JP6055299B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関し、特に発光ダイオードなどの固体発光素子を光源に用いる照明器具に関する。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる光源として、低消費電力且つ長寿命である発光ダイオードが注目されている。発光ダイオードは、それ自体は白熱灯や蛍光灯に比べて非常に小さいものであるから、白熱灯や蛍光灯と同等の照射範囲を得るために、レンズなどの光制御部材が用いられる場合が多い。
ここで、発光ダイオードの光を制御する光制御部材の従来例として、特許文献1記載のものを例示する。特許文献1記載の光制御部材は、図13に示すように平面形状が略円形であり、裏面側に、発光素子40の光出射面80に密着する凹み100が形成されている。この凹み100は光制御部材50の裏面側の中心に位置し、発光素子40の半球状の光出射面80に密着するような半球状に形成されている。そして、このような光制御部材50は、裏面側の平面部110が発光素子40の取付基板120に接着固定されるとともに、その裏面側の凹み100が発光素子40の光出射面80に接着固定されるようになっている。
また、この光制御部材50は、その外表面側に光制御出射面60が形成されている。この光制御出射面60は、光軸Lを中心とする所定範囲に位置する第1の出射面60aと、第1の出射面60aの周囲に連続して形成される第2の出射面60bとからなる。このうち、第1の出射面60aは、下に凸の滑らかな曲面形状であり、球の一部を切り取ったような凹み形状になっている。また、第2の出射面60bは、第1の出射面60aに連続して形成される、上に凸の滑らかな曲面形状であり、その平面形状が第1の出射面60aを取り囲む略中空円板形状に形成されている。そして、これら第1の出射面60aと第2の出射面60bが滑らかに接続され、その両出射面60a,60bの接続部分が変曲点になっている。また、光制御出射面60を構成する第2の出射面60bの外周側には、第2の出射面60bと裏面の平面部110とを接続する第3の出射面60cが形成されている。
ここで、発光素子40の光軸Lに直交する水平面を基準面Cとすると、発光素子40から出射して光制御部材50内を伝播した光Hが光制御出射面60から出射する位置(図13の断面における光制御出射面60と光Hとの交点Px)で基準面Cに平行に引いた線をAとする。また、発光素子40からの光Hが光制御出射面60から出射する位置Pxにおける光制御出射面60の輪郭線に対する接線Bと線Aとのなす角をθ3とする。さらに、光制御出射面60に到達した光Hと、到達点Pxを通り発光素子40の光軸Lに平行な線とのなす角をθ1とする。そして、光制御部材50の内部を伝播した発光素子40からの光Hが光制御部材50の光制御出射面60から出射する出射角(光制御出射面60から出射する光Hと光軸Lとのなす角)をθ5とする。
光制御出射面60は、発光素子40から出射される光のうちで、少なくとも最大強度の光が出射される方向(光軸Lに沿った方向且つ基準面Cの法線方向に沿った方向)から最大強度の半分の値となる光が出射される方向までの角度範囲を含む所定の範囲内において、法線(光軸L)の近傍の光を除き、θ1とθ5の関係が(θ5/θ1)>1となり、且つθ5/θ1の値をθ1の増加にしたがって徐々に減少させるような形状に形成されている。
特許文献1記載の光制御部材50では、発光素子40からの光Hが、光制御部材50の内部を伝播した後、光制御出射面60から外部(空気中)にスネルの法則にしたがって出射する。この際、光制御部材50から出射される発光素子40からの光は、半球状の光制御部材50から出射される光に比較して、発光素子40の直上などで局部的に出射されず、照射範囲内に向けて均一に且つ滑らかに拡げて出射させられる。
また、特許文献1記載の光制御部材50を用いた照明器具の一例を図14に示す。この照明器具は、光源部1と、光源部1を収納する筐体4と、透光性を有するカバー5とを備える。光源部1は、正方形状に形成された基板11と、基板11の表面(上面)に一定の間隔を空け且つ縦横に並べて実装された多数の発光素子10と、各発光素子10毎に設けられた多数の光制御部材50とを有する。
一方、筐体4は、透光性を有さない材料(例えば、金属板)で一面(上面)が開口した矩形箱状に形成され、内底面に光源部1が固定される。カバー5は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する材料で一面(下面)が開口した矩形箱状に形成され、内側に収めるようにして筐体4に被せられる。
而して、発光素子10から放射される光は、光制御部材50によって均一且つ滑らかに拡げて出射され、カバー5を通して被照射面に照射される。
特許第4357508号公報
ところで、上述した照明器具では、筐体4に固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が基板11の端に複数設けられ、また、発光素子10と筐体4との絶縁距離を確保するため、基板11の周縁部分を除く中央寄りの部分に発光素子10が実装される。そうすると、特許文献1記載の光制御部材50を使用した場合、発光素子10の光が広範囲且つ滑らかに照射されるため、特定の方向(カバー5の縁に向かう方向)の光が相対的に減少し、正面から見たときにカバー5前面(発光面)の周縁が暗く(輝度が低く)なってしまう(図5(b)及び図6(b)参照)。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、発光面における輝度の均斉度の向上を図ることを目的とする。
本発明の照明器具は、矩形箱状に構成されて前面より光を放射する照明ユニットと、複数の前記照明ユニットを同一面上に並べて保持する器具本体とを備えた照明器具において、前記照明ユニットは、基板上に、複数個の発光素子が縦横且つ等間隔に並べて実装されてなる光源部と、一面が開口した矩形箱状に形成されて前記光源部を収納する筐体と、前記基板又は前記筐体に保持されて前記発光素子から放射される光の配光を制御する複数の光学部材と、透光性及び光拡散性を有し前記筐体の開口を覆う矩形箱状に形成されて前記筐体に保持されるカバーとを備え、前記複数の光学部材は、透光性を有する材料からなり、前記発光素子の発光面を覆い且つ入射する光を屈折させる入射面と、前記入射面に入射する前記光が伝搬する媒質部と、前記媒質部を伝搬してきた前記光を屈折させて出射する出射面とを有し、前記複数の光学部材のうちで、少なくとも前記カバーの側壁に隣接する前記光学部材の前記出射面は、前記媒質部を伝搬して前記出射面に達する光の伝搬方向と前記発光素子の光軸とのなす角度を第1屈折角θ1とし、前記出射面から出射した後の前記光の伝搬方向と前記光軸とのなす角度を第2屈折角θ2としたとき、前記第1屈折角に対する前記第2屈折角の比θ2/θ1が1よりも大きくなり、且つ前記第1屈折角が増加するにつれて前記比が一旦増大して極大値を過ぎた後、徐々に前記比が前記極大値から減少するような変化を生じさせる形状に形成されることを特徴とする。
この照明器具において、複数の前記光学部材が互いに連結されていることが好ましい。
この照明器具において、前記入射面又は前記出射面の少なくとも何れか一方に、前記光を拡散させる拡散部が設けられることが好ましい。
この照明器具において、前記照明ユニットを前記器具本体に着脱自在に保持させる保持手段を備えることが好ましい。
本発明の照明器具は、発光面における輝度の均斉度の向上を図ることができるという効果がある。
本発明に係る照明器具の実施形態における光学部材を示し、(a)は断面図、(b)は第1屈折角θ1と第1屈折角θ1に対する第2屈折角θ2の比との関係を表した図である。 (a)は同上における光学部材の光路を示す断面図、(b)は従来例における光学部材の光路を示す断面図である。 (a)は同上における光学部材の配光特性を示す図、(b)は従来例における光学部材の配光特性を示す図である。 同上における照明ユニットを示し、(a)は一部破断した正面図、(b)は一部破断した側面図、(c)は背面図、(d)は一部破断した側面図である。 (a)は同上における発光面の輝度分布図、(b)は従来例における発光面の輝度分布図である。 (a)は同上における発光面の輝度分布図、(b)は従来例における発光面の輝度分布図である。 同上における光学ブロックの別の構成を示す斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上を示し、(a)は側断面図、(b)は一部破断した正面図である。 同上の側断面図である。 (a)〜(d)は同上の斜視図である。 (a)〜(e)は同上の正面図である。 従来例における光学部材の断面図である。 従来例を示し、(a)は分解斜視図、(b)は平面図である。
以下、本発明に係る照明器具の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態の照明器具を構成する照明ユニットAについて、図4を参照して説明する。照明ユニットAは、光源部1、光学ブロック2、筐体4、カバー5などを備える。
光源部1は、複数個(図示例では36個)の発光素子(発光ダイオード)10が、四隅を面取りした略正方形状の基板11の表面に、縦横且つ等間隔に並べて実装されて構成されている。なお、図示は省略しているが、各発光素子10に通電するための配線パターンが基板11の表面に印刷され、当該配線パターンの末端がレセプタクルコネクタ(図示せず)に接続されている。基板11は、リジット基板あるいはフレキシブル基板、リジットフレキシブル基板の何れでも構わない。また、発光素子10は、発光ダイオード(LED)チップと、透光性を有し且つ蛍光材料が混合された合成樹脂(例えば、シリコーン樹脂)製の封止部材とで構成される。すなわち、LEDチップから放射される光(例えば、青色光)の一部が蛍光材料で波長変換され、波長変換された光(例えば、黄色光)と波長変換されなかった光(青色光)が混ざることにより、発光素子10から放射される光が全体として白色光となる。
基板11には、給電線12が挿通される挿通孔110が貫通している。給電線12の先端にはプラグコネクタ13が接続されている。このプラグコネクタ13が、レセプタクルコネクタと接続される。
筐体4は、金属板が曲げ加工されてなり、正方形状の底板40と、底板40の4つの片からそれぞれ同一方向に曲げ起こされた4つの側板41とを有し、一面(前面)が開口する矩形箱状に形成されている。ただし、筐体4を形成する材料は金属に限定されず、使用用途及び使用環境において要求される耐熱温度や耐久性を満足する材料(例えば、合成樹脂など)であればよい。
カバー5は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、シクロオレフィン系樹脂などの透光性を有する材料によって、一面(後面)が開口する矩形箱状に形成されている。ただし、カバー5の開口部の縦横の寸法は筐体4の縦横寸法よりも大きく設定されており、図4(b),(d)に示すように筐体4の開口面(前面)を塞ぐように筐体4に被せられる。
光学ブロック2は、矩形平板状の基材20と、発光素子10と同数(図示例では36個)の光学部材3とが、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、シクロオレフィン系樹脂などの透光性を有する材料で一体に形成されてなる。なお、光学部材3の構造については、後で詳細に説明する。
光源部1は、基板11が筐体4の底板40にねじ止めされることで筐体4の内底面に固定される。ただし、基板11を筐体4の底板40に接着して固定してもよい。また、光学ブロック2は、基材20が筐体4の底板40にねじ止めされることで筐体4の内底面に固定される。なお、本実施形態では、複数の光学部材3が基材20と一体に形成されることで互いに連結されているので、従来例のように連結されていない場合と比較して、筐体4への固定が容易になるという利点がある。
光源部1及び光学ブロック2が収納された筐体4の前面からカバー5が被せられ、ねじ止めによってカバー5と筐体4が固定される。つまり、光源部1から放射されて光学ブロック2で配光制御された光がカバー5を通して筐体4の前方(図4(b)における上方)に照射される。
また、筐体4の底板40の後面側に一対のばね保持体42がねじ止めされている。ただし、ばね保持体42を底板40にねじ止めしているねじは、光学ブロック2を底板40にねじ止めしているねじと共用している。
ばね保持体42は、いわゆるキックばね43を保持するためのものであり、長手方向における中央に突設された連結部420にキックばね43を連結して保持している。このキックばね43は、ばね鋼線をコイル状に巻回してなるコイル部430と、コイル部430の両端をそれぞれV字状に延出した一対の腕部431と、各腕部431の先端を略円弧状に湾曲させた引掛部432とを有している。キックばね43は、コイル部430に連結部420が挿通されることでばね保持体42に保持される。
さらに、筐体4の底板40には、給電線12を引き出すための引出孔400が貫通している。引出孔400から引き出される給電線12は、アース線15とともにプラグコネクタ16に接続されている。アース線15は、一端が底板40にねじ止めされ、他端にプラグコネクタ16が接続されている。なお、給電線12及びアース線15は、底板40にねじ止めされたコードフック17に引っ掛けて保持されている。プラグコネクタ16は、図示しないレセプタクルコネクタに接続される。そして、後述する電源装置7から給電線12を介して光源部1に直流電力が給電される。
次に、光学部材3について詳しく説明する。
光学部材3は、図1(a)に示すように発光素子10の発光面を覆い且つ入射する光を屈折させる入射面30と、入射面30に入射する光が伝搬する媒質部31と、媒質部31を伝搬してきた光を屈折させて出射する出射面32とを有する。
入射面30は、発光素子10の光軸Xとのなす角度θ1がゼロより大きく且つ2分のπ未満の所定の角度範囲に入射する光を光軸Xから離れる向きに屈折させる形状、例えば、回転放物面又は回転放物面に類似した形状に形成されている。ただし、透光性を有する材料(例えば、シリコーン樹脂など)を入射面30に囲まれた空間内に充填して発光素子10を封止しても構わない。
出射面32は、発光素子10の光軸Xと交わる点PXを含む領域に設けられて発光素子10に近付く向き(下向き)に凹んだ凹曲面からなる第1出射面320と、領域の外側に設けられる曲面形状の第2出射面321とを有する。ただし、第1出射面320と第2出射面321の断面における境界が変曲点PYとなっている。
ここで、媒質部31を伝搬して出射面32に達する光の伝搬方向と光軸Xとのなす角度を第1屈折角θ1とし、出射面32から出射した後の光の伝搬方向と光軸Xとのなす角度を第2屈折角θ2とする。このとき、出射面32は、第1屈折角θ1に対する第2屈折角θ2の比θ2/θ1が1よりも大きくなり(θ2/θ1>1)、且つ第1屈折角θ1が増加するにつれて前記比が一旦増大した後、徐々に前記比が減少するような変化を生じさせる形状に形成される(図1(b)における実線L1参照)。なお、第1屈折角θ1が30°〜40°の範囲で前記比が極大値を取ることが好ましい。
図1(b)は、本実施形態における光学部材3の前記比(θ2/θ1)と、特許文献1記載の従来例(以下、従来例と略す。)における光制御部材50の比(θ5/θ1)とについて、第1屈折角θ1を横軸として比較した図である。なお、実線L1が本実施形態、破線L2が特許文献1記載の従来例を示している。
また、本実施形態における光学部材3で配光制御された光の光路を図2(a)に示し、従来例における光制御部材50で配光制御された光の光路を図2(b)に示す。さらに、本実施形態における光学部材3の配光特性を図3(a)に示し、従来例における光制御部材50の配光特性を図3(b)に示す。図2及び図3から明らかなように、本実施形態における光学部材3によれば、従来例における光制御部材50に比べて、光軸Xとのなす角度が90°(π/2)に近い角度(図示例では約75°)において光量が最も多くなっている。
図5(a)及び図6(a)は、照明ユニットAにおけるカバー5の発光面の輝度分布を示している。同じく図5(b)及び図6(b)は、従来例の照明器具におけるカバー5の発光面の輝度分布を示している。図5及び図6から明らかなように、本実施形態における照明ユニットAでは、従来例に比べて、カバー5の発光面(前面)における周辺部分の輝度が高くなっており、発光面における輝度の均斉度が向上している。
ところで、光学ブロック2の複数の光学部材3における出射面32の形状が全て同一でなくてもよい。例えば、図7に示すように周辺の20個の光学部材3(3B)の出射面32と、中央部の16個の光学部材3(3A)の出射面32とが互いに形状(極大値をとる第1屈折角θ1の角度)が異なっていても構わない。例えば、中央部の16個の光学部材3(3A)には図3(a)に示した配光特性を持たせ、周辺の20個の光学部材3(3B)には、光量が最も多くなる角度を相対的に小さく(例えば、50°〜60°)した配光特性を持たせればよい。
また、光学部材3の入射面30又は出射面32の少なくとも何れか一方に、光を拡散させる拡散部を設ければ、発光面における輝度の均斉度をさらに向上させることができる。なお、拡散部は、例えば、入射面30又は出射面32の一部若しくは全部にシボ加工を施すことで形成可能である。
続いて、本実施形態の照明器具について、図8〜図12を参照して詳細に説明する。
この照明器具は、器具本体6、照明ユニットA、電源装置7、パネル8などで構成される。ただし、以下の説明では、図8において上下左右及び前後の各方向を規定する。
器具本体6は、枠体60、補強板61、ユニット取付板62などで構成される。枠体60は、金属板によって角筒状に形成されている。また、枠体60の前後左右の各側壁が同一寸法に形成されており、上下方向から見た枠体60の外形が正方形となっている(図9(b)参照)。なお、各側壁の上端には、それぞれ内側に突出する突壁600が設けられている。
補強板61は、枠体60を構成する金属板と同種の金属板からなり、帯状の主片610と、主片610の長手方向に沿った側縁より下方に曲げ起こされた側片611と、側片611の下端から主片610と平行に曲げ起こされた取付片612とを有する。そして、各補強板61は、長手方向の両端部が枠体60の突壁600にねじ止めされることで枠体60に取り付けられる(図9(a)参照)。
ユニット取付板62は、厚み方向を左右方向に揃えて、前後両側の側壁に両端が固定された帯状の固定片620と、固定片620の上端より左右方向に曲げ起こされた取付片621とを有する。取付片621には、3つの保持孔622が等間隔に形成されている。なお、ユニット取付板62は、取付片621が固定片620の右側に位置する向きに配置されるものと、取付片621が固定片620の左側に位置する向きに配置されるものとがそれぞれ3つずつ設けられている(図9(a)参照)。そして、両端の2つのユニット取付板62を除く4つのユニット取付板62は、固定片620同士を密着させた2つを1組として、左右両側の側壁間を3つの空間に仕切る位置に配置されている。そして、左右方向に隣り合う2つのユニット取付板62に対して、最大で3台の照明ユニットA(又はパネル8)を前後方向に並べた状態で着脱自在に取り付けることができる(図8参照)。
電源装置7は、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する電力変換回路や電力変換回路の動作を制御する制御回路などが金属製のケースに収納されてなり、一方の補強板61の主片610の下面側にねじ止めして固定される(図8参照)。
また、電源装置7は、枠体60の側壁に取り付けられた電源端子台63と電源線630で接続されるとともに、突壁600の下面に取り付けられた信号端子台64と信号線640で接続される。なお、電源端子台63には交流電力が供給される電灯線(図示せず)が接続され、信号端子台64には点灯・消灯の切換信号などが伝送される伝送線(図示せず)が接続される。つまり、電源端子台63を介して電源装置7の電力変換回路に交流電力が供給され、信号端子台64を介して電源装置7の制御回路に切換信号などが伝送される。
さらに、電源装置7から2本の出力線70が引き出されている。出力線70は、その一端がそれぞれ電力変換回路の出力端に接続され、他端が複数の中継用のレセプタクルコネクタ71に接続されている。各中継用のレセプタクルコネクタ71は、補強板61の取付片612に取り付けられ、各照明ユニットAのプラグコネクタ16が挿抜自在に接続される(図9(a)参照)。
パネル8は、矩形箱状のパネル本体80と、パネル本体80の左右両側の側壁から上方へ延出された一対の延出片81と、延出片81に取り付けられる一対のばね保持体82と、各ばね保持体82に保持されるキックばね83とを有する(図8及び図9(a)参照)。なお、キックばね83並びにばね保持体82の構成は、照明ユニットAに使用されるキックばね43及びばね保持体42とほぼ共通であるから、説明は省略する。
次に、器具本体6に照明ユニットA並びにパネル8を取り付けて照明器具を組み立てる手順について説明する。ただし、照明ユニットA及びパネル8の器具本体6への取付方法は共通であるので、照明ユニットAの取付方法についてのみ説明する。
まず、施工者は、ばね保持体42に保持されたキックばね43の両腕部431を近付けるように指で撓ませてユニット取付板62の保持孔622に下から挿入した後、両腕部431から指を離す。そうすると、キックばね43の両腕部431が離れる方向に開き、各キックばね43の引掛部432が保持孔622の周縁に引っ掛かることによって、照明ユニットAが器具本体6から吊り下げられた状態となる。そして、この状態で、施工者は照明ユニットAのプラグコネクタ16を補強板61の取付片621に取り付けられている中継用のレセプタクルコネクタ71と接続する。最後に、施工者が照明ユニットAを下から持ち上げて器具本体6内に押し込むと、キックばね43が保持孔622を通過し、両腕部431がさらに離れる向きに広がる。その結果、キックばね43のばね力により、カバー5の下端部分が僅かに器具本体6の外に突出した状態で照明ユニットAが器具本体6に保持される。すなわち、本実施形態の照明器具では、照明ユニットAを器具本体6に着脱自在に保持させる保持手段を、キックばね43とユニット取付板62とで実現している。
なお、メンテナンス等のために照明ユニットAを器具本体6から取り外す場合、施工者は、キックばね43のばね力に抗して照明ユニットAを下方に引き下ろせばよい。照明ユニットAが下方に引き下ろされると、キックばね43の両腕部431が互いに近付く向きに撓み、引掛部432が保持孔622の周縁に引っ掛かることによって、照明ユニットAが器具本体6から吊り下げられた状態となる。そして、この状態で、キックばね43の両腕部431を近付く向きに撓ませながら保持孔622から引き抜けば、照明ユニットAを器具本体6から取り外すことができる。
ここで、器具本体6には、前後左右に3箇所ずつで合計9箇所の取付箇所がある(図11及び図12参照)。そして、これら9つの取付箇所の何れにも、照明ユニットA又はパネル8を取り付けることができる。例えば、図11(a)及び図12(a)に示すように、四隅の4つの取付箇所に照明ユニットAを取り付けるとともに、残り5つの取付箇所にパネル8を取り付けてもよい。また、図11(b)及び図12(b)に示すように、中央の3つの取付箇所に照明ユニットAを取り付けるとともに、残り6つの取付箇所にパネル8を取り付けてもよい。さらに、図11(c)及び図12(c)に示すように、前後方向の両端且つ左右方向の中央の2つの取付箇所に照明ユニットAを取り付けるとともに、残り7つの取付箇所にパネル8を取り付けてもよい。またさらに、図11(d)及び図12(d)に示すように、中央の1つの取付箇所に照明ユニットAを取り付けるとともに、残り8つの取付箇所にパネル8を取り付けてもよい。また、図12(e)に示すように、左右両端の6つの取付箇所に照明ユニットAを取り付けるとともに、残り3つの取付箇所にパネル8を取り付けてもよい。
なお、本実施形態の照明器具は、従来周知のシステム天井用の照明器具である。つまり、システム天井を構成する天井バー(いわゆるTバー)Bの頭部に、器具本体6の枠体60の下端縁から外向きに突出する外鍔部601を載せることにより、照明器具(器具本体6)が天井バーBに保持される(図10参照)。
1 光源部
3 光学部材
4 筐体
10 発光素子
11 基板
30 入射面
31 媒質部
32 出射面
320 第1出射面
321 第2出射面
θ1 第1屈折角
θ2 第2屈折角

Claims (4)

  1. 矩形箱状に構成されて前面より光を放射する照明ユニットと、複数の前記照明ユニットを同一面上に並べて保持する器具本体とを備えた照明器具において、
    前記照明ユニットは、基板上に、複数個の発光素子が縦横且つ等間隔に並べて実装されてなる光源部と、一面が開口した矩形箱状に形成されて前記光源部を収納する筐体と、前記基板又は前記筐体に保持されて前記発光素子から放射される光の配光を制御する複数の光学部材と、透光性及び光拡散性を有し前記筐体の開口を覆う矩形箱状に形成されて前記筐体に保持されるカバーとを備え、
    前記複数の光学部材は、透光性を有する材料からなり、前記発光素子の発光面を覆い且つ入射する光を屈折させる入射面と、前記入射面に入射する前記光が伝搬する媒質部と、前記媒質部を伝搬してきた前記光を屈折させて出射する出射面とを有し、
    前記複数の光学部材のうちで、少なくとも前記カバーの側壁に隣接する前記光学部材の前記出射面は、前記媒質部を伝搬して前記出射面に達する光の伝搬方向と前記発光素子の光軸とのなす角度を第1屈折角θ1とし、前記出射面から出射した後の前記光の伝搬方向と前記光軸とのなす角度を第2屈折角θ2としたとき、前記第1屈折角に対する前記第2屈折角の比θ2/θ1が1よりも大きくなり、且つ前記第1屈折角が増加するにつれて前記比が一旦増大して極大値を過ぎた後、徐々に前記比が前記極大値から減少するような変化を生じさせる形状に形成されることを特徴とする照明器具。
  2. 複数の前記光学部材が互いに連結されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記入射面又は前記出射面の少なくとも何れか一方に、前記光を拡散させる拡散部が設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。
  4. 前記照明ユニットを前記器具本体に着脱自在に保持させる保持手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の照明器具。
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