JP6064163B2 - エアフィルタ濾材およびエアフィルタとこれを備えた空気清浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、細繊維を含むエアフィルタ濾材とこのエアフィルタ濾材で構成されたエアフィルタ、およびこのエアフィルタを装着した空気清浄装置に関する。
従来のエアフィルタ濾材は、基材層と、この基材層の表面上に設けた細繊維層とを備え、前記細繊維層は2層の細繊維集合体からなる多層構造体であって、繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを積層した構成とし、前記細繊維層内で前記基材層の最遠側に前記第1の細繊維集合体を配置するとともに、前記第2の細繊維集合体の目付量を前記第1の細繊維集合体の目付量よりも多くした構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−89226号公報
上記従来例によれば、細繊維層は繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを積層し、前記細繊維層内で前記基材層の最遠側に前記第1の細繊維集合体を配置したもので、前記第2の細繊維集合体が前記第1の細繊維集合体により保護されることで、前記第2の細繊維集合体の毛羽立ちや各層間の剥離が抑制され、プリーツ加工後も、その捕集効率は低下しないとしている。
しかしながら、従来例のようなエアフィルタ濾材では、フィルタ寿命が短いという課題があった。すなわち、捕集効率を高めるべく、各細繊維集合体の繊維径を小さくし、繊維径の細い細繊維で形成した前記第2の細繊維集合体の目付量を、繊維径の太い細繊維で形成した前記第1の細繊維集合体の目付量よりも多くすると、長期使用による圧力損失の上昇が著しくなるため、フィルタ寿命が短くなってしまう。
そこで本発明は、高い捕集効率を維持しつつ、長期使用時においても圧力損失の上昇を抑えたエアフィルタ濾材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、基材層と、この基材層の表面上に設けた細繊維層とを備え、前記細繊維層は4層以上の細繊維集合体からなる多層構造体であって、繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを交互に積層するとともに、前記細繊維層内で前記基材層の最遠側に前記第1の細繊維集合体を配置し、さらに前記第2の細繊維集合体を構成する各層の目付量が前記基材層側から離れるに従って少なくしたことを特徴とするエアフィルタ濾材を提供するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明のエアフィルタ濾材によれば、基材層と、この基材層の表面上に設けた細繊維層とを備え、前記細繊維層は4層以上の細繊維集合体からなる多層構造体であって、繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを交互に積層するとともに、前記細繊維層内で前記基材層の最遠側に前記第1の細繊維集合体を配置し、さらに前記第2の細繊維集合体を構成する各層の目付量が前記基材層側から離れるに従って少なくしたので、捕集効率を高い状態に維持でき、しかも長期使用時においても圧力損失の上昇を抑えることが出来るものである。
すなわち、本発明においては、前記細繊維層に送風される空気流の最上流側面に、繊維径寸法が太い前記第1の細繊維集合体を形成することで、上流側において大きな粉塵を捕集することにより、長期使用時における圧力損失の増加を抑制し、次に繊維径寸法が細い前記第2の細繊維集合体を形成することで、下流側において小さな粉塵を捕集し、高い捕集効率を確保する。さらに、前記第2の細繊維集合体の目付量を前記基材層から離れるに従って少なくしたことで、粉塵の多い空気流の上流側において単位体積あたりに占める前記第2の細繊維集合体の細繊維の本数が少なくなり、空隙を大きくすることができる一方、粉塵の少ない空気流の下流側において単位体積あたりに占める前記第2の細繊維集合体の細繊維の本数が多くなり、空隙を小さくすることができるので、高い捕集効率を維持しつつ、圧力損失の増加を抑制することができる。
本発明の実施の形態を示すエアフィルタを備えた空気清浄装置の断面を示す構成図 同エアフィルタの斜視図 同濾材部の拡大斜視図 同濾材部の拡大断面を示す構成図 同繊維層の拡大断面を示す構成図 同第1の細繊維集合体の顕微鏡写真 同第2の細繊維集合体の顕微鏡写真 エアフィルタの製造方法を示す概略図
本発明の請求項1記載のエアフィルタ濾材は、基材層と、この基材層の表面上に設けた細繊維層とを備え、細繊維層は4層以上の細繊維集合体からなる多層構造体であって、繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを交互に積層するとともに、細繊維層内で基材層の最遠側に第1の細繊維集合体を配置し、さらに第2の細繊維集合体を構成する各層の目付量が基材層側から離れるに従って少なくしたものである。
通常、繊維径寸法が大きいと繊維間距離が長くなり、空隙が大きくなるので、大きな粉塵を捕集しても空隙が詰まらなく、圧力損失の増加を抑制できる。一方、繊維径寸法が小さいと空隙が小さくなるので、粉塵を捕集すると空隙が閉塞されるので圧力損失の増加が著しいが、小さな粉塵を効率よく捕集することができる。
つまり、太い繊維で構成された第1の細繊維集合体は、空隙が大きいので、大きな粉塵を捕集しても空隙が埋まらないため、長期使用時における圧力損失の上昇を抑制できる。一方、細い繊維で構成された第2の細繊維集合体は、空隙が小さいので、小さな粉塵を効率よく捕集することが可能となり、高い捕集効率を維持できる。これにより、大きな粉塵を空隙の大きい粗い層で、小さな粉塵を空隙の小さい密な層で捕集することができ、粉塵を各層で分離して捕集することにより、エアフィルタの長期使用に対する耐久性を得ることができる。
第1の細繊維集合体と第2の細繊維集合体とが交互に積層されていることで、第2の細繊維集合体の繊維間を通過するときに、第2の細繊維集合体の空隙は第1の細繊維集合体の空隙よりも狭いため、風速が上昇し、第2の細繊維集合体を通過した空気よりも比重の高い粉塵は慣性力により、次に通過する第1の細繊維集合体の繊維に衝突しやすくなり、接触確率が向上し捕集効率が高くなる。
初期の捕集効率を従来例のように2層の細繊維集合体の細繊維層と合わせた場合、本発明の細繊維層では、第2の細繊維集合体の層間に第1の細繊維集合体が存在するので、流路方向における第2の細繊維集合体の繊維間距離を広げることが可能となり、その結果、空隙の小さい密な層である第2の細繊維集合体において粉塵が詰まりにくくなるので、長期使用時における圧力損失の増加を抑えることができる。
第2の細繊維集合体を構成する各層の目付量を基材層側から離れるに従って少なくすることで、粉塵の多い空気流の上流側において単位体積あたりに占める細繊維の本数が少なくなり、空隙を大きくすることができる一方、粉塵の少ない空気流の下流側において単位体積あたりに占める繊維の本数が多くなり、空隙を小さくすることができるので、上流における粉塵の負荷を低減しつつ、下流において小さな粉塵を効率的に捕集できるようになるので、高い捕集効率を維持したまま、圧力損失の増加を抑制できる。
また、第1の細繊維集合体を構成する各層の目付量を基材層側から離れるに従って多くすることで、上流において大きい粉塵の捕集量を増やすことができるので、空隙の小さい密な層である第2の細繊維集合体に対する粉塵の負荷を低減できるため、目詰まりによる圧力損失の増加を抑制できる。
また、細繊維層の目付量が、第2の細繊維集合体について、第1の細繊維集合体と同等、もしくは相対的に少量とすることにより、初期の圧力損失を低減しながら高い捕集効率を確保し、さらに、細繊維層内の空隙量を確保したことにより、長期使用において多量の粉塵を捕集しながらも圧力損失の増加を抑えることを可能にした。
第1の細繊維集合体は、繊維径寸法が600〜1000nmである。600nm以下であると、粉塵による目詰まりを起こしやすいので、圧力損失が増加しやすく好ましくない。一方、1000nm以上では、大きな粉塵の捕集効率が低下するので、好ましくない。好ましくは、700〜900nmである。
第2の細繊維集合体は、繊維径寸法が100〜300nmである。100nm以下であると、粉塵による目詰まりを起こしやすいので、圧力損失が増加しやすく好ましくない。一方、300nm以上では、小さな粉塵の捕集効率が低下するので、好ましくない。好ましくは、200〜300nmである。繊維径寸法は、中心径の数値で標準偏差のばらつきを含んだ数値である。
また、細繊維層の目付を0.1〜5.0g/mとすることが好ましい。目付量が0.1g/m未満では繊維量が少ないため捕集効率が低くなってしまうので好ましくない。
一方、目付量が5.0g/m以上では繊維量が多いため圧力損失が大きくなってしまうので好ましくない。好ましくは、1.0〜3.0g/mである。
また、第1の細繊維集合体と第2の細繊維集合体を5層に積層することにより、第2の細繊維集合体から第1の細繊維集合体へと空気が流入する層間の数が増加するので、慣性力による接触確率が向上し、捕集効率が高くなる。
また、第1の細繊維集合体の基材層側とは反対側に細繊維を保護するための保護層を設けることで、外的接触による細繊維の破損を防止できる。さらに、基材層と細繊維層と保護層とが接着されていることにより、細繊維層の剥離の防止やエアフィルタ濾材の取り扱い性について向上できる。
また、エアフィルタ濾材をプリーツ形状に固定していることで、エアフィルタの濾材面積を大きくすることができるので、風量を大きくすることができる。
また、吸気口とエアフィルタと送風手段と排気口を備えた空気清浄装置であって、エアフィルタが請求項10に記載のエアフィルタであり、エアフィルタの細繊維層を基材層より、送風される空気流の上流側面に配置したものである。このように基材層を最下流に設けることで、細繊維層が基材層から剥れることによる捕集効率の低下を長期に亘り抑制することができるため、長期間の使用が可能となる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のエアフィルタを備えた空気清浄装置は、本体ケース1内に送風手段2とエアフィルタ3とを備えている。
本体ケース1は、略直方体形状で、この本体ケース1の前面側側面部に、略四角形状の吸気口4を設け、本体ケース1の天面部に、略四角形状の排気口5を備えている。この排気口5には、風向ルーバー6を設けている。
送風手段2は、本体ケース1の吸気口4と、排気口5との間の風路に設けられ、スクロール形状のケーシング7と、このケーシング7内に設けられた遠心送風ファンである羽根8と、この羽根8を回転させる電動機9とから形成している。エアフィルタ3は、本体ケース1の吸気口4の本体ケース1内側に位置している。送風手段2によって、吸気口4から本体ケース1内に吸気された室内の空気は、エアフィルタ3を介して排気口5へと送風するものである。つまり、室内の空気をエアフィルタ3で清浄して、室内へ送風されるものである。
エアフィルタ3は、図2、図3に示すように、プリーツ形状の濾材部10と、この濾材部10をプリーツ形状に保持すべく濾材部10の外周に設けた枠形状の形状保持部11とから形成している。形状保持部11は、ロの字形状の枠部12と、この枠部12と濾材部10との間に設けた接着部材13とから形成している。つまり、枠部12は、プリーツ形状の濾材部10周縁に位置し、接着部材13によって、プリーツ形状の濾材部10を枠部12に固定している。濾材部10がエアフィルタ濾材である。
濾材部10は、図4に示すように、基材層14と、この基材層14へ送風される空気流の上流側面に設けた細繊維層15と保護層16を備えている。
本実施形態における特徴は、図5に示すように、濾材部10は、基材層14と、この基材層14の表面上に設けた細繊維の集合体からなる細繊維層15と、細繊維層15の破損を防止するための保護層16からなる多層構造体であって、細繊維層15は繊維径寸法が800nm程度の細繊維の形成した第1の細繊維集合体17と、250nm程度の細繊維で形成した第2の細繊維集合体18を交互に5層に積層するとともに、細繊維層15内で第1の細繊維集合体17を基材層14側と基材層14の最遠側の両最表面に配置し、さらに第2の細繊維集合体18を構成する各層の目付量が基材層14側から離れるに従って少なくした構成としたことである。
ここでは細繊維層15を5層としたが、第1の細繊維集合体17と第2の細繊維集合体18の目付量を異ならせる場合には細繊維層15が最低4層であれば可能である。
通常、細い繊維は、太い繊維に比べ、同じ捕集効率を呈する仕様において圧力損失が低い。これは、通気時の抵抗が小さいためである。しかしながら、細い繊維によって形成される空隙は小さいため、網目状に存在する繊維によって粉塵が面状に捕集されるので、多量に捕集したときには圧力損失の増加が著しい。一方で、太い繊維は、積層、すなわち繊維数を増加することによって捕集性能が得られる。このとき、細い繊維に比べて圧力損失は高くなるが、繊維が太いので、厚み方向に空隙をもって繊維が存在するために、粉塵を蓄える空間を得ることができるので、多量に捕集したときにおいても圧力損失の増加が小さい。
すなわち、細繊維層15に送風される空気流の最上流側面に、第1の細繊維集合体の最上層17aを形成し、大きな粉塵を集塵する。次に第2の細繊維集合体の上層18aにより、小さな粉塵を捕集する。
次に再度、第1の細繊維集合体の中層17bが形成されていることで、第2の細繊維集合体の上層18aの繊維間を通過するときに、第2の細繊維集合体の上層18aの空隙は第1の細繊維集合体の最上層17aの空隙よりも狭いため、風速が上昇し、第2の細繊維集合体の上層18aを通過した空気よりも比重の高い粉塵は慣性力により、第1の細繊維集合体の中層17bの繊維に衝突しやすくなり、接触確率が向上し捕集効率が高くなる。
そこに再度、第2の細繊維集合体の下層18bと第1の細繊維集合体の最下層17cを積層することにより、より高い捕集効率が得られる。
そこで初期の捕集効率を従来例のように2層の細繊維集合体の細繊維層と合わせた場合、第1の細繊維集合体17と、第2の細繊維集合体18のどちらにおいても流路方向の繊維間距離を広げることが可能となり、粉塵が詰まりにくくなり、長期使用時の圧力損失の上昇を抑えることができる。
第1の細繊維集合体17の顕微鏡写真を、図6に示す。また第2の細繊維集合体18の顕微鏡写真を、図7に示す。本図よりそれぞれの第1の細繊維集合体17、第2の細繊維集合体18の繊維径の太さの違い、また繊維間距離の違いが確認できる。尚、これら図6、図7において白い繊維状に見える部分が、細繊維で構成された繊維部分であり、黒い部分が細繊維の空隙を示している。
ここで、繊維径はほぼ正規分布となり、前記の250nm、800nmおよび後述の繊維径の数値は、中心径の数値で標準偏差のばらつきを含んだ数値である。
本実施形態における特徴は、第1の細繊維集合体17の繊維径寸法を600nmから1000nmに、第2の細繊維集合体18の繊維径寸法を100nmから300nmにしたことである。第1の細繊維集合体17は最上流側面に位置し、大きな粉塵を捕集するので、繊維径寸法が600nm未満であると圧力損失の増加が大きくなってしまうので好ましくなく、1000nm以上であると細繊維の低圧力損失、高捕集効率の特性が薄れてしまうので、好ましくない。また、第2の細繊維集合体18は小さな粉塵を捕集するので、繊維径寸法が300nm以上であると捕集効率が低くなってしまうので好ましくなく、100nm未満であると空隙が閉塞されやすくなり、圧力損失の増加が大きくなってしまうので好ましくない。
また、一般的に、太い繊維と細い繊維を、同じ目付量になるように吹き付けた場合、材質が同じであれば、細い繊維のほうが、単位体積あたりに占める繊維の本数が多くなり、空隙が小さくなる。その結果として、構造が密となり初期は高い捕集効率が得られるが、粉塵粒子が密な細繊維集合体にトラップされると、それによって空隙が閉塞され、圧力損失が増加し、エアフィルタ3としての性能が低下する。よって、長期間にわたる使用において不利となる。
本実施形態における特徴は、第2の細繊維集合体18の目付量を、第1の細繊維集合体17よりも相対的に少量としたことである。これにより、第2の細繊維集合体18は単位体積あたりに占める繊維の本数が少なくなり、空隙を大きくすることが出来る。よって、高い捕集効率を維持しつつ、繊維間距離が狭くなりすぎることを抑制し、圧力損失の増加を抑えることができる。
また、本実施形態における特徴は、図5に示すように、基材層14の最遠側、すなわち保護層16側の第1の細繊維集合体の最上層17aの目付量を最も多くしたことである。これにより、第1の細繊維集合体の最上層17aの捕集性能が上昇するので、第2の細繊維集合体の上層18aへの粉塵負荷を低減できることになり、それによって空隙が閉塞されにくくなるので、圧力損失の増加を抑えることができる。
また、第2の細繊維集合体18を第1の細繊維集合体の中層17bを介して、第2の細繊維集合体の上層18aと第2の細繊維集合体の下層18bの2層に分けることで、細い細繊維の流路方向の繊維間距離が広がるため、粉塵が詰まりにくくなり、長期使用時の圧力損失の増加を抑えることができる。
また、第1の細繊維集合体17が第1の細繊維集合体の最上層17a、第1の細繊維集合体の中層17b、第1の細繊維集合体の最下層17cの3層となるので、流路方向に第2の細繊維集合体の上層18aと第2の細繊維集合体の下層18bを挟んで間隔が空くことで衝突又は接触確率が向上し、捕集効率がより高くなる。
また、空気清浄装置は、エアフィルタ3の細繊維層15を基材層14より、送風される空気流の上流側面に配置したことにより、細繊維層15が基材層14から剥れることによる捕集効率の低下を長期に亘り抑制することができるため、長期間の使用が可能となる。
また、基材層14と細繊維層15、保護層16との接着には、特に限定されないが、ホットメルトやパウダーなどの樹脂接着剤や熱溶融性の樹脂繊維による接着方法が挙げられる。
例えば、ホットメルトやパウダーなどの樹脂接着剤などを用いた場合は、基材層14と細繊維層15と保護層16とが接着成分の溶融によって接着されていることにより、細繊維が接着成分を介して基材層14と保護層16に接着するため、細繊維の長さが実質的に短くなるので、細繊維の切断や片寄りが生じ難くなる。その結果、無数の細孔が確保、維持されるので、高い捕集効率を維持できる。
細繊維層15を構成する繊維は、ナノオーダーの繊維径を有する方法であれば特に限定されないが、その一例として静電紡糸法が挙げられる。
公知の静電紡糸法により作製される細繊維層15を構成する繊維の材質は、溶媒に溶解できるものであれば良い。例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン(FVDF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アラミド、ポリイミドベンザゾール、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、ポリウレタン(PU)、セルロース化合物、ポリペプチド、ナイロン66などのナイロン系、タンパク質などの高分子ポリマーを溶液化したもの、及びアルミナや酸化チタンなどの無機材料をゾル化したものであってもよい。
また、高分子ポリマーを溶解させる溶媒としては、高分子ポリマーと相溶性があり、溶解させることが出来れば特に限定されない。これらの溶媒としては、水、アルコール類、有機溶剤等が挙げられ、具体的なアルコール類や有機溶剤としては、アセトン、クロロホルム、エタノール、イソプロパノール、メタノール、トルエン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、ベンジルアルコール、1,4−ジオキサン、プロパノール、四塩化炭素、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、塩化メチレン、フェノール、ピリジン、トリクロロエタン、酢酸などの揮発性の高い溶媒や、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、1−メチル−2−ピロリドン(NMP)、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、アセトニトリル、N−メチルモルホリン−N−オキシド、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジエチルカーボネート、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジオキソラン、エチルメチルカーボネート、メチルホルマート、3−メチルオキサゾリジン−2−オン、メチルプロピオネート、2−メチルテトラヒドロフラン、スルホランなどの揮発性が相対的に低い溶媒が挙げられる。
基材層14は細繊維層15を支持する支持体となる部材であり、保護層16は細繊維層15を保護する部材である。基材層14及び保護層16はスパンボンド法、乾式または湿式法、メルトブローン法、エアレイド法などにより製造されたパルプ繊維、樹脂繊維、炭素繊維および無機繊維、またはそれらの少なくとも1つを含んでいる不織布から構成される。
また、基材層14の目付量は、10〜100g/mであることが好ましい。目付量が10g/m未満であると、基材層14の剛性が低下することにより、プリーツ加工の生産性の低下やフィルタ形状の維持が困難になるので、好ましくない。一方、100g/m以上であると、基材層14の圧力損失が大きくなるため、エアフィルタ3の圧力損失が大きくなり、細繊維層15の低圧力損失特性が薄れてしまうので、好ましくない。
また、基材層14の平均繊維径は、1〜50μmであることが好ましい。平均繊維径が1μm未満であると、単繊維の強度が低く、補強材としての強度が不十分となり、50μm以上であると、基材層14の厚みが厚くなり、プリーツ加工による構造的な圧力損失が大きくなるので、好ましくない。
基材層14の繊維の材質、形状、長さについては特に限定されないが、剛性が低すぎるとプリーツ加工が困難になり、生産性が低下するので、プリーツ加工に耐えられる程度の剛性があれば良く、例えば湿式抄紙法により製造されたガラス繊維不織布などが好ましい。
また、保護層16の目付量は、5〜30g/mであることが好ましい。目付量が5g/m未満であると、保護層16の捕集効率が低下するので、好ましくない。一方、30g/m以上であると、保護層16の圧力損失が大きくなるため、エアフィルタ3の圧力損失が大きくなり、細繊維層15の低圧力損失特性が薄れてしまうので、好ましくない。
また、保護層16の平均繊維径は、1〜10μmであることが好ましい。平均繊維径が1μm未満であると、圧力損失が大きくなるので、好ましくない。一方、10μm以上であると、保護層16の捕集効率が低下するので、好ましくない。
基材層14と保護層16は、圧力損失が1〜10Pa程度で、空気の流入を妨げないものが好ましい。圧力損失が10Pa以上であると、エアフィルタ3の圧力損失が大きくなり、細繊維層15の低圧力損失特性が薄れてしまうので、好ましくない。
ここで、エアフィルタ3の製造方法について説明する。図8に示すように、製造設備は、基材層14を載せて水平方向へ搬送する搬送手段19と、この搬送手段19の上方に位置するノズル20、21とから構成している。
ノズル20は、搬送手段19によって搬送される平板状の基材層14の上面である表面上に第1の細繊維集合体17を形成するために高分子ポリマー溶液を吹き付けるものである。
ノズル21は、搬送手段19によって搬送される第1の細繊維集合体17の上面である表面上に第2の細繊維集合体18を形成するために高分子ポリマー溶液を吹き付けるものである。
エアフィルタ3の製造は、まず、平板形状の基材層14を搬送手段19によって搬送させながら、ノズル20から第1の細繊維集合体17を形成するために高分子ポリマー溶液を基材層14に向かって放出する。ここで、ノズル20には、+20KV程度の電圧が印加され、搬送手段19はアース処理をしており、この電位差によって、ノズル20から放出した第1の細繊維集合体17を形成する高分子ポリマー溶液が基材層14の表面に付着する。次にノズル21から第2の細繊維集合体18を形成するために高分子ポリマー溶液を第1の細繊維集合体17表面に向かって放出する。ノズル21にも、+20KV程度の電圧が印加され、電位差によって、ノズル21から放出した高分子ポリマー溶液が第1の細繊維集合体17の表面に付着し、第2の細繊維集合体18を形成する。
例えば第1の細繊維集合体17と第2の細繊維集合体18を交互に5層に積層する場合は、搬送手段19の上方に、ノズル20とノズル21を交互に、5列並べて高分子ポリマー溶液を吹き付けることとなる。
このような構成とすることで細繊維集合体の積層数が増えても、製造工程を大きく変更することなくノズル数を追加するだけで連続的に容易に製造が可能となる。
次に、細繊維層15の表面上に保護層16を積層し、各層を接着し、一体化させる。接着方法は特に限定されないが、カレンダー加工や熱オーブンによる接着が好ましい。例えば、カレンダー加工による熱圧着の場合には、加熱温度、圧力などを適宜選択することで、濾材部10の厚みを調整できる。
次に、折り曲げ機(図示せず)によって、濾材部10を、プリーツ形状に折り、最後に、接着部材13によって、プリーツ形状の濾材部10を枠部12に固定するものである。接着部材13には、例えば、ホットメルト樹脂や各種の接着剤によって、プリーツの頂点のみをつなぎとめるなどの方法を用いれば、エアフィルタ3の表面積を確保しつつ、形状を固定することができる。
なお、本発明の細繊維層15は上述した5層構造に限定されるものではないが、細繊維層15の層数が奇数であること、つまり、細繊維層15内で第1の細繊維集合体17が基材層14側と基材層14の最遠側の両最表面に配置されていることが好ましい。すなわち、基材層14の表面上に第1の細繊維集合体17が配置されていると、第2の細繊維集合体18から第1の細繊維集合体17へと粉塵の通過する回数が増加するので、捕集効率が高くなる。
また、細繊維層15は7層以下であることが好ましい。細繊維層15全体の目付量を同等にした場合、層数が増加するにつれ、各層の目付量が少なくなる、つまり、細繊維層15内で基材層14の最遠側の最表面に配置されている第1の細繊維集合体17の目付量が減少するので、基材層14の反対側に位置する第2の細繊維集合体18の負荷が大きくなる結果、圧力損失の上昇が大きくなる。さらに、第2の細繊維集合体18の各層における目付量が減少すると、単位体積あたりの繊維数が減少し、各層の空隙が大きくなるので、捕集効率が低下する。これらのことから、細繊維層15の層数は7層以下であることが好ましい。
以上のように本発明のエアフィルタ濾材は、初期の捕集効率を高めるとともに、長期使用においても圧力損失の増加を抑えることが出来る。
従って、家庭用や事務所用などのエアフィルタ、およびこのエアフィルタを備えた空気清浄装置として活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 送風手段
3 エアフィルタ
4 吸気口
5 排気口
6 風向ルーバー
7 ケーシング
8 羽根
9 電動機
10 濾材部
11 形状保持部
12 枠部
13 接着部材
14 基材層
15 細繊維層
16 保護層
17 第1の細繊維集合体
17a 第1の細繊維集合体の最上層
17b 第1の細繊維集合体の中層
17c 第1の細繊維集合体の最下層
18 第2の細繊維集合体
18a 第2の細繊維集合体の上層
18b 第2の細繊維集合体の下層
19 搬送手段
20 ノズル
21 ノズル

Claims (9)

  1. 基材層と、この基材層の表面上に設けた細繊維層とを備え、
    前記細繊維層は4層以上の細繊維集合体からなる多層構造体であって、
    繊維径の太い細繊維で形成した第1の細繊維集合体と、
    繊維径の細い細繊維で形成した第2の細繊維集合体とを交互に積層するとともに、
    前記細繊維層内で前記基材層の最遠側に前記第1の細繊維集合体を配置し、
    さらに前記第2の細繊維集合体を構成する各層の目付量が前記基材層側から離れるに従って少なくなっていることを特徴とするエアフィルタ濾材。
  2. 第1の細繊維集合体の各層の目付量が基材層側から離れるに従って多くなっていることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ濾材。
  3. 細繊維層の目付量が、第2の細繊維集合体について、
    第1の細繊維集合体と同等、もしくは相対的に少量であることを特徴とする請求項1または2に記載のエアフィルタ濾材。
  4. 第1の細繊維集合体は、繊維径寸法が600nmから1000nmであり、
    第2の細繊維集合体は、100nmから300nmである請求項1から3のいずれか1つに記載のエアフィルタ濾材。
  5. 細繊維集合体の目付量が0.1〜5.0g/mであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のエアフィルタ濾材。
  6. 第1の細繊維集合体と第2の細繊維集合体が5層に積層されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のエアフィルタ濾材。
  7. 基材層とは反対側に細繊維層を保護するための保護層を設け、前記基材層と前記細繊維層と前記保護層とが接着されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のエアフィルタ濾材。
  8. 請求項1からのいずれかに記載のエアフィルタ濾材をプリーツ形固定しているエアフィルタ。
  9. 吸気口とエアフィルタと送風手段と排気口を備えた空気清浄装置であって、
    前記エアフィルタが請求項に記載のエアフィルタであり、
    前記エアフィルタの細繊維層を基材層より風上側に配置したことを特徴とする空気清浄装置。
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