JP2001236504A - 画像情報取得送信装置及び画像情報入力記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像情報取得送信装置及び画像情報
入力記録装置に関し、写真証明システムに通信機能を具
備し、所定の場所で撮った写真画像情報を記録乃至は送
信することができる画像情報取得送信装置及び画像情報
入力記録装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 被撮影者２１の画像情報を得る画像情報
取得手段１１と、該画像情報取得手段１１により取得さ
れた前記被撮影者２１の画像情報を送信先に送信する送
信手段１２と、被撮影者に課された対価の支払いを受け
る手段１４とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は画像情報取得送信装
置及び画像情報入力記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在の証明写真システムは、顧客にプリ
ント写真を提供することで対価を得ている。図５は従来
の証明写真システムの概念図である。図において、１は
自動写真作成装置である。該自動写真作成装置１内に
は、カメラ２、料金投入口３、操作部４、プリント排出
口５が設けられている。人物７が、内部に設けられた椅
子６に座る状態で撮影が行なわれる。

【０００３】先ず、操作部４から必要なプリント枚数、
希望のプリントサイズを入力する。その後、料金投入口
３から料金を支払うと、カメラ２は人物７の写真を撮
る。自動写真作成装置内部では、撮影した写真画像の処
理を行ない、排出口５から人物の顔写真が写ったプリン
トを排出する。

【０００４】このような従来の証明写真システムでは、
顧客はプリントを必要な書類に添付することが目的であ
り、プリントそのものを得ることが最終の目的ではな
い。従って、通信を介して種々の手続きが可能になった
場合、プリントとしての証明写真は需要がなくなる可能
性がある。その場合でも、顔写真情報は、本人確認のた
めの重要な情報であり、顔写真を撮影し、顔写真情報を
作成し、通信を介して所望の相手に送信できる機能に対
する需要が増加することが期待される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の証明写真システ
ムでは、顔写真をその場で撮ることが目的であり、単機
能であり、撮った画像情報に付加価値を持たせるもので
はなかった。

【０００６】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、写真証明システムに通信機能を具備し、
所定の場所で撮った写真画像情報を記録乃至は送信する
ことができる画像情報取得送信装置及び画像情報入力記
録装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】（１）請求項１記載の発
明は、被撮影者の画像情報を得る画像情報取得手段と、
該画像情報取得手段により取得された前記被撮影者の画
像情報を送信先に送信する送信手段と、被撮影者に課さ
れた対価の支払いを受ける手段とを有することを特徴と
する。

【０００８】このように構成すれば、被撮影者が対価を
支払うことにより、送信先に高画質の画像情報を送信す
ることができ、パソコン（パーソナルコンピュータ）、
デジカメ（デジタルカメラ）、通信手段を持たない顧客
でも送信手段により画像情報（特に顔写真情報）を送信
することができる。

【０００９】（２）請求項２記載の発明は、前記画像情
報取得手段による前記被撮影者の画像情報の取得及び／
又は前記送信手段による前記被撮影者の画像情報の送信
に対する対価を課金する課金手段を設けたことを特徴と
する。

【００１０】このように構成すれば、課金手段により対
価を設定し、設定された課金を支払うことで、撮影した
画像情報を送信することができる。

【００１１】ここで、課金とはｐａｙｍｅｎｔを課すこ
とで、支払いは課されたｐａｙｍｅｎｔを支払うことを
いう。

【００１２】（３）請求項３記載の発明は、前記被撮影
者の画像情報を得る画像情報取得手段を有し、前記被撮
影者の画像情報と記憶手段にあらかじめ記憶した前記被
撮影者の参照用個人情報とを比較し、比較結果に応じて
前記送信手段による送信が許可されることを特徴とす
る。

【００１３】このように構成すれば、その場で撮影した
顔写真と参照用個人情報とを比較照合して、比較結果に
応じて画像情報を送信することができる。

【００１４】（４）請求項４記載の発明は、前記記憶手
段は、個人情報を記憶管理する個人情報管理サーバであ
ることを特徴とする。

【００１５】このように構成すれば、前記記憶手段とし
て個人情報管理サーバを用いることにより、個人情報の
識別を高速かつ確実に効率的に得ることができる。

【００１６】（５）請求項５記載の発明は、前記記憶手
段にあらかじめ記憶した前記被撮影者の参照用個人情報
が個人の顔写真が記録されているＩＤカードから入力し
たものであることを特徴とする。

【００１７】このように構成すれば、ＩＤカードに記憶
された顔写真とその場で撮影した顔写真とを比較照合し
て、比較結果に応じて画像情報を送信することができ
る。

【００１８】（６）請求項６記載の発明は、前記記憶手
段にあらかじめ記憶した前記被撮影者の参照用個人情報
が、免許証から入力したものであることを特徴とする。

【００１９】このように構成すれば、免許証の顔写真と
そこで撮影された顔写真とを比較し、比較結果に応じて
前記送信手段による送信が行なえる。

【００２０】（７）請求項７記載の発明は、前記被撮影
者が情報を入力する情報入力手段を有し、前記情報入力
手段から入力された入力情報と記憶手段にあらかじめ記
憶した参照用個人情報を比較し、比較結果に応じて前記
送信手段による送信が許可されることを特徴とする。

【００２１】このように構成すれば、その場で入力した
した情報と参照用個人情報とを比較照合して、比較結果
に応じて画像情報を送信することができる。

【００２２】（８）請求項８記載の発明は、前記記憶手
段が参照用個人情報を記憶管理する参照用個人情報管理
サーバであることを特徴とする。

【００２３】このように構成すれば、前記記憶手段とし
て個人情報管理サーバを用いることにより、個人情報の
識別を高速かつ確実に効率的に得ることができる。

【００２４】（９）請求項９記載の発明は、前記情報入
力手段から入力された文字情報を得、前記情報入力手段
から入力された文字情報と記憶手段にあらかじめ記憶し
た参照用個人情報を比較し、比較結果に応じて前記送信
手段による送信が許可されることを特徴とする。

【００２５】このように構成すれば、その場で入力した
した文字情報と参照用個人情報とを比較照合して、比較
結果に応じて画像情報を送信することができる。

【００２６】（１０）請求項１０記載の発明は、前記被
撮影者の撮影条件を送信先に応じて変えることを特徴と
するこのように構成すれば、写真のサイズ等を適正に調
整した画像情報を送信することができる。

【００２７】（１１）請求項１１記載の発明は、前記画
像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報が
前記送信手段で送信すべきかどうかの判断を被撮影者が
入力する手段を有することを特徴とする。

【００２８】このように構成すれば、被撮影者が気にい
った画像を送信手段から送信することができる。

【００２９】（１２）請求項１２記載の発明は、前記送
信手段により送信された前記画像情報に基づいて、画像
のプリントアウトをすることを特徴とする。

【００３０】このように構成すれば、送信先に送信され
た画像情報をプリントアウトすることができるので、送
信された画像を確認することができる。

【００３１】（１３）請求項１３記載の発明は、前記送
信先は予め設定されている複数の送信先の中から選択さ
れたものであり、前記対価が該送信先毎に設定されてい
ることを特徴とする。

【００３２】このように構成すれば、予め送信先が設定
されているので、送信先を容易に選択することができ、
送信先に応じた対価を支払うことができる。

【００３３】（１４）請求項１４記載の発明は、顧客の
顔写真が記憶された情報記憶媒体からの情報を入力する
画像情報入力手段と、該画像情報入力手段より入力され
た画像情報を送信先に送信する送信手段と、被撮影者に
課された対価の支払いを受ける手段とを有することを特
徴とする。

【００３４】このように構成すれば、被撮影者が対価を
支払うことにより、送信先に情報記憶媒体から読み出し
た高画質の画像情報を送信することができ、パソコン
（パーソナルコンピュータ）、デジカメ（デジタルカメ
ラ）、通信手段を持たない顧客でも送信手段により顔写
真情報を送信することができる。

【００３５】（１５）請求項１５記載の発明は、前記画
像情報入力手段による前記被撮影者の画像情報の送信に
対する対価を課金する課金手段を設けたことを特徴とす
る。

【００３６】このように構成すれば、課金手段により対
価を設定し、設定された課金を支払うことで、撮影した
画像情報を送信することができる。

【００３７】（１６）請求項１６記載の発明は、前記被
撮影者の特定の撮影、入力情報を入力する個人情報入力
手段と、該特定の撮影、入力情報を記憶する記憶手段と
を有し、前記個人情報入力手段から入力された撮影、入
力情報と、前記記憶手段に記憶されている参照用情報と
を比較し、比較結果に応じて前記送信手段による送信が
許可されることを特徴とする。

【００３８】このように構成すれば、別途設けられてい
る記憶手段から読み出された参照用情報と、個人情報入
力手段から入力された撮影、入力情報とを比較し、一致
すれば本人であると判断して、画像情報の送信を行なう
ことができる。

【００３９】（１７）請求項１７記載の発明は、前記記
憶手段が、参照用個人情報を記憶管理する参照用個人情
報管理サーバであることを特徴とする。

【００４０】このように構成すれば、前記記憶手段とし
て個人情報管理サーバを用いることにより、個人情報の
識別を高速に得ることができる。

【００４１】（１８）請求項１８記載の発明は、前記個
人情報入力手段は、免許証の画像情報を入力するもので
あることを特徴とする。

【００４２】このように構成すれば、より強力な本人確
認手段である免許証の画像情報を入力することにより、
より確実に個人情報の比較を行なうことができる。

【００４３】（１９）請求項１９記載の発明は、前記個
人情報入力手段は、個人の顔写真が記録されているＩＤ
カード情報を入力するものであることを特徴とする。

【００４４】このように構成すれば、ＩＤカードに記憶
された顔写真とその場で撮影した顔写真とを比較照合し
て、比較結果に応じて画像情報を送信することができ
る。

【００４５】（２０）請求項２０記載の発明は、前記課
金手段により課された対価が、被撮影者により支払われ
たことを条件に送信手段による送信を許可することを特
徴とする。

【００４６】このように構成すれば、対価が支払われた
ことを条件に画像情報を送信するので、いたずら等によ
る装置の操作を排除することができる。

【００４７】（２１）請求項２１記載の発明は、前記対
価が所定時間に支払われない場合には、警告を発し、警
告してから所定時間経過すると情報を消去する手段を有
することを特徴とする。

【００４８】このように構成すれば、いたずら等による
装置の操作を排除することができる。

【００４９】（２２）請求項２２記載の発明は、前記画
像情報入力手段により取得された被撮影者の画像情報が
前記送信手段で送信すべきかどうかの判断を被撮影者が
入力する手段を有することを特徴とする。

【００５０】このように構成すれば、被撮影者が気にい
った画像を送信手段から送信することができる。

【００５１】（２３）請求項２３記載の発明は、前記送
信手段により送信された前記画像情報に基づいて、画像
のプリントアウトをすることを特徴とする。

【００５２】このように構成すれば、送信先に送信され
た画像情報をプリントアウトすることができるので、送
信された画像を確認することができる。

【００５３】（２４）請求項２４記載の発明は、前記送
信先は予め設定されている複数の送信先の中から選択さ
れたものであり、前記対価が該送信先毎に設定されてい
ることを特徴とする。

【００５４】このように構成すれば、予め送信先が設定
されているので、送信先を容易に選択することができ、
送信先に応じた対価を支払うことができる。

【００５５】（２５）請求項２５記載の発明は、被撮影
者の画像情報を得る画像情報取得手段と、該画像情報取
得手段により取得された被撮影者の画像情報をリムーバ
ブルな画像情報記憶媒体に記録する画像情報記録手段
と、前記画像情報取得手段による前記被撮影者の画像情
報の取得及び／又は前記画像情報記憶媒体への記録に対
する対価を前記被撮影者に対して課する課金手段とを有
することを特徴とする。

【００５６】このように構成すれば、画像情報取得手段
により取得された画像情報をリムーバブルな画像情報記
憶媒体に記録することができる。

【００５７】（２６）請求項２６記載の発明は、前記課
金手段により課された対価が、被撮影者によって支払わ
れたことを条件に、前記画像情報記録手段による画像情
報のリムーバブルな画像情報記憶媒体への記録が許可さ
れることを特徴とする。

【００５８】このように構成すれば、対価が支払われた
ことを条件に画像情報取得手段により取得された画像情
報をリムーバブルな画像記憶媒体に記録することができ
る。

【００５９】（２７）請求項２７記載の発明は、前記画
像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報が
前記画像情報記録手段により前記リムーバブルな画像情
報記憶媒体へ記録すべきものかどうかの判断を被撮影者
が入力する手段を有することを特徴とする。

【００６０】このように構成すれば、被撮影者が気にい
った画像情報をリムーバブルな画像情報記憶媒体に記録
することができる。

【００６１】（２８）請求項２８記載の発明は、前記画
像情報記録手段により前記リムーバブルな画像情報記憶
媒体へ記録された前記画像情報に基づいて、画像情報の
プリントアウトをすることを特徴とする。

【００６２】このように構成すれば、リムーバブル画像
情報記憶媒体に記録された画像情報をプリントアウトす
ることができるので、記録された画像を確認することが
できる。

【００６３】（２９）請求項２９記載の発明は、画像情
報を入力する画像情報入力手段と、予め登録されている
前記入力された画像情報の送信先を表示する送信先表示
手段と、該送信先表示手段により表示された送信先の中
から画像データの入力者により選択された送信先に前記
画像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報
を送信先固有に設定されている被撮影者の識別情報と共
に送信する送信手段とを有することを特徴とする。

【００６４】このように構成すれば、被撮影者の識別情
報と共に画像情報を記憶するので、送信先での被撮影者
の確認が容易になる。

【００６５】（３０）請求項３０記載の発明は、前記被
撮影者の特定の撮影、入力情報を入力する個人情報入力
手段を有し、該特定の個人識別情報を含む前記被撮影者
の参照用情報を記憶管理する参照用個人情報管理サーバ
に予め記憶された前記特定の参照用情報と、前記個人情
報入力手段から入力された前記特定の撮影、入力情報が
一致しているとの判断結果を条件に、前記送信手段によ
る送信先への送信が許可されることを特徴とする。

【００６６】このように構成すれば、個人情報管理サー
バに予め記憶されている参照用情報と、個人情報入力手
段により入力された撮影、入力情報とを比較し、一致し
たら送信先への送信を行なうことが可能になる。

【００６７】（３１）請求項３１記載の発明は、前記画
像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報が
前記送信手段で送信すべきものかどうかの判断を被撮影
者が入力する手段を有することを特徴とする。

【００６８】このように構成すれば、被撮影者が気にい
った画像情報を送信することができる。

【００６９】（３２）請求項３２記載の発明は、前記送
信手段により送信された画像情報に基づいて、画像のプ
リントアウトをすることを特徴とする。

【００７０】このように構成すれば、送信された画像情
報をプリントアウトするので、送信された画像を確認す
ることができる。

【００７１】（３３）請求項３３記載の発明は、前記課
金手段により課された対価が、被撮影者により支払われ
たことを条件に送信手段による送信を許可することを特
徴とする。

【００７２】このように構成すれば、対価が支払われた
ことを条件に画像情報を送信するので、いたずら等によ
る装置の操作を排除することができる。

【００７３】（３４）請求項３４記載の発明は、前記対
価が所定時間に支払われない場合には、警告を発し、警
告してから所定時間経過すると情報を消去する手段を有
することを特徴とする。

【００７４】このように構成すれば、いたずら等による
装置の操作を排除することができる。

【００７５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。

【００７６】図１は本発明の第１の実施の形態例を示す
ブロック図で、本発明の装置の構成を示している。図に
おいて、１１は被撮影者２１の画像情報を得る画像情報
取得手段、１２は該画像情報取得手段１１により取得さ
れた被撮影者２１の画像情報を送信先に送信すると共
に、送信先からの画像情報を受信する送受信手段であ
る。画像情報取得手段１１としては、例えばディジタル
カメラ（デジカメ）や、ディジタルビデオカメラ等が用
いられる。

【００７７】１３は被撮影者２１に課された画像撮影及
び画像送信および印紙代、手数料、送信に関連して提供
されるサービスに対する対価を課金する課金手段、１４
は課金した対価の支払いを受ける手段（以下支払い手段
と略す）、１５は被撮影者の特定の個人情報を入力する
個人情報入力手段、１６は各種コマンドを入力する操作
手段、１７は各種情報を記憶する記憶手段、１８は各種
の情報を表示する表示手段、１９は撮影された画像情報
の送信先を指定する送信先指定手段、２０は撮影された
画像情報をプリントするプリンタである。１０は全体の
制御動作を行なう制御手段であり、画像情報取得手段１
１、情報送受信手段１２、課金手段１３、支払い手段１
４，個人情報入力手段１５、操作手段１６、記憶手段１
７、表示手段１８、送信先指定手段１９及びプリンタ２
０と接続されている。このように構成された装置の動作
を説明すれば、以下の通りである。

【００７８】先ず、被撮影者２１が送信先指定手段１９
から送信先を指定する。制御手段１０は、この送信先指
定手段１９からの送信先情報を受けると、操作手段１６
から入力された条件に応じて課金手段１３に指示を与え
る。課金手段１３から制御手段１０を介して表示手段１
８に使用条件に応じた課金情報を表示する。被撮影者２
１は表示手段１８の表示に従い、支払い手段１４から使
用料金を支払う。制御手段１０は、支払い手段１４より
所定の額の使用料金が支払われたことを認識すると、画
像情報取得手段１１を作動させる。

【００７９】画像情報取得手段１１によって被撮影者２
１の情報（特に顔情報）が撮影される。撮影された顔情
報は、情報送受信手段１２から送信先に対して送信され
ることになる。

【００８０】尚、上記の例の如く支払い−撮影−送信の
順に作業を行うことも可能であるし、撮影−支払い−送
信の順に作業を行うことも可能である。対価の支払いを
確実に受ける、という観点では前者が好ましく、処理を
効率的に進めて単位時間あたりの利用可能人数を増やす
という観点からは後者が好ましい。

【００８１】このように、本発明の実施の形態例によれ
ば、被撮影者が対価を支払うことにより、送信先に高画
質の画像情報を送信することができ、パソコン、デジカ
メ、通信手段を持たない顧客でも情報送受信手段１２に
より画像情報（特に顔写真情報）を送信することができ
る。

【００８２】ここで、課金手段１３により課金する内容
は、例えば画像情報の取得及び／又は情報送受信手段１
２による被撮影者２１に対する対価である。このような
対価を支払うことで、撮影した画像情報を送信すること
ができる。

【００８３】このような画像情報の送信を行なうにあた
り、個人情報入力手段１５から被撮影者２１の特定の撮
影、入力情報を入力することができる。ここで、撮影、
入力情報とは、例えば顔画像、指紋情報、掌紋情報、光
彩の情報、血管の配置情報、耳の形、等の個人固有の肉
体的特徴、ＩＤ番号、暗証番号、免許証番号、パスポー
ト番号、住民基本台帳に記載された番号、住所、氏名、
生年月日、本籍地等の個人を特定することができる情報
であって、本発明の装置に撮影、入力された情報であ
る。また、ここでは個人を特定するためにあらかじめ登
録、管理された個人固有の情報を参照情報と呼ぶ。参照
情報の登録される場所は本発明の装置内でも良いし、他
の場所にあっても良い。参照情報の管理者に特に制限は
無いが、公的に認証された組織であることが好ましい。
このような情報を利用して被撮影者の本人確認を行うこ
とができる。また、このような情報を顔写真とともに送
信することで、送信した顔写真を各種手続きに使用する
際に信用度を増すことができる。また、送られた顔情報
が誰の物かを示す情報として有利に利用することができ
る。

【００８４】前記個人情報入力手段１５から入力された
被撮影者２１の特定の撮影、入力情報の一部を記憶手段
１７から参照情報を読み出すための検索キー情報として
用い、検索された参照情報と検索キー情報として使用し
た以外の撮影、入力情報を得られた参照情報と比較して
本人確認をすることもできる。

【００８５】制御手段１０は、入力された撮影、入力情
報を一旦記憶手段１７に記憶する。次に、装置内に記憶
された情報または外部装置（例えば個人情報管理サー
バ）付属の記憶手段に予め記憶されている指紋情報又は
ＩＤ番号等の参照情報を情報送受信手段１２を介して読
み出してくる。

【００８６】そして、読み出してきた指紋情報又はＩＤ
番号等の参照情報と、記憶手段１７に記憶されている指
紋情報又はＩＤ番号等の撮影、入力情報と比較する。そ
して、比較の結果、双方の情報が一致した時に、情報送
受信手段１２に送信指令を送り、撮影された画像情報を
送信するようにすることができる。これにより、装置の
持つ記憶手段や別途設けられている記憶手段から読み出
された参照用情報と、個人情報入力手段１５から入力さ
れた撮影、入力情報とを比較し、一致すれば本人である
と判断して、画像情報の送信を行なうことができる。

【００８７】また、個人情報入力手段１５は免許証に記
録されている情報を入力することもできる。免許証は、
個人を識別するのに最も強力な手段であり、免許証に記
載された情報を用いることにより、より確実な本人照合
を行なうことができる。

【００８８】具体的には、個人情報入力手段１５から免
許証の顔写真を入力し、制御手段１０が免許証の顔写真
とその場で画像情報取得手段１１により撮影された顔情
報とを比較する。比較の結果、一致したら制御手段１０
が情報送受信手段１２に指令を与え、画像情報を送信す
ることができる。このようにすれば、比較結果に応じて
情報送受信手段１２から画像情報の送信を行なうことが
できる。この場合において、免許証に記載の顔写真以外
の記載事項を読みとって送信情報に加えることもでき
る。

【００８９】前述の説明では、免許証の顔写真を照合す
る場合を例にとったが、本発明はこれに限るものではな
く、被撮影者の顔写真が記録されたＩＤカードであって
もよい。これによれば、ＩＤカードに記録された顔写真
と、その場で撮影された顔写真とを比較して、比較結果
に応じて画像情報を送信することができる。この場合に
おいて、ＩＤカードの読み込みとパスワードの入力を条
件とすることもできる。

【００９０】また、本発明によれば、被撮影者の撮影条
件を送信先に応じて変えるようにすることができる。例
えば、送信先がパスポートセンターである場合には、使
用できる顔写真にも厳しさが要求される。例えば、縦方
向が２７ｍｍ±２ｍｍ、頭部からの余白が７ｍｍ±２ｍ
ｍと決まっている。そこで、このような場合には、制御
手段１０から画像情報取得手段１１に指令を送り、撮影
条件（例えば顔のサイズ）を適正に設定するようにす
る。このようにすれば、送信先に応じて最適な画像情報
を得ることができる。

【００９１】本発明によれば、課金手段１３により課金
された対価が、被撮影者２１により支払われたことを条
件に制御手段１０が情報送信を許可するようにすること
ができる。これによれば、いたずら等による装置の操作
を排除することができる。

【００９２】この場合において、前記対価が所定時間に
支払われない場合には、警告を発し、警告してから所定
時間経過すると制御手段１０は情報を消去するようにす
ることができる。これによれば、いたずら等による装置
の操作を排除することができる。

【００９３】外部装置に対して画像情報を送信する前
に、制御手段１０は被撮影者２１の撮影された顔写真を
表示手段１８に表示させることができる。若し、表示手
段１８に表示された画像が気にいらない場合には、被撮
影者２１は、操作手段１６を操作して再度写真を取り直
すことができる。そして、最終的に気にいった画像を情
報送受信手段１２から外部装置に送信することができ
る。

【００９４】また、制御手段１０は、最終的に情報送受
信手段１２から送信された画像情報に基づいてプリンタ
２０で画像のプリントアウトをすることができる。この
ようにすれば、送信先に送信された画像情報をプリンタ
２０でプリントすることができるので、送信された画像
を確認することができる。

【００９５】更に、本発明によれば、被撮影者２１は、
送信先指定手段１９により、希望する送信先を選択する
ことができる。制御手段１０は送信先に応じた課金計算
をしてその結果を課金手段１３に通知する。この結果、
送信先を容易に選択することができ、送信先に応じた課
金を行なうことができる。送信先の指定は被撮影者が装
置に挿入した免許証、ＩＤカード等によって行うことも
できる。

【００９６】図２は本発明を用いたシステムの概念図で
ある。図において、３０が本発明に係る本発明の装置で
ある。該本発明の装置３０単体で、１次顧客（被撮影
者）に対する直接サービスを行なうことができる。直接
サービスの種類としては、例えば出願手続き、および受
験票の発行とか、撮影写真のメディアへの記録等があ
る。該本発明の装置３０は、サーバ３１と接続され、１
次顧客や小規模２次顧客（顔写真を利用する者）に対す
る各種のサービスが行なえるようになっている。

【００９７】また、該本発明の装置３０は、免許証・パ
スポートセンター３２、大学等３３、企業３４と接続さ
れている。図では、無線で接続されている場合を示して
いるが、無線に限るものではなく、有線で接続されてい
てもよい。免許証・パスポートセンター３２は、サーバ
３２ａとＩＤ証発行装置３２ｂから構成されている。そ
して、本発明の装置３０から送信されてきた顔写真情報
を内部記憶手段に記憶し、必要に応じて顔写真情報を読
み出して免許証やパスポートを発行することができる。

【００９８】大学等３３は、サーバ３３ａとＩＤ証発行
装置３３ｂより構成されており、本発明の装置３０から
送信されてきた顔写真情報をサーバ３３ａに記憶し、必
要に応じて該顔写真情報を読み出して１次顧客に対して
受験票や学生証を発行する。企業３４は、サーバ３４ａ
とＩＤ証発行装置３４ｂより構成されており、本発明の
装置３０から送信されてきた顔写真情報をサーバ３４ａ
に記憶し、必要に応じて顔写真情報を読み出して１次顧
客に対してクレジットカード、キャッシュカード、会員
証等を発行する。

【００９９】図３は本発明の第２の実施の形態例を示す
ブロック図である。図１と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図１に示す第１の実施の形態例との構成上
の相違点は、第１図の画像情報取得手段１１の代わり
に、フロッピー（登録商標）ディスク等に記録された画
像情報を画像情報入力手段４０で取り込んで、画像情報
とする点である。その他の構成例は、図１に示す構成と
全く同じである。従って、図１に示す実施の形態例と全
く同様の効果が得られる。このように構成された装置の
動作を説明すれば、以下の通りである。

【０１００】先ず、顧客４５はフロッピーディスクやＩ
Ｄカードに自分の画像情報を記録しておき、画像情報取
得送信装置まで持ってくる。そして、画像情報入力手段
４０にフロッピーディスク又はＩＤカードを挿入して、
記憶されている画像情報を読み込ませる。制御手段１０
は読み込んだ画像情報を、記憶手段１７に記憶させる。

【０１０１】先ず、顧客４５が送信先指定手段１９から
送信先を指定する。制御手段１０は、この送信先指定手
段１９からの送信先情報を受けると、操作手段１６から
入力された条件に応じて課金手段１３に指示を与える。
課金手段１３から制御手段１０を介して表示手段１８に
使用条件に応じた課金情報を表示する。顧客は表示手段
１８の表示に従い、支払い手段１４から使用料金を支払
う。制御手段１０は、支払い手段１４より所定の額の使
用料金が支払われたことを認識すると、画像情報入力手
段４０を作動させる。

【０１０２】画像情報取入力手段４０によって顧客４５
の情報（特に顔情報）が読み込まれる。読み込まれた顔
情報は、情報送受信手段１２から送信先に対して送信さ
れることになる。

【０１０３】このように、本発明の実施の形態例によれ
ば、顧客が対価を支払うことにより、送信先に高画質の
画像情報を送信することができ、パソコン、デジカメ、
通信手段を持たない顧客でも情報送受信手段１２により
画像情報（特に顔写真情報）を送信することができる。

【０１０４】ここで、課金手段１３により課金する内容
は、例えば画像情報の取得及び／又は情報送受信手段１
２による顧客４５に対する対価、および印紙代、手数
料、送信に関連して提供されるサービスに対する対価で
ある。このような対価を支払うことで、撮影した画像情
報を送信することができる。対価の支払いは現金で支払
う以外に、現金に代わる支払い手段を制限無く用いるこ
とができる。例えば、クレジットカードを挿入する、ク
レジットカード番号を入力する、プリペイドカードを用
いる、デビットカードを用いる、携帯電話等の支払いサ
ービスを利用する、等の代金支払い方法を挙げることが
できる。

【０１０５】このような画像情報の送信を行なうにあた
り、個人情報入力手段１５から顧客４５の特定の撮影、
入力情報を入力することができる。ここで、撮影、入力
情報とは、例えば指紋情報、ＩＤ番号等の個人を特定す
ることができる情報である。制御手段１０は、入力され
た撮影、入力情報を一旦記憶手段１７に記憶する。次
に、外部装置（例えば個人情報管理サーバ）付属の記憶
手段に予め記憶されている指紋情報又はＩＤ番号等を情
報送受信手段１２を介して読み出してくる。

【０１０６】そして、読み出してきた指紋情報又はＩＤ
番号等と、記憶手段１７に記憶されている指紋情報又は
ＩＤ番号等と比較する。そして、比較の結果、双方の情
報が一致した時に、情報送受信手段１２に送信指令を送
り、撮影された画像情報を送信するようにすることがで
きる。これにより、別途設けられている記憶手段から読
み出された参照用情報と、個人情報入力手段１４から入
力された撮影、入力情報とを比較し、一致すれば本人で
あると判断して、画像情報の送信を行なうことができ
る。

【０１０７】また、個人情報入力手段１５は免許証に記
録されている情報を入力することもできる。免許証は、
個人を識別するのに最も強力な手段であり、免許証に記
載された情報を用いることにより、より確実な本人照合
を行なうことができる。

【０１０８】具体的には、個人情報入力手段１５から免
許証の顔写真を読み出し、制御手段１０が免許証の顔写
真とその場で画像情報入力手段４０に記憶されている顔
情報とを比較する。比較の結果、一致したら制御手段１
０が情報送受信手段１２に指令を与え、画像情報を送信
することができる。このようにすれば、比較結果に応じ
て情報送受信手段１２から画像情報の送信を行なうこと
ができる。

【０１０９】前述の説明では、免許証の顔写真を照合す
る場合を例にとったが、本発明はこれに限るものではな
く、顧客の顔写真が記録されたＩＤカードであってもよ
い。これによれば、ＩＤカードに記録された顔写真と、
その場で撮影された顔写真とを比較して、比較結果に応
じて画像情報を送信することができる。この場合におい
て、ＩＤカードの読み込みとパスワードの入力を条件と
することもできる。

【０１１０】また、本発明によれば、顧客の画像情報の
読み込み条件を送信先に応じて変えるようにすることが
できる。例えば、送信先がパスポートセンターである場
合には、使用できる顔写真にも厳しさが要求される。例
えば、縦方向が２７ｍｍ±２ｍｍ、頭部からの余白が７
ｍｍ±２ｍｍと決まっている。そこで、このような場合
には、制御手段１０から画像情報入力手段４０に指令を
送り、入力条件（例えば顔のサイズ）を通常の場合より
も厳しく設定するようにする。このようにすれば、送信
先に応じて最適な画像情報を得ることができる。

【０１１１】本発明によれば、課金手段１３により課金
された対価が、顧客４５により支払われたことを条件に
制御手段１０が情報送信を許可するようにすることがで
きる。これによれば、いたずら等による装置の操作を排
除することができる。

【０１１２】この場合において、前記対価が所定時間に
支払われない場合には、警告を発し、警告してから所定
時間経過すると制御手段１０は情報を消去するようにす
ることができる。これによれば、いたずら等による装置
の操作を排除することができる。

【０１１３】外部装置に対して画像情報を送信する前
に、制御手段１０は顧客４５の撮影された顔写真を表示
手段１８に表示させることができる。若し、表示手段１
８に表示された画像が気にいらない場合には、顧客４５
は、操作手段１６を操作して再度写真を取り直すことが
できる。そして、最終的に気にいった画像を情報送受信
手段１２から外部装置に送信することができる。

【０１１４】また、制御手段１０は、最終的に情報送受
信手段１２から送信された画像情報に基づいてプリンタ
２０で画像のプリントアウトをすることができる。この
ようにすれば、送信先に送信された画像情報をプリンタ
２０でプリントすることができるので、送信された画像
を確認することができる。

【０１１５】更に、本発明によれば、顧客４５は、送信
先指定手段１９により、希望する送信先を選択すること
ができる。制御手段１０は送信先に応じた課金計算をし
てその結果を課金手段１３に通知する。この結果、送信
先を容易に選択することができ、送信先に応じた課金を
行なうことができる。

【０１１６】図４は本発明の第３の実施の形態例を示す
ブロック図である。図１と同一のものは同一の符号を付
して示す。この実施の形態例では、撮影された画像情報
を送信するのではなく、リムーバブルな情報記憶媒体に
記憶させるようにしたものである。

【０１１７】図において、４６は制御手段１０と接続さ
れた画像情報記録手段、４７は該画像情報記録手段４６
により画像情報が書き込まれるリムーバブルな画像情報
記憶媒体である。画像情報記憶媒体４７としては、例え
ばフロッピーディスクやＩＣカード等が用いられる。そ
の他の構成は図１と同じである。このように構成された
装置の動作を説明すれば、以下の通りである。

【０１１８】先ず、被撮影者２１が操作手段１６から画
像の撮影スタートを入力する。制御手段１０は、この撮
影スタート信号を受けると、操作手段１９から入力され
た条件に応じて課金手段１３に指示を与える。課金手段
１３から制御手段１０を介して表示手段１８に使用条件
に応じた課金情報を表示する。顧客は表示手段１８の表
示に従い、支払い手段１４から使用料金を支払う。制御
手段１０は、支払い手段１４より所定の額の使用料金が
支払われたことを認識すると、画像情報取得手段１１に
スタート信号を与える。

【０１１９】画像情報取得手段１１から被撮影者２１の
情報（特に顔情報）が撮影される。制御手段１０は、画
像情報取得手段１１からの情報を入力すると、画像情報
記録手段４６に指令を与え、読み込んだ画像情報を画像
情報記憶媒体４７に記録する。

【０１２０】この実施の形態例によれば、画像情報取得
手段１１により取得された画像情報をリムーバブルな画
像情報記憶媒体４７に記録することができる。また、対
価が支払われたことを条件に、画像情報取得手段１１に
より取得された画像情報をリムーバブルな画像情報記憶
媒体４７に記憶することができる。

【０１２１】画像情報取得手段１１により取得された画
像情報は、制御手段１０を介して表示手段１８に表示さ
れる。被撮影者は、表示手段１８に表示された画像を観
察して、表示画像が気にいったら操作手段１６から制御
手段１０に指令を与える。制御手段１０は、画像情報記
録手段４６を起動し、リムーバブルな画像情報記憶媒体
４７へ取得した画像情報を記録する。これによれば、被
撮影者が気にいった画像情報をリムーバブルな画像情報
記憶媒体４７に記録することができる。気にいらない場
合に、気にいる画像情報が得られるまで、画像情報取得
手段１１から撮影を行なう。

【０１２２】このようにして、画像情報記憶媒体４７に
画像情報が記録されたら、画像情報に記録された画像情
報をプリンタ２０によりプリントすることができる。従
って、記録された画像を確認することができる。

【０１２３】次に、図３を用いて、本発明の他の実施の
形態例を説明する。本発明では、画像情報を送信先に送
信するに際し、被撮影者の画像情報を送信先固有に設定
されている被撮影者の識別情報と共に、送信することが
できる。即ち、制御手段１０は、画像情報入力手段４０
により入力された被撮影者の画像情報と、個人情報入力
手段１５から入力された被撮影者の撮影、入力情報とを
情報送受信手段１２から送信する。例えば、送信先が免
許証センターの場合には免許証番号であったり、送信先
がパスポートセンターの場合には氏名、生年月日、本籍
地、現住所であったり、送信先が大学の場合には氏名、
生年月日、住所であったり、必要に応じた情報を選択し
て画像情報とともに送ることができる。

【０１２４】ここで、個人情報入力手段１５から入力さ
れる被撮影者の個人情報としては、被撮影者のＩＤ番
号、生年月日、氏名等がある。送信先では、画像情報と
共に送られてきた撮影、入力情報を参照するので、送信
先での被撮影者の確認が容易になる。

【０１２５】或いはまた、制御手段１０は、送信先の個
人情報管理サーバから読み出してきた参照用情報と、個
人情報入力手段１５から入力した撮影、入力情報とを比
較する。比較の結果、双方の情報が一致したら、制御手
段１０は、情報送受信手段１２を起動して、入力された
画像情報を送信先に送信する。これによれば、個人情報
管理サーバに予め記憶されている参照用情報と、個人情
報入力手段１４により入力された撮影、入力情報とを比
較し、一致したら送信先への送信を行なうことができ、
確実な画像情報を送信することができる。

【０１２６】この実施の形態例でも、画像情報入力手段
４０から入力された画像情報を被撮影者が気にいった場
合に、操作手段１６から送信指令を制御手段１０に与え
て、画像情報を送信することができる。画像情報が気に
いらない場合には、フロッピーディスクに記録されてい
る他の画像情報を読み出し、気にいった画像情報を探
す。そして、気にいった画像情報を送信する。

【０１２７】そして、画像情報が情報送受信手段１２か
ら送信された場合、送信された画像情報をプリンタ２０
によりプリントすることができ、送信された画像を確認
することができる。

【０１２８】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、以下の効果が得られる。

【０１２９】（１）請求項１記載の発明によれば、被撮
影者が対価を支払うことにより、送信先に高画質の画像
情報を送信することができ、パソコン（パーソナルコン
ピュータ）、デジカメ（デジタルカメラ）、通信手段を
持たない顧客でも送信手段により画像情報（特に顔写真
情報）を送信することができる。

【０１３０】（２）請求項２記載の発明によれば、課金
手段により対価を設定し、設定された課金を支払うこと
で、撮影した画像情報を送信することができる。

【０１３１】（３）請求項３記載の発明によれば、その
場で撮影した顔写真と参照用個人情報とを比較照合し
て、比較結果に応じて画像情報を送信することができ
る。

【０１３２】（４）請求項４記載の発明によれば、前記
記憶手段として個人情報管理サーバを用いることによ
り、個人情報の識別を高速かつ確実に効率的に得ること
ができる。

【０１３３】（５）請求項５記載の発明によれば、ＩＤ
カードに記憶された顔写真とその場で撮影した顔写真と
を比較照合して、比較結果に応じて画像情報を送信する
ことができる。

【０１３４】（６）請求項６記載の発明によれば、免許
証の顔写真とそこで撮影された顔写真とを比較し、比較
結果に応じて前記送信手段による送信が行なえる。

【０１３５】（７）請求項７記載の発明によれば、その
場で入力したした情報と参照用個人情報とを比較照合し
て、比較結果に応じて画像情報を送信することができ
る。

【０１３６】（８）請求項８記載の発明によれば、前記
記憶手段として個人情報管理サーバを用いることによ
り、個人情報の識別を高速かつ確実に効率的に得ること
ができる。

【０１３７】（９）請求項９記載の発明によれば、その
場で入力したした文字情報と参照用個人情報とを比較照
合して、比較結果に応じて画像情報を送信することがで
きる。

【０１３８】（１０）請求項１０記載の発明によれば、
写真のサイズ等を適正に調整した画像情報を送信するこ
とができる。

【０１３９】（１１）請求項１１記載の発明によれば、
画像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報
が前記送信手段で送信すべきかどうかの判断を被撮影者
が入力する手段を有することにより、被撮影者が気にい
った画像を送信手段から送信することができる。

【０１４０】（１２）請求項１２記載の発明によれば、
送信手段により送信された前記画像情報に基づいて、画
像のプリントアウトをすることにより、送信された画像
を確認することができる。

【０１４１】（１３）請求項１３記載の発明によれば、
送信先は予め設定されている複数の送信先の中から選択
されたものであり、前記対価が該送信先毎に設定されて
いることにより、送信先を容易に選択することができ、
送信先に応じた対価を支払うことができる。

【０１４２】（１４）請求項１４記載の発明によれば、
顧客の顔写真が記憶された情報記憶媒体からの情報を入
力する画像情報入力手段と、該画像情報入力手段より入
力された画像情報を送信先に送信する送信手段と、被撮
影者に課された対価の支払いを受ける手段とを有するこ
とにより、被撮影者が対価を支払うことで、送信先に情
報記憶媒体から読み出した高画質の画像情報を送信する
ことができ、パソコン、デジカメ、通信手段を持たない
顧客でも送信手段により顔写真情報を送信することがで
きる。

【０１４３】（１５）請求項１５記載の発明によれば、
画像情報入力手段による被撮影者の画像情報の送信に対
する対価を課金する課金手段を設けたことにより、設定
された課金を支払うことで、撮影した画像情報を送信す
ることができる。

【０１４４】（１６）請求項１６記載の発明によれば、
個人情報入力手段から入力された撮影、入力情報と、記
憶手段に記憶されている参照用情報とを比較し、比較結
果に応じて前記送信手段による送信が許可されることに
より、一致すれば本人であると判断して、画像情報の送
信を行なうことができる。

【０１４５】（１７）請求項１７記載の発明によれば、
前記記憶手段は、参照用個人情報を記憶管理する参照用
個人情報管理サーバであることにより、個人情報の識別
を高速に得ることができる。

【０１４６】（１８）請求項１８記載の発明によれば、
前記個人情報入力手段は、免許証の画像情報を入力する
ものであることにより、より強力な本人確認手段である
免許証の画像情報を入力することで、より確実に個人情
報の比較を行なうことができる。

【０１４７】（１９）請求項１９記載の発明によれば、
個人情報入力手段は、個人の顔写真が記録されているＩ
Ｄカード情報を入力するものであることにより、ＩＤカ
ードに記憶された顔写真とその場で撮影した顔写真とを
比較照合して、比較結果に応じて画像情報を送信するこ
とができる。

【０１４８】（２０）請求項２０記載の発明によれば、
課金手段により課された対価が、被撮影者により支払わ
れたことを条件に送信手段による送信を許可することに
より、いたずら等による装置の操作を排除することがで
きる。

【０１４９】（２１）請求項２１記載の発明によれば、
対価が所定時間に支払われない場合には、警告を発し、
警告してから所定時間経過すると情報を消去する手段を
有することにより、いたずら等による装置の操作を排除
することができる。

【０１５０】（２２）請求項２２記載の発明によれば、
画像情報入力手段により取得された被撮影者の画像情報
が送信手段で送信すべきかどうかの判断を被撮影者が入
力する手段を有することにより、被撮影者が気にいった
画像を送信手段から送信することができる。

【０１５１】（２３）請求項２３記載の発明によれば、
送信手段により送信された画像情報に基づいて、画像の
プリントアウトをすることにより、送信された画像を確
認することができる。

【０１５２】（２４）請求項２４記載の発明によれば、
送信先は予め設定されている複数の送信先の中から選択
されたものであり、対価が該送信先毎に設定されている
ことにより、送信先を容易に選択することができ、送信
先に応じた対価を支払うことができる。

【０１５３】（２５）請求項２５記載の発明によれば、
被撮影者の画像情報を得る画像情報取得手段と、該画像
情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報をリ
ムーバブルな画像情報記憶媒体に記録する画像情報記録
手段と、前記画像情報取得手段による前記被撮影者の画
像情報の取得及び／又は前記画像情報記憶媒体への記録
に対する対価を前記被撮影者に対して課する課金手段と
を有することにより、画像情報取得手段により取得され
た画像情報をリムーバブルな画像情報記憶媒体に記録す
ることができる。

【０１５４】（２６）請求項２６記載の発明によれば、
課金手段により課された対価が、被撮影者によって支払
われたことを条件に、前記画像情報記録手段による画像
情報のリムーバブルな画像情報記憶媒体への記録が許可
されるようにすることができる。

【０１５５】（２７）請求項２７記載の発明によれば、
画像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報
が画像情報記録手段により前記リムーバブルな画像情報
記憶媒体へ記録すべきものかどうかの判断を被撮影者が
入力する手段を有することにより、被撮影者が気にいっ
た画像情報をリムーバブルな画像情報記憶媒体に記録す
ることができる。

【０１５６】（２８）請求項２８記載の発明によれば、
画像情報記録手段によりリムーバブルな画像情報記憶媒
体へ記録された前記画像情報に基づいて、画像情報のプ
リントアウトをすることにより、記録された画像を確認
することができる。

【０１５７】（２９）請求項２９記載の発明によれば、
画像情報を入力する画像情報入力手段と、予め登録され
ている前記入力された画像情報の送信先を表示する送信
先表示手段と、該送信先表示手段により表示された送信
先の中から被撮影者により選択された送信先に前記画像
情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報を送
信先固有に設定されている被撮影者の識別情報と共に送
信する送信手段とを有することにより、送信先での被撮
影者の確認が容易になる。

【０１５８】（３０）請求項３０記載の発明によれば、
特定の個人識別情報を含む被撮影者の参照用情報を記憶
管理する個人情報管理サーバに予め記憶された特定の参
照用情報と、前記個人情報入力手段から入力された前記
特定の撮影、入力情報が一致しているとの判断結果を条
件に、前記送信手段による送信先への送信が許可される
ことにより、個人情報管理サーバに予め記憶されている
参照用情報と、個人情報入力手段により入力された撮
影、入力情報とを比較し、一致したら送信先への送信を
行なうことが可能になる。

【０１５９】（３１）請求項３１記載の発明によれば、
画像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情報
が前記送信手段で送信すべきものかどうかの判断を被撮
影者が入力する手段を有することにより、被撮影者が気
にいった画像情報を送信することができる。

【０１６０】（３２）請求項３２記載の発明によれば、
送信手段により送信された画像情報に基づいて、画像の
プリントアウトをすることにより、送信された画像を確
認することができる。

【０１６１】このように、本発明によれば、写真証明シ
ステムに通信機能を具備し、所定の場所で撮った写真画
像情報を記録乃至は送信することができる画像情報取得
送信装置及び画像情報入力記録装置を提供することがで
きる。

【０１６２】（３３）請求項３３記載の発明によれば、
対価が支払われたことを条件に画像情報を送信するの
で、いたずら等による装置の操作を排除することができ
る。

【０１６３】（３４）請求項３４記載の発明によれば、
いたずら等による装置の操作を排除することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態例を示すブロック図
である。

【図２】本発明を用いたシステムの概念図である。

【図３】本発明の第２の実施の形態例を示すブロック図
である。

【図４】本発明の第３の実施の形態例を示すブロック図
である。

【図５】従来の証明写真システムの概念図である。

【符号の説明】

１１ 画像情報取得手段 １２ 情報送受信手段 １３ 課金手段 １４ 支払いを受ける手段 １５ 個人情報入力手段 １６ 操作手段 １７ 記憶手段 １８ 表示手段 １９ 送信先指定手段 ２０ プリンタ ２１ 被撮影者

フロントページの続き (72)発明者 澤田 勝利 東京都日野市さくら町１番地 コニカ株式 会社内 Ｆターム(参考） 5B043 AA05 AA09 BA04 CA03 CA09 CA10 FA02 FA04 GA01 5C052 AA17 CC01 DD02 EE02 EE03 FA02 FA03 FA07 FB01 FD10 5C054 AA05 CA04 CC03 DA06 FC12 GA04 GA05 GB02 HA17

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被撮影者の画像情報を得る画像情報取得
   手段と、 該画像情報取得手段により取得された前記被撮影者の画
   像情報を送信先に送信する送信手段と、 被撮影者に課された対価の支払いを受ける手段とを有す
   ることを特徴とする画像情報取得送信装置。
2. 【請求項２】 前記画像情報取得手段による前記被撮影
   者の画像情報の取得及び／又は前記送信手段による前記
   被撮影者の画像情報の送信に対する対価を課金する課金
   手段を設けたことを特徴とする請求項１記載の画像情報
   取得送信装置。
3. 【請求項３】 前記被撮影者の画像情報を得る画像情報
   取得手段を有し、前記被撮影者の画像情報と記憶手段に
   あらかじめ記憶した前記被撮影者の参照用個人情報とを
   比較し、比較結果に応じて前記送信手段による送信が許
   可されることを特徴とする請求項１記載の画像情報取得
   送信装置。
4. 【請求項４】 前記記憶手段が参照用個人情報を記憶管
   理する参照用個人情報管理サーバであることを特徴とす
   る請求項３記載の画像情報取得送信装置。
5. 【請求項５】 前記記憶手段にあらかじめ記憶した前記
   被撮影者の参照用個人情報が個人の顔写真が記録されて
   いるＩＤカードから入力したものであることを特徴とす
   る請求項３記載の画像情報取得送信装置。
6. 【請求項６】 前記記憶手段にあらかじめ記憶した前記
   被撮影者の参照用個人情報が、免許証から入力したもの
   であることを特徴とする請求項３記載の画像情報取得送
   信装置。
7. 【請求項７】 前記被撮影者が情報を入力する情報入力
   手段を有し、前記情報入力手段から入力された入力情報
   と記憶手段にあらかじめ記憶した参照用個人情報を比較
   し、比較結果に応じて前記送信手段による送信が許可さ
   れることを特徴とする請求項１記載の画像情報取得送信
   装置。
8. 【請求項８】 前記記憶手段が参照用個人情報を記憶管
   理する参照用個人情報管理サーバであることを特徴とす
   る請求項７記載の画像情報取得送信装置。
9. 【請求項９】前記情報入力手段から入力された文字情報
   を得、前記情報入力手段から入力された文字情報と記憶
   手段にあらかじめ記憶した参照用個人情報を比較し、比
   較結果に応じて前記送信手段による送信が許可されるこ
   とを特徴とする請求項７記載の画像情報取得送信装置。
10. 【請求項１０】 前記被撮影者の撮影条件を送信先に応
    じて変えることを特徴とする請求項１記載の画像情報取
    得送信装置。
11. 【請求項１１】 前記画像情報取得手段により取得され
    た被撮影者の画像情報が前記送信手段で送信すべきかど
    うかの判断を被撮影者が入力する手段を有することを特
    徴とする請求項１乃至１０の何れかに記載の画像情報取
    得送信装置。
12. 【請求項１２】 前記送信手段により送信された前記画
    像情報に基づいて、画像のプリントアウトをすることを
    特徴とする請求項１乃至１１の何れかに記載の画像情報
    取得送信装置。
13. 【請求項１３】 前記送信先は予め設定されている複数
    の送信先の中から選択されたものであり、前記対価が該
    送信先毎に設定されていることを特徴とする請求項１乃
    至１２の何れかに記載の画像情報取得送信装置。
14. 【請求項１４】 顧客の顔写真が記憶された情報記憶媒
    体からの情報を入力する画像情報入力手段と、 該画像情報入力手段より入力された画像情報を送信先に
    送信する送信手段と、 被撮影者に課された対価の支払いを受ける手段とを有す
    ることを特徴とする画像情報取得送信装置。
15. 【請求項１５】 前記画像情報入力手段による前記被撮
    影者の画像情報の送信に対する対価を課金する課金手段
    を設けたことを特徴とする請求項１４記載の画像情報取
    得送信装置。
16. 【請求項１６】 前記被撮影者の特定の撮影、入力情報
    を入力する個人情報入力手段と、 該特定の撮影、入力情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記個人情報入力手段から入力された撮影、入力情報
    と、前記記憶手段に記憶されている参照用情報とを比較
    し、比較結果に応じて前記送信手段による送信が許可さ
    れることを特徴とする請求項１４記載の画像情報取得送
    信手段。
17. 【請求項１７】 前記記憶手段が、参照用個人情報を記
    憶管理する参照用個人情報管理サーバであることを特徴
    とする請求項１６記載の画像情報取得送信手段。
18. 【請求項１８】 前記個人情報入力手段は、免許証の画
    像情報を入力するものであることを特徴とする請求項１
    ６記載の画像情報取得送信手段。
19. 【請求項１９】 前記個人情報入力手段は、個人の顔写
    真が記録されているＩＤカード情報を入力するものであ
    ることを特徴とする請求項１６記載の画像情報取得送信
    装置。
20. 【請求項２０】 前記課金手段により課された対価が、
    被撮影者により支払われたことを条件に送信手段による
    送信を許可することを特徴とする請求項１４記載の画像
    情報取得送信装置。
21. 【請求項２１】 前記対価が所定時間に支払われない場
    合には、警告を発し、警告してから所定時間経過すると
    情報を消去する手段を有することを特徴とする２０記載
    の画像情報取得送信装置。
22. 【請求項２２】 前記画像情報入力手段により取得され
    た被撮影者の画像情報が前記送信手段で送信すべきかど
    うかの判断を被撮影者が入力する手段を有することを特
    徴とする請求項１４乃至２１記載の画像情報取得送信装
    置。
23. 【請求項２３】 前記送信手段により送信された前記画
    像情報に基づいて、画像のプリントアウトをすることを
    特徴とする請求項１４乃至２２記載の画像情報取得送信
    装置。
24. 【請求項２４】 前記送信先は予め設定されている複数
    の送信先の中から選択されたものであり、前記対価が該
    送信先毎に設定されていることを特徴とする請求項１４
    乃至２３記載の画像情報取得送信装置。
25. 【請求項２５】 被撮影者の画像情報を得る画像情報取
    得手段と、 該画像情報取得手段により取得された被撮影者の画像情
    報をリムーバブルな画像情報記憶媒体に記録する画像情
    報記録手段と、 前記画像情報取得手段による前記被撮影者の画像情報の
    取得及び／又は前記画像情報記憶媒体への記録に対する
    対価を前記被撮影者に対して課する課金手段とを有する
    ことを特徴とする画像情報入力記録装置。
26. 【請求項２６】 前記課金手段により課された対価が、
    被撮影者によって支払われたことを条件に、前記画像情
    報記録手段による画像情報のリムーバブルな画像情報記
    憶媒体への記録が許可されることを特徴とする請求項２
    ５記載の画像情報入力記録装置。
27. 【請求項２７】 前記画像情報取得手段により取得され
    た被撮影者の画像情報が前記画像情報記録手段により前
    記リムーバブルな画像情報記憶媒体へ記録すべきものか
    どうかの判断を被撮影者が入力する手段を有することを
    特徴とする請求項２５乃至２６の何れかに記載の画像情
    報入力記録装置。
28. 【請求項２８】 前記画像情報記録手段により前記リム
    ーバブルな画像情報記憶媒体へ記録された前記画像情報
    に基づいて、画像情報のプリントアウトをすることを特
    徴とする請求項２５乃至２７記載の画像情報入力記録装
    置。
29. 【請求項２９】 画像情報を入力する画像情報入力手段
    と、 予め登録されている前記入力された画像情報の送信先を
    表示する送信先表示手段と、 該送信先表示手段により表示された送信先の中から画像
    データの入力者により選択された送信先に前記画像情報
    入力手段により入力された被撮影者の画像情報を被撮影
    者の識別情報と共に送信する送信手段とを有することを
    特徴とする画像情報取得送信装置。
30. 【請求項３０】 前記被撮影者の特定の撮影、入力情報
    を入力する個人情報入力手段を有し、 該特定の個人識別情報を含む前記被撮影者の参照用情報
    を記憶管理する参照用個人情報管理サーバに予め記憶さ
    れた前記特定の参照用情報と、前記個人情報入力手段か
    ら入力された前記特定の撮影、入力情報が一致している
    との判断結果を条件に、前記送信手段による送信先への
    送信が許可されることを特徴とする請求項２９記載の画
    像情報取得送信装置。
31. 【請求項３１】 前記画像情報取得手段により取得され
    た被撮影者の画像情報が前記送信手段で送信すべきもの
    かどうかの判断を被撮影者が入力する手段を有すること
    を特徴とする請求項２９乃至３０の何れかに記載の画像
    情報取得送信装置。
32. 【請求項３２】 前記送信手段により送信された画像情
    報に基づいて、画像のプリントアウトをすることを特徴
    とする請求項２９乃至３１の何れかに記載の画像情報取
    得送信装置。
33. 【請求項３３】 前記課金手段により課された対価が、
    被撮影者により支払われたことを条件に送信手段による
    送信を許可することを特徴とする請求項２記載の画像情
    報取得送信装置。
34. 【請求項３４】前記対価が所定時間に支払われない場合
    には、警告を発し、警告してから所定時間経過すると情
    報を消去する手段を有することを特徴とする請求項９記
    載の画像情報取得送信装置。