JP5042655B2 - 基板の乾燥装置およびホルダー - Google Patents
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Description
すなわち、高性能の洗浄装置を用いて磁気記録媒体用基板に付着した塵埃などを磁気記録媒体用基板から分離しても、その分離した塵埃などを含む洗浄液を確実に磁気記録媒体用基板から飛散させないと、その洗浄液が磁気記録媒体用基板上で乾燥し塵埃などが磁気記録媒体用基板に再付着してしまうからである。また、磁気記録媒体用基板に洗浄液が少しでも残留すると、その残留部分に大気中の塵埃などが再付着しやすくなる。
例えば、特許文献1には、磁気ディスク基板などをワークとし、この表面に研磨加工などの表面処理を行った後に、ワークの表面に付着している異物などを除去するため、複数の洗浄槽を用いてワークをコンベアにより搬送しながら、液体を用いて洗浄する洗浄装置が記載されている。
また、特許文献2には、半導体基板をウェーハとし、複数枚のウェーハを収納したカセットをクレードルに収納し、ウェーハに水滴や塵埃が滞留するのを防ぐため、V字溝を有する部材でウェーハを平行に離間させて保持しながら、クレードルを回転させるウェーハ乾燥装置が記載されている。
しかしながら、小径の基板では、このような洗浄および乾燥方法を適用することが難しく、従来は、洗浄液に漬けた後そのまま引き上げ乾燥が行われていた。
(1)円盤状の基板を回転させ、その遠心力により前記基板の付着物を飛散させる基板の乾燥装置であって、複数枚の前記基板を、それぞれ離間させて並行収納できるホルダーを有し、該ホルダーは、前記基板のそれぞれの中心を通り、且つ、前記基板と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記基板をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、前記支持ロッドの内側面に、前記基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、前記通過孔は前記基板回転時に、前記基板に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とする基板の乾燥装置。
(2)前記支持溝の形状が、略V字状であることを特徴とする(1)に記載の基板の乾燥装置。
(3)前記ホルダーは、前記支持ロッドの両端を固定できる固定具を、前記支持ロッドの両端に有し、前記固定具において、前記支持ロッドの少なくとも1本は、他の支持ロッドに前記基板を押し付けることのできるバネ機構を有することを特徴とする(1)または(2)に記載の基板の乾燥装置。
(4)前記ホルダーにおいて、前記支持ロッドの少なくとも1本は、前記固定具から着脱可能であり、前記基板を前記ホルダーに着脱する際に、前記ホルダーから開放されることを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(5)前記固定具を保持しながら前記ホルダー全体を回転させることができるスピンドルと、ノズルによって外部から前記ホルダーに洗浄液を供給する機構とを有することを特徴とする(1)〜(4)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(6)洗浄工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の洗浄カバーと、乾燥工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の乾燥カバーと、乾燥空気を送入する通風口と、回転による飛散物を排出する排出口とを有し、前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができる自動洗浄乾燥システムを備えたことを特徴とする(1)〜(5)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(7)前記ノズルが複数設けられており、この複数のノズルが前記洗浄カバーの内側に少なくとも1列設置されていることを特徴とする(5)に記載の基板の乾燥装置。
(8)被処理体をそれぞれ離間させて並行収納できるホルダーであって、前記被処理体のそれぞれの中心を通り、且つ、前記被処理体と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記被処理体をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、前記支持ロッドの内側面に、前記被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を形成し、前記通過孔は前記被処理体回転時に、前記被処理体に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とするホルダー。
また、前記回転機構は、基板の中心を回転中心軸とすることで、スピン乾燥時における洗浄液の飛散方向が円盤状の基板において同心円状の対称形となるため、基板の被処理面における乾燥状態が均一になるよう制御できる。
また、該ホルダーは、基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための複数の支持溝を内側面に有する支持ロッドを3本以上用いて基板を保持することで、基板をそれぞれ離間させた位置に安定して保持しつつ、基板との接触部分を少なくすることができ、この接触部分における洗浄液の残留を極わずかにすることができる。
ところで、本発明の目的のように非常に高度の乾燥性能を求める場合、従来の構造では接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転により生じた空気の渦により基板方向に飛散し、その結果、洗浄液が基板に再付着していた。
しかし、本発明では、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、基板に付着している付着物を、前記通過孔を通路として、前記支持ロッドの外部に飛散させることで、この接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転によっても基板に再付着することなく、前記ホルダーの外部に飛散するので、従来の基板の乾燥装置に比べ、基板に付着した塵埃などを確実に除去でき、高度乾燥性能が得られる。
さらに、本発明の請求項6に係る基板の乾燥装置が備えた自動洗浄乾燥システムは、前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができるため、洗浄工程を行った後、前記スピンドルから前記ホルダーを設置したまま外すことなく、前記洗浄カバーを開放して前記乾燥カバーで前記ホルダーを覆うことができ、連続的に洗浄工程と乾燥工程を行うことができる。
また、前記回転機構は、被処理体の中心を回転中心軸とすることで、スピン乾燥時における洗浄液の飛散方向が被処理体において同心円状の対称形となるため、基板の被処理面における乾燥状態が均一になるよう制御できる。
また、被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための複数の支持溝を内側面に有する支持ロッドを3本以上用いて被処理体を保持することで、被処理体をそれぞれ離間させた位置に安定して保持しつつ、被処理体との接触部分を少なくすることができ、この接触部分における洗浄液の残留を極わずかにすることができる。
ところで、本発明の目的のように非常に高度の乾燥性能を求める場合、従来の構造では接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転により生じた空気の渦により被処理体方向に飛散し、その結果、洗浄液が被処理体に再付着していた。
しかし、本発明では、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、被処理体に付着している付着物を、前記通過孔を通路として、前記支持ロッドの外部に飛散させることで、この接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転によっても被処理体に再付着することなく、このホルダーの外部に飛散するので、被処理体に付着した塵埃などを確実に除去でき、高度乾燥性能が得られる。
また、この請求項8に係るホルダーは、洗浄工程や乾燥工程の他、搬送の際にも被処理体を収納したままホルダーごと搬送できるため、作業効率を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の磁気記録媒体用基板の洗浄乾燥装置は、情報機器等のハードディスクドライブとして使用される磁気記録媒体などの円盤状の基板W(以下、ワークWという。)の製造工程において、種々の表面処理工程、例えば、研削工程、研磨工程、スパッタリング工程およびめっき工程などの処理が行われた後に、この洗浄乾燥装置を用いてワークWの表面を洗浄し乾燥処理することで、所望のワークWを得るものである。
また、ノズル6によって外部からホルダー2に洗浄液を供給する洗浄液供給機構7を有しており、ノズル6は洗浄カバー4の内側にホルダー2の長さ方向に沿って複数設けられている。(例えば、7個×2列で14個設けられている。)
洗浄工程時には洗浄カバー4でホルダー2を覆い、複数のノズル6によって洗浄液を供給しながら、スピンドル3を低速回転させて複数枚のワークWのリンス洗浄を行う。
乾燥工程時には乾燥カバー5でホルダー2を覆い、スピンドル3を高速回転させることで、その遠心力により各ワークWの付着物を飛散させる。仕上げに通風口8から乾燥空気を送入しながら、高速回転を続け、複数枚のワークWのスピン乾燥を完了することができるようになっている。
本実施形態では、ワークWの中央を回転中心として、固定具12,12の軸受部10を介してホルダー2全体を回転させることができるようになっている。
上記チャック爪12e,12eは、洗浄乾燥装置1に設けられるモータの回転軸の軸受部に係合され、モータの回転駆動力が伝達されてホルダー2が回転されるようになっている。そして、本体12a,12aが左右に対向配置された状態において、支持柱12b,12bの間に3本の支持ロッド11が支持板12bの周方向に120°の間隔で配置されている。
前記3本の支持ロッド11のうち、残り2本は左右の装着板12f,12fに挟まれるように固定されているので、係止板12hの回動に応じて他の1本の支持ロッド11が、他の2本の支持ロッド11に対して移動することができるようになっている。また、ピン12nにより回動支持される係止板12hと、それに伴って移動する1本の支持ロッド11は、図7に示すように、係止板12hを切欠部12gから最大離れる方向に回動させた位置において、元の位置から離れ、他の2本の支持ロッド11,11との間にワークWを通過できる空間をあけるように構成される。
各支持片11Aは、外面11aの幅方向の一側端部に立設された基部11cと基部11cの先端にほぼ直角に外面11aと平行に延出形成された板状の受部11dとからなり、受部11dの先端は外面11aの他方の端部まで延出され、受部11dの先端中央に支持溝13が形成されている。
この支持溝13は、図15に示す如く、受部11dの先端側の上面に形成された三角形の傾斜面を2つ組み合わせて受部11dの先端側の中央をより深くした形状の受溝上部13aと、受部11dの先端側の端面11eをその中央側がより深くなるように2つの傾斜面を組み合わせてなる受溝側部13bと、受部11dの先端側の裏面に上記受溝上部13aと相似形状に形成された受溝下部13cとから構成されている。また、前記受部11dの先端部に対向する位置であって、前記支持ロッド11の外面11aのコーナ部には、前記受溝13bを延長形成した外観の補助受溝13dが形成され、受溝上部13aと補助受溝13dとを図15に示す如く斜視した場合に、これらの外形はダイヤ形になるように配置されている。
なお、図14に示す如く、支持ロッド11の中心部には、この支持ロッド11を長さ方向に貫通するねじ孔型の支持孔11fが形成され、支持ロッド11の両端の支持孔開口部には、前述した固定具12の装着板12fあるいは係止板12gに支持ロッド11を取り付ける際に利用する突出部11fが形成されている。
以上構成の支持ロッド11の支持片11Aは、その先端部に形成された支持溝13に図16(A)(B)に示す如くワークWを当接させてワークWの外周縁を受けることができるように構成され、各支持片11AはワークWを当接させることで適度に撓んで、ワークWの外周縁を損傷させないように、これらを受けることができるようになっている。
この弾性部材16により、支持ロッド11がワークWを固定する力を加減できるため、回転によりワークWの位置がずれることなく、またワークWを破損することなく、ワークWを安定保持することができる。
前記スピンドル支持部51は、図1に示すカバー本体Cの下方に設置されているモータ55の回転駆動力が伝達されるように、且つ、他方のスピンドル支持部50に対して若干相互間隔を調節できる機構(図示略)が付設されている。したがって、スピンドル支持部50,51の間隔を広げて、間にホルダー2を挟み込み、スピンドル支持部51をモータ55によって回転させることで、ホルダー2を所望の速度で回転できるように構成されている。
まず、ホルダー2の両端にあるロックピン12j,12jを抜き出し、係止板12h,12hを本体12a,12aに沿って回動することで、移動可能な支持ロッド11をホルダー2から開放する。そして、各支持ロッド11に25個ずつ有する支持溝13に、25枚のワークWを設置し、ホルダー2を開放した先の手順の逆順で係止板12h,12hを閉じて支持ロッド11によりホルダー2を閉じてロックする。
そして、25枚のワークWを収納したホルダー2を、チャック爪12e,12eを用いて、洗浄乾燥装置1のスピンドル支持部50,51に、図17に示す如くに装着すると、スピンドル支持部50,51がホルダー2の両端をホールドするので、洗浄カバー4を閉めて、洗浄工程を行う。
洗浄工程では、スピンドル3を低速回転(例えば、1000rpmで20〜30秒。)させながら、ノズル6から洗浄液を噴射し、25枚のワークWを均等にリンス洗浄する。
洗浄カバー4を開いた後、乾燥カバー5を閉めて、乾燥工程を行う。
乾燥工程では、スピンドル3を高速回転(例えば、5000rpmで15秒。)させ、25枚のワークWを均等にスピン乾燥する。
さらに、乾燥カバー5を開き、洗浄カバー4も開いた状態で、スピンドル3を高速回転させたまま、通風口8から乾燥空気をワークWの近傍まで呼び込み、仕上げ乾燥を行う。
そして、ホルダー2を洗浄乾燥装置1の本体から取り外し、ホルダー2を開けて、洗浄乾燥されたワークWを取り出す。
そのため、本実施形態では、ワークWの中央を回転中心として、軸受部10を介してホルダー2全体を回転させることで、ワークWのチャック部分における洗浄液の飛散方向を高度に制御することができ、高い乾燥性能が得られる。
また、図5に示すように、3本の支持ロッド11のうち1本は、回動可能な係止板12h,12hに固定された着脱可能な支持ロッド11aであり、ホルダー2を分解することなくワークWを着脱でき、その際、ホルダー2から開放されることで、ワークWをホルダー2の他の部位に接触することなく、作業を容易に行うことができる。
なお、支持ロッド11の本数は3本以上であれば何本でも可能ではあるが、本数が必要以上に多くなると、ワークWと支持ロッド11との接触箇所が多くなり好ましくない。また、ホルダー2における開放部分も少なくなり、洗浄液を効率良く飛散させにくくなる。よって、本実施形態では最低の本数で安定支持できるように3本とした。
そのため、本実施形態では、支持溝13の中央部に切込部15を有することで、この切込部15によって、洗浄液の飛散方向を整えることができる。
これに対し、本実施形態では、支持ロッド11の支持溝13において、その中央部の切込部15から貫通する通過孔14を有するため、このチャック部分に極わずかに残留すると思われる洗浄液を、ワークWに再付着させずに、遠心力によりホルダー2の外部に飛散させ、確実に除去することが可能となる。
また、通過孔14に加えて、支持片11A,11A間の隙間11bも洗浄液の通路となるために、洗浄液を確実に外部に飛散させることができる。
以下の条件にて、図1〜図17に示すような、基板の洗浄乾燥装置を用いてワーク25枚のスピン乾燥を行った。
ワーク:直径21.6mm、厚さ0.381mmの円盤状の0.85インチの基板。
ホルダー:直径60mm、長さ259mm。
支持ロッド:3本、最大幅21mm、支持溝の深さ2mm。
洗浄液:純水
ホルダーに上記のワークを25枚セットして乾燥装置本体に装着し、スピンドルでホルダー両端をホールドして洗浄カバーを閉じた。
まず、スピンドルを低速(1000rpm)で回転させ、ノズルで洗浄液を均等に噴射しながら、リンス洗浄を30秒行った。
次に、洗浄カバーを開いた後、乾燥カバーを閉めて、スピンドルを高速(5000rpm)で回転させ、第1のスピン乾燥を15秒行った。
最後に、乾燥カバーを開き、洗浄カバーも開いたまま、スピンドルを高速(5000rpm)で回転させ、通風口から乾燥空気を送り込みながら、第2のスピン乾燥を10秒行った。
以上の条件により試験を行い、純水で洗浄後のワーク表面を微分干渉光学顕微鏡(600倍)で観察した。スピン乾燥後のワーク表面には、乾燥むらや水ジミなどの付着物は一切観察されなかった。
Claims (8)
- 円盤状の基板を回転させ、その遠心力により前記基板の付着物を飛散させる基板の乾燥装置であって、
複数枚の前記基板を、それぞれ離間させて並行収納できるホルダーを有し、
該ホルダーは、前記基板のそれぞれの中心を通り、且つ、前記基板と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記基板をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、
前記支持ロッドの内側面に、前記基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、
前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、
前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、
前記通過孔は前記基板回転時に、前記基板に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とする基板の乾燥装置。 - 前記支持溝の形状が、略V字状であることを特徴とする請求項1に記載の基板の乾燥装置。
- 前記ホルダーは、前記支持ロッドの両端を固定できる固定具を、前記支持ロッドの両端に有し、
前記固定具において、前記支持ロッドの少なくとも1本は、他の支持ロッドに前記基板を押し付けることのできるバネ機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の基板の乾燥装置。 - 前記ホルダーにおいて、前記支持ロッドの少なくとも1本は、前記固定具から着脱可能であり、前記基板を前記ホルダーに着脱する際に、前記ホルダーから開放されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
- 前記固定具を保持しながら前記ホルダー全体を回転させることができるスピンドルと、ノズルによって外部から前記ホルダーに洗浄液を供給する機構とを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
- 洗浄工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の洗浄カバーと、乾燥工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の乾燥カバーと、乾燥空気を送入する通風口と、回転による飛散物を排出する排出口とを有し、
前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができる自動洗浄乾燥システムを備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。 - 前記ノズルが複数設けられており、この複数のノズルが前記洗浄カバーの内側に少なくとも1列設置されていることを特徴とする請求項5に記載の基板の乾燥装置。
- 被処理体をそれぞれ離間させて並行収納できるホルダーであって、
前記被処理体のそれぞれの中心を通り、且つ、前記被処理体と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記被処理体をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、
前記支持ロッドの内側面に、前記被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、
前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、
前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を形成し、
前記通過孔は前記被処理体回転時に、前記被処理体に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とするホルダー。
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