JP6049552B2 - サンドイッチ構造体、エレベータ用床およびサンドイッチ構造体の製造方法。 - Google Patents

サンドイッチ構造体、エレベータ用床およびサンドイッチ構造体の製造方法。 Download PDF

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この発明は、第1繊維強化プラスチックと第2繊維強化プラスチックとの間に中間部材が設けられたサンドイッチ構造体、サンドイッチ構造体を用いたエレベータ用床およびサンドイッチ構造体の製造方法に関する。
軽量で高強度な素材である繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinfored Plastics)が、衛星構体、航空機、通信機器(アンテナ、レドーム)、船体などの各種産業分野で用いられている。
従来、繊維強化プラスチックから構成され、互いに対向するように離れて配置された一対のスキン材と、ウレタンから構成され、一対のスキン材の間の全領域に渡って設けられたコア材とを備えたレドームが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−142917号公報
しかしながら、コア材が一対のスキン材の間の全領域に渡って設けられているので、電波の透過率損失が大きくなってしまうという問題点があった。
この発明は、電波の透過率損失を小さくすることができるサンドイッチ構造体を提供するものである。
この発明に係るサンドイッチ構造体は、第1繊維織物と第1繊維織物に含浸された第1繊維織物用樹脂とを有した第1繊維強化プラスチックと、第2繊維織物と第2繊維織物に含浸された第2繊維織物用樹脂とを有し、第1繊維強化プラスチックから離れて配置された第2繊維強化プラスチックと、樹脂から構成され、第1繊維強化プラスチックと第2繊維強化プラスチックとに渡って設けられ、第1繊維強化プラスチックおよび第2繊維強化プラスチックに一体に形成されたリブと、第2繊維強化プラスチックの表面に形成された凹部に設けられた導体パターンとを備えている。
この発明に係るサンドイッチ構造体によれば、第1繊維織物と第1繊維織物に含浸された第1繊維織物用樹脂とを有した第1繊維強化プラスチックと、第2繊維織物と第2繊維織物に含浸された第2繊維織物用樹脂とを有し、第1繊維強化プラスチックから離れて配置された第2繊維強化プラスチックと、樹脂から構成され、第1繊維強化プラスチックと第2繊維強化プラスチックとに渡って設けられ、第1繊維強化プラスチックおよび第2繊維強化プラスチックに一体に形成されたリブとを備えているので、第1繊維強化プラスチックと第2繊維強化プラスチックとの間の領域の一部が樹脂によって覆われなくなる。その結果、サンドイッチ構造体における電波の透過率損失を小さくすることができる。
この発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体を示す断面図である。 図1のサンドイッチ構造体の製造に用いられるコア材を示す断面図である。 図1のサンドイッチ構造体の製造方法を示す模式図である。 図3のピールプライ、フローメディアおよびバギングフィルムを示す拡大図である。 この発明の実施の形態2に係るサンドイッチ構造体を示す斜視図である。 図5のVI−VI線に沿った矢視断面図である。 図5のサンドイッチ構造体の製造に用いられる成形型を示す側面図である。 図5のサンドイッチ構造体の製造方法を示す模式図である。 図8の成形型、第2繊維織物およびコア材を示す拡大図である。 図8のバギングフィルムと成形型との間の密閉空間に樹脂が注入されている状態を示す断面図である。 図10の第1繊維強化プラスチック、第2繊維強化プラスチックおよび貫通孔に樹脂が充填されたコア材を示す断面図である。 図11の凹部に導体パターンを形成する手順を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体の他の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータ用床を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体を示す断面図である。図において、サンドイッチ構造体1Aは、第1繊維強化プラスチック2と、第1繊維強化プラスチック2に対向するように、第1繊維強化プラスチック2から離れて設けられた第2繊維強化プラスチック3と、第1繊維強化プラスチック2と第2繊維強化プラスチック3とに渡って設けられ、第1繊維強化プラスチック2および第2繊維強化プラスチック3に一体に形成された複数のリブ4とを備えている。第1繊維強化プラスチック2と第2繊維強化プラスチック3との間には、第1繊維強化プラスチック2、第2繊維強化プラスチック3および複数のリブ4によって囲まれた複数の空間11が形成されている。それぞれの空間11には、空気12が満たされている。
第1繊維強化プラスチック2は、2枚の第1繊維織物21と、それぞれの第1繊維織物21に含浸された樹脂22とを有している。第2繊維強化プラスチック3は、第1繊維強化プラスチック2と同様に、2枚の第2繊維織物31と、それぞれの第2繊維織物31に含浸された樹脂32とを有している。第1繊維織物21および第2繊維織物31のそれぞれの枚数は、2枚に限らず、1枚または3枚以上であってもよい。
第1繊維織物21および第2繊維織物31は、同一の材料から構成されている。第1繊維織物21および第2繊維織物31を構成する材料としては、炭素繊維、ガラス繊維、石英繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維などが挙げられる。また、第1繊維織物21および第2繊維織物31を構成する材料としては、サンドイッチ構造体1Aがレドームを構成する場合に、絶縁性を有し、低誘電率、低誘電正接の石英繊維が望ましい。
リブ4は、樹脂から構成されている。リブ4を構成する樹脂は、樹脂22および樹脂32と同一の樹脂から構成されている。つまり、第1繊維強化プラスチック2の樹脂22、第2繊維強化プラスチック3の樹脂32およびリブ4を構成する樹脂のそれぞれは、同一の材料から構成されている。第1繊維強化プラスチック2の樹脂22、第2繊維強化プラスチック3の樹脂32およびリブ4を構成する樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、シアネートエステル樹脂などの低粘度の熱硬化性樹脂が挙げられる。第1繊維強化プラスチック2の樹脂22、第2繊維強化プラスチック3の樹脂32およびリブ4を構成する樹脂としては、低誘電率、低誘電正接で、常温で硬化するビニルエステル樹脂が望ましい。
次に、サンドイッチ構造体1Aの製造方法について説明する。図2は図1のサンドイッチ構造体1Aの製造に用いられるコア材を示す断面図である。コア材(リブ形成用コア)5には、複数の貫通孔51が形成されている。貫通孔51の形状としては、円柱、立方体、直方体などが挙げられる。サンドイッチ構造体1Aは、貫通孔51の体積が増加するにつれてリブ4の体積が増加するので、高剛性化する。一方、サンドイッチ構造体1Aは、貫通孔51の体積が減少するにつれてリブ4の体積が減少するので、剛性が低下するものの、厚さ方向(積層方向)についての電気特性が向上し、かつ、軽量となる。
コア材5を構成する材料としては、第1繊維強化プラスチック2の樹脂22、第2繊維強化プラスチック3の樹脂32およびリブ4を構成する樹脂のガラス転移点よりも低い温度で溶融する熱可塑性樹脂、ワックスもしくは金属が挙げられる。また、コア材5を構成する材料としては、第1繊維強化プラスチック2の樹脂22、第2繊維強化プラスチック3の樹脂32およびリブ4を構成する樹脂に侵されずに水に溶解する熱可塑性樹脂が挙げられる。また、コア材5を構成する材料としては、無機塩、石鹸などの脂肪酸のアルカリ塩などが挙げられる。
図3は図1のサンドイッチ構造体1Aの製造方法を示す模式図である。まず、テフロン(登録商標)コーティングで離型された成形型61Aの上にフローメディア62を重ね、さらに、フローメディア62の上にピールプライ63を重ねる。
その後、ピールプライ63の上に2枚の第1繊維織物21を重ね、2枚の第1繊維織物21の上にコア材5を重ね、さらに、コア材5に2枚の第2繊維織物31を重ねる(積層工程)。このとき、コア材5は、貫通孔51が積層方向に延びるように配置する。つまり、第1繊維織物21、コア材5および第2繊維織物31を、貫通孔51が積層方向を向くように順に積層する。
その後、2枚の第2繊維織物31の上にピールプライ64を重ね、さらに、ピールプライ64の上にフローメディア65を重ねる。
その後、樹脂タンクの樹脂注入口66と真空ポンプの空気吸引口67とを成形型61Aに取り付ける。樹脂注入口66および空気吸引口67のそれぞれには、それぞれの流路を開閉するバルブ(図示せず)が設けられている。樹脂注入口66および空気吸引口67のそれぞれは、テフロン(登録商標)チューブから構成されている。
その後、フローメディア62、ピールプライ63、第1繊維織物21、コア材5、第2繊維織物31、ピールプライ64およびフローメディア65をバギングフィルム68が成形型61Aとともに覆い、シーラント69を用いて、バギングフィルム68と成形型61Aとの間を密閉する。このとき、樹脂注入口66および空気吸引口67のそれぞれの先端部を、バギングフィルム68と成形型61Aとの間の密閉空間の内側に配置する。
図4は図3のピールプライ64、フローメディア65およびバギングフィルム68を示す拡大図である。バギングフィルム68と成形型61Aとの間を密閉した後、真空ポンプを駆動させ、空気吸引口67の流路が開くようにバルブを動作させて、バギングフィルム68と成形型61Aとの間の密閉空間を減圧する。その後、樹脂注入口66の流路が開くようにバルブを動作させて、液状の樹脂をバギングフィルム68と成形型61Aとの間の密閉空間に注入する。このとき、フローメディア65は、第2繊維織物31よりも目が粗く、内部に空間651が形成されているので、樹脂がフローメディア65の面内に広がりつつ第2繊維織物31に含浸する(樹脂含浸工程)。図示していないが、フローメディア62についても、第1繊維織物21よりも目が粗く、内部に空間が形成されているので、樹脂がフローメディア62の面内に広がりつつ第1繊維織物21に含浸する(樹脂含浸工程)。第1繊維織物21および第2繊維織物31を通過した樹脂は、それぞれの貫通孔51に充填される。
樹脂が空気吸引口67(図3)に達すると、樹脂注入口66の流路が閉じられるようにバルブを動作させる。
その後、第1繊維織物21に含浸した樹脂、第2繊維織物31に含浸した樹脂および貫通孔51に充填された樹脂を硬化させる(樹脂硬化工程)。これにより、第1繊維強化プラスチック2、第2繊維強化プラスチック3および複数のリブ4が一体に形成される。
その後、真空ポンプの空気吸引口67および樹脂タンクの樹脂注入口66を成形型61Aから取り外し、ピールプライ63と第1繊維強化プラスチック2とを分離し、ピールプライ64と第2繊維強化プラスチック3とを分離して、第1繊維強化プラスチック2、コア材5、貫通孔51に充填された樹脂および第2繊維強化プラスチック3から構成されるコア材付サンドイッチ構造体を製造する。
最後に、コア材付サンドイッチ構造体からコア材5を除去する(リブ形成工程)。コア材5を除去する方法としては、コア材5の材質にロストワックス(蝋材、水溶性樹脂等)を選択することによって、熱、または、水(温水)などで除去することが挙げられる。以上により、サンドイッチ構造体1Aが製造される。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体1Aによれば、第1繊維織物21と第1繊維織物21に含浸された樹脂22とを有した第1繊維強化プラスチック2と、第2繊維織物31と第2繊維織物31に含浸された樹脂32とを有し、第1繊維強化プラスチック2から離れて配置された第2繊維強化プラスチック3と、樹脂から構成され、第1繊維強化プラスチック2と第2繊維強化プラスチック3とに渡って設けられ、第1繊維強化プラスチック2および第2繊維強化プラスチック3に一体に形成されたリブ4とを備えているので、第1繊維強化プラスチック2と第2繊維強化プラスチック3との間の領域の一部が樹脂によって覆われなくなる。その結果、サンドイッチ構造体1Aにおける電波の透過率損失を小さくすることができる。また、リブ4の体積を調節することによって、サンドイッチ構造体1Aの強度、剛性、電気特性を考慮しつつ、自由にサンドイッチ構造体1Aを設計することができる。また、サンドイッチ構造体1Aは、樹脂成形を一度だけ行うことによって製造することができ、サンドイッチ構造体1Aの製造効率を向上させることができる。
また、この発明の実施の形態1に係るサンドイッチ構造体1Aの製造方法によれば、第1繊維織物21、貫通孔51が形成されたコア材5および第2繊維織物31を、貫通孔51が積層方向を向くように順に積層する積層工程と、積層工程の後、第1繊維織物21および第2繊維織物31に樹脂を含浸させるとともに、貫通孔51に樹脂を充填する樹脂含浸工程と、樹脂含浸工程の後、樹脂を硬化させる樹脂硬化工程と、樹脂硬化工程の後、コア材5を除去するリブ形成工程とを備えているので、製造されたサンドイッチ構造体1Aは、第1繊維強化プラスチック2と第2繊維強化プラスチック3との間の領域の一部が樹脂によって覆われなくなる。その結果、サンドイッチ構造体1Aにおける電波の透過率損失を小さくすることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係るサンドイッチ構造体を示す斜視図、図6は図5のVI−VI線に沿った矢視断面図である。図において、サンドイッチ構造体1Bは、複数の導体パターン7をさらに備えている。第2繊維強化プラスチック3の表面33(第2繊維強化プラスチック3における第1繊維強化プラスチック2側とは反対側の面)には、導体パターン7が配置された複数の凹部34が形成されている。凹部34とリブ4との相対位置は、予め設定された相対位置となっている。具体的には、リブ4に沿ってサンドイッチ構造体1Bを見た場合に凹部34とリブ4とがずれて配置されるように、凹部34とリブ4との相対位置が予め設定されている。これにより、導体パターン7とリブ4との相対位置は、予め設定された相対位置となる。導体パターン7を構成する材料としては、特に限定されるものではないが、樹脂と銀コート銅と溶剤とから構成され、圧力を加えることなく導電性が発現するものが望ましい。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、サンドイッチ構造体1Bの製造方法について説明する。図7は図5のサンドイッチ構造体1Bの製造に用いられる成形型61Bを示す側面図である。実施の形態1に記載の成形型61Aと異なり、成形型61Bは、成形型本体611と、成形型本体611の表面に形成された複数の突起612とを有している。突起612は、予め設定された位置に形成されている。
図8は図5のサンドイッチ構造体1Bの製造方法を示す模式図である。まず、成形型61Bの上に、2枚の第2繊維織物31を重ね、2枚の第2繊維織物31の上にコア材5を重ね、さらに、コア材5の上に2枚の第1繊維織物21を重ねる(積層工程)。つまり、実施の形態1と異なり、成形型61Bとコア材5との間には、フローメディア62およびピールプライ63が配置されていない。このとき、突起612と貫通孔51との相対位置が予め設定された相対位置となるように、ピン(図示せず)などを用いて成形型61Bとコア材5とを位置決めする。
図9は図8の成形型61B、第2繊維織物31およびコア材5を示す拡大図、図10は図8のバギングフィルム68と成形型61Bとの間の密閉空間に樹脂が注入されている状態を示す断面図である。実施の形態1と異なり、成形型61Bとコア材5との間には、フローメディア62およびピールプライ63が配置されていないが、隣り合う突起612の間に形成された空間613が樹脂流路となって、樹脂100が成形型61Bの上面において面内に広がりつつ、第2繊維織物31に含浸する(樹脂含浸工程)。
その後、バギングフィルム68と成形型61Bとの間の密閉空間に注入された樹脂100を硬化させ(樹脂硬化工程)、さらに、真空ポンプの空気吸引口67および樹脂タンクの樹脂注入口66を成形型61B取り外し、ピールプライ64と第1繊維強化プラスチック2とを分離して、第1繊維強化プラスチック2、コア材5、貫通孔51に充填された樹脂および第2繊維強化プラスチック3から構成されるコア材付サンドイッチ構造体を製造する。
図11は図10の第1繊維強化プラスチック2、第2繊維強化プラスチック3および貫通孔51に樹脂が充填されたコア材5を示す断面図、図12は図11の凹部34に導体パターン7を形成する手順を示す模式図である。コア材付サンドイッチ構造体からコア材5を除去し(リブ形成工程)、さらに、凹部34に導電性ペースト8が充填されるように、第2繊維強化プラスチック3の表面33の全面に導電性ペースト8を塗布し、さらに、導電性ペースト8を研磨して、凹部34に導体パターン7を形成する。以上により、サンドイッチ構造体1Bが製造される。導電性ペースト8は、導体パターン7と同じ材料から構成されている。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るサンドイッチ構造体1Bによれば、第2繊維強化プラスチック3の表面33に形成された凹部34に設けられた導体パターン7を備えているので、凹部34とリブ4との相対位置を予め設定した相対位置とすることで、導体パターン7とリブ4との相対位置を予め設定した相対位置とすることができる。
また、導体パターン7は、凹部34に導電性ペースト8を充填することによって形成されているので、導体パターン7を容易に形成することができる。
また、リブ4および導体パターン7の相対位置は、予め設定された相対位置であるので、サンドイッチ構造体1Bの電気特性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態2では、第2繊維強化プラスチック3の表面33にのみ導体パターン7が配置された構成について説明したが、図13に示すように、第1繊維強化プラスチック2の表面23(第1繊維強化プラスチック2における第2繊維強化プラスチック3側とは反対側の面)に導電性ペーストを全面塗布して、導体パターン9を形成する構成として、地導体を形成してもよい。
また、上記実施の形態2では、第1繊維織物21と第2繊維織物31とが同一の材料から構成されたサンドイッチ構造体1Bについて説明したが、図14に示すように、第1繊維織物21を第2繊維織物31とは異なり導電性の炭素繊維(CFRP)から構成して、地導体を形成してもよい。
実施の形態3.
図15はこの発明の実施の形態3に係るエレベータ用床を示す斜視図である。エレベータのかごには、エレベータ用床200が取り付けられている。エレベータ用床200は、サンドイッチ構造体1Aから構成されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、その他の構成は、実施の形態2と同様であってもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るエレベータ用床200によれば、サンドイッチ構造体1Aから構成されているので、安価に製造することができる。また、エレベータ用床200は、サンドイッチ構造体1Aから構成されているので、エレベータの内部から外部へ、または、エレベータの外部から内部へ透過する電波を選択し、設計することができる。
1A、1B サンドイッチ構造体、2 第1繊維強化プラスチック、3 第2繊維強化プラスチック、4 リブ、5 コア材(リブ形成用コア)、7 導電パターン、8 導電性ペースト、9 導体パターン、11 空間、12 空気、21 第1繊維織物、22 樹脂、23 表面、31 第2繊維織物、32 樹脂、33 表面、34 凹部、51 貫通孔、61A、61B 成形型、62 フローメディア、63 ピールプライ、64 ピールプライ、65 フローメディア、66 樹脂注入口、67 空気吸引口、68 バギングフィルム、69 シーラント、100 樹脂、611 成形型本体、612 突起、613 空間、651 空間。

Claims (4)

  1. 第1繊維織物と前記第1繊維織物に含浸された第1繊維織物用樹脂とを有した第1繊維強化プラスチックと、
    第2繊維織物と前記第2繊維織物に含浸された第2繊維織物用樹脂とを有し、前記第1繊維強化プラスチックから離れて配置された第2繊維強化プラスチックと、
    樹脂から構成され、前記第1繊維強化プラスチックと前記第2繊維強化プラスチックとに渡って設けられ、前記第1繊維強化プラスチックおよび前記第2繊維強化プラスチックに一体に形成されたリブと
    前記第2繊維強化プラスチックの表面に形成された凹部に設けられた導体パターンと
    を備えたことを特徴とするサンドイッチ構造体。
  2. 前記導体パターンは、前記凹部に導電性ペーストを充填することによって形成されていることを特徴とする請求項に記載のサンドイッチ構造体。
  3. 前記リブおよび前記導体パターンの相対位置は、予め設定された相対位置であることを特徴とする請求項または請求項に記載のサンドイッチ構造体。
  4. 請求項1から請求項までの何れか一項に記載のサンドイッチ構造体から構成されていることを特徴とするエレベータ用床。
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