JP6052668B2 - 引き戸 - Google Patents

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Description

本発明は、引き戸に関する。
特許文献1には、引戸体を挟んで貫通孔の両開口に引手を設けた構造が開示されている。この構造では、二つの引手が互いに貫通孔内で嵌合して合体することで、引戸体に取り付けられる。
特開2012−167511号公報
ところで、引き戸は開口部を閉塞するものであるため、引き戸を閉成した状態では、例えば開口部の前に立つ者が引き戸を開成する等の行動を行わなければ、この者が開口部を介した反対側の空間(開口部の向こう側の空間)の状況を認識することはできない。このため、例えばトイレの出入口に設けた引き戸の場合、引き戸を介してトイレ外に立つ者は、このトイレ内の利用者の有無を、引き戸を開成するか引き戸を叩くか等の行動を行い、確認する必要がある。このとき、引き戸を開成することは利用者に不快感を与え易いため、容易に行えることではなく、また引き戸を叩く場合では、その音やそれに対する返事が相手に聞こえずに、前記トイレ外に立つ者が、利用者の有無を正しく認識できないことがある。このように、従来の引き戸では、引き戸の前に立つ者が、引き戸を介した開口部の向こう側の空間の状況を認識し難い。
そこで、本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、前記開口部の向こう側の空間の状況を容易に認識可能な、使い勝手の良い引き戸を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、外部の開口部に対してスライド移動自在に取り付けられる戸体と、この戸体に設けられ前記スライド移動操作用の引手とを備え、前記戸体は、前記引手取付用の貫通孔を有し、前記引手は、前記貫通孔に挿通して取り付けられ一方の開口端を操作用開口とした筒体と、この筒体の前記操作用開口と反対の開口端を閉塞する底部材とを備え、この底部材が、透光性を有するものであり、前記筒体は、前記一方の開口端側の部位の外周面に、前記貫通孔の内周面に引っ掛かる爪を有しているとともに、前記爪よりも奥側となる前記反対の開口端側の部位に、前記一方の開口端側の部位に比べて、内部空間を広くする膨出部を有していることを特徴とする。
また前記課題を解決するために本発明は、外部の開口部に対してスライド移動自在に取り付けられる戸体と、この戸体に設けられ前記スライド移動操作用の引手とを備え、前記戸体は、前記引手取付用の貫通孔を有し、前記引手は、前記貫通孔に挿通して取り付けられ一方の開口端を操作用開口とした筒体と、この筒体の前記操作用開口と反対の開口端を閉塞する底部材とを備え、前記引手は、前記筒体の前記反対の開口端に、透光性を有する第1の前記底部材と、遮光性を有する第2の前記底部材とのうち、いずれか一方の前記底部材を選択的に取付可能なものであり、前記筒体は、前記一方の開口端側の部位の外周面に、前記貫通孔の内周面に引っ掛かる爪を有しているとともに、前記爪よりも奥側となる前記反対の開口端側の部位に、前記一方の開口端側の部位に比べて、内部空間を広くする膨出部を有していることを特徴とする。
また、前記引手を、前記戸体の前記貫通孔の両方の開口に各々設けたものであることが好ましい。
本発明にあっては、筒体の操作用開口と反対の開口端を、透光性を有する底部材で閉塞することで、貫通孔を介して戸体の向こう側の空間から光を透過させることができる。このため、本発明にあっては、例えば、前記空間からの透過光の有無から、戸体の一方に立つ者に、例えば戸体を介した反対側の空間(前記向こう側の空間)における人の有無等の、前記向こう側の空間の状況を認識させ易くすることができる。これによって、本発明にあっては、例えば、戸体を開成させ難い状態や、戸体を叩く音やそれに対する返事を視聴し難い状態等でも、前記状況を認識可能となり、使い勝手の良い引き戸を提供することができる。
本発明の実施形態の引き戸における貫通孔周辺の断面図である。 同上の引き戸における引手を示し、(a)は斜視図であり、(b)は分解斜視図である。 同上の引手を示し、(a)は正面図であり、(b)は下方から視た平面図であり、(c)はB−B断面図である。 同上の引手における筒体を示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は下方から視た平面図であり、(d)はC−C断面図である。 同上の引手における底部材を示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)はE−E断面図であり、(d)は領域Fの拡大図である。 本実施形態の引き戸を開口部に設けた状態の斜視図である。
本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態の引き戸1は、建物や部屋の出入口91や窓等の開口部9に設けられており、例えば、図6に示すように、部屋の出入口91に取り付けられる。そして、引き戸1は、開口部9(出入口91)に対してスライド移動自在となっており、このスライド移動によって開口部9(出入口91)を開閉可能となっている。出入口91は、上下及び左右に幅を有した矩形状で前後に貫通している。なお、以下の説明では、前述の前後(図面中の矢印D1参照)、左右(図面中の矢印D2参照)、上下(図面中の矢印D3参照)の各方向を基準とする。そして、以下の説明では、この前後において、前方から後方に向けて視た状態を、正面視とする。
開口部9(出入口91)を形成する縁部の上部前面には、開口部9より左右に長尺な上レール92と、上レール92に沿ってスライド移動自在の吊り具(図示せず)とが設けてある。この吊り具は上レール92に取り付けられる。そして、この吊り具は、引き戸1を吊り下げて保持する(吊り持ちする)。言い換えると、引き戸1は、左右に長尺な上吊レールによって、開口部9に取り付けられており、この上吊レール(上レール92)に沿って左右にスライド移動自在となっている。
引き戸1は、図1に示すように、板状の戸体2と、戸体2に取り付けられる引手3とを備える。戸体2は、上下及び左右に幅を有した矩形の板部材で形成される。このため、戸体2は、板面が前後を向いて配置される。戸体2は、その上端部が、前記吊り具に保持される。このため、戸体2は、左右にスライド移動自在となっており、このスライド移動によって、開口部9の前面を閉塞する閉成状態(図6に示す状態)と、この前面を開放する開成状態とに切り替わる。
戸体2は、前後に両板面を貫通した貫通孔21が、左右の一端部に設けてある。貫通孔21は、正面視正方形状に形成されており、その貫通方向に直交する断面形状が一様となっている。そして、貫通孔21は、その貫通方向が前後に平行となっている。このため、貫通孔21は、前後の開口22が同形で且つ前後方向に重なって位置する。
引手3は、図1に示すように、貫通孔21に挿通して、戸板2に取り付けられる。このため、引手3は、図6に示すように、戸体2の左右の一端部に設けられる。引手3は、図1に示すように、貫通孔21の前側の開口22と、貫通孔21の後側の開口22とに夫々設けてある。言い換えると、引き戸1は、引手3を二つ備えており、二つの引手3は戸体2の貫通孔21の前後両方の開口22に各々設けてある。
そして、引手3は、戸体2をスライド移動させる際に操作部として機能する。言い換えると、引手3は、戸体2のスライド移動操作用(開閉操作用)となっている。このため、引き戸1は、前後のいずれからでも、引手3を介して戸体2をスライド移動可能となっている。
更に、引手3は、有底の筒形状となっている。詳しくは、貫通孔21の前側の開口22に設けた引手3が、この前側の開口22から後方に向けて凹んだ有底の筒形状となっており、貫通孔21の後側の開口22に設けた引手3が、この後側の開口22から前方に向けて凹んだ有底の筒形状となっている。このため、引手3は、筒の開口端が、貫通孔21の各開口22に位置する。
そして、引手3は、この筒の開口端から筒内部に指を挿し入れることができる。引き戸1は、この引手3内に指を挿し入れた状態で、この指を入れた手を左右に移動させることで、容易にスライド移動される。このため、引手3の前記開口端は、スライド移動時に容易に引き戸1をスライド移動可能とする操作用開口31となっている。以下、前記前側の開口22に設けた引手3における後方、及び前記後側の開口22に設けた引手3における前方を夫々、引手3の奥側とする。すなわち、前後二つの引手3は、図2に示すように、操作用開口31から奥側に凹んだ有底の筒形状となっている。
また、引手3は、図3に示すように、前後両端が開口し一方の開口端が操作用開口31となる筒体4と、筒体4の操作用開口31と反対の開口端を閉塞する底部材5とを備える。そして、引手3は、例えば、合成樹脂製となっており、筒体4に底部材5を例えば溶着等で一体化することで形成される。以下の説明では、筒体4において、操作用開口31となる前記開口端を第1開口端とし、第1開口端の反対の開口端を第2開口端とする。
筒体4は、遮光性を有する。筒体4は、図4に示すように、前後両端が開口した筒形状の部位(筒部41)を有する。筒部41は正面視正方形に開口しており、連続する四つの周壁(上側の周壁、右側の周壁、下側の周壁、左側の周壁)で形成される。そして、筒部41は、その筒の外寸(上下または左右に平行に並ぶ二つの周壁の外周面間の距離)が、平面視における貫通孔21の一辺(周面)の全長(上下または左右の長手寸法)より小寸となっている。そして、筒部41は、貫通孔21に挿通した状態で、配置される。
筒部41の第1開口端には、外周に突出したフランジ部42が形成されている。フランジ部42は、正面視正方形枠状となっており、この枠の各辺の全長が、平面視における貫通孔21の一辺の全長より大寸となっている。このため、筒部41を貫通孔21に挿通した状態で、フランジ部42は、その一部が戸体2の板面に当接される。すなわち、フランジ部42は、筒体4の貫通孔21に対する挿通位置を規定する位置決め部として機能する。また、フランジ部42は、貫通孔21を隠蔽する隠蔽部材として機能する。
更に、筒部41は、各周壁の外周面に爪43が形成されている。爪43は、前後に長さを有しており、その前後長が、筒部41の前後長の半分の長さとなっている。更に、爪43は、筒部41を貫通孔21に挿通した状態で、貫通孔21の周面(戸体2)に引っ掛かる。これによって、筒体4は、貫通孔21(戸体2)に取り付けられる。
また、筒部41は、その前後長の半分から第2開口端までの部位(第2開口端側の部位41b)に、膨出部44を有する。言い換えると、筒部41は、爪43より奥側に膨出部44を有する。膨出部44は、正面視において、筒部41の内周面を外周側に膨れさせた部位となっている。このため、筒部41は、正面視において、膨出部44における筒の内寸(上下または左右に平行に並ぶ二つの周壁の内周面間の距離)が、膨出部44以外の部位における前記筒の内寸に比べて、大寸になっている。
更に、第2開口端側の部位41bは、その全体が膨出部44となっている。そして、膨出部44は、その前記筒の内寸が、第2開口端に近づく程大きくなる。言い換えると、第2開口端側の部位41bは、その内周面が、第1開口端側の部位41a(筒部41の前後長の半分から第1開口端までの部位)との境界から第2開口端に向けて内寸が大きくなる傾斜面となっている。
このため、筒部41は、第2開口端側の部位41bが、第1開口端側の部位41aに比べて、その内部空間(筒内)が広くなっている。言い換えると、引手3は、膨出部44によって、内周面の一部に、外周側に凹んだ凹みが形成されている。なお、膨出部44は、第2開口端側の部位41bの前後長の全体に亘るものに限らず、第2開口端側の部位41bの一部に有した(形成した)もの等であってもよい。
筒部41の第2開口端には、底取付部45が形成されている。底取付部45には、底部材5(詳細は後述する)が取り付けられる。また、底取付部45は、筒部41の第2開口端の全周に亘って設けてあり、前後に沿って筒部41から突出する。そして、底取付部45は、正面視において、筒部41と同形の正方形をした枠状となっており、正面視において、各辺の短手寸法(長手方向に直交する厚さ)が筒部41の前記厚さに比べて小寸となっている。更に、底取付部45は、前後において、その内周面が、筒部41の内周面と連続しており、所謂面一形状となっている。言い換えると、底取付部45は、正面視において、その筒(枠)の内寸(上下または左右に対向する内周面間の距離)が、筒部41の第2開口端における筒の内寸と、同寸になっている。
底部材5は、図5に示すように、正面視正方形の板部材で形成される。言い換えると、底部材5は、正面視正方形の板状となっている。底部材5は、各辺の長手寸法が、筒部41の第2開口端における筒の外寸(上下または左右に平行に並ぶ二つの周壁の外周面間の距離)と、同寸になっている。底部材5は、一方の板面で筒体4の第2開口端を閉塞して、底取付部45に取り付けられる。そして、底部材5の前記一方の板面には、正面視において、底取付部45と重なる位置(底取付部45に対応する位置)に、溝部53が設けてある。
溝部53は、前後において、前記一方の板面から凹んで形成される。溝部53は、正面視正方形環状の凹所となっている。そして、溝部53は、底取付部45を挿入して、内部に配置可能となっている。
更に、溝部53は、その底面に、所定の間隔をおいて、突起54が設けてある。突起54は、例えば、正方形の各辺に夫々二つずつ設けてある。各辺に設けた突起54は、その設けた辺の長手方向において、所定の間隔をおいて設けてあり、この間隔は4辺とも同寸となっている。そして、各辺に設けた突起54は各々、その設けた辺の長手方向に沿って長さを有した突条となっており、この長さは八つとも同寸となっている。言い換えると、突起54は、各辺に同じ条件で複数設けてある。
そして、引手3は、例えば、底取付部45を溝部53内に配置した状態で、振動溶着を行い、底取付部45を突起54に固着している。詳しくは、底部材5は、突起54に底取付部45の奥側の端部を当接した状態で、筒体4が組み付けられる。そして、底部材5は、この状態で、底取付部45と突起54との間を振動溶着させることで、筒体4に固着一体化される。
これによって、図2,3に示すように、底部材5は、筒体4に取り付けられる。また、底部材5は、固着した状態で、前記一方の板面を筒部41の第2開口端に当接してもよいし、当接しなくてもよいが、溶着前は、前記一方の板面と前記第2開口端との間に隙間を有することが好ましい。なお、底部材5を筒体4に取付け・固定(固着)する手段は、溶着に限らず、接着や、底取付部45と溝部53との嵌り合い(嵌合)等であってもよい。
また、底部材5は、透光性を有する第1の底部材51と、遮光性を有する第2の底部材52とに区別される。そして、引手3は、第1の底部材51と第2の底部材52とのうち、一方の底部材5を選択的に筒体4に取り付けて形成される。
そして、例えば、第1の底部材51は、透光性を有する材料で形成される。このため、第1の底部材51は、板面の少なくともの溝部53より内側の部位で、光を透過させることができる。なお、第1の底部材51は、有色の材料で形成されたものや、表面処理等を施したもの等の、覗き穴とならない透明でないもの(所謂半透明を含む非透明のもの)が好ましい。
また、例えば、第2の底部材52は、遮光性を有する材料で形成される。このため、第2の底部材52は、第1の底部材51と異なり、その板面の溝部53より内側の部位で、光を透過させることができない。なお、第2の底部材52は、透光性を有する材料で形成し、表面処理等の加工を施すことで、前記内側の部位の透光性を無くした(前記内側の部位に遮光性を持たせた)もの等であってもよい。
このように、引手3は、第1の底部材51を備えた場合、底部材5を介して貫通孔21の前後の開口22から光を放出させることができる。言い換えると、引き戸1は、筒体4の第2開口端を、透光性を有する底部材5で閉塞することで、貫通孔21を介して戸体2の向こう側(引手3と反対側)の空間から光を透過させることができる。
このため、引き戸1は、この引手3を用いることで、例えば、前記空間からの透過光の有無から、戸体2の一方に立つ者に、戸体2を介した反対側の空間(前記空間)における人の有無等を認識させ易くすることができる。言い換えると、引き戸1は、底部材5に透光性を持たせたことで、前記空間からの透過光の有無から、前記向こう側の空間の状況を認識させ易くすることができる。これによって、引き戸1は、戸体2を開成させ難い状態や、戸体2を叩く音やそれに対する返事を視聴し難い状態等でも、前記状況を認識可能となり、使い勝手を良くし易くすることができる。
また、引手3は、第2の底部材52を備えた場合、底部材5を介した前記光の通過を抑制することができる。言い換えると、引き戸1は、引手3に備える底部材5を第1の底部材51と第2の底部材52とから選択可能としたことで、貫通孔21を介して光を透過させたい引き戸1と、この光を透過させたくない引き戸1とで、同じ形状の引手3を用いることができる。このため、ユーザーは、その所望や引き戸1の使用条件等に応じて、開口部9毎に、第1の底部材51を備えた引き戸1と、第2の底部材52を備えた引き戸1とを選択して、同じデザインで設けることができる。これによって、引き戸1を設けた建物や部屋等では、意匠性を向上し易くすることができる。
更に、引き戸1は、引手3の底部材5を透光可能としたことで、開口部9を介した一方の空間が明るくもう一方の空間が暗い場合等に、暗い側の空間に居る者が、引手3から漏れる光によって、引手3や引き戸1の位置を容易に認識することができる。これによって、引き戸1は、使い勝手を良くし易くすることができる。
また、引き戸1は、筒体4に膨出部44を設けることで、筒体4の内周面に凹みを形成することができる。このため、引き戸1は、操作用開口31に挿通した指を筒体4の前記凹みに引っ掛けさせることで、この指で引手3を保持し易くすることができる。これによって、引き戸1は、スライド移動を操作し易くすることができて、使い勝手を良くし易くすることができる。
また、引き戸1は、戸体2に引っ掛かる爪43を筒体4の外周面に設けたことで、引手3の戸体2への取付に取付具等を用いなくても、引手3を容易に戸体2に取り付けることができる。そして、引き戸1は、戸体2に引手3用の取付具を設けなくても取付可能としたことで、戸体2の板面における前記取付具の露出を抑制することができる等で、引き戸1の意匠性を向上し易くすることができる。
そして、引き戸1は、引手3を貫通孔21の両方の開口22に各々設けたことで、戸体2の前後両方のいずれからでも、引手3に手(指)を掛けて容易にスライド移動させることできる。これによって、引き戸1は、使い勝手を良くし易くすることができる。更に、引き戸1は、筒体4に設けた爪43で引手3を戸体2に取り付けるため、貫通孔21の両方の開口22に各々引手3を取り付ける際に、両方の開口22の各引手を前後に接続して取り付けるもの等と異なり、引手3を個別に戸体2へ取り付けることができる。このため、引き戸1は、互いの底部材5の間の距離(前後間隔)に影響され難くすることができる。これによって、引き戸1は、同じ貫通孔21の前後に引手3を設ける際(貫通孔21の両方の開口22に各々引手3を取り付ける際)に、戸体2の前後の厚みの影響を受け難くすることができる。
また、引手3は、膨出部44が爪43より奥側で最も大寸になるように、膨出部44が設けてある。このため、引手3は、膨出部44の前記最も大寸になる部位に爪43を設けた場合に比べて、膨出部44の前記部位の外周への突出量や爪43の幅を大きくして、形成し易くすることができる。このため、引き戸1は、前記指を掛けるための凹みを広く形成し易くしたり、引手3を戸体2に強固に取り付け易くしたりすることができる。これによって、引き戸1は、使い勝手を良くし易くすることができる。
また、底部材5は、溝部53に長さを有した突起54(突条)を設けて、突起54で筒体4に振動溶着される。このため、底部材5は、溝部53の底部の前後厚さを溶着前後で変化し難くしたり、溶着に伴う歪み等の形状変形を軽減し易くしたりすることができる。言い換えると、引手3は、底部材5に溶着用の突起54を設けたことで、筒体4に底部材5を強固で且つ安定して固定し易くすることができる。
なお、引き戸1を取り付ける開口部9は、建物の窓であってもよく、また出入口91や窓等の建物の開口部に限らず、キャビネット等の出し入れ用の開口部等であってもよい。また、本実施形態では、引手3を戸体2の前後両方に設けたが、開口部9(引き戸1)の利用条件等によっては、引手3を戸体2の前後の一方のみに設けたものであってもよい。また、引き戸1は、前記上吊レールにガイド・支持されるものに限らず、下レールにガイド・支持されるものや、上下両方のレールにガイド・支持されるもの等であってもよい。また、この他、引き戸1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更しても構わない。
1 引き戸
2 戸体
21 貫通孔
22 開口
3 引手
31 操作用開口
4 筒体
41 筒部
41a 第1開口端側の部位
41b 第2開口端側の部位
42 フランジ部
43 爪
44 膨出部
45 底取付部
5 底部材
51 第1の底部材
52 第2の底部材
53 溝部
54 突起
9 開口部
91 出入口
92 上レール

Claims (3)

  1. 外部の開口部に対してスライド移動自在に取り付けられる戸体と、この戸体に設けられ前記スライド移動操作用の引手とを備え、
    前記戸体は、前記引手取付用の貫通孔を有し、
    前記引手は、前記貫通孔に挿通して取り付けられ一方の開口端を操作用開口とした筒体と、この筒体の前記操作用開口と反対の開口端を閉塞する底部材とを備え、
    この底部材が、透光性を有するものであり、
    前記筒体は、前記一方の開口端側の部位の外周面に、前記貫通孔の内周面に引っ掛かる爪を有しているとともに、前記爪よりも奥側となる前記反対の開口端側の部位に、前記一方の開口端側の部位に比べて、内部空間を広くする膨出部を有していることを特徴とする引き戸。
  2. 外部の開口部に対してスライド移動自在に取り付けられる戸体と、この戸体に設けられ前記スライド移動操作用の引手とを備え、
    前記戸体は、前記引手取付用の貫通孔を有し、
    前記引手は、前記貫通孔に挿通して取り付けられ一方の開口端を操作用開口とした筒体と、この筒体の前記操作用開口と反対の開口端を閉塞する底部材とを備え、
    前記引手は、前記筒体の前記反対の開口端に、透光性を有する第1の前記底部材と、遮光性を有する第2の前記底部材とのうち、いずれか一方の前記底部材を選択的に取付可能なものであり、
    前記筒体は、前記一方の開口端側の部位の外周面に、前記貫通孔の内周面に引っ掛かる爪を有しているとともに、前記爪よりも奥側となる前記反対の開口端側の部位に、前記一方の開口端側の部位に比べて、内部空間を広くする膨出部を有していることを特徴とする引き戸。
  3. 前記引手を、前記戸体の前記貫通孔の両方の開口に各々設けたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の引き戸。
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