JP6040718B2 - ポリエステル組成物、ポリエステルフィルム、並びそれを用いたおよび太陽電池バックシート、ならびに、それらの製造方法 - Google Patents
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Description
[I] 下記(1)から(3)の要件を満たす、ポリエステルAとカーボンブラックを用いてなるポリエステル組成物。
(1)ポリエステル組成物中のカーボンブラックの含有量がポリエステル組成物全体に対して1.5重量%以上3.0重量%以下であること。
(2)Mn、CaおよびAlからなる群から選ばれる1種類以上の金属元素を含有し、その含有量がポリエステル組成物全体に対して0.59mol/t以上11.15mol/t以下であること。
(3)リン元素を含有し、かつ、(i)式を満たすこと。
ただし、M=0.5×M1+M2+1.5×M3
また、M1はポリエステル組成物全体に対するアルカリ金属元素の含有量(mol/t)、M2はポリエステル組成物全体に対するMn元素含有量(mol/t)とCa元素含有量(mol/t)の合計(mol/t)、M3はポリエステル組成物全体に対するAl元素含有量(mol/t)、Pはポリエステル組成物全体に対するリン元素の含有量(mol/t)である。
[II]M/Pが下記式(iii)を満たす、[I]に記載のポリエステル組成物。
(iii)1.09≦M/P≦1.5
[III]M/Pが下記式(iv)を満たす、[I]に記載のポリエステル組成物。
(iv)1.09≦M/P<1.1
[IV]ポリエステル組成物のΔTcgが45℃以上70℃以下である[I]から[III]のいずれかに記載のポリエステル組成物。
[V]Mn、CaおよびAl以外の金属元素の含有量が、ポリエステル組成物全体に対して1000ppm以下である、[I]から[IV]のいずれかに記載のポリエステル組成物。
[VI] [I]〜[V]のいずれかの記載のポリエステル組成物を用いてなるポリエステルフィルム。
[VII]フィルムの光学濃度が4.0以上である、[VI]に記載のフィルム。
[VIII]二軸配向されてなる、[VI]または[VII]に記載のフィルム。
[IX]下記(5)〜(7)の工程をその順で含む、[I]から[V]のいずれかに記載のポリエステル組成物の製造方法。
(5)2以上のカルボン酸基を有するカルボン酸成分a1と、2以上の水酸基を有するアルコール成分a2に、
酢酸Mnおよび/または酢酸Caを添加し、カルボン酸成分a1とアルコール成分a2を反応させ、
エステル化合物A1と、Mnイオンおよび/またはCaイオンを有する、エステル組成物α1を得る工程。
(6)エステル組成物α1に、リン酸を添加し、エステル化合物A1を重合し、
ポリエステルA、リン酸、ならびに、Mnイオンおよび/またはCaイオンを有するポリエステル組成物αを得る工程。
(7)ポリエステル組成物αにカーボンブラックを添加せしめて、ポリエステル組成物βを得た後に、該ポリエステル組成物βを用いてポリエステル組成物を得る工程。
[X]前記(5)の工程において、 下記(5−1)または(5−2)の条件を満足する、[IX]に記載のポリエステル組成物の製造方法。
(5−1)前記カルボン酸成分a1の一部が、カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸成分a11であり、かつ、該カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸成分a11の量が、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対して、0.025mol%以上1.5mol%以下であること。
(5−2)前記アルコール成分a2の一部が、水酸基を3つ以上有するアルコール成分a21であり、かつ、該水酸基を3つ以上有するアルコール成分a21の量が、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対して、0.025mol%以上1.5mol%以下であること。
[XI] [IX]または[X]に記載のポリエステル組成物を用いてなるポリエステルフィルムの製造方法。
ΔTcgとは、示差走査型熱量測定(DSC)で得られる冷結晶化温度(Tc)(℃)とガラス転移温度(Tg)(℃)との差、すなわちΔTcg=Tc−Tgである。Tcは、JIS K7122(1999)に準じて、昇温速度20℃/minでポリエステル組成物を25℃から300℃まで20℃/分の昇温速度で加熱(1stRUN)、その状態で5分間保持後、次いで25℃以下となるよう急冷し、再度25℃から20℃/minの昇温速度で300℃まで昇温を行って得られた2ndRUNの示差走査熱量測定チャート(縦軸を熱エネルギー、横軸を温度とする)における、吸熱ピークである結晶化ピークのピークトップの温度として求められるものであり、Tgは同様の方法で得られるガラス転移温度である。
したがって、本発明のポリエステル組成物はリン元素を含むことが必要である。
ただし、M=0.5×M1+M2+1.5×M3
また、M1はポリエステル組成物全体に対するアルカリ金属元素の含有量(mol/t)、M2はポリエステル組成物全体に対するMn元素含有量(mol/t)とCa元素含有量(mol/t)の合計(mol/t)、M3はポリエステル組成物全体に対するAl元素含有量(mol/t)、Pはポリエステル組成物全体に対するリン元素の含有量(mol/t)である。
この式におけるMは、ポリエステル組成物において、リン酸に由来する陰イオンと相互作用する、金属元素の陽イオンの含有量を表すものである。リン酸に由来する陰イオンと相互作用する、金属元素の陽イオンとして、Mn、Ca、Alだけではなく、電気陰性度が大きいアルカリ金属元素の陽イオンも考慮する必要がある。
ただし、ポリエステル組成物中でリン酸に由来する陰イオンは2価であるので、2価の金属元素の陽イオンと1:1で相互作用する。そのため、ポリエステル組成物中で1価の陽イオンとなる金属元素の含有量M1に対しては係数0.5を乗じる必要があり、3価の陽イオンとなる金属元素の含有量M3に対しては係数1.5を乗じる必要がある。
(a)E∝C2
(b)1.0≦Cmax/Cmin≦1.3。
(8)ポリエステル組成物を用いて、フィルムを得る工程。
(c)20℃≦Tm−Th≦90℃
(ここで、Tmは示差走査熱量測定により得られるポリエステル組成物の融点(℃)、Thは熱処理温度(℃)である)。
A.ポリエステル組成物の固有粘度IV
オルトクロロフェノール100mlにポリエステル組成物を溶解させ(溶液濃度C=1.2g/dl)、その溶液の25℃での粘度を、オストワルド粘度計を用いて測定する。また、同様に溶媒の粘度を測定する。得られた溶液粘度、溶媒粘度を用いて、下記式(d)により、[η](dl/g)を算出し、得られた値でもって固有粘度(IV)とする。
(d)ηsp/C=[η]+K[η]2・C
(ここで、ηsp=(溶液粘度(dl/g)/溶媒粘度(dl/g))―1、Kはハギンス定数(0.343とする)である。)。
理学電機(株)製蛍光X線分析装置(型番:3270)を用いて測定する。
原子吸光分析法(曰立製作所製:偏光ゼーマン原子吸光光度計180−80。フレーム:アセチレンー空気)にて測定する。
Mauliceの方法によって測定する(文献M.J. Maulice, F. Huizinga, Anal.Chim.Acta,22 363(1960))。
JIS K7122(1999)に準じて、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置”ロボットDSC−RDC220”を、データ解析にはディスクセッション”SSC/5200”を用いて、下記の要領にて、測定を実施する。
JIS K7122(1999)に準じて、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置”ロボットDSC−RDC220”を、データ解析にはディスクセッション”SSC/5200”を用いて、下記の要領にて、測定を実施する。
JIS K7122(1999)に準じて、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置”ロボットDSC−RDC220”を、データ解析にはディスクセッション”SSC/5200”を用いて、下記の要領にて、測定を実施する。
(e)ΔTcg=Tc−Tg。
ASTM−D882(1997)に基づいて、フィルムを1cm×20cmの大きさに切り出し、チャック間5cm、引っ張り速度300mm/minにて引っ張ったときの破断伸度を測定する。なお、サンプル数はn=5とし、また、フィルムの長手方向、幅方向のそれぞれについて測定した後、それらの平均値を求め、これをフィルムの破断伸度とする。
野村商事株式会社製配向性測定装置SST−4000を用い、フィルム平面に150mmの間隔をあけて発信振動子と受信振動子を置き、音波が伝わる速度を測定する。測定はフィルム長手方向を0°とし、フィルムの垂線を軸としてフィルムを回転させ、5°間隔で全方位測定し、それらの平均値を算出する。また、全方位で測定した音波の伝搬速度のうち、最大伝搬速度Cmaxと最低伝搬速度Cminの比率を算出する。
フィルムの機械特性の耐湿熱性は、フィルムを測定片の形状(1cm×20cm)に切り出した後、タバイエスペック(株)製プレッシャークッカーにて、温度125℃、相対湿度100%RHの条件下にて処理を行い、その後上記F.項に従って破断伸度を測定する。なお、測定はn=5とし、また、フィルムの長手方向、幅方向のそれぞれについて測定した後、その平均値を破断伸度E1とする。また、処理を行う前のフィルムについても上記F.項に従って破断伸度E0を測定し、得られた破断伸度E0,E1を用いて、次の(f)式により伸度保持率を算出し、伸度保持率が50%となる処理時間を伸度半減期とする。
(f) 伸度保持率(%)=E1/E0×100。
伸度半減期が55時間以上の場合:S
伸度半減期が50時間以上55時間未満の場合:A
伸度半減期が45時間以上50時間未満の場合:B
伸度半減期が40時間以上45時間未満の場合:C
伸度半減期が40時間未満の場合:D
S〜Cが良好であり、その中でもSが最も優れている。
マクベス社製光学濃度計TR−927を用いて測定する。同じサンプルについて同様の測定をランダムに場所を変えて5回行い、得られた平均値を光学濃度とする。
光学濃度が4.0以上:隠蔽性○
光学濃度が4.0未満:隠蔽性×。
ポリエステル組成物100gにオルトクロロフェノール1.0リットルを加え120℃で3時間加熱した後、日立工機(株)製遠心分離装置55P−72を用い、30000rpmで40分間遠心分離を行い、得られた粒子を100℃で真空乾燥した後、計量し、含有量とする。
ポリエステル組成物α−1を以下の方法で製造した。
[中間体の製造工程]テレフタル酸ジメチル100質量部、酢酸マンガン4水和物0.0147質量部、および、三酸化アンチモン0.03質量部を、150℃、窒素雰囲気下で、エチレングリコール57.5質量部に、溶融または溶解させ、中間体(液体)を得た。
[エステル交換反応工程]次いで、前工程にて得られた中間体を、撹拌しながら230℃まで3時間かけて昇温し、メタノールを留出させることによって、エステル交換反応せしめ、エステル交換反応物を得た。
[エステル組成物α1の製造工程]リン酸0.00098質量部をエチレングリコール0.5質量部に溶解せしめたエチレングリコール溶液を作製した。
前工程にて得られたエステル交換反応物に該エチレングリコール溶液を230℃下で添加し、エステル組成物α1を得た。
[重合工程]前工程にて得られたエステル組成物α1を真空下で重合せしめ、ポリエステル組成物αを得た。重合温度は以下のとおりである。
重合温度:230℃にて重合を開始し、徐々に温度を上げて、最終的に285℃とした。
なお、得られたポリエステル組成物αのガラス転移温度は80℃、冷結晶化温度は157℃、融点は255℃、固有粘度は0.52、COOH末端基量は15.0eq./tであった。
[固相重合工程]前工程にて得られたポリエステル組成物αを160℃で6時間、真空下に置いて、ポリエステル組成物の乾燥および結晶化を行った。その後、これを220℃で8時間、真空下に置いて、固相重合せしめ、ポリエステル組成物α−1を得た。得られたポリエステル組成物α−1のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は165℃、融点は255℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は10.2eq./tであった。
ポリエステル組成物α−1を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−1を得た。得られたポリエステル組成物β−1のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は125℃、融点は255℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は22eq./tであった。
ポリエステル組成物α−2を以下の方法で製造した。
[中間体の製造工程]テレフタル酸ジメチル99.87質量部、トリメリット酸トリメチルエステル0.13質量部、酢酸マンガン4水和物0.0386質量部、および、三酸化アンチモン0.03質を、150℃、窒素雰囲気下で、エチレングリコール57.5質量部に、溶融または溶解させ、中間体(液体)を得た。
ポリエステル組成物α−2を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−2を得た。得られたポリエステル組成物β−2のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は126℃、融点は255℃、固有粘度は0.64、COOH末端基量は23eq./tであった。
ポリエステル組成物α−3を以下の方法で製造した。
[中間体の製造工程]テレフタル酸ジメチル100質量部、グリセリン0.047質量部、酢酸マンガン4水和物0.0386質量部、および、三酸化アンチモン0.03質を、150℃、窒素雰囲気下で、エチレングリコール57.5質量部に、溶融または溶解させ、中間体(液体)を得た。
その後は、ポリエステル組成物α−1の場合と同様の方法を用いて、ポリエステルα−3を得た。得られたポリエステル組成物α−3のガラス転移温度は83℃、冷結晶化温度は167℃、融点は255℃、固有粘度は0.83、COOH末端基量は11.0eq./tであった。
ポリエステル組成物α−3を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−3を得た。得られたポリエステル組成物β−3のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は126℃、融点は255℃、固有粘度は0.64、COOH末端基量は23eq./tであった。
ポリエステル組成物α−4を以下の製造方法で製造した。
リン酸0.0540質量部とリン酸二水素ナトリウム2水和物0.0078質量部をエチレングリコール0.5質量部に溶解せしめたエチレングリコール溶液を作成した。
ポリエステル組成物α−1の製造過程で得られたエステル交換反応物に、該エチレングリコール溶液を、添加し、エステル組成物α4を得た。
その後はポリエステル組成物α−1の場合と同様の方法を用いて、ポリエステル組成物α−4を得た。得られたポリエステル組成物α−4のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は165℃、融点は255℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は9.2eq./tであった。
ポリエステル組成物α−4を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−4を得た。得られたポリエステル組成物β−4のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は125℃、融点は255℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は20eq./tであった。
以下の点を除き、ポリエステル組成物α−1と同様の方法で、ポリエステル組成物α−5を得た。
・[中間体の製造工程]において用いられる原料のうち、酢酸マンガン4水和物に代えて、酢酸マグネシウム4水和物0.0129質量部を用いた点。
なお、得られたポリエステル組成物α−5のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は165℃、融点は255℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は11.0eq./tであった。
ポリエステル組成物α−5を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−5を得た。得られたポリエステル組成物β−5のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は125℃、融点は255℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は23eq./tであった。
以下の点を除き、ポリエステル組成物α−1と同様の方法で、ポリエステル組成物α−6を得た。
・[中間体の製造工程]において用いられる原料のうち、酢酸マンガン4水和物に代えて、酢酸コバルト4水和物0.0149質量部を用いた点。
なお、得られたポリエステル組成物α−6のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は165℃、融点は255℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は11.0eq./tであった。
ポリエステル組成物α−6を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−6を得た。得られたポリエステル組成物β−6のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は125℃、融点は255℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は23eq./tであった。
以下の点を除き、ポリエステル組成物α−1と同様の方法で、ポリエステル組成物α−7を得た。
・[中間体の製造工程]において、用いる原料を、テレフタル酸ジメチル98質量部、イソフタル酸ジメチル2質量部、酢酸マンガン4水和物0.0498質量部に変更した点。
・[エステル組成物α1の製造工程]において、リン酸の添加量を0.0024質量部に変更した点。
なお、得られたポリエステル組成物α−7のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は170℃、融点は253℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は11.0eq./tであった。
ポリエステル組成物α−7を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−7を得た。得られたポリエステル組成物β−7のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は130℃、融点は253℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は22eq./tであった。
以下の点を除き、ポリエステル組成物α−1と同様の方法で、ポリエステル組成物α−8を得た。
・[中間体の製造工程]において、用いる原料を、テレフタル酸ジメチル95質量部、イソフタル酸ジメチル5質量部、酢酸マンガン4水和物0.0498質量部に変更した点。
・[エステル組成物α1の製造工程]において、リン酸の添加量を0.0024質量部に変更した点。
なお、得られたポリエステル組成物α−8のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は172℃、融点は251℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は11.0eq./tであった。
ポリエステル組成物α−8を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−8を得た。得られたポリエステル組成物β−8のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は132℃、融点は251℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は22eq./tであった。
以下の点を除き、ポリエステル組成物α−1と同様の方法で、ポリエステル組成物α−9を得た。
・[中間体の製造工程]において、酢酸マンガン4水和物の量を0.0498質量部とした点。
・リン酸0.182質量部とリン酸二水素カリウム0.0231質量部をエチレングリコール0.5質量部に溶解せしめたエチレングリコール溶液を作製し、該溶液を、[エステル組成物α1の製造工程]において、エステル交換反応物に添加し、エステル組成物α9を得た点。
その後はポリエステル組成物α−1の場合と同様の方法を用いて、ポリエステル組成物α−9を得た。得られたポリエステル組成物α−9のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は165℃、融点は255℃、固有粘度は0.85、COOH末端基量は9.2eq./tであった。
ポリエステル組成物α−9を80重量部と、一次平均粒径が40nmのカーボンブラック20重量部とを、ベントした押出機に投入し、該押出機内で溶融混練せしめ、ポリエステル組成物β−9を得た。得られたポリエステル組成物β−9のガラス転移温度は82℃、冷結晶化温度は125℃、融点は255℃、固有粘度は0.65、COOH末端基量は20eq./tであった。
(実施例1)
ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1を、それぞれ、180℃の温度で2時間真空乾燥せしめた。次いで、窒素雰囲気下で、(ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1の合計に対して)カーボンブラックの含有量が表1に記載の値となるように、ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1を混合し、これを押出機に供給した。
ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表1に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1に代えて、ポリエステル組成物α−2とポリエステル組成物β−2を用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
ただし、実施例71から73においては、原料はポリエステル組成物α−2とβ−2をそのまま用いるのではなく、最終的に得られるポリエステルフィルムの組成が表に記載のとおりになるように調節した原料を用いた。
原料として、ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1に代えて、ポリエステル組成物α−3とポリエステル組成物β−3を用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1に代えて、ポリエステル組成物α−4とポリエステル組成物β−4を用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表1に記載のように変更した以外は、実施例53と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−7とポリエステル組成物β−7を用い、ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−8とポリエステル組成物β−8を用い、ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−1とポリエステル組成物β−1に代えて、ポリエステル組成物α−9とポリエステル組成物β−9を用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。ただし、実施例70では原料はポリエステル組成物α−9およびポリエステル組成物β−9をそのままに用いるのではなく、最終的に得られるポリエステルフィルムの組成が表に記載のとおりになるように調節した原料を用いた。具体的には、リン酸の含有量を変更した実施例70においては、ポリエステル組成物α−9の製造に際して、リン酸の添加量を調節した。
原料として、ポリエステル組成物α−5とポリエステル組成物β−5を用い、ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
原料として、ポリエステル組成物α−6とポリエステル組成物β−6を用い、ポリエステルフィルムの組成または厚みを表に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
ポリエステル組成物の組成または厚みなどを表25に記載のように変更した以外は、実施例1と同様の方法にてポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)を得た。得られたポリエステルフィルム(ポリエステル組成物)の特性等を表に示す。
また、「カルボン酸成分a1」とは、ポリエステルAを構成する2以上のカルボン酸基を有するカルボン酸成分である。
また、「アルコール成分a2」とは、ポリエステルAを構成する2以上の水酸基を有するアルコール成分である。
また、「カルボン酸成分a10」とは、ポリエステルAを構成する2以上のカルボン酸基を有するカルボン酸成分a1のうち、カルボン酸基の数が2であるカルボン酸構成成分である。
また、「アルコール成分a20」とは、ポリエステルAを構成する2以上の水酸基を有するアルコール成分a2のうち、水酸基の数が2であるアルコール構成成分である。
また、「カルボン酸成分a11」とは、ポリエステルAを構成する2以上のカルボン酸基を有するカルボン酸成分a1のうち、カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸構成成分である。
また、「アルコール成分a21」とは、ポリエステルAを構成する2以上の水酸基を有するアルコール成分a2のうち、水酸基を3つ以上有するアルコール構成成分である。
また、「カルボン酸成分a10の量(mol%)」と「カルボン酸成分a11の量(mol%)は、ポリエステルAを構成する全カルボン酸構成成分に対する当該成分のモル分率である。
また、「アルコール構成成分a20の量(mol%)」と「アルコール構成成分a21の量(mol%)」は、ポリエステルAを構成する全ジオール酸構成成分に対する当該成分のモル分率である。
また、「a1とa2の合計に対する、a11の量(mol%)」は、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対する、カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸成分a11の量のモル分率である。
また、「a1とa2の合計に対する、a21の量(mol%)」は、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対する、水酸基を3つ以上有するアルコール構成成分a21の量のモル分率である。
また、CBとはカーボンブラックである。
また、表中の「含有量」は、「フィルム(ポリエステル組成物)全体に対する含有量」である。
Claims (9)
- 下記(1)から(3)の要件を満たす、ポリエステルAとカーボンブラックを用いてなるポリエステル組成物を用いてなるポリエステルフィルム。
(1)ポリエステル組成物中のカーボンブラックの含有量がポリエステル組成物全体に対して1.5重量%以上3.0重量%以下であること。
(2)Mn、CaおよびAlからなる群から選ばれる1種類以上の金属元素を含有し、その含有量がポリエステル組成物全体に対して0.59mol/t以上11.15mol/t以下であること。
(3)リン元素を含有し、かつ、(i)式を満たすこと。
(i) 1.09≦M/P≦2.0
ただし、M=0.5×M1+M2+1.5×M3
また、M1はポリエステル組成物全体に対するアルカリ金属元素の含有量(mol/t)、M2はポリエステル組成物全体に対するMn元素含有量(mol/t)とCa元素含有量(mol/t)の合計(mol/t)、M3はポリエステル組成物全体に対するAl元素含有量(mol/t)、Pはポリエステル組成物全体に対するリン元素の含有量(mol/t)である。 - M/Pが下記式(iii)を満たす、請求項1に記載のポリエステルフィルム。
(iii)1.09≦M/P≦1.5 - M/Pが下記式(iv)を満たす、請求項1に記載のポリエステルフィルム。
(iv)1.09≦M/P<1.1 - ポリエステル組成物のΔTcgが45℃以上70℃以下である請求項1から3のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- Mn、CaおよびAl以外の金属元素の含有量が、ポリエステル組成物全体に対して1000ppm以下である、請求項1から4のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- フィルムの光学濃度が4.0以上である、請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- 二軸配向されてなる、請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- 下記(5)〜(7)の工程をその順で含む製造方法により得られるポリエステル組成物を用いてなる、請求項1から7のいずれかに記載のポリエステルフィルムの製造方法。
(5)2以上のカルボン酸基を有するカルボン酸成分a1と、2以上の水酸基を有するアルコール成分a2に、
酢酸Mnおよび/または酢酸Caを添加し、カルボン酸成分a1とアルコール成分a2を反応させ、
エステル化合物A1と、Mnイオンおよび/またはCaイオンを有する、エステル組成物α1を得る工程。
(6)エステル組成物α1に、リン酸を添加し、エステル化合物A1を重合し、
ポリエステルA、リン酸、ならびに、Mnイオンおよび/またはCaイオンを有するポリエステル組成物αを得る工程。
(7)ポリエステル組成物αにカーボンブラックを添加せしめて、ポリエステル組成物βを得た後に、該ポリエステル組成物βを用いてポリエステル組成物を得る工程。 - 前記(5)の工程において、 下記(5−1)または(5−2)の条件を満足する、請求項8に記載のポリエステルフィルムの製造方法。
(5−1)前記カルボン酸成分a1の一部が、カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸成分a11であり、かつ、該カルボン酸基を3つ以上有するカルボン酸成分a11の量が、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対して、0.025mol%以上1.5mol%以下であること。
(5−2)前記アルコール成分a2の一部が、水酸基を3つ以上有するアルコール成分a21であり、かつ、該水酸基を3つ以上有するアルコール成分a21の量が、カルボン酸成分a1およびアルコール成分a2の合計に対して、0.025mol%以上1.5mol%以下であること。
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