JP6356533B2 - 毛髪洗浄用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪洗浄用組成物に関する。
一般に、シャンプー等の毛髪洗浄用組成物には、洗浄成分としてアニオン界面活性剤が用いられる。アニオン界面活性剤の一つであるアシルアミノ酸系界面活性剤は、低刺激性であることや、泡立ちが良好であることから、毛髪洗浄用組成物に配合されることがある(例えば、特許文献1〜5)。
国際公開WO2012/029514号 特開平10−245323号公報 特開2014−37383号公報 特開2006−306908号公報 特開2010−235507号公報
しかしながら、アシルアミノ酸系界面活性剤を高濃度で含有させた毛髪洗浄用組成物は、粘度が低下するため使用時に手から垂れ落ちてしまい使用性が劣るという問題があった。また、一般にアシルアミノ酸系界面活性剤は高価であることから、高濃度で含有させるとコストが高くなるという問題があった。さらに、従来の毛髪洗浄用組成物は、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさや弾力、乾燥後のしっとり感の全てを十分に満足できるものとは言い難く、依然として改良の余地があった。その他、従来の毛髪洗浄用組成物においては、製造の容易化、省資源化等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、毛髪洗浄用組成物が提供される。この毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)非イオン界面活性剤、および(d)カチオン性ポリマー;を含む毛髪洗浄用組成物であって;前記(a)として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含み;前記(c)として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み;前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5以上19.5以下の範囲内であり;前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量は、0.5質量%以上3.0質量%以下である。
その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、毛髪洗浄用組成物が提供される。この毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)非イオン界面活性剤、および(d)カチオン性ポリマーを含む毛髪洗浄用組成物であって;前記(a)として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含み;前記(c)として、HLB値16.5以上19.5以下の範囲内であるポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み;前記(c)の含有量が、0.5質量%以上3.0質量%以下である。この形態の毛髪洗浄用組成物によれば、毛髪洗浄用組成物に適度な粘度を付与することができるため、毛髪洗浄用組成物が手から垂れ落ちてしまうことを抑制することができ、良好な使用性を確保することができる。加えて、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、泡の弾力、および乾燥後のしっとり感を良好にすることができる。
(2)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(ii)は、炭素数12以上14以下のアシル基からなるN−アシルアミノ酸塩であってもよい。これにより、低刺激性で、泡立ちの早さをより良好にすることができる。
(3)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(ii)は、アラニンからなるN−アシルアミノ酸塩であってもよい。これにより、泡質をより良好にすることができる。
(4)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(ii)は、ラウロイルメチルアラニンナトリウムであってもよい。これにより、泡質をさらに良好にすることができる。
(5)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(i)の含有量に対する前記(ii)の含有量の割合は、10%以上100%以下であってもよい。これにより、使用性をさらに向上させることができる。
(6)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(i)の含有量と前記(ii)の含有量との合計は、4質量%以上10質量%以下であってもよい。これにより、泡立ちの早さおよび泡のきめ細かさをさらに向上させることができる。
(7)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(c)は、ポリオキシエチレンラウリルエーテルであってもよい。これにより、泡質をさらに良好にすることができる。
(8)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、前記(d)は、カチオン化セルロースであってもよい。これにより長期保存安定性をより向上させることができる。
(9)上記形態の毛髪洗浄用組成物において、25℃における前記毛髪洗浄用組成物の粘度が、2000mPa・s以上10000mPa・s以下であってもよい。これにより、使用性をより向上させることができる。
本発明は、種々の形態で実現することも可能である。例えば、シャンプーや、毛髪洗浄用組成物の製造方法等の形態で実現することができる。
実施例1ないし5ならびに比較例1ないし3の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。 実施例6ないし11の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。 比較例4ないし10の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。 実施例12ないし21ならびに比較例11ないし14の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。 実施例22ないし26ならびに比較例15および16の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。
A.実施形態:
本発明の一実施形態としての毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤と、(b)両性界面活性剤と、(c)非イオン界面活性剤と、(d)カチオン性ポリマーとを含む。また、上記(a)アニオン界面活性剤として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含む。
上記(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの具体例としては、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキル(C12−C13)硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸トリエタノールアミン、セチル硫酸トリエタノールアミン、ステアリル硫酸トリエタノールアミン、オレイル硫酸トリエタノールアミン等を例示することができる。低刺激性の観点から、アルキル基の炭素数が12以上のアルキル硫酸トリエタノールアミンが好ましい。また、泡立ちの早さの観点から、アルキル基の炭素数が18以下のアルキル硫酸トリエタノールアミンが好ましく、中でも、アルキル基の炭素数が比較的小さいアルキル硫酸トリエタノールアミンがより好ましい。具体的には、炭素数が12のラウリル硫酸トリエタノールアミンが好ましい。アルキル硫酸トリエタノールアミンは、1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
上記(ii)N−アシルアミノ酸塩の具体例としては、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ステアロイルメチルアラニンナトリウム、オレオイルサルコシンナトリウム、デカノイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン等を例示することができる。中でも、低刺激性の観点から、アシル基の炭素数が12以上のN−アシルアミノ酸塩が好ましい。また、泡立ちの早さの観点から、アシル基の炭素数が18以下のN−アシルアミノ酸塩が好ましく、中でも、アシル基の炭素数が14以下のN−アシルアミノ酸塩がより好ましい。さらに、泡質が良好であり安価であることから、アミノ酸がアラニンであるN−アシルアミノ酸塩が好ましい。具体的には、ラウロイルメチルアラニンナトリウムが好ましい。N−アシルアミノ酸塩は、1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩以外の、他のアニオン界面活性剤をさらに含有していてもよい。具体例としては、ポリオキシエチレンアルキル(12,13)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等を例示することができる。
上記(a)アニオン界面活性剤、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩の含有量は、所望の効果が十分に付与されるのであれば特に限定されない。(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの含有量と(ii)N−アシルアミノ酸塩の含有量との合計は、泡立ちの早さおよび泡のきめ細かさの観点から、4質量%以上であるのが好ましく、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、および製造コストの低廉化の観点から、15質量%以下であるのが好ましく、10質量%以下であるのがより好ましい。(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの含有量(100%)に対する(ii)N−アシルアミノ酸塩の含有量の割合は、使用性(手からの垂れ落ちにくさ)および泡立ちの早さの観点から10%以上100%以下であるのが好ましい。以上のことから、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの含有量は、2質量%以上13.5質量%以下であるのが好ましく、9質量%以下であるのがより好ましく、かつ、(ii)N−アシルアミノ酸塩の含有量は、0.4質量%以上7.5質量%以下であるのが好ましく、5質量%以下であるのがより好ましい。
上記(b)両性界面活性剤の具体例としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリルアミノプロピオン酸、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等を例示することができる。起泡力の観点および製造コストの低廉化の観点から、ラウリン酸アミドプロピルベタインが好ましい。両性界面活性剤は、1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
上記(b)両性界面活性剤の含有量は、所望の効果が十分に付与されるのであれば特に限定されないが、起泡力と粘度が十分に付与され、洗い流し時のぬるつきが少ない含有量とすることが好ましい。(a)アニオン界面活性剤の含有量(100%)に対する(b)両性界面活性剤の含有量の割合は、50%以上150%以下であるのが好ましく、洗い流し時のぬるつきの観点から60%以上100%以下であるのがより好ましい。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、上記(c)非イオン界面活性剤として、HLB値16.5以上19.5以下の範囲内であるポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む。ここでいうHLB値は乳化法による実測値によるものであり、測定の方法は「ハンドブック−化粧品・製剤原料−改定版 日光ケミカルズ株式会社 1977年,854〜855ページ」に記載されている方法を準用することができる。非イオン界面活性剤のHLB値が16.5未満では泡立ちの早さが遅くなり、泡のきめ細かさの点でも好ましくない。また、HLB値が19.5を超えても、泡立ちの早さの点で好ましくない。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルの具体例としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル(12−14)エーテル等を例示することができる。中でも、抗酸化性の観点から、飽和のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。また、泡の弾力の観点から直鎖のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましく、アルキル基の炭素数が比較的小さい(アルキル基の炭素数が16以下である)ポリオキシエチレンアルキルエーテルがより好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルがさらに好ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。なお、2種以上のポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いた場合のHLB値は、平均HLB値を意味するものとする。
また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量は、泡立ちの早さおよび泡のきめ細かさの観点から0.5質量%以上であるのが好ましく、1.0質量%以上であるのがより好ましく、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、および使用性の観点から3.0質量%以下であるのが好ましく、2.0質量%以下であるのがより好ましい。すなわち、本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを0.5質量%以上3.0質量%以下含むことにより、良好な泡立ちと、良好な使用性とを確保することができる。
上記(d)カチオン性ポリマーの具体例としては、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化ローカストビーンガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体等を例示することができる。長期保存安定性の観点からカチオン化セルロースおよびカチオン化グアーガムが好ましく、平均分子量が80万以上200万以下のカチオン化セルロースおよびカチオン化グアーガムがより好ましい。泡立ちの早さの観点から、カチオン化セルロースおよびカチオン化グアーガムのうち、カチオン化セルロースがさらに好ましい。カチオン性ポリマーは、1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。カチオン化セルロースの市販品の具体例としては、ポリクオタニウム−10(カチナールHC−200:東邦化学工業株式会社製)等を例示することができる。
上記(d)カチオン性ポリマーの含有量は、所望の効果が十分に付与されるのであれば特に限定されないが、適度な粘度を付与しつつ、泡立ちを阻害しないために水へのなじみが良好となる含有量とすることが好ましい。カチオン性ポリマーの含有量は、粘度の観点から0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましい。また、泡質の観点から1.2質量%以下が好ましく、0.8質量%以下がより好ましく、0.6質量%以下がさらに好ましい。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物の粘度は、所望の効果が十分に付与されるのであれば特に限定されないが、25℃における粘度が、使用性の観点から1000mPa・s以上であるのが好ましく、2000mPa・s以上であるのがより好ましい。また、泡立ちの観点から20000mPa・s以下であるのが好ましく、10000mPa・s以下であるのがより好ましい。なお、粘度の測定は、B型粘度計を用いて行なうことができる。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、上記(a)ないし(d)に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、毛髪洗浄用組成物に一般に含まれる成分を適宜配合することができる。例えば、上記以外の界面活性剤、油性成分、アルコール類、炭化水素、脂肪酸、糖類、両性ポリマー、水溶性ポリマー、粉体、パール光沢付与剤、毛髪保護剤、皮膜形成剤、樹脂、塩類、pH調整剤、金属封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、清涼剤、抗菌剤、殺菌剤、抗炎症剤、香料、消臭剤、保湿剤、動植物抽出物、ビタミン類、アミノ酸類、無機化合物等を適宜、その用途や目的等に応じて配合することができる。
B.実施例:
以下に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。後述する図1〜図5では、各成分の配合量を質量%で示している。なお、図1〜図5では、配合量の単位(質量%)を省略している。ただし、図4における「アルキル硫酸塩に対するN−アシルアミノ酸塩の割合」の項目では、アルキル硫酸塩の含有量(100%)に対する、N−アシルアミノ酸塩の含有量を百分率で示している。各図中のHLB値は乳化法による実測値によるものであり、HLB値の測定は、上述した実施形態と同様の方法により行なった。
(試料の調製)
図1〜図5に記した組成となるように、実施例1〜26の毛髪洗浄用組成物を調製した。また、比較例1〜16を調製した。そして、これら実施例1〜26および比較例1〜16について、官能評価試験および粘度測定を行なった。図1は、実施例1ないし5ならびに比較例1ないし3の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図2は、実施例6ないし11の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図3は、比較例4ないし10の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図4は、実施例12ないし21ならびに比較例11ないし14の組成、官能評価結果および粘度を示す説明図である。図5は、実施例22ないし26ならびに比較例15および16の組成、官能評価結果および粘度を示す説明図である。ただし、実施例3、12、および22は、いずれも同じ試料を示している。なお、各図中における精製水の「残分」とは、精製水により毛髪洗浄用組成物の全量が100質量%となるように調整したことを意味する。
(官能評価)
各実施例1〜26および各比較例1〜16の試料について、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」を評価項目として、10名のパネラーによる官能評価を行なった。
<泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、泡の弾力>
ウィッグ(株式会社ビューラックス製:No.775N、以下同じ)を十分に濡らし、試料3gをなじませ泡立てた時の、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、泡の弾力について評価を行なった。各評価項目について、良い(5点)、やや良い(4点)、どちらともいえない(3点)、やや悪い(2点)、悪い(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
<使用性>
試料3gを手に取り泡立て後、ウィッグに塗布する際の垂れ落ちについて評価を行なった。ほぼ垂れ落ちない(5点)、やや垂れるが問題はない(4点)、どちらともいえない(3点)、少し垂れるため注意が必要(2点)、垂れ落ちて扱いにくい(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
<しっとり感>
試料3gを手に取り泡立てウィッグに塗布した後、ウィッグを洗い流し、ドライヤーで十分に乾燥させた際のしっとり感について評価を行なった。しっとり感が、とてもある(5点)、ある(4点)、どちらともいえない(3点)、あまりない(2点)、ない(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
(粘度の測定)
TVB−10型粘度計(東機産業株式会社製)を用い、3号ローター、12rpm、1分間の条件で測定を行なった。ただし、粘度が10000mPa・sを超えたものについては、3号ローター、6rpm、1分間の条件で再度測定を行なった。なお、試料の温度は25℃とした。
(非イオン界面活性剤の含有量に関する評価)
図1に示すように、実施例1〜5は、非イオン界面活性剤(および精製水)の含有量において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例1〜5の非イオン界面活性剤の含有量は、0.5〜3.0質量%の範囲で互いに異なっている。他方、比較例1は非イオン界面活性剤を欠いており、比較例2は実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が少なく、比較例3は実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が多い。なお、比較例1〜3におけるその他の組成は、実施例1〜5と同じである。
図1の評価結果より、実施例1〜5の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」の全ての評価項目において「×」または「△」の評価が無く、優れていることがわかる。
これに対して、(c)非イオン界面活性剤を欠く比較例1の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「および泡の弾力」の評価結果が「△」であり、実施例1〜5の試料に比べて劣っている。実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が少ない試料(比較例2)は、「泡立ちの早さ」および「泡のきめ細かさ」の評価結果が「△」であり、実施例1〜5の試料に比べて劣っている。実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が多い試料(比較例3)は、「泡立ちの早さ」および「使用性」の評価結果が「×」であり、加えて「泡のきめ細かさ」の評価結果が「△」であり、実施例1〜5の試料に比べて劣っている。したがって、非イオン界面活性剤を0.5質量%以上3.0質量%以下含有させることにより、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、および使用性が向上することがわかる。
(非イオン界面活性剤の種類に関する評価)
図3の比較例4〜10は、図2の実施例6〜11に対応する比較例である。図2に示すように、実施例6〜11は、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例6〜11のポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5〜19.5の範囲で互いに異なっている。なお、実施例6〜7では、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンラウリルエーテルを用い、実施例8〜11では、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンセチルエーテルを用いた。他方、図3に示すように、比較例4〜6は実施例6〜11の試料に比べてポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値が小さく、比較例7は実施例6〜11の試料に比べてHLB値が大きい。また、比較例8〜10はポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりに他の非イオン界面活性剤を用いている。なお、比較例4〜10におけるその他の組成は、実施例6〜11と同じである。図2の評価結果より、実施例6〜11の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」の全ての評価項目において「×」または「△」の評価が無く、優れていることがわかる。
これに対して、図3に示すように、ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値が本実施形態の範囲外である試料(比較例4〜7)は、「泡立ちの早さ」の評価結果が「×」または「△」であり、実施例6〜11の試料に比べて劣っている。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いた試料(比較例8)は、「泡の弾力」の評価結果が「×」であり、実施例6〜11の試料に比べて劣っている。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにステアリン酸PEG−40を用いた試料(比較例9)は、「泡立ちの早さ」の評価結果が「△」であり、実施例6〜11の試料に比べて劣っている。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸を用いた試料(比較例10)は、「泡立ちの早さ」および「泡のきめ細かさ」の評価結果が「△」であり、実施例6〜11の試料に比べて劣っている。したがって、HLB値16.5以上19.5以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有させることにより、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、および泡の弾力が向上することがわかる。
(アニオン界面活性剤の種類および含有量に関する評価)
図4に示すように、実施例12〜13は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの種類において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例14〜16は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩(および精製水)のそれぞれの含有量において実施例12と異なり、(i)と(ii)の合計量を含めたその他の組成は実施例12と同じである。実施例17〜19は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩(および精製水)のそれぞれの含有量ならびに(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩の合計量において実施例12と異なり、その他の組成は実施例12と同じである。実施例20〜21は、(ii)N−アシルアミノ酸塩の種類において実施例12と異なり、その他の組成は実施例12と同じである。他方、比較例11は(ii)N−アシルアミノ酸塩を欠いており、比較例12は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンを欠いており、比較例13は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの代わりにラウリル硫酸ナトリウムを用いており、比較例14は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩の代わりにアニオン界面活性剤としてラウリルスルホ酢酸ナトリウムを用いている。なお、比較例11〜14におけるその他の組成は、実施例12〜21と同じである。
図4の評価結果より、実施例12〜21の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」の全ての評価項目において「×」または「△」の評価が無く、優れていることがわかる。
これに対して、(ii)N−アシルアミノ酸塩を欠く試料(比較例11)は、「泡のきめ細かさ」の評価結果が「△」であり、実施例12〜21の試料に比べて劣っている。(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンを欠く試料(比較例12)は、使用性の評価結果が「×」であり、加えて「泡立ちの早さ」の評価結果が「△」であり、実施例12〜21の試料に比べて劣っている。ラウリル硫酸ナトリウムを用いた試料(比較例13)は、「乾燥後のしっとり感」の評価結果が「△」であり、実施例12〜21の試料に比べて劣っている。ラウリルスルホ酢酸ナトリウムを用いた試料(比較例14)は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、および「泡の弾力」の評価結果がいずれも「△」であり、実施例12〜21の試料に比べて劣っている。したがって、(a)アニオン界面活性剤として(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩をいずれも含有させることにより、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、泡の弾力、使用性、および乾燥後のしっとり感が向上することがわかる。
(両性界面活性剤の種類およびカチオン性ポリマーの種類および含有量に関する評価)
図5に示すように、実施例22〜23は、(d)カチオン性ポリマーの種類において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例24〜25は、(d)カチオン性ポリマーの含有量において実施例22と異なり、その他の組成は実施例22と同じである。実施例26は、(b)両性界面活性剤の種類において実施例22と異なり、その他の組成は実施例22と同じである。他方、比較例15は(d)カチオン性ポリマーを欠いており、比較例16は(d)カチオン性ポリマーの代わりに非イオンポリマーのキサンタンガムを用いている。なお、比較例15〜16におけるその他の組成は、実施例22〜26と同じである。
図5の評価結果より、実施例22〜26の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」の全ての評価項目において「×」または「△」の評価が無く、優れていることがわかる。
これに対して、(d)カチオン性ポリマーを欠く比較例15の試料は、「泡立ちの早さ」、の評価結果が「△」であり、実施例22〜26の試料に比べて劣っている。キサンタンガムを用いた試料(比較例16)は、「泡のきめ細かさ」の評価結果が「△」であり、実施例22〜26の試料に比べて劣っている。したがって、(d)カチオン性ポリマーを含有させることにより、泡立ちの早さが向上し、泡のきめ細かさが優れることがわかる。

Claims (9)

  1. (a)アニオン界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)非イオン界面活性剤、および(d)カチオン性ポリマー
    を含む毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(a)として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含み、
    前記(c)としてポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み、
    前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5以上19.5以下の範囲内であり、
    前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量、0.5質量%以上3.0質量%以下である、
    毛髪洗浄用組成物。
  2. 請求項1に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(ii)が、炭素数12以上14以下のアシル基を有するN−アシルアミノ酸塩である、
    毛髪洗浄用組成物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(ii)が、アラニンを有するN−アシルアミノ酸塩である、
    毛髪洗浄用組成物。
  4. 請求項3に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(ii)が、ラウロイルメチルアラニンナトリウムである、
    毛髪洗浄用組成物。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(i)の含有量に対する前記(ii)の含有量の割合が、10%以上100%以下である、
    毛髪洗浄用組成物。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(i)の含有量と前記(ii)の含有量との合計が、4質量%以上10質量%以下である、
    毛髪洗浄用組成物。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(c)が、ポリオキシエチレンラウリルエーテルである、
    毛髪洗浄用組成物。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    前記(d)が、カチオン化セルロースである、
    毛髪洗浄用組成物。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
    25℃における前記毛髪洗浄用組成物の粘度が、2000mPa・s以上10000mPa・s以下である、
    毛髪洗浄用組成物。
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