JP6039038B1 - 乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット及びそれを用いた乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】手摺りベルトスプロケットの直径を変化させて手摺りベルトの走行速度を調整できる乗客コンベアを提供する。【解決手段】手摺りベルトスプロケット100は、軸方向を中心に回転する中心回転部材102と、弾性体よりなる環状の円環部材104と、中心回転部材102から等間隔毎に放射状に延び、円環部材104を円形に支持する支持部材106とを有し、支持部材106は、径方向と平行に配された2本のリンク棒122,124を有す。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット及びそれを用いた乗客コンベアに関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの手摺りベルトは、手摺りベルトスプロケットによって駆動し、この手摺りベルトスプロケットは、踏段を駆動させる主駆動スプロケットと同期して回転している。手摺りベルトの走行速度は、踏段と同期するように手摺りベルトスプロケットの回転数及び直径が設定されている。
しかし、乗客コンベアを設置する現地において、手摺りベルトスプロケットの回転数や直径を変化させることができず手摺りベルトの走行速度を調整できないという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、手摺りベルトスプロケットの直径を変化させて手摺りベルトの走行速度を調整できる乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット及びそれを用いた乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態1は、軸方向を中心に回転する中心回転部材と、弾性体よりなる環状の円環部材と、前記中心回転部材から等角度毎に放射状に延び、前記円環部材を円形に支持する支持部材と、を有し、前記支持部材は、径方向と平行に配された2本のリンク棒を有し、2本の前記リンク棒の中心がリンク軸で連結され、2本の前記リンク棒の内端部の軸方向の距離を広げて、前記支持部材の長さを短くでき、2本の前記リンク棒の内端部の軸方向の距離を狭めて、前記支持部材の長さを長くできる、乗客コンベアの手摺りベルトスプロケットである。
また、本実施形態2は、建屋に支持アングルによって支持されるトラスと、前記トラスの一端部に設けられた機械室と、前記トラス内の長手方向に沿って配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の左右両側に立設された欄干と、前記欄干の上部を走行する無端状の手摺りベルトと、前記機械室内に配され、前記踏段を駆動させるための左右一対の主駆動スプロケットと、前記主駆動スプロケットと同期して回転し、前記手摺りベルトが掛け渡された上記実施形態1の手摺りベルトスプロケットと、を有する乗客コンベアである。
また、本実施形態3は、建屋に支持アングルによって支持されるトラスと、前記トラスの一端部に設けられた機械室と、前記トラス内の長手方向に沿って配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の左右両側に立設された欄干と、前記欄干の上部を走行する無端状の手摺りベルトと、前記機械室内に配され、前記踏段を駆動させるための左右一対の主駆動スプロケットと、前記主駆動スプロケットと同期して回転する上記実施形態1の複数の手摺りベルトスプロケットと、一列に配列された複数の押圧ローラと、を有し、複数の前記手摺りベルトスプロケットが一列に配列され、複数の前記手摺りベルトスプロケットと複数の前記押圧ローラとの間を前記手摺りベルトが走行する、乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10を図1〜図4に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトスプロケット100,100が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により左右一対の主駆動スプロケット24,24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトスプロケット100,100とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内には、左右一対の従動スプロケット26,26が設けられている。上階側の左右一対の主駆動スプロケット24,24と下階側の左右一対の従動スプロケット26,26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30が等間隔で取り付けられている。モータ20が回転すると踏段30の前輪301は、トラス12に固定された不図示の案内レールを走行し、後輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って無端状の手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、複数の案内ローラからなる案内ローラ群64を介して手摺りベルトスプロケット100に掛け渡され、その後、複数の案内ローラからなる案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部46から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、手摺りベルトスプロケット100が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転する手摺りベルトスプロケット100に走行する手摺りベルト38を押圧するための押圧部材70を有する。
上階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室14の天井面には、上階側の乗降板32が水平に設けられている。下階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室16の天井面には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。上階側の乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60に踏段30が侵入する。また、下階側の乗降板34の先端にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(2)手摺りベルトスプロケット100の構造
手摺りベルトスプロケット100の構造について図2〜図4に基づいて説明する。なお、
図2に示すように、手摺りベルトスプロケット100は、中心回転部材102、円環部材104、支持部材106とより構成されている。
手摺りベルトスプロケット100の構造について図2〜図4に基づいて説明する。なお、
図2に示すように、手摺りベルトスプロケット100は、中心回転部材102、円環部材104、支持部材106とより構成されている。
中心回転部材102は、主駆動スプロケット24と同期して回転するものであり、中心回転部材102の回転軸108と同軸に設けられたプーリと、主駆動スプロケットの回転軸に設けられたプーリとの間に連結ベルトが架け渡され、主駆動スプロケット24が回転すると、中心回転部材102が同期して回転する。中心回転部材102の回転軸108は、トラス12に対しベアリングを介して、水平に取り付けられている。
中心回転部材102の回転軸108には、環状の固定部材110が設けられている。固定部材110は回転軸108と一体に形成されている。図3に示すように、回転軸108には、円環状の移動部材112が軸方向に移動自在に設けられている。固定部材110と移動部材112との間には、コイルバネ114が配され、移動部材112を固定部材110と反対方向に付勢している。移動部材112の外方の回転軸108には雄ネジ部が形成され、ナット116が螺合している。ナット116を締めることにより、移動部材112がコイルバネ114の付勢力に反して固定部材110の方向に移動する。
支持部材106は、2本のリンク棒122、リンク棒124と外周部材126から構成されている。
固定部材110の外周部には、等角度(36°)毎に固定凹部118が10個設けられている。各固定凹部118には、リンク棒122の内端部が回動自在にそれぞれ設けられている。これにより、固定部材110から10本のリンク棒122が放射状に等間隔に広がる。
移動部材112の外周部には、等角度(36°)毎に移動凹部120が10個設けられている。各移動凹部120には、リンク棒124の内端部が回動自在にそれぞれ設けられている。これにより、移動部材112から10本のリンク棒124が放射状に等角度毎に広がる。
図3に示すように、2本のリンク棒122とリンク棒124とはX字状に配され、互いの中心部がリンク軸128で回動自在に連結されている。
2本のリンク棒122、リンク棒124の外端部には、外周部材126がそれぞれ設けられている。図4に示すように、外周部材126の内端部には、外周凹部130が設けられている。外周凹部130の相対向する内周面には、長孔132と長孔134が軸方向に平行に設けられている。リンク棒122の外端部には突部136が設けられ、長孔132に移動自在に嵌合している。リンク棒124の外端部には突部138が設けられ、長孔134に移動自在に嵌合している。また、長孔132と長孔134とは、図3に示すように軸方向に沿ってずれた位置に設けられている。
図2に示すように、10本の外周部材126の外周部には、ゴム製の円環部材104が円形に嵌め込まれている。円環部材104はゴム製であるため、弾性を有し、10本の支持部材106が径外方向に移動するとそれと共に外側に広がり、逆に、径内方向に移動するとそれと共に縮む。
手摺りベルトスプロケット100の下側外周には、押圧部材70が設けられている。図2に示すように、手摺りベルト38が、手摺りベルトスプロケット100の下側外周に架け渡された状態において、押圧部材70は、手摺りベルト38を手摺りベルトスプロケット100に押圧する。押圧部材70は、円弧状の基台72に複数の押圧ローラ74が回動自在に配され、基台72の一端部が回動自在にトラス12に固定され、他端部がバネ76を介してトラス12に固定され、バネ76の付勢力により複数の押圧ローラ74が手摺りベルト38を手摺りベルトスプロケット100に常に押圧する。
(3)手摺りベルトスプロケット100の駆動状態
手摺りベルトスプロケット100の調整方法について説明する。法律に規定されているように、手摺りベルト38と踏段30の速度差は2%以内にする必要がある。すなわち、手摺りベルト38が踏段30に対し2%以上早くなるか、又は、手摺りベルト38が踏段30の走行速度よりも遅くなった場合には、手摺りベルト38の走行速度を調整する必要がある。
手摺りベルトスプロケット100の調整方法について説明する。法律に規定されているように、手摺りベルト38と踏段30の速度差は2%以内にする必要がある。すなわち、手摺りベルト38が踏段30に対し2%以上早くなるか、又は、手摺りベルト38が踏段30の走行速度よりも遅くなった場合には、手摺りベルト38の走行速度を調整する必要がある。
そこで、エスカレータ10の点検時にこの調整を行う。例えば、手摺りベルトの走行速度を早くするには、作業者は、手摺りベルトスプロケット100の中心回転部材102のナット116を締める。これにより、固定部材110と移動部材112との間の距離が狭くなり、これに伴いリンク棒122の内端部とリンク棒124の内端部との距離が狭くなり、X字状に配された2本のリンク棒122,124の径方向の長さが長くなる。このとき、リンク棒122,124の外端部は、外周部材126に設けられた長孔132,134に沿って突部136,138を移動するため、ナット116の締め付けによる移動を吸収できる。そして、リンク棒122,124が長くなると、それと共に外周部材126の直径が大きくなり、弾性体よりなる円環部材104が拡大する。これにより、手摺りベルトスプロケット100の直径が大きくなり、手摺りベルト38の走行速度が早くなる。
一方、手摺りベルトの走行速度を遅くするには、作業者は、手摺りベルトスプロケット100の中心回転部材102のナット116を緩める。これにより、固定部材110と移動部材112との間の距離が広くなり、これに伴いリンク棒122の内端部とリンク棒124の内端部との距離が広くなり、X字状に配された2本のリンク棒122,124の径方向の長さが短くなる。このとき、リンク棒122,124の外端部は、外周部材126に設けられた長孔132,134に沿って突部136,138を移動するため、ナット116の緩めることによる移動を吸収できる。そして、リンク棒122,124が短くなると、それと共に外周部材126の直径が小さくなり、弾性体よりなる円環部材104が縮小する。これにより、手摺りベルトスプロケット100の直径が小さくなり、手摺りベルト38の走行速度が遅くなる。
(4)効果
本実施形態によれば、作業者がナット116を締めたり、又は、緩めたりすることにより、手摺りベルトスプロケット100の直径が変化して、手摺りベルト38の走行速度を調整でき、踏段30の走行速度との間に差が生じても、現地でその速度差を調整できる。
本実施形態によれば、作業者がナット116を締めたり、又は、緩めたりすることにより、手摺りベルトスプロケット100の直径が変化して、手摺りベルト38の走行速度を調整でき、踏段30の走行速度との間に差が生じても、現地でその速度差を調整できる。
また、10本の支持部材106が放射状に、かつ、等角度で広がっているため、円環部材104を円形に支持できる。
また、支持部材106は、コイルバネ114によって常に径内方向に付勢されると共に、ナット116で固定されているため2本のリンク棒122,124の位置を固定できる。そのため、円環部材104に弾性があっても、円形を常に維持できる。
(5)変更例
上記実施形態では、ナット116を締め付けたり緩めたりするだけであったが、この締め付け状態と緩めた状態を明確にするため、ナット116の外周部に角度目盛りを設けて作業者がナット116の回転角を確認できるようにしてもよい。また、回転軸108の軸方向に沿って距離目盛りを設けて、作業者がナット116の移動距離を確認できるようにしてもよい。
上記実施形態では、ナット116を締め付けたり緩めたりするだけであったが、この締め付け状態と緩めた状態を明確にするため、ナット116の外周部に角度目盛りを設けて作業者がナット116の回転角を確認できるようにしてもよい。また、回転軸108の軸方向に沿って距離目盛りを設けて、作業者がナット116の移動距離を確認できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、中心回転部材102に10本の支持部材を等角度毎に設けたが、等角度毎であれば、この本数でなくてもよい。
また、上記実施形態のエスカレータ10では、1個の手摺りベルトスプロケット100に手摺りベルト38を架け渡し、その外周に押圧部材70を設ける構造であったが、これに代えて、図5に示すように、複数の手摺りベルトスプロケット100を手摺りベルト38の走行方向に沿って設け、この走行する手摺りベルト38を手摺りベルトプロケット100に押圧部材78で押圧する構造であってもよい。この場合には、複数の手摺りベルトスプロケット100の直径をそれぞれ調整する。
また、上記実施形態では、エスカレータ10の踏段30に適用して説明したが、これに代えて動く歩道のステップ(踏段)に適用してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、38・・・手摺りベルト、100・・・手摺りベルトスプロケット、102・・・中心回転部材、104・・・円環部材、106・・・支持部材、108・・・回転軸、110・・・固定部材、112・・・移動部材、114・・・コイルバネ、116・・・ナット、122・・・リンク棒、124・・・リンク棒、126・・・外周部材、128・・・リンク軸、130・・・外周凹部、132・・・長孔、134・・・長孔、136・・・突部、138・・・突部
Claims (10)
- 軸方向を中心に回転する中心回転部材と、
弾性体よりなる環状の円環部材と、
前記中心回転部材から等角度毎に放射状に延び、前記円環部材を円形に支持する支持部材と、
を有し、
前記支持部材は、径方向と平行に配された2本のリンク棒を有し、2本の前記リンク棒の中心がリンク軸で連結され、2本の前記リンク棒の内端部の軸方向の距離を広げて、前記支持部材の長さを短くでき、2本の前記リンク棒の内端部の軸方向の距離を狭めて、前記支持部材の長さを長くできる、
乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 前記各支持部材は、2本の前記リンク棒の外端部が設けられた外周部材をそれぞれ有し、
前記外周部材の外周に前記円環部材を取り付けられている、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 前記外周部材の内端部に2個の長孔が軸方向に沿って、かつ、軸方向にずれて設けられ、
2個の前記長孔に前記リンク棒の外端部の突部がそれぞれ移動自在に配されている、
請求項2に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 2本の前記リンク棒が、前記リンク軸を中心にX字状に配されている、
請求項3に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 前記中心回転部材は、
回転する回転軸と、
前記回転軸の外周に固定された環状の固定部材と、
前記回転軸の外周に嵌め込まれ、軸方向に移動自在な環状の移動部材と、
を有し、
前記固定部材には、2本の前記リンク棒の中の1本の前記リンク棒の内端部が回転自在に連結され、
前記移動部材には、2本の前記リンク棒の中の他の1本の前記リンク棒の内端部が回転自在に連結されている、
請求項4に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 前記固定部材と前記移動部材の間にコイルバネが配され、
前記移動部材が、前記回転軸にナットで固定されている、
請求項5に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 前記弾性体が、ゴムである、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルトスプロケット。 - 建屋に支持アングルによって支持されるトラスと、
前記トラスの一端部に設けられた機械室と、
前記トラス内の長手方向に沿って配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の左右両側に立設された欄干と、
前記欄干の上部を走行する無端状の手摺りベルトと、
前記機械室内に配され、前記踏段を駆動させるための左右一対の主駆動スプロケットと、
前記主駆動スプロケットと同期して回転し、前記手摺りベルトが掛け渡された請求項1に記載の手摺りベルトスプロケットと、
を有する乗客コンベア。 - 建屋に支持アングルによって支持されるトラスと、
前記トラスの一端部に設けられた機械室と、
前記トラス内の長手方向に沿って配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の左右両側に立設された欄干と、
前記欄干の上部を走行する無端状の手摺りベルトと、
前記機械室内に配され、前記踏段を駆動させるための左右一対の主駆動スプロケットと、
前記主駆動スプロケットと同期して回転する請求項1記載の複数の手摺りベルトスプロケットと、
一列に配列された複数の押圧ローラと、
を有し、
複数の前記手摺りベルトスプロケットが一列に配列され、
複数の前記手摺りベルトスプロケットと複数の前記押圧ローラとの間を前記手摺りベルトが走行する、
乗客コンベア。 - 前記乗客コンベアが、エスカレータ、又は、動く歩道である、
請求項8又は9に記載の乗客コンベア。
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