JP6057679B2 - 負荷時タップ切換器 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷時タップ切換器に関する。
負荷時タップ切換器の構成を開示した先行文献として、特開2001−217130号公報(特許文献1)、特開平11−54342号公報(特許文献2)、および、特開昭55−132021号公報(特許文献3)がある。
特許文献1に記載された負荷時タップ切換器においては、切換開閉器にはカムの回転により主バルブを開閉する開閉機構と、駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部を有する空転機構とが設けられている。従動部には切換接点が取付けられる。また、空転機構の回転によりどちらか一方が切換接点と接触するように2個1対の固定接点が配置される。固定接点は、切換接点側に突出した板状部材から構成され、その基端部に固定電極が取付けられ、先端部に切換接点に接する端子部が設けられている。
特許文献2に記載された負荷時タップ切換器においては、切換開閉器を駆動する蓄勢装置における圧縮バネの蓄勢エネルギーの釈放を司るラッチの先端部にボルトおよびナットを設け、ラッチを引き外し駆動する引き外し爪とラッチとの間の長さを調節する。これにより、ラッチの引き外しのタイミング調整を行ない、切換開閉器の接点の切換時間を適正値に修止する。
特許文献3に記載された負荷時タップ切換器用切換開閉器は、蓄勢機構と、この蓄勢機構を介さずに駆動されるべきスイッチ群と、蓄勢機構を介して駆動されるべきスイッチ群とを有する。この負荷時タップ切換器用切換開閉器においては、蓄勢機構の入力側あるいは出力側の何れか一方の動きを、他方の側へ導く伝達機構を設けることにより、蓄勢機構を介さずに駆動されるべきスイッチ群と蓄勢機構を介して駆動されるべきスイッチ群とを、共に上記他方の側に配設して駆動されるようにしている。
特開2001−217130号公報 特開平11−54342号公報 特開昭55−132021号公報
特許文献3に記載の負荷時タップ切換器用切換開閉器ように蓄勢機構を跨ぐ伝達アームを用いると、切換開閉器の構成が複雑になるとともに、負荷時タップ切換器の小型化を図るうえで障害となる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で小型化された負荷時タップ切換器を提供することを目的とする。
本発明に基づく負荷時タップ切換器は、負荷時に負荷電流を遮断して変圧器のタップ巻線の一のタップから隣接する他のタップに電気的接続を切り換える切換開閉器、および、タップ巻線のタップを選択するタップ選択器が、タップ巻線のタップと中性点との間に設けられた負荷時タップ切換器である。タップ選択器は、上記一のタップに電気的に接続された第1可動接点および上記他のタップに電気的に接続された第2可動接点を有する。切換開閉器は、第1可動接点と電気的に接続された第1固定接点、第2可動接点と電気的に接続された第2固定接点、および、第1固定接点または第2固定接点と択一的に接離自在な第3可動接点を有する第1補助スイッチを備える。また、切換開閉器は、第1可動接点と電気的に接続された第3固定接点、第2可動接点と電気的に接続された第4固定接点、および、第3固定接点または第4固定接点と択一的に接離自在な第4可動接点を有する第2補助スイッチを備える。さらに、切換開閉器は、第3可動接点と上記中性点との間に接続された限流抵抗器と、限流抵抗器と上記中性点との間に接続された抵抗真空バルブと、第4可動接点と上記中性点との間に接続された主真空バルブと、直線状に延在して外部より供給される駆動力により回動する駆動軸と、駆動軸に入力側が連結された蓄勢機構とを備える。駆動軸は、蓄勢機構を貫通するように延在している。第1補助スイッチは、蓄勢機構から見て第2補助スイッチ側に位置している。第1補助スイッチの第3可動接点は駆動軸に連結されている。第2補助スイッチの第4可動接点は蓄勢機構の出力側に連結されている。
本発明によれば、負荷時タップ切換器を簡易な構成で小型化できる。
3台の負荷時タップ切換器が組み込まれた参考例の変圧器の回路図である。 負荷時タップ切換器に印加される交流電圧、および、負荷時タップ切換器を流れる負荷電流の振幅および周期を示すグラフである。 本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換開閉器の構成を示す模式的な断面図である。 本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換開閉器の第1補助スイッチの構成を示す断面図である。 図4のV−V線矢印方向から見た図である。 図4のVI−VI線矢印方向から見た図である。 本実施形態に係る蓄勢機構の構成を示す分解斜視図である。 A状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 B状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 C状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 D状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 E状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 F状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 G状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 H状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 I状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 J状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 K状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 L状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。 奇数側タップから偶数側タップに切り換える際の切換シーケンス図である。 偶数側タップから奇数側タップに切り換える際の切換シーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態に係る負荷時タップ切換器について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
まず、本実施形態に係る負荷時タップ切換器が組み込まれる変圧器の参考例について説明する。
図1は、2台の負荷時タップ切換器が組み込まれた参考例の変圧器の回路図である。図1に示すように、変圧器90に複数のタップ切換器が並列に接続されて組み込まれる場合がある。参考例においては、それぞれ負荷時タップ切換器を含む2つの巻線グループが並列に接続されている。
第1の巻線グループにおいては、負荷時タップ切換器95が、変圧器の主巻線91とタップ巻線92の一のタップとを電気的に接続する。第2の巻線グループにおいては、負荷時タップ切換器96が、変圧器の主巻線93とタップ巻線94の一のタップとを電気的に接続する。
図2は、負荷時タップ切換器に印加される交流電圧、および、負荷時タップ切換器を流れる負荷電流の振幅および周期を示すグラフである。図2においては、縦軸に電流および電圧の振幅、横軸に電流および電圧の角変位を示している。
図1に示すように2台の負荷時タップ切換器95,96を含む変圧器90においては、各負荷時タップ切換器95,96の切換開閉器の動作を完全に同期することが難しく、それぞれの切換開閉器の動作に時間差が生じる。
図2に示すように、2点鎖線aで示す波形の交流電圧が第1および第2の巻線グループに印加された場合、第1および第2の巻線グループには実線bで示す交流波形の定条項の負荷電流が流れる。
たとえば、負荷時タップ切換器95が負荷時タップ切換器96より先行して切り換わった場合、第1の巻線グループの巻線の長さに対して第2の巻線グループの巻線の長さが瞬間的に異なるため、第1の巻線グループと第2の巻線グループとの間に電位差が生じる。
すると、図2に示すように、1点鎖線cで示す直流成分の過渡項が、第1の巻線グループの定条項の負荷電流に重畳される。その結果、粗点線dに示す交流波形の負荷電流が第1の巻線グループに流れる。
負荷時タップ切換器は、交流電流の0点にて真空バルブが負荷電流を遮断するものであるため、粗点線dに示す交流波形の負荷電流のように0点以下に振幅が偏った負荷電流を切断することは難しい。この負荷電流の振幅の偏りは、変圧器90にサージ電流が侵入した場合にも起こりうる。
なお、直流成分の過渡項は、正の値を有することもあり、この過渡項が定条項の負荷電流に重畳されて負荷電流の振幅が0点以上に偏ると、負荷時タップ切換器によって負荷電流を切断することが難しくなる。
本実施形態に係る負荷時タップ切換器は、負荷電流の振幅が0点の上方または下方に偏ることを抑制して、負荷電流を安定して遮断することができるように構成されている。
以下、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の構成について説明する。本実施形態に係る負荷時タップ切換器は、負荷時に負荷電流を遮断して変圧器のタップ巻線の一のタップから隣接する他のタップに電気的接続を切り換える切換開閉器100、および、タップ巻線のタップを選択するタップ選択器が、タップ巻線のタップと中性点Nとの間に設けられた負荷時タップ切換器である。
図3は、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換開閉器の構成を示す模式的な断面図である。図4は、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換開閉器の第1補助スイッチの構成を示す断面図である。図5は、図4のV−V線矢印方向から見た図である。図6は、図4のVI−VI線矢印方向から見た図である。
図3,4に示すように、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換開閉器100は、直線状に延在して外部より供給される駆動力により回動する駆動軸110と、駆動軸110に入力側が連結された蓄勢機構120とを備える。
駆動軸110は、蓄勢機構120を貫通するように延在している。駆動軸110の上端側に、駆動軸110の軸中心に対して偏心している偏心板111が取り付けられている。駆動軸110において偏心板111より下方の軸部が、後述する第1補助スイッチS1への入力軸110aとなる。本実施形態においては、駆動軸110を一体で構成したが、これに限られず、偏心板111より上方の軸部と入力軸110aとを別体で形成し、それらを互いに同軸状に連結することにより駆動軸を構成してもよい。
蓄勢機構120の詳細な構成については後述するが、蓄勢機構120は、圧縮ばねを収容する巻上ケース121および蓄勢ケース122を含む。蓄勢機構120の出力側には、切換クランクと連結されて筒形状を有する筒状部131が設けられている。切換クランクは、蓄勢ケース122と係合しており、蓄勢ケース122の動作と連動して動作する。
蓄勢機構120の下方に、主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170が配置されている。主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170の各々においては、遮断要素として真空容器内に互いに接離可能な一対の電極が配置されている。主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170は、筒状部131に連結されている。
主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170の下方に、第1補助スイッチS1および第2補助スイッチS2が配置されている。第1補助スイッチS1は、第2補助スイッチS2の下方に位置している。すなわち、第1補助スイッチS1は、蓄勢機構120から見て第2補助スイッチS2側に位置している。
図3には図示していないが、図4に示すように、第1補助スイッチS1と第2補助スイッチS2との間には、切換開閉器100の骨格をなすフレーム101が位置している。フレーム101は、水平方向に延在する水平部と、水平部から鉛直下方に延出した鉛直部101aを含む。鉛直部101aは、平面視において同心円状に6箇所配置されている。
第1補助スイッチS1は、第1固定接点191,193,195、第2固定接点192,194,196、および、第1固定接点191,193,195または第2固定接点192,194,196と択一的に接離自在な第3可動接点を有する。
第3可動接点は、フレーム101の鉛直部101aに固定された共用固定端子部180と、入力軸110aに変速機構146を介して連結された第1可動端子部141とを含む。
第1可動端子部141は、入力軸110aの軸中心を中心に回動する。第1可動端子部141は、中心から水平方向に放射状に延びる半径部142と、半径部142の外周部に取り付けられた端子部143,144,145と、半径部142と入力軸110aとを連結するピニオン機構などの変速機構146とを含む。
半径部142は、その中心を入力軸110aに貫通されている。端子部143,144,145は、半径部142を貫通して半径部142の上下両方に位置している。図5,6に示すように、端子部143,144,145の各々は、同一円周上において互いに等間隔に位置している。変速機構146は、入力軸110aによる駆動回転を変速して半径部142に伝達する機能を有しているが、入力軸110aによる駆動回転を変速する必要がない場合には変速機構146を設けなくてよい。
図5に示すように、第3可動接点の共用固定端子部180は、第1共用固定端子部181、第2共用固定端子部182および第3共用固定端子部183からなる。第1共用固定端子部181には、3相交流電流のうちの第1相の交流電流が流れるリード181aが接続されている。第2共用固定端子部182には、3相交流電流のうちの第2相の交流電流が流れるリード182aが接続されている。第3共用固定端子部183には、3相交流電流のうちの第3相の交流電流が流れるリード183aが接続されている。
第1共用固定端子部181は、平面視において、第1相の交流電流が流れる第1固定接点191および第2固定接点192と重なるように配置されている。第2共用固定端子部182は、平面視において、第2相の交流電流が流れる第1固定接点193および第2固定接点194と重なるように配置されている。第3共用固定端子部183は、平面視において、第3相の交流電流が流れる第1固定接点195および第2固定接点196と重なるように配置されている。
図6に示すように、第1固定接点191,193,195および第2固定接点192,194,196は、入力軸110aの軸中心を中心とした同一円周上において互いに離れて位置している。第1固定接点191,193,195および第2固定接点192,194,196は、フレーム101の6箇所の鉛直部101aにそれぞれ固定されている。
第1固定接点191,193,195と第2固定接点192,194,196とは、交互に等間隔に配置されている。本実施形態においては、第1固定接点191から左回りに順に、第2固定接点192、第1固定接点195、第2固定接点196、第1固定接点193、および、第2固定接点194が配置されている。
第1固定接点191は、第1相の交流電流が流れるリード191aに接続され、後述する第1可動接点50に電気的に接続されている。第2固定接点192は、第1相の交流電流が流れるリード192aに接続され、後述する第2可動接点60に電気的に接続されている。
第1固定接点193は、第2相の交流電流が流れるリード193aに接続され、後述する第1可動接点50に電気的に接続されている。第2固定接点194は、第2相の交流電流が流れるリード194aに接続され、後述する第2可動接点60に電気的に接続されている。
第1固定接点195は、第3相の交流電流が流れるリード195aに接続され、後述する第1可動接点50に電気的に接続されている。第2固定接点196は、第3相の交流電流が流れるリード196aに接続され、後述する第2可動接点60に電気的に接続されている。
図5,6に示すように、第1可動端子部141は矢印1または矢印2で示す方向に回動する。端子部143,144,145の上面は、共用固定端子部180の下面と摺接する。端子部143,144,145の下面は、第1固定接点191,193,195および第2固定接点192,194,196の上面と摺接する。
端子部143,144,145が、共用固定端子部180と、第1固定接点191,193,195および第2固定接点192,194,196のいずれか1つとの両方に接しているときに、第3可動接点が導通している。端子部143,144,145が、第1固定接点191,193,195および第2固定接点192,194,196のいずれとも接していないとき、第3可動接点は導通していない。
第2補助スイッチS2は、第1可動接点50と電気的に接続された後述する第3固定接点20、第2可動接点60と電気的に接続された後述する第4固定接点30、および、第3固定接点20または第4固定接点30と択一的に接離自在な第4可動接点を有する。
第4可動接点は、蓄勢機構120の出力側に連結されている。第3固定接点20および第4固定接点30は、入力軸110aの軸中心を中心とした同一円周上において互いに離れて位置している。第4可動接点は、筒状部131の軸中心を中心に回動する第2可動端子部151を含む。
上記の構成により、主真空バルブ160、抵抗真空バルブ170および第2補助スイッチS2は、蓄勢機構120の出力によって動作する。第1補助スイッチS1は、蓄勢機構120を介さずに駆動軸110の駆動力によって動作する。よって、蓄勢機構120の蓄勢中に第1補助スイッチS1が動作するため、第2補助スイッチS2に比較して第1補助スイッチS1が常に先行して動作する。
以下、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の蓄勢機構の構成について説明する。
図7は、本実施形態に係る蓄勢機構の構成を示す分解斜視図である。図7に示すように、2つの圧縮ばね124が、巻上ケース121と蓄勢ケース122との間に収容される。巻上ケース121および蓄勢ケース122は、案内シャフト123に案内されて互いに摺動するように構成されている。
巻上ケース121は、その上部に偏心板111の周面と摺接する突起部を有する。また、巻上ケース121は、上下方向に貫通した開口121hを有する。さらに、巻上ケース121は、側方に引き外し爪121a、および、引き外し爪121aが形成された側面に隣接する両側面から下方に突出した案内シャフト用孔部121bを有する。
蓄勢ケース122は、その下面から突出した駆動ボス122aを有する。駆動ボス122aは、案内シャフト123の軸方向と交差する方向に延びる溝部を有している。
また、蓄勢ケース122は、底部の両端から立設して互いに対向した一対の立設部122bを有する。立設部122bは、案内シャフト用孔部121bの外形より大きな切欠部122cをそれぞれ2つ有する。さらに、蓄勢ケース122は、上下方向に貫通した開口122hを有する。
圧縮ばね124および段付ブシュ129に挿通させた案内シャフト123が、蓄勢ケース122の立設部122b同士に跨るように配置される。
段付ブシュ129は、大径部129aと小径部129bとを含む。大径部129aの外径は、圧縮ばね124の外径より大きい。小径部129bの外径は、案内シャフト用孔部121bの内径より小さい。段付ブシュ129の内径は、案内シャフト123の直径より僅かに大きい。
段付ブシュ129においては、大径部129aが圧縮ばね124と接し、かつ、小径部129bが案内シャフト用孔部121bの内側に位置するように配置される。
巻上ケース121の案内シャフト用孔部121bは、段付ブシュ129の小径部129bおよび案内シャフト123に挿通される。互いに対向している案内シャフト用孔部121b同士の向き合っている内側面は、段付ブシュ129の大径部129aの側面と接している。
蓄勢ケース122の下方に、切換クランク125が配置されている。切換クランク125は、回動中心となる孔部125hを有する。孔部125hには、入力軸110aが遊挿されている。
また、切換クランク125は、その上面から突出した円柱状の突起125aを有する。突起125aは、駆動ボス122aの溝部内に挿入される。切換クランク125は、切換クランク125の周方向の一方への回転を規制する第1ストッパ126、および、切換クランク125の周方向の他方への回転を規制する第2ストッパ127と着脱自在に係合している。
第1ストッパ126は、巻上ケース121の引き外し爪121aから押圧されることにより切換クランク125の回転規制を解除する第1ロック解除部126aを上部に有する。第2ストッパ127は、巻上ケース121の引き外し爪121aから押圧されることにより切換クランク125の回転規制を解除する第2ロック解除部127aを上部に有する。第1ストッパ126と第2ストッパ127とは、連動して動作するように引張ばね128で互いに連結されている。
切換クランク125の下部は、筒状部131と連結されている。筒状部131の内径は、入力軸110aの直径より僅かに大きい。筒状部131は、切換クランク125と一緒に回動する。
巻上ケース121の開口121hと、蓄勢ケース122の開口122hと、切換クランク125の孔部125hとは、蓄勢機構120を貫通するように同一直線上に位置している。この構成により、入力軸110aを、開口121h、開口122hおよび孔部125hを貫通するように配置することができる。
以下、蓄勢機構120の動作について説明する。図7においては、巻上ケース121が図中の最も右奥側に移動している状態を示している。
図7に示すように、駆動軸110が矢印3で示す方向に回転すると、偏心板111も矢印3で示す方向に回転する。また、入力軸110aは、矢印5で示す方向に回転する。すると、巻上ケース121の突起部が偏心板111の周面と摺接しつつ図中の左前側に押圧される。その結果、巻上ケース121が、案内シャフト123により案内されて図中の矢印6で示すように左前側に移動する。
このとき、図中の右奥側に位置する段付ブシュ129は、巻上ケース121とともに左前側に移動する。一方、左前側に位置する段付ブシュ129は、蓄勢ケース122の立設部122bと接しているため移動することができない。
また、蓄勢ケース122においては、駆動ボス122aが切換クランク125の突起125aと係合しており、その切換クランク125は第2ストッパ127によって係止されているため、移動を規制されている。
このように蓄勢ケース122が停止した状態で巻上ケース121が移動することにより、圧縮ばね124が2つの段付ブシュ129により押圧されて圧縮する。この圧縮ばね124の圧縮力が蓄勢力となる。
さらに、駆動軸110が回転して巻上ケース121が図中の左前側に移動すると、巻上ケース121の引き外し爪121aが、第2ストッパ127の第2ロック解除部127aを押圧する。その結果、第2ストッパ127が切換クランク125から離脱する。
第2ストッパ127が離脱した切換クランク125は回動自在となる。その結果、蓄勢ケース122の移動の規制が解除されるため、圧縮ばね124の圧縮力によって蓄勢ケース122が図中の左前側へ移動する。
蓄勢ケース122が移動することにより、駆動ボス122aおよび突起125aを介して切換クランク125に回転力が伝達される。その結果、切換クランク125および筒状部131が、入力軸110aを中心に図中の矢印4で示す方向に回転する。
巻上ケース121が右奥側に移動する場合には、同様の動作により切換クランク125および筒状部131が、入力軸110aを中心に図中の矢印4で示す方向とは逆方向に回転する。
上記のように、入力軸110aには、第1補助スイッチS1の第3可動接点が変速機構い146を介して連結されている。筒状部131には、第2補助スイッチS2の第4可動接点、主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170が連結されている。
よって、駆動軸110の回転と同時に第1補助スイッチS1が作動し、蓄勢機構120によって遅れて、第2補助スイッチS2、主真空バルブ160および抵抗真空バルブ170が作動する。
以下、本実施形態に係る負荷時タップ切換器の切換シーケンスについて説明する。なお、下記の説明においては、第1相の交流電流が流れる回路について説明するが、第2相および第3相の交流電流が流れる回路についても同様である。
図8〜図14および図20においては、奇数側タップから偶数側タップに切り換える際の切換シーケンスを示している。図14〜図19,図8および図21においては、偶数側タップから奇数側タップに切り換える際の切換シーケンスを示している。
図8は、A状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図9は、B状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図10は、C状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図11は、D状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図12は、E状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図13は、F状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図14は、G状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。
図15は、H状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図16は、I状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図17は、J状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図18は、K状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。図19は、L状態にある負荷時タップ切換器の第1相の回路図である。
図20は、奇数側タップから偶数側タップに切り換える際の切換シーケンス図である。図21は、偶数側タップから奇数側タップに切り換える際の切換シーケンス図である。図20,21においては、接続されて通電している部分をハッチング部、および、接続されているが通電していない部分を白抜き部にして示している。
図8〜図19に示すように、変圧器のタップ巻線10から奇数側タップ11および偶数側タップ12が引き出されている。負荷時タップ切換器は、奇数側タップ11に電気的に接続された第1可動接点50、および、偶数側タップ12に電気的に接続された第2可動接点60を有するタップ選択器を含んでいる。
上記のとおり、第1補助スイッチS1は、第1固定接点191、第2固定接点192および第3可動接点140を有する。第1固定接点191は、第1可動接点50と電気的に接続されている。第2固定接点192は、第2可動接点60と電気的に接続されている。第3可動接点140は、第1可動端子部141および第1共用固定端子部181を有して、第1固定接点191および第2固定接点192に接離自在である。
第2補助スイッチS2は、第3固定接点20、第4固定接点30および第4可動接点を有する。第3固定接点20は、第1可動接点50と電気的に接続されている。第4固定接点30は、第2可動接点60と電気的に接続されている。第4可動接点は、第2可動端子部151および第2固定端子部40を有して、第3固定接点20および第4固定接点30に接離自在である。
第3可動接点140と中性点Nとの間に限流抵抗器70が接続されている。限流抵抗器70と中性点Nとの間に抵抗真空バルブ170が接続されている。第4可動接点と中性点Nとの間に主真空バルブ160が接続されている。
まず、接続されるタップを奇数側タップ11から偶数側タップ12に切り換える切換シーケンスについて説明する。
図8,20に示すように、A状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第1固定接点191に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、閉状態になっている。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第2補助スイッチS2の第3固定接点20および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
図9,20に示すように、B状態においては、第1補助スイッチS1が切り換わって、第3可動接点140は第2固定接点192に接続する。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、閉状態になっている。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第2補助スイッチS2の第3固定接点20および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
図10,20に示すように、C状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第2固定接点192に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、開状態に切り換わる。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第2補助スイッチS2の第3固定接点20および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
この状態においては短絡経路が形成され、循環電流Icが、第3固定接点20、主真空バルブ160、抵抗真空バルブ170、限流抵抗器70および第2固定接点192を通過して、奇数側タップ11と偶数側タップ12との間で流れている。このとき、奇数側タップ11と偶数側タップ12との間に、タップ間ステップ電圧Usが発生している。循環電流Icの電流値は、限流抵抗器70の抵抗値をRとすると、Us/Rで表される。
図11,20に示すように、D状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第2固定接点192に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、負荷電流ILおよび循環電流Icを遮断して閉状態に切り換わる。このとき、主真空バルブ160内の電極間で発生する交流電流のアークは、電流値の0点にて消弧する。また、抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第1補助スイッチS1の第2固定接点192、限流抵抗器70および抵抗真空バルブ170を通過して中性点Nに流れている。
図12,20に示すように、E状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第2固定接点192に接続している。第2補助スイッチS2が切り換わって、第4可動接点150は第4固定接点30に接続する。主真空バルブ160は、閉状態になっている。抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第1補助スイッチS1の第2固定接点192、限流抵抗器70および抵抗真空バルブ170を通過して中性点Nに流れている。
図13,20に示すように、F状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第2固定接点192に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第4固定接点30に接続している。主真空バルブ160は、開状態に切り換わる。抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第2補助スイッチS2の第4固定接点30および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
図14,20に示すように、G状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第2固定接点192に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第4固定接点30に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、閉状態に切り換わる。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第2補助スイッチS2の第4固定接点30および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
上記のA状態からG状態までの切換シーケンスにより、接続されるタップが、奇数側タップ11から偶数側タップ12に切り換えられる。
次に、接続されるタップを偶数側タップ12から奇数側タップ11に切り換える切換シーケンスについて説明する。
図14,21に示すG状態から、図15,21に示すように、H状態においては、第1補助スイッチS1が切り換わって、第3可動接点140は第1固定接点191に接続する。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第4固定接点30に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、閉状態になっている。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第2補助スイッチS2の第4固定接点30および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
図16,21に示すように、I状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第1固定接点191に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、開状態になっている。抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、偶数側タップ12から、第2補助スイッチS2の第4固定接点30および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
この状態においては短絡経路が形成され、循環電流Icが、第4固定接点30、主真空バルブ160、抵抗真空バルブ170、限流抵抗器70および第1固定接点191を通過して、偶数側タップ12と奇数側タップ11との間で流れている。このとき、偶数側タップ12と奇数側タップ11との間に、タップ間ステップ電圧Usが発生している。循環電流Icの電流値は、限流抵抗器70の抵抗値をRとすると、Us/Rで表される。
図17,21に示すように、J状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第1固定接点191に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第4固定接点30に接続している。主真空バルブ160は、負荷電流ILおよび循環電流Icを遮断して閉状態に切り換わる。このとき、主真空バルブ160内の電極間で発生する交流電流のアークは、電流値の0点にて消弧する。また、抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第1補助スイッチS1の第1固定接点191、限流抵抗器70および抵抗真空バルブ170を通過して中性点Nに流れている。
図18,21に示すように、K状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第1固定接点191に接続している。第2補助スイッチS2が切り換わって、第4可動接点150は第3固定接点20に接続する。主真空バルブ160は、閉状態になっている。抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第1補助スイッチS2の第1固定接点191、限流抵抗器70および抵抗真空バルブ170を通過して中性点Nに流れている。
図19,21に示すように、L状態においては、第1補助スイッチS1の第3可動接点140は、第1固定接点191に接続している。第2補助スイッチS2の第4可動接点150は、第3固定接点20に接続している。主真空バルブ160は、開状態に切り換わる。抵抗真空バルブ170は、開状態になっている。負荷電流ILは、奇数側タップ11から、第2補助スイッチS2の第3固定接点20および主真空バルブ160を通過して中性点Nに流れている。
最後に、図8,21に示すようにA状態にする。上記のG状態からA状態までの切換シーケンスにより、接続されるタップが、偶数側タップ12から奇数側タップ11に切り換えられる。
上記のように、奇数側タップ11から偶数側タップ12に切り換える際、および、偶数側タップ12から奇数側タップ11に切り換える際の両方において、主真空バルブ160、抵抗真空バルブ170および第2補助スイッチS2より第1補助スイッチS1が先行して切り換わることにより、負荷電流ILに必ず循環電流ICを重畳させることができる。
その結果、たとえば、図2に示すように、1点鎖線cで示す直流波形の循環電流ICが第1の巻線グループに流れる。すると、図2中の粗点線dに示す交流波形の負荷電流のように0点以下に振幅が偏った負荷電流に循環電流ICを重畳させて振幅を大きくし、細点線eで示すように0点を跨ぐように振幅する交流電流を得ることができる。これにより、主真空バルブ160において電流値の0点で確実に消孤することができ、負荷時タップ切換器にて安定して負荷電流を遮断することができる。
本実施形態の負荷時タップ切換器においては、入力軸110aが蓄勢機構120を貫通するように配置し、入力軸110aを中心にして第1補助スイッチS1の第3可動接点140の第1可動端子部141が回動する。第1可動端子部141は、同一円周上に配置された共用固定端子部180と、第1固定接点191,193,195または第2固定接点192,194,196と摺接する。
この構成により、蓄勢機構120を跨ぐ伝達アームを用いることなく駆動軸110の動力を入力軸110aに伝達できるため、負荷時タップ切換器の構成を簡易にして小型化を図ることができる。
また、共用固定端子部180を用いることにより、各相の偶数タップ用および奇数タップ用の固定接点を別々に設けた場合に比較して、接点の数を削減できるとともに、第1可動端子部141が正転および反転のいずれに回転した場合にも第3可動接点140の回路を構成することができる。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10,92,94 タップ巻線、11 奇数側タップ、12 偶数側タップ、20 第3固定接点、30 第4固定接点、40 第2固定端子部、50 第1可動接点、60 第2可動接点、70 限流抵抗器、90 変圧器、91,93 主巻線、95,96 負荷時タップ切換器、100 切換開閉器、101 フレーム、101a 鉛直部、110 駆動軸、110a 入力軸、111 偏心板、120 蓄勢機構、121 巻上ケース、121a 引き外し爪、121b 案内シャフト用孔部、121h,122h 開口、122 蓄勢ケース、122a 駆動ボス、122b 立設部、122c 切欠部、123 案内シャフト、124 圧縮ばね、125 切換クランク、125a 突起、125h 孔部、126 第1ストッパ、126a 第1ロック解除部、127 第2ストッパ、127a 第2ロック解除部、129 段付ブシュ、129a 大径部、129b 小径部、131 筒状部、140 第3可動接点、141 第1可動端子部、142 半径部、143,144,145 端子部、146 変速機構、150 第4可動接点、151 第2可動端子部、160 主真空バルブ、170 抵抗真空バルブ、180 共用固定端子部、181 第1共用固定端子部、181a,182a,183a,191a,192a,193a,194a,195a,196a リード、182 第2共用固定端子部、183 第3共用固定端子部、191,193,195 第1固定接点、192,194,196 第2固定接点、N 中性点、S1 第1補助スイッチ、S2 第2補助スイッチ。

Claims (3)

  1. 負荷時に負荷電流を遮断して変圧器のタップ巻線の一のタップから隣接する他のタップに電気的接続を切り換える切換開閉器、および、前記タップ巻線のタップを選択するタップ選択器が、前記タップ巻線のタップと中性点との間に設けられた負荷時タップ切換器であって、
    前記タップ選択器は、前記一のタップに電気的に接続された第1可動接点および前記他のタップに電気的に接続された第2可動接点を有し、
    前記切換開閉器は、
    前記第1可動接点と電気的に接続された第1固定接点、前記第2可動接点と電気的に接続された第2固定接点、および、前記第1固定接点または前記第2固定接点と択一的に接離自在な第3可動接点を有する第1補助スイッチと、
    前記第1可動接点と電気的に接続された第3固定接点、前記第2可動接点と電気的に接続された第4固定接点、および、前記第3固定接点または前記第4固定接点と択一的に接離自在な第4可動接点を有する第2補助スイッチと、
    前記第3可動接点と前記中性点との間に接続された限流抵抗器と、
    前記限流抵抗器と前記中性点との間に接続された抵抗真空バルブと、
    前記第4可動接点と前記中性点との間に接続された主真空バルブと、
    直線状に延在して外部より供給される駆動力により回動する駆動軸と、
    前記駆動軸に入力側が連結された蓄勢機構と
    を備え、
    前記駆動軸は、前記蓄勢機構を貫通するように延在し、
    前記第1補助スイッチは、前記蓄勢機構から見て前記第2補助スイッチ側に位置し、
    前記第1補助スイッチの前記第3可動接点は前記駆動軸に連結され、
    前記第2補助スイッチの前記第4可動接点は前記蓄勢機構の出力側に連結されている、負荷時タップ切換器。
  2. 前記第1固定接点および前記第2固定接点は、前記駆動軸の軸中心を中心とした同一円周上において互いに離れて位置し、
    前記第3可動接点は、前記駆動軸の軸中心を中心に回動する第1可動端子部を含み、
    前記第3固定接点および前記第4固定接点は、前記駆動軸の前記軸中心を中心とした同一円周上において互いに離れて位置し、
    前記蓄勢機構の出力側は、前記駆動軸の前記軸中心を軸中心として前記駆動軸が挿通された筒形状を有し、
    前記第4可動接点は、前記筒形状の前記軸中心を中心に回動する第2可動端子部を含む、請求項1に記載の負荷時タップ切換器。
  3. 前記一のタップから前記他のタップに電気的接続を切り換える際、および、前記他のタップから前記一のタップに電気的接続を切り換える際の両方において、前記第1補助スイッチが、前記第2補助スイッチ、前記主真空バルブおよび前記抵抗真空バルブより先行して切り換わる、請求項1または2に記載の負荷時タップ切換器。
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