JP6045187B2 - レンズ保持用ラックおよびレンズ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ保持用ラックおよびレンズ製造方法に関し、特に、多数のレンズ基材を略垂直に立てた状態で保持するレンズ保持用ラックおよびレンズ製造方法に関する。
従来、例えば眼鏡用レンズを製造するときに、そのレンズ基材にハードコート膜や反射防止膜などの膜を設ける際には、多くの場合、浸漬法を用いて眼鏡用レンズの製造が行われている。この浸漬法の処理は、成膜用の塗布液が貯留された塗布液槽内にレンズ基材を所定時間浸漬させるものであり、所定時間浸漬させた後、塗布液槽から引き上げ、その後、レンズ基材を乾燥させることにより行われる。通常、この処理においては、多数のレンズを一つのレンズ保持用ラックに保持させた状態で浸漬工程ならびに乾燥工程が実施される。
このレンズ基材の処理工程に用いられるレンズ保持用ラックは、多数のレンズ保持具を備えており、多数枚のレンズ基材を略垂直に立て且つレンズ同士を接近させた状態で保持する構造が採られている。従来、この種のレンズ保持具ならびにレンズ保持用ラックには、例えば、特許文献1および2に示されているような構造のものがある。
特許文献1に開示されたレンズ保持具を図10に示す。図10に示すレンズ保持具100は、レンズ基材Lの外周端面に接触する3つの保持先端部141,142,143を有する保持用アーム111,112を備えている。このレンズ保持具100の保持用アーム111,112は、レンズ基材Lを下方並びに左右両側から支持するようにその全体が弾性力を有する構造となっている。すなわち、この保持用アーム111,112の弾性力によってレンズ基材Lを保持可能としている。
なお、このレンズ保持具100は、上端のフック部分113をレンズ保持用ラックの横棒につり下げて多数並べられるようにして使用される。
また、従来においては、レンズ保持用ラックとして図11および図12に示すような構造のものもある。図11に示すレンズ保持用ラック200は、レンズ基材Lに下方から接触する下方保持部材110と、レンズ基材Lの水平方向の一方から接触する回転動可能な側方回動保持アーム120と、レンズ基材Lの水平方向の他方から保持する側方固定保持アーム130と、さらに側方回動保持アーム120を付勢するコイルばね210とを備える1つの保持ユニットUが、図12に示すようにラック本体201に複数並べられた構成となっている。
なお、側方回動保持用アーム120をレンズ基材側に付勢するコイルばね210は、ラック本体201と側方回動保持用アーム120との間に引っかけるように装着されており、側方回動保持用アーム120に対して常に付勢力を加えるように構成されている。
そして、図12に示すように、このレンズ保持用ラック200は、多数のレンズ基材Lを接近させた状態で保持するように、保持ユニットU同士が接近して設けられている。
特開2003−71650号公報 特開2006−199387号公報
図10に示すような従来のレンズ保持具100においては、保持用アーム111,112そのものが弾性体として構成されているために、レンズ基材Lを保持するときは、レンズ基材Lを保持しながら保持用アーム111,112をその弾性力に抗して拡げて装着する。この両アーム111,112の開き動作には、両アームとも常に弾性力が作用しているために、両手を使って拡げながらレンズ基材Lを挟み込まなければならず、作業性が悪いという問題があった。また、レンズに傷等を付けないようにするには、両アームがレンズにぶつからないよう細心の注意を払わなければならず、難しい作業となっていた。また、レンズ基材Lを取付けたレンズ保持具100を、さらにレンズ保持用ラックに取付ける作業があり、この取付け作業時にもレンズ損傷に注意を払わなくてはならないという問題があった。
一方、図11および図12に示した形態では、レンズ保持用ラック200にレンズ基材Lを直接装着できるという点で、図10に示す形態にくらべて優れている。しかし、この従来のレンズ保持用ラック200においても、下記のような課題があった。
すなわち、レンズ保持用ラック200により一度に多くのレンズ基材Lを処理できるように、保持ユニットU同士の間隔が小さく設定されているために、多数の側方回動保持アーム120および側方固定保持アーム130がレンズ装着位置Aに張出した状態でラック左右方向に並んだ構造となっている。
ちなみに、レンズ装着位置とは、レンズ保持用ラックにレンズ基材が装着される前であれば、レンズ基材の装着が想定されている位置をいい、レンズ基材が装着された後であれば、実際に装着されているレンズ基材の位置をいう。
上記のような構造において、例えば図12に示すように、最初の保持ユニットU(図12において最も右側の保持ユニットU)にレンズ基材Lを装着するときに、最右側の保持ユニットUの側方回動保持アーム120と、その左側に設置されている保持ユニットUの側方回動保持アーム120との間の非常に狭い間隔に手指を挿入してレンズ基材Lの取付け作業をしなければならない。その上、レンズ装着作業時にレンズ光学面を傷つけないようにするためには、レンズ基材Lと保持用アームとが不測の接触をしないように注意深く装着作業をしなければならないため、非常に難しい作業となっており、レンズ製造における大きな課題であった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レンズ基材を装着するときに、レンズ基材と保持アームとの不測の接触を回避でき、レンズ光学面を傷つけるおそれのない作業性に優れたレンズ保持用ラックおよびレンズ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、
レンズ基材の外周部に下方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制する下方保持部材と、
レンズ基材の外周部に水平方向の一方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制するよう回転可能に構成された側方回動保持部材と、
レンズ基材の外周部に水平方向の他方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制する側方固定保持部材と、
前記側方回動保持部材をレンズ基材側に押圧可能な付勢部材と、
を有するレンズ保持ユニットを備えており、
前記側方回動保持部材は、前記レンズ基材を保持しない状態では、前記付勢部材から離間することにより前記付勢部材の付勢力を受けることなく、前記側方回動保持部材自身の重量のバランスにより前記レンズ装着位置から外れた待機位置に退避し、前記レンズ基材を保持する状態では、前記付勢部材に接触することにより前記付勢部材の付勢力を受けて前記レンズ基材の外周部に接触するように構成されたことを特徴とするレンズ保持用ラックである。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様に記載の構成に加えて、
ラック本体と、
前記ラック本体に固定されるとともに、前記側方回動保持部材を回転自在に保持する回転保持部材と、をさらに備え、
前記側方回動保持部材は、前記回転保持部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、上記第1または第2の態様に記載の構成に加えて、
前記側方回動保持部材は、その回動中心からレンズ装着位置側へ延びる保持アームと該保持アームとは反対側に延び且つ保持アームよりも上方に延びる重量バランス部とを備え、前記重量バランス部が前記付勢部材に接触するように構成されており、
前記レンズ基材を保持しない状態では、前記保持アーム部が前記重量バランス部の重さにより前記付勢部材から離れる方向へ回転して前記待機位置に位置し、前記レンズ基材を保持する状態では、前記重量バランス部が前記付勢部材に当接して付勢力が付与されるように構成されたことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、上記第1、第2または第3の態様に記載の構成に加えて、
前記付勢部材は板ばねで構成されたことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、
レンズ基材を略垂直に保持するレンズ保持用ラックを用いて、塗布液槽内にレンズ基材を所定時間浸漬処理し、その後、乾燥処理して前記レンズ基材の光学面に膜を形成するレンズ製造方法であって、
前記レンズ保持用ラックにおいて回動可能に設けられた側方回動保持部材と該側方回動保持部材を付勢する付勢部材とを前記レンズ基材を保持していない状態では離間させ、前記レンズ基材を保持している状態では前記付勢部材にて前記側方回動保持部材をレンズ装着位置側へ付勢する状態で前記浸漬処理および前記乾燥処理を行うことを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、レンズ保持ユニットにレンズ基材を装着する前においては、側方回動保持部材は付勢部材と離間されて付勢されていないフリー状態にあるので、レンズ基材を装着するときに側方回動保持部材をストレス無く容易に開くことができる。したがって、レンズ基材を取付けるときの側方回動保持部材の操作性が良くなり、レンズ基材の取付けを容易にすることができる。また、レンズ基材の装着最終段においては、付勢部材が側方回動保持部材に当接して付勢力が確実に付与されるので、レンズ基材を適切に固定することができる。
本発明の第2の態様によれば、側方回動保持部材の取り付けおよび取り外しを簡易に行えるため、側方回動保持部材の洗浄に要する付帯作業の時間短縮を図ることができる。
本発明の第3の態様によれば、レンズ基材が装着されていないときには、保持アーム部が重量バランス部の重さによりレンズ装着位置から外れた位置に移動しているので、レンズ保持ユニットが多数並んで配置された構造であってもレンズ基材を装着するときに、隣に設けられた保持アーム部が邪魔にならない。そのため、レンズ装着位置へのレンズ挿入のための作業スペースを確保することができ、レンズ基材を装着するときの作業性が極めて良くなる。
また、側方回動保持部材は、重量バランス部の重さにより回転力が生じているので、レンズ基材を取り外すだけで、特別な駆動手段を設けなくとも保持アーム部が自動的に回動してレンズ装着位置から外れた位置(待機位置)に移動することができる。
本発明の第4の態様によれば、付勢部材が板ばねで構成されて重量バランス部とは離れて対向配置されるため、両部材の接触位置の設定や押圧力が付与される位置や強さの調節が容易となり、組み付け性やメンテナンス性が極めて良い。
本発明の第5の態様によれば、レンズ基材をレンズ保持ユニットに装着する前に、側方回動保持部材が付勢されずフリー状態にあるので、レンズ基材を装着するときに側方回動保持部材をストレス無く容易に開くことができる。そのため、レンズ基材を取付けるときの操作性が格段に向上する製造方法を提供することができる。また、レンズ基材の装着最終段においては、側方回動保持部材には付勢部材による付勢力が確実に付与されるので、レンズ基材を適切に固定することができる。
このように、レンズ基材装着に際して、レンズ保持ユニットの操作性が向上することで装着時間の短縮化ができるだけでなく、装着操作を正確に行うことができることから、保持部材等によるレンズ表面の損傷を回避することができる。すなわち、生産性に優れ且つ歩留まりの良いレンズ製造方法を提供することができる。
本発明に係るレンズ保持用ラックの一実施形態の要部側面図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの一部正面図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの一部平面図である。 本発明に係るレンズ保持用ラックの一実施形態の要部斜視図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの動作を説明するための概略側面図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの動作を説明するための概略側面図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの動作を説明するための概略側面図である。 図1に示すレンズ保持用ラックの動作を説明するための概略側面図である。 本発明に係るレンズ保持用ラックを用いたレンズ製造方法の一実施形態の概略説明図である。 従来のレンズ保持部材を示す側面図である。 従来のレンズ保持用ラックの側面図である。 従来のレンズ保持用ラックの正面図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
まず、本発明にかかるレンズ保持用ラックおよびレンズ製造方法の一実施形態について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態におけるレンズ保持用ラック1は、その全体構造については、例えば図9に示すように、ラック本体2に多数のレンズ保持ユニット8(81,82,83・・8n)が並んだ構造となっている。ラック本体2は、ラック側面支持枠3と、ラック垂直枠4と、ラック底面枠5と、ラック前方水平枠6と、ラック後方水平枠7と、を用いて構成されている。ラック側面支持枠3は、水平方向(図1において左右方向)に延出している。ラック垂直枠4は、上下方向に延出している。ラック底面枠5は、ラック垂直枠4の下側において水平方向に延出している。これらのラック側面支持枠3、ラック垂直枠4およびラック底面枠5は、それぞれ左右一対(図1においては紙面垂直方向で、図2においては左右方向)の組み合わせで設けられている。ラック前方水平枠6は、図1に示すOE側(レンズ基材の取り付け作業を行う作業者の立ち位置に近い側)において、左右一対のラック側面支持枠3,3を繋ぐように、それらの間に水平に掛け渡されている。ラック後方水平枠7は、図1に示すOE側と反対側(作業者の立ち位置から見て奥側)において、左右一対のラック側面支持枠3,3を繋ぐように、それらの間に水平に掛け渡されている。
各レンズ保持ユニット8は、レンズ基材Lの外周部に下方から接触してレンズ基材Lをレンズ装着位置Aに位置規制する下方保持部材10と、レンズ基材Lの外周部に水平方向の一方から接触してレンズ基材Lをレンズ装着位置Aに位置規制するよう回転可能に構成された側方回動保持部材20と、レンズ基材Lの外周部に水平方向の他方から接触してレンズ基材Lをレンズ装着位置Aに位置規制する側方固定保持部材30と、さらに、側方回動保持部材20をレンズ基材側に押圧可能な付勢部材22と、を有して構成されている。下方保持部材10は、左右一対のラック底面枠5,5を連結するように設けられている。
なお、図1においは、ラック垂直枠4に対して一方側(図1において右側)のみを図示したものであり、実際のレンズ保持用ラック1は、図1に示すレンズ保持ユニット8(81,82,83・・8n)がラック垂直枠4を挟む位置に2列設けられた構造である。すなわち、図9に示す正面構造の裏側にも同じレンズ保持ユニット8の列が設けられた構造である。
本実施形態におけるレンズ保持ユニット8の下方保持部材10は、前述のように左右一対のラック底面枠5,5を連結するように配置されており、図2および図3に示すように、断面形状がL字形状の部材である。
そして、下方保持部材10は、その上端縁10eが凹凸を交互に有する鋸歯形状になっている。したがって、一つのレンズ基材Lの外周部を上端縁10eの一つの凹み部分にて保持することができるので、所定間隔(レンズ保持ユニット8の間隔)で多数のレンズ基材Lの下端を保持することができるように構成されている。
また、各レンズ保持ユニット8の側方固定保持部材30は、図3および図4に示すように、保持アーム30aと、取付け部30bと、を備えている。保持アーム30aは、取付け部30bから下方に延出され且つ前方側に屈曲し先端に適宜凹みを有する先端部30eを備えている。取付け部30bは、ラック本体2に取り付けられる部分である。側方固定保持部材30は、保持アーム30aの先端部30eの凹み部分によって、レンズ基材Lの外周部を凹み部分に受容してレンズ厚み方向に位置規制ができるように構成されている。
なお、取付け部30bは、固定ネジ29によってラック後方水平枠7(作業者が位置する作業者側位置OEに対して後方側に位置する水平枠)に各レンズ保持ユニット8の間隔で固定されている。
本実施形態においては、各レンズ保持ユニット8の側方回動保持部材20は、図1および図4に示すように、全体に略棒状の部材にて構成されている。側方回動保持部材20は、保持アーム部20aと、重量バランス部20bと、回転胴部20dと、を備えている。保持アーム部20aは、回転胴部20dから一方側に延出している。保持アーム部20aは、前述の側方固定保持部材30と同様に、その先端部分がラック後方側(レンズ基材側)に屈曲し先端に凹み部分を有する先端部20eを備えている。重量バランス部20bは、回転胴部20dから保持アーム部20aとは若干の傾斜を持って反対側に延出している。回転胴部20dは、側方回動保持部材20の回動中心Cを構成するように円柱状に形成されている。
保持アーム部20aは、ラック本体2に取り付けられた状態において、回転胴部20dからレンズ装着位置A側に延出するように配置される。これに対して、重量バランス部20bは、ラック本体2に取り付けられた状態において、保持アーム部20aよりも上方に延出するように配置される。この重量バランス部20bは、保持アーム部20aに比べて幅ならびに厚みが大きく構成されており、その重量が大きく構成されている。
したがって、側方回動保持部材20はその重心Gが重量バランス部20b内にあるように構成されている。
また、側方回動保持部材20は、後述する回転保持部材に対して着脱自在に構成されている。ここで記述する「着脱自在」とは、ネジ等の着脱作業を要することなく、側方回動保持部材20の取り付けおよび取り外しが可能という意味である。以下、詳しく説明する。
ラック前方水平枠6には、回転保持部材の一例として設けられた回転保持プレート40が、固定ネジ28を用いて固定状態に取り付けられるようになっている。回転保持プレート40は、側方回動保持部材20を回転自在に保持するものである。回転保持プレート40は、図例では側面視で略J字形状の板状の部材となっている。回転保持プレート40は、ラック前方水平枠6から張出すように略半円形に湾曲した状態で延出する回動保持部40aと、ラック前方水平枠6に沿って延び且つ固定ネジ28が貫通する孔を備える取付け部40bと、を有する。
回転保持プレート40の回動保持部40aには、その湾曲方向に沿って長孔の開口40cが形成されている。開口40cは、側方回動保持部材20のアーム部20aを挿入可能な大きさに形成されている。また、回動保持部40aの先端縁には矩形状の切り欠き部40eが形成されている。切り欠き部40eは、側方回動保持部材20の重量バランス部20bを受容し得る大きさおよび形状に形成されている。
側方回動保持部材20は、回転保持プレート40を固定ネジ28によりラック前方水平枠6に固定したままの状態で、取り付けおよび取り外しが可能になっている。すなわち、側方回動保持部材20を取り付ける場合は、図4に一点鎖線で示すように、回転保持プレート40の開口40cに側方回動保持部材20のアーム部20aを挿入する。このとき、側方回動保持部材20の回転胴部20dを回転保持プレート40の回動保持部40aの湾曲面内側に載せる。これにより、側方回動保持部材20が回転保持プレート40によって回転自在に支持される。また、側方回動保持部材20の重量バランス部20bは、回転保持プレート40の切り欠き部40eに受容される。
このようにラック前方水平枠6に固定される回転保持プレート40に対して側方回動保持部材20を着脱自在に構成することにより、側方回動保持部材20の取り付けおよび取り外しを簡易に行うことができる。このため、側方回動保持部材20を定期的に洗浄する場合、側方回動保持部材20の洗浄に要する付帯作業(側方回動保持部材20の付け替え)の作業時間を短縮することができる。
レンズ保持ユニット8の付勢部材22は、固定ネジ28が貫通する取付け孔22cを備える平坦な取付け部22bと若干湾曲してラック上方に延出された押圧部アーム22aとからなる側面視で略L字形状の板ばねにて構成されている。そして付勢部材22は、固定ネジ28によって、回転保持プレート40と一緒にラック前方保持枠6に固定されている。
このように本実施形態においては、付勢部材22は、重量バランス部20bに対向して離れて配置された板ばねによって構成されていることで、付勢部材22の接触位置の設定や押圧力が付与される位置や強さの調節が容易であり、組み付け性やメンテナンス性に極めて優れている。
なお、付勢部材22においては、図4に示す本実施形態では固定ネジ28が貫通する取付け孔22cは円形に構成されているが、取付け孔22cの形状を、例えばラック前後方向に沿った長孔形状とすることもできる。この構造によれば、付勢部材22の取付け位置調節がさらに容易となる。
また、本実施形態においては、図1に示すように、各レンズ保持ユニット8はレンズ基材Lを保持しない状態においては、側方回動保持部材20と付勢部材22とが離間した構造となっている。
したがって、レンズ基材Lを保持しない状態では、保持アーム部20aは、側方回動保持部材20自身の重量のバランスにより、付勢部材22から離れる方向(図5における矢印F方向)へ回転された状態になっており、レンズ装着位置Aから外れた位置に退避している。具体的には、保持アーム部20aと重量バランス部20bの重さの違いによって、側方回動保持部材20の重量バランスが全体的にアンバランスになっている。このため、側方回動保持部材20は、これ全体に重力が作用することにより、重量バランス部20bの重さに引っ張られて一方向に回転する。その結果、保持アーム部20aがレンズ装着位置Aから外れた退避位置へと変位する。このとき、重力によって側方回動保持部材20が回転する方向は、OE側から見て保持アーム部20aが遠ざかる方向になる。
一方、レンズ基材Lを保持する状態においては、側方回動保持部材20が回転することで、この側方回動保持部材20と付勢部材22とが接触してレンズ装着位置A側へ付勢されるが、図1における二点鎖線にて示すように、重量バランス部20bが付勢部材22を変形させるように接触することで付勢力が付与される。
このように、各レンズ保持ユニット8にレンズ基材Lを装着する前においては、側方回動保持部材20は付勢部材22と離間されていて付勢されていないフリー状態にあるので、レンズ基材を装着するときに側方回動保持部材20をストレス無く容易に開くことができる。
したがって、レンズ基材Lを取付けるときの側方回動保持部材20の操作性が良くなり、レンズ基材の取付けが容易となる。一方、レンズ基材Lの装着最終段においては、付勢部材22が側方回動保持部材20に当接して付勢力が確実に付与されるので、レンズ基材Lを適切に固定することができる。
また、レンズ基材Lを保持しない状態、つまりレンズ基材Lが装着されていないときには、保持アーム部20aが重量バランス部20bの重さによりレンズ装着位置Aから外れた位置(待機位置)に移動しているので、各レンズ保持ユニット8が多数並んで配置された構造であってもレンズ基材Lを装着するときに、保持アーム部20aが邪魔にならない。したがって、レンズ装着位置Aへレンズ挿入するための作業スペースが確保されているので、レンズ基材Lを装着するときの作業性は極めて良い。
また、側方回動保持部材20は、付勢部材22から離れた状態にあっては重量バランス部20bの重さにより回転力が生じるので、レンズ基材Lを取り外すだけで、特別な駆動手段を設けなくとも保持アーム部20aが自動的に回動してレンズ装着位置Aから外れた位置(待機位置)に移動することができる。
以下、本発明に係るレンズ製造方法の一実施形態について、図2および図5〜図9を参照して説明する。
本実施形態におけるレンズ製造方法は、図9に示すように、レンズ保持用ラック1を用いて行われる。
このレンズ製造方法は、レンズ保持用ラック1に多数のレンズ基材L(図2および図9においてはL1,L2・・・Lnと表記する)を垂直に取り付ける取付け工程S1と、レンズ保持用ラック1に保持された状態のレンズ基材Lを塗布液槽60内の塗布液68に所定時間浸漬処理する浸漬処理工程S2と、浸漬処理工程S2の後に、乾燥処理部70にて乾燥処理する乾燥処理工程S3と、この乾燥処理の後にレンズ基材Lをレンズ保持用ラック1から取り外す取外し工程S4と、を有する。
先ず、レンズ基材Lの取付け工程S1について説明する。
この取り付け工程S1は多数のレンズ基材L(L1,L2・・・Ln)をレンズ保持ユニット8(81,82・・・8n)に取り付ける工程である。
この工程においては、レンズ基材の取付け前は、図5に示すように、レンズ保持用ラック1の全てのレンズ保持ユニット8において、側方回動保持部材20の保持アーム部20aがレンズ装着位置Aから外れた上方側に位置している。これは、前述したように、重量バランス部20bにある重心によって回動中心Cを中心にして回転モーメントFが作用することで、側方回動保持部材20が自動的に移動しているためである。
このようにレンズ装着位置Aが大きく開いたスペースとなっていることで、レンズ取付け作業を行う作業者の作業側領域OEからレンズ装着位置Aに至る領域は作業スペースを邪魔するものが無いオープンスペース状態となっている。
このようなオープンスペース状態において、最初のレンズ基材L1を装着する。この装着作業の最初は、図2に示すように、例えば、レンズ保持用ラック1において最も右側に位置する側方回動保持部材20に対して、図6に示すように開動操作(図6において矢印R方向の操作)を行う。この開動操作とほぼ同時にあるいは若干先行させてレンズ基材L1をレンズ装着位置Aに近づける。
また、側方回動保持部材20の開動操作は、その開動操作の終段には重量バランス部20bが付勢部材22の先端側と特定の押圧点Pで当接して押圧力を受けるが、その開動操作の最初から付勢部材22への当接が生じるまでは全くストレスなく開動操作される。したがって、開動操作においてレンズ固定直前まで作業者の手指に無用な負荷が掛かることが無く極めて円滑な操作を行うことができる。
すなわち、実際には、付勢部材22による押圧を受けてからさらに開動操作を続け、図7に示すように、レンズ基材Lがレンズ装着位置Aに挿入できるように、保持アーム部20aの先端部20eがレンズ基材L1から若干外れる位置まで開動する。この状態でレンズ基材L1の外周部の下端部分を下方保持部材10の先端部10eに、レンズ基材L1のラック奥側の外周部を側方固定保持部材30の先端部30eに保持させるとともに、側方回動保持部材20の開動操作を止めて解放することで保持アーム部20aの先端部20eによりレンズ基材L1の前方側の外周部を保持させる(図8)。
図8に示す状態では、レンズ基材L1は付勢部材22の押圧力によってレンズ前後方向(図8においては左右方向)から押さえられ且つ下方から支えられてその所定位置にしっかりと保持されている。
引き続いて、二つ目以降のレンズ基材Lを次々に装着していき、全てのレンズ保持ユニット8にレンズ基材Lを取り付けてレンズ基材Lの取り付け工程S1を完了する。
このように、本実施形態におけるレンズ基材の取り付け工程S1では、レンズ基材Lをレンズ保持ユニット8に装着する前に、側方回動保持部材20が付勢されないフリー状態にあるので、レンズ装着作業時の開き動作に際してストレスが殆ど無く容易に開くことができるので、レンズ基材Lを取付けるときの操作性が格段に向上している。
また、レンズ基材Lの装着最終段においては、側方回動保持部材20には付勢部材22による付勢力が確実に付与されるので、レンズ基材Lをしっかりと固定することができる。
これにより、レンズ基材の装着に際して、各レンズ保持ユニット8の操作性が向上することで装着時間の短縮化が達成できるだけでなく、装着操作を正確に行うことができる。そのため、保持部材等によるレンズ表面の損傷を回避することができる。
次に、浸漬処理工程S2を行う。
この浸漬処理工程S2は、図9に示すように、多数のレンズ基材(L1,L2・・・Ln)を保持したレンズ保持用ラック1を、塗布液槽60の中に貯められてその液成分や温度等が管理されている塗布液68内にレンズ基材(L1,L2・・・Ln)を浸漬する。
このレンズ保持用ラック1は、塗布液68内にレンズ基材Lが所定時間置かれた後、塗布液槽60から引き上げられる。
次に、乾燥処理工程S3を行う。
この乾燥処理工程S3においては、塗布液槽60から引き上げられたレンズ保持用ラック1が乾燥処理部70に移動される。
そして、レンズ基材(L1,L2・・・Ln)はレンズ保持用ラック1に保持された状態のまま乾燥処理される。この乾燥処理により、レンズ基材Lの光学面に所定の塗膜が形成される。
次に、レンズ基材Lの取外し工程S4を行う。
この取外し工程S4においては、所定の乾燥処理が行われたレンズ基材L(L1,L2・・・Ln)を、レンズ保持用ラック1から取り外し、所定の処理工程が終了する。そして、取り外されたレンズ基材(L1,L2・・・Ln)(この状態ではレンズ基材ではなく所定の機能を持ったレンズといえる)は、後工程へと移動される。
一方、レンズ基材(L1,L2・・・Ln)が取り外されたレンズ保持用ラック1は、再び次のレンズ基材Lの取付け工程S1に戻される。
以上のように、本実施形態によれば、レンズ基材の取付け工程S1においてレンズ取付けの作業スペースの確保ができることから、容易かつ正確にレンズの取付け操作ができる。さらに、レンズ装着時間の短縮化ができ、かつ保持部材などによるレンズ表面の損傷を回避でき、生産性に優れかつ歩留まりの良いレンズ製造方法を提供することができる。
以上、本発明を適用した一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、側方回動保持部材20の保持構造や形状については適宜変更でき、また、付勢部材22の形状や固定構造においても、前記実施形態の板ばねに限らず本発明の技術的範囲内において適宜変更可能である。
ただし、上記実施の形態のように付勢部材22として板ばねを用いた場合は、図11に示す従来例のようにコイルばねを用いる場合に比べて、以下のような効果が得られる。
すなわち、コイルばねを用いた場合は、浸漬処理工程でレンズ保持用ラックを塗布液槽の塗布液内に浸漬させたときに、コイルばねの表面に塗布液が付着し、この付着物がその後の乾燥処理工程で固まる。このため、レンズ基材の取外し工程や、これを終えた後に、再度、そのレンズ保持用ラックを使用してレンズ基材の取付け工程を行う場合に、側方回動保持アームによってコイルばねがねじられることにより、コイルばね表面の付着物が塵埃(例えば、パーティクル)となって飛散したり剥がれやすくなったりする。その理由は、コイルばねの場合は、コイル状に巻かれた線材同士がねじれによって相対的な位置ずれを起こし、この位置ずれによって付着物が剥がれたり剥がれやすくなったりするためである。その結果、その後の浸漬処理工程において、レンズ保持用ラックを塗布液槽の塗布液内に浸漬させたときに、上述した付着物の塵埃が塗布液に混入したりコイルばねから剥がれたりして塗布液が汚染される。そうすると、レンズ基材に形成されるハードコート膜や反射防止膜などの膜品質が低下してしまう。特に、浸漬処理工程でレンズ保持用ラックを浸漬中に揺動させる場合は、付着物がコイルばねから剥がれやすくなるため、膜品質への悪影響が顕著になる。
これに対して、付勢部材22に板ばねを用いた場合は、浸漬処理工程および乾燥処理工程において、上記同様に板ばねの表面に付着した付着物が固まる。ただし、側方回動保持部材20によって付勢部材22を撓ませても、付勢部材22が板ばねになっていると、上述した付着物が塵埃となって飛散したり剥がれやすくなったりすることがほとんどない。その理由は、板ばねの場合は、これが側方回動保持部材20に押されて撓んでも、コイルばねのような相対的な位置ずれが発生しないためである。その結果、上述した付着物の塵埃が塗布液に混入しづらくなるため、塗布液の汚染を低減することができる。したがって、レンズ基材に形成されるハードコート膜や反射防止膜などの膜品質を高品質に維持することができる。具体的には、例えば、ハードコート膜であれば、膜の密着性や硬度を向上させることができる。このため、歩留まりの向上を図ることができる。また、一般に浸漬処理工程で使用する塗布液は、使用により徐々に劣化するため交換が必要になる。この点、上述のように塗布液の汚染を低減することができれば、その交換頻度を低くすることができる。このため、塗布液の交換にともなう材料コストを節約することができる。特に、塗布液は消耗品のなかでも高価であるため、大幅なコスト削減効果が期待できる。
1 レンズ保持用ラック
2 ラック本体
3 ラック側面支持枠
4 ラック垂直枠
5 ラック底面枠
6 ラック前方水平枠
7 ラック後方水平枠
8(81,82・・・8n) レンズ保持ユニット
10 下方保持部材
20 側方回動保持部材
20a 保持アーム部
20b 重量バランス部
21 保持先端部
22 付勢部材(板ばね)
23 支持軸
30 側方固定保持部材
L(L1,L2・・・Ln) レンズ基材

Claims (5)

  1. レンズ基材の外周部に下方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制する下方保持部材と、
    レンズ基材の外周部に水平方向の一方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制するように回転可能に構成された側方回動保持部材と、
    レンズ基材の外周部に水平方向の他方から接触してレンズ基材をレンズ装着位置に位置規制する側方固定保持部材と、
    前記側方回動保持部材をレンズ基材側に押圧可能な付勢部材と、
    を有するレンズ保持ユニットを備えており、
    前記側方回動保持部材は、前記付勢部材から前記側方回動保持部材を離間させ、かつ、前記レンズ装着位置から外れた待機位置に前記側方回動保持部材を退避させる回転力を、前記側方回動保持部材に生じさせる重量バランス部を備え、前記レンズ基材を保持しない状態では、前記重量バランス部の重さにより生じる前記回転力によって前記付勢部材から離間することにより前記付勢部材の付勢力を受けることなく、前記レンズ装着位置から外れた待機位置に退避し、前記レンズ基材を保持する状態では、前記付勢部材に接触することにより前記付勢部材の付勢力を受けて前記レンズ基材の外周部に接触するように構成されたことを特徴とするレンズ保持用ラック。
  2. ラック本体と、
    前記ラック本体に固定されるとともに、前記側方回動保持部材を回転自在に保持する回転保持部材と、をさらに備え、
    前記側方回動保持部材は、前記回転保持部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持用ラック。
  3. 前記側方回動保持部材は、その回動中心からレンズ装着位置側へ延びる保持アーム部と該保持アーム部とは反対側に延び且つ保持アーム部よりも上方に延びる重量バランス部とを備え、前記重量バランス部が前記付勢部材に接触するように構成されており、
    前記レンズ基材を保持しない状態では、前記保持アーム部が前記重量バランス部の重さにより前記付勢部材から離れる方向へ回転して前記待機位置に移動し、前記レンズ基材を保持する状態では、前記重量バランス部が前記付勢部材に当接して付勢力が付与されるように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ保持用ラック。
  4. 前記付勢部材は板ばねで構成されたことを特徴とする請求項1、2または3に記載のレンズ保持用ラック。
  5. レンズ基材を略垂直に保持するレンズ保持用ラックを用いて、塗布液槽内にレンズ基材を所定時間浸漬処理し、その後、乾燥処理して前記レンズ基材の光学面に膜を形成するレンズ製造方法であって、
    前記レンズ保持用ラックにおいて回動可能に設けられた側方回動保持部材と該側方回動保持部材を付勢する付勢部材とを前記レンズ基材を保持していない状態では前記側方回動保持部材自身の重量のバランスによって生じる回転力により離間させ、前記レンズ基材を保持している状態では前記付勢部材にて前記側方回動保持部材をレンズ装着位置側へ付勢する状態で前記浸漬処理および前記乾燥処理を行うことを特徴とするレンズ製造方法。
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