JP6356533B2 - 毛髪洗浄用組成物 - Google Patents
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Description
本発明の一形態によれば、毛髪洗浄用組成物が提供される。この毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)非イオン界面活性剤、および(d)カチオン性ポリマー;を含む毛髪洗浄用組成物であって;前記(a)として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含み;前記(c)として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み;前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5以上19.5以下の範囲内であり;前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量は、0.5質量%以上3.0質量%以下である。
その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
本発明の一実施形態としての毛髪洗浄用組成物は、(a)アニオン界面活性剤と、(b)両性界面活性剤と、(c)非イオン界面活性剤と、(d)カチオン性ポリマーとを含む。また、上記(a)アニオン界面活性剤として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含む。
以下に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。後述する図1〜図5では、各成分の配合量を質量%で示している。なお、図1〜図5では、配合量の単位(質量%)を省略している。ただし、図4における「アルキル硫酸塩に対するN−アシルアミノ酸塩の割合」の項目では、アルキル硫酸塩の含有量(100%)に対する、N−アシルアミノ酸塩の含有量を百分率で示している。各図中のHLB値は乳化法による実測値によるものであり、HLB値の測定は、上述した実施形態と同様の方法により行なった。
図1〜図5に記した組成となるように、実施例1〜26の毛髪洗浄用組成物を調製した。また、比較例1〜16を調製した。そして、これら実施例1〜26および比較例1〜16について、官能評価試験および粘度測定を行なった。図1は、実施例1ないし5ならびに比較例1ないし3の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図2は、実施例6ないし11の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図3は、比較例4ないし10の組成、官能評価結果、および粘度を示す説明図である。図4は、実施例12ないし21ならびに比較例11ないし14の組成、官能評価結果および粘度を示す説明図である。図5は、実施例22ないし26ならびに比較例15および16の組成、官能評価結果および粘度を示す説明図である。ただし、実施例3、12、および22は、いずれも同じ試料を示している。なお、各図中における精製水の「残分」とは、精製水により毛髪洗浄用組成物の全量が100質量%となるように調整したことを意味する。
各実施例1〜26および各比較例1〜16の試料について、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」を評価項目として、10名のパネラーによる官能評価を行なった。
ウィッグ(株式会社ビューラックス製:No.775N、以下同じ)を十分に濡らし、試料3gをなじませ泡立てた時の、泡立ちの早さ、泡のきめ細かさ、泡の弾力について評価を行なった。各評価項目について、良い(5点)、やや良い(4点)、どちらともいえない(3点)、やや悪い(2点)、悪い(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
試料3gを手に取り泡立て後、ウィッグに塗布する際の垂れ落ちについて評価を行なった。ほぼ垂れ落ちない(5点)、やや垂れるが問題はない(4点)、どちらともいえない(3点)、少し垂れるため注意が必要(2点)、垂れ落ちて扱いにくい(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
試料3gを手に取り泡立てウィッグに塗布した後、ウィッグを洗い流し、ドライヤーで十分に乾燥させた際のしっとり感について評価を行なった。しっとり感が、とてもある(5点)、ある(4点)、どちらともいえない(3点)、あまりない(2点)、ない(1点)の5段階で評価を行ない、10名のパネラーの平均評価点が4点以上を◎(最も評価が高い)、3点以上4点未満を○(2番目に評価が高い)、2点以上3点未満を△(2番目に評価が低い)、2点未満を×(最も評価が低い)と評価した。
TVB−10型粘度計(東機産業株式会社製)を用い、3号ローター、12rpm、1分間の条件で測定を行なった。ただし、粘度が10000mPa・sを超えたものについては、3号ローター、6rpm、1分間の条件で再度測定を行なった。なお、試料の温度は25℃とした。
図1に示すように、実施例1〜5は、非イオン界面活性剤(および精製水)の含有量において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例1〜5の非イオン界面活性剤の含有量は、0.5〜3.0質量%の範囲で互いに異なっている。他方、比較例1は非イオン界面活性剤を欠いており、比較例2は実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が少なく、比較例3は実施例1〜5の試料に比べて非イオン界面活性剤の含有量が多い。なお、比較例1〜3におけるその他の組成は、実施例1〜5と同じである。
図3の比較例4〜10は、図2の実施例6〜11に対応する比較例である。図2に示すように、実施例6〜11は、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例6〜11のポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5〜19.5の範囲で互いに異なっている。なお、実施例6〜7では、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンラウリルエーテルを用い、実施例8〜11では、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンセチルエーテルを用いた。他方、図3に示すように、比較例4〜6は実施例6〜11の試料に比べてポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値が小さく、比較例7は実施例6〜11の試料に比べてHLB値が大きい。また、比較例8〜10はポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりに他の非イオン界面活性剤を用いている。なお、比較例4〜10におけるその他の組成は、実施例6〜11と同じである。図2の評価結果より、実施例6〜11の試料は、「泡立ちの早さ」、「泡のきめ細かさ」、「泡の弾力」、「使用性」、および「しっとり感」の全ての評価項目において「×」または「△」の評価が無く、優れていることがわかる。
図4に示すように、実施例12〜13は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの種類において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例14〜16は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩(および精製水)のそれぞれの含有量において実施例12と異なり、(i)と(ii)の合計量を含めたその他の組成は実施例12と同じである。実施例17〜19は、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩(および精製水)のそれぞれの含有量ならびに(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩の合計量において実施例12と異なり、その他の組成は実施例12と同じである。実施例20〜21は、(ii)N−アシルアミノ酸塩の種類において実施例12と異なり、その他の組成は実施例12と同じである。他方、比較例11は(ii)N−アシルアミノ酸塩を欠いており、比較例12は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンを欠いており、比較例13は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンの代わりにラウリル硫酸ナトリウムを用いており、比較例14は(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩の代わりにアニオン界面活性剤としてラウリルスルホ酢酸ナトリウムを用いている。なお、比較例11〜14におけるその他の組成は、実施例12〜21と同じである。
図5に示すように、実施例22〜23は、(d)カチオン性ポリマーの種類において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例24〜25は、(d)カチオン性ポリマーの含有量において実施例22と異なり、その他の組成は実施例22と同じである。実施例26は、(b)両性界面活性剤の種類において実施例22と異なり、その他の組成は実施例22と同じである。他方、比較例15は(d)カチオン性ポリマーを欠いており、比較例16は(d)カチオン性ポリマーの代わりに非イオンポリマーのキサンタンガムを用いている。なお、比較例15〜16におけるその他の組成は、実施例22〜26と同じである。
Claims (9)
- (a)アニオン界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)非イオン界面活性剤、および(d)カチオン性ポリマー
を含む毛髪洗浄用組成物であって、
前記(a)として、(i)アルキル硫酸トリエタノールアミンおよび(ii)N−アシルアミノ酸塩を含み、
前記(c)として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み、
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値は、16.5以上19.5以下の範囲内であり、
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量は、0.5質量%以上3.0質量%以下である、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(ii)が、炭素数12以上14以下のアシル基を有するN−アシルアミノ酸塩である、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1または請求項2に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(ii)が、アラニンを有するN−アシルアミノ酸塩である、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項3に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(ii)が、ラウロイルメチルアラニンナトリウムである、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(i)の含有量に対する前記(ii)の含有量の割合が、10%以上100%以下である、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(i)の含有量と前記(ii)の含有量との合計が、4質量%以上10質量%以下である、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(c)が、ポリオキシエチレンラウリルエーテルである、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
前記(d)が、カチオン化セルロースである、
毛髪洗浄用組成物。 - 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の毛髪洗浄用組成物であって、
25℃における前記毛髪洗浄用組成物の粘度が、2000mPa・s以上10000mPa・s以下である、
毛髪洗浄用組成物。
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