JP6060923B2 - 積層型フィルムコンデンサ、フィルムコンデンサモジュール及び電力変換システム - Google Patents

積層型フィルムコンデンサ、フィルムコンデンサモジュール及び電力変換システム Download PDF

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Description

本発明は、積層型フィルムコンデンサ、フィルムコンデンサモジュール及び電力変換システムに関する。
巻回型又は積層型のフィルムコンデンサは、電極と誘電体で構成されるフィルムとが多層積層されて構成されている。このようなフィルムコンデンサでは、電極を流れる電流によって発熱し、その熱によって誘電体を構成するフィルムが熱収縮することがある。そこで、フィルムコンデンサ内で発生した熱を放熱可能なフィルムコンデンサが開発されている。
特許文献1には、金属膜が形成されたフィルムを巻回又は積層したフィルムコンデンサにおいて、フィルム内に板状の放熱性を有する絶縁性のフィラーを含有させることが記載されている。
特許文献2には、アルミニウム膜が蒸着されたフィルムを積層したフィルムコンデンサにおいて、アルミニウム膜の端縁にアルミナを形成し、このアルミニウム膜の端縁から放熱を行うことが記載されている。
特許文献3〜6には、巻芯と、巻芯に巻回される金属が蒸着されたフィルムとを備えるフィルムコンデンサにおいて、巻芯から放熱することが記載されている。特許文献3及び6のフィルムコンデンサでは、巻芯がフィルムコンデンサの外周面にメタリコン処理によって形成された電極に接続され、金属材料で形成されている。特許文献3及び6には、これにより、放熱性を高めることが記載されている。特許文献4には、巻芯に冷却管を挿入し、冷媒でフィルムコンデンサを冷却することが記載されている。特許文献5には、巻芯の内周面に、放熱フィンを設けることが記載されている。
特許文献7には、フィルムコンデンサの端子を櫛歯状に形成して、この櫛歯状の端子から放熱することが記載されている。
特開2013−153115号公報 特開2012−99712号公報 特開2008−311253号公報 特開2008−300600号公報 特開2008−300502号公報 特開2008−211128号公報 特開2003−59752号公報
特許文献1のフィルムコンデンサでは、誘電体を構成するフィルムに絶縁性のフィラーが含有されているので、フィルムコンデンサ内の電界が乱れ、その結果、フィルムコンデンサの信頼性が低下する恐れがある。また、特許文献2のフィルムコンデンサでは、アルミニウム膜が薄い蒸着膜であるので、熱伝導性が小さく、放熱性が十分でない恐れがある。特許文献3〜6のフィルムコンデンサでは、巻芯の近傍の熱は放熱されるものの、巻芯から離れた部分の熱を十分に放熱することが難しい。また、特許文献7のフィルムコンデンサでは、外周近傍の熱は放熱されるものの、フィルムコンデンサ内部の熱は十分に放熱されない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、信頼性が高く、放熱性に優れた積層型フィルムコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る積層型フィルムコンデンサは、
第1の容量電極と、第2の容量電極とが、第1の誘電体フィルムを介して互いに対向するように積層された積層体と、
前記第1の容量電極と電気的に接続された第1の外部電極と、
前記第2の容量電極と電気的に接続された第2の外部電極と、
を備えた積層型フィルムコンデンサであって、
前記積層体は、前記第2の容量電極に第2の誘電体フィルムを介して積層され、前記第2の容量電極と前記第2の誘電体フィルムを介して対向する導体で構成され、前記第2の外部電極に電気的に接続され放熱体と、前記放熱体に第3の誘電体フィルムを介して積層され、前記放熱体と前記第3の誘電体フィルムを介して対向し、前記第2の外部電極に電気的に接続された第3の容量電極と、を備え、
前記放熱体の厚みは、前記第1の容量電極前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一の厚みよりも大きく、
前記放熱体は、前記第1の容量電極、前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一つよりも放熱性が高く、前記積層体の少なくとも中央から前記第2の外部電極まで延びる、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る積層型フィルムコンデンサは、
第1の容量電極と、第2の容量電極とが、第1の誘電体フィルムを介して互いに対向するように積層された積層体と、
前記第1の容量電極と電気的に接続された第1の外部電極と、
前記第2の容量電極と電気的に接続された第2の外部電極と、
を備えた積層型フィルムコンデンサであって、
前記積層体は、前記第2の容量電極に第2の誘電体フィルムを介して積層され、前記第2の容量電極と前記第2の誘電体フィルムを介して対向する導体で構成され、前記第2の外部電極に電気的に接続され放熱体と、前記放熱体に第3の誘電体フィルムを介して積層され、前記放熱体と前記第3の誘電体フィルムを介して対向し、前記第2の外部電極に電気的に接続された第3の容量電極と、を備え、
前記放熱体の熱抵抗は、前記第1の容量電極前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一の熱抵抗よりも小さく、
前記放熱体は、前記第1の容量電極、前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一つよりも放熱性が高く、前記積層体の少なくとも中央から前記第2の外部電極まで延びる、
ことを特徴とする。
前記第1の容量電極と前記第2の容量電極とは、例えば、金属の蒸着膜から形成される。
前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極は、メタリコン処理により形成されてもよい。
また、本発明の第3の観点に係るフィルムコンデンサモジュールは、
上述の積層型フィルムコンデンサと、
前記第1の外部電極と前記第2の外部電極の少なくとも一方に接続され、外部回路に接続される接続電極と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る電力変換システムは、
直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムにおいて、
上述の積層型フィルムコンデンサ、及びフィルムコンデンサモジュールの少なくとも一方を、直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとして使用した、
ことを特徴とする。
本発明によれば、放熱体を配置することにより、信頼性が高く、放熱性に優れた積層型フィルムコンデンサ等が提供される。
本発明の実施形態1に係るフィルムコンデンサを示す斜視図である。 図1に示すフィルムコンデンサのP−P断面を示す断面図である。 実施形態2に係るフィルムコンデンサを示す斜視図である。 図3に示すフィルムコンデンサの平面図、及びQ−Q断面を示す断面図である。 実施形態3に係るフィルムコンデンサを示す断面図である。 実施形態4に係るフィルムコンデンサを示す断面図である。 実施形態5に係るフィルムコンデンサモジュールの斜視図である。 実施形態5に係るフィルムコンデンサモジュールの斜視図である。 実施形態6に係る電力変換システムの回路図である。 放熱体の変形例を示す断面図である。 放熱体の変形例を示す断面図である。 放熱体の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。フィルムコンデンサの金属化フィルムが積層された方向をZ方向、金属化フィルムの長手方向と短手方向を、それぞれ、Y方向とX方向とする直交座標をとって以下適宜参照する。
(実施の形態1)
図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100の構成を説明する。積層型フィルムコンデンサ100は、第1のフィルム10と第2のフィルム20とが複数層、交互に積層されて形成された積層体と、その両端面それぞれに形成されたメタリコン部4、5とを備える。図2は図1に示すP−P断面を示している。
第1のフィルム10、第2のフィルム20は、図2に示すように、誘電体フィルム1とその表面に形成された第1の容量電極2、第2の容量電極3で構成されている。なお、図2の誘電体フィルム1の部位については、他の部位との識別を容易にするため断面であることを示すハッチングを省略している。
誘電体フィルム1は、誘電体、例えば、セラミック、ポリエチレン・テフタレート、ポリプロピレン、ポリフェニレン・サルファイド、ポリエチレン・ナフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネイト、雲母等により形成されている。誘電体フィルム1は、平面矩形状に形成されている。その厚みは、例えば、数μm程度、Y方向の幅は数十mmである。X方向の長さEは幅よりも大きく、数十mm〜数百mm程度である。
第1の容量電極2、第2の容量電極3は、蒸着等により形成されたAl、Cu、Ag等の金属膜から構成されている。第1の容量電極2、第2の容量電極3の厚みは、0.01〜0.1μmである。第1の容量電極2、第2の容量電極3は、平面矩形状に形成され、互いに同一の大きさに形成されている。第1の容量電極2、第2の容量電極3は、誘電体フィルム1の±Y方向の端縁から離れた位置に形成されている。第1の容量電極2は、誘電体フィルム1の、+X方向の端縁と距離C離れた位置から−X方向に端縁までを覆い、第2の容量電極3は、誘電体フィルム1の、−X方向の端縁と距離C離れた位置から+X方向に端縁までを覆っている。
第1のフィルム10は、XY方向の端縁が相互に揃った状態で積層されている。同様に、第2のフィルム20も、XY方向の端縁が相互に揃った状態で積層されている。一方、第1のフィルム10と第2のフィルム20とは、X方向に距離Aだけずれて配置されている。
メタリコン部4、5は、加熱された溶射材(例えば金属)が第1のフィルム10と第2のフィルム20とが積層された積層体の±X方向の端面に吹き付けられて(メタリコン処理をされて)形成されている。メタリコン部4は、積層型フィルムコンデンサ100の+X端面で、第2のフィルム20の+X側端縁の第2の容量電極3の一部と第1のフィルム10の+X側端縁とを覆い、第2の容量電極3と接触し電気的に接続している。メタリコン部5は、積層型フィルムコンデンサ100の−X端面で、第1のフィルム10の−X側端縁の第1の容量電極2の一部と、第1のフィルム10の−X側端縁とを覆い、第1の容量電極2と接触し電気的に接続している。なお、図2では、第1の容量電極2、第2の容量電極3及びメタリコン部4、5の区別を容易にするために強調して描いている。
積層型フィルムコンデンサ100では、交互に複数積層された第1のフィルム10、第2のフィルム20の間に、第3のフィルム30、第4のフィルム40が挿入されている。具体的には、第1のフィルム10と、その第1のフィルム10とZ方向に隣接する第1のフィルム10との間に、第3のフィルム30が積層されている。また、第2のフィルム20と、その第2のフィルム20とZ方向に隣接する第2のフィルム20との間に、第4のフィルム40が積層されている。第3のフィルム30は、誘電体フィルム1Aと誘電体フィルム1A上に配設された放熱体7Aとで構成され、第4のフィルム40は、誘電体フィルム1Bと誘電体フィルム1B上に配設された放熱体7Bとで構成されている。
放熱体7Aと7Bは、第1の容量電極2、及び第2の容量電極3の少なくとも一方よりも放熱性が高い構造体である。放熱体7A、7Bは、金属箔で形成され、その形状は平面矩形状である。放熱体7A、7BのY方向の幅は、第1の容量電極2、第2の容量電極3と同じであり、Y方向における位置も第1の容量電極2、第2の容量電極3の位置と同一である。放熱体7A、7BのX方向の幅Dは、第1の容量電極2、第2の容量電極3の幅Eのほぼ半分であり、放熱体7A、7Bは、コンデンサ100のX方向における中央から、それぞれ−X方向の端縁、+X方向の端縁まで延びている。放熱体7A、7Bは、第1の容量電極2、第2の容量電極3のいずれか一方よりも厚く、例えば、数μm程度の厚みである。或いは、放熱体7A、7Bは、第1の容量電極2、第2の容量電極3のいずれか一方の熱抵抗(熱伝導率)よりも熱抵抗(熱伝導率)が小さく(大きく)、例えば、放熱体7A、7Bの熱抵抗は、金属膜の熱抵抗の1/10〜1/100倍である。放熱体7Aと7Bは、それぞれ誘電体フィルム1Aと1BとからX方向に距離Aだけ露出し、メタリコン部4、5と電気的かつ物理的に接触している。
誘電体フィルム1A、1Bは、第1のフィルム10と第2のフィルム20とを構成する誘電体フィルム1と同じ材料、形状の絶縁性フィルムであり、放熱体7A、7Bと−Z方向に隣接する第1の容量電極2、第2の容量電極3との間に配置され、電気的に絶縁している。
誘電体フィルム1Dは、第1のフィルム10と第2のフィルム20とを構成する誘電体フィルム1と同じ材料、形状のフィルムであり、コンデンサ100の+Z側の面に配置され、最上層の第1のフィルム10の第1の容量電極2を外部から電気的に絶縁すると共に保護している。
以上の構成を有する積層型フィルムコンデンサ100では、積層された第1のフィルム10、第2のフィルム20との間に、放熱体7A、7Bを有する第3のフィルム30、第4のフィルム40が挿入されている。放熱体7A、7Bは、メタリコン部4、5と接続されている。また、放熱体7A、7Bは、第1の容量電極2、第2の容量電極3のいずれか一方よりも放熱性が高く、放熱体7A、7Bは、第1の容量電極2、第2の容量電極3のいずれか一方よりも厚く形成されているか、又は第1の容量電極2、第2の容量電極3のいずれか一方よりも熱抵抗が小さい(熱伝導率が大きい)。このため、放熱体7A、7Bは、積層型フィルムコンデンサ100内で発生する熱を、第1の容量電極2、第2の容量電極3よりも高い効率で、積層型フィルムコンデンサ100外部へ放熱することが可能である。例えば、放熱体7A、7Bは、金属膜(蒸着膜等)よりも熱抵抗が小さいので、従来の巻芯から放熱するコンデンサやアルミニウムの蒸着膜で放熱するコンデンサと比較して放熱効率が高い。
放熱体7A、7Bは、第1のフィルム10の第1の容量電極2、又は第2のフィルム20の第2の容量電極3と、メタリコン部4、5を介して電気的に接続されている。放熱体7A、7Bは、それぞれメタリコン部4、5に接続されており、第1の容量電極2、第2の容量電極3それぞれと同じ電圧が印加される。このため、放熱体7B、7Aは、第1のフィルム10と隣接する第1のフィルム10との間、又は第2のフィルム20と隣接する第2のフィルム20との間の、電界を乱すことがない。その結果、積層型フィルムコンデンサ100の信頼性が向上する。
放熱体7A、7Bは、積層型フィルムコンデンサ100のX方向における中央から、それぞれ−X方向の端縁、+X方向の端縁まで延びている。このため、積層型フィルムコンデンサ100の中央付近の熱を、積層型フィルムコンデンサ100の両端面に高い効率で放熱することが可能である。
(実施形態2)
次に、図3及び図4を参照して、実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100の構成を説明する。実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100は、略直方体状に形成され、略直方体状の一つの端面にメタリコン部4、5が形成されている(いわゆる片側電極フィルムコンデンサである)。図4(B)は、図3及び図4(A)に示すQ−Q断面を示している。なお、図4の誘電体フィルム1の部位については、他の部位との識別を容易にするため断面であるが、ハッチングを省略している。以下、実施形態1と異なる構成を中心に説明する。
第1の容量電極2、第2の容量電極3は、図4(A)に示すように、内部電極2A、3Aと引き出し部2B、3Bとで構成されている。内部電極2A、3Aは、誘電体フィルム1よりも小さい平面矩形状に形成され、誘電体フィルム1の±X方向及び±Y方向の端縁から離れて位置している。引き出し部2B、3Bは、平面矩形状に形成され、そのY方向の幅は、内部電極2A、3AのY方向の幅の半分以下である。引き出し部2B、3Bは、内部電極2A、3Aから誘電体フィルム1の−X側の端縁まで延び、メタリコン部4、5と電気的に接続されている。引き出し部2B、3Bは、メタリコン部4、5に電圧が印加された場合、その電圧を内部電極2A、3Aに印加させる。引き出し部2Bは、引き出し部3Bよりも−Y側に位置し、引き出し部2B、3BはY方向に互いに重なりあっていない。引き出し部2B、3Bそれぞれは、Y方向に同じ位置に配置され、Z方向に連なっている。
メタリコン部4、5は、積層型フィルムコンデンサ100の−X側の端面に平面矩形状に形成されている。メタリコン部4、5それぞれは、引き出し部2B、3BそれぞれとY方向の幅がほぼ同一に形成され、積層型フィルムコンデンサ100の−X側の端面で、−Z側端縁から+Z側端縁までを覆っている。
積層型フィルムコンデンサ100では、図4(B)に示すように、第1のフィルム10と、その第1のフィルム10とZ方向に隣接する第1のフィルム10との間に、放熱体7Aと誘電体フィルム1Aとで構成される第3フィルム30が積層されている。
放熱体7Aは、第1の容量電極2と同様に、内側領域部と引き出し部とで構成されている。放熱体7Aの内側領域部は、X方向で第1の容量電極2の内部電極2Bよりもやや小さく、Y方向で、内部電極2Bの大きさと同じである。放熱体7A全体のX方向の長さDは、第1の容量電極2の長さFよりもやや小さく、放熱体7Aは、第1のフィルム10の第1の容量電極2の−X側の端縁とほぼ同じ位置から第1の容量電極2の中央よりも+X側まで伸びている。放熱体7Aは、−X側の端縁で誘電体フィルム1AとX方向に距離Aだけずれて配置され、そのずれた部分がメタリコン部5に電気的かつ物理的に接触している。
誘電体フィルム1Aは、第2のフィルム20の誘電体フィルム1と同じ形状、大きさ、位置に形成され、放熱体7Aと第1の容量電極2との間の絶縁を確保している。
実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100では、第1のフィルム10と、その第1のフィルム10と隣接する第1のフィルム10との間に、放熱体7Aを有する第3のフィルム30が挿入されている。放熱体7Aは、メタリコン部5と接続され、第1のフィルム10の第1の容量電極2の−X側の端縁から第1の容量電極2のX方向における中央よりも+X側に伸びている。このため、第1のフィルム10の第1の容量電極2の中央よりも+X側の位置で発生した熱を、−X側の端縁に放熱することが可能である。コンデンサの一端面にメタリコン部4、5が形成された積層型フィルムコンデンサ100においても、その内部で発生する熱を高い効率で放熱することが可能である。
(実施形態3)
次に、図5の断面図を参照して、実施形態3に係る積層型フィルムコンデンサ100の構成を説明する。実施形態3に係る積層型フィルムコンデンサ100は、第3のフィルム30と第2のフィルム20とが交互に複数積層された積層体で構成されている。第3のフィルム30は、放熱体7Aと誘電体フィルム1Aとで構成されている。なお、図5の誘電体フィルム1の部位については、他の部位との識別を容易にするため断面であることを示すハッチングを省略している。以下、実施形態1及び2と異なる構成を中心に説明する。
誘電体フィルム1Aは、実施形態1の第1のフィルム10の誘電体フィルム1と同様の材料で形成されている。誘電体フィルム1Aは、第2のフィルム20と−X側に距離Aだけずれて配置されている。誘電体フィルム1Aそれぞれは、X方向における端縁の位置が揃っている。
放熱体7Aは、誘電体フィルム1Aの+Z側の面に配置されている。放熱体7Aは、誘電体フィルム1Aの+X側の端縁から距離Cだけ離れた位置から−X側の端縁までを覆うように配置されている。放熱体7Aの−X側の端縁では、第2のフィルム20から+Z側の面の放熱体7Aが露出している。放熱体7Aそれぞれは、X方向における端縁の位置が揃っている。放熱体7Aそれぞれは−X側の端縁でメタリコン部5と電気的かつ物理的に接触している。
実施形態3に係る積層型フィルムコンデンサ100では、放熱体7Aと誘電体フィルム1Aとで構成される第3のフィルム30と第2のフィルム20とが交互に複数積層され、放熱体7Aそれぞれがメタリコン部5と接触している。メタリコン部4と5とにそれぞれ互いに極性の異なる電圧を印加することにより、放熱体7Aと第2の容量電極3とはコンデンサの内部電極(容量電極)として機能する。放熱体7Aがコンデンサの内部電極を兼ねるので、積層体内の電界が乱れない。このため、積層型フィルムコンデンサ100では、信頼性が良好である。
(実施形態4)
次に、図6を参照して、実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサ100の構成を説明する。実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサ100は、第1のフィルム10と第2のフィルム20とが交互に複数積層され、第1のフィルム10と10との間、または第2のフィルム20と20との間に、第5のフィルム50が積層されている。第5のフィルム50は、誘電体フィルム1Cと、誘電体フィルム1C上に形成された放熱体7A及び7Bとで構成されている。なお、図6の誘電体フィルム1の部位については、他の部位との識別を容易にするため断面であることを示すハッチングを省略している。以下、実施形態1〜3と異なる構成を中心に説明する。
誘電体フィルム1Cは、第1のフィルム10、第2のフィルム20よりもX方向における長さが距離2Aだけ小さく形成されている。誘電体フィルム1Cの+X側の端縁と第1のフィルム10の+X側の端縁とはX方向の位置が同じであり、誘電体フィルム1Cの−X側の端縁と第2のフィルム20の−X側の端縁とX方向の位置が同じである。誘電体フィルム1Cは、±X方向の端縁で、メタリコン部4、5と接触している。
放熱体7Aと7Bとは、誘電体フィルム1C上で、距離G隔てられてX方向に並んでいる。放熱体7A、7Bは、誘電体フィルム1Cの−X側、+X側の端縁から、それぞれ−X方向、+X側に距離Aだけずれている。放熱体7A、7Bそれぞれは、−X側、+X側の端縁で誘電体フィルム1Cから露出し、メタリコン部4、5と電気的かつ物理的に接触している。
放熱体7A、7Bと+Z側に隣接する第1のフィルム10、第2のフィルム20は、放熱体7A、7Bを支持するために、放熱体7Aの−X側の端縁、放熱体7Bの+X側の端縁まで延びている。また、放熱体7A、7Bと誘電体フィルム1を介して隣接する第1の容量電極2、第2の容量電極3は、メタリコン部4、5と接触している。放熱体7Aは、メタリコン部5と接触しているので、メタリコン部4と接触している第2の容量電極3との間に静電容量を有する(図6に示す領域90)。一方、放熱体7Bは、メタリコン部4と接触しているので、メタリコン部5と接触している第1の容量電極2との間に静電容量を有する(図6に示す領域91)。
実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサ100では、放熱体7A、7Bが並んで配置され、放熱体7A、7Bそれぞれが、−X側、+X側の端縁でメタリコン部4、5と接触している。このため、積層型フィルムコンデンサ100では、±X方向の端縁それぞれに積層型フィルムコンデンサ100内部で発生した熱を放熱することが可能であり、+X側又は−X側に放熱する放熱体よりも放熱の効率が高い。
積層型フィルムコンデンサ100では、放熱体7A、7Bが第1の容量電極2、第2の容量電極3との間に静電容量をもっている。積層型フィルムコンデンサ100では、放熱体7A、7Bが内部電極の一部として機能する。
(実施形態5)
次に、図7、8を参照して、実施形態5に係るコンデンサモジュール200の構成を説明する。発明の実施形態5は、実施形態1、2に係る積層型フィルムコンデンサ100で構成されるコンデンサモジュール200である。図7(A)、(B)に示すコンデンサモジュール200は、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100と、バスバー電極8、9とで構成されている。また、図8(A)、(B)に示すコンデンサモジュール200は、実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100と、バスバー電極8、9とで構成されている。図7(A)、(B)に示すコンデンサモジュール200では、バスバー電極8、9は、積層型フィルムコンデンサ100の±X方向の端縁に配置され、メタリコン部4、5と接触している。バスバー電極8、9は、外部の電子部品と接続するための、−Y方向に延びるバスバー電極端子8A〜8C、9A〜9Cが設けられている。また、図8(A)、(B)に示すコンデンサモジュール200では、バスバー電極8、9は、積層型フィルムコンデンサ100の−X方向の端縁に配置されている。バスバー電極8、9のバスバー電極端子8A〜8C、9A〜9Cは、−X方向に延びている。
本発明の実施形態5に係るコンデンサモジュール200では、積層型フィルムコンデンサ100が放熱体7A、7Bを有している。放熱体7A、7Bがメタリコン部4、5を介してバスバー電極8、9と接触しているので、コンデンサモジュール200は、モジュール内部に熱にこもりにくい。
(実施形態6)
次に、図9を参照して、実施形態6に係る電力変換システム700の構成を説明する。本発明の実施形態6は、実施形態1乃至4のいずれかから選ばれる積層型フィルムコンデンサ100を使用した電力変換システム700である。図9に示すように、電力変換システム700は、直流電源400と、DC/DCコンバータ300と、DCリンクコンデンサ200Bと、三相インバータ500と、を備える。DC/DCコンバータ300は、入力コンデンサ200Aと、電圧変換回路310と、を備える。
直流電源400は、例えば二次電池である。
DC/DCコンバータ300は、直流電源400から直流電力が供給されている場合、入力コンデンサ200Aを介して直流電圧を入力し、電圧変換回路310で昇圧して出力する。入力コンデンサ200Aは、直流電源400から供給された直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑化コンデンサであり、積層型フィルムコンデンサ100から構成されている。
DC/DCコンバータ300の出力である昇圧された直流電圧は、DCリンクコンデンサ200Bを介して三相インバータ500に印加される。DCリンクコンデンサ200Bは、DC/DCコンバータ300から出力された直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑化コンデンサであり、積層型フィルムコンデンサ100から構成されている。三相インバータ500は入力された直流電力を三相交流電力に変換して出力する。出力された三相交流電力は、三相電力供給線を介してモータ600に供給される。
一方、モータ600に制動がかかるなどして、モータ600の回転に伴って発電された三相交流電力が入力した場合、インバータ500は、入力された三相交流電力を直流電力に変換してDCリンクコンデンサ200Bに出力する。DCリンクコンデンサ200Bは、三相インバータ500から出力された直流電圧のリップル成分を除去する。
そして、DC/DCコンバータ300は、インバータ500から出力された直流電圧を電圧変換回路310で降圧して、その降圧した直流電圧を入力コンデンサ200Aで平滑化する。そして、DC/DCコンバータ300は、直流電力を、直流電源400に供給して、直流電源400を充電する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。例えば、実施形態3に係る積層型フィルムコンデンサ100では、放熱体7Aと誘電体フィルム1Aとで構成される第3のフィルム30と第2のフィルム20とが交互に複数積層されていた。しかし、積層型フィルムコンデンサ100では、積層されるフィルムすべてに放熱体7A、7Bが含まれる必要はない。図10に示すように、第1のフィルム10と第2のフィルム20とが交互に複数積層された積層型フィルムコンデンサ100において、一部の第1のフィルム10が、放熱体7Aと誘電体フィルム1Aとで構成される第3のフィルム30に置き換えられてもよい。また、図10に示すように、一部の第2のフィルム20が、放熱体7Bと誘電体フィルム1Bとで構成される第4のフィルム40と置き換えられてもよい。
また、上記の実施形態では、第1のフィルム10、第2のフィルム20それぞれが、1つの第1の容量電極2、第2の容量電極3を有していたが、第1のフィルム10、第2のフィルム20が複数の容量電極を有してもよい。例えば、積層型フィルムコンデンサ100は、図11に示すように、X方向に第1の容量電極2、第2の容量電極3が並ぶフィルム60と、X方向中央に、第1の容量電極2、第2の容量電極3の一部とZ方向に対向する第3の容量電極6が形成されたフィルム70とが交互に複数層積層されてもよい。本発明では、このような積層型フィルムコンデンサ100で、フィルム60が放熱体7A、7Bと誘電体フィルム1Cから構成される第5のフィルム50と置き換えられて積層されてもよい。例えば、図12に示すように、図11に示す積層型フィルムコンデンサ100のすべてのフィルム60が放熱体7A、7Bと誘電体フィルム1Cから構成される第5のフィルム50と置き換えられて積層されてもよい。
また、上記の実施形態では、放熱体7A、7Bが金属箔で形成されていたが、放熱体7A、7Bは金属箔に限られない。本発明では、放熱体7A、7Bは、第1の容量電極2及び第2の容量電極3の少なくとも一方よりも放熱性が高ければよい。例えば、絶縁性の材料で形成されてもよい。放熱体7A、7Bは、例えば、第1の容量電極2及び第2の容量電極3(例えば、蒸着膜)の少なくとも一方よりも厚みが大きいか、或いは熱抵抗が小さければよい。
1 誘電体フィルム
1A、1B、1C、1D誘電体フィルム
2 第1の容量電極
3 第2の容量電極
2A、3A 内部電極
2B、3B 引き出し部
4 メタリコン部
5 メタリコン部
6 第3の容量電極
7A、7B 放熱体
8 バスバー電極
9 バスバー電極
8A、8B、8C バスバー電極端子
9A、9B、9C バスバー電極端子
10 第1のフィルム
20 第2のフィルム
30 第3のフィルム
40 第4のフィルム
50 第5のフィルム
60 フィルム
70 フィルム
90 領域
91 領域
100 積層型フィルムコンデンサ
200 コンデンサモジュール
200A 入力コンデンサ
200B DCリンクコンデンサ
300 DC/DCコンバータ
310 電圧変換回路
400 直流電源
500 三相インバータ
600 モータ
700 電力変換システム
A、C、D、E、F、G 距離

Claims (6)

  1. 第1の容量電極と、第2の容量電極とが、第1の誘電体フィルムを介して互いに対向するように積層された積層体と、
    前記第1の容量電極と電気的に接続された第1の外部電極と、
    前記第2の容量電極と電気的に接続された第2の外部電極と、
    を備えた積層型フィルムコンデンサであって、
    前記積層体は、前記第2の容量電極に第2の誘電体フィルムを介して積層され、前記第2の容量電極と前記第2の誘電体フィルムを介して対向する導体で構成され、前記第2の外部電極に電気的に接続され放熱体と、前記放熱体に第3の誘電体フィルムを介して積層され、前記放熱体と前記第3の誘電体フィルムを介して対向し、前記第2の外部電極に電気的に接続された第3の容量電極と、を備え、
    前記放熱体の厚みは、前記第1の容量電極前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一の厚みよりも大きく、
    前記放熱体は、前記第1の容量電極、前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一つよりも放熱性が高く、前記積層体の少なくとも中央から前記第2の外部電極まで延びる、
    ことを特徴とする積層型フィルムコンデンサ。
  2. 第1の容量電極と、第2の容量電極とが、第1の誘電体フィルムを介して互いに対向するように積層された積層体と、
    前記第1の容量電極と電気的に接続された第1の外部電極と、
    前記第2の容量電極と電気的に接続された第2の外部電極と、
    を備えた積層型フィルムコンデンサであって、
    前記積層体は、前記第2の容量電極に第2の誘電体フィルムを介して積層され、前記第2の容量電極と前記第2の誘電体フィルムを介して対向する導体で構成され、前記第2の外部電極に電気的に接続され放熱体と、前記放熱体に第3の誘電体フィルムを介して積層され、前記放熱体と前記第3の誘電体フィルムを介して対向し、前記第2の外部電極に電気的に接続された第3の容量電極と、を備え、
    前記放熱体の熱抵抗は、前記第1の容量電極前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一の熱抵抗よりも小さく、
    前記放熱体は、前記第1の容量電極、前記第2の容量電極、及び前記第3の容量電極の少なくとも一つよりも放熱性が高く、前記積層体の少なくとも中央から前記第2の外部電極まで延びる、
    ことを特徴とする積層型フィルムコンデンサ。
  3. 前記第1の容量電極と前記第2の容量電極とは、金属の蒸着膜から形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  4. 前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極は、メタリコン処理により形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の積層型フィルムコンデンサと、
    前記第1の外部電極と前記第2の外部電極の少なくとも一方に接続され、外部回路に接続される接続電極と、を備える、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサモジュール。
  6. 直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムにおいて、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の積層型フィルムコンデンサ、及び請求項に記載のフィルムコンデンサモジュールの少なくとも一方を、直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとして使用した、
    ことを特徴とする電力変換システム。
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