請装置(1)において、前記交付時確認データ取得部(15)は、前記本人確認用データ取得部(14)により本人確認ができた場合に、前記交付時確認データとして、前記申請者の生体データを生体情報取得装置(36)により取得し、前記申請者からの交付の際の個人カードの受取方法のデータである受取データを取得する受取方法取得部(16)を備え、前記申請送信部(17)は、さらに前記生体データと、前記受取データとを前記管理サーバ(4)に送信すること、を特徴とする申請装置である。
第5の発明は、第3の発明又は第4の発明の申請装置(1)において、前記本人確認媒体(8)は、本人特定情報と暗証情報とを記憶するICチップ(8a)を有し、暗証情報を入力する入力部(33)を備え、前記本人確認用データ取得部(14)は、前記ICチップに予め記憶された暗証情報と、前記入力部による前記申請者が入力した暗証情報とが一致するか否かの暗証結果を取得する暗証結果取得部(14b)と、前記暗証結果取得部により取得した暗証結果が一致するものである場合に、前記ICチップから前記本人特定情報を読み出すIC読出部(14c)と、を備え、前記本人確認用データは、前記本人特定情報を含むこと、を特徴とする申請装置である。
第6の発明は、第5の発明の申請装置(1)において、前記本人確認媒体(8)は、媒体の表面に本人特定情報を含むものであり、前記本人確認用データ取得部(14)は、前記本人確認媒体を画像情報として取得する画像情報取得部(14a)を備え、前記本人確認用データは、前記画像情報を含むこと、を特徴とする申請装置である。
第7の発明は、第3の発明又は第4の発明の申請装置において、前記本人確認媒体は、本人特定情報を記憶するICチップを有するパスポートであり、撮影部を備え、前記本人確認用データ取得部は、前記ICチップに予め記憶された顔写真データが前記撮影部により撮影された前記申請者の顔写真データと同一人物であるか否かを判定する顔写真判定部と、前記顔写真判定部の判定により同一人物であると判定された場合に、前記ICチップから前記本人特定情報を読み出すIC読出部と、を備え、前記本人確認用データは、前記本人特定情報を含むこと、を特徴とする申請装置である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの申請装置(1)において、前記申請者の顔写真を撮影し、顔写真データを取得する撮影部(35)と、申請者を確認できなかった旨を前記管理サーバ(4)から受信した場合に、前記撮影部により取得された前記顔写真データを印刷出力する印刷出力部(38)と、を備えること、を特徴とする申請装置である。
第9の発明は、個人カードに関するデータを管理する管理サーバ(4)と、前記個人カードの交付のための申請を行う申請装置(1)とが通信ネットワークを介して互いに接続された申請交付システム(100)であって、前記申請装置は、前記個人カードの申請者を確認可能な個人確認データを有する通知書(6)より前記個人確認データを取得する個人確認データ取得部(11)と、前記個人確認データ取得部により取得した前記個人確認データを前記管理サーバに送信する個人確認データ送信部(12)と、を備え、前記管理サーバは、前記個人カードの発行対象者の属性データを記憶する個人データベース(52)と、前記申請装置から前記個人確認データを受信したことに応じて、前記個人データベースと照合して申請者を確認する照合部(41)と、前記照合部による照合結果を前記申請装置に対して送信する照合結果送信部(42)と、を備え、前記申請装置は、前記照合結果として申請者を確認できた旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記個人カードの交付の際の本人確認に使用する交付時確認データとして、前記申請者の人体に関する情報を取得する交付時確認データ取得部(15,13)と、前記個人確認データと共に前記交付時確認データ取得部により取得した前記交付時確認データを前記管理サーバに送信することで、個人カードの作成申請を行う申請送信部(17)と、を備え、前記管理サーバは、前記交付時確認データを受信したことに応じて、前記個人データベースに対応付けて記憶する受信データ記憶部(54)と、前記個人カードの発行を指示するカード発行指示部(44)と、を備えること、を特徴とする申請交付システムである。
第10の発明は、第9の発明の申請交付システム(100)において、前記申請装置(1)は、前記申請者の顔写真を撮影し、顔写真データを取得する撮影部(35)と、申請者を確認できなかった旨を前記管理サーバ(4)から受信した場合に、前記撮影部により取得された前記顔写真データを印刷出力する印刷出力部(38)と、を備えること、を特徴とする申請交付システムである。
本発明によれば、本人確認を厳格に行いつつ申請者及び窓口の担当者の負担を軽減する申請装置及び申請交付システムを提供することができる。
本実施形態に係る申請交付システムの機能構成を示す図である。 本実施形態に係る申請装置の外観図及び通知書の例を示す図である。 本実施形態に係る管理サーバの記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 本実施形態に係る申請交付システムでの申請に関する処理のフローチャートである。 本実施形態に係る申請装置の申請作業処理のフローチャートである。 本実施形態に係る申請装置の本人確認用データの取得処理のフローチャートである。 本実施形態に係る申請装置の生体データの取得処理のフローチャートである。 本実施形態に係る管理サーバでの交付準備処理のフローチャートである。 変形形態に係る申請装置の本人確認用データの取得処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る申請交付システム100の機能構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る申請装置1の外観図及び通知書6の例を示す図である。図3は、本実施形態に係る管理サーバ4の記憶部50に記憶されるデータの例を示す図である。
図1に示す申請交付システム100は、申請装置1を使用して申請者の個人IC(Integrated Circuit)カードの交付を申請するためのものである。個人ICカードとは、例えば、住民基本台帳カードのような、公的な身分証明書として使用可能なICカードをいう。
申請交付システム100は、申請装置1と、管理サーバ4と、通知書6と、IC免許証8とを備える。
申請装置1は、図2に示すような、例えば、証明写真機を、証明写真を取得する機能に加えて申請機能を有するようにした装置である。申請装置1は、通常、証明写真機が設置されている場所である、例えば、駅前やショッピングセンター等の人が集まる場所に設置される。
図1に示すように、申請装置1は、制御部10と、記憶部20と、リーダ部31と、通信I/F(インタフェース)部32と、タッチパネル部33(入力部)と、撮影部35(撮影装置)と、生体データ登録部36(生体情報取得装置)と、スキャン部37と、プリンタ部38(印刷出力部)と、料金支払部39とを備える。
制御部10は、申請装置1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や、各種のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部10は、通知書データ取得部11(個人確認データ取得部)と、通知書データ送信部12(個人確認データ送信部)と、顔写真データ取得部13と、本人確認用データ取得部14と、交付時確認データ取得部15と、受取方法取得部16と、申請送信部17とを備える。
通知書データ取得部11は、個人ICカードの申請者を確認できる個人確認データを、個人確認データが記憶された通知書6から取得する制御部である。
通知書データ送信部12は、通知書データ取得部11が取得した個人確認データを、管理サーバ4に送信する制御部である。
顔写真データ取得部13は、撮影部35を制御して、申請者の顔写真データを取得する制御部である。
本人確認用データ取得部14は、申請者の本人確認が可能な媒体を用いて本人確認用データを取得する制御部である。申請者の本人確認が可能な媒体とは、例えば、IC免許証8をいう。本人確認用データ取得部14は、画像データ取得部14a(画像情報取得部)と、暗証結果取得部14bと、IC読出部14cとを備える。
画像データ取得部14aは、スキャン部37を制御してIC免許証8の券面をスキャンして、IC免許証8の表面及び裏面の画像データを取得する制御部である。
暗証結果取得部14bは、タッチパネル部33から入力された暗証情報と、IC免許証8のICチップ8aに記憶された暗証情報とが一致するか否かの判定結果を、IC免許証8から取得する制御部である。
IC読出部14cは、暗証結果取得部14bにより暗証の判定結果が一致するものであると判定された結果を取得した場合に、ICチップ8aに記憶されているICデータ(本人特定情報)を読み出す制御部である。
交付時確認データ取得部15は、個人ICカードの交付の際の本人確認に使用する交付時確認データとして、申請者の人体に関する情報を取得する制御部である。交付時確認データ取得部15は、本人確認用データ取得部14により本人確認用データを取得できた場合に、生体データを取得する。取得した生体データは、個人ICカードの交付の際に申請者と同一人物である確認としての本人確認に使用する。また、交付時確認データ取得部15は、本人確認用データ取得部14により本人確認用データを取得できなかった場合や取得しなかった場合に、申請者の顔写真データを取得する。
受取方法取得部16は、個人ICカードの交付の方法を取得する制御部である。交付の方法には、例えば、「窓口での交付」、「自動交付機による交付」、「郵送による交付」がある。
申請送信部17は、個人ICカードの申請を行うための申請用データを、管理サーバ4に対して送信する制御部である。
記憶部20は、制御部10を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行する上において必要なプログラムやデータ等を適宜記憶するようになされている。
記憶部20は、プログラム21を有する。プログラム21は、制御部10の各機能を実行するためのコンピュータ・プログラムである。
リーダ部31は、通知書6のバーコード6aを読み取るバーコードリーダである。リーダ部31は、バーコードを光学的に検知し、そのバーとスペースのパターンを解析することによって、特定のキャラクタに変換する。
通信I/F部32は、管理サーバ4に対してデータを送受信するためのインタフェースである。
タッチパネル部33は、申請者が暗証情報等を入力するための入力装置としての機能と、表示装置としての機能とを有する。なお、申請装置1は、タッチパネル部33に代えて、入力部と表示部とをそれぞれ有する構成にしてもよい。
撮影部35は、カメラであり、申請者の顔を撮影する装置である。
生体データ登録部36は、手のひらや指先の血管の形を読み取り、読み取った静脈パターンを登録するための装置である。生体データ登録部36は、赤外線等を使って撮影を行う手のひらサイズの読み取り装置である。申請者は、生体データ登録部36に手をかざすだけでよい。登録した静脈パターンは、交付の際に申請者と同一人物である確認としての本人確認を行うために用いられる。
スキャン部37は、IC免許証8の券面(表面及び裏面)を読み取って、券面の画像データを取得する装置である。
プリンタ部38は、撮影部35により撮影された申請者の顔写真データを印刷して、紙媒体を出力する装置である。印刷された顔写真は、排出口38e(図2)から排出される。
料金支払部39は、申請者が申請装置1を使用するための利用料を支払う現金投入口である。
管理サーバ4は、個人ICカードの交付元が所管するサーバである。交付元とは、例えば、公的な個人ICカードの場合には、地方自治体や国をいう。管理サーバ4は、例えば、申請者からの申し出により、又は交付元からの指示により、通知書6を発行する。そして、管理サーバ4は、個人ICカードの申請及び発行状態を管理する。
管理サーバ4は、制御部40と、記憶部50とを備える。
制御部40は、管理サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSや、各種のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部40は、照合部41と、照合結果送信部42と、申請用データ受信部43と、カード発行指示部44とを備える。
照合部41は、申請装置1から受信した個人確認データを個人DB(データベース)52(後述する)と照合して申請者を確認する制御部である。
照合結果送信部42は、照合部41での照合結果を申請装置1に対して送信する制御部である。
申請用データ受信部43は、申請装置1から交付時確認データを含む申請用データを受信する制御部である。
カード発行指示部44は、実際に個人ICカードを製造するカード発行システムに対して、カード発行を指示する制御部である。
記憶部50は、制御部40を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部50は、制御部40が各種の処理を実行する上において必要なプログラムやデータ等を適宜記憶するようになされている。
記憶部50は、個人DB52と、申請用データ記憶部54とを備える。
個人DB52は、個人ICカードの発行対象者の属性データを記憶するデータベースである。個人DB52は、図3に示すように、通知書コード及び個人ID(IDentifier)に、属性データを関連付けて記憶する。属性データとは、氏名、住所、性別、生年月日等のその個人に関するデータをいう。
申請用データ記憶部54は、申請装置1から受信した申請用データを、個人DB52に対応付けて記憶する。図3に示すように、申請用データ記憶部54に通知書コードを有することで、申請用データ記憶部54は、個人DB52に対応付けられている。
図1に戻り、通知書6は、バーコード6aを有する。図2に示すように、通知書6は、例えば、郵便はがき等の紙媒体に、バーコード6aが付されている。バーコード6aには、例えば、申請の対象者を特定するための通知書コード(個人確認データ)を有する。通知書コードは、申請者を特定できるものであれば何でもよい。本実施形態では、通知書6を発行した日付に、発行日ごとの連続番号を付したものを使用している。そして、通知書コードは、図3に示すように、個人DB52の対象の申請者の個人IDに対応付けて記憶されている。
図1に戻り、IC免許証8は、ICチップ8aを有する免許証である。IC免許証8は、券面の表面に氏名、住所、生年月日、顔写真等を有する。また、IC免許証8は、氏名や住所に変更があった場合に、その裏面に、変更後の氏名や住所が追加記載される。
ICチップ8aは、CPUと記憶領域とを備えた集積回路である。記憶領域には、暗証情報(PIN)の他、氏名、住所、生年月日等の属性情報であるICデータを記憶する。
申請装置1と、管理サーバ4とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
通信ネットワークNは、例えば、申請装置1と管理サーバ4との間で通信可能なネットワークであり、例えば、インターネット回線により通信するものである。通信ネットワークNは、その一部が無線通信をするものであってもよい。
次に、申請者による個人ICカードの申請の一連の流れについて説明する。図4は、本実施形態に係る申請交付システム100での申請に関する処理のフローチャートである。図5は、本実施形態に係る申請装置1の申請作業処理のフローチャートである。図6は、本実施形態に係る申請装置1の本人確認用データの取得処理のフローチャートである。図7は、本実施形態に係る申請装置1の生体データの取得処理のフローチャートである。
本処理の前提として、申請者は、通知書6をすでに所持しているものとする。地方公共団体等の交付元による通知書6の作成は、例えば、申請者からの申込みを受け付けた際に作成するものであってもよい。また、例えば、申請者の年齢等、交付元が決定したタイミングで作成するものであってもよい。交付元は、管理サーバ4を用いて通知書6を作成してもよいし、他のシステム(図示せず)に、通知書6の作成を指示するものであってもよい。
図4のステップS(以下、「S」という。)1において、例えば、申請装置1の料金支払部39に申請のための料金を申請者が支払うことで、申請装置1の制御部10は、申請処理のための起動を行う。申請処理のための起動として、制御部10は、申請のための案内をタッチパネル部33に出力し、リーダ部31を読取可能に作動させる。
S2において、申請者は、申請装置1のリーダ部31に通知書6のバーコード6aを近づけてかざす。リーダ部31は、通知書6のバーコード6aを読み取り、通知書データ取得部11は、個人確認データとして通知書コードを取得する。
S3において、申請装置1の通知書データ送信部12は、取得した通知書コードを管理サーバ4に送信する。
S4において、管理サーバ4の制御部40は、通知書コードを受信する。
S5において、管理サーバ4の照合部41は、通知書コードを個人DB52と照合し、受信した通知書コードを有するレコードが個人DB52にあるか否かを確認する。
S6において、管理サーバ4の照合結果送信部42は、照合部41による確認結果を、通知書コードの送信元の申請装置1に対して送信する。確認結果は、「確認できた」又は「確認できなかった」のいずれかである。
S7において、申請装置1の制御部10は、確認結果を受信する。
S8において、申請装置1の顔写真データ取得部13は、撮影部35を動作させて、申請者の顔写真データを取得し、個人ICカードにおいて使用する顔写真データを確定する。
顔写真データの確定は、具体的には、以下の処理により行う。
まず、申請装置1の制御部10は、撮影部35により申請者の顔写真データを取得した後、取得した顔写真データと、その顔写真でよいか否かの入力を申請者にさせるためのボタンとをタッチパネル部33に出力する。そうすることで、タッチパネル部33に表示された顔写真データでよいか否かの顔写真の良否を、申請者に確認させる。そして、制御部10は、顔写真の良否をタッチパネル部33から受け付ける。受け付けた顔写真の良否が良の場合、つまり、タッチパネル部33に表示させた顔写真データでよい旨の指示を受け付けた場合には、制御部10は、タッチパネル部33に表示させた顔写真データを使用するものとして確定する。他方、受け付けた顔写真の良否が否の場合には、顔写真データ取得部13は、再度撮影部35を動作させて、申請者の顔写真データを取得し、確定のための処理を行う。
なお、S8の処理は、S3の処理の後、管理サーバ4での処理を実行中に行ってもよい。
S9において、S7で受信した確認結果が「確認できた」ものであるか否かを判断する。受信した確認結果が「確認できた」ものである場合(S9:YES)には、制御部10は、処理をS10に移す。他方、受信した確認結果が「確認できなかった」ものである場合(S9:NO)には、制御部10は、処理をS10aに移す。
S10において、申請装置1の制御部10は、申請作業処理を行う。
ここで、申請作業処理について、図5に基づき説明する。
S21において、制御部10は、IC免許証8をスキャン部37に挿入する旨の指示をタッチパネル部33に出力する。なお、スキャン部37に発光部を有するようにして、制御部10は、発光部を点灯させることで、申請者に指示をするようにしてもよい。
S22において、IC免許証8がスキャン部37に挿入されたことを制御部10が検知することで、本人確認用データ取得部14は、本人確認用データの取得処理を行う。
ここで、本人確認用データの取得処理について、図6に基づき説明する。
S51において、画像データ取得部14aは、スキャン部37にIC免許証8の券面をスキャンさせることで、IC免許証8の表面及び裏面の画像データを取得する。そして、制御部10は、取得した画像データを記憶部20に記憶する。ここで、IC免許証8の表面だけでなく、裏面の画像データを取得するのは、上述のとおり、住所変更等が生じた場合には、IC免許証8の裏面に追記されるが、ICチップ8aに反映されていない場合があるためである。IC免許証8の両面の画像データを取得することで、本人確認用データとして必要なデータを、可能な限り取得することができる。
S52において、制御部10は、暗証情報の入力の指示画面を、暗証情報を入力させるためのボタンと共にタッチパネル部33に出力する。
S53において、制御部10は、申請者からタッチパネル部33を介して入力された暗証情報を受け付ける。
S54において、制御部10は、入力された暗証情報をIC免許証8に対して送信することで、暗証結果取得部14bは、IC免許証8から暗証情報が正しいものであるか否かの真偽結果データを受信する。ICチップ8aでは、ICチップ8aのCPUが、申請装置1から受信した暗証情報と、ICチップ8aの記憶領域に記憶された暗証情報とが一致するか否かを判定し、真偽結果データを申請装置1に送信する。
S55において、暗証結果取得部14bは、受信した真偽結果データが真であるか、つまり、入力した暗証情報が正しいものであるか否かを判定する。受信した真偽結果データが真である場合(S55:YES)には、制御部10は、処理をS56に移す。他方、受信した真偽結果データが偽である場合(S55:NO)には、制御部10は、処理をS57に移す。
S56において、IC読出部14cは、IC免許証8のICチップ8aからICデータを読み出す。そして、制御部10は、読み出したICデータを記憶部20に記憶させる。その後、制御部10は、本処理を終了し、図5に戻る。
他方、S57において、制御部10は、暗証情報の判定失敗として、失敗数をカウントして記憶部20に記憶する。
S58において、制御部10は、カウントした失敗数が所定の数(例えば、3回)に達したか否かを判断する。所定の数に達した場合(S58:YES)には、制御部10は、処理をS59に移す。他方、所定の数に達していない場合(S58:NO)には、処理をS52に移して、再度暗証情報の入力を受け付ける。
S59において、制御部10は、記憶部20に記憶されたデータを削除する。そして、制御部10は、本処理を終了し、図5に戻る。
このようにして、申請者が入力した暗証情報が正しい場合に、IC免許証8のICチップ8aに記憶されているICデータを読み出すことで、申請装置1は、本人確認用データの1つとして、ICデータを取得できる。
図5に戻り、S23において、制御部10は、IC免許証8から本人確認用データが取得できたか否かを判断する。本人確認用データが取得できたか否かは、記憶部20に記憶されたデータの有無により判断できる。本人確認用データが取得できた場合(S23:YES)には、制御部10は、処理をS24に移す。他方、本人確認用データが取得できなかった場合(S23:NO)には、制御部10は、処理をS28に移す。なお、本人確認用データが取得できなかった場合には、個人ICカードの交付時に、直接、窓口担当者による本人確認を行う必要があるため、受取方法は「窓口での交付」になる。
S24において、制御部10は、交付時の個人ICカードの受取方法の選択画面をタッチパネル部33に出力する。
S25において、受取方法取得部16は、選択された受取方法に対応する入力をタッチパネル部33から受け付ける。制御部10は、受け付けた受取方法を記憶部20に記憶する。
S26において、制御部10は、受取方法取得部16により受け付けた受取方法が「窓口での交付」であるか否かを判断する。受け付けた受取方法が「窓口での交付」である場合(S26:YES)には、制御部10は、処理をS28に移す。他方、受け付けた受取方法が「窓口での交付」ではない場合(S26:NO)には、制御部10は、処理をS27に移す。なお、受け付けた受取方法が「窓口での交付」ではない場合とは、申請者により「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」が選択された場合である。
S27において、交付時確認データ取得部15は、生体データの取得処理を行う。
ここで、生体データの取得処理について、図7に基づき説明する。
S61において、制御部10は、申請者の手のひらを生体データ登録部36にかざす旨の指示をタッチパネル部33に出力する。
S62において、制御部10は、生体データ登録部36に対して起動を指示することで、生体データ登録部36が起動される。
S63において、交付時確認データ取得部15は、生体データ登録部36からデータを取得する。
S64において、交付時確認データ取得部15は、取得したデータが生体データとして使用可能なものであるか否かを判断する。生体データとして使用可能なものであるか否かは、取得したデータの精度により判断できる。例えば、生体データ登録部36が生体データを取得している最中に、申請者が手のひらを動かしたりすると、取得したデータの精度が低くなる可能性がある。生体データとして使用可能なものである場合(S64:YES)には、制御部10は、処理をS65に移す。他方、生体データとして使用不可なものである場合(S64:NO)には、制御部10は、処理をS66に移す。
S65において、交付時確認データ取得部15は、取得した生体データを記憶部20に記憶する。その後、制御部10は、本処理を終了し、図5に戻る。
他方、S66において、制御部10は、取得した生体データの判定失敗として、失敗数をカウントして記憶部20に記憶する。
S67において、制御部10は、カウントした失敗数が所定の数(例えば、3回)に達したか否かを判断する。所定の数に達した場合(S67:YES)には、制御部10は、本処理を終了し、図5に戻る。他方、所定の数に達していない場合(S67:NO)には、処理をS63に移して、再度生体データ登録部36からデータを取得する。
このようにして、生体データ登録部36を用いて、申請装置1は、交付時確認データの1つとして生体データを取得できる。
図5に戻り、S28において、制御部10は、個人ICカードの交付方法を決定する。交付方法として、S25において「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」の選択を受け付けた場合に、S27において生体データが取得できていれば、制御部10は、申請者が選択した受取方法により交付するように決定する。つまり、記憶部20に記憶された受取方法が「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」であって、生体データが記憶部20に記憶されていれば、申請者による申請どおりの交付方法により、申請者は、個人ICカードを受取ることができる。
しかし、交付方法として、「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」の選択を受け付けたものの、生体データが取得できなかった場合には、制御部10は、「窓口での交付」を受取方法として決定する。また、受取方法の選択を受け付けなかった場合にも、制御部10は、「窓口での交付」を受取方法として決定する。決定された交付方法は、申請者が確認できるようにタッチパネル部33に出力することが望ましい。その後、制御部10は、本処理を終了し、図4に戻る。
図4に戻り、S10aにおいて、制御部10は、受信した確認結果が「確認できなかった」旨をタッチパネル部33に表示する。また、制御部10は、S8にて取得した顔写真データを印刷して、プリンタ部38から出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。管理サーバ4で通知書コードの確認ができなかった場合には、申請装置1による申請を行うことができないが、申請装置1が顔写真データを印刷して出力する。そうすることで、申請者は、窓口に出向き、印刷した顔写真を申請用紙に貼付して、窓口申請を行うことができる。つまり、申請交付システム100は、申請装置1によって申請処理が行えない場合であっても、申請に必要な顔写真を印刷して出力することで、申請装置1での申請者の作業を無駄にさせないようにできる。
他方、S11において、申請装置1の申請送信部17は、個人ICカードの作成申請を行う。個人ICカードの作成申請として、申請送信部17は、通知書6から取得した通知書コードと、撮影部35により取得した顔写真データとを含む申請用データを、管理サーバ4に対して送信する。申請用データは、上述した通知書コードと、撮影部35により取得した顔写真データとの他、記憶部20に記憶されたデータとして、S28で決定した受取方法と、IC免許証8から取得した本人確認用データと、生体データ登録部36から取得した交付時確認データとがある場合には、これらのデータを含む。その後、申請装置1の制御部10は、本処理を終了する。
S12において、管理サーバ4の申請用データ受信部43は、申請用データを受信する。
S13において、管理サーバ4の制御部40は、申請用データを申請用データ記憶部54に記憶する。個人DB52と、申請用データ記憶部54とは、通知書コードにより対応付けることができる。
S14において、カード発行指示部44は、個人ICカードのカード発行指示を行う。カード発行指示は、カード発行システムに対して個人ICカードの発行を指示するものであり、個人ICカードに必要な氏名等の属性データや、個人ICカードの券面に印字する顔写真データを含む。カード発行指示は、通信ネットワークNを介して行ってもよいし、個人ICカードの作成に必要なデータを記憶媒体に記憶して、その記憶媒体をカード発行システムに渡すことによって行ってもよい。その後、管理サーバ4の制御部40は、本処理を終了する。
次に、個人ICカードの交付準備処理について説明する。図8は、本実施形態に係る管理サーバ4での交付準備処理のフローチャートである。
前提として、カード発行システムにて発行された個人ICカードが、交付元に納品されている。
S71において、管理サーバ4の制御部40は、発行された個人ICカードの個人IDを受け付ける。個人IDは、カード発行システムからデータとして受信してもよいし、管理サーバ4に入力することで受け付けてもよい。
S72において、制御部40は、受け付けた個人IDに対応する個人DB52のレコードを特定する。
S73において、制御部40は、特定した個人DB52のレコードに対応する申請用データ記憶部54の受取方法を確認する。
S74において、確認した受取方法が「自動交付機による交付」であるか否かを判断する。確認した受取方法が「自動交付機による交付」である場合(S74:YES)には、制御部40は、処理をS75に移す。他方、確認した受取方法が「自動交付機による交付」ではない場合(S74:NO)には、制御部40は、処理をS76に移す。
S75において、制御部40は、自動交付機(図示せず)に対して交付時確認データを出力する。交付時確認データは、この場合には、通知書コードに対応付けがされた生体データである。その後、管理サーバ4は、本処理を終了する。なお、個人ICカード自体は、「自動交付機による交付」の場合には、自動交付機の貯留部にセットする。
自動交付機は、例えば、窓口と同じ場所に設置されることが多い。しかし、自動交付機は、窓口とは異なり、機械による交付であるので、待ち時間が短い、窓口の担当者の負担を低減できる等のメリットがある。
S76において、確認した受取方法が「郵送による交付」であるか否かを判断する。確認した受取方法が「郵送による交付」である場合(S76:YES)には、制御部40は、処理をS77に移す。他方、確認した受取方法が「郵送による交付」ではない場合(S76:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。なお、受取方法が「郵送による交付」ではない場合とは、「窓口での交付」の場合であり、個人ICカード自体は、「窓口での交付」である場合には、窓口に届けられる。
S77において、制御部40は、郵送物の配達者が携行可能な生体情報確認装置(図示せず)に対して交付時確認データを出力する。生体情報確認装置は、配達時に受取人の手のひらをかざすことで、受取人の生体データを取得し、記憶された交付時確認データとの一致を確認するための装置である。その後、管理サーバ4は、本処理を終了する。なお、個人ICカード自体は、「郵送による交付」である場合には、配達者が受取人に届ける。
次に、個人ICカードの交付について、受取方法に分けて説明する。
(1)窓口での交付の場合
交付を受ける者が窓口に交付の申し出をした際に、例えば、運転免許証等の本人確認書類を提示することで、窓口の担当者は、申請者を特定する。また、窓口の担当者は、交付を受ける者が申請者と同一であるか否かを、申請用データに含む顔写真データで確認する。さらに、例えば、管理サーバ4に接続され、窓口に設置されたカメラ(図示せず)でその者を撮影し、管理サーバ4の制御部40は、申請用データに含む顔写真データと、窓口で撮影した撮影データとを照合して、申請装置1にて申請を行った申請者と、窓口に来訪した交付を受ける者とが同一人物であるか否かを機械的に確認する。
交付を受ける者、つまり、申請者は、窓口の担当者による同一人物である確認としての本人確認ができたところで、担当者から手渡しされて、個人ICカードの交付を受けることができる。
(2)自動交付機による交付の場合
交付を受ける者は、通知書6を自動交付機のリーダ部(図示せず)に読み取らせることで、自動交付機は、交付時確認データを特定する。そして、自動交付機の生体情報確認装置(図示せず)は、交付を受ける者の手のひらを読み取ることで、交付時確認データに含む生体データと一致するか否かの生体認証を行う。
生体認証にて一致した場合には、交付を受ける者が申請者と同一人物であるので、自動交付機は、その者の個人ICカードを排出する。
(3)郵送による交付の場合
配達者が指定された住所に個人ICカードが入った郵送物を届ける際に、郵送物の受取人が申請者と一致するか否かを、配達者が携行した生体情報確認装置にて確認する。生体情報確認装置は、受取人の手のひらを読み取ることで、交付時確認データに含む生体データと一致するか否かの生体認証を行う。
生体認証にて一致した場合には、郵送物の受取人が申請者と同一人物であるので、その者の個人ICカードが入った郵送物を渡す。
このように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)申請交付システム100は、個人ICカードの作成申請を、申請装置1を用いて行うことができる。従来は、申請時には、個人ICカードの発行管理をしている交付元の窓口等に申請しに行く必要があったが、申請装置1で行えるので、交付元の管理側と、申請者側との両者において負担が軽減できる。
また、申請者を確認するための個人確認データと、交付時確認データとを管理サーバ4に送信するので、管理サーバ4では、両者のデータを関連付けることで、交付の際に申請者との一致確認に使用できる。
(2)申請交付システム100は、交付の際に申請者と同一人物である確認としての本人確認と、交付とを交付元の窓口で行う場合において、申請時に取得した顔写真データを用いて、同一人物である確認を交付時に行うことができる。よって、申請時と交付時の同一人の確認を、顔写真データを用いて行うことができる。また、顔写真データは、申請装置1に記憶させることで、例えば、個人ICカードを紛失した場合等、個人ICカードを再発行する場合において、交付を受ける者を申請装置1に記憶された顔写真データに基づいて確認できる。
(3)申請交付システム100は、本人確認を申請装置1で行う場合に、IC免許証8による本人確認が行えた場合に、本人確認用データを管理サーバ4に送信することができる。よって、管理サーバ4では、本人確認用データを申請用データと関連付けることができる。
(4)申請交付システム100は、「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」の場合に、交付時確認データとして、申請者の生体データを取得して管理サーバ4に送信する。よって、申請時と交付時の同一人の確認を、生体データを用いて行うことができる。生体データを用いることで、本人であることの確認をより厳格に行うことができる。
また、申請装置1は、交付方法のデータを取得して管理サーバ4に送信するので、例えば、申請時に申請者が交付方法を決めて申請装置1に入力することで、申請者は、申請時だけでなく、交付時においても、個人ICカードの交付元の窓口に出向くことなく、個人ICカードの交付を行うことができる。
(5)申請交付システム100は、管理サーバ4において個人確認データの照合ができなかった場合であっても、申請装置1で顔写真を出力できる。よって、申請装置1で申請自体ができない場合でも、窓口での申請に必要な顔写真を出力できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、生体情報として、申請者の手のひらの静脈による生体データを取得するものを例に説明した。しかし、静脈による生体データは、申請者の指等の静脈データを用いるものであってもよい。また、生体情報は、静脈による生体データに限らず、指紋、声紋、顔形、瞳の中の虹彩等であってもよい。
(2)本実施形態では、本人確認書類としてIC免許証を用いる例を説明した。しかし、本人確認書類は、IC免許証に限らない。例えば、e−パスポート(ICパスポート)であってもよい。e−パスポートの場合、図6に代えて、図9に示すような処理になる。図9は、変形形態に係る申請装置の本人確認用データの取得処理のフローチャートである。
S81において、申請装置の制御部は、e−パスポートの顔写真のページをスキャン部に挿入する旨の指示を出力する。
S82において、申請装置の制御部は、e−パスポートの顔写真のページの画像データを取得し、記憶部に記憶する。
S83において、申請装置の制御部は、e−パスポートのICチップに記憶されたデータを取得して記憶部に記憶する。
S84において、申請装置の制御部は、e−パスポートの顔写真のデータと、申請装置にて取得した顔写真データとを比較する。具体的には、制御部は、両者の顔写真データの目、鼻、口等のパーツの位置とそれらの間隔等から、同一人物であるか否かを機械的に比較する。
S85において、顔写真データを比較した結果、同一人物であるか否かを判断する。同一人物であると判断される場合(S85:YES)には、制御部は、本処理を終了し、同一人物であると判断されない場合(S85:NO)には、制御部は、S86において、記憶部に記憶されたデータを削除の上、本処理を終了する。
このようにして、e−パスポートからICチップに記憶されたデータを取得して顔写真データから同一人物であることが確認できた場合には、申請者は、交付時の個人ICカードの受取方法を、「自動交付機による交付」又は「郵送による交付」から選択することができる。
また、本人確認書類は、IC免許証やe−パスポート以外の、例えば、身体障害者手帳、療育手帳等の市町村等の地方公共団体が認める書類であってもよい。
(3)本実施形態では、申請装置を、証明写真機を利用するものとして説明した。しかし、例えば、証明写真を撮影する写真店が、生体情報を登録するための生体情報登録装置や、本人確認書類を用いて本人確認を行う本人確認装置を有し、写真撮影装置と、生体情報登録装置と、本人確認装置とを通信ネットワークを介して管理サーバに接続する構成でも実現できる。
(4)本実施形態では、通知書はバーコードを有するものとして説明したが、バーコードに限定するものではない。QRコード(登録商標)のような二次元コードであってもよい。また、バーコードやQRコードに限定せず、ICチップ等、記憶領域を有するようなものでもよい。そして、リーダ部は、通知書が有するそれらの記憶領域を読み取ることが可能な装置であればよい。
1 申請装置
4 管理サーバ
6 通知書
6a バーコード
8 IC免許証
8a ICチップ
10,40 制御部
11 通知書データ取得部
12 通知書データ送信部
13 顔写真データ取得部
14 本人確認用データ取得部
14a 画像データ取得部
14b 暗証結果取得部
14c IC読出部
15 交付時確認データ取得部
16 受取方法取得部
17 申請送信部
20,50 記憶部
31 リーダ部
33 タッチパネル部
35 撮影部
36 生体データ登録部
37 スキャン部
38 プリンタ部
41 照合部
42 照合結果送信部
43 申請用データ受信部
44 カード発行指示部
52 個人DB
54 申請用データ記憶部
54 ゲートDB
100 申請交付システム

Claims (8)

  1. 個人カードに関するデータを管理する管理サーバと通信ネットワークを介して接続された前記個人カードの交付のための申請を行う申請装置であって、
    前記個人カードの申請者を特定する個人確認データをコードとして有する通知書を、コードを読み取るリーダ装置が読み取ることにより、前記リーダ装置を介して前記個人確認データを取得する個人確認データ取得部と、
    前記個人確認データ取得部により取得した前記個人確認データを記憶部に記憶し、前記管理サーバに前記個人確認データを送信する個人確認データ送信部と、
    申請者を確認できた旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記申請者の本人確認が可能な本人確認媒体に有するICチップに記憶された本人確認のための情報と、入力部を介して受け付けた前記申請者に関する情報との照合結果により、前記申請者の本人確認ができたときには、前記ICチップに記憶された本人確認用データを読み出す本人確認用データ取得部と、
    前記本人確認用データ取得部により前記本人確認用データが取得できた場合に、生体データを取得する生体情報取得装置を介して受け付けた前記申請者の生体データを、前記個人カードの交付の際の本人確認に使用する交付時確認データとして取得する交付時確認データ取得部と、
    前記本人確認用データ取得部により読み出された前記本人確認用データと、前記交付時確認データ取得部により取得した前記交付時確認データ、個人カードの作成申請のための申請用データとして、前記管理サーバに送信する申請送信部と、
    を備えること、
    を特徴とする申請装置。
  2. 請求項1に記載の申請装置において
    記申請者からの交付の際の個人カードの受取方法のデータである受取データを、前記入力部を介して受け付ける受取方法取得部を備え、
    前記申請送信部は、前記受取データを前記申請用データにさらに含んで、前記管理サーバに送信すること、
    を特徴とする申請装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の申請装置において、
    前記本人確認媒体は、免許証であり、
    前記ICチップは、本人特定情報と暗証情報とを記憶しており、
    記本人確認用データ取得部は、
    前記入力部を介して受け付けた入力暗証情報を前記ICチップに送信し、前記暗証情報と前記入力暗証情報とが一致するか否かの暗証結果を前記ICチップから受信する暗証結果取得部と、
    前記暗証結果取得部により取得した暗証結果が一致するものである場合に、前記ICチップから前記本人特定情報を読み出すIC読出部と、
    を備え、
    前記本人確認用データは、前記本人特定情報を含むこと、
    を特徴とする申請装置。
  4. 請求項3に記載の申請装置において、
    前記本人確認媒体は、媒体の表面に本人特定情報を含むものであり、
    前記本人確認用データ取得部は、スキャナ装置を介して受け付けた前記本人確認媒体画像情報を、前記本人確認用データとして取得すること、
    を特徴とする申請装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の申請装置において、
    前記本人確認媒体は、パスポートであり、
    前記ICチップは、本人特定情報を記憶しており、
    記本人確認用データ取得部は、
    前記ICチップに予め記憶された顔写真データが撮影装置を介して受け付けた前記申請者の顔写真データと同一人物であるか否かを判定する顔写真判定部と、
    前記顔写真判定部の判定により同一人物であると判定された場合に、前記ICチップから前記本人特定情報を読み出すIC読出部と、
    を備え、
    前記本人確認用データは、前記本人特定情報を含むこと、
    を特徴とする申請装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の申請装置において、
    撮影装置を介して前記申請者の顔写真データを取得する顔写真データ取得部と、
    申請者を確認できなかった旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記顔写真データ取得部により取得された前記顔写真データを印刷出力する印刷出力部と、
    を備えること、
    を特徴とする申請装置。
  7. 個人カードに関するデータを管理する管理サーバと、前記個人カードの交付のための申請を行う申請装置とが通信ネットワークを介して互いに接続された申請交付システムであって、
    前記申請装置は、
    前記個人カードの申請者を特定する個人確認データをコードとして有する通知書を、コードを読み取るリーダ装置が読み取ることにより、前記リーダ装置を介して前記個人確認データを取得する個人確認データ取得部と、
    前記個人確認データ取得部により取得した前記個人確認データを記憶部に記憶し、前記管理サーバに前記個人確認データを送信する個人確認データ送信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記個人カードの発行対象者の属性データ及び前記個人確認データを記憶する個人データベースと、
    前記申請装置から前記個人確認データを受信したことに応じて、前記個人データベースと照合して申請者を確認する照合部と、
    前記照合部による照合結果を前記申請装置に対して送信する照合結果送信部と、
    を備え、
    前記申請装置は、
    前記照合結果として申請者を確認できた旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記申請者の本人確認が可能な本人確認媒体に有するICチップに記憶された本人確認のための情報と、入力部を介して受け付けた前記申請者に関する情報との照合結果により、前記申請者の本人確認ができたときには、前記ICチップに記憶された本人確認用データを読み出す本人確認用データ取得部と、
    前記本人確認用データ取得部により前記本人確認用データが取得できた場合に、生体データを取得する生体情報取得装置を介して受け付けた前記申請者の生体データを、前記個人カードの交付の際の本人確認に使用する交付時確認データとして取得する交付時確認データ取得部と、
    前記本人確認用データ取得部により読み出された前記本人確認用データと、前記交付時確認データ取得部により取得した前記交付時確認データ、個人カードの作成申請のための申請用データとして、前記管理サーバに送信する申請送信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    受信した前記申請用データを、前記個人データベースに対応付けて記憶する受信データ記憶部と、
    前記申請用データに含まれる前記個人確認データに対応する前記申請者の前記個人カードの発行を指示するカード発行指示部と、
    を備えること、
    を特徴とする申請交付システム。
  8. 請求項7に記載の申請交付システムにおいて、
    前記申請装置は、
    撮影装置を介して前記申請者の顔写真データを取得する顔写真データ取得部と、
    申請者を確認できなかった旨を前記管理サーバから受信した場合に、前記顔写真データ取得部により取得された前記顔写真データを印刷出力する印刷出力部と、
    を備えること、
    を特徴とする申請交付システム。
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