以下、実施形態を図面を参照して説明を行う。
[第一の実施形態]
図1は、第一の実施形態におけるセルフペイメントシステムの概念図である。
セルフペイメントシステム1は、小売店等に設置される会計システムである。セルフペイメントシステム1は、商品登録装置2が会計券を発券し、商品登録装置2が発券した会計券を用いて利用者が商品精算装置3で精算を行うシステムである。商品登録装置2による会計券の発券は、オペレータが商品登録装置2を用いて商品の登録を行い、商品登録装置2が登録された商品にもとづいて会計券の発券を行う。セルフペイメントシステム1は、商品登録装置2と複数の商品精算装置3と店舗管理サーバ4とを備える。
商品精算装置3は、取引の精算を行う装置である。取引は、たとえば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売での商品購入や、娯楽施設などにおけるサービスの利用などがある。商品精算装置3は、商品登録装置2が発券した会計券にもとづいて精算に用いる精算情報を取得する。そして、商品精算装置3は、取得した精算情報にもとづいて精算を行い、レシートを発券する。精算情報は、特定の取引の精算に用いる情報である。精算情報は、精算に用いる取引内容(商品名、単価、数量、合計金額など)を含み、取引を特定可能にする第1精算情報8bと、取引内容を照会可能な識別情報により取引を特定可能にする第2精算情報7bとがある。一般に、第2精算情報7bは、第1精算情報8bと比較して情報量が小さい。
店舗管理サーバ4は、店舗を管理するサーバである。店舗管理サーバ4は、店舗で行われる取引を管理する。店舗管理サーバ4は、店舗で行われる取引に関する情報として、取引毎に設定される第2精算情報7bと、第1精算情報8bとを対応付けた取引情報を保持する。
商品登録装置2は、商品に付されたバーコード等を読取ることで商品を取引対象商品として登録し、登録した取引対象商品の精算に用いる会計券を発券する装置である。商品登録装置2は、商品を取引対象商品として登録した後に、取引毎に設定される第2精算情報7bと第1精算情報8bとを対応付けた取引情報を店舗管理サーバ4に通信する。商品登録装置2は、発券部5と切替制御部6とを備える。
発券部5は、第1会計券7と第2会計券8を発券する。第1会計券7は、第2精算情報7bが印刷された第1印刷部7aを有する。第2精算情報7bは、取引内容を照会可能な識別情報である。第2精算情報7bは、取引毎に設定される。第2精算情報7bは、第1精算情報8bを含む取引に関する取引情報と対応付けられて店舗管理サーバ4に記録されている。たとえば、第2精算情報7bは、バーコードを用いて第1印刷部7aに印刷される。なお、第2精算情報7bは、バーコードを用いて印刷されることに限らない。第2精算情報7bは、商品精算装置3が読取れる形式で印刷されていればよい。商品精算装置3と店舗管理サーバ4との通信がオンラインの場合に、商品精算装置3は、第2精算情報7bを用いることで店舗管理サーバ4から対応付けて記録された第1精算情報8bを含む取引に関する取引情報を取得でき、取引を特定できる。
すなわち、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの場合に、商品精算装置3は、第1会計券7を用いて取引対象商品を精算できる。店舗管理サーバ4との通信がオフラインの場合に、商品精算装置3は、第1会計券7を用いて取引対象商品を精算できない。
第2会計券8は、第1精算情報8bが印刷された第2印刷部8aを有する。第1精算情報8bは、取引を特定可能な情報である。たとえば、第1精算情報8bは、2次元コードを用いて第2印刷部8aに印刷される。なお、第1精算情報8bは、2次元コードを用いて印刷されることに限らない。第1精算情報8bは、商品精算装置3が読取れる形式で印刷されていればよい。商品精算装置3は、第1精算情報8bを用いることで取引を特定できる。すなわち、商品精算装置3は、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの場合であっても、店舗管理サーバ4との通信がオフラインの場合であっても、第2会計券8を用いて取引対象商品を精算できる。
一般に、第1精算情報8bは第2精算情報7bより情報量が大きいため、第1精算情報8bが印刷される第2印刷部8aは、第2精算情報7bが印刷される第1印刷部7aより印刷範囲が大きくなる。
このように第2会計券8は、第2印刷部8aを有するため、商品精算装置3と店舗管理サーバ4との通信がオンラインの場合に精算に利用できる第1会計券7と異なり、商品精算装置3と店舗管理サーバ4との通信状態に関わらず精算に利用できる。しかしながら、第2印刷部8aの印刷範囲が第1印刷部7aの印刷範囲よりも大きいため、第2会計券8は第1会計券7に比べて利用するレシート用紙の大きさが大きくなる。したがって、第2会計券8を発券しなくとも第1会計券7だけで利用者に対応できる場合に、商品登録装置2が第2会計券8を発券するとレシート用紙の利用が非効率になる。
切替制御部6は、商品精算装置3と店舗管理サーバ4との通信がオフラインである商品精算装置3を検出した場合に、店舗管理サーバ4と複数の商品精算装置3との通信状態10と、閾値9を比較する。通信状態10は、商品精算装置3と店舗管理サーバ4との通信の状態である。通信状態10は、商品精算装置3が店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3であるか、または店舗管理サーバ4との通信がオフラインの商品精算装置3であるかの状態である。商品登録装置2は、店舗管理サーバ4と複数の商品精算装置3との通信状態10によって、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数がわかる。
閾値9は、第1会計券7と第2会計券8との切替えの境界となる値である。閾値9には、たとえば、利用者が商品精算装置3で混雑しないようにするためにセルフペイメントシステム1で精算に利用できると望ましい商品精算装置3の台数が設定される。
そして、切替制御部6は、店舗管理サーバ4と複数の商品精算装置3との通信状態10と閾値9の比較により、発券部5による第1会計券7の発券と第2会計券8の発券とを切替制御する。切替制御部6は、店舗管理サーバ4と複数の商品精算装置3との通信状態10と閾値9とを比較することで、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数が、閾値9に設定された商品精算装置3の台数以上であるか否かを判定する。切替制御部6は、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数が、閾値9に設定された商品精算装置3の台数以上である場合には、発券部5が発券する会計券を第1会計券7に切替える。また、切替制御部6は、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数が、閾値9に設定された商品精算装置3の台数以上でない場合には、発券部5が発券する会計券を第2会計券8に切替える。すなわち、商品登録装置2は、第1会計券7を精算できる商品精算装置3の台数が、閾値9として設定した精算に利用できると望ましい商品精算装置3の台数を下回った場合に、第2会計券8に切替えることで会計券を精算できる商品精算装置3の台数を確保する。
たとえば、セルフペイメントシステム1は、N台の商品精算装置3で構成されており、閾値9の商品精算装置3の台数がN台中の25台と設定されている。商品登録装置2は、通信状態10において、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3がN台でないため、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3があると判定する。そして、商品登録装置2は、通信状態10を用いて、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3を台数20台と取得する。商品登録装置2は、店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数20台と25台(閾値9)を比較する。店舗管理サーバ4との通信がオンラインの商品精算装置3の台数が25台(閾値9)以下であるため、商品登録装置2は、発券する会計券を第2会計券8に切替える。このように切替えることで、商品登録装置2が発券する会計券を用いて精算できる商品精算装置3の台数がN台になるため、利用者は閾値9以上の台数の商品精算装置3で精算が行えるようになり、利用者が商品精算装置3で混雑することを抑止できる。
上述した発券部5と切替制御部6によれば、商品登録装置2は、店舗管理サーバ4との通信がオフラインである商品精算装置3を検出した場合に、閾値9と通信状態10の比較にもとづいて第1会計券7の発券と第2会計券8の発券とを切替える。すなわち、商品登録装置2は、店舗管理サーバ4との通信がオフラインである商品精算装置3がある場合であっても、閾値9と通信状態10によっては店舗管理サーバ4との通信がオンラインである商品精算装置3でのみ利用できる第1会計券7を発券する。
このように、通信トラブルが発生した場合に、商品登録装置2は、第1会計券7の発券と第2会計券8の発券とを切替える。したがって、商品登録装置2は、利用者が商品精算装置3で混雑しないように精算に利用できる商品精算装置3の台数を確保しつつ、レシート用紙の効率的な利用ができる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明を行う。第一の実施形態と同様の内容は適宜説明を省略する。図2は、第二の実施形態におけるセルフペイメントシステムを示す図である。
セルフペイメントシステム20は、複数の商品登録装置21と、商品登録装置21とネットワーク24を介して接続する店舗管理サーバ23と、商品登録装置21とネットワーク24を介して接続する複数の商品精算装置22とを備える。
ネットワーク24は複数のハブ25を含んで構成されている。ハブ25は、通信の中継機器である。ハブ25は、複数の商品精算装置22と、店舗管理サーバ23と、複数の商品登録装置21とを接続する。
商品登録装置21は、商品に付されたバーコード等を読取ることで商品を取引対象商品として登録し、取引対象商品の精算に用いる会計券を発券する装置である。商品登録装置21は、取引毎に設定される第2精算情報と、取引を特定可能な第1精算情報を含む取引に関する取引情報とを併せて取引情報DB(DataBase)に記憶させる(更新する)。第2精算情報は、たとえば、取引毎に設定される取引番号である。そして、商品登録装置21は、通信状態DBから店舗管理サーバ23と複数の商品精算装置22との通信状態を取得することで、店舗管理サーバ23との通信がオフラインの商品精算装置22(以下、オフラインの商品精算装置22)を検出する。
商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22を検出しなかった場合には、取引毎に設定される第2精算情報が印刷された第1会計券を発券する。また、商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22を検出した場合には、セルフペイメントシステム20の利用状況(商品登録装置21の利用状況、商品精算装置22の利用状況)を取得し、セルフペイメントシステム20の利用状況に応じた閾値を設定する。
セルフペイメントシステム20の利用状況に応じた閾値とは、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数である。セルフペイメントシステム20を利用する利用者が多い場合には、閾値として設定される商品精算装置22の台数の値が大きくなり、セルフペイメントシステム20を利用する利用者が少ない場合には、閾値として設定される商品精算装置22の台数の値が小さくなる。
そして、商品精算装置22は、設定した閾値と、店舗管理サーバ23との通信がオンラインの商品精算装置22(以下、オンラインの商品精算装置22)の台数とを比較する。商品精算装置22は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値以上である場合には、第1会計券を発券する。そして、商品精算装置22は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値以上でない場合には、オフラインの商品精算装置22でも利用可能な、取引を特定可能な第1精算情報が印刷された第2会計券を発券する。なお、第2会計券では、オフラインの商品精算装置22でも利用可能なように、取引を特定可能な第1精算情報が印刷されるため、第2精算情報を印刷する場合に比べ情報量が大きくなり、印刷範囲が大きくなる。したがって、第2会計券は、第1会計券に比べて利用するレシート用紙の大きさが大きくなる。レシート用紙としてロール紙が用いられている場合、第2会計券は、第1会計券に比べて利用するレシート用紙の長さが長くなる。第1会計券と第2会計券について後で図11、図12を用いて詳細に説明する。
店舗管理サーバ23は、店舗を管理するサーバである。店舗管理サーバ23は、取引情報DB、通信状態DB、商品情報DB、利用状況DB、閾値DBなどを保持し、店舗で行われる取引を管理する。
以上が第二の実施形態におけるセルフペイメントシステム20である。このようなセルフペイメントシステム20では、個々の商品精算装置22の故障に加え、ハブ25の故障によってオフラインの商品精算装置22が生じることがある。
次に店舗管理サーバ23が備える各種DBについて説明する。取引情報DBは、取引の精算に用いる精算情報を含む取引に関する取引情報を管理するDBである。取引情報DBは、取引毎に設定される第2精算情報と、取引を特定可能な第1精算情報を含む取引に関する取引情報とを対応付けて管理する。取引情報DBについては後で図9を用いて詳細に説明する。
通信状態DBは、複数の商品登録装置21と店舗管理サーバ23との通信状態を管理するDBである。通信状態は、商品登録装置21と店舗管理サーバ23との通信の状態である。通信状態は、商品精算装置22がオンラインの商品精算装置22であるか、またはオフラインの商品精算装置22であるかの状態である。商品登録装置21は、通信状態DBを用いることで、オンラインの商品精算装置22の台数(第1会計券を精算できる商品精算装置22の台数)を取得できる。通信状態DBは、たとえば、商品登録装置21によって生成(更新)される。所定の商品登録装置21が、所定時間毎に複数の商品精算装置22それぞれと通信する。そして、商品登録装置21と通信不能である商品精算装置22を、店舗管理サーバ23とも通信不能(オフラインの商品精算装置22)と推定し、通信状態DBを生成する。なお、商品精算装置22が通信状態DBを生成してもよい。たとえば、所定時間毎に、それぞれの商品精算装置22が店舗管理サーバ23の通信状態DBにアクセスし、通信状態を更新することで通信状態DBを生成する。通信状態DBについては後で図10を用いて詳細に説明する。
商品情報DBは、店舗が取り扱う商品を管理するDBである。商品情報DBは、たとえば、商品に一意に設定された商品コードと、商品名と、単価とを対応付けて管理する。セルフペイメントシステム20では、商品精算装置22が会計券を用いて取引を特定し、特定した取引と商品情報DBとを用いて取引の合計金額を算出する。商品情報DBは、たとえば、営業開始に先立ち複製され、それぞれの商品精算装置22に取得される。
利用状況DBは、セルフペイメントシステム20の利用状況(混雑状況)を管理するDBである。利用状況DBは、セルフペイメントシステム20の利用状況として、たとえば、それぞれの商品登録装置21の利用状況や、それぞれの商品精算装置22の利用状況などを管理する。利用状況DBについては後で図8を用いて詳細に説明する。
閾値DBは、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数があらかじめ利用状況に応じて設定されているDBである。閾値DBについては後で図14を用いて詳細に説明する。
次に、商品登録装置21について図3を用いて説明する。図3は、第二の実施形態における商品登録装置を示す図である。
商品登録装置21は、タッチパネル31、スピーカ32、レーン台33、支柱34、固定スキャナ35、多項目キーボード36、ディスプレイ37、カスタマディスプレイ38、プリンタ(会計券用)39、制御ユニット40を有する。
レーン台33は、支柱34を支持する。また、レーン台33には、客が持参した買い物かごや、買い物かごに投入された商品が載置される。支柱34は、タッチパネル31、スピーカ32、固定スキャナ35、多項目キーボード36、ディスプレイ37、カスタマディスプレイ38を支持する。固定スキャナ35は、商品に付与されたバーコードを読取るための装置である。オペレータは、商品に付されたバーコードを固定スキャナ35に向けてかざすことで、固定スキャナ35を入力装置とした商品コードの入力を行う。商品コードの入力結果は、ディスプレイ37に表示されて、オペレータが商品コードの入力結果を確認することができる。また、タッチパネル31は、バーコードの付されていない商品(たとえば、ばら売りの野菜や魚などの生鮮食料品や、惣菜など)をディスプレイ37に表示される商品群から選択する入力装置である。カスタマディスプレイ38は、客側に取引情報を表示する表示装置であり、たとえば、商品コードを入力した商品の名称、単価などを表示する。また、スピーカ32により音声で入力結果を報知する。たとえば、スピーカ32は、入力が正常になされたときと、入力についてオペレータに注意喚起をする必要があるときなど状態に応じて異なる態様の音声出力を行う。より具体的には、たとえば、正常時は、「ピッ」という単発音で、注意喚起時は、「ピピッ」という連続音のようにオペレータが容易に区別可能な音声出力を行う。多項目キーボード36は、オペレータの操作を受付ける。たとえば、多項目キーボード36は、スピーカ32からの音声出力で注意喚起されたときに、操作の誤りを認識したオペレータによる訂正操作を受付ける。プリンタ39は、第1会計券または第2会計券の発券を行う。制御ユニット40は、商品登録装置21を統括的に制御するコンピュータである。
次に、商品精算装置22について図4を用いて説明する。図4は、第二の実施形態における商品精算装置を示す図である。
商品精算装置22は、筺体51を含んで構成される。筺体51は、商品精算装置22を統括的に制御する制御ユニットや、外部との通信装置、電源装置などを収容する。筺体51は、上部に金銭取扱装置収容部52、ディスプレイ53、タッチパネル54、磁気カードリーダ55、バーコードスキャナ56、タッチスキャナ57、およびプリンタ(レシート用)58、パトライト(登録商標)65を備え、商品精算時に利用者の進入方向となる側方に買い物かご載置台59を備える。
買い物かご載置台59は、客が精算前の商品を入れた買い物かごを載置する台である。バーコードスキャナ56およびタッチスキャナ57は、レーザ走査線を会計券に照射して、第1精算情報または第2精算情報を読取る。バーコードスキャナ56は、商品精算装置22に固定して設けられる。タッチスキャナ57は、商品精算装置22に有線で接続して設けられる。商品精算装置22は、読取った第1精算情報または第2精算情報にもとづいて取引を特定し、精算を行う。
ディスプレイ53は、利用者に精算に関する情報の表示出力を行う。タッチパネル54は、利用者の操作入力を受付ける。ディスプレイ53は、商品精算装置22の操作案内や操作メニューの表示、読取った第1精算情報または第2精算情報と、商品情報DBにもとづいて商品名、商品の単価、精算時の預かり金額、取引の精算金額、釣銭額などの情報を表示する。また、タッチパネル54は、ディスプレイ53の表示にしたがった利用者のタッチ操作による操作情報の入力を受付ける。
磁気カードリーダ55は、磁気カード(たとえば、クレジットカード)の磁気ストライプに記録された情報を読取る。金銭取扱装置収容部52は、利用者の操作面となる外部に、紙幣投入口60、紙幣出金口61、硬貨投入口62、硬貨返金口63、および硬貨出金口64を備える。金銭取扱装置収容部52は、内部に、釣札機(紙幣取扱装置)と、釣銭機(硬貨取扱装置)を収容する。紙幣投入口60は、釣札機に入金する紙幣の投入口である。紙幣出金口61は、釣札機から出金する紙幣の取り出し口である。硬貨投入口62は、釣銭機に入金する硬貨の投入口である。硬貨返金口63は、釣銭機から返金される硬貨の取り出し口である。硬貨出金口64は、釣銭機から出金される硬貨の取り出し口である。
利用者は、磁気カードリーダ55によるクレジットカードの磁気情報の読取り、紙幣投入口60への紙幣投入、硬貨投入口62への硬貨投入により商品の精算を行うことができる。このとき、受付できなかった硬貨は、硬貨返金口63または硬貨出金口64から返却される。商品精算装置22は、釣銭が生じた場合、釣銭機からの硬貨払い出し、釣札機からの紙幣払い出しにより釣銭を払い出す。商品精算装置22は、プリンタ58により精算内容を印字したレシートを発券する。
パトライト65は、商品精算装置22の状態を、ライトの表示態様で利用者に通知する。たとえば、商品精算装置22の状態とは、店舗管理サーバ23との通信がオンラインであるか否かであり、店舗管理サーバ23との通信がオンラインである場合には緑色に点灯させ、店舗管理サーバ23との通信がオフラインである場合には赤色に点灯させる。なお、利用者に通知する商品精算装置22の状態はこれに限らず、たとえば、利用中か否かを通知してもよい。
次に、商品登録装置21の制御ユニット40のハードウェア構成について図5を用いて説明する。図5は、第二の実施形態における商品登録装置の制御ユニットのハードウェア構成図である。
商品登録装置21は、制御ユニット40を備え、制御ユニット40と各種装置(ディスプレイ37、カスタマディスプレイ38、・・・)を接続する。商品登録装置21は、制御ユニット40が備えるCPU(Central Processing Unit)40aによって装置全体が制御されている。CPU40aには、バス40gを介してRAM(Random Access Memory)40b、HDD(Hard Disk Drive)40c、通信インタフェース40d、グラフィック処理装置40e、および入出力インタフェース40fが接続されている。
RAM40bには、CPU40aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやサーバを実行するためのアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM40bには、CPU40aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD40cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置40eには、ディスプレイ37、カスタマディスプレイ38が接続されている。ディスプレイ37は、取引作業を行うための所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。ディスプレイ37は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ37は、タッチパネル31の下層に位置している。ディスプレイ37の表示する画像は、タッチパネル31を透過して、オペレータから視認可能である。オペレータは、ディスプレイ37によって表示された画像を見ながら、タッチパネル31に対するタッチ操作を行うことができる。グラフィック処理装置40eは、CPU40aからの命令に従って、画像をディスプレイ37、カスタマディスプレイ38の画面に表示させる。
入出力インタフェース40fには、タッチパネル31、スピーカ32、固定スキャナ35、多項目キーボード36、プリンタ39が接続されている。また、入出力インタフェース40fは、外部記憶媒体70への情報の書込み、および外部記憶媒体70への情報の読出しが可能な外部記憶媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース40fは、タッチパネル31、スピーカ32、固定スキャナ35、多項目キーボード36、外部記憶媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス40gを介してCPU40aに送信する。
通信インタフェース40dは、たとえば、RS−232C(Recommended Standard 232 version C)やUSB(Universal Serial Bus)接続の接続形式でネットワーク24に接続されている。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、商品精算装置22の制御ユニットのハードウェア構成について図6を用いて説明する。図6は、第二の実施形態における商品精算装置の制御ユニットのハードウェア構成図である。商品登録装置21の制御ユニット40と同様の内容については適宜省略する。
商品精算装置22は、制御ユニット75を備え、制御ユニット75と各種装置(ディスプレイ53、タッチパネル54、・・・)を接続する。商品精算装置22は、制御ユニット75が備えるCPU75aによって装置全体が制御されている。CPU75aには、バス75gを介してRAM75b、HDD75c、通信インタフェース75d、グラフィック処理装置75e、および入出力インタフェース75fが接続されている。
グラフィック処理装置75eには、ディスプレイ53が接続されている。入出力インタフェース75fには、タッチパネル54、磁気カードリーダ55、バーコードスキャナ56、タッチスキャナ57、プリンタ58、パトライト65、釣札機76、および釣銭機77が接続されている。また、入出力インタフェース75fは、外部記憶媒体78への情報の書込み、および外部記憶媒体78への情報の読出しが可能な外部記憶媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース75fは、タッチパネル54、磁気カードリーダ55、バーコードスキャナ56、タッチスキャナ57、プリンタ58、釣札機76、釣銭機77から送られてくる信号を、バス75gを介してCPU75aに送信する。通信インタフェース75dは、ハブ25を介してネットワーク24に接続されている。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
なお、商品登録装置21、商品精算装置22は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU40a、75aを有しない構成とすることもできる。その場合、商品登録装置21、商品精算装置22は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、外部記憶媒体70、78、あるいは通信インタフェース40d、75dを介してファームウェアを書き込むことができる。このように商品登録装置21、商品精算装置22は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、商品登録装置21における商品登録について図7を用いて説明する。図7は、第二の実施形態における商品登録処理のフローチャートである。
商品登録処理は、商品登録装置21で行われる処理である。商品登録装置21は、商品に付されたバーコードから情報を取得し、取得した情報にもとづいて商品を取引対象商品として登録する。そして、商品登録装置21は、通信状態に応じて、第1会計券の発券または第2会計券の発券を行う。
[ステップS1]商品登録装置21は、利用状況DBの更新を行う。商品登録装置21は、取引開始時刻を取得し、利用状況DBの更新を行う。取引開始時刻は、商品登録装置21が商品登録を開始した時刻(に利用者が到着した時刻)である。たとえば、商品登録装置21は、取引開始時刻として、バーコードの読取りを開始した時刻または何らかの入力(たとえば、キー入力やタッチパネルによる入力)を受付けた時刻を取得する。
ここで利用状況DBについて図8を用いて説明する。図8は、第二の実施形態における利用状況DBの一例を示す図である。
利用状況DB100は、商品登録装置21の利用状況を管理するDBである。利用状況DB100は、商品登録装置No.と、取引終了時刻と、取引開始時刻と、到着間隔と、平均到着間隔(10分間)と、平均到着間隔(30分間)の項目を含んで構成される。
商品登録装置No.は、商品登録装置21に一意に設定される識別情報である。商品登録装置No.の項目には、たとえば、「1」が設定される。
取引終了時刻は、商品登録装置21が取引を終了した時刻である。取引終了時刻の項目には商品登録装置21が会計券を発券した時刻が設定される。取引終了時刻の項目には、たとえば、「20:41:49」が設定される。
取引開始時刻は、商品登録装置21が取引を開始した時刻である。取引開始時刻の項目には商品登録装置21がバーコードの読取を開始した時刻が設定される。取引開始時刻の項目には、たとえば、「20:42:30」が設定される。
到着間隔は、利用者が商品登録装置21に到着する間隔である。到着間隔は、前の利用者の取引終了(取引終了時刻)から新たな利用者の取引開始(取引開始時刻)までの間隔である。到着間隔の項目には、たとえば、「41」が設定される。
平均到着間隔(10分間)は、直近10分間の間に到着した利用者の到着間隔の平均である。平均到着間隔(10分間)は、セルフペイメントシステム20の利用状況の一例である。平均到着間隔(10分間)は、数値が小さいほどセルフペイメントシステム20が混雑していることを示す。平均到着間隔(10分間)の項目には、たとえば、「50」が設定される。
平均到着間隔(30分間)は、直近30分間の間に到着した利用者の到着間隔の平均である。平均到着間隔(30分間)は、セルフペイメントシステム20の利用状況の一例である。平均到着間隔(30分間)は、数値が小さいほどセルフペイメントシステム20が混雑していることを示す。平均到着間隔(30分間)の項目には、たとえば、「40」が設定される。
平均到着間隔(10分間)は、平均到着間隔(30分間)に比べて短い間隔の到着間隔の平均であるため、利用状況(混雑状況)の変化がより数値に反映される。したがって、商品登録装置21は、短い間隔の平均到着間隔を利用状況として取得することで、利用状況の変化がより反映された情報を取得でき、利用状況の変化がより素早くわかる。
たとえば、平均到着間隔(10分間)は、土日や祝日などの利用者の混雑が想定される場合に利用状況として用いられ、平均到着間隔(30分間)は、平日などの場合の利用状況として用いられる。以下、平均到着間隔(30分間)または平均到着間隔(10分間)を平均到着間隔として説明する。
このように利用状況DB100では、商品登録装置21が取引を終了した(会計券を発券した)時刻が取引終了時刻として設定され、商品登録装置21が新たに取引を開始した(バーコードの読取り)時刻が取引開始時刻として設定される。そして、利用状況DB100では、設定された取引終了時刻と取引開始時刻とにもとづいて到着間隔および平均到着間隔が設定される。すなわち、オペレータに新たな操作(キー入力等)を課すことなく利用状況を収集できる。
なお、平均到着間隔は利用状況の一例であってこれに限らない。たとえば、所定時間の間に到着した利用者の人数であってもよく、セルフペイメントシステム20がどのくらい利用(混雑)されているかを把握できる情報であればよい。
なお、商品精算装置22の利用状況DBも利用状況DB100と同様の構成とすることができる。この場合には、商品登録装置No.が商品精算装置No.となる。また、取引終了時刻は、商品精算装置22が精算を終了した時刻となる。たとえば、取引終了時刻の項目には商品精算装置22がレシートを発券した時刻が設定される。また、取引開始時刻は、商品精算装置22が精算を開始した時刻となる。たとえば、取引開始時刻の項目には商品精算装置22が会計券の印刷部を読取った時刻が設定される。
なお、店舗管理サーバ23は、商品登録装置21の利用状況DBだけを備えていてもよいし、商品精算装置22の利用状況DBだけを備えていてもよいし、商品登録装置21の利用状況DBと商品精算装置22の利用状況DBとを備えていてもよい。以下、店舗管理サーバ23は、商品登録装置21の利用状況DBと商品精算装置22の利用状況DBとを備えているとして説明する。
[ステップS2]商品登録装置21は、商品に付されたバーコードを読取り、商品を取引対象商品として登録する。
[ステップS3]商品登録装置21は、取引対象商品として登録し終えたか否かを判定する。商品登録装置21は、たとえば、キーの入力(会計券発券キーの入力)により取引対象商品の登録終了を受付ける。商品登録装置21は、商品を取引対象商品として登録し終えたと判定した場合にステップS4にすすみ、商品を取引対象商品として登録し終えていないと判定した場合にステップS2にすすむ。
[ステップS4]商品登録装置21は、取引毎に設定された第2精算情報と、取引を特定可能な第1精算情報を含む取引に関する取引情報とを対応付けて取引情報DBを更新する。
ここで取引情報DBについて図9を用いて説明する。図9は、第二の実施形態における取引情報DBの一例を示す図である。
取引情報DB110は、取引の精算に用いる精算情報を含む取引に関する取引情報を管理するDBである。取引情報DB110は、取引番号と商品コードと数量と日時の項目を含んで構成される。
取引番号は、取引毎に一意に設定された識別番号であり、第2精算情報の一例である。取引番号は、商品登録装置21によって一意に設定される。商品登録装置21は、商品登録装置No.を用いて取引番号を設定する。このように、商品登録装置21は、商品登録装置No.を用いて取引番号を設定することで、複数の商品登録装置21がある場合でも取引に一意に取引番号を設定することができる。たとえば、商品登録装置21は、商品登録装置21が会計券を発券した回数と、商品登録装置No.とを用いて一意に取引番号を設定する。
なお、商品登録装置21は、取引情報DBから利用されていない取引番号を取得することで、取引に一意に取引番号を設定してもよい。取引番号の項目には、たとえば、「123456」が設定される。
商品コードは、商品毎に一意に設定された識別コードである。商品コードの項目には、たとえば、「123456789」が設定される。
数量は、商品の数であり、商品コードに対応する商品の数が設定される。商品コード「123456789」に対応する数量の項目には、たとえば、「1」が設定され、商品コード「123456789」の数量が「1」であることを示している。
「商品コード」と「数量」は、第1精算情報の一例である。商品精算装置22は、「商品コード」と「数量」とを取得することで、登録された取引対象商品を特定し、取引を特定できる。
日時は、取引が行われた日時である。日時の項目には、たとえば、商品登録装置21が取引情報DBを更新した日付と時刻が設定される。日時の項目には、たとえば、「12日23:42」が設定される。
なお、取引情報DB110が保持する情報は一例であってこれに限らない。たとえば、商品名、単価、合計金額、精算済みフラグなどを保持していてもよい。以下、第2精算情報は「取引情報」であり、第1精算情報は「商品コード」と「数量」とであるとして説明する。
[ステップS5]商品登録装置21は、店舗管理サーバ23の通信状態DBから通信状態を取得することでオフラインの商品精算装置22を検出したか否かを判定する。商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22を検出したと判定した場合にはステップS6にすすむ。そして、商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22を検出していないと判定した場合にはステップS8にすすむ。
ここで通信状態DBについて説明する。図10は、第二の実施形態における通信状態DBの一例を示す図である。
通信状態DB120は、複数の商品登録装置21と店舗管理サーバ23との通信状態を管理するDBである。通信状態DB120は、商品精算装置No.と通信状態の項目を含んで構成される。
商品精算装置No.は、商品精算装置22に一意に設定された識別番号である。商品精算装置No.の項目には、たとえば、「2」が設定される。
通信状態は、商品精算装置22がオンラインの商品精算装置22であるか否かである。通信状態の項目には、商品精算装置22がオフラインである場合には「×」が設定され、オンラインである場合には「〇」が設定される。
たとえば、商品精算装置No.「2」に対応する通信状態の項目には「〇」が設定される。これは商品精算装置No.「2」である商品精算装置22がオンラインの商品精算装置22であることを示している。
[ステップS6]商品登録装置21は、会計券の切替判定処理を行う。商品登録装置21は、切替判定処理において、セルフペイメントシステム20の利用状況を取得する。商品登録装置21は、取得した利用状況にもとづいて利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数を閾値として設定する。
ここでいう混雑は、所定台数の商品精算装置22が精算に利用できる場合に、商品登録装置21に到着する利用者の到着間隔が所定値以下の状態である。また、混雑は、所定台数の商品精算装置22が精算に利用できる場合に、商品精算装置22に到着する利用者の到着間隔が所定値以下の状態である。
たとえば、混雑している場合には、商品登録装置21が発券する会計券を精算できる全ての商品精算装置22に並んで待機している利用者がいる。また、混雑している場合には、商品精算装置22に並んで待機している利用者の待機人数が減らない。
望ましい商品精算装置22の台数は、あらかじめ定められた商品精算装置22の所定の台数であり、利用状況に応じて設定されている。たとえば、望ましい商品精算装置22の台数は、商品精算装置22に並んで待機している利用者の待機人数が減り、並んで待機している人がいない商品精算装置22ができるような台数があらかじめ設定されている。なお、望ましい商品精算装置22の台数は、利用状況にもとづいて算出するようにしてもよい。
また、商品登録装置21は、通信状態DB120を用いてオンラインの商品精算装置22の台数を取得する。そして、商品登録装置21は、設定した閾値と、取得したオンラインの商品精算装置22の台数にもとづいて第1会計券の発券または第2会計券の発券の設定を行う。切替判定処理については後で図13を用いて詳細に説明する。
[ステップS7]商品登録装置21は、発券する会計券が第1会計券であるか否かを判定する。商品登録装置21は、発券する会計券が第1会計券である場合にはステップS8にすすみ、発券する会計券が第2会計券である場合にはステップS9にすすむ。
[ステップS8]商品登録装置21は、第1会計券の発券を行う。
ここで第1会計券について図11を用いて説明する。図11は、第二の実施形態における第1会計券の一例を示す図である。第1会計券130は、オンラインの商品精算装置22で精算できる会計券であり、オフラインの商品精算装置22で精算できない会計券である。第1会計券130は、第1印刷部131を有する。
第1印刷部131は、取引番号が印刷される印刷部である。第1印刷部131には、たとえば、取引番号がバーコードの形態で印刷されている。この第1印刷部131に印刷された取引番号を用いることで、オンラインの商品精算装置22は、店舗管理サーバ23が備える取引情報DB110を照会し、取引を特定できる。
たとえば、オンラインの商品精算装置22は、第1会計券130から第1印刷部131に印刷された「123xxx」を取得することで、取引情報DB110から取引番号「123xxx」に対応する取引を特定できる。
なお、取引番号は、バーコードの形態で印刷されることに限らない。商品精算装置22が第1印刷部131から取引番号を取得可能な形態であればよい。たとえば、第1印刷部131は、文字や数字の形態で取引番号が印刷されていてもよいし、2次元コードの形態で取引番号が印刷されていてもよい。
[ステップS9]商品登録装置21は、第2会計券の発券を行う。
ここで第2会計券について図12を用いて説明する。図12は、第二の実施形態における第2会計券の一例を示す図である。第2会計券140は、オフラインの商品精算装置22とオンラインの商品精算装置22の両方で精算可能な会計券である。第2会計券140は、第2印刷部141を有する。
第2印刷部141は、「商品コード」と「数量」が印刷された印刷部である。第2印刷部141には、たとえば、2次元コードを用いて「商品コード」と「数量」が印刷されている。このように第2印刷部141には「商品コード」と「数量」が印刷されているため、商品精算装置22は、オンラインの商品精算装置22であるかオフラインの商品精算装置22であるかに関わらず第2印刷部141を読取ることで取引を特定できる。
また第2印刷部141は、「商品コード」と「数量」が印刷されるため、「取引番号」が印刷される第1印刷部131に比べて印刷される情報量が多くなる。そのため第2印刷部141は、第1印刷部131に比べ印刷範囲が大きくなる。そのため第2印刷部141を有する第2会計券140は、第1会計券130に比べてレシート用紙の利用が非効率となる。
なお、「商品コード」と「数量」は、2次元コードを用いて印刷されることに限らない。商品精算装置22が第2印刷部141から「商品コード」と「数量」を取得可能な形態であればよい。たとえば、第2印刷部141は、文字や数字の形態で「商品コード」と「数量」が印刷されていてもよいし、バーコードの形態で「商品コード」と「数量」が印刷されていてもよい。
なお、第2会計券140は、第2印刷部141に加え第1印刷部131を併せて有していてもよい。たとえば、オンラインの商品精算装置22で精算する際には、第1印刷部131を用いる事で商品精算装置22が読取る情報量が小さく済むため、精算の時間を短縮できる。
なお、「商品コード」と「数量」は第1精算情報の一例であってこれに限らない。たとえば、「商品コード」と「数量」と「取引番号」が第2印刷部141に印刷されていてもよく、取引を特定できればよい。
[ステップS10]商品登録装置21は、利用状況DBの更新を行う。商品登録装置21は、取引終了時刻を取得し、利用状況DBの更新を行う。取引終了時刻は、商品登録装置21が商品登録を終了した時刻である。たとえば、商品登録装置21は、取引終了時刻として、会計券を発券した時刻を取得する。商品登録装置21が利用状況DBの更新を終えると商品登録処理が終了する。
以上が第二の実施形態における商品登録処理である。このような商品登録処理によれば、商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22が検出されない場合には、レシート用紙を効率的に利用できる第1会計券を発券する。一方、オフラインの商品精算装置22を検出した場合には、商品登録装置21は、切替判定処理にもとづいて、第1会計券または第2会計券を発券する。
次に図を用いて切替判定処理について説明する。図13は、第二の実施形態における切替判定処理のフローチャートである。
切替判定処理は、オフラインの商品精算装置22を検出した際に、通信状態にもとづいて第1会計券の発券または第2会計券の発券の設定を行う処理である。切替判定処理は、商品登録装置21が商品登録処理のステップS6で行う。
[ステップS11]商品登録装置21は、セルフペイメントシステム20の利用状況を取得する。
商品登録装置21は、セルフペイメントシステム20の利用状況として商品登録装置21の利用状況DBを用いて、商品登録装置全体の平均到着間隔を取得する。商品登録装置全体の平均到着間隔は、それぞれの商品登録装置21の平均到着間隔の平均である。
また、商品登録装置21は、セルフペイメントシステム20の利用状況として商品精算装置22の利用状況DBを用いて、商品精算装置全体の平均到着間隔を取得する。商品精算装置全体の平均到着間隔は、それぞれの商品精算装置22の平均到着間隔の平均である。
このように商品登録装置21は、セルフペイメントシステム20の利用状況として、商品登録装置全体の平均到着間隔と、商品精算装置全体の平均到着間隔とを取得する。商品登録装置21は、商品登録装置全体の平均到着間隔と、商品精算装置全体の平均到着間隔とをセルフペイメントシステム20の利用状況として取得し、会計券の切替えに用いることでより的確な切替えができる。
たとえば、商品登録装置21が第2会計券を発券している場合に、商品精算装置22の平均到着間隔は、オフラインの商品精算装置22から取得できない。そのため、商品精算装置全体の平均到着間隔は、第2会計券が発券されている場合に、実際の平均到着間隔とかけ離れてしまうことがある。
また、商品登録装置21は、利用者が商品精算装置22で混雑しないように、利用できる商品精算装置22の台数を調整するために会計券の切替えを行う。したがって、切替えの判定に用いるセルフペイメントシステム20の利用状況として、商品精算装置22の平均到着間隔も用いることが好ましい。したがって、商品登録装置21は、商品登録装置全体の平均到着間隔と、商品精算装置全体の平均到着間隔とをセルフペイメントシステム20の利用状況として取得するとよい。
また、商品登録装置21は、土日や祝日である場合には、利用状況として利用状況DBから平均到着間隔(10分間)を取得する。また、商品登録装置21は、平日である場合には、利用状況として利用状況DBから平均到着間隔(30分間)を取得する。
なお、商品登録装置21は、商品登録装置全体の平均到着間隔と、商品精算装置全体の平均到着間隔とを取得することに限らない。たとえば、商品登録装置21は、商品登録装置全体の平均到着間隔のみを取得してもよいし、商品精算装置全体の平均到着間隔のみを取得してもよく、セルフペイメントシステム20の利用状況(利用者の混雑状況)を取得できればよい。
[ステップS12]商品登録装置21は、取得した利用状況と、店舗管理サーバ23の閾値DBとにもとづいて閾値を設定する。商品登録装置21は、閾値DBと取得した商品登録装置全体の平均到着間隔にもとづいて利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数を取得する。また、商品登録装置21は、閾値DBと取得した商品精算装置全体の平均到着間隔にもとづいて利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数を取得する。
そして、商品登録装置21は、取得したセルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数のうち、より台数が多い方の値を閾値として設定する。このように、より台数が多い方の値を閾値として設定し、会計券の切替えに用いることで、商品精算装置22の混雑をより確実に抑止できる。
ここで閾値DBについて説明する。図14は、第二の実施形態における閾値DBの一例を示す図である。
閾値DB150は、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数があらかじめ利用状況に応じて設定されているDBである。閾値DB150は、装置全体の平均到着間隔と、必要台数の項目を含んで構成される。
装置全体の平均到着間隔は、商品登録装置全体の平均到着間隔、または商品精算装置全体の平均到着間隔である。商品登録装置全体の平均到着間隔は、それぞれの商品登録装置21の平均到着間隔の平均である。商品精算装置全体の平均到着間隔は、それぞれの商品精算装置22の平均到着間隔の平均である。装置全体の平均到着間隔の項目には、たとえば、「51〜60」が設定されている。
必要台数は、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数である。必要台数は、装置全体の平均到着間隔が短くなる(利用が多く混雑している)ほど台数が多くなる。たとえば、装置全体の平均到着間隔「51〜60」に対応する必要台数の項目には、「11」と設定される。これは、装置全体の平均到着間隔「51〜60」である場合には、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で「11」台の商品精算装置22が精算に利用できると望ましいことを示している。
このような閾値DB150によれば、商品登録装置21は、利用状況に応じた必要台数(利用できると望ましい商品精算装置22の台数)を閾値として設定できる。
たとえば、商品登録装置21が利用状況DBから、商品登録装置全体の平均到着間隔を「50」と取得し、商品精算装置全体の平均到着間隔を「30」と取得する(ステップS11)。そして、商品登録装置21は、商品登録装置全体の平均到着間隔「50」と閾値DB150にもとづいて、必要台数を「11」台と取得する。また、商品登録装置21は、商品精算装置全体の平均到着間隔「30」と閾値DB150にもとづいて、必要台数を「14」台と取得する。そして、商品登録装置21は、より必要台数が多い「14」台を閾値として設定する(ステップS12)。
なお、店舗管理サーバ23は、商品登録装置21の利用状況用の閾値DBと、商品精算装置22の利用状況用の閾値DBとで異なる閾値DBを備えてもよい。
[ステップS13]商品登録装置21は、店舗管理サーバ23の通信状態DBを用いて、オンラインの商品精算装置22の台数を取得する。
[ステップS14]商品登録装置21は、設定した閾値と、取得したオンラインの商品精算装置22の台数とを比較する。設定した閾値と、オンラインの商品精算装置22の台数を比較することで、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするために、セルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数以上のオンラインの商品精算装置22があるか否かを明らかにする。
[ステップS15]商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値以上であるか否かを判定する。商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値以上であると判定した場合にステップS16にすすみ、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値以上でないと判定した場合にステップS17にすすむ。
[ステップS16]商品登録装置21は、発券する会計券を第1会計券に設定する。
[ステップS17]商品登録装置21は、発券する会計券を第2会計券に設定する。
以上が切替判定処理である。このような切替判定処理によれば、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値として設定した商品精算装置22の台数以上である場合には発券する会計券を第1会計券に設定する。そして、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数が閾値として設定した商品精算装置22の台数以上でない場合には発券する会計券を第2会計券に設定する。
すなわち、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22だけで商品精算装置22が混雑しないと判定した場合には第1会計券を発券する。そして、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22だけでは商品精算装置22が混雑すると判定した場合にはオフラインの商品精算装置22でも精算できる第2会計券を発券することで、商品精算装置22の台数を確保する。
このような切替判定処理を行うことで、商品登録装置21は、通信トラブルが発生した場合に、利用者が商品精算装置22で混雑しないように精算に利用できる商品精算装置22の台数を確保しつつ、レシート用紙の効率的な利用ができる。
また、商品登録装置21は、商品登録装置21の利用状況と商品精算装置22の利用状況とを用いて、会計券の切替えに用いる閾値を設定する。このように商品登録装置21の利用状況と商品精算装置22の利用状況とを閾値の設定に用いることで、より正確なセルフペイメントシステム20の利用状況を会計券の切替えの判定に反映できる。
なお、商品登録装置21は、利用状況にもとづいて閾値を設定したが、オンラインの商品精算装置22の台数にもとづいて閾値を設定するようにしてもよい。この場合には、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数にもとづいて、装置全体の到着間隔を閾値として設定する。そして、利用状況DBから取得した装置全体の平均到着間隔が設定した閾値以上である場合には、商品登録装置21は、発券する会計券を第2会計券に設定する。また利用状況DBから取得した装置全体の平均到着間隔が設定した閾値以上でない場合には、商品登録装置21は、発券する会計券を第1会計券に設定する。
次に、商品精算装置22における精算処理について図15を用いて説明を行う。図15は、第二の実施形態における精算処理のフローチャートである。
精算処理は商品精算装置22が行う処理である。精算処理において、商品精算装置22は、会計券を読取り、取引を特定し、支払を受付ける。
[ステップS21]商品精算装置22は、タッチスキャナ57やバーコードスキャナ56を用いて、会計券の印刷部(第1印刷部、第2印刷部)を読取る。
[ステップS22]商品精算装置22は、利用状況DBの更新を行う。商品精算装置22は、取引開始時刻を取得し、利用状況DBの更新を行う。取引開始時刻は、商品精算装置22が商品の精算を開始した時刻(利用者が到着した時刻)である。たとえば、商品精算装置22は、取引開始時刻として、会計券の読取りを開始した時刻を取得する。
[ステップS23]商品精算装置22は、読取った会計券が第1会計券であるか否かを判定する。商品精算装置22は、読取った会計券が第1会計券であると判定した場合にはステップS24にすすみ、読取った会計券が第1会計券でないと判定した場合にはステップS27にすすむ。
[ステップS24]商品精算装置22は、店舗管理サーバ23との通信がオンラインであるか否かを判定する。商品精算装置22は、店舗管理サーバ23との通信がオンラインであると判定した場合にはステップS25にすすみ、店舗管理サーバ23との通信がオンラインでないと判定した場合には精算処理を終了する。
[ステップS25]商品精算装置22は、第1会計券から「取引番号」を取得する。商品精算装置22は、第1印刷部に印刷されたバーコード等を読取ることで「取引番号」を取得する。
[ステップS26]商品精算装置22は、取引情報DBにアクセスし、「取引番号」にもとづいて取引を特定する。商品精算装置22は、「取引番号」にもとづいて取引情報DBから「商品コード」と「数量」を取得する。
[ステップS27]商品精算装置22は、第2印刷部の2次元コードを読取り、第2会計券から「商品コード」と「数量」を取得する。
[ステップS28]商品精算装置22は、第2印刷部の全て2次元コードを読取ったか否かを判定する。第2印刷部に複数の2次元コードがある場合には、第2会計券は、たとえば、「商品コード」と「数量」に加え「2次元コードの整理番号/2次元コードの総数」が印刷される。たとえば、読取った「2次元コードの整理番号/2次元コードの総数」が「1/3」である場合には、読取った2次元コードが第2印刷部に3つある2次元コードのうち1番目に印刷された2次元コードであることを示す。
このような情報を第2印刷部に印刷することで、商品精算装置22は、印刷された2次元コードがすべて印刷されているか否かを判定することがわかり、取引の精算漏れを抑止できる。また、商品精算装置22は、2次元コードの重複読取りを抑止することもできる。
商品精算装置22は、第2印刷部に印刷されている全ての2次元コードを読取ったと判定した場合には、ステップS29にすすむ。また、商品精算装置22は、第2印刷部に印刷されている全ての2次元コードを読取っていないと判定した場合には、ステップS27にすすみ2次元コードの読取りを続行する。
[ステップS29]商品精算装置22は、取得した「商品コード」と「数量」にもとづいて取引の合計金額を算出する。商品精算装置22は、取得した「商品コード」と「数量」と、商品情報DBにもとづいて取引対象商品の価格を確定し、取引の合計金額を算出する。
[ステップS30]商品精算装置22は、取得した取引の合計金額をディスプレイ53等に表示し、利用者からの支払を受付ける。
[ステップS31]商品精算装置22は、レシートの発券を行う。
[ステップS32]商品精算装置22は、利用状況DBの更新を行う。商品精算装置22は、レシートを発券した時刻を取得する。そして、商品精算装置22は、取得した時刻を精算が終了した時刻として利用状況DBの更新を行う。商品精算装置22が利用状況DBの更新を終えると精算処理が終了する。
このような精算処理によれば、オンラインの商品精算装置22では、第1会計券と第2会計券の両方で取引対象商品の精算ができる。また、オフラインの商品精算装置22では、第2会計券で取引対象商品の精算ができる。
以上が第二の実施形態である。このようなセルフペイメントシステム20によれば、商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22が検出されない場合には、レシート用紙を効率的に利用できる第1会計券を発券する。一方、商品登録装置21は、オフラインの商品精算装置22を検出した場合には、セルフペイメントシステム20の利用状況にもとづいて、利用者が商品精算装置22で混雑しないようにするためにセルフペイメントシステム20で精算に利用できると望ましい商品精算装置22の台数を閾値として設定する。そして、商品登録装置21は、通信状態DBを用いてオンラインの商品精算装置22の台数を取得し、オンラインの商品精算装置22の台数と設定した閾値とを比較する。そして、商品登録装置21は、オンラインの商品精算装置22の台数が設定した閾値以上である場合には、第1会計券を発券し、閾値未満である場合には、第2会計券を発券する。このように会計券の発券の切替えを行うことで、通信トラブルが発生した場合でも、商品登録装置21は、利用者が商品精算装置22で混雑しないように精算に利用できる商品精算装置22の台数を確保しつつ、レシート用紙の効率的な利用ができる。
なお、第1精算情報を「商品コード」と「数量」とし、商品精算装置22が「商品コード」と「数量」と商品情報DBとを用いることで取引対象商品の合計金額を算出するようにしたがこれに限らず、取引を特定できればよい。たとえば、第1精算情報を「商品コード」と「数量」と「取引番号」と「価格」としてもよい。この場合には商品登録装置21は、営業開始に先立ち商品情報DBの複製を取得し、商品コードと商品情報DBを用いて取引対象商品の「価格」を取得する。なお、合計金額を商品登録装置21で算出する場合には、第2印刷部に「価格」についても印刷されるため第2印刷部に印刷される情報量がより大きくなるため、印刷範囲が大きくなり、レシート用紙の利用が非効率になる場合がある。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、商品登録装置2、商品登録装置21が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワーク24を介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。