JP6041137B2 - ガラス積層体の製造方法 - Google Patents

ガラス積層体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6041137B2
JP6041137B2 JP2012287406A JP2012287406A JP6041137B2 JP 6041137 B2 JP6041137 B2 JP 6041137B2 JP 2012287406 A JP2012287406 A JP 2012287406A JP 2012287406 A JP2012287406 A JP 2012287406A JP 6041137 B2 JP6041137 B2 JP 6041137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
mating
contact
plate
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012287406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014129189A (ja
Inventor
保弘 松本
保弘 松本
弥浩 植村
弥浩 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2012287406A priority Critical patent/JP6041137B2/ja
Publication of JP2014129189A publication Critical patent/JP2014129189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6041137B2 publication Critical patent/JP6041137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

本発明は、二つのガラス板体を重ね合わせることにより、ガラス積層体を製造するガラス積層体の製造方法に関する。
薄肉の板ガラスに製造関連処理を施すに際しては、その取り扱いを容易なものとすることを目的として、板ガラスと、この板ガラスを支持する支持ガラスとを重ね合わせたガラス積層体が使用されている(特許文献1参照)。このガラス積層体を用いて製造関連処理を実行する場合には、以下に示すような利点がある。
例えば、薄肉の板ガラスを使用する代表的な製品であるフラットパネルディスプレイの製造工程において、板ガラスに対し、透明導電膜等の膜付け処理を実施する際に、薄肉の板ガラス特有の可撓性に富んだ性質を一時的に排除できること、及び重ね合わされた板ガラスと支持ガラスとの間に適度な密着力が作用することから、パターンニングの位置ずれが生じにくい。
さらに、板ガラスと支持ガラスとの間に密着力を生み出すために、接着剤等の貼付を必要としないことから、製造関連処理を施した後の板ガラスを各種デバイスに組み込むにあたって、容易に支持ガラスから剥離させることが可能となると共に、接着剤の残存等に起因する汚染が全くない板ガラスが得られる。
特開2011−183792号公報
しかしながら、このように有用なガラス積層体においても、未だ解決すべき問題が存在している。すなわち、支持ガラス上への板ガラスの重ね合わせ作業が完了した後に、ガラス積層体が、図4に示すように、反りを有する状態となる場合がある。
そして、ガラス積層体Gにこのような反りが生じると、搬送ロボットの吸着エラーや、搬送コンベアでのスリップ、蛇行等が生じる。そのため、支持ガラスG1に支持された板ガラスG2に対し、適切な製造関連処理を行うことができず、製品として使用する剥離後の板ガラスG2の品質が低下するという問題があった。
そこで、このような問題を解決するため、支持ガラスG1上に板ガラスG2を重ね合わせる際に、当該板ガラスG2を、ローラー等を使用して平坦な状態へと矯正しながら重ね合わせる試みがなされてきたが、このような対策を実施した場合であっても、ガラス積層体Gの反りが解消されないばかりでなく、さらに助長されてしまう結果を招いていた。
なお、このような問題は、板ガラスと支持ガラスとを重ね合わせた場合にのみ生じているものではなく、板ガラスとガラス積層体とを重ね合わせた場合、ガラス積層体同士を重ね合わせた場合のように、板ガラスをその構成要素とするものを重ね合わせてガラス積層体を製造するような際にも、同様に生じることがある。
上記事情に鑑みなされた本発明は、ガラス積層体を製造する際に、ガラス積層体における反りの発生を回避することで、これから剥離させて得られる板ガラスの品質の低下を防止することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、平板状をなす二つのガラス板体の各々において、相互に接触する側の面となる合わせ面の表面粗さRaを2.0nm以下とし、その両合わせ面を面接触させることにより、前記二つのガラス板体を重ね合わせたガラス積層体を製造するガラス積層体の製造方法であって、前記両合わせ面を面接触させる際に、前記二つのガラス板体のうち、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を湾曲状に弾性変形させることで、該ガラス板体における合わせ面を凸曲面に湾曲させることに特徴付けられる。ここで、「ガラス板体」とは、板ガラスのみならず、板ガラスをその構成要素とするもの、例えば、二枚以上の板ガラスを重ね合わせたガラス積層体をも含む。
二つのガラス板体を重ね合わせた場合には、表面粗さRaが2.0nm以下とされた各々の合わせ面の面接触によって両合わせ面間に密着力が生じる。このように、接着剤等を使用することなく両合わせ面間に生じる密着力は、水素結合に起因しているものと考えられている。加えて、この両合わせ面間においては、一方のガラス板体が他方のガラス板体を引きつける力と、他方のガラス板体が一方のガラス板体を引きつける力とが等しいものと考えられている。以上の観点から、二つのガラス板体の双方を平坦な状態で重ね合わせた場合、ガラス積層体に反りが発生するか否かは、二つのガラス板体間の曲げ変形のしやすさ、すなわち、曲げ剛性に差異があるか否かに支配されていると考えられる。そして、二つのガラス板体の曲げ剛性間に差異がある場合には、双方が平坦な状態の下で重ね合わせた二つのガラス板体のうち、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における合わせ面が凸曲面へと湾曲すると共に、曲げ剛性が大きい方のガラス板体における合わせ面が凹曲面へと湾曲することが判明している。これらのことから、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を、予め該ガラス板体における合わせ面が凸曲面となるように弾性変形により湾曲させた後に、二つのガラス板体を重ね合わせると、両ガラス板体間の曲げ剛性の差異が見かけ上解消され、双方が略平坦で反りのないガラス積層体を製造することができた。ここで、二つのガラス板体を重ね合わせて両者の合わせ面を面接触させる際には、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を弾性変形により湾曲させた状態から弾性変形を解除していくことにより平板状に近づけていくに連れて、両者の面接触領域を徐々に広げていくようにしてもよく、或いは曲げ剛性が大きい方のガラス板体を弾性変形により湾曲させた状態を維持して、両者の面接触領域を徐々に広げていくようにしてもよい。そして、反りのないガラス積層体が製造された後においては、このガラス積層体から剥離させて得られる板ガラスにも、反りが発生してないことが確認され、製品として問題なく使用することが可能であった。以上のことから、このような方法によれば、ガラス板体を重ね合わせてガラス積層体を製造する際に、ガラス積層体における反りの発生を回避できるため、これから剥離させて得られる板ガラスの品質の低下を防止することが可能となる。なお、凸曲面の形状としては、球面(略球面を含む)、楕円面(略楕円面を含む)、円筒面(略円筒面を含む)等とすることができる。
上記の方法において、前記二つのガラス板体のうち、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における板厚が200μm以下であり、曲げ剛性が大きい方のガラス板体における板厚が300μm以上で、且つ1.1mm以下であることが好ましい。
このように、曲げ剛性が小さい方のガラス板体の板厚が200μm以下であり、曲げ剛性が大きい方のガラス板体の板厚が300μm以上で、且つ1.1mm以下であった場合、上述の効果をより好適に得ることができる。
上記の方法において、前記二つのガラス板体が、同じ材質で形成されていることが好ましい。
このようにすれば、二つのガラス板体のサイズ(縦横の寸法)が同一である場合には、曲げ剛性の大きい方のガラス板体が、曲げ剛性の小さい方のガラス板体よりも、板厚が厚くなるため、板厚が厚い方のガラス板体を湾曲状に弾性変形させればよいことになる。
上記の方法において、前記二つのガラス板体のうち、曲げ剛性が小さい方のガラス板体を、平面上に載置すると共に、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を、前記曲げ剛性が小さい方のガラス板体から上方に離間した位置で弾性変形可能に支持した後、曲げ剛性が大きい方のガラス板体における合わせ面を下方に向かって凸曲面に湾曲させることで、両合わせ面を面接触させてもよい。ここで、「支持」とは、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を下方から支えて支持する場合のみならず、上方から吊り下げて支持する場合等をも含む。
このようにすれば、曲げ剛性が大きい方のガラス板体における合わせ面は、下方に向かって凸に湾曲した状態で、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における合わせ面に面接触するため、両ガラス板体の双方が、略平坦で反りのないガラス積層体を製造することができる。
上記の方法において、前記二つのガラス板体のうち、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を、該ガラス板体を吸着する吸引孔を有する凸曲面上に載置し、且つ、該ガラス板体を吸着することにより、その合わせ面を上方に向かって凸曲面となるように湾曲させた後、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における合わせ面と、曲げ剛性が大きい方のガラス板体における合わせ面とを面接触させてもよい。
このようにすれば、凸曲面上に載置され、吸引孔に吸着された曲げ剛性が大きい方のガラス板体における合わせ面は、凸曲面の形状に倣って変形することで、上方に向かって凸に湾曲する。その後に、当該ガラス板体における合わせ面と、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における合わせ面とを面接触させれば、両ガラス板体の双方が、略平坦で反りのないガラス積層体を製造することができる。この場合、二つのガラス板体を重ね合わせて両者の合わせ面を面接触させる際には、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を吸着力により湾曲させた状態から吸着力を低減させていくことにより平板状に近づけていくに連れて、両者の面接触領域を徐々に広げていくようにしてもよく、或いは曲げ剛性が大きい方のガラス板体を吸着力により湾曲させた状態を維持して、両者の面接触領域を徐々に広げていくようにしてもよい。
上記の方法において、曲げ剛性が大きい方のガラス板体の合わせ面は、四辺の中央部が突出する凸曲面に湾曲しており、該合わせ面の前記中央部と、曲げ剛性が小さい方のガラス板体における合わせ面との接触部を起点に、前記両合わせ面を面接触させてもよい。
このような方法によれば、両ガラス板体が最初に接触した四辺の中央部を起点に、両ガラス板体が重ね合わせられた部位が同心円状に広がっていくため、重ね合わせの進行に伴い、両ガラス板体間に介在する空気を排除することができる。その結果、この空気に起因して、完成したガラス積層体に皺ができる等の不具合の発生を回避することが可能となる。
上記の方法において、曲げ剛性が大きい方のガラス板体の合わせ面は、一辺と平行な直線状の中央部が突出する凸曲面に湾曲しており、該合わせ面の前記直線状の中央部と、曲げ剛性が小さい方のガラス板体の合わせ面との接触部を起点に、前記両合わせ面を面接触させてもよい。
このような方法によれば、両ガラス板体が最初に接触した直線状の中央部を起点に、両ガラス板体が重ね合わせられた部位が、直線状の中央部と平行で、且つ当該直線状の中央部から離間する方向に広がっていくため、重ね合わせの進行に伴い、両ガラス板体間に介在する空気を排除することができる。その結果、この空気に起因して、完成したガラス積層体に皺ができる等の不具合の発生を回避することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、ガラス積層体を製造する際に、ガラス積層体における反りの発生を回避できるため、これから剥離させて得られる板ガラスの品質の低下を防止することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るガラス積層体の製造方法、及びこれに用いる製造設備を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るガラス積層体の製造方法、及びこれに用いる製造設備を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るガラス積層体の製造方法、及びこれに用いる製造設備を示す図である。 従来の方法により製造されたガラス積層体を示す縦断側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るガラス積層体の製造方法について、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態においては、二つのガラス板体としてガラスフィルムと支持ガラスとを使用し、これらを重ね合わせてガラス積層体を製造する場合を例に挙げて説明するが、後述のように、本発明に係るガラス積層体の製造方法は、このような態様に限定されるものではない。
図1(a)は、本発明の第一実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いる製造設備を示す図である。同図に示すように、この設備は、ガラスフィルムGFが載置される作業台としての定盤1と、定盤1上に配置されて支持ガラスGSを下方から支持する4つの支持部材2とを備えている。定盤1は、ガラスフィルムGFが載置される載置面1aを有しており、この載置面1aは、水平面と平行な平面に形成されている。支持部材2は、その各々が定盤1上において、ガラスフィルムGFよりも外周側に配置されており、支持ガラスGSにおける四隅のコーナー部を下方から支持している。なお、両ガラスGF,GSの材質としては、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等の様々な材質のガラスを使用することが可能であるが、強度、耐久性の観点から無アルカリガラスを使用することが好ましい。
両ガラスGF,GSは、可撓性を有すると共に、矩形に形成されている。また、両ガラスGF,GSは、同じ材質で構成され、略等しいヤング率(縦弾性係数)を有している。ここで、支持ガラスGSは、ガラスフィルムGFに対して、断面二次モーメントが大きくなっているため、ヤング率と断面二次モーメントとの積で算出される曲げ剛性もまた、支持ガラスGSの方が大きくなっている。なお、両ガラスGF,GSの断面二次モーメントの値は、両ガラスGF,GSの断面形状、及びこの断面の寸法によって決定される。
さらに、両ガラスGF,GSの各々において、これらを重ね合わせた際に、相互に接触する側の面となる合わせ面は、その表面粗さRa(算術平均粗さ)が2.0nm以下とされている。この表面粗さRaの制御は、例えば、両ガラスGF,GSに対する研磨加工の有無、或いは、ケミカルエッチングを施すにあたり、エッチング液の濃度、液温度、処理時間の調整等を実施することでなされる。なお、合わせ面の表面粗さRaの値は、1.0nm以下であることがより好ましく、さらに好ましくは、0.5nm以下であり、最も好ましくは、0.2nm以下である。また、両ガラスGF,GSの厚みとしては、ガラスフィルムGFが200μm以下、支持ガラスGSが300μm以上で、且つ1.1mm以下であって、ガラスフィルムGFよりも支持ガラスGSの方が厚く設定されている。
以下、上記の設備を用いたガラス積層体の製造方法について説明する。
図1(a)に示すように、支持部材2により下方から支持された支持ガラスGSは、可撓性を有しているため、同図に白抜き矢印で示すように、支持ガラスGSの四辺の中央部に対する上方からの押圧力の作用、或いは、自重によって、その合わせ面が下方に向かって凸に湾曲し、球面(略球面)を呈する。そして、この状態で支持ガラスGSの合わせ面における四辺の中央部を、ガラスフィルムGFにおける合わせ面に接触させる。
その後、支持部材2を取り除き、支持ガラスGSの支持を解除すれば、最初に接触した支持ガラスGSの四辺の中央部を起点として、同心円上に両ガラスGF,GSが重ね合わせられた部位(面接触領域)が広がっていくと共に、両ガラスGF,GSにおける合わせ面の表面粗さRaが2.0nm以下とされていることで、これらが密着する。このようにして、図1(b)に示すように、ガラス積層体Gが完成する。
このとき、重ね合わせの進行に伴って、両ガラスGF,GS間に介在する空気を排除することができる。その結果、この空気に起因して、完成したガラス積層体Gに皺ができる等の不具合の発生を回避することが可能となる。
なお、支持ガラスGSの合わせ面における四辺の中央部を、ガラスフィルムGFに接触させた際に、ガラスフィルムGFが、定盤1の載置面1aから浮き上がって支持ガラスGSと重ね合わせられ、ガラス積層体Gが完成する場合もある。この場合においては、支持部材2を取り除き、支持ガラスGSの支持を解除する必要はない。
このような製造方法によれば、両ガラスGF,GS間の曲げ剛性の差異が見かけ上解消され、双方が略平坦で反りのないガラス積層体Gを製造することができる。
上述のような効果が得られるのは、以下の理由によるものと考えられる。すなわち、両ガラスGF,GS間には密着力が作用しており、この密着力は、水素結合に起因しているものと想定されている。また、この密着力によって、ガラスフィルムGFが支持ガラスGSを引きつける力と、支持ガラスGSがガラスフィルムGFを引きつける力とが等しいものと想定されている。
このため、両ガラスGF,GSの双方を平坦な状態で重ね合わせた場合、ガラス積層体Gに反りが発生するか否かは、両ガラスGF,GS間の曲げ変形のしやすさ、すなわち、曲げ剛性に差異があるか否かに支配されていると考えられる。
そして、支持ガラスGSの曲げ剛性がガラスフィルムGFよりも曲げ剛性が高い場合には、双方が平坦な状態の下で重ね合わせた両ガラスGF,GSのうち、曲げ剛性が小さいガラスフィルムGFにおける合わせ面が凸曲面へと湾曲すると共に、曲げ剛性が大きい支持ガラスGSにおける合わせ面が凹曲面へと湾曲することが判明している。
これらのことから、曲げ剛性が大きい支持ガラスGSを予め湾曲状に弾性変形させ、支持ガラスGSにおける合わせ面が凸曲面となるように湾曲させた上で、両ガラスGF,GSを重ね合わせれば、両ガラスGF,GS間の曲げ剛性の差異が見かけ上解消されるためと考えられる。
以下、本発明の他の実施形態に係るガラス積層体の製造方法ついて説明する。なお、以下の第二、第三実施形態について説明するための各図において、上記の第一実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いた製造設備の構成要素と同一な形状、又は機能を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。
図2(a)は、本発明の第二実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いる製造設備を示す図である。この設備が、上記の第一実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いた製造設備と相違している点は、支持部材2に代わって、支持ガラスGSを吸着する吸着パッド3と、吸着パッド3を吊り下げる可撓性吊り部材としての紐4とを備えている点である。
吸着パッド3は、図外の吸引装置(例えば、真空ポンプ)と、図示省略の吸引パイプを経由して接続されると共に、支持ガラスGSとの当接部には、吸引孔(例えば、多数の吸引孔)が形成されている。そして、吸引装置によって発生した負圧で、支持ガラスGSにおける四隅のコーナー部のそれぞれを吸着することで、支持ガラスGSを吊り下げて支持するように構成されている。紐4は、支持ガラスGSにおける中央部の鉛直上方から四つ股に分かれて張られており、その各々が吸着パッド3と繋がれている。
以下、上記の設備を用いたガラス積層体の製造方法の作用について説明する。
図2(a)に示すように、吸着パッド3に吸着されることにより、吊り下げ支持された支持ガラスGSは、可撓性を有しているため、同図に白抜き矢印で示すように、支持ガラスGSの四辺の中央部に対する上方からの押圧力の作用、或いは、自重によって、その合わせ面が下方に向かって凸に湾曲し、球面(略球面)を呈する。そして、この状態で支持ガラスGSの合わせ面における四辺の中央部を、ガラスフィルムGFにおける合わせ面に接触させる。
その後、吸着パッド3による支持ガラスGSの吸着を解除すれば、最初に接触した支持ガラスGSの四辺の中央部を起点として、同心円上に両ガラスGF,GSが重ね合わせられた部位(面接触領域)が広がっていくと共に、両ガラスGF,GSにおける合わせ面の表面粗さRaが2.0nm以下とされていることで、これらが密着する。このようにして、図2(b)に示すように、ガラス積層体Gが完成する。
このような製造方法によっても、両ガラスGF,GS間の曲げ剛性の差異が見かけ上解消され、双方が略平坦で反りのないガラス積層体Gを製造することができる。さらに、重ね合わせの進行に伴って、両ガラスGF,GS間に介在する空気を排除することができる。その結果、この空気に起因して、完成したガラス積層体Gに皺ができる等の不具合の発生を回避することが可能となる。
図3(a)は、本発明の第三実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いる製造設備を示す図である。この設備が、上記の第一実施形態に係るガラス積層体の製造方法に用いた製造設備と相違している点は、支持部材2が取り除かれている点と、定盤1上にガラスフィルムGFではなく、支持ガラスGSが載置される点と、定盤1の載置面1aが上方に向かって凸に湾曲すると共に、支持ガラスGSを吸着する多数の吸引孔5を備えている点である。定盤1の載置面1aは、上方に凸な球面を呈している。また、載置面1aに備えられた吸引孔5は、図外の吸引装置と接続されると共に、載置面1aの全面に亘って形成されている。
以下、上記の設備を用いたガラス積層体の製造方法の作用について説明する。
図3(a)に示すように、載置面1aに載置された支持ガラスGSは、可撓性を有しているため、吸引孔5の吸着によって、載置面1aの形状に倣って変形し、その合わせ面が上方に向かって凸に湾曲した状態で球面(略球面)を呈する。この状態の下で、同図に白抜き矢印で示すように、ガラスフィルムGFの合わせ面における四辺の中央部と、支持ガラスGSにおける合わせ面とを接触させる。
その後、多数の吸引孔5による支持ガラスGSの吸着を解除すれば、最初に接触した支持ガラスGSの四辺の中央部を起点として、同心円上に両ガラスGF,GSが重ね合わせられた部位が広がっていくと共に、両ガラスGF,GSにおける合わせ面の表面粗さRaが2.0nm以下とされていることにより、これらが密着する。このようにして、図3(b)に示すように、ガラス積層体Gが完成する。
このような製造方法によっても、上述の第一、及び第二実施形態に係るガラス積層体の製造方法と同様の作用効果を得ることが可能となる。
ここで、本発明に係るガラス積層体の製造方法は、上記の各実施形態で説明した態様に限定されるものではない。上記の各実施形態においては、支持ガラスにおける合わせ面を球面(略球面)に湾曲させる態様となっているが、合わせ面を他の凸曲面形状に湾曲させてもよい。このような凸曲面の形状としては、楕円面(略楕円面)、円筒面(略円筒面)等が挙げられる。このような態様を実現する製造設備の構成の一例を挙げる。
例えば、支持ガラスにおける合わせ面を円筒面(略円筒面)に湾曲させる場合、上記の第一実施形態に係る製造設備において、支持部材を長手状のものに変更し、この長手状の支持部材を二つ用いて、支持ガラスにおける互いに平行な二辺の縁部を、それぞれ下方から支持させたものが考えられる。このような設備を用い、上方から支持ガラスの上記二辺と平行な直線状の中央部に対する押圧力を作用させるか或いは自重によって、支持ガラスにおける合わせ面を下方に向かって凸な円筒面(略円筒面)に湾曲させることができる。そして、この合わせ面と、定盤上に載置されたガラスフィルムにおける合わせ面とを接触させれば、ガラス積層体が完成する。
なお、このような態様によってガラス積層体を製造した場合には、支持ガラスの合わせ面における上記二辺と平行な直線状の中央部が、最初にガラスフィルムと接触すると共に、この直線状の中央部を起点として、該直線状の中央部と平行で、且つ該直線状の中央部から離間する方向に、ガラスフィルムと支持ガラスとが重ね合わされた部位(面接触領域)が広がっていく。
また、支持ガラスにおける合わせ面を楕円面(略楕円面)に湾曲させる場合には、上記の第一実施形態に係る製造設備において、支持ガラスの一辺と平行な方向の支持部材間の距離と、該一辺と直交する方向の支持部材間の距離とを異ならせたものが考えられる。このような設備を用い、上方から支持ガラスの四辺の中央部を押圧するか、或いは、自重によって、支持ガラスにおける合わせ面を下方に向かって凸な楕円面(略楕円面)に湾曲させることができる。そして、この合わせ面と、定盤上に載置されたガラスフィルムの合わせ面とを接触させれば、ガラス積層体が完成する。
加えて、上記の各実施形態では、同じ材質で構成されたガラスフィルムと支持ガラスとを重ね合わせてガラス積層体を製造する態様となっているが、異なる材質で構成された両ガラス(例えば、無アルカリガラスとソーダライムガラス等)を重ね合わせてガラス積層体を製造する態様としてもよい。さらに、上記の各実施形態では、支持ガラス、或いは、ガラスフィルムの合わせ面における中央部または直線状の中央部を、他方のガラスの合わせ面に接触させてガラス積層体を製造する態様となっているが、接触させる部位は、必ずしも中央部、又は、直線状の中央部でなくともよい。
また、上記の各実施形態では、支持部材、吸着パッド、或いは、吸引孔を有する載置面を備えた定盤を用いて、支持ガラスにおける合わせ面を球面(略球面)に湾曲させる態様となっているが、アームの先端が二股に分かれたロボットアームを用いて、支持ガラスにおける合わせ面を湾曲させる態様としてもよい。この場合、二股に分かれた部位の各々で支持ガラスの互いに平行な二辺を下方から支持する態様として、その合わせ面が下方に向かって凸な円筒面(略円筒面)に湾曲する。そして、この合わせ面と、定盤上に載置されたガラスフィルムにおける合わせ面とを接触させれば、ガラス積層体が完成する。
さらには、上記の各実施形態においては、二つのガラス板体として、ガラスフィルムと支持ガラスとを重ね合わせてガラス積層体を製造する態様となっているが、二つのガラス板体として、板ガラスとガラス積層体、或いは、二つのガラス積層体を用い、これらを重ね合わせてガラス積層体を製造する態様としてもよい。
本発明の効果を検証するため、下記の7つ(実施例1〜4、比較例1〜3)の各製造条件下でガラスフィルムと支持ガラスとを重ね合わせてガラス積層体を製造し、完成したガラス積層体における反りの大きさを測定することで、その良否を判定した。以下にガラス積層体の製造条件を示す。
ガラスフィルム、及び支持ガラスとして、日本電気硝子社製の無アルカリガラス(製品名:OA−10G)を使用した。これらをオーバーフローダウンドロー法によって成形した後、成形されたガラスに対する研磨加工の有無、或いは、ケミカルエッチングを施すにあたり、エッチング液の濃度、液温度、処理時間の調整により、ガラスフィルム、及び支持ガラスにおける合わせ面の表面粗さRaを制御した。
表面粗さRaの測定には、SII社製、走査型プローブ顕微鏡(NanoNaviII/
S−image)を使用して、JISR1683:2007原子間力顕微鏡によるファインセラミックス薄膜の表面粗さ測定方法を準用して測定した。ただし、測定点は、ガラスフィルム、及び支持ガラスの各々におけるコーナー部1点と、中央部1点との2点で測定を行い、その平均値をガラスフィルム、支持ガラスの表面粗さRaとした。
ガラスフィルム、及び支持ガラスとの双方を洗浄し、乾燥させた後、ガラスフィルムを支持ガラス上に重ね合わせてガラス積層体を製造した。ここで、実施例1,3,4においては、上記の第三実施形態と同様の態様により、支持ガラスの合わせ面が球面(略球面)となるように湾曲させた状態で、ガラスフィルムと接触させて重ね合わせた。また、実施例2の実施態様は、実施例1,3,4の実施態様において、支持ガラスを吸着する定盤における載置面の形状を球面から円筒面に変更したものである。さらに、比較例1〜3においては、ガラスフィルム、及び支持ガラスとの双方を平坦な状態で接触させて重ね合わせた。
その後、各製造条件の下で完成したガラス積層体を定盤上に載置し、シックネスゲージを使用して、ガラス積層体における四隅のコーナー部と、ガラス積層体の輪郭を形成する四辺における中点との計八点における反りの大きさを変形量(ガラス積層体が載置された定盤の載置面から支持ガラスの下面までの距離)として測定した。そして、八点のうち、最大の変形量が、液晶用パネルとして使用される板ガラスにおいて、許容される600μm以下の変形に抑制されているか否かを基準として、良否を判定した。
以下の表に実施例、及び比較例に使用したガラスフィルム、及び支持ガラスの寸法、表面粗さ、測定された最大変形量を示す。なお、ガラスフィルムと支持ガラスとの寸法は、板の厚みを除いて同一である。
Figure 0006041137
上記の表から、ガラスフィルム、及び支持ガラスのサイズ、厚みの違いによらず、実施例においては、液晶用パネルとして使用される板ガラスにおいて、許容される600μmよりも小さい変形に反りを抑制することができた。一方、比較例では、そのいずれにおいても、反りの大きさを600μm以下に抑制することが不可能であった。
以上のことから、本発明によれば、曲げ剛性が大きい方のガラス板体を、予め湾曲状に弾性変形させ、当該ガラス板体における合わせ面が凸曲面となるように湾曲させた状態下で、二つのガラス板体を重ね合わせれば、両ガラス板体間の曲げ剛性の差異が見かけ上解消され、双方が略平坦で反りのないガラス積層体を製造することができるものと推認される。
1 定盤
1a 載置面
2 支持部材
3 吸着パッド
4 紐
5 吸引孔
G ガラス積層体
GF ガラスフィルム
GS 支持ガラス

Claims (7)

  1. 平板状をなすガラスフィルムおよび支持ガラスの各々において、相互に接触する側の面となる合わせ面の表面粗さRaを2.0nm以下とし、その両合わせ面を面接触させることにより、両ガラスを重ね合わせたガラス積層体を製造するガラス積層体の製造方法であって、
    前記両合わせ面を面接触させる際に、前記両ガラスのうち、曲げ剛性が大きい方である前記支持ガラスを湾曲状に弾性変形させることで、該支持ガラスにおける合わせ面を凸曲面に湾曲させることを特徴とするガラス積層体の製造方法。
  2. 前記ガラスフィルムにおける板厚が200μm以下であり、前記支持ガラスにおける板厚が300μm以上で、且つ1.1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のガラス積層体の製造方法。
  3. 前記両ガラスが、同じ材質で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス積層体の製造方法。
  4. 前記ガラスフィルムを平面上に載置すると共に、前記支持ガラスを、前記ガラスフィルムから上方に離間した位置で弾性変形可能に支持した後、
    前記支持ガラスにおける合わせ面を下方に向かって凸曲面に湾曲させることで、両合わせ面を面接触させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス積層体の製造方法。
  5. 前記支持ガラスを、該支持ガラスを吸着する吸引孔を有する凸曲面上に載置し、且つ、該支持ガラスを吸着することにより、その合わせ面を上方に向かって凸曲面となるように湾曲させた後、
    前記ガラスフィルムにおける合わせ面と、前記支持ガラスにおける合わせ面とを面接触させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス積層体の製造方法。
  6. 前記支持ガラスの合わせ面は、四辺の中央部が突出する凸曲面に湾曲しており、該合わせ面の前記中央部と、前記ガラスフィルムにおける合わせ面との接触部を起点に、前記両合わせ面を面接触させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガラス積層体の製造方法。
  7. 前記支持ガラスの合わせ面は、一辺と平行な直線状の中央部が突出する凸曲面に湾曲しており、該合わせ面の前記直線状の中央部と、前記ガラスフィルムの合わせ面との接触部を起点に、前記両合わせ面を面接触させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガラス積層体の製造方法。
JP2012287406A 2012-12-28 2012-12-28 ガラス積層体の製造方法 Active JP6041137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287406A JP6041137B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 ガラス積層体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287406A JP6041137B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 ガラス積層体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014129189A JP2014129189A (ja) 2014-07-10
JP6041137B2 true JP6041137B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51407977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012287406A Active JP6041137B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 ガラス積層体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6041137B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107195792A (zh) * 2017-05-08 2017-09-22 武汉华星光电技术有限公司 曲面显示面板的制造装置及方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107428120A (zh) * 2015-01-22 2017-12-01 康宁股份有限公司 用于将高度柔性衬底接合至载体的方法以及由此形成的产品
JP6631785B2 (ja) * 2015-12-21 2020-01-15 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルム積層体の製造方法及び製造装置
JP6852255B2 (ja) 2016-10-07 2021-03-31 エルジー・ケム・リミテッド 曲面接合ガラスおよび曲面接合ガラスの製造方法
WO2018117692A1 (ko) 2016-12-21 2018-06-28 주식회사 엘지화학 곡면 접합 유리의 제조 방법 및 곡면 접합 유리

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005145A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Sharp Corp 基板貼付装置および基板貼付方法
WO2009147769A1 (ja) * 2008-06-06 2009-12-10 シャープ株式会社 表示装置の製造方法及び表示装置
JP5062897B2 (ja) * 2008-06-06 2012-10-31 クライムプロダクツ株式会社 ワーク貼合装置
JP5594522B2 (ja) * 2009-07-03 2014-09-24 日本電気硝子株式会社 電子デバイス製造用ガラスフィルム積層体
JPWO2011048979A1 (ja) * 2009-10-20 2013-03-14 旭硝子株式会社 ガラス積層体及びその製造方法、並びに表示パネルの製造方法及びその製造方法により得られる表示パネル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107195792A (zh) * 2017-05-08 2017-09-22 武汉华星光电技术有限公司 曲面显示面板的制造装置及方法
CN107195792B (zh) * 2017-05-08 2018-11-27 武汉华星光电技术有限公司 曲面显示面板的制造装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014129189A (ja) 2014-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041137B2 (ja) ガラス積層体の製造方法
JP6003675B2 (ja) 基板の剥離装置及び剥離方法並びに電子デバイスの製造方法
WO2015190418A1 (ja) ガラスフィルムの製造方法、及びこのガラスフィルムを含む電子デバイスの製造方法
JP5821664B2 (ja) 貼り合わせ装置、及び貼り合わせ方法
JP6566386B2 (ja) 基板の貼合装置及び貼合方法並びに電子デバイスの製造方法
JP6558646B2 (ja) 基板の吸着装置及び基板の貼合装置及び貼合方法並びに電子デバイスの製造方法
JP6252118B2 (ja) 基板の剥離装置及び剥離方法並びに電子デバイスの製造方法
KR102054699B1 (ko) 기판의 박리 장치 및 박리 방법, 및 전자 디바이스의 제조 방법
JP2011047984A (ja) Fpdモジュール実装装置およびその実装方法
KR102406292B1 (ko) 적층체의 박리 장치 및 박리 방법, 및 전자 디바이스의 제조 방법
TWI681939B (zh) 玻璃薄膜的製造方法、及包含玻璃薄膜的電子裝置的製造方法
JP6471606B2 (ja) 積層体の剥離装置及び剥離方法並びに電子デバイスの製造方法
CN105044937B (zh) 层叠体的剥离装置和剥离方法及电子器件的制造方法
JP6468462B2 (ja) 積層体の剥離装置及び剥離方法並びに電子デバイスの製造方法
US20200105569A1 (en) Methods for processing a substrate
JP2014128908A (ja) ガラス積層体の製造方法
JP2023087933A (ja) ガラス板の製造方法
JP2023005743A (ja) 電子デバイスの製造方法、及び支持体付き電子デバイス
JP6743686B2 (ja) ガラスフィルム積層体の製造方法及び製造装置
JP6631785B2 (ja) ガラスフィルム積層体の製造方法及び製造装置
TW201607763A (zh) 積層體之剝離裝置及剝離方法、與電子裝置之製造方法
JP2018085407A (ja) ガラスフィルムの剥離方法とその剥離装置、ガラスフィルムの製造方法、及びガラスフィルムを含む電子デバイスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6041137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150