JP6043137B2 - 鉄筋コンクリート構造物の補強構造 - Google Patents

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本発明は、鉄筋コンクリート構造物の補強構造に関するものであり、特に、せん断補強構造に関するものである。
近年、大規模地震の発生が強く懸念されており、既設の鉄筋コンクリート構造物に対する耐震補強の必要性が高まっている。しかし、既設の鉄筋コンクリート構造物に対する補強は決して容易ではない。特に、地中に埋設されたボックスカルバートなどによって構築されている地下道やトンネルなどの鉄筋コンクリート構造物では、地山に覆われている外面側からの補強は極めて困難であり、コストも高くなる。
そこで、地下に構築されている鉄筋コンクリート構造物の壁、天井または床に、その内面側から外面側へ向けて穿孔された孔に補強部材が挿入された補強構造が提案されている。
特許文献1には、既設の鉄筋コンクリート構造物の側壁に形成された補強部材挿入孔に、線材の端部に定着部材が固定されたせん断補強部材が挿入された補強構造が記載されている。
特許文献2には、既設の鉄筋コンクリート構造物の側壁に形成された補強部材挿入孔に、鉄筋の端部に定着体が一体成形されたせん断補強部材が挿入された補強構造が記載されている。
特許第3668490号公報 特開2011−140796号公報
これまでに提案されているせん断補強部材では、棒状部材の端部に突起部が設けられている。例えば、特許文献1に記載されているせん断補強部材では、棒状部材としての線材の端部に、突起部としての定着部材が装着されている。また、特許文献2に記載されているせん断補強部材では、棒状部材としての鉄筋の端部に、突起部としての定着体が形成されている。これら突起部は、せん断補強部材に引張力が作用した際に、せん断補強部材の抜けを防止するなどの目的で設けられているものである。しかし、突起部の装着や形成には手間や時間が掛かる。例えば、特許文献1に記載されているせん断補強部材に設けられている突起部(定着部材)は、摩擦圧接接合、ガス圧接接合、アーク溶接接合などによって線材の端部に接合されており、専用の溶接機を用いた接合作業が必要となる。また、特許文献2に記載されているせん断補強部材に設けられている突起部(定着体)は、転造ローラーに押し当てられた鉄筋を転造ローラーに対して相対的に回転させることによって形成されており、転造ローラーを用いた成形作業が必要となる。
また、せん断補強部材を鉄筋コンクリート構造物の側壁内に埋没させるためには、補強部材挿入孔の直径をせん断補強部材の突起部の直径よりも大きくしなくてはならない。すなわち、せん断補強部材の主要部である線材や鉄筋の直径よりもかなり大径の補強部材挿入孔を穿孔しなくてはならない。
本発明の目的は、既設の鉄筋コンクリート構造物に十分な強度を付与する補強構造を簡易かつ低コストで実現することである。
本発明の鉄筋コンクリート構造物の補強構造は、鉄筋コンクリート構造物に形成された挿入孔に補強部材が挿入されるとともに充填材が充填された鉄筋コンクリート構造物の補強構造であって、前記挿入孔は、前記鉄筋コンクリート構造物にその内面側から外面側に向けて穿孔された細長孔であり、前記補強部材は、高強度繊維により編成された繊維補強部材であることを特徴とする。
本発明の一態様においては、前記繊維補強部材が管状である。
本発明の一態様においては、前記繊維補強部材に他の部分よりも径の大きな膨出部が設けられている。
本発明の一態様においては、前記膨出部が管状の前記繊維補強部材の内側に配置された形成部材によって成形されている。
本発明の一態様においては、前記繊維補強部材が格子状である。
本発明の一態様においては、前記挿入孔に挿入された金属管の内側に前記繊維補強部材が挿入されている。
本発明の一態様においては、前記金属管の周面に複数の貫通孔が形成されている。
本発明によれば、既設の鉄筋コンクリート構造物に十分な強度を付与する補強構造が簡易かつ低コストで実現される。
実施形態1に係るボックスカルバートを示す斜視図である。 (a)は図1に示されている平面Xに沿って切断されたボックスカルバートの側壁の一部を示す拡大断面図であり、(b)は平面Yに沿って切断されたボックスカルバートの側壁の一部を示す拡大断面図である。 図2(b)の拡大図である。 繊維補強部材の拡大斜視図である。 実施形態2に係るボックスカルバートの側壁の一部を示す拡大断面図である。 図6に示されている鋼管の拡大斜視図である。 図5のa−a拡大断面図である。 実施形態3に係るボックスカルバートの側壁の一部を示す拡大断面図である。 実施形態3に係るボックスカルバートの側壁の一部を示す他の拡大断面図である。 図8に示されている繊維補強部材の拡大斜視図である。 繊維補強部材の変形例を示す斜視図である。 図11に示されている繊維補強部材によって補強されたボックスカルバートの側壁の一部を示す拡大断面図である。 繊維補強部材の他の変形例を示す斜視図である。
(実施形態1)
本発明の鉄筋コンクリート構造物の補強構造(以下「補強構造」と略称する。)の第1の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、地下に埋設されている既設のボックスカルバートの側壁に適用された補強構造について説明する。
図1に示されているように、ボックスカルバート1は、対向する一対の側壁W1,W2、頂版Tおよび底版Bを有し、全体として略角筒状の外観を呈する。側壁W1,W2、頂版Tおよび底版Bの内部には主鉄筋および配力鉄筋が配置されている。具体的には、側壁W1,W2、頂版Tおよび底版Bの内部には、複数本の主鉄筋が埋め込まれ、それら主鉄筋と交差するように複数本の配力鉄筋が埋め込まれている。換言すれば、主鉄筋と配力鉄筋とが格子状に埋め込まれている。
以下、図1に示されているボックスカルバート1の2つの側壁W1,W2に適用されている補強構造について具体的に説明する。もっとも、2つの側壁W1,W2には同一の補強構造が適用されている。そこで、重複する説明を回避すべく、側壁W1に適用されている補強構造についてのみ説明し、側壁W2に適用されている補強構造についての説明は省略する。
図2(a),(b)に示されているように、側壁W1には、その内面側から外面側へ向けて複数の挿入孔10が縦横に500mmピッチで設けられている(図2には、一部の挿入孔10のみが図示されている。)。ここで、側壁W1の外面とは地山Gに接している面を意味し、内面とは外面と反対側の面を意味する。
それぞれの挿入孔10は、配筋図や非破壊検査の結果などの情報に基づき、主鉄筋11および配力鉄筋12に損傷を与えることがない位置に、ドリルやウォータージェットなどの任意の穿孔手段やFONドリル工法(登録商標)などの任意の穿孔方法を用いて穿孔された細長孔である。具体的には、それぞれの挿入孔10は、図1に示されている平面Xの面内方向に関しては隣接する主鉄筋11の間に位置しており、平面Yの面内方向に関しては隣接する配力鉄筋12の間に位置している。平面Yの面内方向に関する挿入孔10の位置についてより詳細に説明すると、それぞれの挿入孔10は、上下に隣接する配力鉄筋12の間であって、かつ、下方の配力鉄筋12のすぐ上に位置している。
それぞれの挿入孔10は、側壁W1の内面に対して略垂直に穿孔されており、その底は外面側の主鉄筋11の後方(外側)に達している。本実施形態における挿入孔10の直径は50mmであり、全長(深さ)は500mmである。もっとも、挿入孔10の寸法、特に全長は側壁W1の厚みに応じて適宜選択される。例えば、500mm〜1000mmの範囲内で側壁W1の厚みに応じて最適な全長が選択される。また、挿入孔10の直径は、長さ方向に沿って次第に拡大または縮小するものであってもよい。
図3に示されているように、それぞれの挿入孔10には補強部材としての繊維補強部材13が挿入されるとともに、充填材14が充填されている。図4に示されているように、それぞれの繊維補強部材13は、高強度繊維(カーボン繊維)によって管状に編成されており(編まれており)、伸縮性、屈曲性および弾力性を備えている。繊維補強部材13を編成する高強度繊維はカーボン繊維に限られず、アラミド繊維やガラス繊維などの他の高強度繊維であってもよい。
それぞれの挿入孔10に挿入されている管状の繊維補強部材13の外径は挿入孔10の直径よりも小さい。また、それぞれの繊維補強部材13の長さは挿入孔10の全長(深さ)よりも短い。すなわち、繊維補強部材13は挿入孔10の内部に完全に納まる寸法を有している。換言すれば、挿入孔10に挿入された繊維補強部材13の一端(先端)は挿入孔10の底に到達していないが、他端(後端)は挿入孔10に埋没している。本実施形態における繊維補強部材13の直径は30mmであり、全長は400mmである。もっとも、繊維補強部材13の寸法は挿入孔10の寸法に応じて適宜選択される。このとき、繊維補強部材13の全長は、挿入孔10の全長−(マイナス)100mmに設定することが好ましい。
さらに、挿入孔10に充填されている充填材14には、セメント系モルタルが用いられている。本実施形態では、セメント、シリカヒュームや石英粉などのポラゾン物質、増粘材および水の混合物が充填材14として用いられている。充填材14は、管状の繊維補強部材13の内外に充填されており、挿入孔10の内部を隙間なく満たしている。ここで、高強度繊維によって編成されている繊維補強部材13には、各繊維の間に微小な隙間が存在している。すなわち、繊維補強部材13の表面は網目状になっている。このため、硬化前の充填材14は繊維補強部材13の繊維間の隙間を通して繊維補強部材13の内外に流通し、挿入孔10の内部を隙間なく満たす。また、充填材14が硬化した後においては、充填材14が繊維補強部材13に絡み付き、両者がより強固に一体化される。なお、充填材14はセメント系モルタルに限定されるものではなく、例えば、樹脂系材料や繊維混入モルタルなどを充填材14として用いることもできる。もっとも、充填材14は、上向きに充填しても垂れ落ちない程度の粘性を有する一方、挿入孔10に隙間なく充填可能な流動性を有していることが好ましい。
高強度繊維によって編成されている繊維補強部材13は、鋼材製の補強部材などに比べて高い強度を有するので、少ない数の繊維補強部材13によって十分な補強強度を得ることができる。さらに、繊維補強部材13は、鋼材製の補強部材などに比べて細径であっても、鋼材製の補強部材などと同等以上の強度を有する。したがって、繊維補強部材13を用いることにより補強部材の細径化や少数化を図ることができる。
また、繊維補強部材13は腐食の恐れがないので、長期間に亘って高い補強強度が維持される。さらに、腐食の恐れがない繊維補強部材13は、かぶりコンクリートを打設できない部分や漏水の多い場所にも設置することができる。
また、本実施形態の補強構造に用いられている繊維補強部材13には何らの突起部も設けられていない。このため、繊維補強部材13が挿入される挿入孔10は、ウォータージェットによって容易に穿孔可能な小径の孔であってもよい。挿入孔10の穿孔にウォータージェットを使用した場合、穿孔の際の振動などによる鉄筋破断のリスクが低減される。
加えて、伸縮性、屈曲性および弾力性を備えている繊維補強部材13は、直線状ではない挿入孔10にも容易に挿入することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の補強構造の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。もっとも、本実施形態に係る補強構造は、第1の実施形態に係る補強構造と共通の基本構造を有する。そこで、第1の実施形態に係る補強構造との相違点についてのみ以下に説明し、共通する構造についての説明は適宜省略する。また、既に説明した構成と同一の構成については同一の符号を用いて重複する説明は省略する。
本実施形態に係る補強構造では、図5に示されているように、側壁W1に穿孔された挿入孔10に金属管(本実施形態では鋼管15)が挿入され、その鋼管15の内側に管状に編成された繊維補強部材13が挿入されている。
鋼管15は、図6に示されているように、断面円形の管であって、挿入孔10(図5)よりも径が小さく、挿入孔10と略同一の長さを有する。また、鋼管15の周面には多数の貫通孔16が形成されている。図7に示されているように、充填材14は、繊維補強部材13の内側、繊維補強部材13と鋼管15との間および鋼管15と挿入孔10との間の空間を満たしている。ここで、鋼管15の周面には多数の貫通孔16が形成されているので、繊維補強部材13の内側から充填された充填材14は、繊維補強部材13の繊維間の隙間から繊維補強部材13と鋼管15との間に流出し、さらに鋼管15の貫通孔16から鋼管15と挿入孔10の間に流出し、最終的に挿入孔10の内部に隙間なく充填される。もっとも、繊維補強部材13の外側から充填材14を充填してもよい。また、繊維補強部材13の内側、繊維補強部材13と鋼管15との間、鋼管15と挿入孔10との間の空間にそれぞれ充填材14を充填してもよい。
繊維補強部材13が鋼管15によって覆われている本実施形態の補強構造では、せん断応力などの影響によって側壁W1や充填材14の一部に剥離などが生じても、剥離したコンクリートや充填材14の破片によって繊維補強部材13が損傷を受けることがない。なお、鋼管15に代えて金属メッシュチューブや金属ネットチューブを用いることも可能であり、この場合にも上記と同様の効果が得られる。
また、図6に示されている貫通孔16は楕円形であるが、貫通孔16の形状に制限はなく、円形、矩形、多角形など何れの形状であってもよい。
(実施形態3)
以下、本発明の補強構造の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。もっとも、本実施形態に係る補強構造は、第1の実施形態に係る補強構造と共通の基本構造を有する。そこで、第1の実施形態に係る補強構造との相違点についてのみ以下に説明し、共通する構造についての説明は適宜省略する。また、既に説明した構成と同一の構成については同一の符号を用いて重複する説明は省略する。
本実施形態に係る補強構造では、図8や図9に示されているように、挿入孔10に挿入されている繊維補強部材13に、他の部分よりも径の大きな膨出部17が設けられている。具体的には、図8に示されている繊維補強部材13では、その両端に膨出部17がそれぞれ設けられている。また、図9に示されている繊維補強部材13では、その両端に膨出部17がそれぞれ設けられ、さらに、両端の膨出部17の間に、3つの膨出部17が等間隔で設けられている。図8や図9に示されている膨出部17の直径は40mm、膨出部17以外の部分の直径は30mmである。もっとも、膨出部17の直径および膨出部17以外の部分の直径は、挿入孔10の寸法に応じて適宜選択される。
図10に示されているように、それぞれの膨出部17は、管状に編成された繊維補強部材13の内側に詰め込まれた球状の形成部材(不図示)によって成形されている。本実施形態ではセラミックス製の形成部材が用いられているが、金属製やプラスチック製の形成部材を用いることもできる。また、形成部材には、充填材14(図8,図9)の流動を阻害しないように、貫通孔を形成することもできる。さらに、板状の形成部材を用いることにより、繊維補強部材の周囲にフランジ状に拡がる膨出部を設けることもできる。
繊維補強部材13に膨出部17が設けられている本実施形態の補強構造では、充填材14に対する繊維補強部材13の定着強度が向上し、より高い補強強度が得られる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図4などに示されている繊維補強部材13は、当初から管状に編成されているが、適当な大きさに切断されたシート状の繊維補強部材を管状(チューブ状)に丸めた上で挿入孔に挿入することもできる。このとき、繊維補強部材は伸縮性、屈曲性および弾力性を備えているとともに、ハサミやカッターなどで容易に切断することができるので、繊維補強部材を切断したり、切断された繊維補強部材を丸めたりする作業は施工現場において短時間で行うことが可能であり、その作業には特別な工具や機械を必要としない。
また、図11に示されているような格子状の繊維補強部材23が用いられた補強構造も本発明の範囲に含まれる。図12に、図11に示されている繊維補強部材23が用いられた補強構造の一例を示す。図12に示されている補強構造では、適当なサイズに切断された格子状の繊維補強部材23が側壁W1に穿孔された挿入孔10に挿入されるとともに、挿入孔10には充填材14が充填されている。また、図11に示されている繊維補強部材23が適当なサイズに切断され、かつ、管状に丸められた状態で図12に示されている挿入孔10に挿入されるとともに、挿入孔10に充填材14が充填されている補強構造も本発明の範囲に含まれる。
さらには、図13に示されているような立体形状を有する繊維補強部材33が図12などに示されている挿入孔10に挿入されているとともに、挿入孔10に充填材14が充填されている補強構造も本発明の範囲に含まれる。
また、図5に示されている鋼管15の内側に、図10に示されている繊維補強部材13、図12に示されている繊維補強部材23または図13に示されている繊維補強部材33が挿入されている補強構造も本発明の範囲に含まれる。
1 ボックスカルバート
W1,W2 側壁
T 頂版
B 底版
10 挿入孔
11 主鉄筋
12 配力鉄筋
13,23,33 繊維補強部材
14 充填材
15 鋼管
16 貫通孔
17 膨出部

Claims (6)

  1. 鉄筋コンクリート構造物に形成された挿入孔に補強部材が挿入されるとともに充填材が充填された鉄筋コンクリート構造物の補強構造であって、
    前記挿入孔は、前記鉄筋コンクリート構造物にその内面側から外面側に向けて穿孔された細長孔であり、
    前記補強部材は、高強度繊維により編成された繊維補強部材であり、
    前記挿入孔に挿入された金属管の内側に前記繊維補強部材が挿入されていることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
  2. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の補強構造において、
    前記繊維補強部材が管状であることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
  3. 請求項2に記載の鉄筋コンクリート構造物の補強構造において、
    前記繊維補強部材に他の部分よりも径の大きな膨出部が設けられていることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
  4. 請求項3に記載の鉄筋コンクリート構造物の補強構造において、
    前記膨出部が管状の前記繊維補強部材の内側に配置された形成部材によって成形されていることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
  5. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の補強構造において、
    前記繊維補強部材が格子状であることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の鉄筋コンクリート構造物の補強構造において、
    前記金属管の周面に複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強構造。
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