JP6061188B2 - シール部材 - Google Patents

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本発明は、シール部材に関するものである。
また、自動車や汎用機械等の油管路連結穴を一時的に密閉し、油管を取り付ける際に突き破る事が出来るシール部材に関するものである。
更に詳しくは、自動車のオートマチックトランスミッションとオイルクーラーの流路に使用され、オイルクーラーが組み立てられる前まで、オートマチックトランスミッション内の潤滑・作動油(ATF)が漏れないようにする為のシール部材に関する。
従来、車両エンジンの初期組立て、試験及び輸送の間には、複数種類の付属品及び外部部品の取付けを後回しにする。
例えば、車両エンジンを車両内への据付けに先だって取扱う間は、外部油管の損傷を防ぐ目的で、このような油管の取り付けを後回しにすることが望ましい。
具体的例としては、自動車のオートマチックトランスミッションにオイルクーラーの油管を連結するまでは、油管の取り付けを後回しにすることが望ましい。
油は、車両エンジンを試験運転する為に加えるから、後で油管を取付ける穴を閉じるのに或る種の栓を利用しなければならない。
しかし、この種の栓は、油管を取り付ける際に取り外す必要が有る為、作業効率が悪かった。
そこで、図12に示す様なシール部材300を使用して、油管を取付ける穴を閉じる方策が提案された。(特許文献1)
すなわち、この種シール部材300は、金属材製の円筒状の本体100と、この本体100の一方の軸方向端部を閉塞しているゴム状弾性材製の膜部200とより構成され、この膜部200にその中心から放射状に伸びる5本の薄肉部210を設け、この膜部200に、油管を押し込む圧力を加える事により、薄肉部210から破れる様に成したものである。
この様な構成とする事により、管を取付ける穴を、一時的に閉じる為の栓を利用しなければならない不都合は解消された。
しかし、この種シール部材300の膜部200に設けた、中心から放射状に伸びる5本の薄肉部210は何れも同じ円周方向の幅と、同じ軸方向の肉厚を備える設計となっている為、膜部200に対する油管を押し込む圧力の加え方により、5本の薄肉部210の全てが、円周上均等に破れる事が難しかった。
この結果、破れた後の膜部200の形状が不均一なる為、破れた後の膜部200にかかる歪みが大きくなる問題を招来した。
特開昭64−63613号公報
本発明は以上の点に鑑みて、膜部が円周上均等に破れる為、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来るシール部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、円筒状の本体と、前記本体の一方の軸方向端部を閉塞しているゴム状弾性材製の膜部とより構成される油管路連結穴を一時的に密閉する為のものであって、前記膜部にその中心から放射状に伸びる複数本の薄肉部を設け、前記膜部に圧力を加える事により、前記薄肉部が破れる様にしたシール部材において、前記薄肉部の強度を異ならせていることを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のシール部材によれば、薄肉部の強度を異ならせる構成としている為、膜部が円周上均等に破れる為、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来る。
請求項2記載の発明のシール部材によれば、強度の異なる薄肉部を円周上交互に配置する構成としている為、より確実に膜部が円周上均等に破れ、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来る。
更に、請求項3記載の発明のシール部材によれば、薄肉部の円周方向の幅を変える事により、薄肉部の強度を異ならせる構成としている為、最初に幅の小さい薄肉部に応力が集中し、この幅の小さい薄肉部から確実に破れ、この結果、膜部が円周上均等に破れ、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来る。
更に、請求項4記載の発明のシール部材によれば、薄肉部の肉厚を変える事により、薄肉部の強度を異ならせる構成としている為、最初に肉厚の薄い薄肉部から確実に破れ、この結果、膜部が円周上均等に破れ、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来る。
更に、請求項5記載の発明のシール部材によれば、薄肉部の円周方向の幅と薄肉部の肉厚の両方を変える事により、薄肉部の強度を異ならせる構成としている為、最初に肉厚の薄い薄肉部であって幅の小さい薄肉部から確実に破れ、この結果、膜部が円周上均等に破れ、破れた後の膜部の形状が均一なり、破れた後の膜部にかかる歪みを小さく出来る。
更に、請求項6記載の発明のシール部材によれば、自動変速機とオイルクーラーの流路に使用して、特に有用である。
本発明の第1実施態様に係るシール部材の平面図。 図1のX―X断面図。 図1のY―Y断面図。 図1のシ−ル部材をハウジング側の孔部に装着した断面図。 第1実施態様の本体の外周にゴム状弾性材層を設けた態様を図3と同様に示した断面図。 図5のシール部材を図4と同様に示した装着断面図。 図4に管部材を挿入した断面図。 図6に管部材を挿入した断面図。 本発明の第2実施態様に係るシール部材の平面図。 図6のX―X断面図。 図6のY―Y断面図。 従来技術に係るシール部材の平面図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1乃至図3に基づき本発明に係る第1実施態様について説明する。
本発明のシール部材は、金属材製の円筒状の本体1と、この本体1の一方の軸方向端部(図2において左側)を閉塞しているゴム状弾性材製の膜部2とより構成されている。
そして、この膜部2には、その中心から放射状に伸びる複数本の薄肉部21を設け、この膜部2に、油管を押し込む圧力を加える事により、薄肉部21が破れる様にしている。
更に、この薄肉部21の強度が異なる様に設計されている。
具体的には、図2の断面形状示す様に、薄肉部21の軸方向の肉厚Wは、全ての薄肉部21が同一に成る様に設計されている。
そして、図1に示す様に、この薄肉部21の円周方向の幅Hが異なる2種類の薄肉部21を交互に、3本と3本の合計6本を円周上等配に配置する構成としている。
薄肉部21の本数は、6本に限らず、用途に応じ最適な本数が適宜選択して使用出来るが、4〜12本が好ましい。
本体1の材質としては、金属材、樹脂材が使用可能である。
金属材としては、SUS、SPCC、銅合金等が、樹脂材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフイン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニルアクリル共重合樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂等が用いられ、ガラス繊維強化合成樹脂が、機械的強度の点から特に好ましい。
膜部2の材質としては、FKM、シリコーンゴム、EPDM、ニトリルゴム、アクリルゴム、HNBR等の各種のゴム状弾性体を適宜選択して使用出来る。
この様に、薄肉部21の円周方向の幅Hを変える事により、薄肉部21の強度を異ならせる構成としている為、最初に幅Hの小さい薄肉部21に応力が集中し、幅Hの小さい薄肉部21から確実に破れ、この結果、膜部2が円周上均等に破れ、破れた後の膜部2の形状が均一なり、破れた後の膜部2にかかる歪みを小さく出来る。
ついで、本発明に係るシール部材3が使用される例を、図4及び図5に基づき説明する。
まず、図4に示す様に、シール部材3は、自動車のオートマチックトランスミッション等のハウジング4に設けた配管を挿入する為の孔部41に、その本体1が嵌合固定される。
この事により、油が、車両エンジンを試験運転する為にオートマチックトランスミッション内に加えられたとしても、孔部41から漏れる事は無い。
第1実施態様においては、本体1の外周面には、ゴム状弾性材層を設ける態様としていないが、図5に示す様に、本体1の外周面にゴム状弾性材層を設ける態様としても良い。
この様に、本体1の外周面にゴム状弾性材層を設ける態様とした場合は、図6に示す様に、ハウジング4に設けた配管を挿入する為の孔部41に嵌合固定する際、シール部材3の圧入荷重が下げられるので好ましい。
ついで、図7及び図8に示す様に、オイルクーラー5の油管51が、孔部41に挿入されると、この油管51の挿入圧力により、シール部材3の膜部2が破れて、オイルクーラー5の油管51がオートマチックトランスミッションのハウジング4側に取り付けられる。
この際、最初に幅Hの小さい薄肉部21から確実に破れ、ついで、幅Hの大きな薄肉部21が順次破れる為、膜部2が円周上均等に破れ、破れた後の膜部2の形状が均一なり、破れた後の膜部2にかかる歪みを小さく出来る。
ついで、図9乃至図11に基づき本発明に係る第2実施態様について説明する。
上述した第1実施態様と相違する点は、膜部2に設けた6本の薄肉部21の全ての幅Hを同一にする代わりに、薄肉部21の肉厚Wを変える事により、薄肉部21の強度を異ならせている事である。
具体的には、3本の肉厚Wがより薄い薄肉部21と、これより肉厚Wが厚いけれども、膜部2の肉厚Wよりも薄い肉厚Wの3本の薄肉部21を円周上交互に、かつ均等に配置している。
この様な構成とする事により、最初に肉厚の薄い薄肉部21から確実に破れ、この結果、膜部2が円周上均等に破れ、破れた後の膜部2の形状が均一なり、破れた後の膜部2にかかる歪みを小さく出来る。
この点は、図9乃至図11に示した第2実施態様のもの、及び図5、図6及び図8に示した本体1の外周にゴムを回したものにおいても同様である。
図には示していないが、第1実施態様と第2実施態様を組み合わせた実施態様も可能である。
具体的には、薄肉部21の円周方向の幅Hと、薄肉部21の肉厚Wの両方を変える事により、薄肉部21の強度を異ならせる事も、膜部2が円周上均等に破れる上で好ましい。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
自動変速機とオイルクーラーの流路に使用されるシール部材として有益である。
1 本体
2 膜部
3 シール部材
4 ハウジング
5 オイルクーラー
21 薄肉部
41 孔部
51 油管

Claims (6)

  1. 円筒状の本体(1)と、前記本体(1)の一方の軸方向端部を閉塞しているゴム状弾性材製の膜部(2)とより構成される油管路連結穴を一時的に密閉する為のものであって、前記膜部(2)にその中心から放射状に伸びる複数本の薄肉部(21)を設け、前記膜部(2)に圧力を加える事により、前記薄肉部(21)が破れる様にしたシール部材(3)において、前記薄肉部(21)の強度を異ならせていることを特徴とするシール部材。
  2. 前記強度の異なる薄肉部(21)を円周上交互に配置したことを特徴とする請求項1記載のシール部材。
  3. 前記薄肉部(21)の円周方向の幅を変える事により、前記薄肉部(21)の強度を異ならせていることを特徴とする請求項1または2記載のシール部材。
  4. 前記薄肉部(21)の肉厚を変える事により、前記薄肉部(21)の強度を異ならせていることを特徴とする請求項1または2記載のシール部材。
  5. 前記薄肉部(21)の円周方向の幅と前記薄肉部(21)の肉厚の両方を変える事により、前記薄肉部(21)の強度を異ならせていることを特徴とする請求項1または2記載のシール部材。
  6. 前記シール部材(3)が自動変速機とオイルクーラーの流路に使用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のシール部材。
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