JP6049061B2 - ケーブル拘束具 - Google Patents
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しかし、このボールジョイント付きクランプは、クランプ部材の相対的な姿勢や向きを調整することを目的としたものに過ぎず、ケーブルの設計変更、例えば、ケーブル径や其の断面形状あるいはケーブルの本数の増減といった問題には対処し得ない。
それは、クランプ部材をシャーシ等に固定するための挿着脚体部の構成として嵌め殺しの構造を採用しているためで、一旦挿着脚体部をシャーシ等に取り付けてしまうと其れを容易に取り外すことができず、また、挿着脚体部をシャーシから取り外すことができたとしても、挿着脚体部に損傷が生じる可能性が高いので、古い設計に合わせたクランプ部材と挿着脚体部を廃棄し、ケーブル径や其の断面形状あるいはケーブルの本数の増減といった設計の変更に合わせて、クランプ部材と挿着脚体部からなる1セットのパーツを改めて取り付け直す必要が生じるからである(特許文献1はクランプ部材が挿着脚体部に対して着脱可能であることを開示したものではない)。
しかし、このものは、隣接するスリーブユニットの間隔が狭く、また、ひだ付き形状にモールドされたプラスチックからなる中心支持ホースの軸周りにスリーブユニットが回転できる構成ではないので、自然状態でケーブル類に屈曲や捩れが生じてケーブル類の外周部がスリーブユニットに干渉してしまうと、其の屈曲や捩れを無理に矯正しようとする力がケーブルに干渉したスリーブユニットからケーブルに作用することになり、ケーブル類に過剰な負荷が作用する不都合がある。
しかし、このものは、管状の中間部と球面状の端部からなるボールの部分の直径比を大きくすることができず、結果的に、隣接する継手状の管を大きく屈曲させることができないので、ケーブル自体の屈曲が穏やかな海底ケーブル等の被覆には適するが、コンピュータ設備,金融機関のATM,工作機械,各種端末装置等のように、ケーブル類を急な曲率で屈曲させてガイドする必要がある箇所には適用できない。
前記球状ソケットは前記接続部の一端および他端に形成されると共に、前記ボールは前記コネクティングロッドの両端部の各々に形成されていることを特徴とする構成を有する。
そして、ケーブルを挿通するケーブル拘束具とケーブル拘束具との間にはコネクティングロッドが配置されてケーブル拘束具とケーブル拘束具との間の間隔を保証し、ケーブルを挿通する機能を要求されないコネクティングロッドとボールとの直径比を大きくすることが可能であるので、ケーブル類を急な曲率で屈曲させてガイドすることができる。
また、ベルトの他端には、逆鉤部が突入する係合凹部を有するロック部8が設けられ、操作レバー7の操作でベルトの一端の逆鉤をロック部8に係脱させることで、ベルトの一端を他端に接続したり、ベルトの一端を他端から引き抜いたりすることができる。
ケーブル類を環状部2で拘束する場合には、ベルトの一端を他端から引き抜いて両者間に間隙を形成させ、その隙間を利用して環状部2の径方向外側からケーブル類を取り込むことになる。
従って、コネクティングロッド4の先端に形成されたボール5を球状ソケット6の開口部から押し込むことにより、球状ソケット6の開口部を弾性変形させ、ボール5を球状ソケット6の奥に移動させて球状ソケット6の内面でボール5を保持させること、および、球状ソケット6の開口部を弾性変形させ、球状ソケット6に保持されていたボール5を引き抜くことが可能である。
具体的には、ヒンジ部19は、部分環状部13aの反揺動側の端部に形成された肉厚柱状部の両端に形成された擂鉢状の凹部に外側から突入すべく略T字型の延長部分の対向する内側に形成された突起によって構成され、この突起に部分環状部13aの擂鉢状の凹部を嵌め込むことで、部分環状部13aが一方のウェブ18に対して揺動自在とされている。
一方、他方のウェブ18に設けられた略T字型の延長部分の他側には略T字型の延長部分の対向する内側に位置する突起、もしくは、略T字型の延長部分を環状部13の幅方向に貫通する突条、あるいは、略T字型の延長部分を環状部13の幅方向に貫通するピンが設けられ、これらの突起や突条あるいはピン等に、部分環状部13aの揺動側の端部13a’に形成された係着手段すなわち断面略U字型の屈曲部を弾性変形させて外側から嵌合させることで、部分環状部13aにおける揺動側の端部13a’を他方のウェブ18に設けられた略T字型の延長部分の他側に固定できるようにしている。
分割数を4以上とした構成は専ら細線ケーブルに適し、また、分割数を2とした構成は専ら太線ケーブルに適する。
しかし、隣接するケーブル拘束具12,12’の環状部13はコネクティングロッド15,15’のボール16と球状ソケット17の間に生じる滑りにより相互間で容易に回転できるようになっているので、ウェブ18にケーブル24〜26の屈曲部や捩れ部が干渉した場合には、ウェブ18とケーブル24〜26の当接状態、つまり、ケーブル24〜26の外周部がウェブ18を押す方向に応じ、ケーブル24〜26の屈曲部や捩れ部と干渉しているウェブ18からの力を受けた環状部13が此の力に応動するかたちで自動的に回転して、ケーブル24〜26の屈曲部や捩れ部に作用する拘束力を軽減する。
その場合は、球状ソケット17に適合したボール5を備えた設置部3のコネクティングロッド4の先端にケーブル拘束具12,12’の球状ソケット17を係合させ、このケーブル拘束具12,12’を、最初に述べた実施形態のケーブル拘束具1の場合と同様にして、設置部3経由でコンピュータ筐体のシャーシ等に取り付けて単体で使用することになる。
この場合のケーブルクランプシステムはケーブル拘束具12もしくはケーブル拘束具12’と設置部3で構成される。
コネクティングロッド4を屈曲させる位置は、コネクティングロッド4の基部からの離間距離つまり取付片9からの離間距離が、環状体13の半径と同等もしくは其れを僅かに上回るコネクティングロッド4上の位置とすることが望ましい。
このような構成を適用することで、ケーブル拘束具12,12’における環状部13の中心軸を設置部3の取付面たとえばコンピュータ筐体のシャーシ等の面に平行とすることができ、また、ケーブルをガイドするケーブル拘束具12,12’の角度をシャーシ等の面に平行な状態から任意に調整することができるようになる。
2,2a,2b,2c 環状部
3,3’ 設置部
4 コネクティングロッド
5 ボール
6 球状ソケット6
7 操作レバー
8 ロック部
9 取付片
10 ケーブル拘束具群
11 ケーブルクランプシステム
12,12’ ケーブル拘束具
13 環状部
13a ウェブとウェブとの間に位置する部分環状部
13a’ ウェブとウェブとの間に位置する部分環状部の揺動側の端部(係着手段)
14 接続部
15,15’ コネクティングロッド
16 ボール
17 球状ソケット
18 ウェブ
19 ヒンジ部
20〜26 ケーブル
Claims (2)
- ケーブルを拘束する環状部と、前記環状部の中心軸に沿って形成された接続部と、前記接続部に係合するコネクティングロッドと、前記コネクティングロッドの先端に形成されたボールと、前記ボールに適合するように前記接続部に形成された球状ソケットと、前記環状部の内周の1箇所と前記接続部の外周の1箇所とを接続するウェブとを備え、
前記球状ソケットは前記接続部の一端および他端に形成されると共に、前記ボールは前記コネクティングロッドの両端部の各々に形成されていることを特徴としたケーブル拘束具。 - 前記ウェブが複数箇所に設けられると共に、前記環状部の周方向に沿って隣接するウェブとウェブとの間に位置する部分環状部が、何れか一方のウェブとの接続箇所を支点として内外に揺動可能とされ、その揺動側の端部には、該端部を他方のウェブもしくは其の延長部分に係脱可能に止着するための係着手段が設けられていることを特徴とした請求項1に記載のケーブル拘束具。
Priority Applications (1)
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JP2012242391A JP6049061B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | ケーブル拘束具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012242391A JP6049061B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | ケーブル拘束具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014093843A JP2014093843A (ja) | 2014-05-19 |
JP6049061B2 true JP6049061B2 (ja) | 2016-12-21 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2012242391A Active JP6049061B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | ケーブル拘束具 |
Country Status (1)
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2012
- 2012-11-02 JP JP2012242391A patent/JP6049061B2/ja active Active
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