JP6051663B2 - 粘着ラベル用剥離紙、粘着ラベル及びそれらの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高い光透過性を有すると共に、離解性、剥離性の優れた粘着ラベル用剥離紙及びその製造方法、並びに粘着ラベルに関する。
基材及び剥離層からなる粘着ラベル用剥離紙は、ラベル、シール、ステッカー、ワッペン等の形態で、工業用、商業用又は家庭用に広く使用されているが、この粘着ラベル用剥離紙の基材としては、上質紙、片ツヤ紙又はクラフト紙等の普通紙とグラシン紙が用いられている。
グラシン紙は光透過性に優れるため、粘着ラベル用剥離紙の基材として広く使用されているが、強い叩解処理が施された化学パルプを原料とし、さらにキャレンダー処理が施されていることから、フリーネスが300mlCSF以下であり、空隙率も約20〜30%ときわめて低いため、一般的な上質紙、片ツヤ紙及びクラフト紙等の普通紙に比べると離解性(再生紙へのリサイクル性)に劣るという問題がある。
グラシン紙の離解性の問題を改善する方法として、フリーネスの調整により光透過率を若干低下させて、離解性を向上させる技術が報告されている。
例えば、特許文献1には、フリーネスが130〜240mlCSFのパルプを使用して、コッブサイズ度(30秒)が35〜65g/mとしたグラシン紙を使用した剥離紙、特許文献2には、フリーネスが130〜240mlCSFのパルプで抄造された紙を10〜50kg/cmのニップで2本ロールを通過させた後、PVA系樹脂水溶液を塗布して得られるグラシン紙を使用した剥離紙、特許文献3には、上記のPVAを限定(重合度:1500〜2700、ケン化度:80〜90モル%)したアンダー液をオンマシーンコーテングして得られるグラシン紙を使用した剥離紙、特許文献4には、高叩解パルプ(90−60部:フリーネス100〜250mlCSF)と低叩解パルプ(10−40部:フリーネス400mlCSF以上)との混合により得られるグラシン紙を使用した剥離紙が開示されている。
しかしながら、これらいずれの提案においても、光透過性と離解性の両立については、いまだ満足すべきレベルには達していないものであった。
また、特許文献5によれば、粒子径0.4μm以下の顔料と水溶性高分子からなる下塗り層を設けたグラシン紙を使用した剥離紙、特許文献6によれば、ヤンキードライヤー処理により片艶を出した紙を多段キャレンダーで圧縮処理して得られた片艶紙に水系塗料を塗布して、コブサイズ度10〜40g/m、ベック平滑度300〜1000secとし、基体に剥離剤層を設けた剥離紙、特許文献7によれば、重合度200〜2000のPVAと潤滑剤としてポリオレフィンワックスを含有するバリアー層を設けた剥離紙が提案されている。
だが、これらについても、光透過性と離解性の両立については、いまだ満足すべきレベルではない。
一方、上質紙、片ツヤ紙又はクラフト紙等の普通紙は離解性には優れるが、普通紙を基材とした粘着ラベル用剥離紙では、光透過方式のラベル検知を行なうプリンタで使用する場合、センサーに対する光透過性がグラシン紙に比べて劣るという課題がある。
上記のような、普通紙を基材とした粘着ラベル用剥離紙の課題を解決するため、シリコーンの目止め層を設けた後、キャレンダー加工により光透過性を向上させる既存技術がある。
ただし、普通紙の光透過性を向上させるために、キャレンダーを強く掛けると、原紙の幅方向での紙厚バラツキが大きくなり、その原紙を用いて樹脂液やシリコーン液を安定塗工することができない。
また、キャレンダーを強く掛けると、原紙のコシが低下し、粘着ラベル用剥離紙に必要なコシを確保することができないといった問題がある。
また、光透過性を向上させる技術としては、特許文献8のように、基材にアクリル樹脂のような樹脂層を塗工する方法がある。このような方法で光透過性を向上させる場合、樹脂層が基材の繊維構造の空隙に充分浸透して空気を駆逐しうることが必要であるが、アクリル樹脂単体を塗工しただけでは基材に充分浸透させることができず、必要な光透過率は得られない。
さらにまた、特許文献9では、表面平滑性、バリア性、リサイクル性、シリコーン系剥離剤層との密着性を改善することを目的に、シランカップリング剤を含有したポリビニルアルコールを多孔性薄葉基材上に形成するという提案がなされているが、実施例にはポリビニルアルコール20重量%の水溶液100gに3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1gを添加し、25℃で1時間混合攪拌するという記載があることから、シランカップリング剤によって変性されたポリビニルアルコールを使用しており、この樹脂を利用しても、基材に充分浸透させることはできず、必要な光透過性は得られない。
また、特許文献10でもシラン変性ポリビニルアルコールを剥離原紙のコーティング添加物としているが、上記と同様に、基材に充分浸透させることはできず、必要な光透過性は得られない。
本発明は、このような現状に鑑み、高い光透過性を有すると共に、離解性がよく、剥離性の優れた、普通紙を基材とした粘着ラベル用剥離紙、この剥離紙を用いた粘着ラベル及びそれらの製造方法を提供することをその課題とするものである。
筆者らは、鋭意工夫を行なった結果、基材の空隙への樹脂の染み込み量がシランカップリング剤によって変化することを見い出した。
すなわち、上記課題解決する手段は以下(1)〜(7)のとおりである。
(1)「普通紙基材、樹脂層、剥離層からなる剥離紙において、該紙基材、もしくは該紙基材に接している樹脂層のうち、少なくともいずれかにシランカップリング剤が含まれていることを特徴とする剥離紙」、
(2)「シランカップリング剤が前記普通紙基材に含まれており、前記樹脂層と剥離層が順次積層されていることを特徴とする前記第(1)項に記載の剥離紙」、
(3)「シランカップリング剤が前記普通紙基材に含まれており、該紙基材の一方の面に前記樹脂層と剥離層が順次積層され、もう一方の面に樹脂層が形成されていることを特徴とする前記第(1)項に記載の剥離紙」、
(4)「940nm〜960nmの光透過率が、35%以上であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の剥離紙」、
(5)「シランカップリング剤が、下記化学式(1)、(2)で表わされることを特徴とする、前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の剥離紙。
(6)「前記樹脂層を形成する樹脂が、アクリル、PVA、SBRからなる群から選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の剥離紙」、
(7)「前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の剥離紙の剥離層上に、感圧性粘着剤層と表面基材とを順次積層してなることを特徴とする粘着ラベル」。
本発明によると、従来における諸問題を解決でき、高い光透過性を有する普通紙を基材に用いた粘着ラベル用剥離紙及び該粘着ラベル用剥離紙の製造方法を提供できる。
本発明は、普通紙基材上に剥離剤層を形成してなる粘着ラベルである。
前記普通紙としては、例えば、上質紙、片ツヤ紙、クラフト紙等の普通紙等が挙げられるが、特に木材パルプを原料とする普通紙を使用することが好ましい。
前記木材パルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹サルファイトパルプ(LBSP)、などが挙げられる。
前記パルプの叩解には、例えば、ビータ、リファイナー等を使用できる。
前記パルプを叩解した後に得られるパルプスラリーには、更に必要に応じて、各種添加剤、例えば、填料、乾燥紙力増強剤、サイズ剤、湿潤紙力増強剤、定着剤、pH調整剤、その他の薬剤などが添加される。
前記填料は、光透過性を著しく低下させない範囲で配合することができ、例えば、炭酸カルシウム、クレー、カオリン、白土、タルク、酸化チタン、珪藻土、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、等が挙げられる。
前記乾燥紙力増強剤としては、例えば、カチオン化澱粉、カチオン化ポリアクリルアミド、アニオン化ポリアクリルアミド、両性ポリアクリルアミド、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、等が挙げられる。
前記サイズ剤としては、例えば、脂肪酸塩、ロジン、マレイン化ロジン等のロジン誘導体、パラフィンワックス、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水琥珀酸(ASA)、エポキシ化脂肪酸アミド等の高級脂肪酸を含有する化合物、等が挙げられる。
前記湿潤紙力増強剤としては、例えば、ポリアミンポリアミドエピクロロヒドリン、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂、等が挙げられる。
前記定着剤としては、例えば、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の多価金属塩、カチオン化澱粉等のカチオン性ポリマー、等が挙げられる。
前記pH調整剤としては、例えば、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、等が挙げられる。
前記その他の薬剤としては、例えば、消泡剤、染料、スライムコントロール剤、蛍光増白剤、等が挙げられる。
前記普通紙の坪量は、45〜75g/mが好ましく、50〜65g/mがより好ましい。
前記普通紙の厚みは、40〜80μmが好ましく、45〜70μmがより好ましい。
前記普通紙の坪量または厚みが、上記範囲の上限からを外れると、得られる剥離紙の光透過率を好適な範囲に調節することができなくなることがある。
また、前記普通紙の坪量または厚みが、上記範囲の下限から外れると剥離紙として必要なコシを得られなくなる。
本発明は、シランカップリング剤を含む普通紙上に樹脂層を形成させること、または普通紙上にシランカップリング剤を含有させた樹脂層を形成することを特徴とするものである。
前記シランカップリング剤としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられるが、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
この中で、特に好ましいシランカップリング剤としてはアミノ基を有するものである。
また、シランカップリング剤の使用量としては、基材重量に対して0.05〜30%であることが好ましく、さらに好ましい範囲は0.1〜10%である。0.05%以下だと効果は小さく、30%以上となると効果がなくなる。
前記シランカップリング剤は加水分解して用いられるが、触媒として、酸性触媒、塩基性触媒を用いることができる。
前記触媒としては、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、硫酸アルミニウム、アンモニア等が挙げられ、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
これら触媒の使用量は特に限定されず、適宜設定される範囲で用いられる。
シランカップリング剤を定着させる方法は、事前に加水分解したものを基材に添加して定着させてから樹脂層を形成する方法と、事前に加水分解したものを基材に樹脂層を形成する際に同時に添加する方法をとることが可能である。
本発明では、前記樹脂層が、普通紙の繊維構造の空隙に充分浸透して空気を駆逐しうることが必要であり、同時に、セルロース繊維の屈折率(1.49)に近接した屈折率(1.45〜1.53)を有するものであることが好ましい。
このような樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、シュクロースアセテートイソブチレート、パラフィンワックスエマルジョン、ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン系樹脂、SBR系樹脂、アクリル系樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹脂、石油系樹脂等が挙げられるが、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
この中で、特に好ましい樹脂としてはポリビニルアルコール樹脂、アクリル樹脂、SBR樹脂である。
また、好ましい樹脂の使用量としては1g/m〜5g/mである。
前記樹脂層中には、無機フィラー又は有機フィラー、界面活性剤、各種添加剤、などを適宜配合することができる。
前記無機フィラー又は有機フィラーとしては、光透過性を著しく低下させない範囲で配合することができ、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機顔料の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機顔料が挙げられ、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
前記界面活性剤としては、脂肪酸の金属石鹸類、ポリカルボン酸型高分子活性剤類、高級アルコールの硫酸エステル塩類、アルキルポリエーテルの硫酸エステル塩類、高級アルコールのエチレンオキサイド付加物類、アルキルアリールスルホン酸塩類、アルキルスルホン酸類、アリールスルホン酸類、リン酸エステル類、脂肪族リン酸エステル類、芳香族リン酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル類、ポリオキシエチレンアリール硫酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸エステル類、ジアルキルスルホコハク酸エステル類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシアルキレンアリールエーテルリン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル、アルキル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム塩、ポリアルキレングリコール(例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)、アセチレングリコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレングリコールのプロピレンオキサイド付加物、アセチレングリコールのエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド付加物等が挙げられ、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
本発明においては、基材上また樹脂層上に剥離層が形成される。
剥離層は、剥離剤を含有する層である。
剥離剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ、これら樹脂は、エマルジョン型、溶剤型又は無溶剤型のいずれもが使用できる。
中でも、剥離力、安全面、公害面、コスト等の観点から、無溶剤付加反応型シリコーン樹脂が好ましく用いられる。
紙基材に対する剥離層の付着量は、通常は、0.1〜5.0g/m、好ましくは、0.3〜2.0g/mである。
前記剥離層の付着量が0.3g/m未満であると充分な剥離性が得られないことがあり、2.0g/mを超えると経済的ではなく、またプリンタ等でのマシン搬送時にラベルハガレが生じることがある。
本発明では、基材の剥離層側の面に、光透過率向上のための樹脂層が形成されている場合に、剥離層が形成されていない面に印刷性を得るための、顔料と樹脂からなるバック層を設けてもよい。
前記バック層に用いられる顔料としては、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、アルミナ、酸化マグネシウム、シリカ、ペントナイト、ゼオライト、セリサイト等の鉱物質顔料やポリスチレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、及びアクリル樹脂等の有機顔料が挙げられ、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
前記バック層に用いられる樹脂としては、水溶性或いは水分散性の高分子化合物が用いられ、例えばカチオン性デンプン、エステル化デンプン、両性デンプン、酸化デンプン、酵素変性デンプン、エーテル化デンプン等のデンプン類、CMC、HEC等のセルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、天然ゴム等の天然或いは半合成高分子、PVA、イソプレン、ネオプレン、ポリブタジエン等のポリジエン類、ポリブデン、ポリシソブチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリアルケン類、ビニルハライド、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル等のビニル系重合体や共重合体類、SBR、メチルメタクリレート−ブタジエン系等の合成ゴムラテックス、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、EVA、EEA等の合成高分子化合物等が挙げられるが、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
前記発明のバック層の顔料と樹脂の比率は、好ましくは1/9〜9/1、更に好ましくは2/8〜8/2である。
1/9より顔料の比率が少ない場合は、印刷濃度が減少する傾向であり、9/1より顔料の比率が多い場合は、層の結着性が低下する傾向である。
また、前記バック層の付着量としては、好ましくは0.5g/m以上、更に好ましくは1.0〜10.0g/mである。
また、本発明では、光透過率、緊度、及び表面平滑性を向上させるために、普通紙に剥離層を積層する前に、キャレンダー加工を施すことができる。
キャレンダー処理の方法としては、特に制限されず、マシーンキャレンダー、スーパーキャレンダー、グロスキャレンダー等のいずれの方法も使用でき、その条件は、所望とする紙厚、光透過性等に応じて適宜選択すればよいが、例えば、圧力1〜10MPaで1回以上行なうことが好ましい。
以下、実施例により本発明について詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
−剥離紙の作製−
木材パルプを原料とした、940nm〜960nmの光透過率が32%の普通紙(坪量:55g/m、厚み:62μm)を基材とし、この基材の表面に、下記[A液]を、乾燥後のシランカップリング剤の重量が、原紙重量に対して1.0%となるように塗付して乾燥させた。
さらに、[A液]塗付した面に対して、下記[B液]を乾燥後の重量が2.0g/mとなるように塗布して乾燥させ、樹脂層を形成した。
その後、圧力を3.5MPaとしてキャレンダーを行なった。
最後に、樹脂層の上に、[C液]を塗付して乾燥させ、剥離層を1.0g/mとなるように形成し、剥離紙を得た。
[A液]
3−アミノプロピルトリエトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBE−903、固形分:100%)を水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
この水溶液を30分程度攪拌し、加水分解させた。
[B液]
アクリルエマルション(BASF社製、製品名:ジョンクリル7630A、固形分32%、Tg53℃)に水を加え、7重量%の水溶液とした。
[C液]
無用剤シリコーン樹脂(東レ社製、製品名:SP7018、固形分100%)100部に白金触媒(東レダウ社製、製品名:SP−7077R、固形分100%)を1部加えた。
−粘着ラベルの作製−
上記で得た剥離紙の剥離層の上に、粘着剤(サイデン化学社製、製品名:AT−1202、固形分60%、Tg−53.3℃)を乾燥後の付着量が20g/mとなるように塗付した。
ここへ、サーマルペーパー(リコー社製、製品名:150LA−1)を張り合わせ、粘着ラベルを得た。
[実施例2]
樹脂層の付着量を1.0g/mとした以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[実施例3]
樹脂層の付着量を3.0g/mとした以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[実施例4]
[B液]を下記[D液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[D液]
ポリビニルアルコール(クラレ社製、製品名:PVA117)を水に溶解させて7%の水溶液とした。
[実施例5]
[B液]を下記[E液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[E液]
SBR(日本A&L社製、製品名:SR−115、固形分:48%、Tg:37℃)を水に溶解させて7%の水溶液とした。
[実施例6]
基材の普通紙を、940nm〜960nmの光透過率が30%の普通紙(坪量:58g/m、厚み:74μm)に変更した以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[実施例7]
基材の普通紙を、940nm〜960nmの光透過率が33%の普通紙(坪量:58g/m、厚み:67μm)に変更した以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
参考例8]
乾燥後のシランカップリング剤の重量が原紙重量に対して0.05%となるように[A液]を塗付したこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[実施例9]
乾燥後のシランカップリング剤の重量が原紙重量に対して0.1%となるように[A液]を塗付したこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[実施例10]
乾燥後のシランカップリング剤の重量が原紙重量に対して2%となるように[A液]を塗付したこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[実施例11]
乾燥後のシランカップリング剤の重量が原紙重量に対して5%となるように[A液]を塗付したこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[実施例12]
[A液]を下記[F液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[F液]
3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBM−903、固形分:100%)を水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
この水溶液を30分程度攪拌し、加水分解させた。
[実施例13]
[A液]を下記[G液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[G液]
N−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBM−603、固形分:100%)を水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
[実施例14]
[A液]を下記[H液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[H液]
ビニルトリメトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBM−1003、固形分:100%)を1%の酢酸水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
[実施例15]
[A液]を下記[I液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[I液]
3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBM−5103、固形分:100%)を1%の酢酸水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
[実施例16]
[A液]を下記[J液]とした以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[J液]
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、製品名:KBM−503、固形分:100%)を1%の酢酸水に溶解して濃度2重量%の水溶液とした。
[実施例17]
原紙の裏面に、乾燥後の重量が2.0g/mとなるように[B液]を塗布して乾燥させ、樹脂層を形成したこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、および粘着ラベルを得た。
[実施例18]
実施例1で使用した普通紙に、下記[K液]を塗工して乾燥し、乾燥後のアクリルエマルションの付着量が2.0g/mとなるように樹脂層を形成した。
その後のキャレンダー、剥離層の形成、粘着剤層の形成、ラベルの張り合わせは実施例1と同様に行ない、剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[K液]
上記[A液]を9部と、上記[B液]を5部混ぜることで作製した。
[実施例19]
上記[K液]を下記[L液]に変更したこと以外は実施例18と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[L液]
上記[G液]を9部と、上記[B液]を5部混ぜることで作製した。
[実施例20]
[K液]を下記[M液]に変更したこと以外は実施例19と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[M液]
上記[A液]を9部と、上記[D液]を5部混ぜることで作製した。
[実施例21]
[K液]を下記[N液]に変更したこと以外は実施例19と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[N液]
上記[A液]を9部と、上記[E液]を5部混ぜることで作製した。
[実施例22]
剥離層を、樹脂層の形成されていない裏面の方に形成し、その乾燥後の付着量を2.0g/mとしたこと以外は実施例1と同様にして剥離紙、及び粘着ラベルを得た。
[比較例1]
[A液]を塗工しないこと以外は実施例1と同様にして比較例1を得た。
[比較例2]
[A液]を塗工しないこと以外は実施例4と同様にして比較例2を得た。
[比較例3]
[A液]を塗工しないこと以外は実施例5と同様にして比較例3を得た。
[比較例4]
[B液]を塗工しないこと以外は実施例1と同様にして比較例4を得た。
[比較例5]
[C液]を塗工しないこと以外は実施例1と同様にして比較例5を得た。
[比較例6]
[C液]を塗工しないこと以外は実施例4と同様にして比較例6を得た。
[比較例7]
[A液]を塗工しないこと以外は実施例22と同様にして比較例7を得た。
[比較例8]
グラシン紙の基材に、[C液]を塗付して乾燥し、乾燥後の付着量が1.0g/mとなるようにして比較例8を得た。
上記の実施例1〜22、比較例1〜8の剥離紙及び感熱記録用粘着ラベルについて、以下の評価を行なった。
[剥離性]
上記粘着ラベルを30×5cmにカットし、0.5m/minの速度での剥離力[N/50mm]を測定した。
評価結果の判定は以下のとおりである。
[光透過率]
分光光度計で、上記剥離紙の940nmの光透過率を測定した。
評価結果の判定は以下のとおりである。
[剥離紙の離解性]
上記剥離紙を絶乾状態で24gを計量した。これを85±3℃に維持した状態で2000mLの水に浸し、JISP8209に規定される標準離解機に供して3000回転/minで離解した。
その後、分散状態を観察してその離解性を評価した。
評価結果の判定は以下のとおりである。
特開平7−109699号公報 特開平9−031898号公報 特開平9−041286号公報 特開平9−217299号公報 特開平10−204795号公報 特開平11−01897号公報 特開平8−144198号公報 特開2005−194674号公報 特開2001−105537号公報 特表2008−517124号公報

Claims (6)

  1. 普通紙基材、樹脂層、剥離層からなる剥離紙において、前記普通紙基材、もしくは前記普通紙基材に接している前記樹脂層のうち、少なくともいずれかにシランカップリング剤が含まれ
    前記シランカップリング剤の含有量が、前記普通紙基材に対して0.1重量%以上10重量%以下であり、
    940nm〜960nmの光透過率が、35%以上であることを特徴とする剥離紙。
  2. 前記シランカップリング剤が前記普通紙基材に含まれており、前記樹脂層と前記剥離層が順次積層されていることを特徴とする請求項1に記載の剥離紙。
  3. 前記シランカップリング剤が前記普通紙基材に含まれており、前記普通紙基材の一方の面に前記樹脂層と前記剥離層が順次積層され、もう一方の面に前記樹脂層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の剥離紙。
  4. 前記シランカップリング剤が、下記化学式(1)、(2)で表わされることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の剥離紙。
  5. 前記樹脂層を形成する樹脂が、アクリル、PVA、及びSBRからなる群から選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の剥離紙。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の剥離紙の剥離層上に、感圧性粘着剤層と表面基材とを順次積層してなることを特徴とする粘着ラベル。
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