JP6038552B2 - 焼成チョコレート菓子 - Google Patents
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Description
また、前記ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステルは、風味の点で十分に良好とはいえなかった。
すなわち、本発明は、常温硬化性のチョコレート生地からなるチョコレート成形品の表層を焼成して得られる焼成チョコレート菓子において、その内部の食感をチョコレート本来のしっとりと軟らかい食感とする技術を提供すること、さらには、得られる焼成チョコレート菓子の風味を良好にする技術を提供することを課題とする。
このような焼成チョコレート菓子は、表層が焼成されているにもかかわらず、内部はチョコレート本来のしっとりと軟らかい食感、チョコレート本来の良好な風味を有しており、表層と内部の食感や風味のギャップを存分に楽しめるものである。
このようなHLBのショ糖ステアリン酸エステルを用いることにより、焼成チョコレート菓子の内部をさらに軟らかい食感とすることができる。
ショ糖ステアリン酸エステルの含有量をこの範囲とすることにより、優れた内部の食感と、優れた風味を両立することができる。
チョコレート生地にこのような油脂を更に含有させることにより、焼成において、生地のダレを抑制することができる。これによりチョコレート成形品の形状を維持して表層を選択的に焼成した焼成チョコレート菓子となるので、菓子表層の焼成による食感や風味と、内部の食感や風味のギャップをより明確に感じることができる。
また、前記チョコレート生地は、還元糖を含有しないもの、乳蛋白を含有しないものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、内部の食感をより軟らかくすることが可能となる。
ショ糖ステアリン酸エステルのHLBは、好ましくは1より大きく、さらに好ましくは3〜7である。
このようなHLBのショ糖ステアリン酸エステルを用いることにより、チョコレート成形品の表層を十分に焼成した場合でも、内部が軟らかくしっとりとした食感となる。また、このようなショ糖ステアリン酸エステルは、チョコレートの自然な風味を損なうことがない。
前記ショ糖ステアリン酸エステルは、チョコレート生地内に乳化剤として含有させることができる。
カカオマス5質量部、ココアパウダー10質量部、砂糖25質量部、乳糖10質量部、全粉乳10質量部、脱脂粉乳10質量部、植物油脂30質量部、レシチン0.3質量部を基本配合とし、これに下記表1の乳化剤(単位:重量部)を添加し、常法に従って上記原料をミキシングし、粒度25μmになるようリファイニングを行った後、コンチングを行って、チョコレート生地を調製した。
〔センターの軟らかさ〕
◎:食感が十分に軟らかい
○:食感が軟らかい
×:食感が硬い
〔風味〕
◎:全く異味異臭がない
○:ほとんど異味異臭がない
×:異味異臭がある
また、表1に示されるように、乳化剤として、HLBが15以下のショ糖ステアリン酸エステルを添加した試料No.2〜9は、他の試料に比べて、チョコレート内部の食感の軟らかさが良好に維持され、かつ風味も良好であった。
中でも、HLBが3〜7のショ糖ステアリン酸エステルを添加した試料No.4〜6は、チョコレート内部の食感の軟らかさが格別であった。
一方、同じショ糖脂肪酸エステルでも、ショ糖パルミチン酸エステルやショ糖オレイン酸エステルを添加した試料No.10及びNo.11は、チョコレート内部の食感が硬かった。
これより、HLBが15以下のショ糖ステアリン酸を用いることにより、チョコレート内部が軟らかく滑らかな焼成チョコレートを製造することができることが分かった。特にHLBが3〜7のショ糖ステアリン酸を用いることにより、チョコレート内部が極めて軟らかく滑らかな焼成チョコレートを製造することができることが分かった。
カカオマス5質量部、ココアパウダー10質量部、砂糖25質量部、乳糖10質量部、全粉乳10質量部、脱脂粉乳10質量部、植物油脂30質量部、レシチン0.3質量部を基本配合とし、これに下記表2の乳化剤を0.5重量部添加し、常法に従って上記原料をミキシングし、粒度25μmになるようリファイニングを行った後、コンチングを行って、チョコレート生地を調製した。
〔センターの軟らかさ〕
◎:食感が十分に軟らかい
○:食感が軟らかい
×:食感が硬い
〔表面硬化〕
◎:菓子全体の形状を維持したまま容易に把持できる
○:菓子全体の形状を維持したままなんとか把持できる
×:菓子全体の形状を維持したまま把持できない
一方、焼成温度が170℃以上のものについては、菓子全体の形状を維持したまま容易に把持できるものであり、焼成チョコレート菓子としての体をなしていた。そして、ショ糖ステアリン酸エステルを含むNo.18〜20については、センターが、とろけるような軟らかさであり、表層の焼成によるさくっとした食感と、チョコレート本来の滑らかな食感のギャップを感じるものであった。特に、No.19については、そのギャップは大きく、嗜好性にきわめて優れていた。
これより、約150℃より高温で表面を焼成して得られる焼成チョコレート菓子において、ショ糖ステアリン酸エステルを添加することにより、内部の食感を軟らかく滑らかに維持したまま、表層のみを焼成により硬化させることができることが分かった。また、ショ糖ステアリン酸エステルのHLBは3〜7程度が好ましいことが分かった。
Claims (10)
- 常温硬化性のチョコレート生地からなるチョコレート成形品の表層のみが焼成され菓子全体の形状を維持したまま把持できる程度に硬化した焼成チョコレート菓子であって、前記チョコレート生地がHLB15以下のショ糖ステアリン酸エステルを0.05〜5質量%含有することを特徴とする、焼成チョコレート菓子。
- 前記ショ糖ステアリン酸エステルのHLBが1より大きい、請求項1に記載の焼成チョコレート菓子。
- 前記ショ糖ステアリン酸エステルのHLBが3〜7である、請求項2に記載の焼成チョコレート菓子。
- 前記チョコレート生地は、更に、上昇融点35℃以上の油脂を0.2〜5質量%含有する請求項1〜3の何れかに記載の焼成チョコレート菓子。
- 前記チョコレート生地は、気泡を含有しないものである、請求項1〜4のいずれかに記載の焼成チョコレート菓子。
- 前記チョコレート生地は、還元糖を含有しないものである、請求項1〜5のいずれかに記載の焼成チョコレート菓子。
- 前記チョコレート生地は、乳蛋白を含有しないものである、請求項1〜6のいずれかに記載の焼成チョコレート菓子。
- HLB15以下のショ糖ステアリン酸エステルを0.05〜5質量%含有する常温硬化性のチョコレート生地を所定形状に成形し、得られたチョコレート成形品の表層のみを170℃以上で5分以内焼成して、菓子全体の形状を維持したまま把持できる程度に硬化させることを特徴とする焼成チョコレート菓子の製造方法。
- 前記ショ糖ステアリン酸エステルのHLBが1より大きい、請求項8に記載の焼成チョコレート菓子の製造方法。
- 前記ショ糖ステアリン酸エステルのHLBが3〜7である請求項9に記載の焼成チョコレート菓子の製造方法。
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