JP6044221B2 - 発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバ - Google Patents

発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバ Download PDF

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本発明は、発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバに関する。
従来、例えば、おサイフケータイ(登録商標)といわれる携帯情報端末のICチップでの非接触通信を利用した各種のサービスが多く存在する。例えば、乗車料金の支払いのための電子バリューが記録されたICチップを内蔵した携帯情報端末を用いて、鉄道会社の自動改札機に対して非接触の通信をすることで乗車料金を支払うものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2011−192293号公報
上述のサービスの提供を受けるには、携帯情報端末においてICチップにそのサービスに関する会員情報の発行処理を行う必要がある。一方で、近年、ICチップの通信規格は、複数存在する。しかし、特許文献1に記載のものは、複数の通信規格に対応するものではなかった。
そこで、本発明は、複数の通信規格に対応した発行処理が可能な発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、ユーザが携行可能なコンピュータ(1)において実行する発行プログラム(21)であって、前記コンピュータを、前記コンピュータが有する近距離無線通信の通信規格を確認する通信規格確認手段(14)と、前記通信規格確認手段によって確認した前記通信規格に対応し、前記コンピュータを使用して発行元のサービスの提供を受けるための発行処理を、セキュアな記憶領域に対して行う発行処理手段(16)と、して機能させるための発行プログラムである。
第2の発明は、第1の発明の発行プログラム(21)において、前記発行処理手段(16)を、前記コンピュータ(1)が複数の前記通信規格に対応する場合に、各々の前記通信規格に対応した前記発行処理を、前記記憶領域に対して行うように機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第3の発明は、第1の発明の発行プログラム(21)において、前記発行処理手段(16)を、前記コンピュータ(1)が複数の前記通信規格に対応する場合に、各々の前記通信規格に対応した前記発行処理を、前記記憶領域に対して順番に行うように機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第4の発明は、第3の発明の発行プログラム(21)において、前記コンピュータ(1)を、前記発行処理手段(16)により前記発行処理がされた前記記憶領域に対して、前記発行処理がされた順番に、前記コンピュータを使用した前記発行元からのサービスの提供を受けられなくするための削除処理を行う削除処理手段(18)と、して機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第5の発明は、第2の発明から第4の発明までのいずれかの発行プログラム(21)において、前記記憶領域は、前記通信規格に対応して複数有すること、を特徴とする発行プログラムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの発行プログラム(21)において、前記コンピュータ(1)に対して通信可能な第1サーバ(4)を経由する第1工程と、前記コンピュータに対して通信可能な第2サーバ(7)を経由する、前記第1工程とは異なる第2工程と、を備え、前記発行処理手段(16)を、前記通信規格に応じて前記第1工程と前記第2工程とを選択して、前記発行処理を行う工程選択手段(16a)として機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第7の発明は、第6の発明の発行プログラム(21)において、前記発行処理手段(16)を、発行処理要求を前記第1サーバ(4)に送信することで、前記工程選択手段(16a)により選択された前記第1工程による発行処理を前記第1サーバとの間で行うように機能させ、発行処理要求を前記第1サーバに送信し、前記第2サーバ(7)への接続情報を前記第1サーバから受信することで、前記工程選択手段により選択された前記第2工程による発行処理を前記第2サーバとの間で行うように機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの発行プログラム(21)において、前記コンピュータ(1)を、前記発行元(6)が有し、前記コンピュータの使用者を特定する識別情報の入力を受け付けて、前記発行元に対して前記識別情報を送信する識別情報送信手段(11)と、前記発行元による前記識別情報を用いた認証結果を受信する認証結果受信手段(12)と、して機能させ、前記発行処理手段(16)を、前記認証結果受信手段により受信した前記認証結果が認証可の場合に、前記通信規格に対応した前記発行処理を行うように機能させること、を特徴とする発行プログラムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの発行プログラム(21)を記憶した記憶部(20)と、前記発行プログラムを実行する制御部(10)と、を備える携帯情報端末(1)である。
第10の発明は、携帯情報端末(1)から受信した発行元(6)のサービスの提供を受けるための認証要求を、サービスを提供する前記発行元に送信することで、前記発行元から受信した認証結果を前記携帯情報端末に送信する認証結果送信部(42)と、前記認証結果が認証可であり、前記携帯情報端末から第1発行処理要求を受信した場合に、前記携帯情報端末を使用した前記発行元のサービスの提供を受けるための発行処理を前記携帯情報端末との間で行う第1発行処理部(44)と、前記認証結果が認証可であり、前記携帯情報端末から第2発行処理要求を受信した場合に、発行処理サーバ(7)への認証要求を行い、前記発行処理サーバの接続情報を前記発行処理サーバから受信して前記携帯情報端末に送信することで、前記携帯情報端末と前記発行処理サーバとの間での前記発行処理を誘導する第2発行処理部(46,47)と、を備える発行支援サーバ(4)である。
本発明によれば、複数の通信規格に対応した発行処理が可能な発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバを提供することができる。
本実施形態に係る会員情報発行システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る携帯情報端末及び発行支援サーバの機能構成を示す図である。 本実施形態に係る会員情報発行システムでの発行処理を説明するための図である。 本実施形態に係る携帯情報端末の発行処理のフローチャートである。 本実施形態に係る携帯情報端末のタッチパネルでの表示例を示す図である。 本実施形態に係る発行処理済の携帯情報端末の使用例を示す図である。 本実施形態に係る会員情報発行システムでの退会処理を説明するための図である。 本実施形態に係る携帯情報端末のタッチパネルでの表示例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る会員情報発行システム100の全体構成を示す図である。
会員情報発行システム100は、携帯情報端末1を用いてあるサービスの提供を受けるための会員情報を、携帯情報端末1に対して発行するシステムである。
会員情報発行システム100は、携帯情報端末1と、発行支援サーバ4(第1サーバ)と、サービス提供サーバ6と、発行処理サーバ7(第2サーバ)と、アプリ配信サーバ8と、アプリ管理サーバ9とを備えている。携帯情報端末1と、発行支援サーバ4と、サービス提供サーバ6と、発行処理サーバ7と、アプリ配信サーバ8と、アプリ管理サーバ9とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
携帯情報端末1は、あるサービスに関する会員情報の発行処理を行う端末である。そして、携帯情報端末1は、例えば、スマートフォンに代表される個人用の携帯コンピュータの機能を併せ持った携帯電話機である。
あるサービスとは、サービス提供事業者(発行元)が行う会員向けのサービスである。あるサービスは、例えば、鉄道会社が提供する乗車運賃の支払いサービスや、あるものを購入した際等にポイントを貯めることができるサービス等の様々なサービスが該当する。そして、携帯情報端末1の所有者は、既にそのサービスに関して会員登録済である。携帯情報端末1の所有者は、この携帯情報端末1を用いて会員登録済のあるサービスを受けるために、会員情報の発行処理を申し込む。
携帯情報端末1は、非接触で通信を行うNFC(Near Field Communication)チップ2a及びFelica(登録商標)チップ2bと、セキュアな記憶媒体であるUIM(User Identity Module)3とを有する。
NFCチップ2aは、NFCの仕様により作成されたIC(Integrated Circuit)チップである。NFCの規格(通信規格)(ISO/IEC18092(NFC IP−1)、ISO/IEC21481(NFC IP−2))では、13.56MHzの電磁波を使い、100mm程度の至近距離でデータ通信を行う近距離無線通信が可能である。NFCチップ2aは、NFCの規格による通信を利用して後述するリーダライタとの通信を行う。
Felicaチップ2bは、Felica機能が組み込まれたICチップである。Felicaチップ2bは、情報をセキュアに記憶する記憶領域である不揮発メモリと、無線通信チップとを内蔵している。Felicaの規格(通信規格)では、13.56MHzの電磁波で通信し、100mm程度のごく近距離での通信が可能である。
UIM3は、携帯情報端末1を所有する個人を識別する情報が記録され、情報をセキュアに記憶する記憶媒体である。UIM3は、発行用アプリ22(後述する)を記憶する。
発行支援サーバ4は、携帯情報端末1と、サービス提供サーバ6との間でサービス提供サーバ6が提供するサービスを受けようとする携帯情報端末1の所有者である申込者の認証を仲介する。また、発行支援サーバ4は、認証後に携帯情報端末1から受信したFelicaチップ2bに対応した会員情報の発行要求に応じて、発行処理サーバ7による発行処理を支援する。さらに、発行支援サーバ4は、認証後に携帯情報端末1から受信した会員情報の発行要求に応じて、NFCチップ2aに対して発行処理を行う。
サービス提供サーバ6は、申込者により予め会員登録がされているサービス提供事業者のサーバである。サービス提供サーバ6は、サービス提供事業者ごとに複数あってもよい。サービス提供サーバ6は、申込者を認証し、携帯情報端末1を用いた会員情報の発行を許可するか否かの判断を行う。
発行処理サーバ7は、携帯情報端末1のFelicaチップ2bに対して発行処理を行う。
アプリ配信サーバ8は、携帯情報端末1にダウンロードして使用するアプリケーションプログラム(以下、アプリ、ソフトウェアともいう。)を複数記憶する。アプリ配信サーバ8が記憶するアプリケーションプログラムには、携帯情報端末1に対して会員情報の発行を行うためのアプリである発行プログラム21(後述する)を含む。アプリ配信サーバ8は、携帯情報端末1に対して発行プログラム21を配信する。
アプリ管理サーバ9は、通信事業者が管理するサーバである。アプリ管理サーバ9は、主に携帯情報端末1のユーザが所持するUIM3のソフトウェアの管理を行う。アプリ管理サーバ9は、携帯情報端末1に対してUIM3のソフトウェアの1つである発行用アプリ22(後述する)を配信する。
通信ネットワークNは、例えば、インターネット回線であってよく、その一部が無線通信を行うものであってよい。
次に、会員情報発行システム100の主な装置の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る携帯情報端末1及び発行支援サーバ4の機能構成を示す図である。
携帯情報端末1は、上述したNFCチップ2aと、Felicaチップ2bと、UIM3との他に、制御部10と、記憶部20と、タッチパネル30と、通信I/F(インタフェース)部32とを備える。
ここで、UIM3は、発行用アプリ22を記憶する。発行用アプリ22は、発行プログラム21の実行によってアプリ管理サーバ9からダウンロードされる。また、発行用アプリ22は、NFCチップ2aに対応した会員情報の発行に必要なソフトウェアである。
制御部10は、携帯情報端末1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や各種アプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部10は、識別情報送信手段としてのID(IDentifier)・パスワード送信部11と、認証結果受信手段としての認証結果受信部12と、通信規格確認手段としての通信規格確認部14と、発行処理手段としての発行処理部16と、工程選択手段としての工程選択部16aと、削除処理手段としての削除処理部18とを備える。
ID・パスワード送信部11は、例えば、タッチパネル30を用いて申込者が入力したIDとパスワードとを、発行支援サーバ4に対して送信する。IDとパスワードは、会員情報を発行するためのサービス提供事業者側で申込者を特定するものであり、サービス提供サーバ6に既に登録されている。
認証結果受信部12は、サービス提供サーバ6での認証結果を、発行支援サーバ4から受信する。
通信規格確認部14は、携帯情報端末1が有する近距離無線通信の通信規格を確認する。
発行処理部16は、通信規格確認部14によって確認した通信規格に対応した発行処理を行う。
工程選択部16aは、NFCチップ2aに対応する工程(第1工程)と、Felicaチップ2bに対応する工程(第2工程)とを選択する。
削除処理部18は、例えば、発行処理により発行された会員情報を削除することで、その会員情報を使用したサービス提供事業者によるサービスの提供を受けられないようにする。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部20は、発行プログラム21を記憶する。
発行プログラム21は、携帯情報端末1に予めインストール済のソフトウェアである。また、発行プログラム21は、アプリ配信サーバ8に対して通信をすることで、携帯情報端末1にダウンロードされるソフトウェアであってもよい。発行プログラム21は、携帯情報端末1の制御部10が実行する会員情報の発行処理のための各種機能を実現するためのプログラムである。
タッチパネル30は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信I/F部32は、通信ネットワークNを介して上述した各種のサーバとの通信を行うためのインタフェース部であり、送信部及び受信部の役割を行う。
発行支援サーバ4は、制御部40と、記憶部50とを備える。
制御部40は、発行支援サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部40は、ユーザ認証送信部41と、認証結果送受信部42と、第1発行受信部43と、第1発行処理部44と、第2発行受信部45と、認証リクエスト部46と、URL送受信部47とを有する。
ユーザ認証送信部41は、サービス提供事業者を特定する情報と共に携帯情報端末1から受信したID及びパスワードを、サービス提供サーバ6に対して送信する。
認証結果送受信部42は、ユーザ認証送信部41が送信したID及びパスワードを使用したサービス提供サーバ6での認証結果を受信し、携帯情報端末1に対して認証結果を送信する。
第1発行受信部43は、携帯情報端末1からNFCチップ2aに対応した発行要求を受信する。
第1発行処理部44は、UIM3に対してNFCチップ2aに対応した会員情報の発行処理を行う。
第2発行受信部45は、携帯情報端末1からFelicaチップ2bに対応した発行要求を受信する。
認証リクエスト部46は、発行処理サーバ7に対して、認証を受けたサービスの情報や申込者のID等を送信して、発行処理サーバ7に対して発行処理を依頼する。
URL送受信部47は、申込者のID等を含む発行処理サーバ7を指定したURLを発行処理サーバ7から受信し、携帯情報端末1に送信する。
なお、認証リクエスト部46と、URL送受信部47とは、発行処理サーバ7との間での発行処理を誘導する第2発行処理部として機能する。
記憶部50は、制御部40が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
次に、会員情報発行システム100の処理について説明する。図3は、本実施形態に係る会員情報発行システム100での発行処理を説明するための図である。
(#1)から(#7)までは、サービス提供事業者に対するユーザ認証の処理である。
携帯情報端末1は、アプリ配信サーバ8から発行プログラム21をダウンロードして、記憶部20に記憶する(#1)。ダウンロードの方法は、例えば、インターネットのショッピングサイトのページから発行プログラム21をダウンロードしたり、サービス提供サーバ6にアクセスしてそこからアプリ配信サーバ8を経由してダウンロードしたりするものである。なお、携帯情報端末1に予め発行プログラム21がインストールされている場合(プレインストール時)には、このダウンロードの処理は不要である。
次に、携帯情報端末1の制御部10は、申込者からの操作を受け付ける。制御部10は、受け付けた操作が発行プログラム21の起動の操作であることに応じて、発行プログラム21を起動して認証依頼処理を行う(#2)。携帯情報端末1の制御部10がサービス提供事業者によるサービス提供を受けるためのID及びパスワードを受け付けたことで、ID・パスワード送信部11は、発行支援サーバ4に対して、サービス提供事業者を特定する情報と、ID及びパスワードとを送信する(#3)。
発行支援サーバ4は、携帯情報端末1とサービス提供サーバ6との間の認証処理を仲介する。発行支援サーバ4のユーザ認証送信部41は、受信したID及びパスワードを、IDに対応するサービス提供サーバ6に送信する(#4)。
サービス提供サーバ6は、受信したID及びパスワードを使用して認証処理を行い(#5)、認証結果と、認証可の場合には、パーソナライズデータとを発行支援サーバ4に対して送信する(#6)。パーソナライズデータとは、発行処理に必要なデータであり、そのサービスの会員登録がされた申込者の情報をいう。
発行支援サーバ4の認証結果送受信部42は、サービス提供サーバ6から認証結果と、認証可の場合のパーソナライズデータとを受信し、認証結果を携帯情報端末1に対して送信する(#7)。
次に、携帯情報端末1の通信規格確認部14は、この携帯情報端末1の近距離無線通信の通信規格を確認する(#8)。そして、携帯情報端末1の制御部10は、発行処理のフローを決定する。本実施形態の携帯情報端末1は、Felicaを利用した通信とNFCを利用した通信とが可能な端末であるので、制御部10は、Felicaチップ2bに対する発行処理と、NFCチップ2aに対する発行処理とを行うことを決定する。
次に、(#9)から(#15)までは、携帯情報端末1のFelicaチップ2bに会員情報を発行する処理である。なお、(#10)から(#15)までは、従来からのFelicaの仕様にしたがって行われる処理である。
携帯情報端末1の工程選択部16aは、Felicaチップ2bに対する発行処理を選択することで発行処理を行う(#9)。そして、発行処理部16は、発行支援サーバ4に対して発行処理を要求する(#10)。発行支援サーバ4の第2発行受信部45は、発行処理の要求を受信し、認証リクエスト部46は、発行処理サーバ7に対して認証リクエストをする発行支援処理を行う(#11)。発行処理サーバ7では、携帯情報端末1から直接発行処理サーバ7に接続するための発行用URLを送信する事前処理を行い(#12)、発行支援サーバ4のURL送受信部47は、発行用URLを受信し、携帯情報端末1に送信する(#13)。
携帯情報端末1の発行処理部16は、受信した発行用URLを用いて発行要求を発行処理サーバ7に対して行う(#14)。発行処理サーバ7は、携帯情報端末1のFelicaチップ2bに発行データ用の領域を確保し、パーソナライズデータを書き込む発行処理を行う(#15)。
これらの処理により、携帯情報端末1のFelicaチップ2bには、Felicaによる通信を利用した発行処理が行われた状態になる。よって、携帯情報端末1は、Felicaによる通信を使用した会員サービスを受けることができる。
次に、(#16)から(#19)までは、携帯情報端末1のNFCチップ2aに会員情報を発行する処理である。
携帯情報端末1の工程選択部16aは、NFCチップ2aに対する発行処理を選択する。発行処理部16は、アプリ管理サーバ9に対して一次発行を要求する(#16)。一次発行は、会員情報の発行に必要な情報をUIM3に書き込むことが可能かどうかの確認を行う処理である。書き込み可能であれば、アプリ管理サーバ9は、発行用アプリ22を送信する(#17)。携帯情報端末1の制御部10は、受信した発行用アプリ22をUIM3に記憶させる。そして、携帯情報端末1の発行処理部16は、UIM3にインストールした発行用アプリ22を起動して実行し、発行支援サーバ4に対して二次発行である発行処理を要求する(#18)。発行支援サーバ4の第1発行受信部43は、発行処理の要求を受信し、第1発行処理部44は、携帯情報端末1のUIM3にパーソナライズデータを書き込む発行処理を行う(#19)。そして、制御部10は、本処理を終了する。
これらの処理により、携帯情報端末1のUIM3には、NFCによる通信を利用した発行処理が行われた状態になる。よって、携帯情報端末1は、NFCによる通信を使用した会員サービスを受けることができる。
以上の処理により、会員情報発行システム100は、携帯情報端末1に対してFelicaとNFCとの2つの通信規格に対応する会員情報を発行できる。
次に、上述で説明した携帯情報端末1での発行処理の詳細を表示例と共に説明する。図4は、本実施形態に係る携帯情報端末1の発行処理のフローチャートである。図5は、本実施形態に係る携帯情報端末1のタッチパネル30での表示例を示す図である。
図4のステップS(以下、「S」という。)11において、携帯情報端末1の制御部10は、申込者による操作によって、発行プログラム21を起動する。
図5(a)は、発行プログラム21を起動した際にタッチパネル30に表示される画面例である。この例は、鉄道会社の会員サービスを受けるための発行処理に関するものである。そして、図5(b)は、会員番号入力として、ID及びパスワードを入力するための画面例である。
図4に戻り、S12において、例えば、図5(b)のような画面に申込者がID及びパスワードを入力し、「次へ」を選択することで、制御部10は、ID及びパスワードを受け付ける。
S13において、ID・パスワード送信部11は、受け付けたID及びパスワードを発行支援サーバ4に対して送信する認証要求を行う。
S14において、認証結果受信部12は、発行支援サーバ4から認証結果を受信し、制御部10は、認証結果が認証可であるか否かを判断する。認証結果が認証可である場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、認証結果が認証不可である場合(S14:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
なお、認証結果が認証可の場合に、制御部10は、図5(c)に示す画面を表示し、申込者からの「OK」の入力を受け付けてからS15の処理に進むようにしてもよい。また、認証結果が認証不可の場合に、制御部10は、図5(d)に示す画面を表示し、申込者からの「戻る」の入力を受け付けた場合に図5(b)の画面を表示し、S12に戻るようにしてもよい。その場合に、記憶部20にID及びパスワードの入力のやり直し回数の制限(例えば、3回)を予め記憶しておき、それ以上のやり直しを受け付けた場合には、制御部10は、強制的に終了するようにしてもよい。
図4のS15において、通信規格確認部14は、携帯情報端末1の近距離無線通信の通信規格を確認する。通信規格の確認は、例えば、携帯情報端末1が有するチップの種類を確認することで、通信規格を確認できる。また、通信規格の確認は、例えば、携帯情報端末1が有するUIM3等のセキュアな記憶領域を確認することで、通信規格を確認できる。
S16において、発行処理部16は処理フローを決定する。処理フローの決定とは、Felicaチップ2bに対してだけ発行処理を行うのか、NFCチップ2aに対してだけ発行処理を行うのか、両者を行うのか、の決定をいう。
S17において、発行処理部16は、Felicaチップ2bに会員情報を発行するか否かを判断する。Felicaチップ2bに会員情報を発行する場合(S17:YES)には、制御部10は、処理をS18に移す。他方、Felicaチップ2bに会員情報を発行しない場合(S17:NO)には、制御部10は、処理をS19に移す。
S18において、発行処理部16は、Felicaチップ2bに対して発行処理を行う。この発行処理は、上述した図3の(#9)〜(#15)に対応する。
S19において、発行処理部16は、NFCチップ2aに会員情報を発行するか否かを判断する。NFCチップ2aに会員情報を発行する場合(S19:YES)には、制御部10は、処理をS20に移す。他方、NFCチップ2aに会員情報を発行しない場合(S19:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S20において、発行処理部16は、NFCチップ2aに対して発行処理を行う。この発行処理は、上述した図3の(#16)〜(#19)に対応する。
図5(e)は、上述のS15以降の処理の間にタッチパネル30に表示される画面例である。図5(e)に示すように、タッチパネル30には、進行状況を視覚的に表すことが望ましい。このようにすることで、処理待ちの際に申込者に与えるストレスを軽減できる。図5(f)は、本処理の終了後にタッチパネル30に表示される画面例である。
次に、上述の処理により会員情報が発行された携帯情報端末1の使用例を説明する。図6は、本実施形態に係る発行処理済の携帯情報端末1の使用例を示す図である。
申込者は、携帯情報端末1に対して駅の自動改札機61を通過できる会員サービスの発行処理を行ったものとする。申込者である使用者Pは、駅の自動改札機61のリーダライタ62に携帯情報端末1をかざして近づける。リーダライタ62を有する自動改札機61は、サービス提供サーバ6に接続されており、サービス提供サーバ6での認証結果によって、自動改札機61のゲートを開閉するものとする。この例では、その際の携帯情報端末1とリーダライタ62との組み合わせによるリーダライタ62の処理について説明する。
なお、リーダライタ62は、定期的(例えば、1秒ごと)にEMV(Europay、MasterCard、VISAの略)のポーリング(要求問合せ)とFelicaのポーリングとを繰り返すものとする。EMVのポーリングは、NFCチップ2aが応答可能であり、Felicaのポーリングは、Felicaチップ2bが応答可能である。
パターン1は、携帯情報端末1がNFCチップ2a及びFelicaチップ2bを有する場合である。この場合には、発行処理は、NFCチップ2aとFelicaチップ2bとに対して行われている。よって、リーダライタ62がポーリングしたもののうち、携帯情報端末1をかざして近づけたときに最初にポーリングしたものに携帯情報端末1が応答することで、リーダライタ62側では認証処理を行う。携帯情報端末1は、ポーリングがEMVであってもFelicaであっても応答できる。
パターン2は、携帯情報端末1がFelicaチップ2bのみを有する場合である。この場合には、発行処理は、Felicaチップ2bに対してのみ行われている。携帯情報端末1は、リーダライタ62がポーリングしたもののうち、EMVには対応できない。そして、携帯情報端末1は、次にポーリングされるFelicaに応答することで、リーダライタ62側では認証処理を行う。
パターン3は、携帯情報端末1がNFCチップ2aのみを有する場合である。この場合には、発行処理は、NFCチップ2aに対してのみ行われている。携帯情報端末1は、リーダライタ62がポーリングしたもののうち、Felicaには対応できない。そして、携帯情報端末1は、次にポーリングされるEMVに応答することで、リーダライタ62側では認証処理を行う。
したがって、携帯情報端末1が会員情報発行システム100で発行された会員情報を用いることで、リーダライタ62側では、携帯情報端末1の会員情報の発行状況に応じた認証処理を行うことができる。そして、リーダライタ62は、定期的に通信規格の異なるポーリングをするので、どのような携帯情報端末1を使用した場合であっても、認証処理にかかる時間を短くできる。
次に、発行処理済の携帯情報端末1の退会処理について説明する。退会処理とは、サービスの提供を受けるための発行処理をして使用可能にした携帯情報端末1から、パーソナルデータを削除することで、携帯情報端末1でサービスの提供を受けられなくすることをいう。図7は、本実施形態に係る会員情報発行システム100での退会処理を説明するための図である。図8は、本実施形態に係る携帯情報端末1のタッチパネル30での表示例を示す図である。
図7において、まず、携帯情報端末1の制御部10は、申込者からの操作を受け付ける。制御部10は、受け付けた操作が発行プログラム21の起動の操作であることに応じて、発行プログラム21を起動して、退会依頼処理を行う(#101)。
図8(a)は、発行プログラム21を起動して、会員情報をタッチパネル30に表示した画面例である。そして、図8(a)にて携帯情報端末1の使用者が「退会」を選択することで、携帯情報端末1は、図8(b)に示す画面を表示する。図8(b)にて携帯情報端末1の使用者が「OK」を選択することで、携帯情報端末1は、図8(c)に示す画面を表示する。
図7に戻り、携帯情報端末1の削除処理部18は、削除処理のフローを決定し、削除処理を行う(#102)。例えば、携帯情報端末1がFelicaチップ2bに対してのみ会員情報の発行をしたものである場合には、削除処理部18は、Felicaチップ2bに対してのみパーソナライズデータを削除する処理を行う。また、携帯情報端末1がNFCチップ2aに対してのみ会員情報の発行をしたものである場合には、削除処理部18は、NFCチップ2aに対してのみパーソナライズデータを削除する処理を行う。さらに、携帯情報端末1がFelicaチップ2bとNFCチップ2aとの両者に対して会員情報の発行をしたものである場合には、削除処理部18は、両者に対してパーソナライズデータを削除する処理を行う。ここで、削除処理部18は、発行処理の際と同じ順番で削除処理を行う。つまり、発行処理時に、最初にFelicaチップ2bに対する発行処理をしている場合には、削除処理時にも、最初にFelicaチップ2bに対する処理を行う。
(#103)から(#109)までは、携帯情報端末1によるFelicaチップ2bを使用したサービスの提供を受けられなくするための削除処理である。
携帯情報端末1の削除処理部18は、発行支援サーバ4に対して退会処理を要求する(#103)。発行支援サーバ4の制御部40は、退会処理の要求を受信し、認証リクエスト部46は、発行処理サーバ7に対して認証リクエストを行う(#104)。発行処理サーバ7では、携帯情報端末1から直接発行処理サーバ7に接続するための削除用URLを発行支援サーバ4に対して送信することで(#105)、発行支援サーバ4のURL送受信部47は、削除用URLを受信し、携帯情報端末1に送信する(#106)。
なお、発行支援サーバ4は、本処理の終了後に、即時に又は定期的なタイミングで、削除されたことをサービス提供サーバ6に対して報告してもよい(#107)。
携帯情報端末1の削除処理部18は、受信した削除用URLを用いて退会要求を発行処理サーバ7に対して行う(#108)。発行処理サーバ7は、携帯情報端末1のFelicaチップ2bに確保されているパーソナライズデータの書き込み領域を削除する(#109)。
これらの処理により、携帯情報端末1のUIM3には、Felicaチップ2bに対する発行処理によって記憶されたパーソナライズデータが削除された状態になる。よって、携帯情報端末1は、Felicaチップ2bを使用した会員サービスを受けられなくなる。
次に、(#110)から(#113)までは、携帯情報端末1のUIM3から発行用アプリ22をアンインストールして、NFCチップ2aを使用したサービスの提供を受けられなくするための削除処理である。
携帯情報端末1の削除処理部18は、アプリ管理サーバ9に対して発行用アプリ22のアンインストールを要求する(#110)。アプリ管理サーバ9は、携帯情報端末1のUIM3に指示することで(#111)、削除処理部18は、UIM3に記憶された発行用アプリ22をアンインストールする。また、削除処理部18は、発行支援サーバ4に対して退会通知を行う(#112)。発行支援サーバ4の制御部40は、結果を通知する(#113)。そして、制御部10は、本処理を終了する。
これらの処理により、携帯情報端末1のUIM3には、NFCチップ2aに対する発行処理によって記憶されたパーソナライズデータが削除された状態になる。よって、携帯情報端末1は、NFCチップ2aを使用した会員サービスを受けられなくなる。
全ての処理が終了すると、携帯情報端末1は、図8(d)に示す画面を表示する。
このような処理により、会員情報発行システム100は、発行処理により携帯情報端末1に格納されたパーソナライズデータを削除できる。
このように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)会員情報発行システム100は、携帯情報端末1が有する近距離無線の通信規格(例えば、Felicaの規格やNFCの規格)を確認することで、通信規格に対応した発行処理を通信規格に対応したセキュアな記憶領域に対して行うことができる。
(2)会員情報発行システム100は、携帯情報端末1が複数の通信規格を有する場合に、複数の通信規格の各々に対応した発行処理を各々の通信規格に対応したセキュアな記憶領域に対して行うことができる。しかも、会員情報発行システム100は、複数の通信規格の各々に対応した発行処理を順番に行うことができる。
(3)会員情報発行システム100は、携帯情報端末1のセキュアな記憶領域に対する発行処理を行った順番で削除処理を行うことができる。これは、発行処理や削除処理中に、例えば、通信障害等のエラーが発生して処理が中断されてしまった場合に、発行処理中であったか、削除処理中であったかを判別できて有効である。発行処理の順番と削除処理の順番とが決められていない場合や、発行処理の順番と逆の順番で削除処理をする場合には、発行処理の途中で中断されたか、削除処理の途中で中断されたかの判断が、発行状況から判別できない。よって、発行処理を行った順番で削除処理を行うことで、会員情報発行システム100は、その際の携帯情報端末1の発行状況によって、発行処理の途中であるか、削除処理の途中であるかを判別できる。
(4)会員情報発行システム100は、通信規格に対応して携帯情報端末1の複数の記憶領域を有することで、誤った記憶領域に会員情報を書き込むことを防止でき、セキュリティ性が向上する。
(5)会員情報発行システム100は、通信規格に応じて、通信先の異なる第1工程と第2工程とを選択して発行処理をすることができる。そして、その工程は、NFCチップ2aに対応した発行支援サーバ4による発行処理を行うための第1発行処理(第1工程)と、Felicaチップ2bに対応した発行処理サーバ7による発行処理を行うための第2発行処理(第2工程)とにすることができる。
また、会員情報発行システム100は、従前のFelicaに対する発行システムに、NFCに対する発行処理の仕組みを追加することで、従前の会員に対してもNFC規格を利用できるようにできる。
(6)会員情報発行システム100は、携帯情報端末1からの認証要求に対して発行元が認証できた場合に、通信規格に応じた発行処理を行うことができる。
(7)会員情報発行システム100は、発行処理の順序をFelicaチップ2bに対応した発行処理サーバ7による発行処理を行い、その後にNFCチップ2aに対応した発行支援サーバ4による発行処理を行うようにすることで、発行処理の途中で中断した場合であっても、Felicaチップ2bのみを使用できる可能性があるため、申込者にとって利便性の高いシステムを提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、携帯情報端末は、NFCチップ、FelicaチップとUIMとを有するものとして説明したが、これらに限定されない。NFCチップ、Felicaチップは、あくまで一例であって、NFCやFelicaの仕様により作成されたものではないICチップであってもよい。また、UIMに代わるものとして、マイクロSDカード等の携帯情報端末から取り外し可能な記憶媒体であってもよいし、取り外しが不可のモジュールであってもよい。
(2)本実施形態では、携帯情報端末は、NFCチップとFelicaチップとの2つのチップを有するものとして説明した。しかし、NFCとFelicaとの機能を有する1つのチップであってもよい。
(3)本実施形態では、発行処理及び退会処理の順番として、Felicaチップに対する処理を行った後にNFCチップに対する処理を行うものとして説明した。現状、発行処理に要する時間がFelicaチップに対する処理の方が短いため、処理途中での通信の中断等の不測の事態を考慮すると、Felicaチップに対する処理を初めに行う方が望ましい。しかし、NFCチップに対する処理を行った後にFelicaチップに対する処理を行ってもよい。
(4)本実施形態では、退会処理として、発行処理によって格納したパーソナルデータを削除するものとして説明した。しかし、退会処理は、これに限定されない。例えば、削除フラグを立てて、パーソナルデータを参照できないようにする仕組み等によるものであってもよい。
(5)本実施形態では、携帯情報端末を、スマートフォンに代表される個人用の携帯コンピュータの機能を併せ持った携帯電話機として説明したが、これに限定されない。
(6)本実施形態では、サービス提供サーバ6は、鉄道会社のサービスを利用するものとして説明したが、これに限定されない。
1 携帯情報端末
2a NFCチップ
2b Felicaチップ
3 UIM
4 発行支援サーバ
6 サービス提供サーバ
7 発行処理サーバ
8 アプリ配信サーバ
9 アプリ管理サーバ
10,40 制御部
11 ID・パスワード送信部
12 認証結果受信部
14 通信規格確認部
16 発行処理部
16a 工程選択部
18 削除処理部
20,50 記憶部
21 発行プログラム
22 発行用アプリ
30 タッチパネル
32 通信I/F部
41 ユーザ認証送信部
42 認証結果送受信部
43 第1発行受信部
44 第1発行処理部
45 第2発行受信部
46 認証リクエスト部
47 URL送受信部
62 リーダライタ
100 会員情報発行システム
N 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザが携行可能なコンピュータにおいて実行する発行プログラムであって、
    前記コンピュータは、近距離無線通信の通信規格に対応したセキュアな記憶領域を有し、
    前記コンピュータを、
    このコンピュータが有する前記通信規格を、前記セキュアな記憶領域を確認して取得する通信規格確認手段と、
    複数の前記通信規格の各々に対応した、コンピュータを使用して発行元のサービスの提供を受けるための発行処理のうち、前記通信規格確認手段によって確認した前記通信規格に対応する前記発行処理を行うことを決定し、前記通信規格に対応した前記セキュアな記憶領域に対して個別データを書き込む発行処理手段と、
    して機能させるための発行プログラム。
  2. 請求項1に記載の発行プログラムにおいて、
    前記発行処理手段を、前記コンピュータが複数の前記通信規格に対応する場合に、各々の前記通信規格に対応した前記発行処理を、前記セキュアな記憶領域に対して順番に行うように機能させること、
    を特徴とする発行プログラム。
  3. 請求項2に記載の発行プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記発行処理手段により前記発行処理がされた前記セキュアな記憶領域に対して、前記発行処理がされた順番に、前記コンピュータを使用した前記発行元からのサービスの提供を受けられなくするための削除処理を行う削除処理手段と、
    して機能させること、
    を特徴とする発行プログラム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発行プログラムにおいて、
    前記コンピュータに対して通信可能な第1サーバを経由する第1工程と、
    前記コンピュータに対して通信可能な第2サーバを経由する、前記第1工程とは異なる第2工程と、
    を備え、
    前記発行処理手段を、前記通信規格に応じて前記第1工程と前記第2工程とを選択して、前記発行処理を行う工程選択手段として機能させること、
    を特徴とする発行プログラム。
  5. 請求項4に記載の発行プログラムにおいて、
    前記発行処理手段を、
    発行処理要求を前記第1サーバに送信することで、前記工程選択手段により選択された前記第1工程による発行処理を前記第1サーバとの間で行うように機能させ、
    発行処理要求を前記第1サーバに送信し、前記第2サーバへの接続情報を前記第1サーバから受信することで、前記工程選択手段により選択された前記第2工程による発行処理を前記第2サーバとの間で行うように機能させること、
    を特徴とする発行プログラム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の発行プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記発行元が有し、前記コンピュータの使用者を特定する識別情報の入力を受け付けて、前記発行元に対して前記識別情報を送信する識別情報送信手段と、
    前記発行元による前記識別情報を用いた認証結果を受信する認証結果受信手段と、
    して機能させ、
    前記発行処理手段を、前記認証結果受信手段により受信した前記認証結果が認証可の場合に、前記通信規格に対応した前記発行処理を行うように機能させること、
    を特徴とする発行プログラム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の発行プログラムを記憶した記憶部と、
    前記発行プログラムを実行する制御部と、
    を備える携帯情報端末。
  8. 携帯情報端末から受信した発行元のサービスの提供を受けるための認証要求を、サービスを提供する前記発行元に送信することで、前記発行元から受信した認証結果を前記携帯情報端末に送信する認証結果送信部と、
    前記認証結果が認証可であり、前記携帯情報端末から第1発行処理要求を受信した場合に、前記携帯情報端末を使用した前記発行元のサービスの提供を受けるための発行処理を前記携帯情報端末との間で行う第1発行処理部と、
    前記認証結果が認証可であり、前記携帯情報端末から第2発行処理要求を受信した場合に、発行処理サーバへの認証要求を行い、前記発行処理サーバの接続情報を前記発行処理サーバから受信して前記携帯情報端末に送信することで、前記携帯情報端末と前記発行処理サーバとの間での前記発行処理を誘導する第2発行処理部と、
    を備える発行支援サーバ。
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