JP6048292B2 - Ehdポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、EHDポンプに関するものである。
特許文献1には、尖状電極とスリット電極とが対になったEHDポンプが記載されている。このEHDポンプは、EHD流体の流路内に尖状電極とスリット電極とを配置して、尖状電極とスリット電極の間のEDH流体に電圧を印加することで、EHD流体を流路内で流動させる。なお、EHD流体は、電気流体力学(Electrohydrodynamic、略してEHD)効果によって流動するEHD流体をいい、特許文献1では、冷却装置内で熱を輸送するために、EHDポンプによって流動させられている。
特開2012−057872号公報
本発明は、上記のような動作原理のEHDポンプの出力(すなわち、EHD流体を駆動する力)を増大させることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、尖状電極(21)と、スリット電極(22)と、を備え、前記尖状電極と前記スリット電極の間において、放電を発生させずに、電気流体力学(Electrohydrodynamic、略してEHD)効果によって流動するEHD流体に電圧を印加することで、当該EHD流体を流動させるEHDポンプであって、前記尖状電極は、前記スリット電極に向かって先細る形状となっており、前記スリット電極の前記尖状電極側の端部は、面取りされた形状となっており、前記スリット電極は、3個以上の電極(221〜234)を有し、前記3個以上の電極の前記尖状電極側端部は、全体として前記尖状電極に対して凹形状に配置されており、前記EHD流体の流れの方向に沿った断面における前記前記尖状電極の形状の長手方向と、前記EHD流体の流れの方向とが、一致することを特徴とするEHDポンプである。
このように、スリット電極の前記尖状電極側の端部は、面取りされた形状となっていることで、スリット電極の頂点(21a)の電界強度が高くなる。その結果、EHD駆動原理に基づいてEHD流体を駆動する力が増加し、EHDポンプの出力が増大することとなる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る冷却装置1および関連する装置2〜7の斜視図である。 冷却装置1の平面図である。 冷却装置1の側面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 図3のVI−VI断面図である。 図5の部分拡大図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX−IX断面図である。 図7のX−X断面図である。 面取り長Lと電界強度最大値Eとの関係を示すグラフである。 面取り長Lを表す図である。 シミュレーションで用いられた寸法を表す図である。 面取り長L=0mmでシミュレーションした時の電界分布を示す図である。 面取り長L=0.02mmシミュレーション時の電界分布を示す図である。 先端が尖った2つの電極J1、J2間に発生する電気力線E1を表す図である。 先端が尖った電極J1と平板電極J3の間に発生する電気力線E2を表す図である。 本発明の第2実施形態に係るEHDポンプ20の図である。 本発明の第3実施形態に係るEHDポンプ20の図である。 本発明の第4実施形態に係るEHDポンプ20の図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態の冷却装置1は、電気流体力学(Electrohydrodynamic、略してEHD)現象を示すEHD流体を作動流体(冷却媒体)として用いて発熱体(2〜4)を冷却するための冷却装置である。このようなEHD流体は、数kVの高電圧を印加しても放電し難い誘電液体であり、周知のEHD効果により、電圧の印加を受けて流動する。
本実施形態では、このようなEHD流体ならどのようなものを用いてもよい。例えば、EHD流体のうちでも、電界共役流体(Electro−Conjugate Fluid、略してECF)を用いてもよい。
ECFとしては、例えば、特開2000−222072号公報、特開平11−125173号公報に記載のように、横軸が導電率σであり縦軸が粘度ηであって作動温度における流体の導電率σと粘度ηとの関係を示すグラフにおいて、導電率σ=4×10−10S/m、粘度η=1×100Pa・sで表される点P、導電率σ=4×10−10S/m、粘度η=1×10−4Pa・sで表される点Q、導電率σ=5×10−6S/m、粘度η=1×10−4Pa・sで表される点Rを頂点とする直角三角形の内部に位置する導電率σおよび粘度ηを有する化合物、または、当該三角形の内部に位置する導電率σおよび粘度η を有するように調製された二種類以上の化合物の混合物を用いることができる。例えば、デカン2酸ジブチル(dibutyldecane−dioate)を、ECFとして用いることができる。また、難燃性・不燃性の含ハロゲン(フッ素、塩素、臭素など)化液体をECFとして用いることができる。
発熱体2〜4は、インバータを構成するスイッチング素子(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が収容されたパワーカードである。このインバータは、例えば、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載された走行用バッテリからの電力を用いて車両駆動用モータを駆動するためのインバータであってもよい。
発熱体2〜4のそれぞれからは、インバータの他の回路に接続するための配線2a〜2d、3a、3b、4a、4bが伸びている。また、冷却装置1には、電源7から導線7a、7bを介して電力が供給され、この供給電力を利用して冷却装置1内でEHD流体を流動させることで、発熱体2〜4の冷却を実現する。
図1〜図3に示すように、この冷却装置1は、切削加工、ウエットエッチング加工、プレス加工、メッキ加工等で成形された金属製(例えば、アルミ製)の連結部11、冷却部12、放熱部13を有している。図3中の破線は、連結部11、冷却部12、放熱部13の境界を示す仮想的な線である。
連結部11は、冷却部12と放熱部13の間で冷却部12および放熱部13に連結され、EHD流体を作動流体として冷却部12から放熱部13に熱を輸送するための部材である。
冷却部12は、発熱体2〜4に対面すると共に発熱体2を挟み込んで発熱体2〜4と接触している。これによって発熱体2〜4が発生した熱が、熱伝導により、冷却部12に伝達される。
放熱部13は、略フィン形状の突起を有する空冷フィン5、6に対面すると共に空冷フィン5、6を挟み込んで空冷フィン5、6と接触している。これによって、連結部11からEHD流体を介して放熱部13に輸送された熱が、放熱部13はから空冷フィン5、6に熱伝達され、さらに空冷フィン5、6から冷却装置1の外部に、熱伝達により熱が放出される。
また、冷却部12は、互いに一体的に形成された冷却基部12aおよび複数の冷却壁部12b、12cを備えている。冷却基部12aは、連結部11と連結されている。
複数の冷却壁部12b、12cは、冷却基部12aの上面から垂直に立ち上がって互いに平行に並ぶ複数の直方体形状の部材であり、発熱体2〜4に接触することで、発熱体2〜4が発生した熱を熱伝導によって受けるようになっている。冷却壁部12b、12cと発熱体2〜4との間の熱伝導は、直接接触による熱伝導であってもよいし、他の熱伝導性の高い物質を間に挟んだ間接的な熱伝導であってもよい。
放熱部13は、互いに一体的に形成された放熱基部13aおよび放熱壁部13b〜13dを備えている。放熱基部13aは、連結部11と連結されている。
放熱壁部13b〜13dは、放熱基部13aの上面から垂直に立ち上がって互いに平行に並ぶ複数の直方体形状の部材であり、隣り合う壁部間に空冷フィン5、6をそれぞれを挟み込んで空冷フィン5、6に接触することで、空冷フィン5、6に熱伝導する。放熱壁部13b〜13dと空冷フィン5、6との間の熱伝導は、直接接触による熱伝導であってもよいし、他の熱伝導性の高い物質を間に挟んだ間接的な熱伝導であってもよい。
このように、放熱部13が複数枚の放熱壁部13b〜13dを有し、それらの間に空冷フィン5、6が挟まれることで、空冷フィン5、6と放熱部13との間の接触面積を大きくすることができる。なお放熱基部13aも、僅かながら空冷フィン5、6に対面して接触している。
なお、図2中の矢印(×を〇で囲んだ紙面奥行方向を示す矢印、および、黒点を〇で囲んだ紙面手前方向を示す矢印を含む)は、冷却装置1内の作動流体の流れを表している。また、図3中の矢印(×を〇で囲んだ紙面奥行方向を示す矢印、および、黒点を〇で囲んだ紙面手前方向を示す矢印を含む)は、冷却装置1内の図2のIII−III断面におけるEHD流体の流れを表している。
図4に、図3のIV−IV断面図を示す。この図に示すように、連結部11の内部には、EHD流体を放熱部13の放熱基部13a内から導入して冷却部12の冷却基部12a内に流し出すための上り連結流路111と、EHD流体を冷却部12の冷却基部12a内から導入して放熱部13の放熱基部13a内に流し出すための下り連結流路112とが形成されている。この流路111、112は上述の通り切削加工、ウエットエッチング加工、プレス加工、メッキ加工等によって形成される。
また、冷却基部12aの内部には、上り冷却基部流路121および下り冷却基部流路122が、上述の通り切削加工、ウエットエッチング加工、プレス加工、メッキ加工等によって形成されている。上り冷却基部流路121は、上り連結流路111と連通することで、EHD流体を上り連結流路111から導入して上記冷却壁部12b、12c内に流し出すための流路である。下り冷却基部流路122は、下り連結流路112と連通することで、EHD流体を上記冷却壁部12b、12c内から導入して下り連結流路112に流し出すための流路である。
流路121、122の断面形状は、四角形である必要はないが、例えば四角形となっている。また、流路121、122の高さ(図3の上下方向の長さ)は流路111、112と同じであり、流路121、122の太さ(図4の上下方向の長さ)も流路111、112と同じである。
また、放熱基部13aの内部には、上り放熱基部流路131および下り放熱基部流路132が、上述の通り切削加工、ウエットエッチング加工、プレス加工、メッキ加工等によって形成されている。上り放熱基部流路131は、上り連結流路111と連通することで、EHD流体を上述の放熱壁部13b〜13d内から導入して上り連結流路111に流し出すための流路である。下り放熱基部流路132は、下り連結流路112と連通することで、EHD流体を下り連結流路112から導入して上述の放熱壁部13b〜13d内に流し出すための流路である。
流路131、132の断面形状は、四角形である必要はないが、例えば四角形となっている。また、流路131、132の高さ(図3の上下方向の長さ)は流路111、112と同じであり、流路131、132の太さ(図4の上下方向の長さ)も流路111、112と同じである。
次に、放熱壁部13b〜13dの各々の内部構造について説明する。以下では、放熱壁部13bを例に挙げて説明するが、他の放熱壁部13c、13dについても、内部構造は放熱壁部13bと同じである。
図5に、図3のV−V断面図を示し、図6に、図3のVI−VI断面図を示す。これらの図に示すように、放熱壁部13bの内部には、4本の導入側流路133a〜133d、4本の排出側流路134a〜134d、および1本の中間流路135が、上述の通り切削加工、ウエットエッチング加工、プレス加工、メッキ加工等によって形成される。
4本の導入側流路133a〜133dは、放熱壁部13bの一部である流路壁W1〜W3(流路を囲む壁の一例に相当する)で互いに隔てられており、放熱基部13aに対して垂直に伸びている。これら導入側流路133a〜133dの各々は、EHD流体を下り放熱基部流路132から導入して中間流路135に流し出すための流路である。
4本の排出側流路134a〜134dは、放熱壁部13bの一部である流路壁W4〜W6(流路を囲む壁の一例に相当する)で互いに隔てられており、放熱基部13aに対して垂直に伸びている。これら排出側流路134a〜134dの各々は、EHD流体を中間流路135から導入して上り放熱基部流路131に流し出すための流路である。
また、4本の導入側流路133a〜133dの組と、4本の排出側流路134a〜134dの組とは、流路壁W0(流路を囲む壁の一例に相当する)によって互いに隔てられている。
中間流路135は、放熱壁部13bの放熱基部13a側端部とは反対側の端部(図5の上端部)に形成され、EHD流体を一端(導入側流路133a〜133d側端)から導入して他端(排出側流路134a〜134d側端)に流し出すための流路である。
EHD流体を上記のように導入、流出させるため、これら導入側流路133a〜133d、排出側流路134a〜134d、中間流路135の各々の内部には、図5に示すように、EHDポンプが、複数個配置されている。これらEHDポンプは、EHD流体に電圧を印加してEHD流体を流動させるようになっている。
これらEHDポンプも、冷却装置1の構成要素である。図5中では、これら複数のEHDポンプが個々に同じ図柄で示されているが、これらのうち1個を抽出して符号20を付している。
以下、このEHDポンプ20の構成および作用について、図7〜図10を用いて説明するが、図5に示されている他のEHDポンプも、同じ構成および作用を実現する。図7は、図5におけるポンプ20の拡大図である。また、図8は図7のVIII−VIII断面図であり、図9は図7のIX−IX断面図であり、図10は図7のX−X断面図である。
これらの図に示す通り、ポンプ20は、1つの尖状電極21および1つのスリット電極22を有している。金属製の尖状電極21および金属製のスリット電極22は、互いに離れて流路の内壁に固定される。より具体的には、図8に示すように、熱交換壁HD1、HD2(流路を囲む壁の一例に相当する)の内面(流路側の面)に、例えば熱的に非絶縁性の接着剤で固定される。
なお、これら熱交換壁HD1、HD2は、熱的には非絶縁性の部材(つまり、熱伝達率が高い部材)を用いるが、少なくとも尖状電極21および金属製のスリット電極22と接触する内面は、電気的には絶縁性にする。
このような性質を有する熱交換壁HD1、HD2としては、全体が窒化アルミニウム、窒化ケイ素、アルミナのいずれかで形成されていてもよいし、これらの混合物で形成されていてもよい。あるいは、内面が熱伝達率の高い樹脂でコーティングされたアルミニウムで熱交換壁HD1、HD2を形成してもよい。このようになっているので、電極21、22は、熱的に熱交換壁HD1、HD2と接触する。
図7に示す通り、尖状電極21はEHD流体の流れ(破線矢印の方向に進む)の上流側に配置され、スリット電極22は流れの下流側に配置されている。なお、尖状電極21およびスリット電極22を、図7で表れている断面(すなわち、図3のV−V断面)に平行に切った断面形状は、熱交換壁HD1と熱交換壁HD2との間のどの断面においても、同じである。つまり、尖状電極21およびスリット電極22は、それぞれ断面同型である。このことは、第2〜第4実施形態でも同じである。
尖状電極21は、スリット電極22に向かって先細る形状となっていることで、その先細った先端に電界が集中するようになっている。より具体的には、尖状電極21は、図7示すように、線状の先端から4つの面(2つの平行な面と2つの斜交する面)が伸びるくさび形状になっている。また、他の例として、尖状電極21は、1点を先端としてそこから放射状に伸びる直線群から形づくられる錐体形状になっていてもよい。
スリット電極22は、流路の上流から下流へ貫通するスリットが1個形成された形状となっている。スリット電極22が、スリット形状となっていることで、当該ポンプ20が配置されている位置の流路が更に狭められ、その部分におけるEHD流体の流速が更に大きくなる。
なお、図示しないが、放熱壁部13b中のポンプ20の近傍には、放熱壁部13bの内部と外部を連通させる孔が2つ形成され、それらの孔には、フェノール樹脂等の絶縁体で周囲を覆われた導通用電極が密着して挿入されている。そして、それら導通用電極および導線7a、7bを介して電源7の電力が尖状電極21、スリット電極22に供給される。例えば、尖状電極21が負極となり、スリット電極22が正極とする。ただし、使用するEHDによっては電極の正極、負極を逆転しても、EHD流体の流れの方向は同じである。
例えば、尖状電極21が負極となり、スリット電極22が正極となって、EHD流体に電圧が印加されると、尖状電極21とスリット電極22の間に不均一(非一様)電界が発生する。その結果、EHD効果によってEHD流体が尖状電極21からスリット電極22の方向に加速され、その結果、EHD流体が流路内で流路に沿って流動する。
ここで、スリット電極22の形状について更に詳しく説明する。本実施形態のスリット電極22は、2個の電極221、222を流路内に間隔を空けて設置することで構成されている。この2個の電極221、222間の間隙が、上記したスリットに相当する。このスリットは、スリット電極22の上流側から下流側まで、貫通している。EHD流体は、このスリットを通ってスリット電極22の上流側から下流側に流動する。
また、各電極221、222は、スリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、直方体の角部を除去して面取り(より具体的にはC面取り)によって形成されたC面形状の電界補強面221a、222aとなっている。
また、電界補強面221a、222aは、電極221、222のうち尖状電極21の頂点21aに最も近い位置を含む面となっている。したがって、後述するような電界強度の増大効果が更に増す。
また、頂点21aから電界補強面221a、222aまでは、それぞれ、電極221、222を貫通することなく、直線を引くことができる。すなわち、頂点21aは、電界補強面221a、222aの表側にある。
また、頂点21aから、電界補強面221a、222aに垂線を下ろすことができる。すなわち、電界補強面221a、222aは、頂点21aに対向している。
なお、「面取りによって形成された面」とは、意図的に面取り加工された面をいう。例えば、プレス加工で電極221、222を作成する際も、あらかじめ電界補強面221a、222aに相当する面が形成された金型を用いて加工する。また、エッチング加工、メッキ加工においても、電界補強面221a、222aが結果的に形成されるように、電界補強面221a、222aの形状に合わせたマスクを配置して加工する。
したがって、意図せずできてしまった面は、「面取りによって形成された面」に該当しない。例えば、断面形状が矩形の電極を加工しようとして、意図せず角部が取れてしまったような面は、「面取りによって形成された面」に該当しない。
このように、各電極221、222は、スリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、C面取りによって形成されたC面形状の電界補強面221a、222aとなっている。
ここで、各電極221、222のスリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、C面取りによって形成されたC面形状の電界補強面221a、222aとなっていることの効果について説明する。図11は、発明者が行った電界シミュレーションにおいて、電界補強面221a、222aの面取り長Lを変化させたときの電界強度最大値Eの変化を表すグラフである。このグラフでは、電界補強面221a、222aの面取り長Lを横軸とし、電界強度最大値Eを縦軸としている。
ここで、面取り長Lは、図12に示すように、熱交換壁HD1、HD2に平行な各断面における電界補強面221a、222aの長さである。面取り長Lが0となる場合は、電界補強面221a、222aがなくなり、電極221、222の断面形状が矩形となる。面取り長Lが0より大きい場合は、電極221、222の断面形状は、矩形から直角二等辺三角形が切除されたような形状となり、この直角二等辺三角形の底辺の長さが面取り長Lと一致する。
シミュレーションの詳細は、以下の通りである。尖状電極21、電極221、222としては、金属製の材料(比誘電率が1.0)から成っている。EHD流体としては、比誘電率が7.2のECFが用いられる。ECFは、図13に示すように、横1.0mm、縦1.3mmの流路内に充填され、当該流路内に、図13に示したような寸法の尖状電極21、電極221、222が配置されている。なお、図13では、面取り長Lを0とした例を表している。このような構成において、スリット電極22の電極221、222に2000V、尖状電極に0Vを印加した。図14、図15に、それぞれ、面取り長Lを0mm、0.02mmとしてシミュレーションを行った場合の電界分布を示す。
図14、図15に示すように、尖状電極21の頂点21aにおける電界強度は常に強いが、図11に示すように、その強さは面取り長Lに応じて変化する。具体的には、面取り長Lが0.01mmから0.02mmの間では、面取り長Lが0mmの場合に比べ、電界強度最大値Eが最大で12%増加している。
シミュレーション結果の説明は以上である。このシミュレーション結果によれば、各電極221、222のスリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、面取りによって形成された電界補強面221a、222aとなっている場合、そうでない場合に比べ、頂点21aの電界強度が高くなる。その結果、EHDポンプ20の出力が増すことで、EHD流体の流速が大きくなり、ヌセルト数Nuが増大する。したがって、熱伝達率αが増大し、EHD流体と熱交換壁HD1、HD2との間の熱交換量Qが増大する。
発明者の検討によれば、このような現象は、図16に示すように先端が尖った2つの電極J1、J2間に発生する電気力線E1と、図17に示すように先端が尖った電極J1と平板電極J3の間に発生する電気力線E2との違いに起因するものである。電極J1の頂点付近X1において電気力線E1と電気力線E2とを比較すると、電気力線E2の方が、間隔が急峻に変化する。電気力線の間隔が急峻に変化するということは、電界が強いということである。
また、一般に、電極間の距離を短くするほど、尖状電極21の頂点21aの電界強度が上がるが、あまり近づけ過ぎると、放電が発生してしまう。しかし、上記のように、各電極221、222の頂点21a側の端部の角が切除されている(面取りでされている)と、その分、放電を発生させずに、尖状電極21を各電極221、222に近づけることができる。したがって、尖状電極21の頂点21aにおける電界強度を更に高くすることができる。その結果、EHD流体の流速が大きくなり、ヌセルト数Nuが増大し、ひいては、熱伝達率αが増大し、EHD流体と熱交換壁HD1、HD2との間の熱交換量Qが増大する。
以上、放熱壁部13b〜13d内の流路の構造および当該流路内のEHDポンプの構成、配置、作動について説明したが、冷却壁部12b、12c内にも、放熱壁部13b〜13dと同等の構造の流路が形成され、さらに、放熱壁部13b〜13dの流路内に設けられたものと同じEHDポンプが複数個配置されている。
より具体的には、上記の放熱壁部13b〜13d内の流路の構造および当該流路内のEHDポンプの構成、配置、作動の説明において、放熱壁部13bを冷却壁部12bに読み替え、放熱壁部13cを冷却壁部12bに読み替え、放熱基部13aを冷却基部12aに読み替え、下り放熱基部流路132を上り冷却基部流路121に読み替え、上り放熱基部流路131を下り冷却基部流路122に読み替えれば、放熱壁部12b、12c内の流路の構造および当該流路内のEHDポンプの構成、配置、作動の説明となる。
冷却装置1がこのような構成になっているので、冷却装置1内の尖形電極21が負極となり、スリット電極22を正極とすると(使用するEHD流体によっては電極の正極、負極を逆転しても問題がない)、冷却装置1の流路に充填されたEHD流体が流動する。
EHD流体が流路内を循環する経路は、以下の通りである。EHD流体は、下り連結流路112から下り放熱基部流路132に流入し、下り放熱基部流路132から、放熱壁部13b〜13dのそれぞれに4本ずつ形成された導入側流路133a〜133dに流入する。放熱壁部13b〜13dのそれぞれでは、EHD流体が導入側流路133a〜133dから中間流路135に流入し、中間流路135から排出側流路134a〜134dに流入し、排出側流路134a〜134dから上り放熱基部流路131に流入する。
更にEHD流体は、放熱基部流路131から上り連結流路111に流入し、上り連結流路111から上り冷却基部流路121に流入し、上り冷却基部流路121から、冷却壁部12b、12cのそれぞれに4本ずつ形成された導入側流路に流入する。冷却壁部12b、12cのそれぞれでは、EHD流体が4本の導入側流路から1本の中間流路に流入し、この中間流路から4本の排出側流路に流入し、これら排出側流路から下り冷却基部流路122に流入する。そしてEHD流体は、下り冷却基部流路122から下り連結流路112に流入する。
この際、冷却壁部12b、12c内の流路を通るEHD流体は、発熱体2〜4が発生した熱を、冷却壁部12b、12cの熱交換壁(熱交換壁HD1、HD2のうち一方または両方)を介して、熱伝導により受け取る。
また、放熱壁部13b〜13d内の流路を通るEHD流体は、冷却壁部13b〜13dの熱交換壁(熱交換壁HD1、HD2のうち一方または両方)を介して、空冷フィン5、6に、熱伝導で熱を伝達する。冷却壁部13b〜13dの外面およびに空冷フィン5、6には、空気等の熱交換媒体(熱を輸送する流体)が接しているので、冷却壁部13b〜13dおよび空冷フィン5、6から、空気等の熱交換媒体に、熱が放出される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なるのは、スリット電極22の断面形状が、第1実施形態では図7のようになっていたのに対し、本実施形態では図18のようになっていることのみである
本実施形態のスリット電極22は、4個の電極223〜226を流路内に間隔を空けて設置することで構成されている。この4個の電極223〜226間の3個の間隙が3個のスリットに相当する。これらのスリットは、スリット電極22の上流側から下流側まで、貫通している。EHD流体は、このスリットを通ってスリット電極22の上流側から下流側に流動する。
また、各電極223〜226は、スリットのうち1つに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、C面取りによって形成されたC面形状の電界補強面223a、224a、224b、225a、225b、226aとなっている。
頂点21aから電界補強面223a、224a、225a、226aまでは、それぞれ、電極223、224、225、226を貫通することなく、直線を引くことができる。すなわち、頂点21aは、電界補強面223a、224a、225a、226aの表側にある。しかし、頂点21aは、他の電界補強面224b、225bの表側になく、裏側にある。
また、電界補強面223a、224a、225a、226aは、電極223、224、225、226のうち尖状電極21の頂点21aに最も近い位置を含む面となっている。したがって、電界強度の増大効果が更に増す。
また、頂点21aから、電界補強面223a、226aに垂線を下ろすことができる。すなわち、電界補強面223a、226aは、頂点21aに対向している。しかし、他の電界補強面224a、224b、225a、225bは、頂点21aから垂線を下ろすことができないので、頂点21aに対向していない。
このように、各電極223〜226は、スリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、C面取りによって形成されたC面形状の電界補強面223a、224a、224b、225a、225b、226aとなっている。
したがって、第1実施形態と同等の理由で、頂点21aの電界強度が高くなる。その結果、EHDポンプ20の出力が増すことで、EHD流体の流速が大きくなり、ヌセルト数Nuが増大する。したがって、熱伝達率αが増大し、EHD流体と熱交換壁HD1、HD2との間の熱交換量Qが増大する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態が第2実施形態と異なるのは、スリット電極22の断面形状が、第2実施形態では図18のようになっていたのに対し、本実施形態では図19のようになっていることのみである
本実施形態のスリット電極22は、4個の電極227〜230を流路内に間隔を空けて設置することで構成されている。この4個の電極227〜230間の3個の間隙が3個のスリットに相当する。これらのスリットは、スリット電極22の上流側から下流側まで、貫通している。EHD流体は、このスリットを通ってスリット電極22の上流側から下流側に流動する。
また、各電極227〜230は、スリットのうち1つに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、R面取りによって形成されたR面形状の電界補強面227a、228a、229a、230aとなっている。
また、電界補強面227a、228a、229a、230aは、電極223、224、225、226のうち尖状電極21の頂点21aに最も近い位置を含む面となっている。したがって、電界強度の増大効果が更に増す。
頂点21aから電界補強面227a、228a、229a、230aまでは、それぞれ、電極223、224、225、226を貫通することなく、直線を引くことができる。すなわち、頂点21aは、電界補強面227a、228a、229a、230aの表側にある。
また、頂点21aから、電界補強面227a、228a、229a、230aに垂線を下ろすことができる。すなわち、電界補強面227a、228a、229a、230aは、頂点21aに対向している。
このように、各電極223〜226は、スリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、R面取りによって形成されたR面形状の電界補強面227a、228a、229a、230aとなっている。
したがって、第2実施形態と同等の理由で、頂点21aの電界強度が高くなる。その結果、EHDポンプ20の出力が増すことで、EHD流体の流速が大きくなり、ヌセルト数Nuが増大する。したがって、熱伝達率αが増大し、EHD流体と熱交換壁HD1、HD2との間の熱交換量Qが増大する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態が第4実施形態と異なるのは、スリット電極22の断面形状が、第3実施形態では図19のようになっていたのに対し、本実施形態では図20のようになっていることのみである。
本実施形態のスリット電極22は、4個の電極231〜234を流路内に間隔を空けて設置することで構成されている。この4個の電極231〜234間の3個の間隙が3個のスリットに相当する。これらのスリットは、スリット電極22の上流側から下流側まで、貫通している。EHD流体は、このスリットを通ってスリット電極22の上流側から下流側に流動する。
また、各電極231〜234は、スリットのうち1つに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、R面取りによって形成されたR面形状の電界補強面231a、232a、233a、234aとなっている。
また、電界補強面231a、232a、233a、234aは、電極223、224、225、226のうち尖状電極21の頂点21aに最も近い位置を含む面となっている。したがって、電界強度の増大効果が更に増す。
頂点21aから電界補強面231a、232a、233a、234aまでは、それぞれ、電極231、232、233、234を貫通することなく、直線を引くことができる。すなわち、頂点21aは、電界補強面231a、232a、233a、234aの表側にある。
また、頂点21aから、電界補強面231a、232a、233a、234aに垂線を下ろすことができる。すなわち、電界補強面231a、232a、233a、234aは、頂点21aに対向している。
このように、各電極231〜234は、スリットに隣接する部分の尖状電極21側の端部が、R面取りによって形成されたR面形状の電界補強面231a、232a、233a、234aaとなっている。
したがって、第3実施形態と同等の理由で、頂点21aの電界強度が高くなる。その結果、EHDポンプ20の出力が増すことで、EHD流体の流速が大きくなり、ヌセルト数Nuが増大する。したがって、熱伝達率αが増大し、EHD流体と熱交換壁HD1、HD2との間の熱交換量Qが増大する。
また、電界補強面231a、232a、233a、234aの頂点21a側の端部(頂点21aに最も近い部分)は、全体として尖状電極21の頂点21aに対して凹形状に配置されている。
こようにすることで、電極231〜234の各々の頂点21a側端部から頂点21aまでの距離のばらつきが低減される。したがって、放電を発生させずに、電極231〜234をもっと頂点21aに近づけるか、尖状電極21とスリット電極22の間に印加する電圧をより高くすることができる。
より具体的には、電界補強面231a、232a、233a、234aの頂点21a側の端部(頂点21aに最も近い部分)は、全体として尖状電極21の頂点21aを中心とする円弧X上に配置されている。
このようになっていることで、尖状電極21の頂点21aに対して、電極231〜234の頂点21a側端部を、放電が発生しないぎりぎりの距離に円弧状に配置することで、尖状電極21の頂点21aの電界強度を高くすることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
例えば、上記第2〜第4実施形態では、スリット電極が4個の分離した電極から構成されていたが、3個の分離した電極から構成されていてもよいし、5個以上の分離した電極から構成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、尖状電極21およびスリット電極22を、図7で表れている断面(すなわち、図3のV−V断面)に平行に切った断面形状は、熱交換壁HD1と熱交換壁HD2との間のどの断面においても、同じであった。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、尖状電極21は、頂点21aに向かって円錐形状に先細る形状となっていてもよい。また、スリット電極22も、熱交換壁HD1側から熱交換壁HD2側に、断面形状が変化していくようになっていてもよい。
また、上記実施形態では、EHDポンプ20が冷却装置1の流路内に配置されている。しかし、本発明のEHDポンプ20の適用対象は必ずしも冷却装置に限らない。例えば、EHDポンプは、冷却装置以外の流路内に配置され、当該流路内を流れるEHD流体としての冷媒を駆動するようになっていてもよい。
あるいは、EHDポンプ20は、小型のエンジン(例えばラジコンカーに搭載されるエンジン)にガソリン(EHD効果が現れるEHD流体の一例である)を噴射する燃料噴射装置に用いられ、ガソリンを燃料噴射装置外に射出する動力源として用いられてもよい。あるいは、液体クロマトグラフィー装置等の評価装置で検査体となるEHD流体(例えば純水)を流動させるための動力源として用いられてもよい。
1 冷却装置
21 尖状電極
21a スリット電極側頂点
22 スリット電極
HD1、HD2 熱交換壁

Claims (5)

  1. 尖状電極(21)と、スリット電極(22)と、を備え、前記尖状電極と前記スリット電極の間において、放電を発生させずに、電気流体力学(Electrohydrodynamic、略してEHD)効果によって流動するEHD流体に電圧を印加することで、当該EHD流体を流動させるEHDポンプであって、
    前記尖状電極は、前記スリット電極に向かって先細る形状となっており、
    前記スリット電極のうち前記尖状電極側の端部は、面取りされた形状となっており、
    前記スリット電極は、3個以上の電極(221〜234)を有し、前記3個以上の電極の前記尖状電極側端部は、全体として前記尖状電極に対して凹形状に配置されており、
    前記EHD流体の流れの方向に沿った断面における前記前記尖状電極の形状の長手方向と、前記EHD流体の流れの方向とが、一致することを特徴とするEHDポンプ。
  2. 前記3個以上の電極の前記尖状電極側端部は、全体として前記尖状電極の頂点(21a)を中心とする円弧上に配置されていることを特徴とする請求項に記載のEHDポンプ。
  3. 前記個以上の電極の各々のうち、前記3個以上の電極間の間隙であるスリットに隣接する部分の前記尖状電極側端部が、面取りされた形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のEHDポンプ。
  4. 前記面取りされた形状は、C面取りされた形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のEHDポンプ。
  5. 前記面取りされた形状は、前記尖状電極に対して凸に面取りされた形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のEHDポンプ。
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