JP6063678B2 - 接続部材 - Google Patents

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Description

本発明は、接続部材に関する。
この種の技術として、特許文献1は、本願の図27に示すように、例えば双極型電池などの電気部品の端子にバスバーを電気的に接続するに際し、端子とバスバーとの間の接触抵抗を改善するための導体接続ワッシャ100を開示している。導体接続ワッシャ100は、中央にワッシャ穴101を有する金属の板部102と、板部102の外周に沿って形成された複数のコンタクト突起103と、ワッシャ穴101の内周に沿って形成された複数のコンタクト突起104と、を備えて構成されている。
特開2012−9411号公報
特許文献1の構成では、ワッシャ穴101の内周に沿って複数のコンタクト突起104が形成されているので、ワッシャ穴101にボルトを挿入し辛く、作業性が悪い。
本願発明の目的は、2つの導体間の接触抵抗を低減しつつ、高い作業性を提供できる接続部材を提供することにある。
本願発明の観点によれば、第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、前記接続部材本体から前記第1導体側に突出する第1突出部と、前記接続部材本体から前記第2導体側に突出する第2突出部と、を備え、前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記接続部材本体の内周縁及び外周縁から離れた位置で切り起こして形成されており、前記第1突出部及び前記第2突出部の先端は、先細り形状となっており、前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、前記接続部材本体の径方向に対して略直交する方向に沿って延びて形成されており、前記第1突出部及び前記第2突出部の先端は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、前記接続部材本体の中心寄りに形成されている、接続部材が提供される。
前記第1突出部を切り起こす際に形成される空間と、前記第2突出部を切り起こす際に形成される空間は、互いに接続している。
前記第1突出部及び前記第2突出部の切り起こす角度は、20〜90度である。
前記第1突出部及び前記第2突出部は、夫々、3つ以上形成されている。
前記接続部材は、前記第1導体又は前記第2導体に接触することで、前記第1導体又は前記第2導体に対する前記接続部材本体の位置決めを行う、位置決め部を更に有する。
前記接続部材は、前記第1導体又は前記第2導体に引っ掛かることで、前記第1導体又は前記第2導体に対する前記接続部材本体の仮保持を行う、導体仮保持部を更に有する。
前記接続部材は、前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部を更に有する。
前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている。
前記ボルト仮保持部は、複数の前記弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている。
前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体である。
前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、I字状又はV字状である。
前記ボルト仮保持部及び前記梁体は、前記ボルト貫通孔を狭めるように、前記接続部材本体を、前記接続部材本体の前記内周縁に沿って、部分的に切り起こすことで形成されている。
前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、円弧状である。
前記接続部材は、電線が接続可能な電線接続部を更に備えている。
本願発明の第2の観点によれば、第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部と、を備え、前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されており、前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体であり、前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、I字状又はV字状である、接続部材が提供される。
本願発明の第3の観点によれば、第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部と、を備え、前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されており、前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体であり、前記ボルト仮保持部及び前記梁体は、前記ボルト貫通孔を狭めるように、前記接続部材本体を、前記接続部材本体の内周縁に沿って、部分的に切り起こすことで形成されている、接続部材が提供される。
前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、円弧状である。
前記ボルト仮保持部は、複数の前記弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている。
本願発明によれば、前記第1導体と前記第2導体との間の接触抵抗を低減しつつ、高い作業性を提供できる接続部材が実現される。
図1は、リチウムイオン電池にバスバーを取り付けた状態を示す斜視図である。(第1実施形態) 図2は、図1の分解斜視図である。(第1実施形態) 図3は、図2のA部拡大図である。(第1実施形態) 図4は、接続部材の斜視図である。(第1実施形態) 図5は、接続部材の平面図である。(第1実施形態) 図6は、図5のB部拡大図である。(第1実施形態) 図7は、図6のVII-VII線断面図である。(第1実施形態) 図8は、ボルトと接続部材をバスバーに取り付けた状態を示す斜視図である。(第1実施形態) 図9は、接続部材の斜視図である。(第2実施形態) 図10は、リチウムイオン電池にバスバーを取り付けた状態を示す斜視図である。(第2実施形態) 図11は、接続部材の斜視図である。(第3実施形態) 図12は、接続部材をバスバーに取り付けた状態を示す斜視図である。(第3実施形態) 図13は、接続部材の斜視図である。(第4実施形態) 図14は、接続部材の斜視図である。(第5実施形態) 図15は、接続部材の平面図である。(第5実施形態) 図16は、ボルトと接続部材をバスバーに取り付けた状態を示す斜視図である。(第5実施形態) 図17は、接続部材の斜視図である。(第6実施形態) 図18は、接続部材の斜視図である。(第7実施形態) 図19は、接続部材の平面図である。(第7実施形態) 図20は、ボルトと接続部材をバスバーに取り付けた状態を示す斜視図である。(第7実施形態) 図21は、接続部材の斜視図である。(第8実施形態) 図22は、接続部材の斜視図である。(第9実施形態) 図23は、図22と切り起こし角度が異なる接続部材の斜視図である。(第9実施形態) 図24は、接続部材の底面図である。(第9実施形態) 図25は、ボルトと接続部材をバスバーに取り付けた状態を示す斜視図である。(第9実施形態) 図26は、接続部材の斜視図である。(第10実施形態) 図27は、特許文献1の図5に相当する図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図8を参照しつつ、本願発明の第1実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、電池組立体1は、複数のリチウムイオン電池2(電池)と、複数のバスバー3(第1導体)と、複数のボルト4と、複数の接続部材5と、によって構成されている。図1及び図2には、リチウムイオン電池2が1つだけ描かれている。図2に示すように、リチウムイオン電池2は、一対のユニット端子6(電極端子、第2導体)を有している。図3に示すように、各ユニット端子6は、略円柱体であって、その先端面6aに開口する雌ネジ7が形成されている。
そして、図2に示すように、各バスバー3は、ボルト4及び接続部材5を用いてリチウムイオン電池2の各ユニット端子6に連結され、各ユニット端子6に対して電気的に接続される。具体的には、ボルト4は、各バスバー3のボルト孔3aに挿入され、接続部材5のボルト貫通孔5aに挿入され、そして、リチウムイオン電池2の各ユニット端子6の雌ネジ7(図3を併せて参照)にねじ込まれる。
リチウムイオン電池2は、所定電圧を出力する電池である。バスバー3は、複数のリチウムイオン電池2を直列又は並列に接続するためのものである。接続部材5は、バスバー3とリチウムイオン電池2のユニット端子6を電気的に接続するために、バスバー3とリチウムイオン電池2のユニット端子6との間に配置されて用いられるものである。接続部材5は、リチウムイオン電池2のユニット端子6とバスバー3との間の接触抵抗を低減するために配置される。
以下、接続部材5について詳細に説明する。
図4及び図5に示すように、接続部材5は、接続部材本体8、複数のバスバー側爪部9(第1突出部)、複数のユニット端子側爪部10(第2突出部)、複数のボルト仮保持部11、複数の位置決め爪部12(位置決め部)、によって構成されている。接続部材5は、例えばCu系の板材をプレス加工した後にNi上Snメッキをすることで形成されている。
接続部材本体8は、上述したボルト貫通孔5aを有する板状に形成されている。即ち、接続部材本体8は、ディスク状に形成されている。接続部材本体8は、内周縁8a及び外周縁8bを有する。
バスバー側爪部9は、接続部材本体8からバスバー3側に突出する爪部である。ユニット端子側爪部10は、接続部材本体8からリチウムイオン電池2のユニット端子6側に突出する爪部である。バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の内周縁8a及び外周縁8bから離れた位置で接続部材本体8を部分的に切り起こして形成されている。
本実施形態において、接続部材5は、6つのバスバー側爪部9と、6つのユニット端子側爪部10を有している。図5に示すように、各バスバー側爪部9及び各ユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の径方向に対して略直交する方向に沿って延びて形成されている。
各バスバー側爪部9と各ユニット端子側爪部10は、爪ユニット13を構成している。各爪ユニット13は、1つのバスバー側爪部9と1つのユニット端子側爪部10によって構成されている。従って、接続部材5は、6つの爪ユニット13を有している。6つの爪ユニット13は、接続部材本体8の周方向において等間隔に配置されている。図6に示すように、爪ユニット13を構成するバスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の板厚方向で見て、相互に近づくように延びて形成されている。特定の爪ユニット13を構成するバスバー側爪部9を切り起こす際に付随的に形成される空間s1と、その特定の爪ユニット13を構成するユニット端子側爪部10を切り起こす際に付随的に形成される空間s2と、は互いに接続している。端的に言えば、爪ユニット13を構成するバスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の径方向に対して略直交する方向において対向している。
各バスバー側爪部9の先端9aは、先細り形状となっている。同様に、各ユニット端子側爪部10の先端10aは、先細り形状となっている。そして、各バスバー側爪部9の先端9aと各ユニット端子側爪部10の先端10aは、何れも、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の中心寄りに形成されている。
図7に示すように、各バスバー側爪部9の切り起こす角度θ1は、本実施形態において約30度である。同様に、各ユニット端子側爪部10の切り起こす角度θ2は、本実施形態において約30度である。
図4及び図5に示すように、本実施形態において、接続部材5は、3つのボルト仮保持部11を有している。各ボルト仮保持部11は、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うための部分である。各ボルト仮保持部11は、接続部材本体8の内周縁8aに形成されている。各ボルト仮保持部11は、接続部材本体8の内周縁8aから、接続部材本体8の中心に向かって突出している。3つのボルト仮保持部11は、接続部材本体8の周方向に等間隔に配置されている。3つのボルト仮保持部11の内接円の直径は、ボルト4の呼び径よりも僅かに大きい値に設定されている。従って、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し、その後、ボルト4に対して接続部材5が傾くと、各ボルト仮保持部11がボルト4のネジ山に引っ掛かるようになっている。
本実施形態において、接続部材5は、3つの位置決め爪部12を有している。各位置決め爪部12は、リチウムイオン電池2のユニット端子6の先端面6aの外周縁に接触することで、リチウムイオン電池2のユニット端子6に対する接続部材本体8の位置決めを行う部分である。各位置決め爪部12は、接続部材本体8の外周縁8bに形成されている。各位置決め爪部12は、リチウムイオン電池2のユニット端子6側に折り曲げられて形成されている。
(組立)
電池組立体1を組み立てるには、2つの手順を選択できる。1つ目は、図8に示すように、ボルト4をバスバー3のボルト孔3a(図2を併せて参照)に挿入し、このボルト4に接続部材5を取り付けてから、ボルト4をリチウムイオン電池2のユニット端子6にねじ込む手順である。この場合、図4等に示す各ボルト仮保持部11の存在により、接続部材5がボルト4から脱落し難く、作業性がよい。2つ目は、図2に示すリチウムイオン電池2の各ユニット端子6に接続部材5を予め載せておき、その後、バスバー3のボルト孔3aに挿入したボルト4をリチウムイオン電池2の各ユニット端子6にねじ込む手順である。この場合、図4等に示す各位置決め爪部12の存在により、接続部材5がリチウムイオン電池2のユニット端子6から滑り落ち難く、作業性がよい。
そして、バスバー側爪部9がバスバー3の表面に生成されている酸化膜を破り、ユニット端子側爪部10がリチウムイオン電池2のユニット端子6の先端面6aの酸化膜を破るなどして、バスバー側爪部9とリチウムイオン電池2のユニット端子6との間の接触抵抗が、接続部材5が介在しない場合と比較して、低減されることになる。
以上に、本願発明の第1実施形態を説明したが、上記第1実施形態は、以下の特長を有している。
(1)バスバー3(第1導体)とリチウムイオン電池2のユニット端子6(第2導体)を電気的に接続するために、バスバー3とリチウムイオン電池2のユニット端子6との間に配置されて用いられる接続部材5は、ボルト貫通孔5aを有する板状の接続部材本体8と、接続部材本体8からバスバー3側に突出するバスバー側爪部9(第1突出部)と、接続部材本体8からリチウムイオン電池2のユニット端子6側に突出するユニット端子側爪部10(第2突出部)と、を備える。バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の内周縁8a及び外周縁8bから離れた位置で切り起こして形成されている。以上の構成によれば、バスバー3とリチウムイオン電池2のユニット端子6との間の接触抵抗を低減しつつ、高い作業性を提供できる接続部材5が実現される。
なお、バスバー側爪部9やユニット端子側爪部10を切り起こして形成するに際し、予め図6に示すようにバスバー側爪部9やユニット端子側爪部10の側方に隙間s3を形成しておくことが好ましいが、隙間s3は省略することもできる。
(2)また、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10の先端9a、先端10aは、先細り形状となっている。以上の構成によれば、バスバー3とリチウムイオン電池2のユニット端子6との間の接触抵抗を効果的に低減できる。
(3)また、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の径方向に対して略直交する方向に沿って延びて形成されている。
(4)また、ユニット端子側爪部10の先端10aは、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の中心寄りに形成されている。以上の構成によれば、リチウムイオン電池2のユニット端子6が小径であっても、ユニット端子側爪部10の先端10aを、リチウムイオン電池2のユニット端子6に確実に接触させることができる。バスバー側爪部9の先端9aについても、バスバー3の形状の如何によっては、同様の理由で、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の中心寄りに形成されていることが好ましい。
(5)また、バスバー側爪部9を切り起こす際に形成される空間s1と、ユニット端子側爪部10を切り起こす際に形成される空間s2は、互いに接続している。以上の構成によれば、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10が集約して配置されるので、リチウムイオン電池2の各ユニット端子6やバスバー3に対する接続部材本体8の接触面積を大きく確保することができる。
(6)また、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10の切り起こす角度θ1、角度θ2は、20〜90度であって、本実施形態では約30度である。
(7)また、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、夫々、3つ以上形成されている。本実施形態では、バスバー側爪部9及びユニット端子側爪部10は、夫々、6つ形成されている。
(8)また、接続部材5は、リチウムイオン電池2のユニット端子6に接触することで、リチウムイオン電池2のユニット端子6に対する接続部材本体8の位置決めを行う、位置決め爪部12(位置決め部)を更に有する。以上の構成によれば、接続部材本体8がリチウムイオン電池2のユニット端子6から滑り落ち難く、作業性がよい。なお、接続部材5は、バスバー3に接触することで、バスバー3に対する接続部材本体8の位置決めを行う位置決め部を有していてもよい。
(10)また、接続部材5は、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うボルト仮保持部11を更に有する。以上の構成によれば、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対して接続部材5を仮保持させておくことができる。
(第2実施形態)
次に、図9及び図10を参照しつつ、本願発明の第2実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、接続部材5は、図9及び図10に示すように、電圧検知用ケーブル14(電線)を接続可能なケーブル接続部15(電線接続部)を更に有している。以上の構成によれば、図10に示すように、リチウムイオン電池2のユニット端子6に電圧検知用ケーブル14を、機械的にシンプルな構成で、接続することができる。
なお、本実施形態におけるケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14が圧着により接続される形態である。しかし、ケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14がハンダ付けや圧接により接続される形態であってもよい。
(第3実施形態)
次に、図11及び図12を参照しつつ、本願発明の第3実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において接続部材5は、ボルト仮保持部11及び位置決め爪部12を有していない。接続部材5は、複数の導体仮保持部16を有している。本実施形態において接続部材5は、2つの導体仮保持部16を有している。2つの導体仮保持部16は、バスバー3に引っ掛かることで、バスバー3に対する接続部材本体8の仮保持を行うものである。2つの導体仮保持部16は、接続部材本体8の周方向において等間隔に配置されている。各導体仮保持部16は、接続部材本体8の内周縁8aから、バスバー3側に突出し、接続部材本体8の板厚方向に延びて形成されている。各導体仮保持部16は、若干外周側に傾斜している。以上の構成によれば、図12に示すように、各導体仮保持部16をバスバー3のボルト孔3aの内周に引っ掛けて、接続部材5をバスバー3に対して仮保持させることができる。
以上に本願発明の第3実施形態を説明したが、第3実施形態は、以下の特長を有している。
(9)接続部材5は、バスバー3に引っ掛かることで、バスバー3に対する接続部材本体8の仮保持を行う、導体仮保持部16を更に有する。以上の構成によれば、バスバー3に対して接続部材本体8を仮保持させておくことができる。なお、接続部材5は、リチウムイオン電池2のユニット端子6に引っ掛かることで、リチウムイオン電池2のユニット端子6に対する接続部材本体8の仮保持を行う導体仮保持部を更に有していてもよい。
なお、上記第3実施形態の接続部材5は、ボルト仮保持部11及び位置決め爪部12を有していてもよい。また、上記第3実施形態の接続部材5は、3つ以上の導体仮保持部16を有していてもよい。
(第4実施形態)
次に、図13を参照しつつ、本願発明の第4実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第3実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第3実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、接続部材5は、図13に示すように、電圧検知用ケーブル14(図10を併せて参照)を接続可能なケーブル接続部15を更に有している。以上の構成によれば、第2実施形態と同様に、リチウムイオン電池2のユニット端子6に電圧検知用ケーブル14を、機械的にシンプルな構成で、接続することができる。
なお、本実施形態におけるケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14が圧着により接続される形態である。しかし、ケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14がハンダ付けや圧接により接続される形態であってもよい。
(第5実施形態)
次に、図14〜図16を参照しつつ、本願発明の第5実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
上記第1実施形態において、接続部材5は、図5に示すように、6つの爪ユニット13を有している。これに対し、本実施形態において、接続部材5は、図14及び図15に示すように、3つの爪ユニット13を有している。3つの爪ユニット13は、接続部材本体8の周方向において等間隔に配置されている。
本実施形態において、各ボルト仮保持部11は、上記第1実施形態と同様、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うものである。各ボルト仮保持部11は、複数の弾性変形部17(弾性変形容易部)を介して、接続部材本体8に支持されている。これにより、各ボルト仮保持部11は、接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能となっている。本実施形態において、各ボルト仮保持部11と接続部材本体8との間には、2つの弾性変形部17が設けられている。各ボルト仮保持部11は、2つの弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。図15において弾性変形部17を二点鎖線で示す。各弾性変形部17は、ボルト仮保持部11と接続部材本体8を連結する細長い梁体18として構成されている。各梁体18は、接続部材本体8の板厚方向で見て、I字状とされている。そして、各梁体18は、ボルト仮保持部11から外周側へ延びており、接続部材本体8の径方向に対して例えば45度傾斜して配置されている。
(組立)
電池組立体1を組み立てるには、図16に示すように、ボルト4をバスバー3のボルト孔3a(図2を併せて参照)に挿入し、このボルト4に接続部材5を取り付けてから、ボルト4をリチウムイオン電池2のユニット端子6にねじ込む。この場合、図14及び図15に示す各ボルト仮保持部11の存在により、接続部材5がボルト4から脱落し難く、作業性がよい。また、各ボルト仮保持部11が接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能に構成されているので、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入する際、ボルト4のネジ山が各ボルト仮保持部11に接触しても各ボルト仮保持部11がボルト4のネジ山から逃げるように弾性変位する。従って、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し易い。
以上に本願発明の第5実施形態を説明したが、上記第5実施形態は、以下の特長を有している。
(10)接続部材5は、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うボルト仮保持部11を更に有する。以上の構成によれば、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対して接続部材5を仮保持させておくことができる。
(11)ボルト仮保持部11は、弾性変形部17(弾性変形容易部)を介して、接続部材本体8に支持されている。以上の構成によれば、ボルト仮保持部11が、接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能に構成され、もって、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し易い。
(12)ボルト仮保持部11は、複数の弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。
(13)弾性変形部17は、ボルト仮保持部11と接続部材本体8を連結する梁体18である。以上の構成によれば、弾性変形部17を簡素な構成で実現できる。
(14)また、梁体18は、接続部材本体8の板厚方向で見て、I字状である。
(第6実施形態)
次に、図17を参照しつつ、本願発明の第6実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第5実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第5実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、接続部材5は、図17に示すように、電圧検知用ケーブル14(図10を併せて参照)を接続可能なケーブル接続部15を更に有している。以上の構成によれば、第2実施形態及び第4実施形態と同様に、リチウムイオン電池2のユニット端子6に電圧検知用ケーブル14を、機械的にシンプルな構成で、接続することができる。
なお、本実施形態におけるケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14が圧着により接続される形態である。しかし、ケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14がハンダ付けや圧接により接続される形態であってもよい。
(第7実施形態)
次に、図18〜図20を参照しつつ、本願発明の第7実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第5実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第5実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
上記第5実施形態において、各梁体18は、図15に示すように、接続部材本体8の板厚方向で見て、I字状とされている。これに対し、本実施形態において、各梁体18は、図18及び図19に示すように、接続部材本体8の板厚方向で見て、接続部材本体8の外周側に凸となるV字状とされている。
(組立)
電池組立体1を組み立てるには、図20に示すように、ボルト4をバスバー3のボルト孔3a(図2を併せて参照)に挿入し、このボルト4に接続部材5を取り付けてから、ボルト4をリチウムイオン電池2のユニット端子6にねじ込む。この場合、図18及び図19に示す各ボルト仮保持部11の存在により、接続部材5がボルト4から脱落し難く、作業性がよい。また、各ボルト仮保持部11が接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能に構成されているので、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入する際、ボルト4のネジ山が各ボルト仮保持部11に接触しても各ボルト仮保持部11がボルト4のネジ山から逃げるように弾性変位する。従って、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し易い。
以上に本願発明の第7実施形態を説明したが、上記第7実施形態は、以下の特長を有している。
(10)接続部材5は、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うボルト仮保持部11を更に有する。以上の構成によれば、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対して接続部材5を仮保持させておくことができる。
(11)ボルト仮保持部11は、弾性変形部17(弾性変形容易部)を介して、接続部材本体8に支持されている。以上の構成によれば、ボルト仮保持部11が、接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能に構成され、もって、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し易い。
(12)ボルト仮保持部11は、複数の弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。
(13)弾性変形部17は、ボルト仮保持部11と接続部材本体8を連結する梁体18である。以上の構成によれば、弾性変形部17を簡素な構成で実現できる。
(14)また、梁体18は、接続部材本体8の板厚方向で見て、V字状である。
(第8実施形態)
次に、図21を参照しつつ、本願発明の第8実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第7実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第7実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、接続部材5は、図21に示すように、電圧検知用ケーブル14(図10を併せて参照)を接続可能なケーブル接続部15を更に有している。以上の構成によれば、第2実施形態及び第4実施形態、第6実施形態と同様に、リチウムイオン電池2のユニット端子6に電圧検知用ケーブル14を、機械的にシンプルな構成で、接続することができる。
なお、本実施形態におけるケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14が圧着により接続される形態である。しかし、ケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14がハンダ付けや圧接により接続される形態であってもよい。
(第9実施形態)
次に、図22〜図25を参照しつつ、本願発明の第9実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、各ボルト仮保持部11は、上記第1実施形態と同様、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うものである。各ボルト仮保持部11は、複数の弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。これにより、各ボルト仮保持部11は、接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能となっている。本実施形態において、各ボルト仮保持部11と接続部材本体8との間には、2つの弾性変形部17が設けられている。各ボルト仮保持部11は、2つの弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。図22において弾性変形部17を二点鎖線で示す。各弾性変形部17は、ボルト仮保持部11と接続部材本体8を連結する細長い梁体18として構成されている。各梁体18は、接続部材本体8の板厚方向で見て、円弧状とされている。そして、ボルト仮保持部11及び梁体18は、ボルト貫通孔5aを狭めるように、接続部材本体8を、接続部材本体8の内周縁8aに沿って、部分的に切り起こすことで形成されている。図22の例では、この切り起こしの切り起こし角度が20度である場合を示している。図23の例では、この切り起こしの切り起こし角度が40度である場合を示している。この切り起こし角度は、接続部材5のボルト貫通孔5aに挿入されるボルト4の呼び径に応じて適宜、設定すればよい。
(組立)
電池組立体1を組み立てるには、2つの手順を選択できる。1つ目は、図25に示すように、ボルト4をバスバー3のボルト孔3a(図2を併せて参照)に挿入し、このボルト4に接続部材5を取り付けてから、ボルト4をリチウムイオン電池2のユニット端子6にねじ込む手順である。この場合、図22等に示す各ボルト仮保持部11の存在により、接続部材5がボルト4から脱落し難く、作業性がよい。2つ目は、図2に示すリチウムイオン電池2の各ユニット端子6に接続部材5を予め載せておき、その後、バスバー3のボルト孔3aに挿入したボルト4をリチウムイオン電池2の各ユニット端子6にねじ込む手順である。この場合、図22等に示す各位置決め爪部12の存在により、接続部材5がリチウムイオン電池2のユニット端子6から滑り落ち難く、作業性がよい。
以上に、本願発明の第9実施形態を説明したが、上記第9実施形態は、以下の特長を有している。
(10)接続部材5は、ボルト貫通孔5a内に突出することで、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対する接続部材本体8の仮保持を行うボルト仮保持部11を更に有する。以上の構成によれば、ボルト貫通孔5aに挿入されたボルト4に対して接続部材5を仮保持させておくことができる。
(11)ボルト仮保持部11は、弾性変形部17(弾性変形容易部)を介して、接続部材本体8に支持されている。以上の構成によれば、ボルト仮保持部11が、接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能に構成され、もって、接続部材5のボルト貫通孔5aにボルト4を挿入し易い。
(12)ボルト仮保持部11は、複数の弾性変形部17を介して、接続部材本体8に支持されている。
(13)弾性変形部17は、ボルト仮保持部11と接続部材本体8を連結する梁体18である。以上の構成によれば、弾性変形部17を簡素な構成で実現できる。
(15)ボルト仮保持部11及び梁体18は、ボルト貫通孔5aを狭めるように、接続部材本体8を、接続部材本体8の内周縁8aに沿って、部分的に切り起こすことで形成されている。以上の構成によれば、ボルト4の様々な呼び径に柔軟に対応可能な接続部材5を実現することができる。
(16)梁体18は、接続部材本体8の板厚方向で見て、円弧状である。
(第10実施形態)
次に、図26を参照しつつ、本願発明の第10実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第9実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第9実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において、接続部材5は、図26に示すように、電圧検知用ケーブル14(図10を併せて参照)を接続可能なケーブル接続部15を更に有している。以上の構成によれば、第2実施形態及び第4実施形態、第6実施形態、第8実施形態と同様に、リチウムイオン電池2のユニット端子6に電圧検知用ケーブル14を、機械的にシンプルな構成で、接続することができる。
なお、本実施形態におけるケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14が圧着により接続される形態である。しかし、ケーブル接続部15は、電圧検知用ケーブル14がハンダ付けや圧接により接続される形態であってもよい。
以上に、本願発明の好適な第1〜第10実施形態を説明した。各実施形態において、接続部材5は、複数のリチウムイオン電池2の接続に用いられるものとしたが、これに代えて、複数のラミネートセルの接続に用いられるものとしてもよい。
最後に、上記第1〜2実施形態のボルト仮保持効果と、第5〜10実施形態のボルト仮保持効果と、の比較について言及する。上記第1〜2実施形態では、ボルト仮保持部11の内接円は、ボルト4のボルト径の公差内における最大値よりも若干大きくなるように設定されている。従って、ボルト4のボルト径が、公差内で最小値となった場合は、ボルト4とボルト仮保持部11との間に大きな隙間ができ、前述した仮保持効果が弱くなる。
これに対し、上記第5〜10実施形態では、ボルト仮保持部11の内接円は、ボルト4のボルト径の公差内における最大値よりも小さくなるように設定されている。これは、上記第5〜10実施形態において、ボルト仮保持部11が接続部材本体8の板厚方向に弾性変位可能だからである。従って、ボルト4のボルト径が、公差内で最小値となっても、ボルト4とボルト仮保持部11との間の隙間はないか、あったとしてもそれほど大きくならず、前述した仮保持効果が上記第1〜2実施形態程に比べ、弱くならない。
なお、仮に、上記第1〜2実施形態で、ボルト仮保持部11の内接円を、ボルト4のボルト径の公差内における最大値よりも小さくなるように設定すると、板厚方向に弾性変形し難いので、接続部材5をボルト4に取り付けにくくなる。この場合、接続部材5は、ボルト4のネジ山の谷に沿って回していく必要がある。
1 電池組立体
2 リチウムイオン電池
3 バスバー(第1導体)
3a ボルト孔
4 ボルト
5 接続部材
5a ボルト貫通孔
6 ユニット端子(第2導体)
6a 先端面
7 雌ネジ
8 接続部材本体
8a 内周縁
8b 外周縁
9 バスバー側爪部(第1突出部)
9a 先端
10 ユニット端子側爪部(第2突出部)
10a 先端
11 ボルト仮保持部
12 位置決め爪部(位置決め部)
13 爪ユニット
14 電圧検知用ケーブル(電線)
15 ケーブル接続部(電線接続部)
16 導体仮保持部
17 弾性変形部(弾性変形容易部)
18 梁体
s1 空間
s2 空間
s3 隙間
θ1 角度
θ2 角度

Claims (18)

  1. 第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、
    ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、
    前記接続部材本体から前記第1導体側に突出する第1突出部と、
    前記接続部材本体から前記第2導体側に突出する第2突出部と、
    を備え、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記接続部材本体の内周縁及び外周縁から離れた位置で切り起こして形成されており、
    前記第1突出部及び前記第2突出部の先端は、先細り形状となっており、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、前記接続部材本体の径方向に対して略直交する方向に沿って延びて形成されており、
    前記第1突出部及び前記第2突出部の前記先端は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、前記接続部材本体の中心寄りに形成されている、
    接続部材。
  2. 請求項1に記載の接続部材であって、
    前記第1突出部を切り起こす際に形成される空間と、前記第2突出部を切り起こす際に形成される空間は、互いに接続している、
    接続部材。
  3. 請求項1又は2に記載の接続部材であって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部の切り起こす角度は、20〜90度である、
    接続部材。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の接続部材であって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、夫々、3つ以上形成されている、
    接続部材。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の接続部材であって、
    前記第1導体又は前記第2導体に接触することで、前記第1導体又は前記第2導体に対する前記接続部材本体の位置決めを行う、位置決め部を更に有する、
    接続部材。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の接続部材であって、
    前記第1導体又は前記第2導体に引っ掛かることで、前記第1導体又は前記第2導体に対する前記接続部材本体の仮保持を行う、導体仮保持部を更に有する、
    接続部材。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の接続部材であって、
    前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部を更に有する、
    接続部材。
  8. 請求項7に記載の接続部材であって、
    前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている、
    接続部材。
  9. 請求項8に記載の接続部材であって、
    前記ボルト仮保持部は、複数の前記弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている、
    接続部材。
  10. 請求項8又は9に記載の接続部材であって、
    前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体である、
    接続部材。
  11. 請求項10に記載の接続部材であって、
    前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、I字状又はV字状である、
    接続部材。
  12. 請求項10に記載の接続部材であって、
    前記ボルト仮保持部及び前記梁体は、前記ボルト貫通孔を狭めるように、前記接続部材本体を、前記接続部材本体の前記内周縁に沿って、部分的に切り起こすことで形成されている、
    接続部材。
  13. 請求項12に記載の接続部材であって、
    前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、円弧状である、
    接続部材。
  14. 請求項1〜13の何れかに記載の接続部材であって、
    電線が接続可能な電線接続部を更に備えた、
    接続部材。
  15. 第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、
    ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、
    前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部と、
    を備え、
    前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されており、
    前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体であり、
    前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、I字状又はV字状である、
    接続部材。
  16. 第1導体と第2導体を電気的に接続するために、前記第1導体と前記第2導体との間に配置されて用いられる接続部材であって、
    ボルト貫通孔を有する板状の接続部材本体と、
    前記ボルト貫通孔内に突出することで、前記ボルト貫通孔に挿入されたボルトに対する前記接続部材本体の仮保持を行うボルト仮保持部と、
    を備え、
    前記ボルト仮保持部は、弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されており、
    前記弾性変形容易部は、前記ボルト仮保持部と前記接続部材本体を連結する梁体であり、
    前記ボルト仮保持部及び前記梁体は、前記ボルト貫通孔を狭めるように、前記接続部材本体を、前記接続部材本体の内周縁に沿って、部分的に切り起こすことで形成されている、
    接続部材。
  17. 請求項16に記載の接続部材であって、
    前記梁体は、前記接続部材本体の板厚方向で見て、円弧状である、
    接続部材。
  18. 請求項15〜17の何れかに記載の接続部材であって、
    前記ボルト仮保持部は、複数の前記弾性変形容易部を介して、前記接続部材本体に支持されている、
    接続部材。
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