JP6052836B1 - 木質チップ製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】木質チップが周囲に散乱することが無く、動力伝達機構が比較的簡易であり、構造が比較的簡易であり、木質材料の暴れを防止できる木質チップ製造装置を提供する。【解決手段】木質チップ製造装置1は、投入された木質材料を搬送する搬送コンベヤ2と、木質材料を押圧して送る押圧部3と、木質材料を切削ロータ52で切削する切削部5を備える。押圧部3は、単一の押圧ロータ41と、搬送コンベヤ2の側壁24に連なる壁体31に設けられた揺動軸32に取り付けられ、押圧ロータ41を揺動可能に支持する揺動枠33と、押圧ロータ41の下方に配置された3個の下部ロータ42を有する。搬送コンベヤ2で搬送された木質材料の上に押圧ロータ41が乗り上げ、押圧ロータ41と3個の下部ロータ42で木質材料を挟持して切削ロータ52に送る。【選択図】図1

Description

本発明は、木材等の木質材料を切削して木質チップを製造する木質チップ製造装置に関する。
従来より、木質材料を切削して木質チップを製造する装置として、図14に示すように、投入された木質材料を搬送するコンベヤ102と、コンベヤ102の終端近傍に設けられて木質材料を押圧しながら送り出す第1及び第2押圧ロータ103,104と、第2押圧ロータ104の下方かつ送り側に設けられて木材を支持しつつ送り出す下部ロータ105と、上記第1及び第2押圧ロータ103,104と下部ロータ105とで送られた木材を切削する切削ロータ106とを備えたものがある(特許文献1参照)。
この木質チップ製造装置101は、第1及び第2押圧ロータ103,104を、木質材料を送るにつれて2段階で揺動可能にしている。すなわち、第2押圧ロータ104を揺動ケーシング107に枢着軸108で枢着し、この枢着軸108に回動可能に支持された揺動部材109の先端に第1押圧ロータ103を枢着している。さらに、上記揺動ケーシング107を、コンベヤ102の両側に設けられた防護壁の延長上に立設され、揺動ケーシング107の内側に位置するフレームに、揺動軸110を介して支持している。上記第1及び第2押圧ロータ103,104と、下部ロータ105は、歯車及びチェーンで構成された動力伝達機構を介して、単一の共通のモータに接続されている。詳しくは、下部ロータ105は、近傍に配置されたモータに歯車を介して連結されている。一方、第1及び第2押圧ロータ103,104は、揺動軸110の内側に内蔵された中継軸を介して、下部ロータ105の近傍のモータにチェーンで連結されており、これにより、揺動しながら回転駆動可能になっている。
この木質チップ製造装置101に木質材料が投入されると、コンベヤ102が木質材料を第1押圧ロータ103へ搬送し、第1押圧ロータ103が枢着軸108回りに揺動して木質材料に乗り上げる。回転する第1押圧ロータ103とコンベヤ102の作用により木質材料が更に搬送され、第2押圧ロータ104へ達すると、揺動ケーシング107が揺動軸110回りに揺動し、揺動軸110に加えて第2押圧ロータ104が木質材料に乗り上げる。これら第1及び第2押圧ロータ104と揺動ケーシング107の質量を木質材料に作用させて押圧した状態で、第1及び第2押圧ロータ104の駆動力により木質材料を更に搬送し、下部ロータ105に達すると、下部ロータ105と第1及び第2押圧ロータ104とで木質材料を挟持する。こうして下部ロータ105と第1及び第2押圧ロータ104とで挟持した状態で木質材料を切削ロータ106に送り、切削ロータ106の回転刃111と、切削ロータ106の下部に近接して配置された固定刃113との作用によって木質材料を切削する。切削された木質材料のうち、切削ロータ106の外周側に配置された網体106の網目よりも寸法が小さいものは網体106を透過する。切削された木質材料のうち、網体106の網目よりも寸法が大きいものは、網体106内に留まって回転刃111と固定刃113でせん断され、寸法が小さくなると網体106を透過する。網体106を透過した木質チップは、下方の搬出コンベヤ114に受け取られ、木質チップ製造装置101から搬出される。
特開2015−150857号公報
しかしながら、上記従来の木質チップ製造装置101は、第1及び第2押圧ロータ103,104を支持する揺動ケーシング107が、コンベヤ102の防護壁の延長上に位置するフレームに支持され、揺動可能とするために上記フレームとの間にクリアランスが設けられている。したがって、切削ロータ106で木質材料が切削された切削片が、揺動ケーシング107とフレームの間のクリアランスから外部へ漏れ出て、木質チップ製造装置101の周辺に散乱する問題がある。
また、上記従来の木質チップ製造装置101は、2つの押圧ロータ103,104と下部ロータ105を単一のモータで駆動するので、動力伝達機構の構成が複雑となる。構成の複雑な動力伝達機構は、部品点数が多くて製造コストと組立ての手間が大きく、メンテナンスのコストと手間が大きく、伝達ロスによるエネルギー消費が大きいという問題がある。
また、上記従来の木質チップ製造装置101は、2つの押圧ロータ103,104を2段階で揺動可能としているので、構造が複雑であり、部品点数が多くて製造コストと組立ての手間が大きく、メンテナンスのコストと手間が大きいという問題がある。
また、上記コンベヤ102には、複数の木質材料が同時に投入され、投入された複数の木質材料は概ね山型の俵積みになるが、俵積みの木質材料は、上記2つの押圧ロータ103,104と下部ロータ105で挟持されたときに固定が不十分になりやすい。不十分に固定された木質材料は、切削ロータ106に送られると、回転する切削ロータ106に接触して激しく動揺する暴れを起こす問題がある。
そこで、本発明の課題は、切削片が周囲に散乱することの無い木質チップ製造装置を提供することにある。また、動力伝達機構が比較的簡易な木質チップ製造装置を提供することにある。また、構造が比較的簡易な木質チップ製造装置を提供することにある。また、木質材料の暴れを防止できる木質チップ製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の木質チップ製造装置は、木質材料を搬送する搬送部と、この搬送部で搬送された木質材料を押圧する押圧部と、この押圧部で押圧されて送られた木質材料を切削する切削部とを備えた木質チップ製造装置において、
上記押圧部は、
上記搬送部の木質材料の搬送路を区画する側壁に連なる壁体と、
上記壁体の内側に、この壁体に取り付けられた揺動軸を介して揺動可能に配置された揺動部材と、
上記揺動部材に回転可能に軸支され、上記搬送装置で搬送された木質材料の上部を押圧すると共に、この木質材料を上記切削部に向かって送る単一の押圧ロータと、
上記押圧ロータの下方に設けられ、上記木質材料を支持すると共に、この木質材料を上記切削部に向かって送る複数の下部ロータと
を有することを特徴としている。
上記構成によれば、木質材料が搬送部で搬送され、この搬送部で搬送された木質材料が押圧部に投入され、この押圧部で押圧されて送られた木質材料が切削部で切削されて、木質チップが製造される。木質材料としては、木材、剪定材、端材、間伐材及び廃材等が広く該当する。木質チップとしては、上記木質材料を切削して製造されたものが広く該当し、寸法及び形状は特に限定されず、オガ屑や木屑と呼称されるものも含む。上記構成の木質チップ製造装置の押圧部では、搬送部で搬送された木質材料が、上方から押圧ロータによって押圧されると共に、下方の複数の下部ロータによって支持される。木質材料の数や大きさに応じて、木質材料に乗り上げる押圧ロータの高さ方向の位置が、揺動部材が揺動軸回りに揺動することによって自律的に調節される。したがって、数や大きさの異なる種々の木質材料が、押圧ロータと下部ロータで効果的に挟持される。押圧ロータと下部ロータの間に挟持された状態の木質材料は、押圧ロータと下部ロータによって切削部に送られ、切削部で切削されて木質チップが製造される。
この押圧ロータを支持する揺動部材は、搬送部の木質材料の搬送路を区画する側壁に連なる壁体の内側に配置されているので、切削部で木質材料が切削された切削片が、壁体の外側へ漏出することが無い。したがって、従来の木質チップ製造装置のように、壁体の外側に切削片が漏出して散乱する不都合を、効果的に防止できる。また、単一の押圧ロータが、壁体に設けられた揺動軸回りに揺動する揺動部材によって揺動するように形成されているので、2つの押圧ロータを揺動部材と揺動ケーシングで2段階に揺動させる従来の木質チップ製造装置よりも、構造を簡易にできる。したがって、部品点数を少なくでき、製造コストと組立ての手間を削減でき、また、メンテナンスのコストと手間を削減できる。
また、搬送部から複数の木質材料が同時に搬送され、木質材料が概ね山型の俵積みになって押圧部に達すると、上方の単一の押圧ロータと、下方の複数の下部ロータとで、俵積みの木質材料が効果的に挟持され、切削部に送られる。したがって、俵積みの木質材料を、切削部で切削される際に暴れることなく保持することができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記押圧ロータが、上記下部ロータと異なる動力源で駆動される。
上記実施形態によれば、押圧ロータが下部ロータと異なる動力源で駆動されるので、押圧ロータと下部ロータを同一の動力源で駆動する従来の木質チップ製造装置よりも、動力伝達機構を簡単にできる。したがって、従来よりも部品点数が少なく、製造コストと組立ての手間と、メンテナンスのコストと手間が少なく、伝達ロスによるエネルギー消費が小さい木質チップ製造装置が得られる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記揺動部材に、上記押圧ロータを回転駆動する動力源が設置されている。
上記実施形態によれば、揺動部材に押圧ロータを回転駆動する動力源が設置されているので、下部ロータの近傍に配置されたモータを中継軸を介して押圧ロータに接続する従来の木質チップ製造装置よりも、動力源と押圧ロータとの間の動力伝達機構を簡易にできる。また、動力源の質量が、揺動部材を介して押圧ロータに作用するので、押圧ロータによる木質材料の押圧力を効果的に増大できる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記揺動軸が、上記押圧ロータの回転軸よりも木質材料の搬送方向の手前側かつ上方に位置するように、上記壁体に取り付けられている。
上記実施形態によれば、押圧部に達した木質材料は、切削部側へ送られる過程で押圧ロータが乗り上げる。ここで、押圧ロータが木質材料に乗り上げるときに揺動部材が揺動軸回りに揺動するが、この揺動軸は、木質材料が押圧ロータに接触する位置と概ね一致する押圧ロータの回転軸よりも手前側かつ上方に位置するので、押圧ロータが木質材料に係止することなく円滑に揺動する。したがって、木質材料を滞りなく切削部へ送ることができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記切削部が、周面に回転刃を有して回転駆動される切削ロータと、この切削ロータの回転刃の回転経路に近接して配置された固定刃と、上記切削ロータの外周側に配置された篩体とを有する。
上記実施形態によれば、切削部において、回転駆動される切削ロータの回転刃と、固定刃との作用により、木質材料が切削される。切削された木質材料のうち、篩体の目よりも寸法が小さいものは篩体を透過する。切削された木質材料のうち、篩体の目よりも寸法が大きいものは、篩体内に留まって回転刃と固定刃や、回転刃と篩体のエッジでせん断され、寸法が小さくなると篩体を透過する。こうして、篩体の目の大きさに応じた所定寸法の木質チップが得られる。ここで、篩体としては、例えば網や、格子や、パンチングメタルのような有孔の板材等を用いることができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記切削部の切削ロータが、軸方向に複数個配列されて外周部に上記回転刃が固定された円盤を有し、隣り合う上記円盤の少なくとも1組において、上記回転刃が周方向にずらして配置されている。
上記実施形態によれば、切削ロータを形成する複数の円盤が、隣り合う円盤の少なくとも1組において、回転刃の周方向位置をずらして配置されているので、切削ロータの回転刃が木質材料を切削するタイミングをずらして、切削ロータに作用する負荷を効果的に低減できる。したがって、切削ロータを円滑に回転駆動でき、また、切削ロータの駆動源を小型にできる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記押圧ロータが、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪を有する。
上記実施形態によれば、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪により、押圧ロータが木質材料に効果的に係合できて、木質材料を効果的に切削部に送ることができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記下部ロータが、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪を有する。
上記実施形態によれば、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪により、下部ロータが木質材料に効果的に係合できて、木質材料を効果的に切削部に送ることができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、複数の上記下部ロータが、隣接する下部ロータとの間で係合爪の回転経路が軸方向視において互いに重なり合うように配置されている。
上記実施形態によれば、複数の下部ロータが、隣接する下部ロータとの間で係合爪の回転経路が軸方向視において互いに重なり合うように配置されているので、複数の下部ロータが木質材料に接する間隔を短くでき、効果的に木質材料に係止して切削部へ送ることができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記揺動部材の揺動軸に関して上記押圧ロータと反対側に、上記揺動部材を上記揺動軸回りに回動させるアクチュエータが設けられている。
上記実施形態によれば、揺動部材の揺動軸に関して押圧ロータと反対側に設けられたアクチュエータにより、揺動部材を揺動軸回りに回動させて、押圧ロータを下部ロータから遠ざけることができる。これにより、押圧ロータや下部ロータの保守及び点検を容易に行うことができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記切削部がケーシングを有し、このケーシングの少なくとも一部が、上記篩体の少なくとも一部と共に回動して上記切削ロータを露出可能に形成されている。
上記実施形態によれば、切削部のケーシングの少なくとも一部を、篩体の少なくとも一部と共に回動させて切削ロータを露出させることにより、切削ロータや、この切削ロータに配置された回転刃の保守及び点検を、容易に行うことができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記切削部が、上記切削ロータの周辺に配置され、上記回転刃で上記木質材料が切削されてなる切削片が透過可能に形成された足場を有する。
上記実施形態によれば、切削ロータの周辺に配置された足場に作業者が乗ることにより、切削部の内部の切削ロータや篩体に作業者が容易に接近できるので、保守及び点検の作業を容易に行うことができる。
一実施形態の木質チップ製造装置は、上記押圧部と上記切削ロータの下方に配置され、上記木質材料が切削されてなる切削片を搬出する搬出部を備える。
上記実施形態によれば、切削ロータで切削された木質材料の切削片を、搬出部によって効果的に収集して搬出できる。
本発明の実施形態の木質チップ製造装置を示す模式図である。 木質チップ製造装置の縦断面図である。 木質チップ製造装置の押圧ロータにおける平断面図である。 木質チップ製造装置の下部ロータにおける平断面図である。 木質チップ製造装置の横断面図である。 搬送コンベヤの搬送ベルトを示す断面図である。 搬送コンベヤの搬送ベルトを構成する搬送板を示す斜視図である。 切削ロータを構成するロータディスクを示す図である。 ロータディスクの断面図である 切削ロータの正面図である。 切削ロータの他の例を示す正面図である。 木質チップ製造装置の動作状況を示す模式図である。 木質チップ製造装置の他の動作状況を示す模式図である。 従来の木質チップ製造装置を示す模式図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
本発明の実施形態の木質チップ製造装置は、例えば木材、剪定材、端材、間伐材及び廃材等の木質材料を切削して、木質チップとしてのオガ粉やウッドチップを製造するものである。図1は、実施形態の木質チップ製造装置を示す模式図である。この木質チップ製造装置1は、投入された木質材料を搬送する搬送部としての搬送コンベヤ2と、搬送コンベヤ2で搬送された木質材料を押圧する押圧部3と、押圧部3で押圧されて送られた木質材料を切削する切削部5と、切削部5で木質材料が切削されて製造された木質チップを搬出する搬出部としての搬出コンベヤ7を備える。
搬送コンベヤ2は、木質材料に係止する係止部を有する搬送ベルト21と、搬送ベルト21を駆動するスプロケット22と、搬送ベルト21を支持する複数の支持ローラ23と、搬送ベルト21の上側面の両側に立設されて搬送路を区画する側壁24を有する。この搬送コンベヤ2は、始端部に木質材料が投入され、投入された木質材料を、押圧部3に向かって搬送する。
図2は、木質チップ製造装置1の押圧部3及び切削部5を含む主要部を示す縦断面図であり、図3及び図4は、木質チップ製造装置1の押圧部3を主に示す平断面図であり、図5は、木質チップ製造装置1の押圧部3における横断面図である。
押圧部3は、搬送コンベヤ2の終端部に接続しており、この搬送コンベヤ2の終端部に隣接して配置された3つの下部ロータ42,42,42と、これらの下部ロータ42,42,42の上方に配置された押圧ロータ41と、この押圧ロータ41を揺動可能に支持する揺動部材としての揺動枠33を有する。
押圧ロータ41は、複数の円盤44が軸方向に配列されて形成されており、この円盤44の外周部には、軸方向視において先端部が回転方向に向かって傾斜した鋸状の複数の係合爪が形成されている。押圧ロータ41を構成する複数の円盤44は、係合爪の刃先が外周面において千鳥状に配置されるように、隣り合う円盤44がずらして固定されている。押圧ロータ41は、下部が搬送コンベヤ2から切削部5へ向かう方向に回転駆動される。押圧ロータ41の回転軸43は揺動枠33に軸受を介して支持されており、この揺動枠33は、押圧部3の幅方向の両外側に位置する2つの壁体31に、揺動軸32によって揺動可能に支持されている。壁体31は、搬送コンベヤ2の側壁24に連なって設置されており、搬送コンベヤ2で搬送されて押圧部3へ導かれた木質材料を互いの壁体31の間に導くと共に、押圧ロータ41及びモータ48が搭載された揺動枠33を揺動可能に支持している。
揺動枠33は、壁体31と平行に延在して壁体31の内側に位置する2つの側板33aと、これらの2つの側板33aの上端縁に連結された天井板33bと、上記2つの側板33aの前端縁と天井板33bの前端縁とに連結されて湾曲した前板33cで構成されている。揺動枠33において、搬送コンベヤ2の側を後側といい、切削部5の側を前側という。揺動枠33の側板33aは、後端部が上方に傾斜した形状に形成されており、この後端部の先端に、両側の側板33aの間に架け渡された接続軸35が固定されている。この接続軸35の両端に、アクチュエータとしての油圧シリンダ36の一端が接続されている。この油圧シリンダ36が収縮動作をすると、揺動軸32回りに揺動枠33が揺動し、押圧ロータ41が下部ロータ42から遠ざかる。これにより、押圧ロータ41や下部ロータ42の保守及び点検が可能になっている。側面視において揺動枠33の側板33aの接続軸35と回転軸43との間に、壁体31に支持される揺動軸32が設けられている。天井板33bには、押圧ロータ41を駆動する動力源としてのモータ48が設置されている。このモータ48の出力軸に連結されたスプロケット140と、押圧ロータ41の回転軸43の一端に連結されたスプロケット141が、チェーンで接続されている。このように、モータ48が揺動枠33に設置されて押圧ロータ41と共に揺動するので、動力伝達機構を簡易にできると共に、モータ48の質量を押圧ロータ41から木質材料に作用させることができるので、木質材料に対して大きな押圧力が得られる。押圧ロータ41の回転軸43は、一端部分が、壁体31に形成されたスリットを通って壁体31の外側に突出し、この突出した端部にスプロケット141が取り付けられている。揺動枠33の前板33cは、揺動枠33が揺動軸32回りに揺動する軌跡に沿って湾曲しており、切削部5で木質材料が切削された切削片の戻りを防止している。
下部ロータ42は、複数の円盤46が軸方向にスペーサを介して配列されて形成されており、この円盤46の外周部には、軸方向視において先端部が回転方向に向かって傾斜した鋸状の複数の係合爪が形成されている。下部ロータ42を構成する複数の円盤46は、係合爪の刃先が外周面において千鳥状に配置されるように、隣り合う円盤46がずらして固定されている。下部ロータ42は、搬送コンベヤ2と、切削部5の固定刃61との間に、互いの回転軸45を平行に向けて3個配列されている。なお、下部ロータ42の個数は3個に限られず、2個以上であれば何個でもよい。これらの下部ロータ42,42,42は、下部ロータ42を形成する円盤46の軸方向位置が、隣接する下部ロータ42のスペーサと一致するように配置されている。また、これらの下部ロータ42は、軸方向視において、隣接する下部ロータ42の円盤46が互いに重複するように配置されている。こうして、下部ロータ42は、隣接する下部ロータ42との間で係合爪の回転経路が軸方向視において互いに重なり合うように形成されている。これにより、平面視において下部ロータ42の相互間に形成される隙間を少なくして、木質材料の落下や切削片の透過を防止している。また、下部ロータ42の木質材料に接する間隔を短くして、効果的に木質材料に係止して切削部5へ送るようにしている。
3個の下部ロータ42は、固定刃61に最も近い下部ロータ42の回転軸45の延長上に配置されたモータ49で駆動される。このモータ49の出力軸は、固定刃61に最も近い下部ロータ42の回転軸45に連結されていると共に、隣接する下部ロータ42に、チェーン及びスプロケットで形成された動力伝達機構143を介して連結されている。固定刃61に最も近い下部ロータ42に隣接する下部ロータ42は、上記動力伝達機構143と幅方向の反対側に配置された動力伝達機構144により、搬送コンベヤ2に最も近い下部ロータ42に連結されている。更に、この搬送コンベヤ2に最も近い下部ロータ42は、上記動力伝達機構144と幅方向の反対側に配置された動力伝達機構145により、搬送コンベヤ2のスプロケット22の回転軸に連結されている。このように、単一のモータ49によって、押圧部3の3個の下部ロータ42,42,42と、搬送コンベヤ2を駆動するように構成されている。これらの3個の下部ロータ42,42,42と搬送コンベヤ2のスプロケット22は、互いに同じ方向に回転駆動される。すなわち、3個の下部ロータ42,42,42は、木質材料が接する上部が搬送コンベヤ2から切削部5へ向かう方向に回転駆動され、搬送コンベヤ2のスプロケット22は、搬送ベルト21の木質材料が載置される上部が押圧部3へ向かう方向へ回転駆動される。
押圧ロータ41は、下部ロータ42と略同じ幅を有する一方、下部ロータ42の約2倍の直径を有する。ここで、押圧ロータ41は、下部ロータ42の1倍よりも大きく4倍以下の直径を有するのが好ましく、更に好ましくは、下部ロータ42の1.5倍以上3倍以下である。押圧ロータ41の直径を下部ロータ42よりも大きくすることにより、俵積みになって投入された木質材料を効果的に押圧することができ、切削部5で切削される際の暴れを効果的に防止できる。
上記押圧ロータ41の周速度と下部ロータ42の周速度と搬送コンベヤ2の搬送ベルト21の搬送速度は、互いに略同じに設定される。ここで、下部ロータ42の周速度を、搬送コンベヤ2の搬送速度よりも大きく、かつ、押圧ロータ41の周速度よりも大きく、更に、押圧ロータ41の周速度を搬送コンベヤ2の搬送速度よりも大きく設定するのが好ましい。これにより、搬送コンベヤ2で搬送された木質材料を、下部ロータ42と押圧ロータ41が速やかに搬送コンベヤ2から受け取ると共に、切削部5の切削ロータ52に向かって木質材料を円滑に投入することができる。例えば、搬送コンベヤ2の搬送ベルト21の搬送速度を100%として、下部ロータ42の周速度を101.8%とし、押圧ロータ41の周速度を101.4%に設定することができる。ここで、下部ロータ42の周速度を、搬送コンベヤ2の搬送ベルト21の搬送速度の100%以上103%以下に設定すると共に、押圧ロータ41の周速度を、搬送コンベヤ2の搬送ベルト21の搬送速度の100%以上103%以下に設定し、かつ、下部ロータ42の周速度を押圧ロータ41の周速度の100%以上101%以下に設定するのが好ましい。
上記押圧ロータ41は、平面視において、上記3個の下部ロータ42,42,42と重なり合う位置に配置されている。詳しくは、平面視において、押圧ロータ41の回転軸43が、固定刃61に最も近い下部ロータ42に隣接する下部ロータ42の回転軸45よりも、固定刃61側に多少ずれた位置に配置されている。これにより、平面視において、固定刃61に最も近い下部ロータ42の一部と、固定刃61に最も近い下部ロータ42に隣接する下部ロータ42の全部と、搬送コンベヤ2に最も近い下部ロータ42の一部と重複するように配置されている。なお、押圧ロータ41は、木質材料の送り方向において、押圧ロータ41の回転軸43が、複数の下部ロータ42のうちの両端の下部ロータ42の回転軸45の間に位置するように配置されていればよい。これにより、押圧ロータ41と複数の下部ロータ42によって木質材料を効果的に挟持することができる。
また、押圧ロータ41と下部ロータ42との間のクリアランスは、押圧ロータ41が揺動範囲の最も低い位置にあるとき、10〜50mmに設定するのが好ましく、30mm程度が特に好ましい。なお、押圧ロータ41と下部ロータ42との間のクリアランスは、投入される木質材料の寸法に応じて適宜設定することができる。
図6は、搬送コンベヤ2の搬送ベルト21を示す断面図であり、図7は、搬送コンベヤ2の搬送ベルト21を構成する搬送板121を示す斜視図である。この搬送コンベヤ2は、一端に投入された木質材料を搬送して押圧部3に導く。この搬送コンベヤ2の搬送ベルト21は、複数の搬送板121が複数の連結軸124によって蝶番状に互いに屈曲可能に連結されて形成されている。搬送板121は、板状の搬送板本体122と、この搬送板本体122の中央に固定された複数の係止部としての係止突起125,125,・・・を有する。係止突起125は、搬送板本体122の長手方向視において二等辺三角形状を有し、搬送ベルト21上の木質材料に係止して、木質材料を安定して搬送するようになっている。また、搬送板121は、搬送板本体122の両側部に長手方向に向かって交互に設けられ、搬送板本体122の係止突起125と反対側に突出した円筒状の蝶番スリーブ123,123,・・・を有する。上記蝶番スリーブ123と連結軸124で、搬送板121を連結する連結部を構成している。更に、搬送板121は、搬送板121の幅方向に対向する蝶番スリーブ123,123の間に設けられ、幅方向に延在して長手方向に複数個設けられた概ね矩形の補強リブ126,126,・・・を有する。この搬送ベルト21は、複数の搬送板121を蝶番状に連結して形成されているので、搬送する木質材料に付着した塵や木質材料の切削屑等が、搬送板121の間に噛み込む不都合を効果的に防止でき、安定して木質材料の搬送動作が可能になっている。搬送コンベヤ2のスプロケット22は、上記蝶番スリーブ123及び連結軸124が嵌合する谷部と、上記搬送板121の裏面に嵌合する歯部とを有する。このスプロケット22の歯部が搬送板本体122の裏面に係合すると共に、スプロケット22の谷部が蝶番スリーブ123及び連結軸124に係合することにより、スプロケット22から搬送ベルト21へ、滑りが生じることなく確実に駆動力が伝達されるようになっている。
上記搬送コンベヤ2は、木質材料が投入される始端部では側壁24の幅が大きく形成されている一方、押圧部3寄りの所定位置で側壁24の幅が縮小され、押圧部3との接続部では、側壁24が搬送ベルト21と略同じ幅に形成されている。これにより、搬送コンベヤ2の始端部では、木質材料を容易に投入できる。また、木質材料が始端部で幅方向に拡散して投入されても、縮小する側壁24によって木質材料を幅方向の内側に移動でき、搬送ベルト21の上に木質材料を集めて押圧部3に適切に投入できる。
上記搬送コンベヤ2の押圧部3側の端部は、押圧部3の下部ロータ42に隣接して配置されている。この搬送コンベヤ2の端部と下部ロータ42の間に、乗継板25が設けられている。乗継版25は、下部ロータ42の回転軸45と平行に延在し、断面が、下部ロータ42の周面と、搬送コンベヤ2の端部のスプロケット22に沿って湾曲する周面とに対応した略逆三角形状に形成されている。この乗継版25は、平面視において、下部ロータ42に隣接する辺が、下部ロータ42の円盤46の相互間の隙間に嵌合できるように、矩形のジグザグ状に形成されている。また、この乗継版25は、平面視において、搬送コンベヤ2に隣接する辺が、搬送ベルトの係止突起125が通過できるように、矩形のジグザグ状に形成されている。この乗継版25により、搬送コンベヤ2で搬送された木質材料が、円滑に下部ロータ42上に搬出されるようになっている。
図8は、切削部5に設けられた切削ロータ52を構成するロータディスク54を示す図であり、図9は、ロータディスク54の断面図であり、図10は、切削ロータ52の正面図である。
切削部5は、押圧部3の壁体31に隣接して設けられた切削ケーシング51と、この切削ケーシング51内に収容された切削ロータ52と、切削ロータ52を取り囲む篩体63と、押圧部3の下部ロータ42に隣接して配置された固定刃61を有する。
切削ロータ52は、複数の円盤としてのロータディスク54を単一の回転軸53に外嵌して配列して形成されている。ロータディスク54は、円形の外周部の一部が切り欠かれた円弧状の切欠部151aを有する支持盤151を有する。この支持盤151の切欠き部151aと円形の外周部との境界部分に、回転刃である切刃55と、この切刃55に接する裏刃56を有する。支持盤151は、切欠部151aに隣接して切刃55及び裏刃56を固定する固定部材152を有し、この固定部材152は、L字状に形成されている。L字状の固定部材152には、L字の底辺に相当する底部152a上に、裏刃56と切刃55が順に配置され、この切刃55の表面に、切刃55と裏刃56を固定するための固定板153が配置されている。これらの切刃55と裏刃56と固定板153は、ボルト孔が設けられており、これらのボルト孔に挿通されて先端部が固定部材152の底部152aに螺着するボルト160により、固定部材152に固定されている。上記切刃55は、先端が裏刃56の先端よりも突出した状態で、固定部材152を介して支持盤151に固定される。
切刃55は、一方の端面が傾斜して先端に刃先が形成された板状体であり、この刃先が形成された端面と鈍角を介して連なる面が、固定板153に接して取り付けられる。切刃55の平面の基端寄りの位置には、ボルト160の軸部に挿通されるボルト孔である長孔が形成されている。この長孔は、切刃55の刃先側の端面と、基端側の端面とを結ぶ方向に長く形成されており、ボルト160に挿通された状態で、切刃55の刃先の突出長さが調整可能になっている。切刃55の基端側である他方の端面には、幅方向の中央に引張螺旋孔が形成されている。この引張螺旋孔に、図9に示すように、切刃55に引張力を導入する引張ボルト158が螺着されている。引張ボルト158は、固定部材152の底部152aに直角に連なる竪壁部152bに形成された挿通孔に挿通され、竪壁部152bの外側面に係止するナットにより、引張力の反力が支持される。なお、引張螺旋孔及び引張ボルト158は、複数個設けてもよい。切刃55の基端側の端面には、引張螺旋孔の幅方向の両側に、2つの刃先調整螺旋孔が形成されている。この刃先調整螺旋孔に、切刃55の刃先の突出長さを調整する刃先調整ボルト154が螺着されている。刃先調整ボルト154は、切刃55が固定部材152に取り付けられると、ボルト頭が固定部材152の竪壁部152bの内側面に係止する。刃先調整ボルト154の刃先調整螺旋孔への螺着長さが調整され、切刃55の基端側の端面からの刃先調整ボルト154の突出長さが調節されることにより、固定部材152の竪壁部152bの内側面と切刃55の基端側の端面との間の距離が調整される。これにより、切刃55の支持盤151からの突出量が調整されるようになっている。刃先調整ボルト154の刃先調整螺旋孔への螺着長さが定まると、刃先調整ボルト154に螺合するナット155が切刃55の端面に対して締結されて、切刃55の支持盤151からの突出量が固定されるようになっている。
裏刃56は、一方の端面が傾斜して先端が尖った板状体であり、切刃55よりも大きな厚みに形成されている。裏刃56は、尖った側の端面と鋭角を介して連なる面が切刃55に接する一方、尖った側の端面と鈍角を介して連なる面が、固定部材152の底部152aの内側面に接するように取り付けられる。裏刃56の平面には、幅方向の中央に配置されてボルト160の軸部に挿通される挿通長孔が形成されている。挿通長孔にボルト160が挿通されて固定部材152の底部152aに固定された状態で、裏刃56の先端の支持盤151からの突出量が調整可能になっている。裏刃56の基端側である基端側の端面には、幅方向の中央に引張螺旋孔が形成されている。この引張螺旋孔に、裏刃56に引張力を導入する引張ボルト159が螺着されている。引張ボルト159は、固定部材152の竪壁部152bに形成された挿通孔に挿通され、竪壁部152bの外側面に係止するナットにより、引張力の反力が支持される。裏刃56の基端側の端面には、幅方向の両側に、2つの裏刃調整螺旋孔が形成されている。この裏刃調整螺旋孔に、裏刃56の尖端の突出長さを調整する裏刃調整ボルト156が螺着されている。裏刃調整ボルト156は、裏刃56が固定部材152に取り付けられると、ボルト頭が固定部材152の竪壁部152bの内側面に係止する。裏刃調整ボルト156の裏刃調整螺旋孔への螺着長さが調整され、裏刃56の基端側の端面からの裏刃調整ボルト156の突出長さが調節されることにより、固定部材152の竪壁部152の内側面と裏刃56の基端側の端面との間の距離が調整される。これにより、裏刃56の支持盤151からの突出量が調整されるようになっている。裏刃調整ボルト156の裏刃調整螺旋孔への螺着長さが定まると、裏刃調整ボルト156に螺合するナット157が裏刃56の端面に対して締結されて、裏刃56の支持盤151からの突出量が固定されるようになっている。
上記複数のロータディスク54は、図10に示すように、切削ロータ52の外周面に切刃55が螺旋方向に配列されるように、互いの切刃55の周方向位置をずらして回転軸53に固定される。これにより、木質材料に切削ロータ52の切刃55が接するタイミングをずらすことができ、切削ロータ52を回転駆動するモータの負荷を軽減することができる。なお、切削ロータ52の外周面における切刃55の配置形状は、螺旋形状の他、図10に示すように、概ねV字形状等でもよい。
上記切削ロータ52は、木質材料を切削して得る切削片の寸法に応じて、切削ロータ52の周速度と回転刃の突出量が調整される。例えば、作製する切削片が、寸法が1〜5mmのオガ粉である場合、切削ロータ52の周速度を18〜35m/secに設定するのが好ましく、特に好ましくは約22m/secである。また、回転刃の切刃55の先端を、切削ロータ52の支持盤151の最大外径よりも3mm突出するように設定する。一方、作製する切削片が、寸法が5〜65mmであるウッドチップの場合、切削ロータ52の周速度を7〜25m/secに設定するのが好ましく、特に好ましくは約13m/secである。また、回転刃の切刃55の先端を、切削ロータ52の支持盤151の最大外径よりも5〜40mm突出するように設定する。上記切削ロータ52の周速度は、この切削ロータ52を駆動するモータの回転数を制御して調節する。モータの回転数の制御は、モータとして、固定子の極数が変換可能に形成された極数変換モータを用いて、固定子巻線の接続を調節して極数を変更することにより、回転子の回転数を変更することができる。極数変換モータとしては、固定子を4極と8極の間で変更可能なものや、4極と6極の間で変更可能なものや、6極と10極の間で変更可能なものを採用できる。また、交流モータと、この交流モータに供給する電力の周波数を調節するインバータとを用いて、交流モータの回転数を変更することができる。また、ブラシレスモータとインバータを用いて、ブラシレスモータに供給する電力の周波数を調節して回転数を変更してもよい。上記回転刃の切刃55の先端と、固定刃61の先端とのクリアランスは、いずれの切削片の寸法において、0.1〜0.5mmが好ましく、特に好ましくは約0.3mmである。
切削ロータ52を取り囲む篩体63は、押圧部3に連なる部分が開口した部分円筒形状に形成され、複数の長方形の開口が、あみだ状をなすように形成されている。切刃55で切削された木質材料の切削片の寸法が、この篩体63の開口の寸法よりも大きい場合、この切削片は切削ロータ52と篩体63との間に残留する。切削ロータ52と篩体63との間に残留した切削片は、切削ロータ52の回転力で固定刃61に導かれ、固定刃61と切刃55の作用により、更に切削される。切削された木質材料の切削片の寸法が、篩体63の開口の寸法よりも小さい場合、この切削片は篩体63の開口を通過し、切削ケーシング51内を落下して、切削ケーシング51と押圧部3の下部に設けられた搬出コンベヤ7に受け取られる。ここで、篩体63としては、作製する切削片が、寸法が1〜5mmのオガ粉である場合、直径が2〜12mmの貫通孔が配列されたパンチングメタルを用いることができる。また、作製する切削片が、寸法が5〜65mmであるウッドチップの場合、篩体63として、直径が30〜65mmの貫通孔が配列されたパンチングメタルか、網目寸法が30〜65mmの網体、又は、平鋼を組み合わせて構成された格子を用いることができる。
固定刃61は、切削ロータ52の切刃55の先端の回転経路に近接する位置に固定されており、回転する切刃55とのせん断作用により、木質材料を切削する。固定刃61は、篩体63に形成された開口の下端縁の内側に位置している。
切削部5の切削ケーシング51の上部は、下部に対して開閉可能な開閉部51aに形成されている。切削ケーシング51の端面には、開閉部51aの端面側の下端縁に沿って回動軸58が設けられている。切削ケーシング51の開閉部51aの端面側の上部には、油圧シリンダ59の一端が連結されている。この油圧シリンダ59が収縮すると、回動軸58回りに開閉部51aが回動するように形成されている。切削ケーシング51の開閉部51aは、篩体63の上半部分が連結されており、開閉部51aが回動すると、篩体63の上半部も開閉部51aと共に回動して、切削ロータ52の上半部が露出するようになっている。なお、切削ケーシング51の開閉部51aは、切削ケーシング51の側部に回動軸を設け、この回転軸回りに側方に回動可能に形成してもよい。また、切削ケーシング51の開閉な部分は、上部に限らず、側部や、前部や、上部及び側部であってもよく、全部であってもよい。切削部5の内部には、切削ロータ52の前方かつ下側に、作業者用の足場65が設けられている。この足場65は、開いた開閉部51aを通して切削ケーシング51内に作業者が進入し、メンテナンスを行う際に作業者が足を置くためのものであり、切削ロータ52で切削された切削片が通過可能に形成されている。このような足場65として、切削片が通過可能な網目寸法を有する網体や、切削片が通過可能な透孔が設けられたパンチングメタルや、切削片が通過可能な離隔をおいて平行に配列された複数の棒状体等で形成することができる。
搬出コンベヤ7は、切削ケーシング51と押圧部3の下部に配置されており、搬送コンベヤ2の概ね下方に位置するプーリ72と、搬送コンベヤ2と下部ロータ42と篩体63の下方に延在し、木質材料の切削片を受け取って搬送する搬送ベルト71と、搬送ベルト71を支持する複数の支持ローラ73,73,・・・を有する。この搬出コンベヤ7は、切削部5で木質材料が切削されてなる切削片や、搬送コンベヤ2で搬送される際に木質材料から離脱した樹皮や塵等を、搬送ベルト71の表面で受け取り、切削部5から外部に搬出する。
上記構成の木質チップ製造装置1は、次のように動作する。まず、押圧部3のモータ49が起動し、モータ49の回転力が、固定刃61に最も近い下部ロータ42の回転軸45に入力されると共に、動力伝達機構143,144,145を介して、固定刃61に最も近い下部ロータ42に隣接する下部ロータ42と、搬送コンベヤ2に最も近い下部ロータ42と、搬送コンベヤ2のスプロケット22に入力される。これにより、搬送コンベヤ2が搬送動作を開始すると共に、3個の下部ロータ42,42,42の木質材料に接する部分が切削部5の方向に向かって回転を開始する。また、押圧部3の揺動枠33のモータ48が起動し、このモータ48の回転力が、スプロケット140とチェーンを介して押圧ロータ41のスプロケット141に入力され、押圧ロータ41の木質材料に接する部分が切削部5の方向に向かって回転を開始する。切削部5の図示しないモータが起動し、切削ロータ52が、切刃55の先端の向く方向に回転を開始する。更に、搬出コンベヤ7の図示しないモータが起動し、搬出コンベヤ7が搬送動作を開始する。
上記搬送コンベヤ2、押圧部3、切削部5及び搬出コンベヤ7の動作が開始されると、搬送コンベヤ2の始端に木質材料が投入される。投入された木質材料Wは、図12に示すように、搬送コンベヤ2により切削ロータ52へ向かって搬送される。木質材料Wが押圧部3に達すると、木質材料Wは搬送コンベヤ2から下部ロータ42に受け渡され、下部ロータ42により切削ロータ52へ向かって送られる。押圧ロータ41に木質材料Wが達すると、図13に示すように、押圧ロータ41が木質材料Wに乗り上げ、これに伴って揺動枠33が揺動軸32回りに揺動し、押圧ロータ41とモータ48と揺動枠33の質量が木質材料Wに作用する。木質材料W1は、押圧ロータ41に乗り上げられると、押圧ロータ41と下部ロータ42との間に挟持される。上記押圧ロータ41と下部ロータ42との間に挟持された状態で、押圧ロータ41と下部ロータ42の回転力により、木質材料Wが切削ロータ52に送られる。したがって、木質材料Wは、押圧ロータ41と下部ロータ42により挟持されて送り方向の駆動力が作用した状態で、切削ロータ52の切刃55と固定刃61とでせん断されるので、木質材料Wが暴れることなく、所定の寸法のオガ粉やウッドチップが安定して作製される。
このように、本実施形態の木質チップ製造装置1によれば、木質材料を、単一の押圧ロータ41で押圧し、この押圧ロータ41を揺動軸32回りに揺動可能にしているので、種々の寸法の木質材料を、押圧ロータ41で安定して押圧することができる。特に、木質材料が俵積みになって押圧部3に導かれた場合、単一の押圧ロータ41と、3個の下部ロータ42とで、俵積みの木質材料を効果的に挟持して切削部5に送ることができる。したがって、俵積みの木質材料を、暴れを防止しながら、安定して切削ロータ52で切削できる。その結果、寸法の揃った切削片を安定して製造できる。ここで、上記押圧ロータ41とモータ48と揺動枠33の合計質量であって、押圧ロータ41から木質材料に作用させる荷重は、0.5〜2tであるのが好ましく、更に好ましくは1〜1.5tである。押圧ロータ41から木質材料に0.5〜2tの荷重をかけることにより、木質材料を、暴れを防止しながら押圧して切削ロータ52に送ることができる。ここで、木質材料に作用させる押圧力が不足する場合、揺動枠33に錘を配置してもよい。
また、本実施形態の木質チップ製造装置1は、単一の押圧ロータ41が、壁体31に設けられた揺動軸32回りに揺動する揺動枠33によって揺動するように形成されているので、2つの押圧ロータ103,104を揺動部材109と揺動ケーシング107で2段階に揺動させる従来の木質チップ製造装置101よりも、構造を簡易にできる。したがって、部品点数を少なくでき、製造コストと組立ての手間を削減でき、また、メンテナンスのコストと手間を削減できる。
また、本実施形態の木質チップ製造装置1は、押圧ロータ41をモータ48で駆動する一方、3個の下部ロータ42を、押圧ロータ41のモータ48とは異なるモータ49で駆動するので、2つの押圧ロータ103,104と下部ロータ105を単一のモータで駆動する従来の木質チップ製造装置101よりも、動力伝達機構の構成を簡易にできる。したがって、本実施形態の木質チップ製造装置は、従来よりも部品点数を少なくでき、製造コストと組立ての手間と、メンテナンスのコストと手間を少なくでき、また、伝達ロスによるエネルギー消費を小さくできる。
また、本実施形態の木質チップ製造装置1は、押圧ロータ41を揺動可能に支持する揺動枠33が、搬送コンベヤ2の側壁24に連なる壁体31の内側に配置されているので、木質材料が切削部5で切削された切削片は、壁体31の外側に漏出することが無い。したがって、従来の木質チップ製造装置101のような、設置位置の周辺に切削片が散乱する不都合を、効果的に防止できる。
更に、本実施形態の木質チップ製造装置1によれば、押圧ロータ41を支持する揺動枠33の揺動軸32を、木質材料の搬送方向において、押圧ロータ41よりも前に配置しているので、木質材料が押圧ロータ41に接すると、揺動枠33が速やかに上方に揺動する。したがって、押圧ロータ41を確実かつ円滑に上方に揺動させることができる。したがって、例えば押圧ロータを木質材料の移動方向の下流側に配置された揺動軸回りの揺動枠で支持する場合のように、揺動枠の揺動不良が生じて木質材料が噛み込んだり、揺動枠に座屈が生じたりする不都合を効果的に防止できる。
本実施形態の木質チップ製造装置1によれば、木材、剪定材、端材、間伐材及び廃材等の種々の木質材料を用いて、最大寸法が3mm以上65mm以下の切削片を製造することができる。
本実施形態の木質チップ製造装置1は、運転時間が経過するに伴い、切削ロータ52に関して、切刃55の交換や、切刃55の刃先の突出長さの調整等のメンテナンスが必要となる。また、篩体63に関して、損傷の補修や、目詰まりの解消等のメンテナンスが必要となる。これらの場合、次のようにしてメンテナンスを行う。まず、切削ケーシング51の開閉部51aを回動軸58回りに前方に揺動させて、切削部5の内部を解放する。続いて、作業者が、開閉部51aが開いて形成された開口部から切削ケーシング51内に進入し、足場65に足を置く。作業者が足場65に足を置いて押圧部3側を向くと、切削ロータ52が作業者の前側に位置するので、切削ロータ52の切刃55の刃先の突出長さの調整や、切刃55の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、切削ロータ52の外周側に配置された篩体63の詰まりの解消や、破損部分の補修を行うことができる。作業者が足場65上に存在するときに、揺動枠33を油圧シリンダ36で揺動軸32回りに揺動させると、押圧ロータ41が上昇して作業者に接近する。したがって、作業者は、容易に押圧ロータ41のメンテナンスを行うことができる。
上記実施形態において、押圧部3に下部ロータ42を3個設けたが、下部ロータ42は、2個以上であれば何個でもよい。2個以上の下部ロータ42の上方に、下部ロータ42よりも直径の大きい押圧ロータ41を、押圧ロータ41の回転軸43が、複数の下部ロータ42のうちの両端の下部ロータ42の回転軸45よりも木質材料の送り方向の内側に位置するように、配置すればよい。
1 木質チップ製造装置
2 搬送コンベヤ
3 押圧部
5 切削部
7 搬出コンベヤ
21 搬送ベルト
22 スプロケット
23 支持ローラ
24 側壁
31 壁体
32 揺動軸
33 揺動枠
36 油圧シリンダ
41 押圧ロータ
42 下部ロータ
43 押圧ロータの回転軸
45 下部ロータの回転軸
48,49 モータ
51 切削ケーシング
52 切削ロータ
53 切削ロータの回転軸
54 ロータディスク
55 切刃
56 裏刃
71 搬送ベルト
72 プーリ
73 支持ローラ
61 固定刃
63 篩体

Claims (13)

  1. 木質材料を搬送する搬送部と、この搬送部で搬送された木質材料を押圧する押圧部と、この押圧部で押圧されて送られた木質材料を切削する切削部とを備えた木質チップ製造装置において、
    上記押圧部は、
    上記搬送部の木質材料の搬送路を区画する側壁に連なる壁体と、
    上記壁体の内側に、この壁体に取り付けられた揺動軸を介して揺動可能に配置された揺動部材と、
    上記揺動部材に回転可能に軸支され、上記搬送装置で搬送された木質材料の上部を押圧すると共に、この木質材料を上記切削部に向かって送る単一の押圧ロータと、
    上記押圧ロータの下方に設けられ、上記木質材料を支持すると共に、この木質材料を上記切削部に向かって送る複数の下部ロータと
    を有することを特徴とする木質チップ製造装置。
  2. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記押圧ロータが、上記下部ロータと異なる動力源で駆動されることを特徴とする木質チップ製造装置。
  3. 請求項2に記載の木質チップ製造装置において、
    上記揺動部材に、上記押圧ロータを回転駆動する動力源が設置されていることを特徴とする木質チップ製造装置。
  4. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記揺動軸が、上記押圧ロータの回転軸よりも木質材料の搬送方向の手前側かつ上方に位置するように、上記壁体に取り付けられていることを特徴とする木質チップ製造装置。
  5. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記切削部が、周面に回転刃を有して回転駆動される切削ロータと、この切削ロータの回転刃の回転経路に近接して配置された固定刃と、上記切削ロータの外周側に配置された篩体とを有することを特徴とする木質チップ製造装置。
  6. 請求項5に記載の木質チップ製造装置において、
    上記切削部の切削ロータが、軸方向に複数個配列されて外周部に上記回転刃が固定された円盤を有し、隣り合う上記円盤の少なくとも1組において、上記回転刃が周方向にずらして配置されていることを特徴とする木質チップ製造装置。
  7. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記押圧ロータが、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪を有することを特徴とする木質チップ製造装置。
  8. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記下部ロータが、木質材料の接触部において先端が切削部の側を向く係合爪を有することを特徴とする木質チップ製造装置。
  9. 請求項7に記載の木質チップ製造装置において、
    複数の上記下部ロータが、隣接する下部ロータとの間で係合爪の回転経路が軸方向視において互いに重なり合うように配置されていることを特徴とする木質チップ製造装置。
  10. 請求項1に記載の木質チップ製造装置において、
    上記揺動部材の揺動軸に関して上記押圧ロータと反対側に、上記揺動部材を上記揺動軸回りに回動させるアクチュエータを有することを特徴とする木質チップ製造装置。
  11. 請求項5に記載の木質チップ製造装置において、
    上記切削部がケーシングを有し、このケーシングの少なくとも一部が、上記篩体の少なくとも一部と共に回動して上記切削ロータを露出可能に形成されていることを特徴とする木質チップ製造装置。
  12. 請求項11に記載の木質チップ製造装置において、
    上記切削部が、上記切削ロータの周辺に配置され、上記回転刃で上記木質材料が切削されてなる切削片が透過可能に形成された足場を有することを特徴とするオガ粉製造装置。
  13. 請求項5に記載の木質チップ製造装置において、
    上記押圧部と上記切削ロータの下方に配置され、上記木質材料が切削されてなる切削片を搬出する搬出部を備えることを特徴とする木質チップ製造装置。
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