JP6101770B2 - 固液分離装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液体と固体が混合した処理物を順次前方に送りながら液体と固体に分離する固液分離装置に関する。
前後方向に並列されて左右方向に延びる複数の回転軸と、各回転軸に左右方向に並列されて軸装された複数の回転体と、左右又は前後で隣接する回転体の間に形成されて処理物中の液体を落下させる隙間と、回転体の上方に配置されて該回転体の回転により順次前方に送られる処理物を下方に押圧して圧搾する圧搾部材とを備え、液体と固体が混合した処理物を順次前方に送りながら液体と固体に分離する固液分離装置が公知になっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−307512号公報
上記文献の固液分離装置では、圧搾部材による圧搾によって、処理物中の液体が搾り出されるため、脱水性能が向上する一方で、処理物から分離された液体が隙間を介して該処理物の下方側に落下する構造であるため、処理物の上面側と圧搾部材との間に、処理物中から分離された液体が溜まり易く、これによって脱水効率が低下する場合がある。
本発明は、順次前方に送られる処理物を、その上側から下方に圧搾し、処理物中の液体と固体に分離する固液分離装置において、脱水性能をさらに向上させた固液分離装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、液体と固体が混合した処理物を順次前方に送りながら液体と固体に分離する固液分離装置であって、前後方向に並列されて左右方向に延びる複数の回転軸と、各回転軸に左右方向に並列されて軸装された複数の回転体と、左右又は前後で隣接する回転体の間に形成されて処理物中の液体を落下させる隙間と、回転体の上方に配置されて該回転体の回転により順次前方に送られる処理物を下方に押圧して圧搾する圧搾部材とを備え、前記圧搾部材により下方に押圧された処理物中の液体を圧搾部材の上面側に導出させる導出部が設けられ、前記導出部が前後方向に細長いスリット状の導出孔であり、前記スリット状の導出孔に少なくとも一部が上方から挿入された状態で回転する回転部材を備え、前記回転部材が外周に複数の突起を有し、該回転部材は、その下部側が導出孔に挿入された状態で圧搾部材の上面側に遊転自在に支持されることにより、前方に送られる処理物と共に連れ回り回転する構造としたことを特徴とする。
上記構成としたことで、左右又は前後で隣接する回転体の間に形成されて処理物中の液体を落下させる隙間によって、処理物中の液体を落下させるとともに、処理物中の液体を、導出部によって圧搾部材の上面側に導出させる。このように処理物の上下両側で、該処理物から液体を分離させる作用が発揮されるため、脱水性能が向上する。
前記スリット状の導出孔は左右方向に並べて複数設けられたものとしてもよい。
前記回転部材が円盤状に形成され、前記導出孔毎に回転部材が設けられたものとしてもよい。
処理物から分離した液体を排出する排出部が設けられ、上記導出孔を介して圧搾部材の上面側に導出された上記液体を、前記排出部に向かって案内し流出させる流路が形成されたものとしてもよい。
圧搾部材上に導出された上記液体と、前記隙間を介して落下した液体とを合流させるように上記流路が形成されたものとしてもよい。
導出孔を、圧搾部材の送り方向下流側に形成するとともに、圧搾部材の上面を送り方向上流側に向かって下方傾斜させることにより、前記流路を形成したものとしてもよい。
左右又は前後で隣接する回転体の間に形成されて処理物中の液体を落下させる隙間によって、処理物中の液体を落下させるとともに、処理物中の液体を、導出部によって圧搾部材の上面側に導出させる。このように処理物の上下両側で、該処理物から液体を分離させる作用が発揮されるため、脱水性能が向上する。
本発明の要部構成を示す側面図である。 本発明を適用した固液分離装置の構成を示す全体側面図である。 本発明を適用した固液分離装置の構成を示す全体平面図である。 処理部の要部背面図である。 図4の要部拡大図である。 駆動機構の構成を示す要部背面図である。 導出手段の構成を示す正断面図である。 導出手段の構成を示す側断面図である。
図1は、本発明の要部構成を示す側面図であり、図2,図3は、本発明を適用した固液分離装置の構成を示す全体側面図及び全体平面図である。図示する固液分離装置1は、固体と液体(主に水)が混合した処理物を前方に送りながら該処理物の脱液(主に脱水)を行うものであり、上部側の装置本体2と、該装置本体2を下支えする下部側の下部フレーム3とを備えている。
下部フレーム3は、上部が開放されたボックス状に成形された排液タンク(排出部)であり、装置本体2側で処理物から分離されて落下してくる液体は、この排液タンク3内に受止められて一時的に貯留される。
装置本体2は、前方(送り方向,搬送方向)に向かって斜め上方に傾斜させることが可能なように下部フレーム3側に支持されている。具体的には、装置本体2が、後部側を支点に上下揺動可能に支持されることにより、前後方向に水平な水平姿勢と、前方に向かって上昇傾斜した傾斜姿勢とに切換可能に構成されている。
該装置本体2は、上下両側が開放されたボックス状の枠体2aと、枠体2aの一部を構成して互いが平行に対向した左右一対の板状のサイドフレーム4,4と、左右のサイドフレーム4,4間に配置されて処理物の処理を行う処理部6と、左右一方側のサイドフレーム4における他方側とのサイドフレーム4との対向面と反対側の面(外面)側に配置されて処理部6を駆動させる駆動機構7と、処理部6の直上に配置されて該処理物の圧搾処理を行う圧搾機構8とを備えている。
まず、図1乃至図5に基づき処理部6の構成を説明する。
図4は、処理部の要部背面図であり、図5は、図4の要部拡大図である。処理部6は、左右のサイドフレーム4,4間に回転自在に支持された左右方向の複数の回転軸9と、左右のサイドフレーム4,4間に位置し且つ枠体2a側に支持固定されて前後方向に延びる複数のガイドバー(ガイド部材)11と、回転軸9と一体回転する側面視円形または楕円形の複数の回転板(回転体)12とを備えている。
上記回転軸9は、前後で隣接するもの同士が互いに平行な状態で、処理物の搬送方向に所定間隔毎に並列配置されている。各回転軸9は、左右のサイドフレーム4,4間にベアリング13,13を介して、自身の軸回りに回転自在に架設支持されている。駆動機構7側のサイドフレーム4から外面側に突出した回転軸9の端部には回転軸9と一体回転する従動スプロケット14が取付固定され、該従動スプロケット14は、上記駆動機構7の一部を構成している。詳細は後述する。
上記回転板12は、各回転軸9に所定間隔(図示する例では等間隔)毎に左右並列された状態で複数設けられている。左右に並列配置された複数の回転板12は、左右方向で隣接するもの同士が互いに平行であって、且つ回転軸9に対して垂直となるように該回転軸9に取付固定されている。
ちなみに、左右で隣接する回転板12,12間の距離は、回転軸9に外装される円形リング状のスペーサ16によって保持される。この他、前後で隣接する回転軸9に設けられた回転板12同士は、左右位置が対応するもの同士で一致しており、これによって、回転板12は、サイドフレーム4,4間で、行列状に配置される。
これを言換えると、複数の回転板12は、平面視で、前後一直線状に配置されて回転列Lを形成し、この回転列Lが左右方向に等間隔毎に複数並列され、前後方向の搬送面を形成している。この搬送面は、装置本体2が水平姿勢の場合には、複数の回転軸9が前後方向に水平に並列された前後水平な状態となる一方で、傾斜姿勢の場合には、複数の回転軸9が前方に向かって上方傾斜した方向に並列されて前方に上方傾斜した状態になる。
また、回転板12は、送り方向最下流(最前方)側に位置する以外のものは、側面視で、長軸と短軸との交差点を回転中心となる楕円状に成形される一方で、送り方向最下流側に位置する回転板12は、回転中心を中心とする円形に成形される。処理物の搬送方向で隣接する回転板12,12同士は、回転軌跡Dの半径が同一か、或いは後側の回転板12よりも前側の回転板12の方が回転軌跡Dの半径が小さく設定されている。
具体的には、1つの回転列Lを構成する回転板12として、回転軌跡Dの半径が最大な第1半径R1となる回転板12である複数の第1回転板12Aと、回転軌跡Dの半径が第1半径R1よりも小径な第2半径R2となる回転板12である第2回転板12Bと、回転軌跡Dの半径が第2半径R2よりも小径な第3半径R3となる回転板12である複数の第3回転板12Cと、回転軌跡Dの半径が第3半径R3よりも小径な第4半径R4となる回転板12である第4回転板12Dとの4種類がある。
そして、第1回転板12Aの前方に第2回転板12Bが配され、第2回転板12Bの前方に第3回転板12Cが配され、第3回転板12Cの前方に第4回転板12Dが配されている。また、前後で隣接する回転板12,12の距離は、互いの回転軌跡Dの半径が小さくなる程、短く設定される。さらに、前後で隣合う楕円状の回転板12A,12B,12C同士は、回転軌跡Dが側面視で重複するように配置されるとともに、互いの位相が1/4周期ずらされている他、前後で隣接する円状の回転板12Dと、楕円状の回転板12Cとは、回転軌跡Dが側面視で非ラップな状態となる。ちなみに、第4回転板12Dの回転軌跡Dは、該回転板12自体の側面形状と同一となる。
上記ガイドバー11は、下方に向かって徐々に左右幅が縮小する方形状または三角形状の断面形状を有して前後方向に形成され、この前後方向に延びるガイドバー11が、左右方向で隣接する回転列Lの各間(回転板12,12の各間)における回転軸9の直上近傍に配置されている。このため、左右方向に並列された前後方向の複数のガイドバー11と、前後方向に並列された左右方向の複数の回転軸9とは、平面視で、互いに交差して格子状をなしている。そして、左右で隣接するガイドバー11の間に前後方向に細長く延びるスリット(隙間)17が形成される。
搬送面の上流側(後端部)から処理物を導入し、各回転板12を正転方向(図1に矢印で示す反時計回り)に回転駆動させると、搬送面がウェーブ状をなし、回転板12がガイドバー11から上方突出する際に、該回転板12の外縁部分が前方に変位して処理物を順次前方に搬送する。
この搬送過程において、処理物中の液体が、左右で隣接する回転板12,12の間、及び前後で隣接する回転板12,12の間から落下し、上記スリット17をすり抜けて、排液タンク3内に貯留される。この回転板12,12間やスリット17を液体がすり抜ける作用によって、処理物中から液体が順次分離されて固体の比率が次第に高くなるようにして、該処理物が前方に送られる。
最下流側まで送られた処理物は十分に脱液がされて固体に近い状態になり、この脱液された処理物は、排出口18から排出され、排出ガイド部材19上を滑落して前方斜め下方に案内される。このようにして、処理物の固体と液体の分離(固液分離)が行われる。
また、左右方向に隣接するガイドバー11,11間の隙間であるスリット17は、下方に向かって順次拡大するため、一度スリット17の上端をすり抜けた液体は、スムーズに排液タンク3に落下する。
続いて、図2,図4及び図6に基づき駆動機構7の構成を説明する。
図6は、駆動機構の構成を示す要部背面図である。駆動機構7は、各回転軸9に軸装された上述の従動スプロケット14と、装置本体2の後部に設置された駆動モータ21と、駆動モータ21の出力軸21aに一体回転するように設けられた駆動スプロケット22と、装置本体2の前部に設置された前部スプロケット23と、上記従動スプロケット14の下方に位置する複数の下部スプロケット24と、上記従動スプロケット14と駆動スプロケット22と前部スプロケット23と下部スプロケット24とに掛け回され且つ駆動スプロケット22の動力を各回転軸9に同一の回転速度で伝動する側面視で環状をなす伝動チェーン26とを備えている。
駆動スプロケット22は、駆動モータ21の出力軸21aに連結固定され該出力軸21aと一体回転する左右方向の駆動軸27に取付固定されている。駆動軸27は、左右のサイドフレーム4,4間に軸受28,28を介して回転自在に架設支持されている。上記伝動チェーン26は、駆動スプロケット22の後側から掛け回されている。
下部スプロケット24,24,24は、前後に複数並列され、隣接する一方の下部スプロケット24の上側から伝動チェーン26が掛け回れた場合には、該隣接する他方の下部スプロケット24には、下側から伝動チェーン26が掛け回される。前部スプロケット23には、前側から伝動チェーン26が掛け回され、各従動スプロケット14には、下方側から伝動チェーン26が掛け回される。
ちなみに、前後複数の従動スプロケット14の直下近傍には、サポート部材29が配設されている。具体的には、正面視逆L字状に形成されて前後方向に延びるアングル状の支持フレーム31と、支持フレーム31のフラットな上面から上方に一体的に突設されて従動スプロケット14に近接するサポート部材32とを有している。背面視で、このサポート部材32と従動スプロケット14との間に伝動チェーン26が配置され、伝動チェーン26が従動スプロケット14から外れないように該伝動チェーン26を下支えしてサポートいる。
該構成によれば、駆動モータ21によって駆動スプロケット22を正転方向(図2に矢印で示す時計回り)に駆動させると、その動力が各従動スプロケット14に伝動され、各回転板12が正転方向(図2における反時計回り)に回転駆動され、処理物の下流側への脱液搬送が行われる。
続いて、図1〜図3,図7及び図8に基づき圧搾機構8の構成を説明する。
圧搾機構8は、搬送面の直上近傍に位置し且つ装置本体2の上端後方寄り部分を支点に上下揺動自在に支持された圧搾板(圧搾部材)33と、圧搾板33を下方に弾力的に押圧するエアシリンダ34と、圧搾板33の前部に設けられ且つ圧搾板33の下面側で圧搾された処理物中から搾り出された液体を圧搾板33の上面側に導出させる導出手段36とを備えている。
上記圧搾板33は、後部が中途部及び前部に対して上方に屈曲され、その後端部が、左右方向の揺動軸37を介して、装置本体2の枠体2a側に軸支されている。圧搾板33の左右幅は左右のサイドフレーム4,4間の距離と略同一或いは若干狭い程度に設定されるとともに、圧搾板33の前後長は搬送面の全長と略同一或いは若干短い程度の長さに設定されている。
上記エアシリンダ34は、装置本体2の前端部において、左右のサイドフレーム4,4の間に架設された正面視逆U字状の支持フレーム38の左右方向中央部に取付支持されている。エアシリンダ34が伸長作動すると、圧搾板33の前端部が上面側から下方に弾力的に押圧される一方で、エアシリンダ34が縮小作動すると、圧搾板33による下方への押圧が解除される。
この圧搾板33の下方への押圧によって、該圧搾板33と搬送面との間に位置する処理物が上側から下方に押圧されて圧搾され、処理物内からの液体の分離が促進される。なお、このエアシリンダ34の代わりに、圧搾板33を下方に弾力的に押圧するガススプリングや圧縮スプリング等の付勢部材を用いてもよい。
図7,図8は、導出手段の構成を示す正断面図及び側断面図である。導出手段36は、圧搾板33の前部に左右一対で設けられている。各導出手段36は、圧搾板33の前部に穿設された前後方向に細長く延びるスリット状の複数の導出孔(導出部)33aと、導出孔33aに上方側から挿通されて下端側が圧搾板33の下面側に臨む回転部材39と、圧搾板33の上面側に導出された液体を排液タンク3側に導く流路とを備えている。
導出孔33aは、互いが搬送方向である前後方向に平行な状態で、左右方向に複数並列されている。
回転部材39は、厚み方向が左右方向に向けられた円盤状に形成され、その外周には、所定間隔毎(図示する例では等間隔毎)に突起39aが全周に亘り満遍無く突出形成されている。この回転部材39が導出孔33a毎に設けられ、各回転部材39は、その下部が対応する導出孔33aに上方側から挿通され、この複数の回転部材39は、自身の中心部を垂直に貫通する単一の左右方向に延びる支持軸41によって、該支持軸41の軸回りに遊転自在に圧搾板33側に支持されている。ちなみに、支持軸41は、左右一対のベース部材42によって、圧搾板33の上面前部側に支持されている。
上記流路は、圧搾板33の上面に形成される。具体的には、圧搾板33が、搬送面(ガイドバー11)に対しては送り方向下流側に向かって下方傾斜した状態となるが、水平方向に対しては送り方向上流側に下方傾斜するように、装置本体2の傾斜姿勢での傾きを設定している。このため、圧搾板33の上面側に導出された液体は、この傾斜によって、圧搾板の後部側に案内される。そして、圧搾板33の後部側まで案内された液体は、サイドフレーム4に穿設された排出孔4a(図2参照)から漏れ出て、排液タンク3内に落下する。
該構成の圧搾機構8によれば、複数の回転板12により順次前方に送られる処理物は、圧搾板33によって圧搾され、該処理物中から搾り出された液体は、導出孔33aと回転部材39との間に形成されたクリアランスを介して、圧搾板33の上面側に導出され、上述した流路を形成する圧搾板33の上面の傾斜を流れ落ちて、排出孔4aまで達し、該排出孔4aから漏れ出た液体は、スリット17を介して落下した液体と合流するように排液タンク3に貯留される。
また、この際、搬送中の処理物に下端側が接する回転部材39は、該処理物と連れ回り回転し、導出孔33aに詰まった処理物を突起等により掻取るため、導出孔33aの目詰まりも効率的に防止される。
以上のように構成された固液分離装置1によれば、回転板12の回転軌跡Dの半径が送り方向に向かって順次小さくなるため、圧搾板33と搬送面との間の空間が送り方向に向かって次第に狭くなる。このため、急減な脱液が防止されて段階的に脱液処理が行われ、効率的に処理物中から液体を分離させることができる。
また、圧搾板33を下方に弾力的に押圧するエアシリンダ34は、その駆動力によって、弾力的な押圧力を調整可能であるため、処理物の種類に応じた最適な押圧力を該処理部に付与できるため、さらに効率的な固液分離が可能になる。
また、回転板12は、処理物を順次前方に送る機能を有するとともに、該処理物がスリット17に詰まることが防止する機能も有している。
さらに、圧搾機構8の導出手段36によって、処理物から分離した液体を、圧搾板33の上面側に導出させるため、処理物の上下両側から効率的な脱液処理を行うことが可能になる他、導出手段36を構成する導出孔33aの目詰まりが回転部材39によって効率的に防止されるため、脱液機能も低下も生じず、さらに効率的な作業が可能になる。ちなみに、回転部材39の突起39aによって、処理物の移動に伴う該回転部材39の連れ回り回転が促進され、より効率的に目詰まりを防止可能になる。
また、スリット17を介して落下する液体と、圧搾板33の上面側から流下する液体とが同一の排液タンク3に貯留され、この排液タンク3をそれぞれに別々に設ける必要がないので、部品点数が減少して、構成が簡略化され、製造コストが低減する。
なお、回転部材39の外縁に突起39aを一体形成して、処理物の移動に伴う回転部材39の連れ回り回転を促進させる例を説明したが、該連れ回り回転が促進されれば、図8に示すような突起に限定されることなく、回転部材39の外縁側に径方向に突出する複数のブラシ等を周方向全体に亘り所定間隔で満遍無く設け、これによって回転部材39の連れ回り回転を促進させてもよい。
1 固液分離装置
3 下部フレーム(排出部,排液タンク)
9 回転軸
12 回転板(回転体)
33 圧搾板(圧搾部材)
33a 導出孔(導出部)
39 回転部材
39a 突起

Claims (6)

  1. 液体と固体が混合した処理物を順次前方に送りながら液体と固体に分離する固液分離装置であって、
    前後方向に並列されて左右方向に延びる複数の回転軸と、
    各回転軸に左右方向に並列されて軸装された複数の回転体と、
    左右又は前後で隣接する回転体の間に形成されて処理物中の液体を落下させる隙間と、
    回転体の上方に配置されて該回転体の回転により順次前方に送られる処理物を下方に押圧して圧搾する圧搾部材とを備え、
    前記圧搾部材により下方に押圧された処理物中の液体を圧搾部材の上面側に導出させる導出部が設けられ
    前記導出部が前後方向に細長いスリット状の導出孔であり、
    前記スリット状の導出孔に少なくとも一部が上方から挿入された状態で回転する回転部材を備え、
    前記回転部材が外周に複数の突起を有し、
    該回転部材は、その下部側が導出孔に挿入された状態で圧搾部材の上面側に遊転自在に支持されることにより、前方に送られる処理物と共に連れ回り回転する構造とした
    ことを特徴とする固液分離装置。
  2. 前記スリット状の導出孔は左右方向に並べて複数設けられた
    請求項に記載の固液分離装置。
  3. 前記回転部材が円盤状に形成され、
    前記導出孔毎に回転部材が設けられた
    請求項1又は2の何れかに記載の固液分離装置。
  4. 処理物から分離した液体を排出する排出部が設けられ、
    上記導出孔を介して圧搾部材の上面側に導出された上記液体を、前記排出部に向かって案内し流出させる流路が形成された
    請求項1乃至3の何れかに記載の固液分離装置。
  5. 圧搾部材上に導出された上記液体と、前記隙間を介して落下した液体とを合流させるように上記流路が形成された
    請求項に記載の固液分離装置。
  6. 導出孔を、圧搾部材の送り方向下流側に形成するとともに、圧搾部材の上面を送り方向上流側に向かって下方傾斜させることにより、前記流路を形成した
    請求項4又は5の何れかに記載の固液分離装置。
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