JP5042655B2 - 基板の乾燥装置およびホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、情報機器等に使用される磁気記録媒体などの基板の乾燥装置に関する。
情報機器等のハードディスクドライブとして使用される磁気記録媒体用基板は、アルミニウム合金製やガラス製の素材を用い、中心部に貫通孔を有するドーナツ型の円板状に形成され、種々の表面処理工程を経て製造されている。その表面処理工程としては、研削工程、研磨工程、スパッタリング工程およびめっき工程などがあり、これらの処理が行われた後に、基板表面の洗浄および乾燥処理が行われている。
近年、記録媒体の大容量化と情報機器等の小型化とに対する要望から、磁気記録媒体の記録密度はますます高まり、こうした磁気記録媒体用基板に対して、磁気記録面上のヘッド低浮上化に対応できる高い平坦度が求められると共に、研磨加工などの様々な表面処理工程で付着した塵埃などを除去するため、磁気記録媒体用基板の高度な洗浄技術、及び洗浄した磁気記録媒体用基板を清浄に乾燥するための乾燥装置が求められている。
すなわち、高性能の洗浄装置を用いて磁気記録媒体用基板に付着した塵埃などを磁気記録媒体用基板から分離しても、その分離した塵埃などを含む洗浄液を確実に磁気記録媒体用基板から飛散させないと、その洗浄液が磁気記録媒体用基板上で乾燥し塵埃などが磁気記録媒体用基板に再付着してしまうからである。また、磁気記録媒体用基板に洗浄液が少しでも残留すると、その残留部分に大気中の塵埃などが再付着しやすくなる。
従来、基板の洗浄および乾燥方法として、大径の基板では、キャリアと言われる容器の中に多数枚の基板を収容して、洗浄液の中を搬送しながら多数の洗浄ブラシによってスクラブ洗浄し、その後、基板のスピン乾燥が行われていた。
例えば、特許文献1には、磁気ディスク基板などをワークとし、この表面に研磨加工などの表面処理を行った後に、ワークの表面に付着している異物などを除去するため、複数の洗浄槽を用いてワークをコンベアにより搬送しながら、液体を用いて洗浄する洗浄装置が記載されている。
また、特許文献2には、半導体基板をウェーハとし、複数枚のウェーハを収納したカセットをクレードルに収納し、ウェーハに水滴や塵埃が滞留するのを防ぐため、V字溝を有する部材でウェーハを平行に離間させて保持しながら、クレードルを回転させるウェーハ乾燥装置が記載されている。
しかしながら、小径の基板では、このような洗浄および乾燥方法を適用することが難しく、従来は、洗浄液に漬けた後そのまま引き上げ乾燥が行われていた。
特開2001−96245号公報 特開平8−45894号公報
特許文献1に記載の技術では、バッチ処理でワークの洗浄を行っても、洗浄処理されたワークをスピン乾燥機で1つずつ乾燥するため、スピン乾燥を行うまではワークを容器の中に貯留しておく必要があり、装置の設置スペースと乾燥効率の面で問題があった。
一方、複数枚の基板を同時にスピン乾燥させるには、カセットなどに複数枚の基板を収納する必要があり、そのカセットと接触している部分に水滴が留まり乾燥し難く、完全乾燥するまでに多大な時間がかかる。さらに、基板の表面に残留する塵埃が回転遠心力により先の水滴停留部分に集められ、基板表面に汚染物として残留し、後工程の品質に重大な欠陥をもたらすという問題もあった。
特許文献2に記載の技術では、装置にウェーハ支持棒を設け、複数枚のウェーハを収納したカセットをクレードルに収納する際、2本のウェーハ支持棒によってウェーハを押し上げて装置との接触部分を少なくしているが、2本のウェーハ支持棒では安定性に問題があり、また、ウェーハが収納されているカセットと接近しているために、水滴や塵埃が十分に飛散せずカセット内に貯留したり再付着したりする懸念もある。しかも、ウェーハの回転数は1400rpmと遅く、乾燥時間に210secも掛かっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小径の基板を安定して保持しながら、高速回転で短時間に複数枚同時にスピン乾燥することができ、しかも、従来の基板の乾燥装置に比べ、基板に付着した塵埃などを確実に除去できる、高度乾燥性能を有する基板の乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意努力検討した結果、基板の洗浄乾燥後に基板に残留する塵埃などが、乾燥装置の基板のチャック部周辺に多く分布することを発見した。さらにその理由について検討した結果、遠心力を利用した乾燥装置では、そのチャック部分での洗浄液の飛散方向が重要であり、その飛散方向を整えることにより塵埃などを確実に除去し、高度の乾燥性能が達成できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の手段を提供する。
(1)円盤状の基板を回転させ、その遠心力により前記基板の付着物を飛散させる基板の乾燥装置であって、複数枚の前記基板を、それぞれ離間させて並行収納できるホルダーを有し、該ホルダーは、前記基板のそれぞれの中心を通り、且つ、前記基板と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記基板をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、前記支持ロッドの内側面に、前記基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、前記通過孔は前記基板回転時に、前記基板に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とする基板の乾燥装置。
(2)前記支持溝の形状が、略V字状であることを特徴とする(1)に記載の基板の乾燥装置。
(3)前記ホルダーは、前記支持ロッドの両端を固定できる固定具を、前記支持ロッドの両端に有し、前記固定具において、前記支持ロッドの少なくとも1本は、他の支持ロッドに前記基板を押し付けることのできるバネ機構を有することを特徴とする(1)または(2)に記載の基板の乾燥装置。
(4)前記ホルダーにおいて、前記支持ロッドの少なくとも1本は、前記固定具から着脱可能であり、前記基板を前記ホルダーに着脱する際に、前記ホルダーから開放されることを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(5)前記固定具を保持しながら前記ホルダー全体を回転させることができるスピンドルと、ノズルによって外部から前記ホルダーに洗浄液を供給する機構とを有することを特徴とする(1)〜(4)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(6)洗浄工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の洗浄カバーと、乾燥工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の乾燥カバーと、乾燥空気を送入する通風口と、回転による飛散物を排出する排出口とを有し、前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができる自動洗浄乾燥システムを備えたことを特徴とする(1)〜(5)の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
(7)記ノズルが複数設けられておりこの複数のノズルが前記洗浄カバーの内側に少なくとも1列設置されていることを特徴とする()に記載の基板の乾燥装置。
(8)被処理体をそれぞれ離間させて並行収納できるホルダーであって、前記被処理体のそれぞれの中心を通り、且つ、前記被処理体と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記被処理体をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、前記支持ロッドの内側面に、前記被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を形成し、前記通過孔は前記被処理体回転時に、前記被処理体に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とするホルダー。
以上のように、本発明の請求項1に係る基板の乾燥装置によれば、複数枚の円盤状の基板を、それぞれ離間させて並行収納できるホルダーを有し、該ホルダーは、基板のそれぞれの中心を通り、且つ、基板と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構を有するため、小スペースで効率良く基板を収納したままホルダーごと回転させることができ、複数枚同時にスピン乾燥することができる。
また、前記回転機構は、基板の中心を回転中心軸とすることで、スピン乾燥時における洗浄液の飛散方向が円盤状の基板において同心円状の対称形となるため、基板の被処理面における乾燥状態が均一になるよう制御できる。
また、該ホルダーは、基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための複数の支持溝を内側面に有する支持ロッドを3本以上用いて基板を保持することで、基板をそれぞれ離間させた位置に安定して保持しつつ、基板との接触部分を少なくすることができ、この接触部分における洗浄液の残留を極わずかにすることができる。
ところで、本発明の目的のように非常に高度の乾燥性能を求める場合、従来の構造では接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転により生じた空気の渦により基板方向に飛散し、その結果、洗浄液が基板に再付着していた。
しかし、本発明では、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、基板に付着している付着物を、前記通過孔を通路として、前記支持ロッドの外部に飛散させることで、この接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転によっても基板に再付着することなく、前記ホルダーの外部に飛散するので、従来の基板の乾燥装置に比べ、基板に付着した塵埃などを確実に除去でき、高度乾燥性能が得られる。
また、本発明の請求項2に係る基板の乾燥装置によれば、略V字状の支持溝が、前記ホルダー中において基板を保持するのに最も安定な形状であるため、スピン乾燥の際に安定して高速回転させることができ、且つ、基板と支持ロッドとの接触点を極力少なくすることが可能な形状でもあるため、回転遠心力により飛散した水滴や埃塵などがその接触点に貯留しないようにすることができる。
また、本発明の請求項3に係る基板の乾燥装置によれば、前記ホルダーが、前記支持ロッドの両端を固定できる固定具を前記支持ロッドの両端に有することで、3本以上からなる前記支持ロッドを安定して固定しながら、この固定具を介して前記ホルダーを装置に配置することができ、前記支持ロッドの少なくとも1本は、他の支持ロッドに基板を押し付けることのできるバネ機構を有することで、基板を固定する力を緩衝し、回転により基板の位置がずれることなく、また基板を損傷することなく、複数枚の基板を安定して固定保持ことができる。
また、本発明の請求項4に係る基板の乾燥装置によれば、前記ホルダーにおいて、前記支持ロッドの少なくとも1本は、前記固定具から着脱可能であることで、前記ホルダーを分解せずに前記基板を着脱することができ、この前記基板の際、前記ホルダーから開放できることで、前記基板が前記ホルダーの他の部位に接触することなく、作業を容易に行うことができる。
また、本発明の請求項5に係る基板の乾燥装置によれば、前記固定具を保持しながら前記ホルダー全体を回転させることができるスピンドルと、外部から前記ホルダーに洗浄液を供給するノズルを有することで、前記基板を回転させながら前記ノズルのより連続的に洗浄液を供給できるため、洗浄工程時に基板を乾燥させることなく回転洗浄を行うことができ、また基板を洗浄した後の汚れた洗浄液は回転の遠心力により直ちに飛散するため、洗浄液の純度を保ちながら効率良く洗浄を行うことができる。
また、本発明の請求項6に係る基板の乾燥装置によれば、洗浄工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の洗浄カバーと、乾燥工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の乾燥カバーとを有することで、前記スピンドルに前記ホルダーを設置して回転させながら、洗浄工程時には前記洗浄カバーで前記ホルダー全体を覆うことで、前記ホルダー全体に洗浄液が十分行き渡るようにすることができ、乾燥工程時には前記乾燥カバーで前記ホルダー全体を覆うことで、回転による洗浄液の飛散を防止しすることができる。また、乾燥空気を送入する通風口を有することで、仕上げ乾燥時に基板付近まで乾燥空気を呼び込むことができ、仕上げ乾燥を速めることができる。また、回転による飛散物を排出する排出口を有することで、洗浄後の汚れた洗浄液や飛散物が自動洗浄乾燥装置内に滞留しないため、高速回転による空気の渦による洗浄液や飛散物の巻き込みを防ぐことができる。
さらに、本発明の請求項6に係る基板の乾燥装置が備えた自動洗浄乾燥システムは、前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができるため、洗浄工程を行った後、前記スピンドルから前記ホルダーを設置したまま外すことなく、前記洗浄カバーを開放して前記乾燥カバーで前記ホルダーを覆うことができ、連続的に洗浄工程と乾燥工程を行うことができる。
また、本発明の請求項7に係る基板の乾燥装置によれば、前記ノズルが、前記洗浄カバーの内側に設置されていることによって、前記ホルダーに接近した位置から洗浄液を供給することができ、前記ホルダー全体に洗浄液を十分行き渡らせることができる。また、乾燥工程時には、前記ノズルが前記洗浄カバーとともに前記ホルダーから離れるため、乾燥工程を妨げないようにできる。
また、本発明の請求項8に係るホルダーによれば、被処理体をそれぞれ離間させて並行収納でき、被処理体のそれぞれの中心を通り、且つ、被処理体と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構を有するため、小スペースで効率良く被処理体を収納したままホルダーごと回転させることができ、複数枚同時にスピン乾燥することができる。
また、前記回転機構は、被処理体の中心を回転中心軸とすることで、スピン乾燥時における洗浄液の飛散方向が被処理体において同心円状の対称形となるため、基板の被処理面における乾燥状態が均一になるよう制御できる。
また、被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための複数の支持溝を内側面に有する支持ロッドを3本以上用いて被処理体を保持することで、被処理体をそれぞれ離間させた位置に安定して保持しつつ、被処理体との接触部分を少なくすることができ、この接触部分における洗浄液の残留を極わずかにすることができる。
ところで、本発明の目的のように非常に高度の乾燥性能を求める場合、従来の構造では接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転により生じた空気の渦により被処理体方向に飛散し、その結果、洗浄液が被処理体に再付着していた。
しかし、本発明では、前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、被処理体に付着している付着物を、前記通過孔を通路として、前記支持ロッドの外部に飛散させることで、この接触部分に極わずかに残留する洗浄液が、高速回転によっても被処理体に再付着することなく、このホルダーの外部に飛散するので、被処理体に付着した塵埃などを確実に除去でき、高度乾燥性能が得られる。
また、この請求項8に係るホルダーは、洗浄工程や乾燥工程の他、搬送の際にも被処理体を収納したままホルダーごと搬送できるため、作業効率を向上させることができる。
次に、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の磁気記録媒体用基板の洗浄乾燥装置は、情報機器等のハードディスクドライブとして使用される磁気記録媒体などの円盤状の基板W(以下、ワークWという。)の製造工程において、種々の表面処理工程、例えば、研削工程、研磨工程、スパッタリング工程およびめっき工程などの処理が行われた後に、この洗浄乾燥装置を用いてワークWの表面を洗浄し乾燥処理することで、所望のワークWを得るものである。
図1に示すように、本実施形態の磁気記録媒体用基板の洗浄乾燥装置1は、ワークWを収納したホルダー2を回転させるスピンドル3と、洗浄工程時にホルダー2を覆うことができる可動式の洗浄カバー4と、乾燥工程時にホルダー2を覆うことができる可動式の乾燥カバー5と、ノズル6によって外部からホルダー2に洗浄液を供給する洗浄液供給機構7と、乾燥空気を送る通風口8、および回転による飛散物を排出する排出口9とを備えて、ホルダー2、洗浄カバー4、乾燥カバー5、ノズル6の全体を覆うカバー本体Cとから構成されている。
本実施形態では、洗浄カバー4と乾燥カバー5は可動式であるため、交互にホルダー2を覆うことができ、図1に示すように、スピンドル3にホルダー2を装着したまま、洗浄工程と乾燥工程とを交互に連続的に行うことができる。
また、ノズル6によって外部からホルダー2に洗浄液を供給する洗浄液供給機構7を有しており、ノズル6は洗浄カバー4の内側にホルダー2の長さ方向に沿って複数設けられている。(例えば、7個×2列で14個設けられている。)
洗浄工程時には洗浄カバー4でホルダー2を覆い、複数のノズル6によって洗浄液を供給しながら、スピンドル3を低速回転させて複数枚のワークWのリンス洗浄を行う。
乾燥工程時には乾燥カバー5でホルダー2を覆い、スピンドル3を高速回転させることで、その遠心力により各ワークWの付着物を飛散させる。仕上げに通風口8から乾燥空気を送入しながら、高速回転を続け、複数枚のワークWのスピン乾燥を完了することができるようになっている。
図2〜図4に示すように、ホルダー2は、複数枚のワークWをそれぞれ平行に離間させて収納でき、ワークWのそれぞれの中心を通り、且つ、ワークWの面と垂直な回転中心軸のまわりに回転させるための軸受部10と、ワークWを垂直に保持するための3本の支持ロッド11と、各支持ロッド11の両端を支持するための固定具12,12とを有する。
本実施形態では、ワークWの中央を回転中心として、固定具12,12の軸受部10を介してホルダー2全体を回転させることができるようになっている。
図5に示すように、ホルダー2の固定具12は、円柱型の本体12aとこの本体12aの一側に一体化された鍔板型の支持板12bと本体12aの他側に取り付けられて本体12aを覆うカバー部材12cとカバー部材12cに装着される取付板12dとを具備してなり、取付板12dの外面中央に軸受部10が形成され、その軸受部10の両側に軸受部10を挟むように三角形状のチャック爪12e,12eが形成されている。これらのチャック爪12eの一方の面は取付板12dの外面に垂直な係止面、他方の面は取付板12cの外面に傾斜する斜面とされている。
上記チャック爪12e,12eは、洗浄乾燥装置1に設けられるモータの回転軸の軸受部に係合され、モータの回転駆動力が伝達されてホルダー2が回転されるようになっている。そして、本体12a,12aが左右に対向配置された状態において、支持柱12b,12bの間に3本の支持ロッド11が支持板12bの周方向に120°の間隔で配置されている。
前記支持板12bの内側には円板の一部を切り欠いた形状の装着板12fが形成され、この装着板12fの切欠部12gの周縁部分には、支持板12bに沿って回動して切欠部12gを開くか、あるいは閉じるように作動する係止板12hがピン12nによって回動自在に取り付けられている。なお、前記3本の支持ロッド11のうち1本が支持板12bに沿って回動する係止板12h,12hの回動により移動できるように構成され、残りの2本の支持ロッド11は装着板12fに固定されている。また、取付板12dと本体12aと支持板12bとをそれらの厚さ方向に貫通するように取付孔12iが形成され、その取付孔12iに挿入自在なロックピン12jがスプリング部材12kを介し装着され、このロックピン12jを、取付孔12iを介し挿入して、その先端部12lを先に説明した係止板12hの挿入孔12mに挿入するか、挿入孔12mから抜き出すことで係止板12hの回転をロックするか、ロックを解除することができるように構成されている。(図8(A)(B)参照)
前記3本の支持ロッド11のうち、残り2本は左右の装着板12f,12fに挟まれるように固定されているので、係止板12hの回動に応じて他の1本の支持ロッド11が、他の2本の支持ロッド11に対して移動することができるようになっている。また、ピン12nにより回動支持される係止板12hと、それに伴って移動する1本の支持ロッド11は、図7に示すように、係止板12hを切欠部12gから最大離れる方向に回動させた位置において、元の位置から離れ、他の2本の支持ロッド11,11との間にワークWを通過できる空間をあけるように構成される。
支持ロッド11は、図12〜図15に示す如く、五角形の断面の棒状の部材であり、5つの外面のうちの1つの外面11a上に、L字型の支持片11Aが等間隔で支持ロッド11の長さ方向に複数、個々の間に隙間11bをあけて形成されている。これらの支持片11Aは、五角形の支持ロッド11の1つの外面を覆うように整列形成されている。
各支持片11Aは、外面11aの幅方向の一側端部に立設された基部11cと基部11cの先端にほぼ直角に外面11aと平行に延出形成された板状の受部11dとからなり、受部11dの先端は外面11aの他方の端部まで延出され、受部11dの先端中央に支持溝13が形成されている。
この支持溝13は、図15に示す如く、受部11dの先端側の上面に形成された三角形の傾斜面を2つ組み合わせて受部11dの先端側の中央をより深くした形状の受溝上部13aと、受部11dの先端側の端面11eをその中央側がより深くなるように2つの傾斜面を組み合わせてなる受溝側部13bと、受部11dの先端側の裏面に上記受溝上部13aと相似形状に形成された受溝下部13cとから構成されている。また、前記受部11dの先端部に対向する位置であって、前記支持ロッド11の外面11aのコーナ部には、前記受溝13bを延長形成した外観の補助受溝13dが形成され、受溝上部13aと補助受溝13dとを図15に示す如く斜視した場合に、これらの外形はダイヤ形になるように配置されている。
次に、支持片11Aの基部11cに中央部には、この基部11cを貫通して、外面11a側と基部11cの外部側とに通じる通過孔14が形成されている。なお、支持ロッド11の長さ方向に支持片11aが複数整列形成されているので、複数形成された支持片11A…と支持ロッド11の外面11aとの間には、支持ロッド11の長さ方向に一筋に連続する形の切込部15が設けられており、この切込部15から前記通過孔14あるいは隙間11bに至る部分が、後述する付着物の飛散通路としての機能を奏する。
なお、図14に示す如く、支持ロッド11の中心部には、この支持ロッド11を長さ方向に貫通するねじ孔型の支持孔11fが形成され、支持ロッド11の両端の支持孔開口部には、前述した固定具12の装着板12fあるいは係止板12gに支持ロッド11を取り付ける際に利用する突出部11fが形成されている。
以上構成の支持ロッド11の支持片11Aは、その先端部に形成された支持溝13に図16(A)(B)に示す如くワークWを当接させてワークWの外周縁を受けることができるように構成され、各支持片11AはワークWを当接させることで適度に撓んで、ワークWの外周縁を損傷させないように、これらを受けることができるようになっている。
一方、図3に示す如く、移動可能な支持ロッド11には、ワークWを設置する部位に対向するように、板バネなどの弾性部材(バネ機構)16が長さ方向に直列に5個設けられている。1つの弾性部材16には、ワークWと接する側面に5枚のワークWを固定保持することができるように、他の支持ロッド11の支持溝13と相似な形状の溝16aを、長さ方向に等間隔で5個設けられ、弾性部材16が取り付けられた支持ロッド11と溝16aとの間に、長さ方向に線形孔16bを有し、長さ方向の両端から切れ込む2つの凹部16cを支持ロッド11側に有している。これらの線形孔16bと凹部16cとに挟まれる部分が適度に撓むことで、弾性部材16はワークWを押さえ付ける力を緩衝し、バネ機構として機能する。
この弾性部材16により、支持ロッド11がワークWを固定する力を加減できるため、回転によりワークWの位置がずれることなく、またワークWを破損することなく、ワークWを安定保持することができる。
図17は、ホルダー2の支持機構を示すもので、ホルダー2の両端側に設けられている取付板12dの軸受部10に嵌合されるスピンドル支持部50,51を備えてスピンドル3が構成されている。これらのスピンドル支持部50,51は、図1に示す洗浄乾燥装置1の中心部に設けられている支持ボディ52に軸支される形で設けられている。スピンドル支持部50には、ホルダー2の一方の軸受部10に挿入される支持軸53が設けられ、スピンドル支持部51にはホルダー2の他方の軸受部10に挿入される支持軸54が設けられ、スピンドル支持部51の回転とともにホルダー2が回転されるようになっている。
前記スピンドル支持部51は、図1に示すカバー本体Cの下方に設置されているモータ55の回転駆動力が伝達されるように、且つ、他方のスピンドル支持部50に対して若干相互間隔を調節できる機構(図示略)が付設されている。したがって、スピンドル支持部50,51の間隔を広げて、間にホルダー2を挟み込み、スピンドル支持部51をモータ55によって回転させることで、ホルダー2を所望の速度で回転できるように構成されている。
続いて、この洗浄乾燥装置1を用いて、ワークWの洗浄乾燥を行う方法を説明する。
まず、ホルダー2の両端にあるロックピン12j,12jを抜き出し、係止板12h,12hを本体12a,12aに沿って回動することで、移動可能な支持ロッド11をホルダー2から開放する。そして、各支持ロッド11に25個ずつ有する支持溝13に、25枚のワークWを設置し、ホルダー2を開放した先の手順の逆順で係止板12h,12hを閉じて支持ロッド11によりホルダー2を閉じてロックする。
そして、25枚のワークWを収納したホルダー2を、チャック爪12e,12eを用いて、洗浄乾燥装置1のスピンドル支持部50,51に、図17に示す如くに装着すると、スピンドル支持部50,51がホルダー2の両端をホールドするので、洗浄カバー4を閉めて、洗浄工程を行う。
洗浄工程では、スピンドル3を低速回転(例えば、1000rpmで20〜30秒。)させながら、ノズル6から洗浄液を噴射し、25枚のワークWを均等にリンス洗浄する。
洗浄カバー4を開いた後、乾燥カバー5を閉めて、乾燥工程を行う。
乾燥工程では、スピンドル3を高速回転(例えば、5000rpmで15秒。)させ、25枚のワークWを均等にスピン乾燥する。
さらに、乾燥カバー5を開き、洗浄カバー4も開いた状態で、スピンドル3を高速回転させたまま、通風口8から乾燥空気をワークWの近傍まで呼び込み、仕上げ乾燥を行う。
そして、ホルダー2を洗浄乾燥装置1の本体から取り外し、ホルダー2を開けて、洗浄乾燥されたワークWを取り出す。
本実施形態では、1つのホルダー2の中に25枚のワークWを保持する構成としたが、これは乾燥機としてのワークWの処理能力を高める趣旨である。ワークWを装着する枚数は任意で良い。
一般的に、遠心力を用いた乾燥装置では、遠心力を高めるため、被乾燥物を保持したホルダーを、ホルダー外のある点を中心にして回転させる場合が多い。しかしながら、そのような方式で回転させると、ワークWにおける洗浄液の飛散方向が、円盤状のワークWにおいて対称形にならず、特に、ワークWのチャック部分における洗浄液の飛散方向を高度に制御することができず、高い乾燥性能が得られない。
そのため、本実施形態では、ワークWの中央を回転中心として、軸受部10を介してホルダー2全体を回転させることで、ワークWのチャック部分における洗浄液の飛散方向を高度に制御することができ、高い乾燥性能が得られる。
また、本実施形態の構成では、支持ロッド11を1つのホルダー2中に3本設けているが、本実施形態の構成で洗浄乾燥させるワークWは円盤状であるため、そのワークWを安定的に保持するためには3点で保持するのが好ましいからである。
また、図5に示すように、3本の支持ロッド11のうち1本は、回動可能な係止板12h,12hに固定された着脱可能な支持ロッド11aであり、ホルダー2を分解することなくワークWを着脱でき、その際、ホルダー2から開放されることで、ワークWをホルダー2の他の部位に接触することなく、作業を容易に行うことができる。
なお、支持ロッド11の本数は3本以上であれば何本でも可能ではあるが、本数が必要以上に多くなると、ワークWと支持ロッド11との接触箇所が多くなり好ましくない。また、ホルダー2における開放部分も少なくなり、洗浄液を効率良く飛散させにくくなる。よって、本実施形態では最低の本数で安定支持できるように3本とした。
本実施形態で用いた板バネ形の弾性部材16は、支持ロッド11の少なくとも何れか1本に設けていればよく、他の支持ロッド11に設けていてもよい。また、複数の支持ロッド11に有していてもよいが、1本に有することで十分な効果が得られる。
前述のように、従来、本方式の乾燥装置では、被乾燥物の保持部分に単純なV字型のチャックを用いる場合が多かった。しかし、ワークWの洗浄乾燥後にワークWに残留する塵埃等が、乾燥装置のワークWのチャック部分周辺に多く分布することが問題であり、その原因について検討した結果、遠心力を利用した乾燥装置では、そのチャック部分での洗浄液の飛散方向が重要であることを見出した。
そのため、本実施形態では、支持溝13の中央部に切込部15を有することで、この切込部15によって、洗浄液の飛散方向を整えることができる。
本発明の課題のように、非常に高度の乾燥性能を求める場合、従来の構造のチャック部分に極わずかに残留する洗浄液が、ホルダーの高速回転により生じた空気の渦によりワークW方向に飛散し、その結果、洗浄液がワークWに再付着していた。
これに対し、本実施形態では、支持ロッド11の支持溝13において、その中央部の切込部15から貫通する通過孔14を有するため、このチャック部分に極わずかに残留すると思われる洗浄液を、ワークWに再付着させずに、遠心力によりホルダー2の外部に飛散させ、確実に除去することが可能となる。
また、通過孔14に加えて、支持片11A,11A間の隙間11bも洗浄液の通路となるために、洗浄液を確実に外部に飛散させることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
以下の条件にて、図1〜図17に示すような、基板の洗浄乾燥装置を用いてワーク25枚のスピン乾燥を行った。
「条件」
ワーク:直径21.6mm、厚さ0.381mmの円盤状の0.85インチの基板。
ホルダー:直径60mm、長さ259mm。
支持ロッド:3本、最大幅21mm、支持溝の深さ2mm。
洗浄液:純水
ホルダーに上記のワークを25枚セットして乾燥装置本体に装着し、スピンドルでホルダー両端をホールドして洗浄カバーを閉じた。
まず、スピンドルを低速(1000rpm)で回転させ、ノズルで洗浄液を均等に噴射しながら、リンス洗浄を30秒行った。
次に、洗浄カバーを開いた後、乾燥カバーを閉めて、スピンドルを高速(5000rpm)で回転させ、第1のスピン乾燥を15秒行った。
最後に、乾燥カバーを開き、洗浄カバーも開いたまま、スピンドルを高速(5000rpm)で回転させ、通風口から乾燥空気を送り込みながら、第2のスピン乾燥を10秒行った。
「結果」
以上の条件により試験を行い、純水で洗浄後のワーク表面を微分干渉光学顕微鏡(600倍)で観察した。スピン乾燥後のワーク表面には、乾燥むらや水ジミなどの付着物は一切観察されなかった。
したがって、本発明の基板の乾燥装置は、小径の基板を安定して保持しながら、高速回転で短時間に複数枚同時にスピン乾燥することができ、しかも、従来の基板の乾燥装置に比べ、基板に付着した塵埃などを確実に除去できる、高度乾燥性能を有する。
本発明の実施形態における洗浄乾燥装置の断面図である。 本発明の実施形態におけるホルダーの平面図である。 本発明の実施形態におけるホルダーの正面図である。 本発明の実施形態において、ホルダーにワークを着脱する際のホルダーの斜視図である。 本発明の実施形態におけるホルダーの展開図である。 図3のB−B´線に沿う断面図であり、ホルダーが閉じた状態を示す図である。 図3のB−B´線に沿う断面図であり、ホルダーが開いた状態を示す図である。 本発明の実施形態におけるロックピンの正面図であり、固定具にロックピンを挿入した状態を示す図(A)と、引き抜いた状態を示す図(B)である。 図3のC−C´線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるホルダーの左側面図である。 図2のA−A´線に沿う断面図である。 本発明の実施形態において、支持ロッドの切込部を有する面から視た斜視図である。 本発明の実施形態において、支持ロッドの支持片を有する面から視た斜視図である。 本発明の実施形態における支持片の拡大図である。 本発明の実施形態における支持溝の拡大図である。 図13のD−D´線に沿う断面矢視図であり、ワークの付着物が飛散する様子を示す図(A)と、支持片が撓んでいる様子を示す図(B)である。 本発明の実施形態におけるスピンドルの正面図であり、ホルダーの装着を説明する図である。
符号の説明
1・・・基板の乾燥装置、2・・・ホルダー、3・・・スピンドル、4・・・洗浄カバー、5・・・乾燥カバー、6・・・ノズル、7・・・洗浄液供給機構、8・・・通風口、9・・・排出口、10・・・軸受部、11・・・支持ロッド、11A・・・支持片、11a・・・外面、11b・・・隙間、11c・・・基部、11d・・・受部、11e・・・端面、11f・・・支持孔、12・・・固定具、12a・・・本体、12b・・・支持板、12c・・・カバー部材、12d・・・取付板、12e・・・チャック爪、12f・・装着板、12g・・・切欠部、12h・・・係止板、12i・・・取付孔、12j・・・ロックピン、12k・・・スプリング部材、12l・・・先端部、12m・・・挿入孔、12n・・・ピン、13・・・支持溝、13a・・・受溝上部、13b・・・受溝側部、13c・・・受溝下部、13d・・・補助受溝、14・・・通過孔、15・・・切込部、16・・・弾性部材、50,51・・・スピンドル支持部、52・・・支持ボディ、53,54・・・支持軸、55・・・モータ

Claims (8)

  1. 円盤状の基板を回転させ、その遠心力により前記基板の付着物を飛散させる基板の乾燥装置であって、
    複数枚の前記基板を、それぞれ離間させて並行収納できるホルダーを有し、
    該ホルダーは、前記基板のそれぞれの中心を通り、且つ、前記基板と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記基板をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、
    前記支持ロッドの内側面に、前記基板をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、
    前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、
    前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を支持ロッドに形成し、
    前記通過孔は前記基板回転時に、前記基板に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とする基板の乾燥装置。
  2. 前記支持溝の形状が、略V字状であることを特徴とする請求項1に記載の基板の乾燥装置。
  3. 前記ホルダーは、前記支持ロッドの両端を固定できる固定具を、前記支持ロッドの両端に有し、
    前記固定具において、前記支持ロッドの少なくとも1本は、他の支持ロッドに前記基板を押し付けることのできるバネ機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の基板の乾燥装置。
  4. 前記ホルダーにおいて、前記支持ロッドの少なくとも1本は、前記固定具から着脱可能であり、前記基板を前記ホルダーに着脱する際に、前記ホルダーから開放されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
  5. 前記固定具を保持しながら前記ホルダー全体を回転させることができるスピンドルと、ノズルによって外部から前記ホルダーに洗浄液を供給する機構とを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
  6. 洗浄工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の洗浄カバーと、乾燥工程時に前記ホルダー全体を覆うことができる可動式の乾燥カバーと、乾燥空気を送入する通風口と、回転による飛散物を排出する排出口とを有し、
    前記洗浄カバーと前記乾燥カバーとが交互に前記ホルダーを覆うことができる自動洗浄乾燥システムを備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の基板の乾燥装置。
  7. 記ノズルが複数設けられておりこの複数のノズルが前記洗浄カバーの内側に少なくとも1列設置されていることを特徴とする請求項に記載の基板の乾燥装置。
  8. 被処理体をそれぞれ離間させて並行収納できるホルダーであって、
    前記被処理体のそれぞれの中心を通り、且つ、前記被処理体と垂直な回転中心軸のまわりに回転させる回転機構と、前記被処理体をその外周から取り囲むように保持するための3本以上の支持ロッドとを有し、
    前記支持ロッドの内側面に、前記被処理体をそれぞれ離間させた位置に固定保持するための支持溝を複数設け、
    前記支持ロッドの外側面に、前記支持ロッドを貫通する通過孔を複数設け、
    前記支持溝と前記通過孔とを連通する切込部を形成し、
    前記通過孔は前記被処理体回転時に、前記被処理体に付着している付着物を、前記支持ロッドの外部に飛散させる通路としての機能を有することを特徴とするホルダー。
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