JP6058230B1 - 開閉器 - Google Patents

開閉器 Download PDF

Info

Publication number
JP6058230B1
JP6058230B1 JP2016547195A JP2016547195A JP6058230B1 JP 6058230 B1 JP6058230 B1 JP 6058230B1 JP 2016547195 A JP2016547195 A JP 2016547195A JP 2016547195 A JP2016547195 A JP 2016547195A JP 6058230 B1 JP6058230 B1 JP 6058230B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
magnetic body
arc
switch
contactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016547195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017175336A1 (ja
Inventor
康宏 塚尾
康宏 塚尾
勝志 中田
勝志 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6058230B1 publication Critical patent/JP6058230B1/ja
Publication of JPWO2017175336A1 publication Critical patent/JPWO2017175336A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/045Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts for arcs formed during closing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/12Auxiliary contacts on to which the arc is transferred from the main contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/64Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid wherein the break is in gas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/88Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts
    • H01H33/90Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism
    • H01H33/901Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism making use of the energy of the arc or an auxiliary arc

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

開閉器(1)は、動作軸(50)上に設けられて互いに対向する第1の接触子(2)および第2の接触子(3)と、第2の接触子(3)を第1の接触子(2)側に付勢する付勢部(15)と、第2の接触子(3)に係合して第2の接触子(3)が第1の接触子(2)側に移動することを規制する第2の磁性体部(11)と、を備える。また、開閉器(1)は、第1の接触子(2)と第2の接触子(3)との間にアークが発生した場合に電流が流れる導体部(9)と、導体部(9)の周囲を囲む第1の磁性体部(10)と、を備える。導体部(9)に電流が流れることで、第2の磁性体部(11)による第2の接触子(3)への係合が解除される。

Description

本発明は、固定接触子と可動接触子とを備える開閉器に関するものである。
ガス絶縁開閉装置には、固定接触子と可動接触子との接触および離間によって、回路の接続および断路を行う複数の開閉器が設けられる。開閉器には、機器点検時の主回路の接地用として用いられる接地開閉器がある。特許文献1に開示されているように、主回路を接地する場合、接地側の可動接触子を移動させて、主回路側の固定接触子に接触させる。可動接触子を固定接触子に接触させる場合には、主回路が予め断路されて固定接触子に電圧が印加されていない状態とされる。
特開2009−163946号公報
このような開閉器には、主回路が断路されておらず閉路された状態のまま、可動接触子を固定接触子に誤って接触させた場合であっても、安全に投入可能であるとする責務が要求されるものがある。この責務を果たすためには、可動接触子と固定接触子との間でのアークの発生時間を短縮する必要がある。そのために、可動接触子を高速に動作させることで、アークが発生してから可動接触子が固定接触子に接触するまでの時間の短縮化が図られていた。そのため、可動接触子を高速動作させるために操作装置の大型化および高コスト化が問題となってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アークの発生時間の短縮化を図りつつ可動接触子の動作速度の低速化を図ることで、操作装置の小型化および低コスト化を図ることができる開閉器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる開閉器は、動作軸に沿った第1の方向と第1の方向と反対の第2の方向とに往復移動可能に設けられた第1の接触子と、第1の接触子の第1の方向側に設けられるとともに動作軸に沿った第1の方向と第2の方向とに往復移動可能に設けられた第2の接触子と、を備える。第1の接触子から第2の接触子に向かう方向を第1の方向とし、第1の方向と反対の方向を第2の方向とした場合に、開閉器は、第2の接触子を第2の方向に付勢する付勢部と、第2の接触子に対して第1の方向側に一体に設けられた被係合部と、被係合部に対して動作軸と垂直な方向に離間して設けられるとともに、第2の接触子と電気的に接続された導体部と、を備える。また、開閉器は、導体部の周囲を囲む磁性体で形成された第1の磁性体部と、磁性体で形成されて、第1の磁性体部と被係合部との間に設けられ、磁性体で形成された第2の磁性体部と、を備える。第2の磁性体部は、導体部に通電されていない状態で被係合部に係合して、第2の接触子が付勢力によって第2の方向に移動することを規制する位置に配置される。第2の磁性体部と第1の磁性体部の間には、第2の磁性体部が第1の磁性体部側に移動可能となる隙間が設けられる。第2の磁性体部が第1の磁性体部側に移動することで被係合部への係合が解除される。
本発明にかかる開閉器によれば、可動接触子の動作速度の低速化を図ることで、操作装置の小型化および設計自由度の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる開閉器の概略構成を示す断面図 図1に示すII−II線での切断面を示す断面図 実施の形態1における係合機構部を動作軸に垂直な方向に沿って見た図 図3に示すIV−IV線での切断面を示す断面図 実施の形態1における導体部に電流が流れた場合の係合機構部の状態を示す側面図 実施の形態1にかかる開閉器の動作を説明する図 実施の形態1にかかる開閉器の動作を説明する図 実施の形態1にかかる開閉器の動作を説明する図 本発明の実施の形態2にかかる開閉器の概略構成を示す断面図 実施の形態2にかかる開閉器の動作を説明する図 実施の形態2にかかる開閉器の動作を説明する図 実施の形態2にかかる開閉器の動作を説明する図
以下に、本発明の実施の形態にかかる開閉器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる開閉器の概略構成を示す断面図である。接地開閉器である開閉器1は、六フッ化硫黄(SF)ガスなどの電気的な絶縁性および消弧性を有する絶縁ガスが封入されたタンク(図示を省略)内に設けて使用される。開閉器1は、第1の接触子である可動接触子2と、第2の接触子であるアーク接触子3と、第3の接触子である固定接触子4と、シールド部5と、被係合部8と、係合機構部6とを備える。
可動接触子2およびアーク接触子3は、同一の動作軸50上に設けられて互いに対向する。以下の説明において、動作軸50に平行であって可動接触子2からアーク接触子3に向かう方向を第1の方向として矢印Xで図示する。また、動作軸50に平行であってアーク接触子3から可動接触子2に向かう方向を第2の方向として矢印Yで図示する。
可動接触子2は、動作軸50に沿って往復移動可能に設けられている。可動接触子2は動作軸50を中心軸とする円筒形状の導体である。後に詳説するが、可動接触子2は、矢印Xに示す方向に移動することで、矢印Xに示す方向側となる先端部2aが、アーク接触子3に当接し、側面2bが固定接触子4に当接する。
アーク接触子3は、導体で形成されたガイド部7に保持されており、動作軸50に沿って往復移動可能となっている。アーク接触子3は、ガイド部7に設けられたしゅう動接触子16によって、ガイド部7との電気的接続が確保されている。アーク接触子3は、動作軸50を中心とする円筒形状の導体である。アーク接触子3は、矢印Yに示す方向側となる先端部3aは、耐アーク性の材料で形成されている。ガイド部7は、アーク接触子3の周囲を囲む。アーク接触子3は、付勢部15によって矢印Yに示す方向側に付勢されている。付勢部15は、例えばアーク接触子3とガイド部7との間に設けられた圧縮ばねである。
図2は、図1に示すII−II線での切断面を示す断面図である。固定接触子4は、動作軸50を中心としてアーク接触子3の周囲に設けられる。固定接触子4は、複数の接点部4aと、付勢部4bと、間隙形成部4cとを有する。図2に示すように、複数の接点部4aは、アーク接触子3およびガイド部7の周囲に環状に並べて配置されている。付勢部4bは、複数の接点部4aを外側から囲む環状のばね部材であり、複数の接点部4aを動作軸50に向けて付勢する。間隙形成部4cは、複数の接点部4aの内側に設けられた環状の部材であり、環状に並べられた複数の接点部4aに対して内側から当接してアーク接触子3と接点部4aとの間に間隙を形成させる。環状に並べられた複数の接点部4aの内側に可動接触子2が差し込まれることで、可動接触子2の側面に接点部4aが接触する。本実施の形態1にかかる開閉器1では、可動接触子2が可動側の主接点となり、接点部4aが固定側の主接点となる。
シールド部5は、導体で形成されて内部にアーク接触子3、固定接触子4、ガイド部7を収容する。シールド部5のうち矢印Yに示す方向側となる壁面は、動作軸50と交差する部分を含めた領域に第1の開口5aが形成されて、図1に示す状態においてアーク接触子3の先端部3aの周囲を覆っている。第1の開口5aは、可動接触子2およびアーク接触子3が通過可能な大きさで形成されている。
また、シールド部5のうち矢印Xに示す方向側となる壁面には、第2の開口5bが形成されている。シールド部5のうち矢印Xに示す方向側となる壁面は、ガイド部7と接触している。
被係合部8は、絶縁体で形成されて、アーク接触子3に対して矢印Xに示す方向側に一体に設けられている。被係合部8は、シールド部5に形成された第2の開口5bを貫通しており、被係合部8の一部がシールド部5の外部に露出している。
係合機構部6は、シールド部5の外部であって、被係合部8に対して動作軸50と垂直な方向に離間して設けられる。なお、係合機構部6については、理解容易化のためにハッチングを省略して示す場合がある。図3は、実施の形態1における係合機構部6を動作軸50に垂直な方向に沿って見た図である。図4は、図3に示すIV-IV線での切断面を示す断面図である。係合機構部6は、導体部9と、第1の磁性体部である吸着部10と、第2の磁性体部である被吸着部11とを備える。
導体部9は、導体で形成されており、被係合部8に対して動作軸50と垂直な方向に離間して設けられる。また、導体部9は、シールド部5に接しており、シールド部5に対して電気的に接続されている。
吸着部10は、磁性体で形成されている。また、吸着部10は、図4に示すように、被係合部8側が開放されて導体部9の周囲を囲む形状となっている。吸着部10は、図示を省略した絶縁体で形成された支持部によって、図示を省略したタンクに固定されている。なお、吸着部10はタンクに固定されていなくても導体部9にねじや接着剤によって固定されていてもよい。
被吸着部11は、磁性体で形成されている。また、被吸着部11は、被係合部8と導体部9との間に設けられる。本実施の形態1では、被吸着部11は、矢印Xに示す方向側となる端部に設けられた軸部11aで吸着部10に支持されており、軸部11aを中心に回転可能とされている。被吸着部11は、矢印Y側となる端部11bが被係合部8側に移動する方向に付勢されている。この付勢力は、例えば軸部11aに設けられたねじりばねによって与えられる。
被吸着部11と吸着部10との間には隙間が形成されており、被吸着部11の端部11bが吸着部10側に移動可能となっている。被吸着部11の端部11bには、被係合部8に係合して、被係合部8が矢印Yに示す方向に移動することを規制する係合部11cが形成されている。これは、被係合部8に一体に形成されたアーク接触子3が、付勢部15の付勢力によって矢印Yに示す方向に移動することを、被吸着部11が規制していると換言することができる。
ここで、導体部9に電流が流れた場合の被吸着部11の動作について説明する。図5は、実施の形態1における導体部9に電流が流れた場合の係合機構部6の状態を示す側面図である。導体部9に電流が通電されると、導体部9の周りに発生する磁界によって、吸着部10と被吸着部11との間に吸着力が発生する。これにより、図5に示すように、被吸着部11が付勢力に抗して吸着部10に吸着されて、吸着部10側に移動する。被吸着部11が吸着部10側に移動することで、被係合部8への係合部11cの係合が解除されて、付勢部15の付勢力によってアーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
次に、本実施の形態1にかかる開閉器1において、図1に示す状態から可動接触子2を矢印Xに示す方向に移動させて、可動接触子2と固定接触子4の接点部4aとが接触されるまでの動作を説明する。図6から図8は、実施の形態1にかかる開閉器1の動作を説明する図である。
図6に示すように、可動接触子2が矢印Xに示す方向に移動すると、アーク接触子3およびシールド部5と可動接触子2との距離が短くなる。このとき、アーク接触子3およびシールド部5に電圧が印加されている場合には、アーク接触子3またはシールド部5と可動接触子2との間にアーク12が発生する。
可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合には、図6に示す経路13、すなわちアーク接触子3、しゅう動接触子16、ガイド部7、シールド部5を通じて、導体部9に電流が流れる。導体部9に電流が流れると、被吸着部11が吸着部10に吸着される。これにより、係合部11cの被係合部8への係合が解除されて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
また、可動接触子2とシールド部5との間にアーク12が発生した場合には、図6に示す経路14、すなわちシールド部5を通じて導体部9に電流が流れる。導体部9に電流が流れると、被吸着部11が吸着部10に吸着される。これにより、係合部11cの被係合部8への係合が解除されて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
すなわち、可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合と、可動接触子2とシールド部5との間にアーク12が発生した場合のどちらの場合であっても、導体部9に電流が流れて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
そのため、可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合と、可動接触子2とシールド部5との間にアーク12が発生した場合のどちらの場合であっても、図7に示すように、付勢部15の付勢力によってアーク接触子2が矢印Yに示す方向に移動、すなわち可動接触子2に向けて移動して、可動接触子2の先端部2aと可動接触子3の先端部3aとが当接する。可動接触子2の先端部2aと可動接触子3の先端部3aとが当接することでアーク12は消失する。
可動接触子2の先端部2aと可動接触子3の先端部3aとの当接後、さらに可動接触子2が矢印Xに示す方向に移動することで、図8に示すように、アーク接触子3は付勢部15の付勢力に抗して矢印Xに示す方向に押し込まれる。そして、環状に並べられた複数の接点部4aの内側に可動接触子2が差し込まれることで、可動接触子2の側面2bが固定接触子4の接点部4aに接触する。開閉器1が接地開閉器であれば、可動接触子2の側面2bと固定接触子4の接点部4aとの接触によって接地が完了する。
接地完了後は、電流が導体部9に流れなくなった時点で、被吸着部11が吸着部10から離れた位置に戻る。したがって、図8に示す状態から、可動接触子2を矢印Yに示す方向に移動させれば、その過程で被係合部8が係合部11cに係合され、可動接触子2とアーク接触子3とが離間した図1に示す状態に戻る。
以上説明した開閉器1によれば、アーク接触子3またはシールド部5と可動接触子2との間にアーク12が発生したことをきっかけにして、アーク接触子3が可動接触子2に向けて移動するため、アーク12の発生後は可動接触子2の移動速度に、アーク接触子3の移動速度を加えた相対速度で可動接触子2とアーク接触子3とが近接する。
ここで、アーク12によって可動接触子2およびアーク接触子3が損傷することを防ぐために、アーク12の発生時間を短縮化することが好ましい。可動接触子2およびアーク接触子3の損傷を防ぐために要求されるアーク12の発生時間が同じであれば、可動接触子2のみを移動させる構成に比べて、アーク接触子3を可動接触子2に向けて移動させる本実施の形態1にかかる開閉器1では、可動接触子2の移動速度を低下させることができる。すなわち、アークの発生時間の短縮化を図りつつ、可動接触子2の移動速度を低下させることができる。
このように、本実施の形態1にかかる開閉器1では、可動接触子2の移動速度を低下させることができるので、可動接触子を動作させるための図示を省略した操作装置の小型化および低コスト化を図り、これを備える開閉器1の小型化および低コスト化も図ることができる。
なお、係合機構部6において、導体部9に電流が流れなくなった際に、被吸着部11を吸着部10から離間させる付勢力は、上述したようにねじりばねによるものに限られない。例えば、吸着部10と被吸着部11とを一体に成形していれば、吸着部10に吸着される際には被吸着部11が変形するとともに、被吸着部11の弾性力による復元力が、吸着部10から離間する付勢力となる。このように、係合機構部6は、被吸着部11を吸着部10から離間させる力を付与できる構成であればよい。また、開閉器1は、接地開閉器以外の断路器に用いられてもよい。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2にかかる開閉器の概略構成を示す断面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態2にかかる開閉器51では、実施の形態1における固定接触子4と同様に、接点部54a、付勢部54b、間隙形成部54cを有する可動側主接触子54が第3の接触子として可動接触子2に設けられている。より具体的には、可動接触子2の周囲を囲むように複数の接点部54aが設けられている。
可動側主接触子54は、可動接触子2とともに移動する。可動側主接触子54が矢印Xに示す方向に移動することで、接点部54aの内側にガイド部7が差し込まれ、ガイド部7の側面7aが接点部54aに接触する。すなわち、本実施の形態2にかかる開閉器51では、接点部54aが可動側の主接点となり、ガイド部7が固定側の主接点である第4の接触子となる。
また、シールド部5に形成される開口5aは、可動側主接触子54が通過可能な大きさで形成される。
次に、本実施の形態2にかかる開閉器51において、図9に示す状態から可動接触子2を矢印Yに示す方向に移動させて、可動側主接触子54の接点54aとガイド部7の側面7aとが接触されるまでの動作を説明する。図10から図12は、実施の形態2にかかる開閉器51の動作を説明する図である。
図10に示すように、可動接触子2が矢印Xに示す方向に移動すると、可動接触子2および可動側主接触子54とアーク接触子3との距離が短くなる。このとき、アーク接触子3およびシールド部5に電圧が印加されている場合には、可動接触子2とアーク接触子3と間または可動側主接触子54とシールド部5との間にアーク12が発生する。
可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合には、図10に示す経路55、すなわちアーク接触子3、しゅう動接触子16、ガイド部7、シールド部5を通じて、導体部9に電流が流れる。導体部9に電流が流れると、被吸着部11が吸着部10に吸着される。これにより、係合部11cの被係合部8への係合が解除されて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
また、可動側主接触子54とシールド部5との間にアーク12が発生した場合には、図10に示す経路56、すなわちシールド部5を通じて導体部9に電流が流れる。導体部9に電流が流れると、被吸着部11が吸着部10に吸着される。これにより、係合部11cの被係合部8への係合が解除されて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
すなわち、可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合と、可動側主接触子54とシールド部5との間にアーク12が発生した場合のどちらの場合であっても、導体部9に電流が流れて、アーク接触子3が矢印Yに示す方向に移動可能となる。
そのため、可動接触子2とアーク接触子3との間にアーク12が発生した場合と、可動側主接触子54とシールド部5との間にアーク12が発生した場合のどちらの場合であっても、図11に示すように、付勢部15の付勢力によってアーク接触子2が矢印Yに示す方向に移動、すなわち可動接触子2に向けて移動して、可動接触子2の先端部2aとアーク接触子3の先端部3aとが当接する。可動接触子2の先端部2aとアーク接触子3の先端部3aとが当接することでアーク12は消失する。
可動接触子2の先端部2aとアーク接触子3の先端部3aとの当接後、さらに可動接触子2が矢印Xに示す方向に移動することで、図12に示すように、アーク接触子3は付勢部15の付勢力に抗して矢印Xに示す方向に押し込まれる。そして、環状に並べられた複数の接点部54aの内側にガイド部7が差し込まれることで、ガイド部7の側面7aが可動側主接触子54の接点部54aに接触する。開閉器51が、接地開閉器であれば、ガイド部7の側面7aと可動側主接触子54の接点部54aとの接触によって接地が完了する。
接地完了後は、電流が導体部9に流れなくなった時点で、被吸着部11が吸着部10から離れた位置に戻る。したがって、図12に示す状態から、可動接触子2を矢印Yに示す方向に移動させれば、その過程で被係合部8が係合部11cに係合され、可動接触子2とアーク接触子3とが離間した図9に示す状態に戻る。
以上説明した開閉器51によれば、アーク12が発生したことをきっかけに、アーク接触子3が可動接触子2に向けて移動するため、アーク12の発生後は可動接触子2の移動速度に、アーク接触子3の移動速度を加えた相対速度で可動接触子2とアーク接触子3とが近接する。したがって、実施の形態1と同様に、アークの発生時間の短縮化を図りつつ、可動接触子2の移動速度を低下させることができる。また、可動接触子2を動作させるための図示を省略した操作装置の小型化および低コスト化を図り、これを備える開閉器51の小型化および低コスト化も図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 開閉器、2 可動接触子(第1の接触子)、2a 先端部、2b 側面、3 アーク接触子(第2の接触子)、3a 先端部、4 固定接触子(第3の接触子)、4a 接点部、4b 付勢部、4c 間隙形成部、5 シールド部、5a 第1の開口、5b 第2の開口、6 係合機構部、7 ガイド部、7a 側面、8 被係合部、9 導体部、10 吸着部(第1の磁性体部)、11 被吸着部(第2の磁性体部)、11a 軸部、11b 端部、11c 係合部、12 アーク、13,14 経路、15 付勢部、16 しゅう動接触子、50 動作軸、51 開閉器、54 可動側主接触子、54a 接点部、54b 付勢部、54c 間隙形成部、55,56 経路。

Claims (4)

  1. 動作軸に沿った第1の方向と前記第1の方向と反対の第2の方向とに往復移動可能に設けられた第1の接触子と、
    前記第1の接触子の前記第1の方向側に設けられるとともに前記動作軸に沿った前記第1の方向と前記第2の方向とに往復移動可能に設けられた第2の接触子と、
    前記第2の接触子を前記第2の方向に付勢する付勢部と、
    前記第2の接触子に対して前記第1の方向側に一体に設けられた被係合部と、
    前記被係合部に対して前記動作軸と垂直な方向に離間して設けられるとともに、前記第2の接触子と電気的に接続された導体部と、
    前記導体部の周囲を囲む磁性体で形成された第1の磁性体部と、
    前記第1の磁性体部と前記被係合部との間に設けられ、磁性体で形成された第2の磁性体部と、を備え、
    前記第2の磁性体部は、前記導体部に通電されていない状態で前記被係合部に係合して、前記第2の接触子が前記付勢力によって前記第2の方向に移動することを規制する位置に配置され、
    前記第2の磁性体部と前記第1の磁性体部の間には、前記第2の磁性体部が前記第1の磁性体部側に移動可能となる隙間が設けられ、
    前記第2の磁性体部が前記第1の磁性体部側に移動することで前記被係合部への係合が解除されることを特徴とする開閉器。
  2. 前記動作軸との交差部分に前記第1の接触子および前記第2の接触子が通過可能な大きさの開口が形成されて、前記第2の磁性体部が前記被係合部に係合した状態で前記第2の接触子の前記第2の方向側となる先端の周囲を覆うシールド部をさらに備え、
    前記シールド部は、前記導体部と電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 前記動作軸を中心として前記第2の接触子の周囲に設けられて、前記動作軸に近接する方向に付勢された第3の接触子をさらに備え、
    前記第3の接触子は、前記第1の接触子が前記第1の方向に移動することで、前記第1の接触子の側面に当接可能であることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  4. 前記動作軸を中心として前記第1の接触子の周囲に設けられて、前記動作軸に近接する方向に付勢された第3の接触子と、
    前記動作軸を中心として前記第2の接触子の周囲に設けられた第4の接触子と、をさらに備え、
    前記第3の接触子は、前記第1の接触子が前記第1の方向に移動することで、前記第4の接触子の側面に当接可能であることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
JP2016547195A 2016-04-06 2016-04-06 開閉器 Active JP6058230B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/061270 WO2017175336A1 (ja) 2016-04-06 2016-04-06 開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6058230B1 true JP6058230B1 (ja) 2017-01-11
JPWO2017175336A1 JPWO2017175336A1 (ja) 2018-04-12

Family

ID=57756213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016547195A Active JP6058230B1 (ja) 2016-04-06 2016-04-06 開閉器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10566155B2 (ja)
EP (1) EP3441998B1 (ja)
JP (1) JP6058230B1 (ja)
WO (1) WO2017175336A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11069494B2 (en) * 2017-11-17 2021-07-20 Mitsubishi Electric Corporation Switchgear
CN109616373B (zh) * 2018-12-12 2020-07-28 西安交通大学 一种真空灭弧室复合触头、真空灭弧室及真空断路器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07211199A (ja) * 1994-01-20 1995-08-11 Toshiba Corp 遮断装置
JP2007027023A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Hitachi Ltd ガス絶縁開閉器
JP2009163946A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp 接地開閉器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1005499A (en) * 1972-12-11 1977-02-15 Frank S. Nichols Load break device and arc-extinguishing material therefor
FR2435118A1 (fr) * 1978-09-04 1980-03-28 Mitsubishi Electric Corp Commutateur a auto-extinction
JPS5755024A (en) 1980-09-19 1982-04-01 Mitsubishi Electric Corp Power switching device
JPS58165221A (ja) * 1982-03-25 1983-09-30 三菱電機株式会社 断路器
JPH0719504B2 (ja) * 1988-11-08 1995-03-06 三菱電機株式会社 断路器
JP2743740B2 (ja) * 1992-11-05 1998-04-22 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉器
JPH07249356A (ja) 1994-03-10 1995-09-26 Meidensha Corp ガス断路器
DE102010062343A1 (de) * 2010-12-02 2012-06-06 Siemens Aktiengesellschaft Elektrokontaktanordnung
WO2012093507A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 三菱電機株式会社 開閉装置
JP5629589B2 (ja) * 2011-01-19 2014-11-19 株式会社東芝 開閉器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07211199A (ja) * 1994-01-20 1995-08-11 Toshiba Corp 遮断装置
JP2007027023A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Hitachi Ltd ガス絶縁開閉器
JP2009163946A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp 接地開閉器

Also Published As

Publication number Publication date
EP3441998A4 (en) 2019-02-27
EP3441998A1 (en) 2019-02-13
US20190371546A1 (en) 2019-12-05
WO2017175336A1 (ja) 2017-10-12
JPWO2017175336A1 (ja) 2018-04-12
EP3441998B1 (en) 2019-10-09
US10566155B2 (en) 2020-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101704807B1 (ko) 차단기용 전자반발 조작기
JP6058230B1 (ja) 開閉器
JP6067182B1 (ja) 開閉器
WO2014174917A1 (ja) 開閉装置
JP5629589B2 (ja) 開閉器
KR101919125B1 (ko) 고압 배전기의 가스절연 개폐장치
JP6169289B1 (ja) 開閉器
JP2014238917A (ja) 封止形リレー
KR101410031B1 (ko) 절연유를 이용한 아크 소호수단을 갖는 전자접촉기
KR101771637B1 (ko) 밀봉형 릴레이
KR101696955B1 (ko) 전자 개폐기
CN109416993A (zh) 具有灭弧装置的开关
CN109643619B (zh) 开关和用于断路开关的方法
JP6370518B1 (ja) 開閉装置
JP2011040302A (ja) 接地開閉装置
KR20160130058A (ko) 회로차단기의 가동접촉자
JP6300681B2 (ja) 開閉装置
WO2019064447A1 (ja) 開閉装置
CN111758142B (zh) 开关
JP6989373B2 (ja) 開閉器
KR20070066190A (ko) 고압 단로기구조
KR20230099166A (ko) 가스절연 전력개폐장치
JP5798019B2 (ja) ガス絶縁開閉機器
EP3185270B1 (en) Switching device

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6058230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250