JP6039298B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部材への操作量に応じて対応する機能の制御値を切替えることができる電子機器に関するものである。
従来、撮像装置のような電子機器において、撮影光学系の焦点距離を変更する機能、いわゆるズーム機能を有するものがある。このような撮像装置では、ズーム機能を実行するためのズーム操作部材が撮像装置外装部に設けられており、初期位置(非操作位置)から一方の方向に操作すると、撮影光学系の焦点距離をワイド方向へ切り替えることができる。あるいは、初期位置から他方向に操作すると、撮影光学系の焦点距離をテレ方向へ切り替えることができる。
また、近年の撮像装置は、ズーム機能における焦点距離の変化速度(ズ−ム速度)を低速から高速へと可変できる撮像装置も提供されている。ズ−ム速度を可変できる撮像装置では、ズーム操作部材の移動量により、低速から高速へと段階的にズ−ム速度を制御しているのが一般的である。
特許文献1では、操作部材の移動量に応じてズ−ム速度を切替えるズ−ム速度切替え手段と、ズ−ム速度が切替わった時点から他のズ−ム速度に切替わる時点までの間で負荷を増加させる負荷増加手段を筐体に備えた撮像装置を提案している。
また、近年では、静止画のみならず動画撮影機能が強化された撮像装置も提供されるようになってきている。このような撮像装置には、音声録音についても機能アップしているものが多く、例えば、従来では単独マイクによるモノラル音声記録が主流だったものが、複数のマイクを搭載し、ステレオ音声記録により、臨場感のある音声の録音が可能なものもある。
特開2006−304002号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、ズ−ム速度を切替えるために操作部材を操作した際に生じる操作音についてなんら考慮されていない。
そのため、動画撮影中にズ−ム速度を切替えるために操作部材を操作した際に操作音が生じると、この操作音がノイズとして記録されてしまう。また、動画撮影中でなくても、操作部材を操作した際に生じる操作音はユーザにとっては意図しない音であって好ましくない。
そこで、本発明は、操作部材への操作量に応じて対応する機能の制御値を切替えることができる電子機器において、操作部材への操作に伴い生じる操作音を軽減させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電子機器は、初期位置から予め決められた回動角度の間で回動可能な操作部材と、回動させた状態の前記操作部材を前記初期位置に戻すように付勢する付勢部材と、前記操作部材の回動角度が第1の角度以上か否かに応じて、当該操作部材に対応した機能の制御値を切替える切替え手段と、前記操作部材が前記初期位置にある状態において前記付勢部材と当接する弾性部材と、前記操作部材が前記初期位置にある状態において前記弾性部材とは当接せず、前記操作部材を回動させた状態において前記弾性部材と当接する当接部と、を有し、前記当接部は、前記操作部材の回動角度が前記第1の角度を超える前に、前記操作部材の回動方向における前記付勢部材と前記弾性部材とが当接する位置とは異なる位置で、前記弾性部材と当接することを特徴とする。
本発明によれば、操作部材への操作量に応じて対応する機能の制御値を切替えることができる電子機器において、操作部材への操作に伴い生じる操作音を軽減させることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の外観斜視図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2の近傍を上方から見た分解斜視図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2の近傍を下方から見た分解斜視図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置のトップカバーユニットの断面図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2、付勢ばね19、弾性部材17をトップカバー18に組付けた状態を示す図である。 図5に示すトップカバーユニットのA−A断面図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置の接点ブラシ23とフレキシブル基板24を示す図である。 第1の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2を回動させたときの状態変化を示す図である。 図8に示すD−D断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の外観斜視図である。 第2の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2の近傍の構造を示す図である。 第2の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2を回動させた状態を示す図である。 第2の実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2を回動させた状態における弾性部材112を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる電子機器である撮像装置の外観斜視図であり、図1(a)は被写体側である前面から見た斜視図、図1(b)はユーザ側である背面から見た斜視図である。
レリーズボタン1は撮影準備動作及び撮影動作の開始を指示するためのものである。ズームレバー2は、光学式ズーム機能やデジタル式ズーム機能において、そのズーム倍率を調節操作するためのものであり、ズームレバー2の回動角度に応じてズーム倍率の変更速度(ズーム速度)を切替えることができる。すなわち、ズームレバー2への操作量に応じて対応する機能の制御値を切替えることができる。ズームレバー2は、レリーズボタン1の中心を回動中心にして初期位置から所定の角度まで回動可能である。電源ボタン3は、撮像装置の電源をON状態とOFF状態とで切替えるためのものである。モードダイヤル4は、複数の撮影モードの中から任意の撮影モードを選択するためのものである。
照射窓5は、被写体が暗いときに自動焦点調節制御(AF制御)のための補助光を照射するためのものである。発光部6は、撮影時に被写体を照射するもので、使用位置と収納位置とで移動可能である。撮影レンズ7は、不図示の撮像素子に被写体像を結像させる。また、撮影レンズ7は、ズームレンズを含む複数のレンズ群からなり、ズームレバー2の操作に応じてズームレンズを駆動させることで光学式ズーム機能を実現する。
蓋部8は、撮影して取得した画像データを記録するためのメモリーカード等の記録媒体の挿入口を覆うとともに、不図示の電池室に収納された電池を覆う。表示部9は、液晶や有機EL等からなる、撮影画像の確認・再生、撮影条件等の各種情報を表示するためのものである。コネクタカバー10は、各種外部デバイスに接続するために、プリント基板上に実装された端子類を保護する。
回転操作ダイヤル11は、そのまわりに4つの操作ボタン群を備え、撮影前や画像再生時に各種設定をする際に使用される。動画ボタン14は、動画撮影開始及び動画撮影終了を指示するためのものである。撮像装置の上面に配置された2つの穴12はステレオマイク用の穴であり、穴13はスピーカー用の穴である。
図2は、図1に示した撮像装置のズームレバー2の近傍を上方から見た分解斜視図であり、図3は、図1に示した撮像装置のズームレバー2の近傍を下方から見た分解斜視図である。
まず、ズームレバー2を保持する保持部材であるトップカバー18の上方から組み付けられる部品について説明する。レリーズボタン1の外観面にはステンレスなどの金属性のキャップ15が接着等により固定される。レリーズボタン1の内面側(トップカバー側)には、コイルばね16が配置してある。コイルばね16は、レリーズボタン1とズームレバー2に挟み込まれるように組まれ、レリーズボタン1の爪部がズームレバー2の穴部に掛止された状態で組み付けられる。中空の弾性部材17は、ズームレバー2の内面側(ズームレバー側)に設けられた軸2cが挿入される。弾性部材17は、後述する円筒部17a及び開口部を有する延出部17b、17cが設けられている。
次に、トップカバー18の下方から組み付ける部品について説明する。回動させた状態のズームレバー2を初期位置に戻すようにズームレバー2を付勢する付勢部材である付勢ばね19は、押さえ板20で押さえられ、トップカバー18にねじ固定される。
ズームレバー2の回転軸方向の抜け止めの役割を果たしている抜け止め部材22は、トップカバー18を挟んだ状態でズームレバー2と熱かしめにて固定される。そして、抜け止め部材22には接点ブラシ23も熱かしめにて固定される。
そのため、ズームレバー2を回動させると、弾性部材17、抜け止め部材22、接点ブラシ23もズームレバー2と一体となって回動することになる。
フレキシブル基板24は、接点ブラシ23と接触し信号を送るためにパターンが配置されていて、電源ボタン3やレリーズボタン1が操作されたことを示す信号を送るためのスイッチも実装されている。フレキシブル基板24は、ホルダー25に位置決めされて、両面テープ等でホルダー25に固定される。そして、ホルダー25はトップカバー18に位置決めされて、ねじによってトップカバー18に固定される。
以上のような各種部品がトップカバー18に組付けられてトップカバーユニットになる。
図4は、トップカバーユニットの上下方向の断面図である。前述のとおり、ズームレバー2と抜け止め部材22とは、トップカバー18を挟み込んで、ズームレバー2が回動するための隙間を持って固定される。さらに、ズームレバー2の軸2cが挿入された弾性部材17も、抜け止め部材22によって塞がれているため、ズームレバー2から抜けることがない。
図5は、ズームレバー2、付勢ばね19、弾性部材17をトップカバー18に組付けた状態を示す図である。図5では、ズームレバー2は初期位置となっており、付勢ばね19の先端部19a、19bが、弾性部材17の円筒部17aと当接し挟み込んでいる。さらに、付勢ばね19の中間部19c、19dが、トップカバー18の軸部18aと当接し挟み込んでいる。これにより、ズームレバー2がどちらの方向に回動しても、付勢ばね19の腕の一方は弾性部材17に、他方は軸部18aに当接し、ズームレバー2は付勢ばね19により初期位置に戻る方向へ付勢される。
ズームレバー2を図中のB方向またはC方向に回動させたとき、トップカバー18の開口端18d、18eとズームレバー2の突出部2a、2bとがそれぞれ当接して、ズームレバー2の回動範囲(最大回動角度)が規制される。すなわち、開口端18d、18eは、ズームレバー2の回動範囲を規制する規制部として機能し、ズームレバー2は、初期位置から予め決められた回転角度の間で回動可能となる。また、トップカバー18には、開口端18d、18eと突出部2a、2bとが当接するよりも先に、弾性部材17の延出部17b、17cとそれぞれ当接する当接部である開口端18b、18cが設けられている。弾性部材17の延出部17b、17cとそれぞれ当接する当接部である開口端18b、18cが設けられている。後述するように、延出部17b、17cと開口端18b、18cとは、ズームレバー2が初期位置にある状態において互いに当接せず、ズームレバー2を回動させた状態において互いに当接する。
そして、延出部17b、17cは、開口端18b、18cと当接したときの衝突音を軽減するための開口部17d、17eをそれぞれ有している。
図6は、図5中の点線部(A−A)の断面図である。前述のとおり、ズームレバー2が初期位置にある状態では、付勢ばね19の先端部19a、19bは、弾性部材17の円筒部17aを挟み込んでいる。
弾性部材17の延出部17b、17cは、弾性部材17の中心を挟んでズームレバー2の回動方向にそれぞれ延出している。すなわち、延出部17b、17cの延出方向とズームレバー2の回動方向とは略一致している。そのため、延出部17b、17cの先端と弾性部材17の中心とは直線上に並んでいない。
さらに、延出部17b、17cは、延出方向の先端に向かって回動軸方向の厚さが薄くなっていく斜面形状になっている。そのため、ズームレバー2の抜け止め部材22とズームレバー2との間に空間を設けることができる。ズームレバー2を回動範囲の限界(最大回動角度)まで回動させようとすると延出部17b、17cが圧縮されるが、延出部17b、17cの逃げ部がないと、回動範囲の限界まで回動できない状態が発生する可能性がある。しかしながら、延出部17b、17cが斜面形状になっているため、延出部17b、17cが圧縮されたときに逃げ部となる空間を確保することができ、回動範囲の限界まで回動できない状態が発生しないことになる。
図7は、ズーム速度の変更に関わる接点ブラシ23及びフレキシブル基板24を示す図である。接点ブラシ23は、2本で1対のブラシが先端部に2組(23a、23b)あり、ズームレバー2が初期位置では接点ブラシ23の先端部23aと23bはどちらもフレキシブル基板24のパターン24aと接触している。ズームレバー2の回動に伴い接点ブラシ23が移動して、先端部23a、23bがパターン24a、24cあるいは24a、24dと接触すると、不図示の制御部はズーム速度を第1の速度にしてズーム倍率の変更を行う。なお、先端部23a、23bがパターン24a、24cと接触した場合と先端部23a、23bがパターン24a、24dと接触した場合とでは、ズーム倍率の変更方向(ワイド方向へ変更するかテレ方向へ変更するか)が異なる。
さらにズームレバー2を回動させて先端部23a、23bがパターン24a、24bあるいは24a、24eと接触すると、不図示の制御部はズーム速度を第2の速度にしてズーム倍率の変更を行う。つまり、制御部は、ズームレバー2の回動角度に応じてズーム速度の切替えが可能となっている。なお、ズームレバー2の回動角度が大きいほどズーム速度が速くなるように、第2の速度は第1の速度よりも高速であることが望ましい。
図8は、ズームレバー2を回動させたときの状態変化を示す図である。図8では、図中のB方向へズームレバー2を回動させたときのズームレバー2、弾性部材17、付勢ばね19の状態をB−0からB−3で示している。また、B−0からB−3と同じ回動角度における接点ブラシ23の状態をそれぞれB´−0からB´−3で示している。
図8において、B−0はズームレバー2が初期位置にある状態を示しており、B−1は第1の速度でズーム倍率が変更される位置へズームレバー2をB方向へ回動させた状態を示している。
B−2はB−1の状態からズームレバー2をさらにB方向へ回動させた状態を示している。B−2の状態では、弾性部材17の延出部17bがトップカバー18の開口端18bに当接して圧縮されて延出部17bの開口部17dが潰れているが、ズームレバー2の突出部2aは開口端18dと当接していない。この回動角度(第1の角度)において、接点ブラシ23はフレキシブル基板24のパターン24a、24eと接触し始め、ズーム倍率が第1の速度から第2の速度に切替えられる。すなわち、ズームレバー2の回動角度が第1の角度を超える前に開口端18bと延出部17bとが当接し、ズームレバー2の回動角度が第1の角度以上か否かに応じてズーム速度が切替えられる。
このように、ズームレバー2を回動させたときに、突出部2aが開口端18dと当接する前に延出部17bが開口端18bと当接するので、ズームレバー2を回動範囲の限界まで回動させたときの突出部2aと開口端18dとの衝突音を軽減することができる。また、延出部17bが開口部17dを有し、延出部17bが開口端18bに当接しても開口部17dが潰れていくので、延出部17bと開口端18bとが当接してからの負荷の大幅な増加を抑えながら延出部17bと開口端18bとの衝突音を軽減することができる。
また、開口部17dが潰れた状態でさらにズームレバー2を回動させると、弾性部材17の復元力によりズームレバー2は初期位置に戻る方向へ付勢される。すなわち、付勢ばね19による付勢力に加えて弾性部材17による付勢力が発生するため、ズームレバー2を回動させる際の負荷が増大する。そのため、B−2に示した状態を境にしてズーム速度を変更することで、ユーザはズーム速度が変更される回動角度を把握しやすく、容易に所望のズーム速度となるようにズームレバー2を操作することができる。
B−3はB−2の状態からズームレバー2をさらにB方向へ回動させて、弾性部材17の延出部17bが開口端18bに当接して延出部17bの開口部17dが潰れ、かつ、ズームレバー2の突出部2aが開口端18dと当接している状態を示している。すなわち、B−3に示した状態は、ズームレバー2を回動範囲の限界である最大回動角度(第2の角度)まで回動させた状態である。
ここで、図8に示す点線部(D−D)の断面図を用いて、B−3の状態における弾性部材17の形状を説明する。
図6で示したように、弾性部材17の延出部17bは、延出方向の先端に向かって回動軸方向の厚さが薄くなっていく斜面形状になっているため、ズームレバー2の抜け止め部材22とズームレバー2との間に空間が生じる。B−3の状態では、図9の点線Eに示すように、延出部17bは圧縮されて先端部分がズームレバー2の抜け止め部材22とズームレバー2との間に生じた空間に逃げている。そのため、弾性部材17が圧縮された状態であってもズームレバー2の突出部2aが開口端18dと当接する回動角度までズームレバー2を回動させることができる。
図8において、B−3の状態から、ズームレバー2の回動操作をやめると、付勢ばね19による付勢力によって、ズームレバー2は一気にB−0の状態に戻される。このとき、付勢ばね19の中間部19cがトップカバー18の軸部18aと当接する前に、付勢ばね19の先端部19bが弾性部材17の円筒部17aと当接するため、中間部19cと軸部18aとの衝突音も軽減することができる。
図8では、ズームレバー2をB方向に回動させたときの状態変化のみを示しているが、ズームレバー2をB方向と逆の方向に回動させたときの状態変化も同様であるため説明は省略する。
以上のように、本実施形態では、ズームレバー2を操作するときの負荷を増大させる弾性部材17によって、ズームレバー2への操作に伴う各部の衝突時の衝撃を抑えることで、ズームレバー2への操作に伴い生じる操作音を軽減させることができる。
なお、本実施形態では、弾性部材17によって、ズームレバー2を操作するときの負荷をズーム速度の変更に合わせて増大させるとともに、ズームレバー2への操作に伴い生じる操作音を軽減させている。そのため、ズームレバー2を操作するときの負荷を増大させるための部材とズームレバー2への操作に伴い生じる操作音を軽減させるための部材とをそれぞれ設ける必要がなく、部品点数の増加を抑えることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ズームレバー2の回動に伴って回動する弾性部材17によって、ズームレバー2を操作するときの負荷を増大させるとともにズームレバー2への操作に伴い生じる操作音を軽減させる構成を説明した。本実施形態では、ズームレバー2の回動に伴って回動しない弾性部材112によって、ズームレバー2を操作するときの負荷を増大させるとともにズームレバー2への操作に伴い生じる操作音を軽減させる構成について説明する。
図10は、本実施形態にかかる電子機器である撮像装置の外観斜視図である。本実施形態にかかる撮像装置は第1の実施形態にかかる撮像装置と形状は異なるが、図10において、第1の実施形態にかかる撮像装置と同様の機能を果たす部分については、図1及び図2の符号と同様の符号をつけて説明は省略する。
図11は、本実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2の近傍の構造を示す図であり、図11(a)は、ズームレバー2の近傍を下方から見た図であり、図11(b)は、図11(a)に示す点線部(B−B)の断面図である。図11(b)に示した軸nは、ズームレバー2の回動中心となる回動軸である。
ズームレバー2は、本体部材113の貫通穴に挿通されて、本体部材113に対して回転可能なように、回転体111にねじ114にて固定されている。すなわち、回転体111は、ズームレバー2を回動させると、ズームレバー2と一体となって回動する。付勢ばね110は、回転体111のばね引掛け爪部111bにより、回転体111に回転及び摺動可能なように保持されている。円筒形状の弾性部材112は、本体部材113に設けられたストッパ113bが挿入され、ズームレバー2が初期位置にある状態では、付勢ばね110の一対の腕に挟み込まれている。回転体111にはストッパ当接部111aが設けられていて、ズームレバー2を回動させたときにストッパ当接部111aが弾性部材112を介してストッパ113bに突き当たることで、ズームレバー2の回動範囲が規制される。
弾性部材112は、付勢ばね110と当接するばね当接部112aと、ストッパ113bとの間に空間を有しストッパ当接部111aと当接する回転体当接部112bとを有している。
図12は、本実施形態にかかる撮像装置のズームレバー2回動させた状態を示す図であり、図12(a)は、ズームレバー2を回動させた状態におけるズームレバー2の近傍を下方から見た図である。図12(b)は、図12(a)に示す点線部(C−C)の断面図であり、図12(c)は、図12(b)における弾性部材112近傍の拡大図であり、図12(d)は、図12(a)に示す点線部(D−D)の断面図である。
図12(a)に示すように、ズームレバー2を回動させると、回転体111のストッパ当接部111aと弾性部材112の回転体当接部112bとが当接する。この状態からさらにズームレバー2を回動させると、ストッパ当接部111aに押されて回転体当接部112bが圧縮され、回転体111のばね掛け部111cにより変形させられた付勢ばね110による付勢力に加えて弾性部材112による付勢力が生じる。このとき、回転体当接部112bとストッパ113bとの間の空間は、第1の実施形態における延出部17b、17cが有する開口部17d、17eと同様の機能を果たす。また、図12(d)に示すように、弾性部材112は切り欠き形状の緩衝部112cを有している。
図13は、ズームレバー2を回動範囲の限界まで回動させた状態を示す図である。図13(a)は、ズームレバー2の近傍を下方から見た図であり、図13(b)は、図13(a)に示す点線部(E−E)の断面図であり、図13(c)は、図13(a)に示す点線部(F−F)の断面図である。
ズームレバー2を回動範囲の限界まで回動させた状態では、図13(b)に示すように、回転体当接部112bとストッパ113bとの間の空間は潰れて、ストッパ当接部111aが弾性部材112を介してストッパ113bに突き当たる。このとき、図13(c)に示すように、回転体当接部112bとストッパ113bとの間の空間が潰れたことにより撓んだ回転体当接部112bを緩衝部112cに逃がす構造となっている。そのため、想定しない方向に回転体当接部112bが撓み回転体111に挟まるというような不具合が発生することを防ぐことができる。
なお、緩衝部112cの位置をストッパ当接部111aが当接する回転体当接部112bの位置よりもズームレバー2の回動中心から離すことで、回転体当接部112bが撓み回転体111に挟まるというような不具合が発生することをより防ぐことができる。
また、弾性部材112のズームレバー2に近い部分の厚さを弾性部材112の他の部分よりも厚くなるようにすることで、回転体当接部112bをズームレバー2の方向へ撓みにくくすることができる。
以上のような弾性部材112の構造にすることで、弾性部材112をズームレバー2の方向へ撓みにくくすることができ、弾性部材112を回転体111により近づけて配置することができる。
その他、弾性部材112により得られる効果は、第1の実施形態の弾性部材17により得られる効果と同様であるため、説明は省略する。
なお、本実施形態では、緩衝部112cを切り欠き形状としているが、撓んだ回転体当接部112bを所定方向へ逃がす形状であればよく、例えば薄肉形状としてもよい。
また、上記の2つの実施形態では、撮像装置におけるズーム操作に用いるズームレバーに適用した場合を説明したが、その他の機能の操作に用いる操作部材に適用しても構わない。例えば、記録媒体に記録された複数の画像のうちの1つを画像表示部に表示させる再生モードにおいて、表示させる画像を次の画像に変更する画像送り操作を行う操作部材に適用しても構わない。
また、上述した画像送り操作のような、撮像装置以外の電子機器でも実行可能な機能の操作に用いる操作部材にも適用可能であるため、操作部材への操作量に応じて対応する機能の制御値を切替えることができる電子機器であれば本発明を適用することができる。
2 ズームレバー
17 弾性部材
18 トップカバー
19 付勢ばね
22 抜け止め部材
23 接点ブラシ
24 フレキシブル基板
110 付勢ばね
111 回転体
112 弾性部材
113 本体部材

Claims (8)

  1. 初期位置から予め決められた回動角度の間で回動可能な操作部材と、
    回動させた状態の前記操作部材を前記初期位置に戻すように付勢する付勢部材と、
    前記操作部材の回動角度が第1の角度以上か否かに応じて、当該操作部材に対応した機能の制御値を切替える切替え手段と、
    前記操作部材が前記初期位置にある状態において前記付勢部材と当接する弾性部材と、
    前記操作部材が前記初期位置にある状態において前記弾性部材とは当接せず、前記操作部材を回動させた状態において前記弾性部材と当接する当接部と、を有し、
    前記当接部は、前記操作部材の回動角度が前記第1の角度を超える前に、前記操作部材の回動方向における前記付勢部材と前記弾性部材とが当接する位置とは異なる位置で、前記弾性部材と当接することを特徴とする電子機器。
  2. 前記弾性部材は、前記操作部材の回動方向に延出した延出部が設けられていて、
    前記当接部は、前記操作部材の回動角度が前記第1の角度を超える前に前記延出部と当接することを特徴とした請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記延出部は、延出方向の先端に向かって前記操作部材の回動軸方向と平行な方向の厚さが薄くなっていくことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記弾性部材は、前記延出部とは異なる部分で前記付勢部材と当接することを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記延出部は、開口部を有することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の角度は、前記延出部が前記当接部により圧縮されて前記開口部が潰れた状態となる角度であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記弾性部材は、前記当接部と当接することにより圧縮されて撓んだ部分を逃がす緩衝部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記弾性部材は、前記当接部が当接する位置よりも前記操作部材の回動中心から離れた位置に前記緩衝部を有することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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