JP6058988B2 - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子等を搭載するための配線基板の製造方法に関するものである。
図9(a)および図9(b)に半導体集積回路素子等の半導体素子Sを搭載するための従来の配線基板40を示す。ここで、図9(a)は図9(b)に示すY−Y間を通る断面図である。配線基板40は、図9(a)に示すように、上面中央部に半導体素子Sを搭載するための搭載部31aを有するとともに上下に貫通する複数の貫通孔31bを有する絶縁基板31と、絶縁基板31の上下面および貫通孔31b内に被着された配線導体32と、絶縁基板31の上下面に被着されたソルダーレジスト層33とを有している。絶縁基板31やソルダーレジスト層33は、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する樹脂系絶縁材料から成る。また、配線導体32は、銅から成る。
絶縁基板31の上面に被着された配線導体32は、図9(b)に示すように、複数の帯状配線導体34を含んでいる。なお、絶縁基板31の上面は絶縁基板31と配線導体32、あるいは後述する封止樹脂Fとの密着性を向上させるため、粗面化処理が施されている。これらの帯状配線導体34は、搭載部31aの外周部を互いに隣接して半導体素子Sの外周辺に直角な方向に延在している。そして、これらの帯状配線導体34の一部は、搭載部31aの外周部において、ソルダーレジスト層33に設けたスリット状の開口部33a内に露出している。さらに、開口部33a内に露出する帯状配線導体34の一部は半導体素子Sを帯状配線導体34に接続するための半導体素子接続パッド35として機能する。そして、この半導体素子接続パッド35に半導体素子Sの電極端子Tを半田を介して接続することにより、半導体素子Sと帯状配線導体34とが電気的に接続される。
絶縁基板31の下面に被着された配線導体32は、複数の外部接続パッド36を含んでいる。外部接続パッド36は円形であり、下面側のソルダーレジスト層33に設けた開口部33bから露出している。この外部接続パッド36は、外部の電気回路基板に半田を介して電気的に接続される。そして、半導体素子Sの電極Tを半導体素子接続パッド35に接続するとともに、外部接続パッド36を外部の電気回路基板の配線導体に接続することにより半導体素子Sが外部の電気回路基板に電気的に接続され、半導体素子Sと外部の電気回路基板との間で配線導体32を介して信号を伝送することにより半導体素子Sが作動する。
ところで、上述のようにして半導体素子Sが配線基板40に搭載される場合、図10に示すように、半導体素子Sと配線基板40との間の隙間に封止樹脂Fが充填される。これにより、半導体素子接続パッド35や半導体素子Sの電極端子Tを外部環境から保護するとともに、半導体素子Sと配線基板40との密着性を向上させることができる。その結果、半導体素子Sを安定的に稼動させることが可能になる。
このとき、半導体素子Sと配線基板40との密着性をさらに向上させるために、搭載部31aにおけるソルダーレジスト層33の表面の一部を、例えばウェットブラスト処理により粗面化することがある。ソルダーレジスト層33の表面が粗面化されることで、封止樹脂Fとソルダーレジスト層33との接触面積が大きくなるために密着性を向上させることができる。
このようなウェットブラスト処理は、例えば次のように行なわれる。まず、図11(a)に示すように、絶縁基板31および配線導体32の上面に、配線導体32の一部を半導体素子接続パッド35および外部接続パッド36として露出させる開口部33a、33bを有するソルダーレジスト層33が形成された製造途中の配線基板40Pを用意する。
次に、図11(b)に示すように、ソルダーレジスト層33上に開口部33aを覆うとともに、搭載部11aにおけるソルダーレジスト層33の一部を含む領域を露出させるパターンを有する樹脂マスク層M4を形成する。このような樹脂マスク層M4は、感光性を有する樹脂フィルムをソルダーレジスト層33の表面に貼着するとともに上記パターンを有するように露光および現像処理することにより形成される。
次に、図11(c)に示すように、樹脂マスク層M4により被覆されていないソルダーレジスト層33の一部を含む領域をウェットブラスト処理する。ウェットブラスト処理は、水分に微細粉体を混入した噴流をノズルからソルダーレジスト層33に対して噴射することで、ソルダーレジスト層33の表面を粗面化することができる。
ところが、ソルダーレジスト層33上に樹脂フィルムを貼着するときに、開口部33a上面の樹脂フィルムがたるんで絶縁基板31に接触してしまい、樹脂フィルムの樹脂が絶縁基板31表面に固着してしまう場合がある。このように、絶縁基板31表面に樹脂が固着してしまうと、上述した絶縁基板31表面の粗面化部分が固着した樹脂に被覆されてしまい、封止樹脂Fが絶縁基板31表面に強固に密着することを阻害される。その結果、半導体素子Sと配線基板40との密着性が低下してしまい、半導体素子Sを安定的に稼動させることができない場合がある。
特許第4626919号公報
本発明は、配線基板と半導体素子とを強固に密着することで、半導体素子を安定的に稼動させることができる配線基板の製造方法を提供することを課題とする。
本発明の配線基板の製造方法は、上面に複数の配線導体が並設されて成る絶縁基板上に、複数の配線導体の一部を一括して露出させる開口部を有するソルダーレジスト層を形成する工程と、ソルダーレジスト層上に開口部を覆うとともにソルダーレジスト層の一部を含む領域を露出させる樹脂マスク層を形成する工程と、一部領域に追加工を施す工程と、樹脂マスク層を除去する工程とを順次行なう配線基板の製造方法において、開口部内の配線導体同士の間または開口部近傍のソルダーレジスト層上に、樹脂マスク層が開口部内の絶縁基板に接触するのを防止するための突起部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の配線基板の製造方法によれば、ソルダーレジスト層の開口部内に露出する配線導体同士間の絶縁基板上または開口部近傍のソルダーレジスト層上に、樹脂マスク層が開口部内の絶縁基板に接触するのを防止するための突起部を形成する。このため、ソルダーレジスト層上に樹脂マスク層用の樹脂フィルムを貼着するときに、開口部上面の樹脂フィルムがたるんだ場合でも、突起部により支持することで樹脂フィルムが絶縁基板に接触することを防止できる。これにより、樹脂フィルムの樹脂が、絶縁基板表面に固着して絶縁基板表面の粗面化部分を被覆し、封止樹脂と絶縁基板との強固な密着を阻害することを回避できる。その結果、封止樹脂により半導体素子と配線基板とを強固に密着することが可能になり、半導体素子を安定的に稼動させることができる配線基板を提供することができる。
図1(a)および(b)は、本発明の配線基板の実施の形態の一例を示す概略断面図および平面図である。 図2(a)〜(e)は、本発明の配線基板の製造工程毎の形態の一例を示す概略断面図である。 図3(f)〜(j)は、本発明の配線基板の製造工程毎の形態の一例を示す概略断面図である。 図4(a)および(b)は、本発明の配線基板の別の実施の形態の一例を示す概略断面図および平面図である。 図5(a)〜(d)は、本発明の配線基板の製造工程毎の別の形態の一例を示す概略断面図である。 図6(a)および(b)は、本発明の配線基板のさらに別の実施の形態の一例を示す概略断面図および平面図である。 図7(a)〜(c)は、本発明の配線基板の製造工程毎のさらに別の形態の一例を示す概略断面図である。 図8は、本発明の配線基板の製造工程のさらに別の形態の一例を示す概略断面図である。 図9(a)および(b)は、従来の配線基板の実施の形態の一例を示す概略断面図および平面図である。 図10は、従来の配線基板に半導体素子を搭載した状態の形態の一例を示す概略断面図である。 図11(a)〜(c)は、従来の配線基板の製造工程毎の形態の一例を示す概略断面図である。
次に、本発明の配線基板の実施形態の一例を図1(a)、(b)を基にして詳細に説明する。ここで、図1(a)は図1(b)に示すV−V間を通る断面図である。図1(a)に示すように本例の配線基板10は、主として絶縁基板1と、配線導体2と、ソルダーレジスト層3とを具備している。
絶縁基板1は、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた電気絶縁材料から成る。絶縁基板1は、この例では単層構造であるが、同一または異なる電気絶縁材料から成る複数の絶縁層を多層に積層した多層構造であってもよい。
絶縁基板1は、その上面中央部に半導体素子Sが搭載される搭載部1aを有しているとともに上下に貫通する複数の貫通孔1bを有している。搭載部1aは半導体素子Sに対応する大きさおよび形状をしている。また、絶縁基板1の下面は、外部の電気回路基板と接続するための接続面となっている。そして、絶縁基板1の上下面および貫通孔1b内に配線導体2が被着されている。
配線導体2は、銅箔や銅めっき等の銅により形成されている。そして、図1(b)に示すように、絶縁基板1の上面に被着された配線導体2は、複数の帯状配線導体4を含んでいる。これらの帯状配線導体4は、絶縁基板1の上面を搭載部1aの外周部において互いに隣接して半導体素子Sの外周辺に直角な方向に延在している。そして、これらの帯状配線導体4の一部は、搭載部1aの外周部において、ソルダーレジスト層3に設けられたスリット状の開口部3a内に露出している。さらに、開口部3a内に露出する帯状配線導体4の一部は、半導体素子接続パッド5として機能する。また、絶縁基板1の下面に被着された配線導体2は、外部の電気回路基板に接続するための外部接続パッド6を含んでいる。外部接続パッド6は円形であり、下面側のソルダーレジスト層3に設けた開口部3bから露出している。なお、ソルダーレジスト層3は、アクリル変性エポキシ樹脂等の感光性を有する熱硬化性樹脂を硬化させた電気絶縁材料から成る。さらに、スリット状の開口部3a内の配線導体2同士の間には、後述する樹脂マスク層M1が開口部3a内の絶縁基板1に接触するのを防止するための突起部7が形成されている。
そして、半導体素子Sの電極Tを半導体素子接続パッド5にフリップチップ技術により接続するとともに、外部接続パッド6を外部の電気回路基板の配線導体に接続することにより半導体素子Sが外部の電気回路基板に電気的に接続され、半導体素子Sと外部の電気回路基板との間で配線導体2を介して信号を伝送することにより半導体素子Sが作動する。このような、配線導体2は、周知のサブトラクティブ法やセミアディティブ法により形成されている。なお、帯状配線導体4は、幅が10〜30μm程度、厚みが10〜20μm程度である。
次に、本発明の配線基板の製造方法の一例について、図2および図3を基にして詳細に説明する。なお、図2および図3において図1と同様の箇所には同様の符号を付して説明する。
まず、図2(a)に示すように、ガラスクロスに熱硬化性樹脂を含浸させた絶縁板1Pの上下両面に厚みが5〜35μm程度の銅箔8が被着された両面銅張板10Pを準備する。
次に、図2(b)に示すように、両面銅張板10Pにドリル加工やレーザ加工、あるいはブラスト加工により貫通孔1bを穿孔する。貫通孔1bの直径は50〜250μm程度である。
次に、図2(c)に示すように、銅箔8をエッチング除去する。この後、例えば過マンガン酸ナトリウム水溶液により貫通孔1b内部のスミアを除去するとともに、絶縁板1P表面を粗面化処理することが好ましい。このように絶縁板1P表面を粗面化することによって、後述する配線導体2、あるいは封止樹脂Fの絶縁板1Pへの密着性が良好な絶縁基板1が形成される。
次に、図2(d)に示すように、絶縁基板1表面および貫通孔1b内に無電解銅めっき層(不図示)および電解銅めっき層9を順次被着させる。無電解銅めっき層の厚みは0.1〜1μm程度、電解銅めっき層の厚みは5〜30μm程度とする。
次に、図2(e)に示すように、銅めっき層9上に、エッチングレジスト層R1を被着する。なお、この例では、エッチングレジスト層R1は、配線導体2に対応するパターンを有しているとともに、配線導体2同士の間に、後述する樹脂マスク層M1が開口部3a内の絶縁基板1に接触するのを防止するための突起部7に対応するパターンを有している。このようなエッチングレジスト層R1は、感光性を有する樹脂フィルムを銅めっき層9の表面に真空プレス機を用いて貼着するとともに上記パターンを有するように露光および現像処理することにより形成される。
次に、図3(f)に示すように、エッチングレジスト層R1のパターンの開口内に露出する銅めっき層9をエッチング除去した後に、エッチングレジストR1を剥離することで、配線導体2および突起部7が銅めっき層9により同時に形成される。
次に、図3(g)に示すように、絶縁基板1および配線導体2の上に、配線導体2の一部を露出する開口部3aを有するソルダーレジスト層3を被着する。
次に、図3(h)に示すように、ソルダーレジスト層3上に開口部3aを覆うとともに、搭載部1aにおけるソルダーレジスト層3の一部を含む領域を露出させるパターンを有する樹脂マスク層M1を形成する。このような樹脂マスク層M1は、感光性を有する樹脂フィルムをソルダーレジスト層3の表面に貼着するとともに上記パターンを有するように露光および現像処理することにより形成される。このとき、開口部3a内の配線導体2同士の間には、樹脂マスク層M1が開口部3a内の絶縁基板1に接触するのを防止するための突起部7が形成されている。このため、開口部3a上面の樹脂フィルムがたるんだ場合でも、樹脂フィルムを支持して絶縁基板1に接触することを防止できる。なお、突起部7や配線導体2の表面は、絶縁基板1の表面のような粗面化処理が施されておらず平滑なため、樹脂マスク層M1が接触しても、樹脂フィルムの樹脂が固着することはない。
次に、図3(i)に示すように、樹脂マスク層M1により被覆されていないソルダーレジスト層3の一部を含む領域をウェットブラスト処理する。ウェットブラスト処理は、水分に微細粉体を混入した噴流をノズルからソルダーレジスト層3に対して噴射することで、ソルダーレジスト層3の表面を粗面化することができる。なお、微細粉体としては、酸化アルミや酸化ケイ素、あるいは酸化鉄や酸化チタンなどが用いられる。
次に、図3(j)に示すように、樹脂マスク層M1を剥離除去することで図1に示すような配線基板10が形成される。このように、本発明の配線基板の製造方法によれば、開口部3a内の配線導体2同士の間には、樹脂マスク層M1が開口部3a内の絶縁基板1に接触するのを防止するための突起部7が形成されている。このため、開口部3a上面の樹脂フィルムがたるんだ場合でも、樹脂フィルムを支持して絶縁基板1に接触することを防止できる。これにより、樹脂フィルムの樹脂が、絶縁基板1表面に固着してしまうことを回避できる。その結果、封止樹脂により半導体素子と配線基板とを強固に密着することが可能になり、半導体素子を安定的に稼動させることができる配線基板を提供することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施の形態の一例では、突起部7は、配線導体2を形成するのと同時に銅めっき層9により形成したが、図4に示す配線基板20のように、ソルダーレジスト層13を形成するのと同時にソルダーレジスト層13用の材料により形成してもよい。この場合の、製造方法の実施形態の一例を図5を基にして説明する。
まず、図2(a)〜(d)に示した工程と同様の処理を実施した後で、図5(a)に示すように、銅めっき層19上にエッチングレジスト層R2を被着する。なお、この例では、エッチングレジスト層R2は、配線導体12に対応する部位の銅めっき層19を被覆するとともに、配線導体12以外の部位に対応する銅めっき層19を開口内に露出させるパターンを有している。
次に、図5(b)に示すように、エッチングレジスト層R2のパターンの開口内に露出する銅めっき層19をエッチング除去した後に、エッチングレジスト層R2を剥離することで、配線導体12が銅めっき層19により形成される。
次に、図5(c)に示すように、絶縁基板11および配線導体12の上に、ソルダーレジスト層13用の光硬化性の絶縁フィルム13Pを貼着する。
次に、図5(d)に示すように、ソルダーレジスト層13および突起部17を形成する部分における絶縁フィルム13Pを露光するとともに、未露光部分の絶縁フィルム13Pを現像することにより、開口部13aを有するソルダーレジスト層13と突起部17とが同時に形成される。その後は、図3(h)から(j)に示す工程を実施することで、図4に示すように、突起部17がソルダーレジスト層13と同じ材料により形成された配線基板20を形成することができる。なお、突起部17の表面は、絶縁基板11の表面のような粗面化処理が施されておらず平滑なため、樹脂マスク層M2が接触しても、樹脂フィルムの樹脂が固着することはない。このように、開口部13a内の配線導体12同士の間には、樹脂マスク層M2が開口部13a内の絶縁基板11に接触するのを防止するための突起部17が形成されている。このため、開口部13a上面の樹脂フィルムがたるんだ場合でも、樹脂フィルムを支持して絶縁基板11に接触することを防止できる。これにより、樹脂フィルムの樹脂が絶縁基板11表面に固着してしまうことを回避できる。その結果、封止樹脂により半導体素子と配線基板とを強固に密着することが可能になり、半導体素子を安定的に稼動させることができる配線基板を提供することができる。
また、上述の実施形態では、突起部7が開口部3a内の絶縁基板1上に形成された例を示したが、図6に示す配線基板30のように、突起部27がソルダーレジスト層23上に断続的に形成されていてもよい。このような配線基板30の製造方法の実施形態の一例を図7を基にして説明する。
まず、図2(a)〜(d)および図5(a)〜(c)に示す工程と同様の処理を順次実施することで、絶縁基板21および配線導体22の上に、ソルダーレジスト層23用の光硬化性の絶縁フィルム23Pを貼着する。
次に、図7(a)に示すように、ソルダーレジスト層23を形成する部分における絶縁フィルム23Pを露光するとともに、未露光部分の絶縁フィルム23Pを現像することにより、開口部23aを有するソルダーレジスト層23が形成される。
次に、図7(b)に示すように、例えばソルダーレジスト層23用の光硬化性の絶縁フィルム23Pをソルダーレジスト層23の上面に貼着する。
次に、図7(c)に示すように、開口部23aの周囲の絶縁フィルム23Pを断続的に露光した後に、未露光部の絶縁フィルム23Pを現像することで、開口部23a周囲のソルダーレジスト層23上に、突起部27を断続的に形成することができる。なお、突起部27やソルダーレジスト層23、あるいは配線導体22の表面は、絶縁基板21の表面のような粗面化処理が施されておらず平滑なため、樹脂マスク層M3が接触しても、樹脂フィルムの樹脂が固着することはない。このように、開口部23a周囲のソルダーレジスト層23上に、突起部27を断続的に形成することで、図8に示すように、樹脂マスク層M3を形成する際に、感光性を有する樹脂フィルムをソルダーレジスト層23の表面に貼着したときに、突起部27により樹脂フィルムが高い位置に支持される。このため、開口部23a上面の樹脂フィルムがたるんだ場合でも、樹脂フィルムが絶縁基板21に接触することを防止できる。これにより、樹脂フィルムの樹脂が、絶縁基板21表面に固着してしまうことを回避できる。その結果、封止樹脂により半導体素子と配線基板とを強固に密着することが可能になり、半導体素子を安定的に稼動させることができる配線基板を提供することができる。
1 絶縁基板
2 配線導体
3 ソルダーレジスト層
3a 開口部
7 突起部
10 配線基板
M 樹脂マスク層

Claims (4)

  1. 上面に複数の配線導体が並設されて成る絶縁基板上に、複数の前記配線導体の一部を一括して露出させる開口部を有するソルダーレジスト層を形成する工程と、前記ソルダーレジスト層上に前記開口部を覆うとともに前記ソルダーレジスト層の一部を含む領域を露出させる樹脂マスク層を形成する工程と、前記一部領域に追加工を施す工程と、前記樹脂マスク層を除去する工程とを含み、前記上面に封止樹脂により半導体素子が固着される配線基板の製造方法において、前記開口部内の前記配線導体同士の間または前記開口部近傍の前記ソルダーレジスト層上に、前記樹脂マスク層が前記開口部内の前記絶縁基板に接触するのを防止するための突起部が形成されていることを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 前記突起部が前記配線導体と同時に形成された導体層により前記開口部内に形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線基板の製造方法。
  3. 前記突起部が前記ソルダーレジスト層と同時に形成された樹脂層により前記開口部内に形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線基板の製造方法。
  4. 前記突起部が前記ソルダーレジスト層上に断続的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線基板の製造方法。
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