JP6052198B2 - 支持体 - Google Patents
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Description
固定具にて前記移載対象箇所に固定される固定部材と、前記固定部材にて水平方向への移動が規制され且つ物品を滑動自在に支持する支持部材と、を備え、前記支持部材が、前記移載対象箇所に固定された前記固定部材より上方に突出する状態で前記移載対象箇所に設置され、前記固定部材が、前記支持部材に接触することで前記支持部材が前記移載方向に移動することを規制する規制部を備え、前記規制部が、前記支持部材における前記移載方向の端部に沿う形状に形成されて前記支持部材に対して面接触する接触面を備えている点にある。
このように、固定部材の規制部に支持部材が面接触するように構成することで、移載方向に移動する支持部材に対して固定部材が広い面積で接触するため、移載方向に移動する物品を支持部材にて支持したときに、支持部材が破損し難い。
また、規制部の接触面の横幅が、被接触面の横幅より幅広に形成されているため、被接触面における横幅方向での全体を接触面にて受け止めることができるので、移載方向に移動する支持部材に対して固定部材にて広い面積で接触させることができる。
このように、移載対象箇所の嵌合部に固定部材が面接触させるように構成することで、移載方向に移動する固定部材に対して嵌合部が広い面積で接触するため、移載方向に移動する物品を支持部材にて支持したときに、固定部材が破損し難くできる。
図1及び図2に示すように、物品搬送設備には、物品Wを収納する複数の収納部1を縦横に備える収納棚2と、図外の搬入出部と収納部1との間で物品Wを搬送する物品搬送装置としてのスタッカークレーン3と、が設けられている。尚、収納棚2の横幅方向Xに対して平面視で直交する方向を移載方向Yと称して説明する。また、物品Wについては、物品Wを収納部1に収納した姿勢に基づいて横幅方向X及び移載方向Yを規定している。
図2〜図4に示すように、物品Wは、移載方向Yに沿う長尺状に形成されたパレットであり、鋼材等の長尺状の荷を載置する底面部5と、その底面部5から立設されて底面部5に載置された荷が横幅方向Xに移動することを規制する横側部6と、を備えている。
底面部5は、移載方向Yに沿う姿勢の縦枠材と横幅方向Xに沿う姿勢の横枠材とで平面視で梯子状に形成されている。また、底面部5は、その移載方向Yの両端部が上方に剃り上がった形状に形成されている。
横側部6は、底面部5における横幅方向Xの両端部夫々に移載方向Yに複数並べた規制枠材にて構成されており、物品Wは、底面部5と横側部6とで側面視で櫛状に形成されている。
図1に示すように、スタッカークレーン3には、走行用モータ9(図9参照)の駆動により横幅方向Xに沿って走行移動する走行台車10と、走行台車10に立設されたマスト11と、そのマスト11に昇降自在に案内され且つ昇降用モータ12(図9参照)の駆動により上下方向に沿って昇降移動する昇降台13と、が設けられている。昇降台13には、物品Wを水平方向に沿う移載方向Yに移動させて物品Wを収納部1及び搬出入部と自己との間で移載する移載装置14が装備されている。
収納棚2は、横幅方向X及び移載方向Yに並ぶ状態で鉛直に立設された複数の支柱24と、横幅方向X又は移載方向Yに隣接する支柱24に亘って架設された梁材と、によりラーメン構造に構成されている。そして、横幅方向Xに並ぶ一対の支柱24の間に、上下方向に複数の収納部1が形成されている。
また、収納棚2における収納部1の夫々には、移載装置14にて移載される物品Wを移載方向Yに摺動自在に支持する収納側支持体26と、移載装置14にて移載される物品Wの側面に接触して当該物品Wを移載方向Yに案内する収納側案内体27と、を備えている。
上述の如く、移載装置14には、移載装置14にて移載される物品Wを滑動自在に支持する移載側支持体21と、移載装置14にて移載される物品Wを移載方向Yに案内する移載側案内体22と、が備えられている。また、収納部1には、移載装置14にて移載される物品Wを滑動自在に支持する収納側支持体26と、移載装置14にて移載される物品Wの側面に接触して当該物品を移載方向Yに案内する収納側案内体27と、が備えられている。収納側支持体26が、物品Wを水平方向に沿う移載方向Yに移動させて物品Wを移載対象箇所に移載するときに当該物品Wを滑動自在に支持する支持体に相当する。
図5〜図7に示すように、収納側支持体26は、固定具29にて収納部1に固定される固定部材31と、固定部材31にて水平方向への移動を規制され且つ物品Wを滑動自在に支持する支持部材32と、を備えて構成されている。固定部材31は、金属材にて構成されている。支持部材32は、樹脂材にて構成されており、収納部1に備えられて移載装置14にて移載される物品Wを滑動自在に支持する第1支持部材に相当する。
また、支持部材32の下部32aは直方体に形成されており、支持部材32には移載方向Yに向く一対の第1被接触面33と横幅方向Xに向く一対の第2被接触面34とが備えられている。尚、一対の第1被接触面33が、支持部材32の移載方向Yの端部に形成されて移載方向Yの端部に上下方向及び横幅方向Xに沿う平坦な被接触面に相当する。
つまり、基部36と一対の突出部37とで支持具28に対して上方から嵌合する嵌合部40が構成され、支持具28が収納部1に備えられている被嵌合部に相当し、支持具28における移載方向Yに向く面が、嵌合部40に対して面接触する固定側接触面に相当する。
このように筒状部38が形成されていることにより、筒状部38における第1規制部43(第1接触面41)は、支持部材32の移載方向Yの端部(第1被接触面33)に沿う形状に形成されており、筒状部38における第2規制部44(第2接触面42)は、支持部材32の横幅方向Xの端部(第2被接触面34)に沿う形状に形成されている。
また、収納側支持体26を収納部1に設置した状態では、支持部材32の横幅方向Xの一方側への移動は、支持部材32における一対の第2被接触面34のうちの一方が、固定部材31における一対の第2接触面42のうちの一方に面接触することにより規制され、支持部材32の横幅方向Xの他方側への移動は、支持部材32における一対の第2被接触面34のうちの他方が、固定部材31における一対の第2接触面42のうちの他方に面接触することにより規制される。
そして、一対の第1規制部43は、その移載方向Yでの間隔が支持部材32の移載方向Yでの長さより数ミリ広い間隔となる状態で備えられており、一対の第2規制部44は、その横幅方向Xでの間隔が支持部材32の移載方向Yでの長さより数ミリ広い間隔となる状態で備えられている。
この延出部39は、収納側支持体26を収納部1に設置した状態で、支持部材32の下部32aの直上に位置し且つ支持部材32の上部32bに対して移載方向Yの両側に位置している。そのため、収納側支持体26を収納部1に設置した状態では、支持部材32の上方への移動は、延出部39の下面が支持部材32における下部32aの上面に面接触することで規制される。そして、延出部39は、支持部材32における下部32aの上面より数ミリ高く、且つ、支持部材32における上部32bの上端より数ミリ低い位置に備えられている。
そして、固定部材31の第1規制部43に、支持部材32における移載方向Yの端部に沿う形状の第1接触面41を備えて、固定部材31の第1規制部43に支持部材32が面接触するように構成することで、移載方向Yに移動する支持部材32に対して固定部材31が広い面積で接触するため、移載方向Yに移動する物品Wを支持部材32にて支持したときに、支持部材32が破損し難くできる。
(1)上記実施形態では、一対の第1規制部43を、その移載方向Yでの間隔が支持部材32の移載方向Yでの長さより広い間隔となる状態で備えて、一対の第1規制部43と支持部材32との間に隙間を形成したが、一対の第1規制部43を、その移載方向Yでの間隔が支持部材32の移載方向Yでの長さと同じ間隔となる状態で備えて、一対の第1規制部43と支持部材32との間に隙間を形成しないようにしてもよい。
また、収納棚2の収納部1を移載対象箇所としたが、荷受台等を移載対象箇所としてもよい。
26 収納側支持体(支持体)
29 固定具
31 固定部材
32 支持部材
33 第1被接触面(被接触面)
38 筒状部
40 嵌合部
41 第1接触面(接触面)
43 第1規制部(規制部)
W 物品
Y 移載方向
Claims (5)
- 物品を水平方向に沿う移載方向に移動させて物品を移載対象箇所に移載するときに当該物品を滑動自在に支持する支持体であって、
固定具にて前記移載対象箇所に固定される固定部材と、前記固定部材にて水平方向への移動が規制され且つ物品を滑動自在に支持する支持部材と、を備え、
前記支持部材が、前記移載対象箇所に固定された前記固定部材より上方に突出する状態で前記移載対象箇所に設置され、
前記固定部材が、前記支持部材に接触することで前記支持部材が前記移載方向に移動することを規制する規制部を備え、
前記規制部が、前記支持部材における前記移載方向の端部に沿う形状に形成されて前記支持部材に対して面接触する接触面を備えている支持体。 - 前記支持部材が、平面視で矩形状に形成されて前記移載方向の端部に上下方向及び横幅方向に沿う平坦な被接触面を備え、
前記規制部の前記接触面が、その横幅が前記被接触面の横幅より幅広に形成されている請求項1記載の支持体。 - 前記規制部が、前記支持部材に対して前記移載方向の両側に位置する状態で一対備えられ、
前記一対の規制部が、その前記移載方向での間隔が前記支持部材の前記移載方向での長さより広い間隔となる状態で備えられている請求項1又は2記載の支持体。 - 前記固定部材が、上下方向に貫通する筒状の筒状部を備え、
前記一対の規制部における前記接触面が、前記筒状部における内面の部分にて構成されている請求項3記載の支持体。 - 前記固定部材が、前記移載対象箇所に備えられている被嵌合部に対して上方側から嵌合する嵌合部を備え、
前記嵌合部が、前記被嵌合部に対して面接触する固定側接触面を備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載の支持体。
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