JP6050666B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は洗浄剤組成物に関し、詳しくは、使用時に立つ泡が十分に着色する洗浄剤組成物に関する。
全身洗浄料や洗顔料等の洗浄剤は、通常、泡立てて使用する。洗浄剤を泡立てて使用する効果としては、(i)少量の洗浄剤で広範囲の洗浄が可能となる、(ii)洗浄部位における感触が向上する、(iii)泡を着色することで洗浄時の使用感を高めることができる、等が挙げられる。
従来、使用時の楽しさや使用感を向上させる目的で、色素を含有する顆粒を配合した組成物や、泡に色を付与した組成物が提案されている。
例えば、特許文献1には、炭素数12〜20の脂肪酸塩の100質量部に対して、少量のグリセリン、キレート剤、抗酸化剤と、花弁抽出エキス0.001〜10質量部とからなる、オレンジから赤色に着色された固形石けんが開示されている。
特許文献2には、水不溶性で平均粒径が50μm以下の1次粒子を水溶性結合剤を用いて造粒した顆粒を、水不溶性コーティング剤でコーティングした特定粒径の崩壊性顆粒を配合した化粧料組成物が開示されている。
特許文献3には、色が異なる内芯と外層からなり、内芯を構成する粉体は非疎水化粉体で、外層を構成する粉体が疎水化粉体である二重構造顆粒を含有する、マッサージ行為等によって容易に崩壊され速やかに内芯色に変化し、該行為の終点を知ることができる化粧料が開示されている。
特許文献4には、糖類粉末又は糖アルコール類粉末を含まない平均粒子径20μm以下のスクラブ微粉末を水溶性結合剤を用いて顆粒にし、洗浄剤を含む粉末又は顆粒と混合してなる、洗浄の終了が分るスクラブ洗浄料が開示されている。
特許文献5には、洗剤を泡立てたときの泡色が有色であって、かつ洗い流しの水で容易に泡の色が消える分量だけ色素を添加した、泡色を視覚的に楽しむことができる洗剤が開示されている。
特開2010−202615号公報 特開2000−169338号公報 特開平4−338314号公報 特開平4−198116号公報 特開平11−263996号公報
特許文献1は、泡に色をつけるために製剤(バルク)を予め水性の植物エキスにより濃く着色し、希釈や泡沫化を経ても着色が泡に反映される石けんであり、水不溶性色素を含有する顆粒を用いるものではない。
特許文献2は、マッサージする時に顆粒の色が変色し、皮膚への塗布及びマッサージの程度を知ることができる化粧料組成物であり、希釈や泡沫化によりその色が泡にまで反映されるものではない。
特許文献3及び4は、使用時間の目安を与えることを目的として、水不溶性色素を用いて顆粒に色を付け、使用時の顆粒の変化を追うことで洗浄の終了が分かるように、顆粒を濃く着色した化粧料、洗浄料である。
特許文献5は、合成色素や有色薬効エキスをある特定の範囲まで増やすことで有色の泡を現出させたものであるが、色素量を増やすことで製剤(バルク)は濃く着色されてしまうため、エアゾール容器やポンプフォーム容器に充填し、有色の泡を吐出する例が記載されている。また具体的に使用されている色素は水溶性色素である。
洗浄剤は、通常、使用時に希釈され、泡沫化して使用されるが、泡の液膜は非常に薄いため、泡の外観は光の全反射や乱反射により概ね白色を呈する。このため、泡を十分に着色するためには、洗浄剤そのものを強く着色をすることが必要である。その結果、洗浄剤の液色が濃くなり過ぎて、利用者が使ってみようと思う使用動機を獲得することが難しい。また、着色剤を単に増量すると、製剤の安定性や起泡性が低下するという問題があった。また、水溶性色素の方が少ない量で着色できるが、製剤(バルク)への色の滲出、皮膚への着色といった問題があった。
上記の特許文献1、5は、いずれも泡へ着色する組成物としてある程度の改善がなされているが、泡立ちや安定性、泡への十分な着色性と、利用者の使用動機を獲得できるバルク外観特性を得られていない。特許文献2〜4は、顆粒への着色に関するもので、製剤(バルク)、泡への着色という点については考慮されていない。
そこで、本発明は、豊かな泡立ちと製剤安定性を両立すると共に、利用者の使用動機を損なうことなく、製剤(バルク)への着色を抑え、泡への十分な着色性を発揮し、利用者に心地よい使用感を与えることができる優れた洗浄剤組成物、及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、水不溶性色素の含有量が10〜95質量%である色素顆粒を特定量配合してなる洗浄剤組成物が、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、水不溶性色素の含有量が10〜95質量%である色素顆粒を0.001〜5質量%配合してなり、使用時の泡が有色となる洗浄剤組成物に関する。
本発明によれば、豊かな泡立ちと製剤安定性を両立すると共に、利用者の使用動機を損なうことなく、泡への十分な着色性を発揮し、利用者に心地よい使用感を与えることができる優れた洗浄剤組成物、及びその製造方法を提供することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、水不溶性色素の含有量が10〜95質量%である色素顆粒を0.001〜5質量%配合してなり、使用時の泡が有色となる洗浄剤組成物である。
以下、本発明に用いられる各成分、及び製造方法について説明する。
[色素顆粒]
本発明に用いられる色素顆粒(以下、単に「顆粒」ともいう)は、泡への十分な着色性と製剤安定性の観点から、水不溶性色素を10〜95質量%含有し、その他に、粉体、及び結合剤を含むことが好ましい。
<水不溶性色素>
水不溶性色素(以下、単に「色素」ともいう)は、洗浄料、化粧料等で使用されているものであれば特に限定なく使用することができる。ここで、色素の「水不溶性」とは、20℃の水100g中の溶解量が好ましくは1g以下、より好ましくは0.1g以下であることを意味する。
また、本明細書において、「色素」とは、色素顆粒に配合することで洗浄剤使用時に発色する成分を意味し、色素という名称の如何を問わない。
水不溶性色素としては、合成又は天然の無機色素及び有機色素から選ばれる任意の色素を用いることができる。
水不溶性無機色素の具体例としては、トルマリン、酸化クロム、黄色三二酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、酸化コバルト、グンジョウ、水酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、マンガンバイオレット等が挙げられる。
水不溶性有機色素の具体例としては、アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料等のアゾ系顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料、キナクリドン、イソインドリノン、ジオキサジン等が挙げられる。
これらの色素は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
水不溶性色素は、泡を十分に着色させる観点から、有機顔料が好ましく、その具体例としては、リコピン、カロテン、キサントフィル、クロロフィル、ヘリンドンピンク(赤色226号)、レーキレッド(赤色203、204号)、リソールレッド、パーマネントオレンジ、フタロシアニンブルー、ハンザエロー等が挙げられる。
色素顆粒中の水不溶性色素の含有量は、バルクの外観色や、製剤安定性、洗浄時の泡立ち、泡への着色性の観点から、10〜95質量%である。
色素顆粒中の水不溶性色素の含有量は、上記の観点から、好ましくは12質量%以上、より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは18質量%以上であり、その上限は、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、更に好ましくは80質量%以下である。
<粉体>
本発明に用いられる色素顆粒には、洗浄時の顆粒の崩壊性、硬さの調節、安定性、製剤中の色素の分散効果、顆粒外観、及び洗浄時の泡への着色性を向上させる観点から、水不溶性粉体を含有させることが好ましい。
ここで、粉体の「水不溶性」とは、25℃において水99重量部に対象の粉体1重量部を溶解させたとき、溶解度が50重量%未満であることを意味する。なお、溶解度は、水溶液を濾紙(No.2)で濾過し、濾液中の固形分量より算出する。
水不溶性粉体としては、無機粉体及び有機粉体が挙げられる。
水不溶性無機粉体としては、タルク、マイカ、カオリン、ベントナイト、セリサイト、セピオライト、シリカ、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、雲母チタン、酸化チタン、酸化アルミニウム、無水珪酸、ヒドロキシカルシウムアパタイト等の他、真珠質等が挙げられる。
水不溶性有機粉体としては、(i)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタン及びそれらの架橋体、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アクリル酸エステル及びそれらの架橋体、エチレンゴム、プロピレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、シリコーンゴム等のゴム類及びそれらの架橋体等の合成高分子微粒子からなる粉体、(ii)セルロース及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、コーンスターチ等の澱粉、果実の殻、脂肪酸、植物抽出末、酵素、シクロデキストリン、シルクパウダー、金属石鹸、ヒアルロン酸ナトリウム、ビタミンC、グリチリチン酸ジカリウム等の天然高分子及びそれらの誘導体等からなる粉体が挙げられる。
これらの粉体は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中では、タルク、マイカ、カオリン、ベントナイト、セリサイト、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、雲母チタン、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機粉体、ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶セルロース、変性セルロース、コーンスターチ、澱粉、脂肪酸、植物抽出末、酵素、シクロデキストリン、シルクパウダー、金属石鹸、ヒアルロン酸ナトリウム、ビタミンC、グリチリチン酸ジカリウム等の有機粉体が好ましい。
粉体の形状は特に限定されず、真球状、略球状、平板状、棒状、及び粉砕等により異形化したものでもよく、また中空、多孔質の粒子等も用いることができる。
粉体の平均粒径は、造粒のしやすさ、及び粉体粒子が崩壊した場合の違和感や洗い流し性の観点から、好ましくは5〜70μm、より好ましくは10〜70μmである。
色素顆粒中の粉体の含有量は、0〜80質量%であり、洗浄剤中での顆粒の安定性及び造粒性の観点から、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下、更に好ましくは50質量%以下であり、また造粒時に顆粒内の色素を均一に分散させる観点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは30質量%以上である。
色素と粉体との質量比(色素/粉体)は、0.1〜6が好ましく、0.15〜4がより好ましく、0.2〜2.5が更に好ましい。
<結合剤>
本発明に用いられる色素顆粒に含有される結合剤は、顆粒の造粒形成、安定性保持等の観点から用いられる。
結合剤としては、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アセチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、メチルセルロース、カラギーナン、寒天、ゼラチン、アルギン酸、アルギン酸誘導体、アラビアガム、セラック、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸誘導体、メタクリル酸誘導体、酢酸ビニル等が挙げられる。
これらの結合剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、バルクの製剤安定性や泡立ち、泡への着色性の良さにおいて、ポリビニルアルコール(以下、「PVA」ともいう)、カルボン酸変性PVA、ウンデシレン酸変性PVA、スルホン酸変性PVA等のアニオン変性PVA誘導体、アンモニウム変性PVA,スルホニウム変性PVA、アミノ基変性PVA等のカチオン変性PVA誘導体、ポリビニルピロリドン(以下、「PVP」ともいう)、アルキル基変性PVP、ビニル基変性PVP、カルボン酸変性PVP等のPVP誘導体、寒天、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸誘導体から選ばれる1種以上が好ましく、PVA及びその誘導体、PVP及びその誘導体、寒天、アルギン酸及びその誘導体から選ばれる1種以上がより好ましい。PVA及びその誘導体は2種以上含有することも好ましい。
(ポリビニルアルコール及びその誘導体)
ポリビニルアルコール(PVA)及びその誘導体としては、未変性のPVA、カルボン酸変性PVA、ウンデシレン酸変性PVA、スルホン酸変性PVA等のアニオン変性PVA誘導体、アンモニウム変性PVA、スルホニウム変性PVA、アミノ基変性PVA等のカチオン変性PVA誘導体を用いることができる。これらの中でも、洗浄剤組成物への配合安定性の観点から、未変性のPVA及びアニオン変性PVA誘導体が好ましい。
アニオン変性PVA誘導体としては、例えば、カルボン酸変性PVAは、カルボキシ基を有する化合物を、従来公知の方法により、ポリビニルアルコールに導入することにより製造することができる。カルボキシ基を含有する化合物としては、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメット酸、アクリル酸及びそれらの塩等が挙げられる。また、スルホン酸変性PVAは、スルホン酸基を有する化合物を、従来公知の方法により、ポリビニルアルコールに導入することにより製造することができる。スルホン酸基を有する化合物としては、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、P−スルホン酸ベンズアルデヒド及びそれら塩等が挙げられる。
アニオン変性PVA誘導体の酸変性度は、使用時に顆粒を速やかに崩壊させ、泡の着色性を向上させる観点から、好ましくは0.5モル%以上、より好ましくは1モル%以上であり、洗浄剤中の顆粒の安定性の観点から、好ましくは10モル%以下、より好ましくは5モル%以下である。
ポリビニルアルコール及びその誘導体のケン化度は、洗浄剤中での顆粒安定性の観点から、好ましくは70%以上、より好ましくは75%以上、更に好ましくは80%以上であり、使用時に顆粒を崩壊させ、泡を十分に着色させる観点から、好ましくは99.5%以下、より好ましくは99%以下である。
ポリビニルアルコール及びその誘導体の平均分子量は、ハンドリングのし易さの観点から、好ましくは20万以下、より好ましくは18万以下、更に好ましくは15万以下である。ポリビニルアルコールの平均分子量は、粘度測定法によりシュタウディンガーの粘度式を用いて算出することができる。
顆粒中のポリビニルアルコール及びその誘導体の含有量は、洗浄剤中での顆粒安定性の観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、使用時に顆粒を崩壊させる観点から、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下である。
また、色素顆粒中の結合剤の含有量は、洗浄剤中での顆粒の安定性及び造粒性の観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、使用時に色素顆粒内の色素を均一に拡散させる観点から、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは15質量%以下である。
(ポリビニルピロリドン及びその誘導体)
ポリビニルピロリドン(PVP)及びその誘導体の分子量は、ハンドリングのし易さの観点から、好ましくは5万以下であり、より好ましくは3万以下、更に好ましくは1万以下であり、顆粒の造粒性の観点から、好ましくは1000以上、より好ましくは3000以上、更に好ましくは5000以上である。
顆粒中のPVP及びその誘導体の含有量は、洗浄剤中での顆粒安定性の観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上であり、使用時に顆粒を崩壊させる観点から、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
(その他の成分)
本発明に用いられる色素顆粒には前記の成分に加えて、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常使用される任意の成分を使用することができる。これらの成分としては、界面活性剤、脂肪酸、シリコーン類、油分、エキス類、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、糖誘導体、香料、薬剤等が挙げられる。
<色素顆粒の製造>
本発明に用いられる色素顆粒は、洗浄剤組成物を使用する際に加えられる化学的刺激及び/又は物理的刺激によって崩壊し、色素等の顆粒中の成分を放出する。ここで、化学的刺激とは、水の添加や蒸発による濃度変化、使用状況におけるpH変化、温度変化等をいい、物理的刺激とは、泡立てや塗布の際にかかる負荷等をいう。
色素顆粒の製造方法としては、上記性質を得られるものであれば特に限定はなく、転動造粒、流動層造粒、攪拌造粒、押し出し造粒、噴霧乾燥造粒、プレス(打錠)造粒、コーティング造粒、カプセル造粒等による方法が挙げられる。
<色素顆粒の形態>
本発明に用いられる色素顆粒の形状に特に制限はなく、真球状、略球状、平板状、棒状、及び粉砕等により異形とした形状のものでもよい。
色素顆粒の平均粒径は特に限定されないが、バルクの外観色を薄くすること、製剤安定性、泡立ちの観点ら、製剤配合時の平均粒径は、好ましくは20μm以上、より好ましくは30μm以上、更に好ましくは50μm以上であり、肌への刺激性もしくは使用時の顆粒の均一分配性という面から、好ましくは1500μm以下、より好ましくは900μm以下、更に好ましくは800μm以下である。
色素顆粒の平均粒径は、ロータップ式ふるい振とう機等を用いたふるい分け法から求められた篩下質量分布等によって測定することができる。
[洗浄剤組成物]
本発明の洗浄剤組成物は、水不溶性色素の含有量が10〜95質量%以上である色素顆粒を0.001〜5質量%配合してなり、使用時の泡が有色となる洗浄剤組成物である。
洗浄剤組成物中の色素顆粒の含有量は、泡への着色性の観点から、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上であり、またその上限は、好ましくは4質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
また、洗浄剤組成物中の色素濃度は、泡への着色性の観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.007質量%以上であり、肌への着色をまねくおそれと、バルクの外観色を薄くする観点から、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である。
本発明において「泡が有色」とは、色素顆粒を配合していないこと以外は同一の組成である洗浄剤組成物と比較して、目視でその泡色が変化していることを認識できることを意味する。一般的な測色計で測定した場合、L***表色系(ここで、L*は明度、a*は赤−緑方向の色度、b*は黄−青方向の色度を示す。)において、色差ΔEが大きいほど色の変化は認識しやすくなる。なお、ΔEは下記式(1)で表される。
ΔE=[(ΔL*2+(Δa*2+(Δb*21/2 (1)
本発明において、目視で「泡が有色」であると確認できるΔEとしては1以上であることが好ましい。ΔEが1未満であると、目視で泡色の確認をすることが難しく、泡色が十分に有色であると確認できないおそれがある。
また本発明において、「製剤(バルク)への着色を抑える」又は「製剤(バルク)の外観色が薄い」とは、上記した色素顆粒を配合していないこと以外は同一の組成である洗浄剤組成物と比較して、洗浄剤組成物の原液(バルク)の色差(ΔE)が小さいことを意味し、ΔEとしては30未満であることが好ましい。ΔEが30以上であると、利用者が使う時に使いたくない、使うのに躊躇すると感じ、利用者の使用動機が損われるおそれがある。
洗浄剤組成物に配合され色素顆粒は、保存安定性の調整又は顆粒外観色の調整のために、外層と内層が異なる組成で構成される多層造粒物を使用してもよい。例えば、易崩壊性の顆粒の外層に難崩壊性のバインダー層を形成することで、弱いシェアでは崩壊せず、強いシェアがかかる場合に崩壊、分散が効率よく起こるようにしたり、内層に色素層、外層に酸化チタン層や別の色素層を形成することで、泡立つまで泡に着色する色を見せないようにすることもできる。
<その他の成分>
本発明の洗浄剤組成物には、前記の色素顆粒に加えて、洗浄剤組成物の用途、目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で通常使用されている任意の成分を使用することができる。これらの成分としては、界面活性剤、油剤、増粘剤、保湿剤、湿潤剤、着色剤、防腐剤、感触向上剤、香料、消炎剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、収れん剤、美白剤、抗炎症剤等の薬剤、水、アルコール等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、燐酸エステル系活性剤、硫酸エステル系活性剤、スルホン酸系活性剤、カルボン酸系活性剤、アミノ酸系活性剤、スルホコハク酸系活性剤、タウレート系活性剤、糖系界面活性剤等が挙げられ、非イオン性界面活性剤としては、エステル型、エーテル型、エーテルエステル型、アルカノールアミド型、アルキレングリコール型等の非イオン界面活性剤が挙げられ、両性界面活性剤としては、イミダゾリン型、ベタイン型、アシルアミノ酸型等の両性界面活性剤が挙げられる。
油剤としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、カプロン酸等の合成脂肪酸、ジステアリン酸グリコール等のエステル油等が挙げられる。
増粘剤としては、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸等の天然高分子、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の半合成高分子、カルボマー、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸/メタクリル酸アルキル共重合体等のアクリル酸系ポリマー等の合成高分子等が挙げられる。
保湿剤としては、グリセリン、L−アルギニン、アラニン、グリシン等のアミノ酸、ベタイン、ピロリドンカルボン酸、セラミド、リン脂質等の保湿性を有する脂質類、アロエ、オトギリソウ、オクラ等の保湿効果を有する植物抽出物、ヨーグルト、ハチミツ等の天然物及びその抽出物や分画物等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物の剤型は問わず、固形状、液体状、粉末状、ペースト状、ジェル状等の様々な剤型にすることができる。
洗浄時の速やかな泡の着色という観点から、洗浄剤組成物中に水を25質量%以上含むことが好ましく、40質量%以上含むことがより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、洗顔料、ボディソープ、ボディシャンプー、シャワージェル等の全身洗浄料、ハンドソープ、ヘアシャンプー、食器用洗浄剤、液体洗濯洗剤等に好適に用いることができる。
[洗浄剤組成物の製造方法]
本発明の洗浄剤組成物の製造方法は、色素を含有する粉体と、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導体から選ばれる1種以上の結合剤の溶液とを混合し造粒して得た前記の色素顆粒を、洗浄剤と混合する工程を有する。
色素顆粒の製造方法は前記のとおりである。
色素顆粒と洗浄剤の混合方法に特に制限はなく、例えば、洗浄剤中に該色素顆粒を直接投入後、ホモミキサー等を用いて攪拌することにより、容易に調製することができる。
上述した実施の形態に関し、本発明は以下の洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物の製造方法を開示する。
<1> 水不溶性色素の含有量が10〜95質量%である色素顆粒を0.001〜5質
量%配合してなり、使用時の泡が有色となる洗浄剤組成物。
<2> 水不溶性色素の含有量が、好ましくは12質量%以上、より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは18質量%以上であり、また好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、更に好ましくは80質量%以下である、前記<1>に記載の洗浄剤組成物。
<3> 水不溶性色素の含有量が、12〜90質量%、好ましくは15〜85質量%、18〜80質量%である、前記<1>又は<2>に記載の洗浄剤組成物。
<4> 色素顆粒が、水不溶性色素と、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導体、寒天、アルギン酸及びその誘導体から選ばれる1種以上の結合剤を含む、前記<1>〜<3>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<5> 色素顆粒が、水不溶性色素と、結合剤として少なくともポリビニルアルコール及びその誘導体を1種以上含む、前記<1>〜<4>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<6> 水を25質量%以上含む、前記<1>〜<5>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<7> 色素顆粒の平均粒径が20〜1500μmである、前記<1>〜<6>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<8> 色素顆粒中のポリビニルアルコール及びその誘導体の含有量が0.05〜15質量%である、前記<4>〜<7>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<9> 色素顆粒中のポリビニルピロリドン及びその誘導体の含有量が0.5〜15質量%である、前記<4>〜<8>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<10> 使用時の泡色が、L***表色系において色差ΔEが1以上である、前記<1>〜<9>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
<11> 洗浄剤組成物の外観色(洗浄剤組成物の原液の色)が、L***表色系において色差ΔEが30未満である、前記<1>〜<10>のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
以下の実施例及び比較例において、特記しない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味する。
なお、色素顆粒の平均粒径の測定は、以下の方法により行った。
<色素顆粒の平均粒径の測定>
JIS Z 8801−1(2000年5月20日制定、2006年11月20日最終改正)規定の2000、1400、1000、710、500、355、250、180、125、90、63、45μmの12段の篩と受け皿を用いて、受け皿上に目開きの小さな篩から順に積み重ね、最上部の2000μmの篩の上から100gの粒子を添加し、蓋をしてロータップ型ふるい振とう機(HEIKO製作所製、タッピング156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、5分間振動させた後、それぞれの篩及び受け皿上に残留した当該粒子の質量を測定し、各篩上の当該粒子の質量割合(%)を算出する。受け皿から順に目開きの小さな篩上の当該粒子の質量割合を積算していき、合計が50%となる粒径を平均粒径とした。
製造例1
撹拌造粒機のFM−20型ヘンシェルミキサー(日本コークス工業株式会社製、容量20L)に、コーンスターチ(商品名:日本薬局方トウモロコシデンプン、松谷化学工業株式会社製)0.8kg及び色素(商品名:赤色226号、癸巳化成株式会社製)1.2kgを仕込み、撹拌羽根の回転数900rpmの条件下で5分間混合した。ここに、ポリビニルアルコール(商品名:KM−118、株式会社クラレ製、マレイン酸変性PVA、平均分子量8万)10質量部を精製水90質量部に溶解した10%水溶液840g(温度40℃)を添加し、6分間撹拌を行い、色素顆粒(1)(色素分58%)を得た。
得られた造粒物は、100℃の熱風で30分間乾燥し、篩による分級を行った。
製造例2〜5
製造例1において、表1に示す組成割合に変えた以外は、製造例1と同様にして色素顆粒(2)〜(5)を得た。
製造例6
製造例1において、ポリビニルアルコール(商品名:KM−118、株式会社クラレ製、マレイン酸変性PVA、平均分子量8万)10質量部を精製水90質量部に溶解した10%水溶液210gと共に、ポリビニルピロリドン(商品名:K−15、International Specialty Products, Inc. 製PVP)10質量部を精製水90質量部に溶解した10%水溶液630g(温度40℃)を混合して用いたこと以外は、製造例1と同様にして色素顆粒(6)を得た。
製造例7
製造例6において、色素(商品名:赤色226号、癸巳化成株式会社製)をβ−カロテンに代えた以外は、製造例1と同様にして色素顆粒(7)を得た。
製造例8
製造例6において、色素(商品名:赤色226号、癸巳化成株式会社製)を黒酸化鉄に代えた以外は、製造例1と同様にして色素顆粒(8)を得た。
製造例9
1%アルギン酸Na水溶液70g中に、色素30g(商品名:赤色226号、癸巳化成株式会社製)を分散させ、0.5%塩化カルシウム水溶液中に滴下し、生成した造粒物を速やかに水中へ移送し、色素顆粒(9)(色素分30%)を得た。
製造例10
色素1kg(商品名:赤色226号)、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールEG−40、日本合成化学工業株式会社製、平均分子量約12万)の10%水溶液1kg、コーンスターチ0.9kgを用い、製造例1と同様にして色素顆粒(10)(色素分50%)を得た。
製造例11
卓上ミキサー(National MX−X61−W)に色素65g(商品名:赤色226号)とコーンスターチ32gを入れ、5分間攪拌後、ポリビニルアルコール(商品名:KM−118)の10%水溶液15gとポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールEG−05、日本合成化学工業株式会社製、平均分子量約3万)の10%水溶液15gを混合し、ミキサー内に滴下しながら攪拌し、色素顆粒(11)(色素分65%)を得た。得られた造粒物は、100℃の熱風で30分間乾燥し、篩による分級を行った。
製造例12
色素78g(商品名:赤色226号)、コーンスターチ20g、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールEG−40)の10%水溶液10gとポリビニルピロリドン(商品名:K−15)の10%水溶液10gを用い、製造例11と同様にして色素顆粒(12)(色素分78%)を得た。
製造例13
色素30g(商品名:赤色226号)、コーンスターチ66g、ポリビニルアルコール(商品名:KM−118)の10%水溶液40gを用い、製造例11と同様にして色素顆粒(13)(色素分30%)を得た。
実施例1〜3及び比較例1〜8(ボディソープ)
製造例1〜5で得られた色素顆粒(1)〜(5)を用いて、表1に記載の配合組成よりなるボディソープを常法により調製し、下記の評価を行った。結果を表1に示す。
<測色計による評価>
(1)洗浄剤の色の評価
実施例及び比較例で得られたボディソープ1gを測色計(コニカミノルタオプティクス株式会社製、D65光源)で測色し、前記式(1)により色差ΔEを算出した。
(2)泡色の評価
実施例及び比較例で得られたボディソープ1gに、水道水(40℃)を9g加えて泡立てネットで泡立てを行ない、100g容器に泡を充填後、測色計(コニカミノルタオプティクス株式会社製、D65光源)で測色し、前記式(1)により色差ΔEを算出した。
<パネラーによる官能評価>
パネラー(5人)に、実施例及び比較例で得られたボディソープを通常の使用方法で使用してもらい、「手に取ったときの外観」、「泡立てた泡の泡色」、「使用時の泡立ち」について、下記の各評価基準に従って官能評価を行ない、パネラー5名の平均点を求めた。
なお、「使用時の泡立ち」についてはコントロール洗浄剤組成物(比較例1)のボディソープを使用した場合との比較により評価した。
(1)手に取ったときの外観の評価
4:通常の洗浄剤である。
3:洗浄剤原液(バルク)の液色は、ほんのり色づく程度で、躊躇なく使用できる。
2:洗浄剤原液(バルク)の液色は、やや濃く、使えないこともないが、少し躊躇がある。
1:洗浄剤原液(バルク)の液色が濃すぎて使いたくない。
(2)泡立てた泡の泡色の評価
5:泡に均一に非常に濃い色づきが見られる。
4:泡に均一に濃い色づきが見られる。
3:泡が薄く色づくことが見てとれる。
2:よく見ると泡に色がついていることが分かる。
1:泡色は真っ白である。
(3)使用時の泡立ちの評価
4:泡立ちがとても良い。
3:泡立ちが良い。
2:泡立ちが悪い。
1:泡立ちがとても悪い。
<安定性評価>
(1)色素顆粒の配合安定性
実施例及び比較例2、3、8で用いた色素顆粒を、洗浄剤組成物に配合する際の安定性について、下記の基準で視覚評価を行った。
3:問題なく配合できる。
2:配合時に顆粒から色素の染み出しが見られるが、経時で変化することはない。
1:配合時に色素の染み出しがあり、経時で粒径や製剤の色調に変化がある。
(2)保存安定性
実施例及び比較例で得られたボディソープを、45℃の恒温槽に2週間保存し、製剤の保存安定性(分離や顆粒・色調の均一性)について、下記の基準で視覚評価を行った。
3:安定である。
2:製剤の粘度が低下する傾向にあるが、外観上変化は見られない。
1:製剤が分離する、顆粒が沈降、浮上する、色むらが生じる等の変化がある。
Figure 0006050666
表1から明らかなように、実施例1〜3のボディソープは、製剤自体の着色は抑えられ、使用時の泡の着色性、泡立ち、安定性に優れた性能を示していた。一方、色素を顆粒化せずに配合した比較例4〜6と、水溶性色素を用いた色素顆粒を配合した比較例8のボディソープは、いずれも製剤自体が濃く着色され過ぎており、保存安定性も劣るものであった。また、色素顆粒中の色素量が5質量%と少ない比較例2及び3のボディソープは、泡の着色性が不十分であった。
実施例4〜15(ボディソープ)
製造例6〜8で得られた色素顆粒(6)〜(8)を用いて、表2に記載の配合組成よりなるボディソープを常法により調製し、実施例1〜3と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0006050666
表2より明らかなように、実施例4〜15のボディソープは、いずれも製剤自体の着色は抑えられ、使用したときの泡の着色性、泡立ち、安定性に優れた性能を示していた。
実施例16(ヘアシャンプー)
常法により下記組成のヘアシャンプーを調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用したときの泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれにも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0
POE(3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム 5.0
ヒドロキシアルキルヒドロキシエチルサルコシン 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ラウリン酸モノイソプロパノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
POEセチルエーテル 1.0
(商品名:N−BC−15TX、日本サーファクタント工業株式会社製)
カチオン化セルロース 0.2
(商品名:レオガードGP、ライオン株式会社製)
カチオン化ファヌグリークガム 0.2
(商品名:カチナールCF−100、東邦化学工業株式会社製)
エデト酸二ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.2
安息香酸ナトリウム 0.4
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/アクリル酸カルボキシ
エチルアンモニウム)クロスポリマー 0.2
(商品名:Aristoflex TAC 、クラリアント社製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 0.5
(商品名:マーコート550、カルゴン社製)
グリチリチン酸二カリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
クエン酸 適 量
ニンジンエキス 0.1
(商品名:ニンジン抽出液BG、丸善製薬株式会社製)
オウバクエキス 0.1
(商品名:オウバクリキッドB、一丸ファルコス株式会社製)
オリーブ油 0.1
ジメチコノール 1.0
メントール 0.1
色素顆粒(製造例10により顆粒中色素分50%に調製したもの) 0.2
香料 適 量
精製水 残 余
実施例17(ヘアシャンプー)
常法により下記組成のヘアシャンプーを調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用したときの泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれにも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 3.0
ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム液 3.0
ジプロピレングリコール 4.0
ラウリン酸モノイソプロパノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
セルロース誘導体 0.3
(商品名:カチナールHC−200、東邦化学工業株式会社製)
エデト酸二ナトリウム 0.2
パラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.1
安息香酸ナトリウム 0.4
カルボマー 2.0
(商品名:Carbopol Aqua SF−2、アクゾノーベル社製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 2.0
(商品名:マーコート550、オンデオ ナルコ社製)
グリチリチン酸二カリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
クエン酸 適 量
ハチミツ 0.1
加水分解シルク液 0.1
(商品名:プロモイスシルク−1000、株式会社成和化成製)
ムラサキセンブリエキス 0.1
(商品名:ムラサキセンブリ抽出液、丸善製薬株式会社製)
ジメチコン水性エマルジョン 0.5
(商品名:BY22−083、東レ・ダヴコーニング・シリコーン社製)
色素顆粒(製造例11により顆粒中色素分65%に調製したもの) 0.1
黄色4号 0.0002
香料 適 量
精製水 残 余
実施例18(ボディシャンプー)
常法により下記組成のボディシャンプーを調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用時の泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれにも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0
N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミン 0.5
POEセチルエーテル 1.0
(商品名:N−BC−10TX、日本サーファクタント工業株式会社製)
ラウリン酸モノイソプロパノールアミド 1.0
POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル 0.1
(商品名:エルファコスGT282S、アクゾ社製)
カルボマー 1.5
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 1.0
(商品名:マーコート550、ナルコ社製)
エデト酸二ナトリウム 0.2
サリチル酸 0.1
パラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
オリーブ油 0.2
アルモンド油 0.1
ジメチコノール(100mm2/s;25℃) 1.2
キウイエキス 0.1
(商品名:キウイ抽出液、香栄興業株式会社製)
クエン酸 適 量
色素顆粒(製造例1により顆粒中色素分58%に調製したもの) 0.1
香料 適 量
精製水 残 余
実施例19(ボディソープ)
常法により下記組成のボディソープを調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用時の泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれの特性にも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
ラウリン酸 8.0
ミリスチン酸 5.0
パルミチン酸 5.0
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0
パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
グァーガム誘導体 0.1
(商品名:カチナールCG−100、東邦化学工業株式会社製)
アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリル
アンモニウム共重合体液 1.0
(商品名:マーコートプラス3330、ナルコ社製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 1.0
(商品名:マーコート550、ナルコ社製)
カルボマー 2.5
(商品名:Carbopol Aqua SF−1)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5
加水分解コンキオリン 0.1
(商品名:真珠たん白抽出液BG−J、丸善製薬株式会社製)
モモ葉エキス 0.1
(商品名:モモ抽出液、丸善製薬株式会社製)
アセロラエキス 0.2
(商品名:ニチレイ・アセロラエキスWB、ニチレイバイオサイエンス社製)
プロピレングリコール 2.0
グリセリン 10.0
エデト酸二ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.1
ジメチコノール 0.5
(商品名:YF3802A 、モメンティブ社製、80,000mm2/s;25℃)
水酸化カリウム 適 量
色素顆粒(製造例13により顆粒中色素分30%に調製したもの) 0.1
香料 適 量
精製水 残 余
実施例20(洗顔料)
常法により下記組成の洗顔料を調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用時の泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれにも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
ラウリン酸 5.0
ミリスチン酸 20.0
ステアリン酸 2.0
ヒドロキシアルキルヒドロキシエチルアラニン 5.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2.0
POEセチルエーテル 1.0
イソステアリン酸グリセリン 1.0
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 1.0
アクリルアミド・アクリル酸・
塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液 1.0
(商品名:マーコートプラス3330、ナルコ社製)
ジステアリン酸エチレングリコール 1.0
グリセリン 30.0
フェノキシエタノール 0.1
オトギリソウエキス 0.1
(商品名: オトギリソウ抽出液、香栄興業株式会社製)
ローヤルゼリーエキス 0.1
(商品名:ローヤルゼリー抽出液B、池田糖化工業株式会社製)
黒砂糖エキス 0.1
グレープフルーツエキス 0.1
(商品名:ファルコレックス グレープフルーツB、一丸ファルコス株式会社製)
ジオウエキス 0.1
(商品名:ファルコレックス ジオウB、一丸ファルコス株式会社製)
水酸化カリウム 適 量
色素顆粒(製造例12により顆粒中色素分78%に調製したもの) 0.3
香料 適 量
精製水 残 余
実施例21(洗顔料)
常法により上記組成の洗顔料を調製(pH6/25℃)し、前記と同様の評価を行ったところ、製剤自体の着色は抑えられ、使用時の泡への着色性、製剤を手に取ったときの外観の印象、泡立ち、安定性のいずれにも優れた結果を得た。

(成分名) 配合量(質量%)
ミリストイルグルタミン酸カリウム 6.0
ココイルグリシンカリウム 6.0
PEG−400 15.0
PEG−20 5.0
ヒドロキシアルキルヒドロキシエチルアラニン 2.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
ヒドロキシプロピルセルロース 0.2
POEセチルエーテル 1.0
イソステアリン酸グリセリン 1.0
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 1.0
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 1.0
(商品名:マーコート550、ナルコ社製)
1,3−ブチレングリコール 5.0
グリセリン 10.0
カオリン 5.0
タルク 5.0
フェノキシエタノール 0.1
オトギリソウエキス 0.1
(商品名: オトギリソウ抽出液、香栄興業株式会社製)
ローヤルゼリーエキス 0.1
(商品名:ローヤルゼリー抽出液B、池田糖化工業株式会社製)
黒砂糖エキス 0.1
(商品名:コクトオリゴピュアIII、山川貿易株式会社製)
グレープフルーツエキス 0.1
(商品名:ファルコレックス グレープフルーツB、一丸ファルコス株式会社製)
アンズ果汁 0.1
(商品名:アプリコットエキス、エスペリス社製)
水酸化カリウム 適 量
色素顆粒(製造例9により顆粒中色素分30%に調製したもの) 0.05
香料 適 量
精製水 残 余
本発明の洗浄剤組成物は、豊かな泡立ちと製剤安定性を両立すると共に、利用者の使用動機を損なうことなく、泡への十分な着色性を発揮し、利用者に心地よい使用感を与えることができる。

Claims (6)

  1. 水不溶性色素、水不溶性粉体及び結合剤を含む色素顆粒を0.05質量%配合してなり、
    色素顆粒中の水不溶性色素の含有量が1880質量%であり、
    色素顆粒中の水不溶性粉体に対する水不溶性色素の含有質量比(水不溶性色素/水不溶性粉体)が0.2〜2.5であり、
    水不溶性色素が、リコピン、カロテン、キサントフィル、クロロフィル、ヘリンドンピンク、レーキレッド、リソールレッド、パーマネントオレンジ、フタロシアニンブルー、及びハンザエローから選択される1種又は2種以上であり、
    水不溶性粉体が、タルク、マイカ、カオリン、ベントナイト、セリサイト、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、雲母チタン、酸化チタン、酸化アルミニウム、ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶セルロース、変性セルロース、コーンスターチ、澱粉、脂肪酸、植物抽出末、酵素、シクロデキストリン、シルクパウダー、金属石鹸、ヒアルロン酸ナトリウム、ビタミンC及びグリチリチン酸ジカリウムから選択される1種又は2種以上であり、
    結合剤が少なくとも1種のマレイン酸変性ポリビニルアルコールを色素顆粒中に0.5〜10質量%含有する、洗浄剤組成物。
  2. 水を25質量%以上含む、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. 色素顆粒の平均粒径が20〜1500μmである、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. マレイン酸変性ポリビニルアルコールの酸変性度が0.5モル以上、5モル以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. マレイン酸変性ポリビニルアルコールの平均分子量が15万以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. 水不溶性粉体が、ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶セルロース、変性セルロース、コーンスターチ、澱粉、脂肪酸、植物抽出末、酵素、シクロデキストリン、シルクパウダー、金属石鹸、ヒアルロン酸ナトリウム、ビタミンC及びグリチルリチン酸ジカリウムから選択される1種又は2種以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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