JP6043825B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置に関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及および配信技術の向上により、インターネットを介して多様なコンテンツの閲覧が可能になっている。例えば、映画やドラマなどの動画コンテンツを、インターネットを介して閲覧する者も多い。
また、インターネットの普及に伴って、インターネットを介した広告配信も盛んに行われるようになってきており、例えば、コンテンツ中に、広告の動画コンテンツを挿入して、コンテンツの閲覧者へ広告を配信することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−57918号公報
しかしながら、動画コンテンツは、テキストなどの静止画のコンテンツに比べて情報量が多いため、通信環境によっては、再生に情報の取得が追い付かず、正常に再生されなくなることがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信環境によらず、動画コンテンツを正常に再生させることができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、速度情報取得部と、決定部と、コンテンツ取得部とを備える。速度情報取得部は、動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する。決定部は、前記速度情報取得部によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記配信装置からの前記動画コンテンツの事前取得タイミングを決定する。コンテンツ取得部は、前記決定部によって決定された前記事前取得タイミングで前記動画コンテンツを前記配信装置から事前取得する。
実施形態の一態様によれば、通信環境によらず、動画コンテンツを正常に再生させることができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および配信装置が限定されるものではない。
[1.情報処理方法]
まず、実施形態に係る情報処理装置1が行う情報処理方法について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の一例を示す説明図である。ここでは、実施形態に係る情報処理装置1が無線の通信ネットワークNを介して配信装置(図示略)から動画コンテンツVを取得して再生する場合に行う情報処理方法について説明する。
また、ここでは、動画コンテンツVが時系列に再生される動画の主コンテンツV1,V2と、主コンテンツV1,V2間に挿入される動画の広告コンテンツ(以下、単に「広告CM」と記載する)とを含む場合について説明する。なお、動画コンテンツVは、図1に示すものに限定されるものではなく、広告CMを含まない動画コンテンツであってもよく、ウェブページに挿入される広告CMであってもよい。
ここで、図1の(a)、(b)に示す黒色の三角形は、動画コンテンツV全体の中で、情報処理装置1が取得中の部分を示す取得ポインタDである。また、図1(a)、(b)に示す白色の△は、動画コンテンツV全体の中で、情報処理装置1が再生中の部分を示す再生ポインタPである。なお、図1の(a)、(b)に示すハッチングの部分は、動画コンテンツV全体の中で情報処理装置1がバッファリングしている部分を示している。
また、図1の(a)、(b)で通信ネットワークNと情報処理装置1とを繋ぐ矢印の向きは、動画コンテンツVの配信方向を示している。また、図1の(a)、(b)で通信ネットワークNと情報処理装置1とを繋ぐ矢印の太さは、情報処理装置1と配信装置との間の通信速度(以下、単に「通信速度」と記載する)の高低を示しており、矢印が太いほど通信速度が高いことを示している。
図1に(a)に示すように、実施形態に係る情報処理装置1は、例えば、スマートフォンのように、通信ネットワークNを介して動画コンテンツVを配信する配信装置から動画コンテンツVを取得して再生可能な可搬型の携帯端末装置である。かかる情報処理装置1は、主コンテンツV1、広告CM、主コンテンツV2の順に動画コンテンツVを時系列で順次取得しながら、同時に動画コンテンツVの再生を行う。
このため、図1(a)、(b)に示す例では、情報処理装置1が動画コンテンツVの取得および再生を行う場合、取得ポインタDおよび再生ポインタPは、時間の経過に伴って、左から右へと移動する。ここで、再生ポインタPの移動速度は、一定であるが、取得ポインタDの移動速度は、情報処理装置1の通信環境、つまり、情報処理装置1と配信装置との間の通信速度によって変化する。
したがって、例えば、図1に(a)で示すように、通信速度が図1に(b)で示す場合に比べて低いと、取得ポインタDの移動速度が再生ポインタPの移動速度よりも低くなることがある。かかる場合、情報処理装置1では、例えば、取得ポインタDが広告CMの位置に到達した時点で、再生ポインタPに追い付かれると、広告CMを正常に再生できなくなる恐れがある。
ただし、情報処理装置1の通信速度は、常時同じではない。具体的には、情報処理装置1は、可搬型の端末装置であるため、比較的通信速度が低い3Gの通信環境から、比較的通信速度が高い4GやWi−Fiの通信環境へ移動することがあり、また、その逆もある。このため、情報処理装置1は、通信環境によって通信速度が変化する。
そこで、情報処理装置1は、通信速度の情報を取得し、取得した通信速度の情報に基づいて、配信装置からの動画コンテンツVの事前取得タイミングを決定し、決定した事前取得タイミングで動画コンテンツVを配信装置から事前取得する。
例えば、図1に(b)で示すように、情報処理装置1は、比較的通信速度が高くなった場合、主コンテンツV1の取得および再生中に、その時点を動画コンテンツVの事前取得タイミングと決定して、例えば、広告CMの事前取得を行う。なお、図2(b)に示す広告CMの位置を指す黒色の三角形は、動画コンテンツV全体のなかで、情報処理装置1が事前取得中の部分を示す事前取得ポインタDaである。
そして、情報処理装置1は、広告CMの取得が完了した場合に、事前取得ポインタDaによって示される動画コンテンツVの事前取得を終了する。なお、情報処理装置1は、広告CMの取得中にも、取得ポインタDによって示される通常の主コンテンツV1の取得は継続する。
これにより、情報処理装置1は、その後、通信速度が低下して、仮に、取得ポインタDが広告CMの位置に到達した時点で、再生ポインタPに追い付かれても、その時点では、既に広告CMを取得しているため、広告CMを正常に再生することができる。したがって、情報処理装置1は、通信環境によらず、動画コンテンツVの一部である広告CMを正常に再生させることができる。
[2.情報処理システムの構成]
次に、図2を参照して、実施形態に係る情報処理システム100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム100の構成の一例を示す説明図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1、コンテンツ配信装置2、および広告配信装置3を含む。
情報処理装置1は、前述したように、スマートフォンやモバイルPC(Personal Computer)などの携帯型無線端末である。また、コンテンツ配信装置2は、例えば、PCであり、情報処理装置1から映画やドラマ、プロモーションビデオなどの動画やウェブページなどの静止画のコンテンツの閲覧要求を取得した場合に、情報処理装置1へコンテンツを配信する。
コンテンツ配信装置2から情報処理装置1へ配信されるコンテンツには、情報処理装置1から広告配信装置3へ広告CMの閲覧要求を送信させるプログラムが含まれる。これにより、情報処理装置1は、コンテンツ配信装置2からコンテンツを取得すると、広告配信装置3へ広告CMの閲覧要求を送信し、広告配信装置3から広告の配信を受ける。
広告配信装置3は、例えば、PCであり、前述したように、情報処理装置1から広告の閲覧要求を取得した場合に、情報処理装置1へ広告CMを配信する。これら情報処理装置1とコンテンツ配信装置2と広告配信装置3とは、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信や、WAM(Wide Area Network)通信、携帯電話通信などによって通信ネットワーク(例えば、インターネット)Nを介して接続され、双方の間で各種情報の通信が可能である。
[3.情報処理装置の構成]
次に、図3を参照して、実施形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、情報処理装置1は、通信部11と、表示部12と、操作部13と、制御部14と、記憶部15とを備える。
通信部11は、通信ネットワークNを介して、コンテンツ配信装置2および広告配信装置3との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。表示部12は、例えば、液晶表示装置であり、情報処理装置1の操作画面の画像や、通信部11によって受信された動画コンテンツVやウェブページなどを表示する。操作部13は、表示部12に対するユーザのタッチ操作を検知するタッチセンサであり、タッチ操作を受け付けた場合に、操作に応じた信号を制御部14へ出力する。
記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク等の情報記憶デバイスである。かかる記憶部15は、情報処理プログラム25を記憶する。情報処理プログラム25は、制御部14が操作部13から入力される信号に基づいて、動画コンテンツVやウェブページの取得および再生を行う場合に実行するプログラムである。
制御部14は、情報処理装置1全体を統括制御する処理部であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部14は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)が記憶部15から情報処理プログラム25を読み出してRAMを作業領域として実行することによって機能する複数の情報処理部を備える。
具体的には、制御部14は、表示制御部20、コンテンツ取得部21、速度情報取得部22、可視領域情報取得部23、および決定部24を備える。なお、制御部14の内部構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
表示制御部20は、操作部13から入力されるタッチ操作に応じた信号に基づいて、表示部12の動作を制御する処理部であり、例えば、コンテンツ取得部21から入力される動画コンテンツVの再生や停止、ウェブページの表示およびスクロールなどを行う。
コンテンツ取得部21は、通信ネットワークNを介して、コンテンツ配信装置2や広告配信装置3から動画コンテンツVやウェブページなどのコンテンツを取得する処理部である。かかるコンテンツ取得部21は、例えば、操作部13からユーザがコンテンツを取得するための操作が行われたことを示す信号が入力される場合に、コンテンツ配信装置2や広告配信装置3へ動画コンテンツVまたはウェブページの閲覧要求を送信する。
そして、コンテンツ取得部21は、コンテンツ配信装置2や広告配信装置3から動画コンテンツVまたはウェブページのコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示制御部20へ出力する。また、コンテンツ取得部21は、取得した動画コンテンツVを速度情報取得部22および決定部24へ出力する。
かかるコンテンツ取得部21は、後に詳述する決定部24によって決定される動画コンテンツVの事前取得タイミングで動画コンテンツVをコンテンツ配信装置2や広告配信装置3から事前取得する。
速度情報取得部22は、コンテンツ取得部21から単位時間に入力される動画コンテンツVの情報量に基づいて、情報処理装置1とコンテンツ配信装置2や広告配信装置3との間の通信速度の情報(以下、単に「通信速度」と記載する)を取得する処理部である。かかる速度情報取得部22は、取得した通信速度を決定部24へ出力する。
また、可視領域情報取得部23は、表示制御部20が表示部12にウェブページを表示している場合に、表示制御部20からウェブページにおける可視領域の位置を示す情報を取得する処理部である。ここでの可視領域とは、ウェブページの領域のうち、表示部12に表示される領域のことである。そして、可視領域情報取得部23は、取得した可視領域の位置を示す情報を決定部24へ出力する。
決定部24は、表示部12が動画コンテンツVを再生している場合、コンテンツ取得部21から入力される動画コンテンツV、速度情報取得部22から入力される通信速度に基づいて、動画コンテンツVの事前取得タイミングを決定する処理部である。また、決定部24は、表示部12がウェブページを表示している場合、通信速度と、可視領域情報取得部23から入力される可視領域の位置を示す情報とに基づいて、広告CMの事前取得タイミングを決定する。
かかる決定部24は、コンテンツ取得部21が広告CMを含む動画コンテンツVを取得する場合と、広告CMを含まない動画コンテンツを取得する場合と、広告CMを含むウェブページを取得する場合とで、それぞれ異なる事前取得タイミングの決定処理を行う。そして、決定部24は、決定した事前取得タイミングを示す情報(以下、単に「事前取得タイミング」と記載する)をコンテンツ取得部21へ出力する。
[4.情報処理装置の動作]
次に、図4〜図6を参照して、情報処理装置1の動作の一例について説明する。図4〜図6は、情報処理装置1の動作の一例を示す説明図である。図4には、コンテンツ取得部21が広告CMを含む動画コンテンツVを取得する場合の情報処理装置1の動作の一例を示す。
また、図5には、コンテンツ取得部21が広告CMを含まない動画コンテンツを取得する場合の情報処理装置1の動作の一例を示す。また、図6には、コンテンツ取得部21が広告CMを含むウェブページを取得する場合の情報処理装置1の動作の一例を示す。なお、図4および図5に示すもののうち、図1に示すものと同一のものについては、図1に示すものと同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
図4(a)に示すように、情報処理装置1は、例えば、時刻t1の時点で通信速度が閾値未満の場合に、主コンテンツV1と主コンテンツV2との間に、広告CMを含む動画コンテンツVを取得することがある。なお、ここでの閾値は、例えば、再生ポインタPおよび取得ポインタDの移動速度が同一となる通信速度である。
かかる場合、図4に(a)で示すように、情報処理装置1は、主コンテンツV1の取得を開始してから、主コンテンツV1を所定の情報量の分だけバッファリングした後に、主コンテンツV1の再生を開始する。
その後、情報処理装置1は、取得ポインタDと再生ポインタPとをデフォルトの移動速度で再生方向(図4では、左から右)へ移動させながら、主コンテンツV1の取得および再生を並行して行う。なお、取得ポインタDのデフォルトの移動速度は、再生ポインタPの移動速度と同一、または、再生ポインタPの移動速度よりも早くてもよいが、ここでは、再生ポインタPの移動速度と同一であるものとして説明する。
その後、図4に(b)で示すように、時刻t2で通信速度が閾値以上となった場合、主コンテンツV1の取得および再生を行いながら、広告CMを事前取得(先読み)する。具体的には、主コンテンツを再生しており、かつ通信速度が閾値以上になったタイミングを広告CMの事前取得タイミングと決定し、動画コンテンツVの中で広告CMの開始位置に事前取得ポインタDaを設定する。
そして、情報処理装置1は、取得ポインタD、再生ポインタP、および事前取得ポインタDaを再生方向へ移動させる。こうして、情報処理装置1は、主コンテンツV1の取得および再生を行いながら、広告CMを事前取得する。
これにより、情報処理装置1は、図4に(c)で示すように、時刻t3で広告CMの事前取得を完了する。そして、情報処理装置1は、広告CMの事前取得を完了すると、主コンテンツV1の取得および再生を継続しつつ、事前取得ポインタDaの移動による動画コンテンツVの事前取得を終了する。
なお、広告CMの事前取得では、必ずしも広告CM全編を事前取得しなくてもよい。情報処理装置1は、決定した事前取得タイミングから広告CMの冒頭部分を取得した時点で、広告CMの事前取得を終了することもできる。ここでの冒頭部分とは、例えば、再生時間が30秒の広告CMの場合、広告CMの開始から5秒間〜15秒間程度の部分である。
その後、図4に(d)に示すように、情報処理装置1は、時刻t5で通信速度が閾値を大きく下回ると、取得ポインタDの移動速度が急激に低下し、再生ポインタPが取得ポインタDに近づくことがあるが、この時点で既に広告CMを取得している。
これにより、情報処理装置1は、その後、再生ポインタPが広告CMの先頭の位置に到達した時点で取得ポインタDに追い付いたとしても、既に広告CMを取得しているため、広告CMを正常に再生することができる。
その後、図4に(e)で示すように、情報処理装置1は、時刻t6で再生ポインタPが広告CMの先頭の位置に到達した場合に、取得ポインタDを広告CMの後尾位置へ移し、動画コンテンツVの再生方向へ移動させる。
これにより、情報処理装置1は、広告CMを再生中に主コンテンツV2を取得しておくことができるので、広告CMの再生が完了した場合に、主コンテンツV2を正常に再生することができる。
また、図5に(a)で示すように、情報処理装置1は、例えば、時刻t1の時点で通信速度が閾値未満の場合に、広告CMを含まない動画コンテンツVAを取得することがある。かかる場合、情報処理装置1は、通信速度が閾値以上になると、通信帯域に余裕ができるので動画コンテンツVAの通常取得タイミングよりも時間的に前のタイミングを、動画コンテンツVAの事前取得タイミングに決定し、決定した事前取得タイミングで動画コンテンツVの事前取得を行う。
これにより、情報処理装置1は、図5に(b)で示すように、通信速度が閾値以上になった後の時刻t2では、点線で示す通常取得タイミングで動画コンテンツVAを取得した場合の取得ポインタDの位置よりも先へ取得ポインタDを移動させることができる。つまり、情報処理装置1は、通常取得タイミングで動画コンテンツVAを取得する場合に比べて、動画コンテンツVAをより早くかつ多く取得してバッファリングすることができる。
したがって、情報処理装置1は、その後、通信速度が閾値を大きく下回り、通常取得タイミングで動画コンテンツVAを取得していれば、再生ポインタPが取得ポインタDに追い付いているような状況でも、動画コンテンツVAを正常に再生することができる。
また、情報処理装置1は、図6に(a)で示すように、例えば、通信速度が閾値未満の場合に、広告CMが表示される広告枠42を含むウェブページ41を取得することがある。ここでは、一例として、情報処理装置1によって取得されるウェブページ41が縦長であり、ウェブページ41には、上から順に、トップニュース、エンターテイメントニュース、スポーツニュースが掲載され、その下に広告枠42が設けられているものとする。
情報処理装置1は、ウェブページ41を取得した場合、可視領域43をウェブページ41最上段のトップニュースの位置に設定する。そして、情報処理装置1は、通信速度を取得すると共に、ウェブページ41における可視領域43と広告枠42との距離を取得し、かかる距離に関する予め定められた距離用の閾値とを比較する。
時刻t1の時点では、図6に(a)で示すように、可視領域43と広告枠42との距離L1が距離用の閾値よりも長い。このため、ユーザがウェブページ41をスクロールして広告枠42が可視領域43内へ入るまでには、時間的な余裕がある。
また、時刻t1の時点では、通信速度が通信速度用の閾値未満であり、この状態で広告CMを取得すると、広告CMの取得に要する処理時間が嵩み、その間、情報処理装置1の処理負荷が大きくなる。
そこで、情報処理装置1は、通信速度が速度用の閾値未満の場合、または、可視領域43と広告枠42との距離L1が距離用の閾値よりも長い場合には、広告CMの事前取得を禁止する。これにより、図6に(a)で示すウェブページ41では、広告枠42内が空白となる。
その後、図6に(b)で示すように、時刻t2でユーザがウェブページ41をスクロールし、広告枠42が可視領域43に含まれないが、可視領域43と広告枠42との間の距離L2が距離用の閾値以下となり、通信速度が速度用の閾値以上となる場合がある。
かかる場合、情報処理装置1は、ユーザがウェブページ41をスクロールして広告枠42が可視領域43内へ入る可能性が高まるが、スクロールして広告枠42が可視領域43内へ入るまでに、時間的な余裕が少なくなる。ただし、情報処理装置1は、通信速度が速度用の閾値以上であるため、比較的短時間で広告CMを取得することができる。
そこで、情報処理装置1は、通信速度が速度用の閾値以上となり、かつ、可視領域43と広告枠42との間の距離L2が距離用の閾値以下とったタイミングを広告CMの事前取得タイミングに決定し、広告CMの事前取得を行う。
このとき、情報処理装置1は、広告CMの全編、または広告CMの冒頭部分を事前取得することができる。これにより、図6に(b)で示すウェブページ41では、広告枠42内に車の広告CMの最初のシーンが挿入される。
したがって、情報処理装置1は、広告CMの全編を事前取得している場合、ユーザがウェブページ41をさらにスクロールして、広告枠42が可視領域43内に入った時点から正常に広告CMの全編を再生することができる。
一方、情報処理装置1は、広告CMの冒頭部分を事前取得している場合、ユーザがウェブページ41をさらにスクロールして、広告枠42が可視領域43内に入った時点で広告CMを再生しながら、広告CMの未取得部分を取得することができる。これにより、情報方処理装置1は、広告CMの全編を事前取得する場合と同様に、広告CMの全編を正常に再生することができる。
また、上記したように、情報処理装置1は、通信速度が速度用の閾値未満の場合に、広告CMの事前取得を行わないので、処理負荷を低減することができる。しかも、情報処理装置1は、可視領域43と広告枠42との距離L1が距離用の閾値よりも長い場合に、広告CMの事前取得を行わない。したがって、情報処理装置1によれば、例えば、広告枠42が可視領域43に入るまでウェブページ41をスクロールしないユーザに対して、閲覧しない広告CM取得のための情報通信量が課金されることを防止することができる。
なお、情報処理装置1は、可視領域43と広告枠42との間の距離が距離用の閾値よりも長い場合に、通信速度が速度用の閾値以上となったタイミングを広告CMの事前取得タイミングに決定し、広告CMの事前取得を行う構成であってもよい。かかる構成によっても、情報処理装置1は、ユーザがウェブページ41をさらにスクロールして、広告枠42が可視領域43内に入った時点で正常に広告CMを再生することができる。
[5.情報処理装置の制御部が実行する処理]
[5.1.メイン処理]
次に、図7〜図10を参照して、情報処理装置1の制御部14が実行する処理について説明する。図7〜図10は、実施形態に係る情報処理装置1の制御部14が実行する処理を示すフローチャートである。
なお、図7には、制御部14が行うメイン処理を示し、図8には、制御部14が行うメイン処理中の広告あり動画再生処理を示している。また、図9には、制御部14が行うメイン処理中の広告なし動画再生処理を示し、図10には、制御部14が行うメイン処理中のページ表示処理を示している。
制御部14は、操作部13からユーザがコンテンツ取得操作を行ったことを示す信号が入力される場合に、図7に示すメイン処理を実行する。メイン処理を開始すると、制御部14は、図7に示すように、まず、コンテンツ配信装置2から取得するコンテンツが動画コンテンツVであるか否かを判定する(ステップS101)。
そして、制御部14は、取得したコンテンツが動画コンテンツVであると判定した場合(ステップS101,Yes)、処理をステップS102へ移す。一方、制御部14は、取得したコンテンツが動画でないと判定した場合(ステップS101,No)、ページ表示処理を行い(ステップS105)、処理を終了する。かかるページ取得処理については、図10を参照して後述する。
また、ステップS102において、制御部14は、取得した動画コンテンツV中に広告CMがあるか否かを判定し、広告CMがあると判定した場合(ステップS102,Yes)、広告あり動画再生処理を行い(ステップS103)、処理を終了する。かかる広告あり動画再生処理については、図8を参照して後述する。
一方、制御部14は、ステップS102において、取得した動画コンテンツV中に広告CMがないと判定した場合(ステップS102,No)、広告なし動画再生処理を行い(ステップS104)、処理を終了する。なお、かかる広告なし動画再生処理については、図9を参照して後述する。
[5.2.広告あり動画再生処理]
次に、制御部14が行う広告あり動画再生処理について説明する。図8に示すように、制御部14は、広告あり動画再生処理を開始すると、まず、コンテンツ配信装置2および広告配信装置3から動画コンテンツVを取得して再生し(ステップS201)、通信速度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。
そして、制御部14は、通信速度が閾値以上でないと判定した場合(ステップS202,No)、処理をステップS205へ移す。一方、制御部14は、通信速度が閾値以上であると判定した場合(ステップS202,Yes)、広告CMの事前取得タイミングを決定し、決定した事前取得タイミングで広告配信装置3から広告CMの事前取得(図4参照)を行う(ステップS203)。
その後、制御部14は、広告CMの事前取得が完了したか否かを判定する(ステップS204)。そして、制御部14は、広告CMの事前取得が完了したと判定した場合(ステップS204,Yes)、処理をステップS207へ移す。一方、制御部14は、広告CMの事前取得が完了していないと判定した場合(ステップS204,No)、処理をステップS205へ移す。
ステップS205において、制御部14は、広告CMの再生タイミングか否かを判定し、広告CMの再生タイミングであると判定した場合(ステップS205,Yes)、広告CMを再生して(ステップS206)、処理をステップS207へ移す。一方、制御部14は、広告CMの再生タイミングでないと判定した場合(ステップS205,No)、処理をステップS207へ移す。
ステップS207において、制御部14は、主コンテンツV1,V2の再生が終了したか否かを判定する。ここで、制御部14は、主コンテンツV1,V2を最後まで再生した場合、または、主コンテンツV1,V2の再生途中に、操作部13からユーザによる再生終了操作が行われたことを示す信号が入力された場合に、主コンテンツV1,V2の再生が終了したと判定する。
そして、制御部14は、主コンテンツV1,V2の再生が終了していないと判定した場合(ステップS207,No)、処理をステップS201へ移す。一方、制御部14は、主コンテンツV1,V2の再生が終了したと判定した場合(ステップS207,Yes)、処理を終了する。
[5.3.広告なし動画再生処理]
次に、制御部14が行う広告なし動画再生処理について説明する。図9に示すように、制御部14は、広告なし動画再生処理を開始すると、まず、通常取得タイミングでコンテンツ配信装置2から動画コンテンツVAを取得して再生し(ステップS301)、通信速度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS302)。
そして、制御部14は、通信速度が閾値以上でないと判定した場合(ステップS302,No)、処理をステップS304へ移す。一方、制御部14は、通信速度が閾値以上であると判定した場合(ステップS302,Yes)、事前取得タイミングでコンテンツ配信装置2から動画コンテンツVAを事前取得して再生し(ステップS303)、処理をステップS304へ移す。
ステップS304において、制御部14は、動画コンテンツVAの再生が終了したか否かの判定を行う。ここで、制御部14は、動画コンテンツVAを最後まで再生した場合、または、動画コンテンツVAの再生途中に、操作部13からユーザによる再生終了操作が行われたことを示す信号が入力された場合に、動画コンテンツVAの再生が終了したと判定する。
そして、制御部14は、動画コンテンツVAの再生が終了していないと判定した場合(ステップS304,No)、処理をステップS301へ移す。一方、制御部14は、動画コンテンツVAの再生が終了したと判定した場合(ステップS304,Yes)、処理を終了する。
[5.4.ページ表示処理]
次に、制御部14が行うページ表示処理について説明する。図10に示すように、制御部14は、ページ表示処理を開始すると、まず、コンテンツ配信装置2からウェブページ41を取得して表示部12に表示させる(ステップS401)。
その後、制御部14は、ウェブページ41における可視領域43の位置を示す可視領域情報を取得し(ステップS402)、可視領域43が広告枠42を含むか否かを判定する(ステップS403)。
そして、制御部14は、可視領域43が広告枠42を含まないと判定した場合(ステップS403,No)、可視領域43から広告枠42までの距離が距離用の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS408)。
ここで、制御部14は、可視領域43から広告枠42までの距離が距離用の閾値以下でないと判定した場合(ステップS408,No)、処理をステップS407へ移す。一方、制御部14は、可視領域43から広告枠42までの距離が距離用の閾値以下であると判定した場合(ステップS408,Yes)、通信速度が速度用の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS409)。
そして、制御部14は、通信速度が閾値以上でないと判定した場合(ステップS409,No)、処理をステップS407へ移す。一方、制御部14は、通信速度が閾値以上であると判定した場合(ステップS409,Yes)、その時点を広告CMの事前取得タイミングと決定して、広告配信装置3から広告CMを事前取得する(ステップS410)。
その後、制御部14は、広告CMの取得が完了したか否かを判定する(ステップS411)。そして、制御部14は、広告CMの取得が完了したと判定した場合(ステップS411,Yes)、処理をステップS407へ移す。一方、制御部14は、広告CMの取得が完了していないと判定した場合(ステップS411,No)、処理をステップS402へ移す。
また、制御部14は、ステップS403において、可視領域43が広告枠42を含むと判定した場合(ステップS403,Yes)、広告CMを事前取得済みであるか否かを判定する(ステップS404)。
そして、制御部14は、広告CMを事前取得済みでないと判定した場合(ステップS404,No)、コンテンツ配信装置2から広告CMを取得して(ステップS405)、処理をステップS406へ移す。一方、制御部14は、広告CMを取得済みであると判定した場合(ステップS404,Yes)、処理をステップS406へ移す。
ステップS406において、制御部14は、広告CMを再生し、その後、ウェブページ41の表示が終了したか否かを判定する(ステップS407)。ここで、制御部14は、操作部13からユーザによってウェブページ41の表示終了操作が行われたことを示す信号が入力された場合に、ウェブページ41の表示が終了したと判定する。
そして、制御部14は、ウェブページ41の表示が終了していないと判定した場合(ステップS407,No)、処理をステップS402へ移す。一方、制御部14は、ウェブページ41の表示が終了したと判定した場合(ステップS407,Yes)、処理を終了する。
[6.ハードウェア構成]
なお、実施形態における情報処理装置1は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ50によって実現される。図11は、情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス55は、通信部11に対応し、通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、表示制御部20、コンテンツ取得部21、速度情報取得部22、決定部24、および可視領域情報取得部23として機能する。また、HDD54は、記憶部15の機能を実現し、情報処理プログラム25を格納する。
コンピュータ50のCPU51は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
例えば、情報処理装置1がユーザの使用するユーザ端末である場合に、ユーザ端末を構成するコンピュータ50のCPU51は、通信ネットワークNを介して図3に示す情報処理プログラム25をコンテンツ配信装置2または広告配信装置3から取得してもよい。
かかる場合、コンテンツ配信装置2または広告配信装置3は、ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御する図5に示す情報処理プログラムを含む制御プログラムをユーザ端末に配信する配信部を備える構成とする。
そして、配信部がユーザ端末に配信する制御プログラムは、ユーザ端末に、動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する速度情報取得手順と、速度情報取得手順によって取得された通信速度の情報に基づいて、配信装置からの動画コンテンツの事前取得タイミングを決定する決定手順と、決定手順によって決定された事前取得タイミングで動画コンテンツを配信装置から取得するコンテンツ取得手順とを実行させる。
かかる構成によっても、通信環境によらず、ユーザ端末によって動画コンテンツを正常に再生させることができる。
[7.効果]
上述したように、実施形態に係る情報処理装置は、速度情報取得部と、決定部と、コンテンツ取得部とを備える。速度情報取得部は、動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する。決定部は、速度情報取得部によって取得された通信速度の情報に基づいて、配信装置からの動画コンテンツの事前取得タイミングを決定する。コンテンツ取得部は、決定部によって決定された事前取得タイミングで動画コンテンツを配信装置から事前取得する。
これにより、情報処理装置は、通信速度に応じた事前取得タイミングで動画コンテンツを取得することによって、通信環境によらず、動画コンテンツを正常に再生させることができる。
また、実施形態に係る動画コンテンツは、時系列に再生される主コンテンツと広告コンテンツとを含み、決定部は、主コンテンツを再生しているタイミングを前記広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定する。
これにより、情報処理装置は、主コンテンツを再生している期間に、その後再生予定の広告コンテンツを事前に取得しておくことができるので、通信環境によらず、広告コンテンツを再生する時点で既に取得している広告コンテンツを正常に再生することができる。
また、実施形態に係るコンテンツ取得部は、主コンテンツの取得中に、前記広告コンテンツの冒頭部分を事前取得する。これにより、実施形態に係る情報処理装置は、広告コンテンツを再生する時点で既に取得している広告コンテンツの冒頭部分を正常に再生することができ、冒頭部分の再生中に、広告コンテンツの未取得部分を取得することができる。したがって、情報処理装置は、通信環境によらず、広告コンテンツを正常に再生することができる。
また、情報処理装置が取得する動画コンテンツはページに挿入される広告コンテンツであり、実施形態に係る情報処理装置は、ページを表示する表示部を備える。そして、決定部は、ページの領域のうち表示部に表示される領域に広告コンテンツの表示領域が含まれないタイミングを広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、広告コンテンツの表示領域が表示部の表示領域に含まれていない期間に、広告コンテンツを事前に取得しておくことができる。したがって、情報処理装置は、広告コンテンツの表示領域が表示部の表示領域に含まれた場合に、通信環境によらず、広告コンテンツを正常に再生することができる。
また、実施形態に係る決定部は、ページの領域のうち表示部に表示される領域と広告コンテンツの表示領域との距離に基づいて、広告コンテンツの事前取得タイミングを決定する。
これにより、情報処理装置は、ページのうち表示部に表示される領域と広告コンテンツの表示領域との距離が比較的遠く、広告コンテンツが閲覧されない可能性がある場合に、不要な広告コンテンツの取得を控えることができる。
また、情報処理装置は、ページのうち表示部に表示される領域と広告コンテンツの表示領域との距離が比較的近く、広告コンテンツが閲覧される可能性がある場合に、通信速度が比較的高ければ、再生前に、広告コンテンツを事前に取得しておくことができる。したがって、情報処理装置は、広告コンテンツの表示領域が表示部の表示領域に含まれた場合に、通信環境によらず、広告コンテンツを正常に再生することができる。
[8.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した情報処理装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
1 情報処理装置
2 コンテンツ配信装置
3 広告配信装置
11 通信部
12 表示部
13 操作部
14 制御部
15 記憶部
20 表示制御部
21 コンテンツ取得部
22 速度情報取得部
23 可視領域情報取得部
24 決定部
25 情報処理プログラム
41 ウェブページ
42 広告枠
43 可視領域
50 コンピュータ
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 HDD
55 通信インターフェイス
56 入出力インターフェイス
57 メディアインターフェイス
58 記録媒体
100 情報処理システム
CM 広告
D 取得ポインタ
Da 事前取得ポインタ
L1 距離
L2 距離
N 通信ネットワーク
P 再生ポインタ
V,VA 動画コンテンツ
V1 主コンテンツ
V2 主コンテンツ

Claims (6)

  1. 動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する速度情報取得部と、
    時系列に再生される主コンテンツと広告コンテンツとを含む第1の動画コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、前記速度情報取得部によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングを決定する決定部と、
    前記配信装置から前記主コンテンツを取得し、当該主コンテンツの取得中に、前記決定部によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツの事前取得を開始し、前記広告コンテンツの冒頭部分を取得した場合に、前記広告コンテンツの事前取得を終了するコンテンツ取得部と
    を備え
    表示部に表示されるページに挿入される第2の動画コンテンツとして広告コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、
    前記決定部は、
    前記速度情報取得部によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記通信速度が速度用の閾値以上となり、かつ、前記ページの領域のうち前記表示部に表示される領域から前記広告コンテンツの領域までの距離が距離用の閾値以下となったタイミングを前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定し、
    前記コンテンツ取得部は、
    前記決定部によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツを前記配信装置から事前取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定部は、
    前記主コンテンツを再生しているタイミングを前記広告コンテンツの前記事前取得タイミングとして決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツ取得部は、
    前記ページの領域のうち前記表示部に表示される領域に前記広告コンテンツの表示領域が含まれない期間に、前記広告コンテンツの冒頭部分を事前取得する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する速度情報取得工程と、
    時系列に再生される主コンテンツと広告コンテンツとを含む第1の動画コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、前記速度情報取得工程によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングを決定する決定工程と、
    前記配信装置から前記主コンテンツを取得し、当該主コンテンツの取得中に、前記決定工程によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツの事前取得を開始し、前記広告コンテンツの冒頭部分を取得した場合に、前記広告コンテンツの事前取得を終了するコンテンツ取得工程と
    を含み、
    表示部に表示されるページに挿入される第2の動画コンテンツとして広告コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、
    前記決定工程は、
    前記速度情報取得工程によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記通信速度が速度用の閾値以上となり、かつ、前記ページの領域のうち前記表示部に表示される領域から前記広告コンテンツの領域までの距離が距離用の閾値以下となったタイミングを前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定し、
    前記コンテンツ取得工程は、
    前記決定工程によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツを前記配信装置から事前取得すること
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. コンピュータに、
    動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する速度情報取得手順と、
    時系列に再生される主コンテンツと広告コンテンツとを含む第1の動画コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、前記速度情報取得手順によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングを決定する決定手順と、
    前記配信装置から前記主コンテンツを取得し、当該主コンテンツの取得中に、前記決定手順によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツの事前取得を開始し、前記広告コンテンツの冒頭部分を取得した場合に、前記広告コンテンツの事前取得を終了するコンテンツ取得手順と
    を実行させ、
    表示部に表示されるページに挿入される第2の動画コンテンツとして広告コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、
    前記決定手順は、
    前記速度情報取得手順によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記通信速度が速度用の閾値以上となり、かつ、前記ページの領域のうち前記表示部に表示される領域から前記広告コンテンツの領域までの距離が距離用の閾値以下となったタイミングを前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定し、
    前記コンテンツ取得手順は、
    前記決定手順によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツを前記配信装置から事前取得すること
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  6. ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御する制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、
    前記制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    動画コンテンツを配信する配信装置との間の通信速度の情報を取得する速度情報取得手順と、
    時系列に再生される主コンテンツと広告コンテンツとを含む第1の動画コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、前記速度情報取得手順によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングを決定する決定手順と、
    前記配信装置から前記主コンテンツを取得し、当該主コンテンツの取得中に、前記決定手順によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツの事前取得を開始し、前記広告コンテンツの冒頭部分を取得した場合に、前記広告コンテンツの事前取得を終了するコンテンツ取得手順と
    を実行させ、
    表示部に表示されるページに挿入される第2の動画コンテンツとして広告コンテンツが前記配信装置から配信される場合に、
    前記決定手順は、
    前記速度情報取得手順によって取得された前記通信速度の情報に基づいて、前記通信速度が速度用の閾値以上となり、かつ、前記ページの領域のうち前記表示部に表示される領域から前記広告コンテンツの領域までの距離が距離用の閾値以下となったタイミングを前記配信装置からの前記広告コンテンツの事前取得タイミングとして決定し、
    前記コンテンツ取得手順は、
    前記決定手順によって決定された前記事前取得タイミングで前記広告コンテンツを前記配信装置から事前取得すること
    を実行させることを特徴とする配信装置。
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