JP6058896B2 - 太陽熱温水器の集熱器 - Google Patents

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Description

本発明は、集熱板を集熱器ケースに収容した太陽熱温水器の集熱器に関する。
太陽熱温水器は、一般的に、太陽熱を集める集熱器と、その熱を蓄熱できる貯湯槽と、これらの間で熱媒を循環させる熱媒配管系と、を備えている。集熱器で集めた太陽熱は、熱媒配管系を通る熱媒によって貯湯槽へ運ばれる。貯湯槽内には熱媒配管系に接続された熱交換器が設けられるとともに、給湯水が貯留される。貯湯槽では、熱交換器によって熱媒の熱が給湯水に伝えられて蓄えられる。
図7に示した太陽熱温水器500は、併設された2枚の集熱器519の上方に貯湯槽515を配置したタイプのものであり、集熱器519と貯湯槽515との間を図示しない熱媒循環系により熱媒が強制循環されて貯湯槽515内の水と熱交換する。また、集熱器と貯湯タンクとを分離し、集熱器は屋根の上、貯湯タンクは別のスペースに設置するタイプの太陽熱温水器も一般に使用されている。
ここで、太陽熱温水器の集熱器には、一般的に管状集熱器やプレート式集熱器が使用される。プレート式集熱器は、管状集熱器に比べ構造を簡素にでき、軽量化が可能である利点を有する。
図7及び図8に示した集熱器519は、四角形に形成した二枚のプレート503のうち、一方または双方のプレート503を波形に形成し、これら二枚のプレート503を貼り合わすことで熱媒が通る流路を形成した集熱板501を有するプレート式集熱器である。集熱板501を構成するプレート503には、熱伝導性のよい金属材料が使用される(例えば特許文献1参照)。集熱板501を収容する集熱器ケース513の上表面側には、透明板511が取付けられている。
集熱板501には、流路の上流端と下流端とで熱媒循環管路に連通する少なくとも二箇所に出入口管505(連結管)が取り付けられる(通常は、図7に示したように、集熱器519の汎用性を考慮して、集熱板501の四隅に出入口管505が取り付けられる。)。
図8に示すように、集熱器ケース513に収容された集熱板501は、四隅に取付けられた出入口管505が集熱器ケース513の側面開口514を貫通して外方へ導出される。従来、この出入口管505を集熱板501に接続するには、プレート503の貼り合わせによって形成されたプレート縁部507の流路開口部509に出入口管505を挿入し、これらを溶接或いはロー付けによって接合していた。
特開2003−262402号公報
しかしながら、プレート縁部507に形成した流路開口部509に出入口管505を挿入し、これらを接合するには、プレート縁部507の流路開口部509と出入口管505の外周部との間の隙間部520を溶接或いはロー付けによって塞ぐ必要があり、このような溶接或いはロー付け作業は作業者の熟練を要し、生産性を向上させる上で不利となった。
また、出入口管505は、それぞれ集熱器ケース513の側面から導出されているが、集熱器519を横方向に複数並べると、隣接する出入口管505同士を管継手などで接続するための取付隙間を集熱器519同士の間に確保しなければならず、並設長が大きくなるという問題があった。
一方、集熱板501を収容した集熱器ケース513の下面側から出入口管505を導出することも考えられる。ところが、集熱器519の下面から出入口管505が突出していると、運搬時や保管時に集熱器519を直接積み重ねることができず、積載するためのスペーサ部材が必要になったり、集熱器ケース513の底面側に熱媒循環管路を取り回さなければならず、屋根への取付高さが高くなったりするという問題がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、製造が容易で、積み重ねられる太陽熱温水器の集熱器を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 二枚のプレートを接合して熱媒の流路が形成される集熱板と、底板と平行に前記集熱板が収容される四角形状の集熱器ケースと、前記集熱器ケースの少なくとも対角方向一対の隅部における前記底板が上方に凹まされて側方が開放した凹部と、一端開口部が前記流路に連通して下側の前記プレートに接続され、他端開口部が前記凹部の底板を貫通して前記凹部に導出される出入口管と、を備え、
前記出入口管が前記凹部の底板を貫通して垂下する直線短管状に形成され、
前記出入口管の他端開口部が前記凹部に収容されるL字管の垂直管部に接続され、
前記L字管は、前記垂直管部に直交して接続される水平管部の基端側が上下に潰れた扁平管で形成されるとともに、前記水平管部の先端側が前記扁平管に対し前記凹部の底板側に偏芯した円管で形成されており、
前記L字管の底が、前記集熱器ケースの底板における前記凹部が形成されていない部分よりも下方へ突出しないことを特徴とする太陽熱温水器の集熱器。
上記(1)の構成の太陽熱温水器の集熱器によれば、集熱器ケースの隅部に、底板を凹ませた凹部が形成され、集熱器ケースに収容された集熱板の下側のプレートに一端開口部を接続された出入口管が、凹部の底板を貫通して凹部に配置される。そこで、出入口管の他端開口部は、集熱器ケースの底板よりも下方へは突出しない。これにより、集熱器は、複数を積み重ねた時に、出入口管が下層の集熱器に干渉せず、積み重ね保管が可能となる。
また、出入口管の一端開口部は、集熱板の下側のプレートに対して垂直方向に溶接或いはロー付けによって接合して、熱媒の流路に接続することができる。これにより、下側のプレートに開口した円形のロー付け開口部に、出入口管の円形の一端開口部を挿入した単純な構造での容易な溶接或いはロー付け作業が可能となる。
また、凹部の底板を貫通して垂下する出入口管の他端開口部が凹部に配置され、この他端開口部が凹部に収容されるL字管の垂直管部に接続される。L字管は、垂直管部に直交して接続される水平管部が凹部において集熱板と平行に延在される。これにより、出入口管に接続されたL字管の水平管部は、集熱器ケースの側方に開放する凹部の開放部から集熱器の外方へ導出可能となり、他の集熱器や熱交換器との接続が容易となる。
また、出入口管の他端開口部の下方に配置されるL字管の水平管部の基端側は扁平管となっているので、該基端側が円管である場合に比べ、潰れている分、凹部における高さ方向の高さを低くできる。これにより、L字管は、高さが低い凹部内で、垂直管部に接続される水平管部を直交方向に方向転換させて、先端側を集熱器ケース側方から導出することが可能となる。
) 上記(1)の構成の太陽熱温水器の集熱器であって、前記凹部が、前記集熱器ケースの下辺部及び上辺部に沿って形成されることを特徴とする太陽熱温水器の集熱器。
上記()の構成の太陽熱温水器の集熱器によれば、集熱器ケースの下辺部及び上辺部に沿って、集熱器ケースの底板を凹ませた凹部が形成される。そこで、集熱器ケースの下辺部及び上辺部に沿って形成された凹部は、出入口管を接続するためのスペース以外に他の配管や配線用の配索スペースとしても利用可能となる。これにより、集熱器は見栄えのよい施工が行え、施工品質が向上する。
本発明に係る太陽熱温水器の集熱器によれば、製造が容易となり、運搬や保管の際に積み重ねることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係る集熱器を備える太陽熱温水器の全体斜視図である。 図1に示した集熱器における隅部の要部拡大斜視図である。 図2に示した隅部における出入口管の接続構造を説明するIII−III断面矢視図である。 図3に示したL字管を円管側から見た正面図である。 図3に示したL字管の全体斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る集熱器の全体斜視図である。 従来の集熱器を備える太陽熱温水器の全体斜視図である。 図7に示した集熱器における隅部の一部破断拡大斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る太陽熱温水器11は、熱媒を強制循環させて熱交換する強制循環・熱交換式として構成される。太陽熱温水器11は、集熱器13と、貯湯槽15と、熱媒循環管路系17と、に大別される。集熱器13は、集熱器ケース19内に、集熱板21を収容する。図3に示すように、集熱板21は、二枚のプレート23を接合して熱媒の流路25が形成される所謂プレート式集熱器の一種である。
集熱器13は、例えば矩形状で、縦(屋根流れ方向)2m、横(棟木に沿う方向)1m、厚さ60mmの2平方メートル程度の集熱器面積を有して形成される。集熱器13は、流路25が、長手側となる向きで屋根面に設置され、一般に複数のものが横並びに連結して使用される。本実施形態では、二台の集熱器13が連結して併設されている。
集熱板21を収容した集熱器ケース19の上表面は、透過体である透明板26によって塞がれる。集熱器ケース19には、例えば塗装溶融亜鉛−5%アルミニウム合金メッキ鋼板が用いられる。集熱板21には、極低炭素フェライト系ステンレス鋼を好適に用いることができる。集熱板21の表面には選択吸収面処理が施され集熱効率が高められている。集熱板21は、4つの隅部27に後述する出入口管29(図3及び図4参照)が接続され、出入口管29は流路25に連通する。本実施形態において、出入口管29は、集熱板21の四隅に設けられており、4方向取り出しが可能となっている。実際の施工においては、四箇所の出入口管29のうち、一箇所が塞がれて残りの三箇所が使用される。出入口管29の配管サイズとしては、例えばφ12.7程度のものが使用される。
貯湯槽15は、貯湯槽ケース31に槽本体33を収容してなり、集熱器13の上方の屋根上に設置される。貯湯槽ケース31には、例えば塗装溶融亜鉛−5%アルミニウム合金メッキ鋼板が用いられる。槽本体33には、ステンレス鋼が用いられる。槽本体33は、水道直結の密閉式であり、200リットル程度の貯湯容量を有する。槽本体33の内方にはステンレス鋼からなる熱交換器35が設置され、熱交換器35は熱媒循環管路系17と接続される。貯湯槽15は、集熱器13で加熱された熱媒を熱交換器35に通して水を加熱するとともに、加熱された水を湯として貯留する。
槽本体33には水を供給する給水口37と、槽本体33から水を排水するための排水口39と、給湯口41と、が接続され、これらは貯湯槽ケース31から導出されている。排水口39は、接続される図示しない排水管に設けた排水弁によって通常時は閉じられ、槽本体33から水を抜く際にのみ開かれる。水道管が給水口37に接続されることで、槽本体33に給水された水は、内部に設けられた熱交換器35によって湯となって給湯口41から取り出される。
本第1実施形態の熱媒循環管路系17は、接続往管43と、連結ホース45と、接続還管47と、シスターン49と、集熱ポンプ51と、太陽電池53と、逃がし弁55と、バキュームブレーカ57と、フロートスイッチ59と、を有している。
接続往管43は、一端が集熱ポンプ51に接続され、他端が上流側の集熱器13(図1の右側)の注水側となる出入口管29(図4参照)に後述するL字管61を介して接続される。連結ホース45は、上流側の集熱器13と下流側の集熱器13(図1の左側)との隣接する出入口管29同士を接続する。接続還管47は、一端が下流側の集熱器13の排水側となる出入口管29にL字管61を介して接続され、他端が熱交換器35に接続される。シスターン49は、熱交換器35と集熱ポンプ51との間に設けられ、貯湯槽15からの熱媒を一時的に蓄える。シスターン49には熱媒を充填するための図示しない充填用開口が設けられる。この充填用開口の下方には、膨張した余剰の熱媒をオーバーフローさせるドレーンホースが設けられている。
集熱ポンプ51は、シスターン49と接続往管43との間に設けられ、シスターン49からの熱媒を加圧搬送することにより、熱媒を集熱器13、熱交換器35及びシスターン49の順に循環させる。太陽電池53は、集熱ポンプ51の電源として用いられる。集熱ポンプ51は、日射があると、太陽電池53の発電によって自動的に運転される。なお、本実施形態において、熱媒には、安全性の面からプロピレングリコールを主とした不凍液が使用される。
逃がし弁55は、槽本体33と給湯口41との間に設けられ、槽本体33の内圧が所定以上になると開き、熱湯を逃がすよう働く。なお、この逃がし弁55は、槽本体33の満水後に給水口37から供給された水の排出口ともなる。バキュームブレーカ57は、給湯場所が貯湯槽15よりも低い位置にある場合に設置され、給湯管系内を大気開放することにより、給湯管内のタンクが負圧となることによる凹みを防止する。フロートスイッチ59は、シスターン49の底部に設けられ、シスターン49の熱媒(即ち、熱媒の全体量)が一定量以下となると作動して、集熱ポンプ51の空運転を防止する。
図1に示すように、本実施形態の集熱器ケース19は、上記した矩形状等の四角形に形成され、底板65と平行に集熱板21を収容する。
図2に示すように、この集熱器ケース19の4つの隅部27には、それぞれ凹部67が形成される。本第1実施形態の凹部67は、各隅部27における底板65が上方に凹まされて交差する2つの側方が開放部103として開放している。即ち、この凹部67は、集熱器13が屋根に設置されることで、屋根面との間に屋根間空隙69(図3参照)を形成することになる。
図3に示すように、凹部67の位置に応じた集熱板21の四隅には、出入口管29が設けられる。出入口管29は、出入口管上端(一端開口部)76が下側のプレート23に溶接或いはロー付けによって接続されて流路25に連通する。集熱器ケース19の凹部67の底板71には、出入口管29を貫通させる出入口管貫通開口部73が形成される。集熱板21から垂下した出入口管29の出入口管下端(他端開口部)77は、出入口管貫通開口部73を通って底板71を貫通し、凹部67に導出される。出入口管29と、出入口管貫通開口部73との間は、ゴム等からなる塞ぎ部材75によって閉塞される。塞ぎ部材75を貫通する出入口管下端77には、半径方向外側に突出するフランジ部79が形成される。
出入口管29は、凹部67の底板71を貫通して垂下する直線短管状に形成される。出入口管下端77は、凹部67に収容されるL字管61の垂直管部81に接続される。垂直管部81の先端側には周溝83が形成され、周溝83にはOリング85が外周に装着される。Oリング85は、出入口管下端77から挿入される垂直管部81の外周面と出入口管29の内周面との間を水密シールする。
Oリング85を介して水密状態で接続された出入口管29とL字管61の垂直管部81とは、クイックファスナー63で挟まれて固定される。クイックファスナー63は、周方向に沿ってスリット87が形成された略C字状の断面形状を有する。クイックファスナー63は、スリット87を介して、出入口管29のフランジ部79と垂直管部81の押さえ段部89とを挟持して固定する。
図3〜図5に示すように、L字管61は、垂直管部81に直交して接続される水平管部91の基端側が、上下に潰れた扁平管93で形成される。垂直管部81と扁平管93とはロー付けによって接続される。扁平管93の開口端(図3中、左端)は、ロー付けされた銅栓86により塞がれている。
水平管部91の先端側は、扁平管93に対し凹部67の底板71側に偏芯した円管95で形成されている。図3に示すように、扁平管93の底は、集熱器ケース19の底板65よりも若干内側(図中、上側)の位置に配置される。円管95は、この扁平管93の底よりも底が内側方に位置するようにクランク状に屈曲して偏芯している。即ち、扁平管93と円管95との間は、断面形状が楕円形から円形に段差なく変形する屈曲つなぎ部94とされている。そこで、L字管61は、屋根に干渉することなく、屋根間空隙69に収容されるようになっている。
ここで、円管95の先端は、集熱器ケース19の側方からは突出していない。円管95の先端には管用ネジ97の形成された配管継手99がロー付けされ、この配管継手99が集熱器ケース19の側方から若干突出する。なお、円管95の先端にロー付けされる配管継手は、接続される相手配管やホース等の種類に応じて、種々の配管継手を選択することができる。
出入口管29に接続されたL字管61は、それぞれの凹部67の位置で異なる相手配管に接続されるか、キャップ98によって閉塞される。例えば、図1に示した右側の集熱器13の右上のL字管61(図示せず)と、左側の集熱器13の左下のL字管61(図示せず)とは、配管継手99に装着したキャップ98によって閉塞されている。右側の集熱器13の右下のL字管61は、配管継手99を介して接続往管43に接続されている。右側の集熱器13の左上下のL字管61と、左側の集熱器13の右上下のL字管61とは、連結ホース45によって接続されている。左側の集熱器13の左上のL字管61は、配管継手99を介して接続還管47に接続されている。
次に、上記構成を有する太陽熱温水器11の集熱器13の作用を説明する。
本実施形態の太陽熱温水器11において、集熱器13に日射が当たると、集熱器13の熱媒が加熱される。同時に太陽電池53にも日射が当たることにより、太陽電池53は集熱ポンプ51に給電を行う。これにより、集熱ポンプ51は回転し、熱媒を強制的に接続往管43、集熱器13、接続還管47、熱交換器35、シスターン49、集熱ポンプ51へと循環させる。その結果、貯湯槽15に貯留された水に熱交換器35を介して熱が与えられることになる。
一方、日射が当たらなくなると、集熱ポンプ51は太陽電池53から給電されなくなり停止する。これにより、集熱が停止し、且つ集熱器13から放熱されることがなくなる。また、この太陽熱温水器11では、熱媒の循環する集熱回路と、蓄熱媒体となる給湯水を貯留する貯湯回路とが分離され、熱媒と蓄熱媒体とが混合しないので、直接貯湯水を循環させる形式のものと比較して衛生的となる。
そして、太陽熱温水器11の集熱器13では、集熱器ケース19の隅部27に、底板65を凹ませた凹部67が形成される。集熱器ケース19に収容された集熱板21の下側のプレート23に出入口管上端76が接続された出入口管29は、凹部67の底板71を貫通して凹部67に配置される。そこで、出入口管29の出入口管下端77は、集熱器ケース19の底板65よりも下方へは突出しない。これにより、集熱器13は、複数を積み重ねた時に、出入口管29が下層の集熱器13に干渉せず、積み重ね保管が可能となる。
また、出入口管29の出入口管上端76は、集熱板21の下側のプレート23に対して垂直方向に溶接或いはロー付けによって接合して、熱媒の流路25に接続することができる。これにより、下側のプレート23に開口した円形の溶接或いはロー付け開口部101(図3参照)に、出入口管29の円形の出入口管上端76を挿入した単純な構造での容易な溶接或いはロー付け作業が可能となる。
また、凹部67の底板71を貫通して垂下する出入口管29の出入口管下端77が凹部67に配置され、この出入口管下端77が凹部67に収容されるL字管61の垂直管部81に接続される。L字管61は、垂直管部81に直交して接続される水平管部91が凹部67において集熱板21と平行に延在される。これにより、出入口管29に接続されたL字管61の水平管部91は、集熱器ケース19の側方で開放する凹部67の開放部103(図3参照)から集熱器13の外方へ導出可能となり、他の集熱器13や熱交換器35との接続が容易となる。
更に、出入口管29の出入口管下端77の下方に配置されるL字管61の水平管部91の基端側は扁平管93となっているので、該基端側が円管である場合に比べ、潰れている分、凹部67における高さ方向の高さを低くできる。これにより、L字管61は、高さが低い凹部67の屋根間空隙69内で、垂直管部81に接続される水平管部91を直交方向に方向転換させて、先端側を集熱器ケース19の側方から導出することが可能となる。その結果、L字管61の水平管部91の先端は、集熱器ケース19の側方からは殆ど突出せず、複数の集熱器13を横方向に並べた際に隣接するL字管61の水平管部91同士を管継手やホースなどで接続するために集熱器13同士の間に確保しなければならない取付隙間を狭くでき、並設長を小さくできる。
尚、上記第1実施形態においては、集熱器ケース19の四隅における底板65が上方に凹まされて側方が開放した凹部67を形成した。これは、集熱器13の汎用性を考慮して、集熱板21の四隅に出入口管29が設けられるためである。本発明の集熱器はこれに限定されるものではなく、少なくとも対角方向一対の隅部27に凹部67が形成されていればよい。
図6は、本発明の第2実施形態に係る集熱器107の全体斜視図である。尚、上記第1実施形態の集熱器13と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、本第2実施形態に係る集熱器107は、集熱器ケース109内に、集熱板21(図示せず)を収容する。二台の集熱器107は、例えば、連結して屋根面に併設され、軒下等の別のスペースに設置された図示しない貯湯槽と接続往管43及び接続還管47を介して接続される。
集熱器107は、集熱器ケース109の下辺部111及び上辺部113に沿って底面にそれぞれ凹部105が形成されている。本第2実施形態の凹部105は、下辺部111及び上辺部113近傍における底板65が上方に凹まされて、下辺部111及び上辺部113と共にこれらと交差する各側方が開放部106として開放している。即ち、これら凹部105は、集熱器107が屋根に設置されることで、屋根面との間に屋根間空隙を形成することになる。
凹部105の位置に応じた図示しない集熱板21の四隅には、出入口管29が設けられる。出入口管29にはL字管61が接続され、配管継手99が集熱器ケース109の左右側方から突出している。
図6に示した右側の集熱器107の右上のL字管61と、左側の集熱器107の左下のL字管61とは、配管継手99に装着したキャップ98によって閉塞されている。右側の集熱器107の右下のL字管61は、配管継手99を介して接続往管43に接続されている。右側の集熱器107の左上下のL字管61と、左側の集熱器107の右上下のL字管61とは、連結ホース96によって接続されている。左側の集熱器107の左上のL字管61は、配管継手99を介して接続還管47に接続されている。
ここで、接続還管47は、上辺部113に沿って形成された凹部105内に配索され、右側の集熱器107の右上で合流する接続往管43と共に図示しない熱交換器に接続される。
即ち、本第2実施形態の集熱器107によれば、上記第1実施形態の集熱器13と同様の作用効果に加えて、凹部105が他の配管や配線用の配索スペースとしても利用可能となる。これにより、配管や配線を凹部105内に配索することができ、集熱器107は見栄えのよい施工が行え、施工品質を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…太陽熱温水器
13…集熱器
19…集熱器ケース
21…集熱板
23…プレート
25…流路
27…隅部
29…出入口管
61…L字管
65…底板
67…凹部
71…底板
76…出入口管上端(一端開口部)
77…出入口管下端(他端開口部)
81…垂直管部
91…水平管部
93…扁平管
95…円管

Claims (2)

  1. 二枚のプレートを接合して熱媒の流路が形成される集熱板と、
    底板を有してこの底板と平行に前記集熱板が収容される四角形状の集熱器ケースと、
    前記集熱器ケースの少なくとも対角方向一対の隅部における前記底板が上方に凹まされて側方が開放した凹部と、
    一端開口部が前記流路に連通して下側の前記プレートに接続され、他端開口部が前記凹部の底板を貫通して前記凹部に導出される出入口管と、
    を備え、
    前記出入口管が前記凹部の底板を貫通して垂下する直線短管状に形成され、
    前記出入口管の他端開口部が前記凹部に収容されるL字管の垂直管部に接続され、
    前記L字管は、前記垂直管部に直交して接続される水平管部の基端側が上下に潰れた扁平管で形成されるとともに、前記水平管部の先端側が前記扁平管に対し前記凹部の底板側に偏芯した円管で形成されており、
    前記L字管の底が、前記集熱器ケースの底板における前記凹部が形成されていない部分よりも下方へ突出しないことを特徴とする太陽熱温水器の集熱器。
  2. 前記凹部が、前記集熱器ケースの下辺部及び上辺部に沿って形成されることを特徴とする請求項に記載の太陽熱温水器の集熱器。
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