JP6036118B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6036118B2
JP6036118B2 JP2012218271A JP2012218271A JP6036118B2 JP 6036118 B2 JP6036118 B2 JP 6036118B2 JP 2012218271 A JP2012218271 A JP 2012218271A JP 2012218271 A JP2012218271 A JP 2012218271A JP 6036118 B2 JP6036118 B2 JP 6036118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless network
mfp
state
communication
type command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012218271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014072786A (ja
Inventor
勇勇 任
勇勇 任
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012218271A priority Critical patent/JP6036118B2/ja
Priority to CN201310450033.1A priority patent/CN103716904B/zh
Priority to US14/039,212 priority patent/US9226328B2/en
Priority to EP20130186522 priority patent/EP2723140B1/en
Publication of JP2014072786A publication Critical patent/JP2014072786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6036118B2 publication Critical patent/JP6036118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W60/00Affiliation to network, e.g. registration; Terminating affiliation with the network, e.g. de-registration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/20Master-slave selection or change arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/11Allocation or use of connection identifiers

Description

本明細書では、無線ネットワークに所属する通信装置を開示する。
特許文献1には、第1の局と、第2の局と、アクセスポイントと、を備えるシステムが開示されている。第1の局は、アクセスポイントを介して、第2の局に招待メッセージを送信する。第2の局は、招待メッセージを受信すると、アクセスポイントを介して、応答メッセージを第1の局に送信する。これにより、第1の局と第2の局とは、アクセスポイントを介さずに、直接通信を実行する。
特表2007―512753号公報 特開平10−145276号公報
「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」、Wi−Fi Alliance、2010年
本明細書では、親局デバイスと複数個の子局デバイスとが所属している無線ネットワークから親局デバイスが離脱する場合に、上記の複数個の子局デバイスうちの2個以上のデバイスが新たな無線ネットワークに所属している状態を構築するための技術を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、受信部と登録部と送信部と構築部とを備える。受信部は、親局デバイスと、通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、親局デバイスを介して、第1のデバイスの識別情報を受信する。登録部は、第1のデバイスの識別情報を、通信装置のメモリに登録する。送信部は、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、メモリ内の第1のデバイスの識別情報を用いて、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する。第1種のコマンドは、第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである。構築部は、第1のデバイスに第1種のコマンドが送信される場合に、通信装置及び第1のデバイスが第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する。
上記の構成によると、通信装置は、第1の無線ネットワークが形成されている状態で、第1のデバイスの識別情報を受信して、第1のデバイスの識別情報をメモリに登録する。このために、通信装置は、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、メモリ内の第1のデバイスの識別情報を用いて、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信することができ、この結果、通信装置及び第1のデバイスが第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
通信装置は、さらに、親局デバイスに所定の信号を送信して、親局デバイスから応答信号を受信するのか否かを判断することによって、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱したのか否かを確認する確認部を備えていてもよい。送信部は、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱したと確認される特定の場合に、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信してもよい。この構成によると、通信装置は、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱したのか否かを適切に確認することができ、適切なタイミングで第1のデバイスに第1種のコマンドを送信することができる。
第1種のコマンドは、第1種のコマンドの送信先デバイスが、第1種のコマンドの送信元デバイスが親局として既に所属している無線ネットワークに、子局として新たに所属するように要求するためのコマンドであってもよい。通信装置は、さらに、特定の場合に、通信装置が親局として所属している第2の無線ネットワークを新たに形成する形成部を備えていてもよい。送信部は、特定の場合に、第2の無線ネットワークが新たに形成された後に、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信してもよい。構築部は、第2の無線ネットワークで利用される無線設定情報を第1のデバイスに供給して、第1の同一NW所属状態を構築してもよい。この構成によると、通信装置は、親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、通信装置が親局として所属している第2の無線ネットワークを新たに形成する。その後、通信装置は、第1のデバイスが子局として第2の無線ネットワークに新たに所属するように要求するための第1種のコマンドを、第1のデバイスに送信し、さらに、第2の無線ネットワークで利用される無線設定情報を第1のデバイスに供給する。このために、通信装置は、第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
受信部は、第1の無線ネットワークに所属する複数個の子局デバイスのうち、第1のデバイスを含む2個以上のデバイスから、親局デバイスを介して、2個以上のデバイスの2個以上の識別情報を受信してもよい。登録部は、2個以上の識別情報をメモリに登録してもよい。送信部は、特定の場合に、2個以上の識別情報のそれぞれを用いて、2個以上のデバイスのそれぞれに第1種のコマンドを送信してもよい。構築部は、2個以上のデバイスのそれぞれについて、当該デバイスに第1種のコマンドが送信される場合に、当該デバイスに無線設定情報を供給して、通信装置及び2個以上のデバイスが第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築してもよい。この構成によると、通信装置は、通信装置及び2個以上のデバイスが第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
第1種のコマンドは、第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスのそれぞれが、未だに形成されていない無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定するためのネゴシエーション通信の実行を要求するためのコマンドであってもよい。構築部は、第1のデバイスに第1種のコマンドが送信される場合に、第1のデバイスとネゴシエーション通信を実行して、通信装置が第2の無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定してもよい。構築部は、ネゴシエーション通信の結果として、通信装置が第2の無線ネットワークの親局になることが決定される場合に、第2の無線ネットワークで利用される第1の無線設定情報を第1のデバイスに供給して、第1の同一NW所属状態を構築してもよい。構築部は、ネゴシエーション通信の結果として、通信装置が第2の無線ネットワークの子局になることが決定される場合に、第2の無線ネットワークで利用される第2の無線設定情報を第1のデバイスから取得して、第1の同一NW所属状態を構築してもよい。この構成によると、通信装置は、第1種のコマンドを送信して、第1のデバイスとネゴシエーション通信を実行し、通信装置が親局及び子局のどちらになるかを決定することができる。そして、通信装置は、ネゴシエーション通信の結果に応じた適切な処理を実行して、第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
受信部は、第1の無線ネットワークに所属する複数個の子局デバイスのうち、第1のデバイスを含む2個以上のデバイスから、親局デバイスを介して、2個以上のデバイスの2個以上の識別情報を受信してもよい。登録部は、2個以上の識別情報をメモリに登録してもよい。送信部は、特定の場合に、2個以上のデバイスのうちの第1のデバイスのみに第1種のコマンドを送信してもよい。ネゴシエーション通信の結果として、通信装置が第2の無線ネットワークの親局になることが決定される場合に、(A)構築部は、第1の無線設定情報を第1のデバイスに供給して、通信装置及び第1のデバイスのみが第2の無線ネットワークに所属している第2の同一NW所属状態を構築し、(B)送信部は、さらに、第2の同一NW所属状態が構築された後に、メモリ内の2個以上の識別情報のうち、第1のデバイスの識別情報とは異なる1個以上のデバイスの1個以上の識別情報のそれぞれを用いて、1個以上のデバイスのそれぞれに第2種のコマンドを送信し、(C)構築部は、1個以上のデバイスのそれぞれについて、当該デバイスに第2種のコマンドが送信される場合に、当該デバイスに第1の無線設定情報を供給して、通信装置及び2個以上のデバイスが第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築してもよい。第2種のコマンドは、第2種のコマンドの送信先デバイスが、第2種のコマンドの送信元デバイスが親局として既に所属している無線ネットワークに、子局として新たに所属するように要求するためのコマンドであってもよい。この構成によると、通信装置は、第1種のコマンドを送信して、通信装置及び第1のデバイスのみが第2の無線ネットワークに所属している第2の同一NW所属状態を構築する。その後、通信装置は、第2種のコマンドを送信して、通信装置及び2個以上のデバイスが第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する。従って、通信装置は、第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
送信部は、複数個の子局デバイスのうち、第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、通信装置である第1の状況では、特定の場合に、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信してもよい。送信部は、複数個の子局デバイスのうち、第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、第1のデバイスである第2の状況では、特定の場合に、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信しなくてもよい。構築部は、第1の状況では、第1のデバイスに第1種のコマンドが送信される場合に、第1の同一NW所属状態を構築してもよい。構築部は、第2の状況では、第1のデバイスから第1種のコマンドが受信される場合に、第1の同一NW所属状態を構築してもよい。この構成によると、通信装置は、第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが通信装置であるのか否かに応じた適切な処理を実行して、第1の同一NW所属状態を適切に構築することができる。
親局デバイスが第1の無線ネットワークから離脱する前に、第1のデバイスが第1の無線ネットワークから離脱する場合に、登録部は、第1のデバイスの識別情報をメモリから消去してもよい。送信部は、特定の場合に、第1のデバイスに第1種のコマンドを送信しなくてもよい。この構成によると、通信装置の処理負荷を低減し得る。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と第1のデバイスとを備えるシステムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 参加リスト管理処理のフローチャートを示す。 無線ネットワークが構築される様子を表わすシーケンス図を示す。 G/O機器及びクライアント機器の存在を確認する様子を表わすシーケンス図を示す。 MFPが最先のCL機器であるケースAのシーケンス図を示す。 CL機器が離脱するケースBのシーケンス図を示す。 携帯端末が最先のCL機器であるケースCのシーケンス図を示す。 G/OネゴシエーションでMFPがG/O機器になるケースDのシーケンス図を示す。 G/Oネゴシエーションで携帯端末がG/O機器になるケースEのシーケンス図を示す。 印刷指示が与えられるケースFのシーケンス図を示す。 印刷指示の後に、G/Oネゴシエーションで携帯端末がG/O機器になるケースGのシーケンス図を示す。 印刷指示の後に、G/OネゴシエーションでMFPがG/O機器になるケースHのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のMFP(Multi-Function Peripheralの略)10,110と、携帯端末50と、パーソナルコンピュータ(以下では「PC(Personal Computerの略)」と呼ぶ)120と、を備える。
(各機器10,50,110,120が実行可能な無線通信の種類)
各機器10,50,110,120は、WFD(Wi-Fi Directの略)方式に従った無線通信と、通常Wi−Fi方式に従った無線通信と、を実行可能である。以下では、上記の各方式に従った無線通信のことを、それぞれ、「WFD通信」、「通常Wi−Fi通信」と呼ぶ。
(WFD通信)
WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。WFD方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
各機器10,50,110,120は、WFDネットワーク(以下では「WFDNW」と呼ぶ)に所属することによって、当該WFDNWに所属する他の機器と目的データのWFD通信を実行することができる。目的データは、OSI参照モデルのネットワーク層の情報、及び、ネットワーク層よりも上位層(例えばアプリケーション層)の情報を含むデータであり、例えば、印刷データ、スキャンデータ等を含む。
各機器10,50,110,120のように、WFD通信を実行可能な機器のことを「WFD対応機器」と呼ぶ。上記のWFDの規格書では、WFD対応機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD対応機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
デバイス状態の第1及び第2のWFD対応機器は、無線ネットワークを新たに形成すべき際に、通常、G/Oネゴシエーションと呼ばれる無線通信を実行する。G/Oネゴシエーションでは、第1のWFD対応機器(例えばMFP10)は、第1のWFD対応機器のG/O優先度を示す情報を第2のWFD対応機器(例えばPC120)に送信し、第2のWFD対応機器のG/O優先度を示す情報を第2のWFD対応機器から受信する。第1のWFD対応機器のG/O優先度は、第1のWFD対応機器がG/O状態になるべき程度を示す指標であり、第1のWFD対応機器において予め決められている。同様に、第2のWFD対応機器のG/O優先度は、第2のWFD対応機器がG/O状態になるべき程度を示す指標である。
第1のWFD対応機器は、2つのG/O優先度を比較して、優先度が高い方の機器がG/O状態になることを決定し、優先度が低い方の機器がCL状態になることを決定する。同様に、第2のWFD対応機器は、2つの優先度を比較して、G/O状態及びCL状態を決定する。
例えば、第1のWFD対応機器がG/O状態になり、第2のWFD対応機器がCL状態になることを想定する。この場合、第1のWFD対応機器は、まず、WFDNWで利用されるべきWFD無線設定情報を準備する。WFD無線設定情報は、認証方式、暗号化方式、パスワード、SSID(Service Set Identifierの略)、BSSID(Basic Service Set Identifierの略)等を含む。WFD無線設定情報に含まれる認証方式、暗号化方式、及び、パスワードは、WFDNWにおいて、認証及び暗号化のために利用される情報である。WFD無線設定情報に含まれるSSIDは、WFDNWを識別するためのネットワーク識別子である。WFD無線設定情報に含まれるBSSIDは、G/O機器(即ち第1のWFD対応機器)のMACアドレスである。なお、以下では、WFD無線設定情報のことを「WFDWSI(WFD Wireless Setting Informationの略)」と呼ぶ。
第1のWFD対応機器(即ちG/O機器)がWFDWSIを準備する手法は、以下のとおりである。即ち、第1のWFD対応機器は、予め決められている認証方式及び暗号化方式を特定する。第1のWFD対応機器は、予め決められているパスワードを特定するか、あるいは、パスワードを新たに生成することによって、パスワードを準備する。第1のWFD対応機器は、予め決められているSSIDを特定するか、あるいは、SSIDを新たに生成することによって、SSIDを準備する。第1のWFD対応機器は、第1のWFD対応機器に予め割り当てられているMACアドレスをBSSIDとして特定する。
第1のWFD対応機器は、準備済みのWFDWSIを第2のWFD対応機器に供給する。これにより、第1及び第2のWFD対応機器は、WFDWSIに従った認証通信(即ちAuthentication Request信号、4-Way Handshake信号等の通信)を実行する。第1のWFD対応機器(即ちG/O機器)が第2のWFD対応機器(即ちCL機器)の認証を実行して、当該認証が成功すれば、第1及び第2のWFD対応機器の間に接続が確立される。第1のWFD対応機器は、第2のWFD対応機器のMACアドレスを、第1のWFD対応機器の管理リストに記述する。管理リストは、G/O機器がCL機器を管理するために、CL機器のMACアドレスが記述されるリストである。
上記の各処理の結果、第1のWFD対応機器は、G/O機器としてWFDNWに新たに所属し(即ち、WFDNWを新たに形成し)、第2のWFD対応機器は、CL機器としてWFDNWに新たに所属する。
G/OネゴシエーションによってWFDNWが新たに形成された段階では、1個のG/O機器及び1個のCL機器のみがWFDNWに所属している。ただし、G/O機器は、他の機器と接続を確立して、当該他の機器をCL機器としてWFDNWに新たに参加させることができる。この場合、2個以上のCL機器がWFDNWに所属している状態になる。即ち、WFDNWでは、1個のG/O機器と1個以上のCL機器とが存在し得る。G/O機器は、1個以上のCL機器を管理する。具体的に言うと、G/O機器は、1個以上のCL機器のMACアドレスを、G/O機器のメモリ内の管理リストに記述する。また、G/O機器は、CL機器がWFDNWから離脱すると、CL機器のMACアドレスを管理リストから消去する。なお、G/O機器は、CL機器の数がゼロになると(即ち、管理リストに記述されているMACアドレスの数がゼロになると)、G/O状態からデバイス状態に移行して、WFDNWを消滅させる。
G/O機器は、他装置を介さずに、CL機器と目的データの無線通信を実行可能である。また、G/O機器は、一対のCL機器の間の目的データの無線通信を中継可能である。換言すると、一対のCL機器は、G/O機器を介して、目的データの無線通信を実行可能である。
上述したように、WFDNWでは、目的データの送信元のWFD対応機器と、目的データの送信先のWFD対応機器と、の間で、これらのWFD対応機器とは別体に構成されているアクセスポイント(以下では「AP(Access Pointの略)」と呼ぶ)を介さずに、目的データの無線通信を実行することができる。即ち、WFD通信、WFD方式は、それぞれ、APを介さない無線通信、APが利用されない無線通信方式であると言える。なお、APは、無線アクセスポイント、無線LANルータ等と呼ばれる通常のAPであり、WFD方式のG/O機器や通常Wi−Fi方式のいわゆるSoftAPとは異なる。
また、G/O機器は、目的データの無線通信をデバイス機器(即ちデバイス状態のWFD対応機器)と実行不可能であるが、接続を確立するための接続用データの無線通信をデバイス機器と実行可能である。即ち、G/O機器は、接続用データの無線通信をデバイス機器と実行することによって、デバイス機器と接続を確立して、デバイス機器をWFDNWに新たに参加させることができる。換言すると、デバイス機器は、接続用データの無線通信をG/O機器と実行することによって、G/O機器と接続を確立して、WFDNWに新たに参加することができる。この場合、デバイス機器は、デバイス状態からCL状態に移行する(即ち、CL機器としてWFDNWに参加する)。接続用データは、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層(例えば、物理層、データリンク層)の情報を含むデータ(即ち、ネットワーク層の情報を含まないデータ)であり、例えば、Probe Request信号、Probe Response信号、Association Request信号、Association Response信号、Authentication Request信号、4-Way Handshake信号、Invitation Request信号、Invitation Response信号等を含む。
また、G/O機器は、目的データの無線通信をWFD非対応機器と実行不可能であるが、接続用データの無線通信をWFD非対応機器と実行可能である。WFD非対応機器は、WFD方式に従って動作することが不可能な機器(即ち、WFD方式の3つの状態のいずれかで選択的に動作することが不可能な機器)である。G/O機器は、接続用データの無線通信をWFD非対応機器と実行することによって、WFD非対応機器と接続を確立して、WFD非対応機器をWFDNWに新たに参加させることができる。換言すると、WFD非対応機器は、接続用データの無線通信をG/O機器と実行することによって、G/O機器と接続を確立して、WFDNWに新たに参加することができる。WFD非対応機器は、3つの状態(即ち、G/O状態、CL状態、デバイス状態)のいずれかの状態で選択的に動作するものではないが、WFDNWに所属している間には、CL状態と同様の状態で動作する。
(通常Wi−Fi通信)
通常Wi−Fi方式は、Wi−Fi Allianceによって定められた無線通信方式であって、WFD方式とは異なる無線通信方式である。通常Wi−Fi方式は、WFD方式と同様に、IEEEの802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
ただし、上述したように、WFD方式は、APを介さない無線通信を実行するための無線通信方式であるが、通常Wi−Fi方式は、APを介して無線通信を実行するための無線通信方式である。また、WFD方式は、G/Oネゴシエーションの仕組みを有する無線通信方式であるが、通常Wi−Fi方式は、当該仕組みを有さない無線通信方式である。また、WFD方式は、3つの状態(即ち、G/O状態、CL状態、デバイス状態)のいずれの状態で選択的に動作することを許容する無線通信方式であるが、通常Wi−Fi方式は、このような選択的な動作を許容しない無線通信方式である。これらの点において、WFD方式と通常Wi−Fi方式とは異なる。
各機器10,50,110,120のように、通常Wi−Fi通信を実行可能な機器のことを「通常Wi−Fi対応機器」と呼ぶ。APによって通常Wi−FiNWが形成されている場合には、通常Wi−Fi対応機器は、通常Wi−FiNWで現在利用されている通常Wi−Fi無線設定情報(以下では「通常Wi−FiWSI」と呼ぶ)をAPから取得する。通常Wi−FiWSIは、APによって準備される無線設定情報であり、WFDWSIと同様に、認証方式、暗号化方式、パスワード、SSID、BSSID等を含む。これらの各情報は、通常Wi−FiNWで利用される点を除くと、WFDWSIに含まれる各情報と同様である。なお、通常Wi−FiWSIに含まれるBSSIDは、APのMACアドレスである。
通常Wi−Fi対応機器及びAPは、通常Wi−FiWSIに従った認証通信を実行する。APが通常Wi−Fi対応機器の認証を実行して、当該認証が成功すれば、APと通常Wi−Fi対応機器との間に接続が確立される。これにより、通常Wi−Fi対応機器は、通常Wi−FiNWに新たに所属(即ち参加)する。
(MFP10の構成)
続いて、MFP10の構成について説明する。MFP110は、MFP10と同様の構成を備える。MFP10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺機器である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、無線LANインターフェース(以下ではインターフェースのことを「I/F」と記載する)20と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
無線LANI/F20は、WFD通信及び通常Wi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。無線LANI/F20は、物理的には1個のインターフェース(即ち1個のICチップ)である。但し、無線LANI/F20には、WFD通信で利用されるMACアドレス(以下では「WFD用MACアドレス」と呼ぶ)と、通常Wi−Fi通信で利用されるMACアドレス(以下では「通常Wi−Fi用MACアドレス」と呼ぶ)と、の両方が割り当てられる。具体的に言うと、無線LANI/F20には、通常Wi−Fi用MACアドレスが、予め割り当てられている。制御部30は、通常Wi−Fi用MACアドレスを用いて、通常Wi−Fi用MACアドレスとは異なるWFD用MACアドレスを生成して、WFD用MACアドレスを無線LANI/F20に割り当てる。従って、制御部30は、通常Wi−Fi用MACアドレスを利用した通常Wi−Fi通信と、WFD用MACアドレスを利用したWFD通信と、の両方を同時的に実行し得る。即ち、MFP10は、WFDNWと通常Wi−FiNWとの両方に同時的に所属することができる。
なお、MFP110にも、WFD用MACアドレスと通常Wi−Fi用MACアドレスとが割り当てられる。MFP10のWFD用MACアドレスと、MFP110のWFD用MACアドレスと、は異なる。また、MFP10の通常Wi−Fi用MACアドレスと、MFP110のWi−Fi用MACアドレスと、は異なる。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。メモリ34は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。CPU32がプログラムに従って処理を実行することによって、各部41〜46の機能が実現される。
メモリ34は、さらに、WFDに関するMFP10の現在の状態(即ち、G/O状態、CL状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態)を示すWFD状態値を格納する。MFP10がWFDNWに所属している場合(即ち、WFD状態値がG/O状態又はCL状態を示す場合)には、メモリ34は、さらに、当該WFDNWで現在利用されているWFDWSIを格納する。また、MFP10が通常Wi−FiNWに所属している場合には、メモリ34は、さらに、当該通常Wi−FiNWで現在利用されている通常Wi−FiWSIを格納する。
(携帯端末50の構成)
携帯端末50は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末50は、WFD通信と通常Wi−Fi通信とを実行可能である。
携帯端末50は、操作部52と、表示部54と、無線LANI/F60と、制御部70と、を備える。各部52〜70は、バス線(符号省略)に接続されている。操作部52は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部52を操作することによって、様々な指示を携帯端末50に入力することができる。表示部54は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。
無線LANI/F60は、WFD通信及び通常Wi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。MFP10の無線LANI/F20とは異なり、携帯端末50の無線LANI/F60には、1個のMACアドレスのみが割り当てられている。従って、携帯端末50は、WFDNWと通常Wi−FiNWとの両方に同時的に所属することができない。携帯端末50のMACアドレスは、MFP10,110のWFD用MACアドレス及び通常Wi−Fi用MACアドレスとは異なる。
制御部70は、CPU72とメモリ74とを備える。メモリ74は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。CPU72は、メモリ74に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。メモリ74内のプログラムは、MFP10,110に様々な機能(例えば印刷機能、スキャン機能等)を実行させるためのアプリケーション76を含む。アプリケーション76は、例えば、MFP10,110のベンダによって提供されるサーバから携帯端末50にインストールされてもよいし、MFP10,110と共に出荷されるメディアから携帯端末50にインストールされてもよい。CPU72がアプリケーション76に従って処理を実行することによって、各部81〜89の機能が実現される。
MFP10の場合と同様に、メモリ74は、さらに、WFD状態値を格納する。また、携帯端末50がWFDNWに所属している場合には、メモリ74は、さらに、WFDWSIを格納する。また、携帯端末50が通常Wi−FiNWに所属している場合には、メモリ74は、さらに、通常Wi−FiWSIを格納する。
(PC120の構成)
PC120は、OS(Operating Systemの略)プログラムを備えている。PC120は、OSプログラムに従って、WFD通信と通常Wi−Fi通信とを実行することができる。PC120には、1個のMACアドレスのみが割り当てられている。PC120のMACアドレスは、MFP10,110のWFD用MACアドレス及び通常Wi−Fi用MACアドレスとは異なり、さらに、携帯端末50のMACアドレスとは異なる。
(参加リスト管理処理;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10が実行する参加リスト管理処理について説明する。携帯端末50及びMFP110も、MFP10と同様に、参加リスト管理処理を実行する。参加リスト管理処理は、CL機器によって実行される処理である。即ち、G/O機器及びデバイス機器は、参加リスト管理処理を実行しない。
参加リストは、WFDNWに所属している各CL機器のMACアドレスが記述されるリストである。上述したように、G/O機器は、各CL機器のMACアドレスが記述される管理リストを所持している。参加リストは、各CL機器によって所持されるリストである点において、管理リストとは異なる。
後で詳しく説明するが、参加リストでは、WFDNWに早く所属したCL機器(即ち、WFDNWに参加するための後述のWFD接続操作が先に実行されたCL機器)のMACアドレスが上位に記述される。例えば、G/O機器(例えばPC120)と、第1のCL機器(例えばMFP10)と、第2のCL機器(例えばMFP110)と、が所属しているWFDNWが形成されている状況を想定する。最初に、第1のCL機器がWFDNWに所属し、次いで、第2のCL機器がWFDNWに所属した場合には、参加リストの最上位には、第1のCL機器のMACアドレスが記述され、参加リストの上位2番目には、第2のCL機器のMACアドレスが記述される。なお、G/O機器のMACアドレスは、参加リストに記述されない。
S10では、制御部30は、MFP10の状態がデバイス状態からCL状態に移行したのか否かを判断する。上述したように、参加リスト管理処理は、デバイス機器によって実行されないが、CL機器によって実行される処理である。従って、MFP10がデバイス状態からCL状態に移行した結果として、参加リスト管理処理が開始された後に、1回目のS10が実行される場合には、制御部30は、S10でYESと判断して、S12に進む。
S12では、制御部30は、MFP10がG/Oネゴシエーションを実行してCL状態に移行したのか否かを判断する。制御部30は、MFP10がG/Oネゴシエーションを実行してS10でCL状態に移行した場合(例えば後述の図3のS108の移行の場合)には、S12でYESと判断して、S14に進む。なお、G/Oネゴシエーションの結果としてWFDNWが新たに形成されるために、MFP10が当該G/Oネゴシエーションを実行してCL機器としてWFDNWに所属したということは(即ち、S12でYESと判断されるということは)、当該WFDNWに所属した最初のCL機器がMFP10であることを意味する。
S12では、制御部30は、さらに、メモリ34内の参加リストの上位2番目にMFP10のWFD用MACアドレスが記述されている状態(以下では「MFP10が上位2番目である状態」と呼ぶ)で、MFP10が後述のInvitation Request信号(以下では「Ireq信号」と呼ぶ)を受信してS10でCL状態に移行したのか否かを判断する。制御部30は、MFP10が上位2番目である状態でIreq信号を受信してCL状態に移行した場合(例えば後述の図7のS518の移行の場合)には、S12でYESと判断して、S14に進む。
なお、S12の判断の対象の参加リストは、MFP10が過去にWFDNWに所属していた際にCL状態であった間に、メモリ34に格納されたものである。例えば、MFP10の状態が、CL状態(以下では「CL状態(1)」と記載する)、デバイス状態、CL状態(以下では「CL状態(2)」と記載する)の順に移行することを想定する。即ち、MFP10が、CL状態(1)として特定のWFDNWに参加した後に、何らかの理由で当該特定のWFDNWから離脱してデバイス状態に移行し、その後、CL状態(2)としてWFDNW(上記の特定のWFDNWと同じNWでもよいし異なるNWでもよい)に再び参加する状況を想定する。この場合、MFP10は、CL状態(1)の間に、参加リストをメモリ34に格納する。MFP10は、CL状態(1)からデバイス状態に移行しても、メモリ34から参加リストを削除しない。そして、MFP10は、デバイス状態からCL状態(2)に移行する。この際に、S10でYESと判断され、S12の判断が実行される。そして、S12の判断の対象の参加リストは、CL状態(1)の間にメモリ34に格納され、デバイス状態に移行しても削除されずにメモリ34に維持されているものである。
Ireq信号は、G/O機器によって送信される信号である。Ireq信号は、Ireq信号の送信先機器(例えばMFP10)が、Ireq信号の送信元機器(即ちG/O機器)が所属している既存のWFDNWに、CL機器として新たに所属するように要求するための信号である。後で詳しく説明するが、Ireq信号は、参加リストに記述されている最上位の機器がG/O機器になった後に、当該G/O機器から、参加リストに記述されている上位2番目以下の各機器に送信される信号である。この際に、最上位の機器(即ちG/O機器)は、最初に、参加リストの上位2番目の機器にIreq信号を送信し、次いで、上位3番目以下の各機器にIreq信号を順に送信する。従って、MFP10が上位2番目の状態でIreq信号を受信してCL機器としてWFDNWに所属したということは(即ち、S12でYESと判断されるということは)、当該WFDNWに所属した最初のCL機器がMFP10であることを意味する。
上述したように、S12でYESと判断されるということは、WFDNWに所属した最初のCL機器(以下では「最先のCL機器」と呼ぶ)がMFP10であることを意味する。このような状況では、S14において、制御部30は、MFP10のWFD用MACアドレスが記述された新たな参加リストを生成して、新たな参加リストをメモリ34に格納する。S14の時点では、新たな参加リストは、MFP10のWFD用MACアドレスのみを含む。即ち、MFP10のWFD用MACアドレスは、参加リストの最上位に記述される。なお、S14が開始される際に、メモリ34に古い参加リスト(例えば上記のCL状態(1)の間に格納された参加リスト)が格納されている場合には、制御部30は、古い参加リストをメモリ34から削除して、新たな参加リストをメモリ34に格納する。S14を終えると、S10に戻る。
一方において、制御部30は、MFP10が、G/Oネゴシエーションを実行せず、さらに、Ireq信号を受信せずに、CL状態に移行した場合には、S12でNOと判断して、S16に進む。S12でNOと判断される状況としては、以下の2つの状況が考えられる。
例えば、デバイス状態の機器は、既存のWFDNWに当該機器を新たに参加させるためのWFD接続操作が加えられる場合に、G/Oネゴシエーションを実行せず、さらには、Ireq信号も受信せずに、当該既存のWFDNWに新たに参加して、CL状態に移行する(例えば後述の図3の携帯端末50にWFD接続操作(S120)が加えられる状況)。MFP10がこのような状況でCL状態に移行すると、S12でNOと判断される。
また、例えば、デバイス状態の機器は、当該機器が参加リストの上位3番目以下である状態で、既存のWFDNWのG/O機器からIreq信号を受信する場合に、当該既存のWFDNWに新たに参加して、CL状態に移行する(例えば後述の図5のMFP110がIreq信号を受信する状況)。MFP10がこのような状況でCL状態に移行すると、S12でNOと判断される。
上記のどちらの状況でも、デバイス状態のMFP10がWFDNWに新たに参加する際には、当該WFDNWにはCL機器が既に所属している。従って、MFP10は、当該WFDNWに最も早く参加した最先のCL機器ではない。このような状況では、S14で説明したように、最先のCL機器が参加リストを生成済みである。そして、後で説明するように、最先のCL機器は、参加リストを生成した後に、WFDNWに新たに所属したCL機器から参加通知を受信すると、当該CL機器のMACアドレスを参加リストに追加して、更新済みの参加リストを生成する(S24)。最先のCL機器は、さらに、WFDNWに所属している他のCL機器に、更新済みの参加リストを送信する(S26)。
S16では、制御部30は、最先のCL機器から更新済みの参加リストを取得するために、MFP10がWFDNWに新たに参加したことを示す参加通知を、WFDNWにブロードキャストする。参加通知は、MFP10のWFD用MACアドレスを含む。参加通知は、G/O機器を介して、WFDNWに所属している各CL機器(即ちMFP10とは異なる各CL機器)に送信される。
最先のCL機器は、MFP10から参加通知を受信すると、MFP10のWFD用MACアドレスを参加リストの最下位に記述して、更新済みの参加リストを生成する。そして、最先のCL機器は、更新済みの参加リストをWFDNWにブロードキャストする。
S18では、受信部41は、最先のCL機器から参加リストを受信する。上述したように、受信済みの参加リストでは、MFP10のWFD用MACアドレスが、最下位に記述されている。S18では、登録部43は、さらに、受信済みの参加リストをメモリ34に格納する。なお、メモリ34に古い参加リストが格納されている場合には、制御部30は、古い参加リストをメモリ34から削除して、受信済みの参加リストをメモリ34に格納する。S18を終えると、S10に戻る。
S20では、受信部41は、参加通知を受信することを監視している。MFP10とは異なる新規CL機器がWFDNWに参加する場合には、新規CL機器は、新規CL機器のMACアドレスを含む参加通知を、WFDNWにブロードキャストする(S16)。この場合に、受信部41は、G/O機器を介して、新規CL機器から参加通知を受信し、この結果、S20でYESと判断して、S22に進む。
S22では、制御部30は、メモリ34内の参加リストの最上位にMFP10のWFD用MACアドレスが記述されているのか否かを判断する。即ち、制御部30は、MFP10が最先のCL機器であるのか否かを判断する。制御部30は、MFP10が最先のCL機器である場合には、S22でYESと判断して、S24に進む。制御部30は、MFP10が最先のCL機器でない場合には、S22でNOと判断して、S24〜S26をスキップしてS10に戻る。
S24では、登録部43は、参加通知に含まれるMACアドレス(即ち新規CL機器のMACアドレス)を参加リストの最下位に記述して、更新済みの参加リストを生成する。これにより、メモリ34内に更新済みの参加リストが格納される。
次いで、S26では、制御部30は、更新済みの参加リストをWFDNWにブロードキャストする。参加リストは、G/O機器を介して、WFDNWに所属している各CL機器(即ちMFP10とは異なる各CL機器)に送信される。この結果、上記の各CL機器は、S18で参加リストを受信して格納したり、後述のS32で参加リストを更新したりする。S26を終えると、S10に戻る。
S30では、受信部41は、参加リストを受信することを監視している。上記のS26又は後述のS48において、MFP10とは異なる最先のCL機器は、参加リストをWFDNWにブロードキャストし得る。この場合、受信部41は、G/O機器を介して、最先のCL機器から参加リストを受信し、この結果、S30でYESと判断して、S32に進む。
S32では、登録部43は、古い参加リストをメモリ34から削除して、受信済みの参加リストをメモリ34に格納する。これにより、登録部43は、参加リストを更新することができる。S32を終えると、S10に戻る。
S40では、制御部30は、メモリ34内の参加リストの最上位にMFP10のWFD用MACアドレスが記述されているのか否かを判断する。即ち、制御部30は、MFP10が最先のCL機器であるのか否かを判断する。制御部30は、MFP10が最先のCL機器である場合には、S40でYESと判断して、S42に進む。
S42では、制御部30は、最先のCL機器であるMFP10とは異なる各CL機器の存在確認を実行する。具体的に言うと、制御部30は、まず、参加リストの上位2番目以下に記述されている各MACアドレスを送信先として含む各CL存在確認信号を、G/O機器に送信する。各CL存在確認信号は、G/O機器を介して、上記の各CL機器に送信される。
上記の各CL機器は、MFP10からCL存在確認信号を受信する場合に、G/O機器を介して、CL機器自身のMACアドレスを含む応答信号をMFP10に送信する。ただし、例えば、CL機器の電源がOFFされている場合、CL機器がG/O機器と無線通信不可能な位置に存在している場合等には、当該CL機器は、WFDNWから離脱する。このような離脱機器は、CL存在確認信号を受信しないので、応答信号をMFP10に送信しない。従って、制御部30は、応答信号を受信することを監視することによって、参加リストに登録されている上記の各CL機器の中に、離脱機器が存在するのか否かを判断することができる。
S44では、制御部30は、離脱機器が存在するのか否かを判断する。制御部30は、離脱機器が存在する場合には、S44でYESと判断して、S46に進む。一方において、制御部30は、離脱機器が存在しない場合には、S44でNOと判断して、S46及びS48をスキップしてS10に戻る。
S46では、登録部43は、メモリ34内の参加リストから離脱機器のMACアドレスを消去して、更新済みの参加リストを生成する。
次いで、S48では、制御部30は、更新済みの参加リストをWFDNWにブロードキャストする。参加リストは、G/O機器を介して、WFDNWに所属している各CL機器(即ちMFP10とは異なる各CL機器であって、離脱機器以外の各CL機器)に送信される。この結果、上記の各CL機器は、参加リストを更新する(S32)。
制御部30は、S40でYESと判断する毎に、S42〜S48を実行する。即ち、制御部30は、CL機器の生存確認を繰り返し実行する。例えば、S40の判断を実行するためのインタバールがほぼ一定である状況では、制御部30は、CL機器の生存確認を定期的に実行する。S48を終えると、S10に戻る。
上述したように、S40〜S48では、最先のCL機器であるMFP10が、CL機器の存在確認を実行する。換言すると、最先のCL機器がMFP10とは異なる他のCL機器である場合には、上記の他のCL機器が存在確認を実行する。ただし、上記の他のCL機器が、WFDNWから離脱する可能性がある。この場合、存在確認を実行するCL機器がいなくなり、この結果、参加リストが更新されなくなる。このような事態が発生するのを抑制するために、制御部30は、後述のS50及びS52を実行する。
S50では、制御部30は、MFP10が上位2番目の状態(即ち、MFP10のWFD用MACアドレスが、参加リストの上位2番目に記述されている状態)であるのか否かを判断する。制御部30は、MFP10が上位2番目の状態である場合には、S50でYESと判断して、S52に進む。一方において、制御部30は、MFP10が上位2番目の状態でない場合には、S50でNOと判断して、S52をスキップしてS10に戻る。
S52では、制御部30は、CL存在確認信号を受信しない状態が所定時間継続したのか否かを判断する。最先のCL機器がWFDNWから離脱した場合には、最先のCL機器からCL存在確認信号が送信されない。この場合、制御部30は、上記の所定時間に亘ってCL存在確認信号を受信しないために、S52でYESと判断して、S42〜S48を実行する。
即ち、制御部30は、最先のCL機器に代わってCL存在確認信号を送信し(S42)、この結果、最先のCL機器がWFDNWから離脱したと判断する(S44でYES)。そして、登録部43は、メモリ34内の参加リストから最先のCL機器のMACアドレスを消去して、更新済みの参加リストを生成する(S46)。この結果、更新済みの参加リストでは、MFP10のWFD用MACアドレスが最上位に記述される。即ち、MFP10が最先のCL機器になる。次いで、制御部30は、更新済みの参加リストをWFDNWにブロードキャストする(S48)。
なお、携帯端末50及びMFP110は、MFP10と同様に、図2の参加リスト管理処理を実行する。携帯端末50が参加リスト管理処理を実行する場合には、制御部70、受信部81、登録部83が、それぞれ、制御部30、受信部41、登録部43の代わりに、図2の各処理を実行する。各機器10,50,110が参加リスト管理処理を実行するので、各機器10等がCL機器である場合には、各機器10等は、各機器10等のMACアドレスが記述されている参加リストを所持することができる。
なお、PC120は、参加リスト管理処理を実行しない。このために、参加リスト管理処理を実行するための特別なプログラム(例えば携帯端末50のアプリケーション76)をPC120にインストールせずに済む。PC120が参加リスト管理処理を実行しないので、PC120がCL機器としてWFDNWに所属していても、PC120のMACアドレスが参加リストに記述されない。従って、仮に、PC120がCL機器である状態で、後述の図5以降の処理が実行されても、PC120は、WFDNWからG/O機器が離脱する場合に、新たなWFDNWに所属することができない。ただし、他の各機器10,50,110は、新たなWFDNWに適切に所属することができる。即ち、本実施例の技術は、参加リスト管理処理を実行可能な各機器10,50,110のみが所属するWFDNWが形成される状況のみならず、参加リスト管理処理を実行不可能な機器120も所属するWFDNWが形成される状況でも、効果的に機能する。なお、変形例では、PC120は、上記の特別なプログラムを備えており、参加リスト管理処理を実行してもよい。
(WFDNWが形成される様子;図3)
図3の初期状態では、WFDNWが形成されておらず、各機器10,50,110,120は、デバイス状態である。
S100では、ユーザは、MFP10をWFDNWに所属させるためのWFD接続操作を、MFP10の操作部12に加える。具体的に言うと、ユーザは、表示部14に表示される画面に含まれる複数個の項目(例えば、「WFD方式の無線接続」、「通常Wi−Fi方式の無線接続」)の中から、「WFD方式の無線接続」を示す項目を選択する。S102では、ユーザは、PC120をWFDNWに所属させるためのWFD接続操作(即ち「WFD方式の無線接続」を示す項目の選択操作)を、PC120に加える。
S104では、MFP10の制御部30は、PC120とG/Oネゴシエーションを実行する。S106では、PC120は、G/Oネゴシエーションの結果として、PC120がG/O状態になることを決定する。また、S108では、MFP10の制御部30は、G/Oネゴシエーションの結果として、MFP10がCL状態になることを決定する。
S110では、PC120は、WFDNWで利用されるべきWFDWSI(以下では「WS1」と呼ぶ)を準備して、WS1をMFP10に供給する。この結果、PC120とMFP10との間に接続が確立される。これにより、PC120は、G/O機器としてWFDNW(以下では「第1のWFDNW」と呼ぶ)を新たに形成し、MFP10は、CL機器として第1のWFDNWに参加する。MFP10の制御部30は、CL状態を示すWFD状態値と、WS1と、をメモリ34に格納する。
MFP10は、G/Oネゴシエーションを実行してデバイス状態からCL状態に移行するので、最先のCL機器である。従って、MFP10の制御部30は、MFP10のWFD用MACアドレスが最上位に記述されている参加リストを生成する(図2のS10でYES、S12でYES、S14)。図3以降の各図(図3〜図12)では、符号が付されていない四角のボックスで参加リストを表現しており、さらに、参加リスト内の順位(即ちWFDNWに参加した順序)を丸の中の数字で表現している。参加リスト内の「MFP10」、「MFP110」、「携帯端末50」は、それぞれ、MFP10のWFD用MACアドレス、MFP110のWFD用MACアドレス、携帯端末50のMACアドレスが、参加リストに記述されていることを意味する。
次いで、S120では、ユーザは、携帯端末50を第1のWFDNWに所属させるためのWFD接続操作(即ち「WFD方式の無線接続」を示す項目の選択操作)を、携帯端末50に加える。この場合、携帯端末50の制御部70は、G/O機器であるPC120に接続要求を送信する。また、S121では、ユーザは、G/O機器であるPC120にも、WFD接続操作(即ち「WFD方式の無線接続」を示す項目の選択操作)を加える。これにより、S122では、PC120は、携帯端末50から接続要求を受信すると、第1のWFDNWで現在利用されているWS1を携帯端末50に供給する。この結果、PC120と携帯端末50との間に接続が確立される。これにより、S124では、携帯端末50は、デバイス状態からCL状態に移行して、CL機器として第1のWFDNWに新たに参加する。
携帯端末50は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、さらには、Ireq信号を受信せずに、デバイス状態からCL状態に移行する(図2のS10でYES、S12でNO)。従って、携帯端末50の制御部70は、携帯端末50のMACアドレスを含む参加通知をブロードキャストする(図2のS16)。
MFP10の受信部41は、PC120を介して、携帯端末50から参加通知を受信する(図2のS20)。MFP10の登録部43は、MFP10が最先のCL機器であるので(S22でYES)、携帯端末50のMACアドレスを参加リストの最下位に追加する(S24)。次いで、MFP10の制御部30は、参加リストを第1のWFDNWにブロードキャストする(S26)。
携帯端末50の受信部81は、PC120を介して、MFP10から参加リストを受信する(図2のS18)。そして、携帯端末50の登録部83は、参加リストをメモリ74に格納する(S18)。
次いで、S130では、ユーザは、MFP110を第1のWFDNWに所属させるためのWFD接続操作(即ち「WFD方式の無線接続」を示す項目の選択操作)を、MFP110に加える。この場合、MFP110は、G/O機器であるPC120に接続要求を送信する。また、S131では、ユーザは、G/O機器であるPC120にも、WFD接続操作(即ち「WFD方式の無線接続」を示す項目の選択操作)を加える。これにより、S132では、PC120は、MFP110から接続要求を受信すると、第1のWFDNWで現在利用されているWS1をMFP110に供給する。この結果、PC120とMFP110との間に接続が確立される。これにより、S134では、MFP110は、CL状態に移行して、CL機器として第1のWFDNWに新たに参加する。
MFP110は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、さらには、Ireq信号を受信せずに、デバイス状態からCL状態に移行する(図2のS10でYES、S12でNO)。従って、MFP110は、MFP110のWFD用MACアドレスを含む参加通知をブロードキャストする(図2のS16)。
携帯端末50の受信部81は、PC120を介して、携帯端末50から参加通知を受信する(図2のS20)。携帯端末50の制御部70は、携帯端末50が最先のCL機器ではないので(S22でNO)、参加通知を受信しても、S24及びS26の処理を実行しない。
MFP10の受信部41は、PC120を介して、携帯端末50から参加通知を受信する(図2のS20)。MFP10の登録部43は、MFP10が最先のCL機器であるので(S22でYES)、MFP110のWFD用MACアドレスを参加リストの最下位に記述して、更新済みの参加リストを生成する(S24)。次いで、MFP10の制御部30は、更新済みの参加リストを第1のWFDNWにブロードキャストする(S26)。
携帯端末50の受信部81は、PC120を介して、MFP10から参加リストを受信する(図2のS30でYES)。そして、携帯端末50の登録部83は、メモリ74内の参加リストを更新する(S32)。
MFP110は、PC120を介して、MFP10から参加リストを受信する(図2のS18)。そして、MFP110は、参加リストをMFP110のメモリ(図示省略)に格納する(S18)。
上述したように、図3の各処理が実行されると、PC120がG/O機器であり、かつ、MFP10,110及び携帯端末50がCL機器である第1のWFDNWが形成される。これにより、例えば、携帯端末50は、MFP10に印刷を実行させるために、第1のWFDNWを利用して、PC120(即ちG/O機器)を介して、印刷データをMFP10に送信することができる。この場合、MFP10の制御部30は、第1のWFDNWを利用して、PC120(即ちG/O機器)を介して、携帯端末50から印刷データを受信する。そして、MFP10の制御部30は、印刷データを印刷実行部16に供給して、印刷実行部16に印刷を実行させる。
(G/O機器及びクライアント機器の存在を確認する様子;図4)
続いて、図4を参照して、G/O機器及びクライアント機器の存在を確認するための各処理の内容を説明する。図4の初期状態では、PC120がG/O機器であり、かつ、MFP10,110及び携帯端末50がCL機器である第1のWFDNWが形成されている。参加リストは、上位から順に、MFP10、携帯端末50、MFP110の各MACアドレスを含む。
各CL機器は、通常、G/O機器の存在確認を実行する。従って、S200では、CL機器であるMFP10の確認部45は、G/O機器であるPC120の存在確認を実行する。具体的に言うと、確認部45は、G/O存在確認信号をPC120に送信する。
S200のG/O存在確認信号が送信される段階では、PC120は、第1のWFDNWから離脱していない。従って、S202では、PC120は、MFP10からG/O存在確認信号を受信して、応答信号をMFP10に送信する。
S204では、MFP10の確認部45は、PC120から応答信号を受信するので、PC120が第1のWFDNWに所属していること、即ち、PC120が第1のWFDNWから離脱していないことを確認する。なお、確認部45は、G/O機器(即ちPC120)の生存確認を繰り返し実行する。例えば、G/O機器の生存確認を実行するインタバールがほぼ一定である状況では、確認部45は、G/O機器の生存確認を定期的に実行する。
図4では示していないが、携帯端末50の確認部85も、MFP10と同様に、G/O機器(即ちPC120)の生存確認を繰り返し実行する。また、MFP110も、MFP10と同様に、G/O機器(即ちPC120)の生存確認を繰り返し実行する。
図4の例では、MFP10は、最先のCL機器である。従って、MFP10の制御部30は、MFP10とは異なる各CL機器(即ち、携帯端末50、MFP110)の生存確認を実行する(図2のS40でYES、S42)。具体的に言うと、制御部30は、参加リストの上位2番目に記述されている携帯端末50のMACアドレスを送信先として含むCL存在確認信号を、PC120に送信する。
携帯端末50が第1のWFDNWから離脱していないので、携帯端末50の制御部70は、PC120を介して、MFP10からCL存在確認信号を受信する。この場合、S210では、制御部70は、PC120を介して、携帯端末50のMACアドレスを含む応答信号をMFP10に送信する。
MFP10の制御部30は、携帯端末50から応答信号を受信するので、携帯端末50が第1のWFDNWに所属していること、即ち、携帯端末50が第1のWFDNWから離脱していないことを確認する。次いで、制御部30は、参加リストの最下位に記述されているMFP110のWFD用MACアドレスを送信先として含むCL存在確認信号を、PC120に送信する。
例えば、MFP110の電源がOFFされた結果として、S212において、MFP110は、第1のWFDNWから離脱する。この場合、MFP110は、CL存在確認信号を受信しないので、応答信号を送信しない。
MFP10の制御部30は、MFP110から応答信号を受信しないので、MFP110が第1のWFDNWに所属していないこと、即ち、MFP110が第1のWFDNWから離脱したことを確認する(図2のS44でYES)。この場合、MFP10の登録部43は、MFP110のWFD用MACアドレスを参加リストから消去する(S46)。次いで、MFP10の制御部30は、参加リストを第1のWFDNWにブロードキャストする(S48)。
携帯端末50の受信部81は、PC120を介して、MFP10から参加リストを受信する(図2のS30でYES)。そして、携帯端末50の登録部83は、メモリ74内の参加リストを更新する(S32)。
例えば、G/O機器であるPC120の電源がOFFされた結果として、S220において、PC120は、第1のWFDNWから離脱する。その後、S222では、MFP10の確認部45は、G/O存在確認信号をPC120に送信する。ただし、PC120は、G/O存在確認信号を受信しないので、応答信号を送信しない。S224では、MFP10の確認部45は、PC120から応答信号を受信しないので、PC120が第1のWFDNWに所属していないこと、即ち、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認する。
なお、図4では示していないが、携帯端末50の確認部85も、G/O存在確認信号をPC120に送信するが、応答信号を受信しない。この結果、携帯端末50の確認部85は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認する。
上述したように、MFP10や携帯端末50のようなCL機器は、PC120(即ちG/O機器)にG/O存在確認信号を送信して、PC120から応答信号を受信するのか否かを判断することによって、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱したのか否かを適切に確認することができる。この結果、MFP10や携帯端末50は、適切なタイミングで後述のIreq信号を送信することができる。以下では、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する場合に、CL機器がどのような処理を実行するのかについて説明する(図5〜図7参照)。
(ケースA:図5)
図5のケースAの初期状態では、PC120がG/O機器であり、かつ、MFP10,110及び携帯端末50がCL機器である第1のWFDNWが形成されている。また、参加リストは、上位から順に、MFP10、携帯端末50、MFP110の各MACアドレスを含む。即ち、MFP10は、第1のWFDNWに最も早く参加した最先のCL機器である。
S300では、G/O機器であるPC120は、第1のWFDNWから離脱する。これにより、図5の初期状態で形成されていた第1のWFDNWが消滅する。この場合、S302では、MFP10の確認部45は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認して、MFP10の状態をCL状態からデバイス状態に移行させる。即ち、確認部45は、メモリ34内のWFD状態値を、CL状態を示す値から、デバイス状態を示す値に変更し、さらに、メモリ34内のWFDWSIを削除する。なお、参加リストは、メモリ34から削除されずに、メモリ34内に維持される。
同様に、S304では、携帯端末50の確認部85は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認して、携帯端末50の状態をCL状態からデバイス状態に移行させる。また、S306では、MFP110は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認して、MFP110の状態をCL状態からデバイス状態に移行させる。各機器10,50,110は、デバイス状態で動作しているために、目的データの無線通信を実行することができない。例えば、携帯端末50は、MFP10(又はMFP110)に印刷データを送信することができない。
MFP10の制御部30は、MFP10がCL状態からデバイス状態に移行すると、メモリ34内の参加リストの最上位にMFP10のWFD用MACアドレスが記述されているのか否かを判断する。即ち、制御部30は、MFP10が第1のWFDNWの最先のCL機器であったのか否かを判断する。S308では、制御部30は、MFP10が最先のCL機器であったと判断する。この場合、制御部30は、後述のS310〜S316の処理を実行する。
一方において、携帯端末50の制御部70は、携帯端末50が第1のWFDNWの最先のCL機器でなかったと判断する。また、MFP110も、MFP110が第1のWFDNWの最先のCL機器でなかったと判断する。この場合、携帯端末50及びMFP110は、第1のWFDNWの最先のCL機器(即ちMFP10)から、Ireq信号を受信するまで待機する。
S310では、MFP10の形成部46は、MFP10の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。上述したように、WFDNWが新たに形成されるべき際には、通常、G/Oネゴシエーションが実行されて、G/O機器及びクライアント機器が決定される。S310では、形成部46は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、MFP10の状態をCL状態からG/O状態に移行させる。S310が実行されると、MFP10がG/O機器になるが、クライアント機器が存在しない。換言すれば、S310が実行されると、G/O機器(即ちMFP10)のみが所属しているWFDNW(以下では「第2のWFDNW」と呼ぶ)が新たに形成されると言える。
より具体的に言うと、S310では、形成部46は、メモリ34内のWFD状態値を、デバイス状態を示す値から、G/O状態を示す値に変更する。形成部46は、さらに、第2のWFDNWで利用されるべきWFDWSI(以下では「WS2」と呼ぶ)を準備して、WS2をメモリ34に格納する。
MFP10は、S310を実行するので、G/O機器として動作する。このために、MFP10は、後述のS312,S320において、G/O機器のみが送信可能なIreq信号を送信することができ、この結果、携帯端末50及びMFP110を第2のWFDNWに参加させることができる。
S312では、MFP10の送信部42は、メモリ34内の参加リストの上位2番目に記述されている携帯端末50のMACアドレスを抽出する。そして、送信部42は、携帯端末50のMACアドレスを送信先として含むIreq信号を送信する。これにより、MFP10は、携帯端末50が第2のWFDNWにCL機器として新たに所属するように要求することができる。
携帯端末50の制御部70は、MFP10からIreq信号を受信すると、Invitation Response信号(以下では「Ires信号」と呼ぶ)をMFP10に送信する。
S314では、MFP10の構築部44は、携帯端末50からIres信号を受信する。次いで、S316では、構築部44は、WS2を携帯端末50に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。
S318では、携帯端末50の制御部70は、携帯端末50の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。即ち、制御部70は、CL状態を示すWFD状態値と、WS2と、をメモリ74に格納する。これにより、携帯端末50は、CL機器として第2のWFDNWに新たに参加する。
携帯端末50の制御部70は、携帯端末50がデバイス状態からCL状態に移行したので、図2のS10でYESと判断する。制御部70は、さらに、携帯端末50が上位2番目である状態でIreq信号を受信してCL状態に移行したので、S12でYESと判断する。従って、制御部70は、携帯端末50のMACアドレスが最上位に記述されている新たな参加リストを生成して、携帯端末50のMACアドレスが上位2番目以降に記述されている古い参加リストに代えて新たな参加リストをメモリ74に格納する(S14)。
次いで、MFP10の制御部30は、携帯端末50の場合と同様に、MFP110を第2のWFDNWに参加させる。即ち、S320では、MFP10の送信部42は、メモリ34内の参加リストの上位3番目(即ち最下位)に記述されているMFP110のWFD用MACアドレスを送信先として含むIreq信号を送信する。このように、送信部42は、参加リストの上位から順に、各MACアドレスを用いて、各Ireq信号を送信する。S322では、MFP10の構築部44は、MFP110からIres信号を受信する。S324では、構築部44は、WS2をMFP110に供給する。この結果、MFP10とMFP110との間に接続が確立される。
S326では、MFP110は、MFP110の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。これにより、MFP110は、CL機器として第2のWFDNWに新たに参加する。MFP110は、図2のS10でYESと判断し、さらに、S12でNOと判断する。従って、MFP110は、MFP10のWFD用MACアドレスを含む参加通知を第2のWFDNWにブロードキャストする(S16)。
携帯端末50の受信部81は、MFP10(即ちG/O機器)を介して、MFP110から参加通知を受信する。この場合、携帯端末50の制御部70は、図2のS20でYESと判断し、S22でYESと判断し、S24に進む。携帯端末50の登録部83は、参加通知に含まれるMFP110のWFD用MACアドレスを参加リストの最下位に記述して、更新済みの参加リストを生成する(S24)。次いで、携帯端末50の制御部70は、更新済みの参加リストを第2のWFDNWにブロードキャストする(S26)。
MFP110は、携帯端末50から参加リストを受信する(図2のS18)と、古い参加リストに代えて受信済みの参加リストをMFP110のメモリ(図示省略)に格納する(S18)。
(ケースAの効果)
図3に示されるように、MFP10は、PC120(即ちG/O機器)を介して、携帯端末50のMACアドレスを含む参加通知を受信して、携帯端末50のMACアドレスを参加リストに記述する(図2のS24)。また、MFP10は、PC120を介して、MFP110のWFD用MACアドレスを含む参加通知を受信して、MFP110のWFD用MACアドレスを参加リストに記述する(図2のS24)。そして、図5に示されるように、MFP10は、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する場合(S300)に、MFP10がG/O機器として所属している第2のWFDNWを形成する(S310)。
次いで、MFP10は、参加リスト内の携帯端末50のMACアドレスを用いて、携帯端末50にIreq信号を送信し(S312)、さらに、携帯端末50にWS2を供給する(S316)。これにより、MFP10は、MFP10及び携帯端末50が第2のWDFNWに所属している状態を適切に構築することができる。この結果、例えば、携帯端末50は、MFP10に印刷を実行させるために、第2のWFDNWを利用して、他装置(例えばPC120)を介さずに、印刷データをMFP10に送信することができる。
また、MFP10は、参加リスト内のMFP110のWFD用MACアドレスを用いて、MFP110にIreq信号を送信し(S320)、さらに、MFP110にWS2を供給する(S324)。これにより、MFP10は、MFP10,110及び携帯端末50が第2のWDFNWに所属している状態を適切に構築することができる。この結果、例えば、携帯端末50は、MFP110に印刷を実行させるために、第2のWFDNWを利用して、MFP10(即ちG/O機器)を介して、印刷データをMFP110に送信することができる。
上述したように、MFP10は、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する場合に、各機器10,50,110が所属している第2のWFDNWを自動的に形成することができる。即ち、ユーザが各機器10,50,110にWFD接続操作(図3参照)を加えなくても、MFP10は、第2のWFDNWを自動的に適切に形成することができる。
(ケースB:図6)
図6のケースBの初期状態は、図5のケースAの初期状態と同様である。ケースBでは、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する前に、S400において、携帯端末50が第1のWFDNWから離脱する。
S402では、MFP10の制御部30は、CL存在確認信号を携帯端末50に送信する。制御部30は、携帯端末50から応答信号を受信しないので、携帯端末50が第1のWFDNWから離脱したと判断する(図2のS44でYES)。従って、MFP10の登録部43は、携帯端末50のMACアドレスを参加リストから消去して、更新済みの参加リストを生成する(S46)。そして、MFP10の制御部30は、更新済みの参加リストを第1のWFDNWにブロードキャストする(S48)。
MFP110は、MFP10から参加リストを受信する(図2のS30)と、古い参加リストに代えて受信済みの参加リストをMFP110のメモリ(図示省略)に格納する(S32)。
S410では、PC120は、第1のWFDNWから離脱する。この場合、S412では、MFP10の確認部45は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認して、MFP10の状態をCL状態からデバイス状態に移行させる。また、S414では、MFP110は、PC120が第1のWFDNWから離脱したことを確認して、MFP110の状態をCL状態からデバイス状態に移行させる。
その後にMFP10によって実行されるS416,S418は、図5のS308,S310と同様である。MFP10の送信部42は、携帯端末50のMACアドレスが参加リストに記述されていないので、携帯端末50にIreq信号を送信しない。また、S420〜S426は、図5のS320〜S326と同様である。この結果、MFP110は、CL機器として第2のWFDNWに新たに参加する。
MFP110は、MFP110がデバイス状態からCL状態に移行したので、図2のS10でYESと判断する。MFP110は、さらに、MFP110が上位2番目である状態でIreq信号を受信してCL状態に移行したので、S12でYESと判断する。従って、MFP110は、MFP110のWFD用MACアドレスが最上位に記述されている新たな参加リストを生成して、古い参加リストに代えて新たな参加リストをMFP110のメモリ(図示省略)に格納する(S14)。
図6のケースBに示されるように、携帯端末50が第1のWFDNWから離脱するということは、携帯端末50の電源がOFFされているか、携帯端末50がMFP10から離れた位置に存在している可能性が高い。このような状況では、MFP10は、携帯端末50を第2のWFDNWに所属させることができないので、携帯端末50にIreq信号を送信しない。このために、MFP10の処理負荷を低減させることができる。
(ケースC:図7)
図7のケースCの初期状態では、図5のケースAの初期状態と同様に、第1のWFDNWが形成されているが、参加リストは、上位から順に、携帯端末50、MFP10、MFP110の各MACアドレスを含む。即ち、携帯端末50が最先のCL機器である点において、図5のケースAとは異なる。
S500〜S506は、図5のS300〜S306と同様である。S508では、携帯端末50の制御部70は、携帯端末50が最先のCL機器であったと判断する。この場合、S510では、携帯端末50の形成部86は、携帯端末50の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させ、第3のWFDNWを新たに形成する。形成部86は、第3のWFDNWで利用されるべきWFDWSI(以下では「WS3」と呼ぶ)を準備して、WS3をメモリ74に格納する。
その後に携帯端末50によって実行されるS512〜S516は、携帯端末50の送信部82及び構築部84によって実行される点を除くと、図5のS312〜S316と同様である。この結果、S518では、MFP10の構築部44は、第3のWFDNWに新たに参加する。MFP10が参加リストを生成する処理は、図5のケースAにおいて、携帯端末50が参加リストを生成する処理と同様である。
その後に携帯端末50によって実行されるS520〜S524は、携帯端末50の送信部82及び構築部84によって実行される点を除くと、図5のS320〜S324と同様である。この結果、S526では、MFP110は、第3のWFDNWに新たに参加する。MFP10が更新済みの参加リストを生成する処理は、図5のケースAにおいて、携帯端末50が更新済みの参加リストを生成する処理と同様である。
図5のケースAに示されるように、MFP10は、第1のWFDNWの最先のCL機器がMFP10である状況では、Ireq信号を携帯端末50に送信して(S312)、MFP10及び携帯端末50が第2のWFDNWに所属している状態を構築する。一方において、図7のケースCに示されるように、MFP10は、第1のWFDNWの最先の機器が携帯端末50である状況では、Ireq信号を携帯端末50に送信せずに、携帯端末50からIreq信号を受信して(S512)、MFP10及び携帯端末50が第3のWFDNWに所属している状態を構築する。MFP10は、第1のWFDNWの最先の機器がMFP10であるのか携帯端末50であるのかに応じ適切な処理を実行して、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属している状態を構築することができる。
(対応関係)
MFP10、PC120、携帯端末50が、それぞれ、「通信装置」、「親局デバイス」、「第1のデバイス」の一例である。MFP10,110及び携帯端末50が、「複数個の子局デバイス」の一例である。MFP10のWFD用MACアドレス及び携帯端末50のMACアドレスが、「2個以上のデバイスの2個以上の識別情報」の一例である。Ireq信号、G/O存在確認信号、WS2が、それぞれ、「第1種のコマンド」、「所定の信号」、「無線設定情報」の一例である。
図5のケースA及び図6のケースBでは、第1のWFDNW、第2のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。図7のケースCでは、第1のWFDNW、第3のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。また、図5のケースAの状況、図7のケースCの状況が、それぞれ、「第1の状況」、「第2の状況」の一例である。なお、図7のケースCでは、携帯端末50、MFP10が、それぞれ、「通信装置」、「第1のデバイス」の一例である、と言うこともできる。
(第2実施例)
続いて、図8及び図9を参照して、第2実施例について説明する。本実施例でも、図2〜図4の各処理は、第1実施例と同様である。本実施例では、Ireq信号が利用される代わりに、G/O Negotiation Request信号(以下では「G/ONego信号」と呼ぶ)が利用される。G/ONego信号は、G/Oネゴシエーションの実行を要求するための信号である。
(ケースD;図8)
図8のケースDの初期状態は、図5のケースAの初期状態と同様である。S600〜S608は、図5のS300〜S308と同様である。S610では、MFP10の送信部42は、メモリ34内の参加リストの上位2番目に記述されている携帯端末50のMACアドレスを送信先として含むG/ONego信号を送信する。これにより、MFP10は、G/Oネゴシエーションの実行を携帯端末50に要求することができる。
S612では、MFP10の構築部44は、携帯端末50とG/Oネゴシエーションを実行する。S614では、構築部44は、G/Oネゴシエーションの結果として、MFP10がG/O状態になることを決定して、MFP10の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。また、S616では、携帯端末50の構築部84は、G/Oネゴシエーションの結果として、携帯端末50がCL状態になることを決定して、携帯端末50の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。
S618では、MFP10の構築部44は、第2のWFDNWで利用されるべきWFDWSI(即ちWS2)を携帯端末50に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。これにより、MFP10は、G/O機器として第2のWFDNWを新たに形成し、携帯端末50は、CL機器として第2のWFDNWに参加する。
携帯端末50は、G/Oネゴシエーションを実行してデバイス状態からCL状態に移行するので、第2のWFDNWの最先のCL機器である。従って、携帯端末50の制御部70は、携帯端末50のMACアドレスが最上位に記述されている参加リストを生成する(図2のS10でYES、S12でYES、S14)。
次いで、MFP10の送信部42は、参加リストの上位3番目以下に記述されている各MACアドレスを送信先として、Ireq信号を送信する。即ち、S620では、送信部42は、MFP110にIreq信号を送信する。S620〜S626は、図5のS320〜S326と同様である。また、S626の後に実行される参加リストに関する各処理も、図5と同様である。
(ケースE;図9)
図9のケースEは、G/Oネゴシエーションの結果が異なる点において、図8のケースDとは異なる。S700〜S712は、図8のS600〜S612と同様である。S714では、MFP10の構築部44は、G/Oネゴシエーションの結果として、MFP10がCL状態になることを決定して、MFP10の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。また、S716では、携帯端末50の構築部84は、G/Oネゴシエーションの結果として、携帯端末50がG/O状態になることを決定して、携帯端末50の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。
S718では、携帯端末50の構築部84は、第3のWFDNWで利用されるべきWFDWSI(即ちWS3)をMFP10に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。これにより、携帯端末50は、G/O機器として第3のWFDNWを新たに形成し、MFP10は、CL機器として第3のWFDNWに参加する。
その後に実行される参加リストに関する各処理、及び、S720〜S726は、処理の実行主体が異なる点を除くと、図5のケースA及び図8のケースDと同様である。
(第2実施例の効果)
図8及び図9に示されるように、MFP10は、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する場合(S600,S700)に、G/ONego信号を携帯端末50に送信する(S610,S710)。このために、MFP10は、携帯端末50とG/Oネゴシエーションを実行して(S612,S712)、MFP10がG/O状態及びCL状態のどちらになるかを決定することができる。
MFP10は、MFP10がG/O状態になることを決定する場合(図8のS614)には、第2のWFDNWのWFDWSI(即ちWS2)を携帯端末50に供給して(S618)、MFP10及び携帯端末50が第2のWFDNWに所属している状態を構築する。一方において、MFP10は、MFP10がCL状態になることを決定する場合(図9のS714)には、第3のWFDNWのWFDWSI(即ちWS3)を携帯端末50から取得して(S718)、MFP10及び携帯端末50が第3のWFDNWに所属している状態を構築する。MFP10は、G/Oネゴシエーションの結果に応じた適切な処理を実行して、MFP10及び携帯端末50が同じWFDNWに所属している状態を構築することができる。
また、図8のケースDでは、MFP10は、さらに、Ireq信号及びWS2をMFP110に送信して(S620,624)、MFP10,110及び携帯端末50が第2のWFDNWに所属している状態を構築する。MFP10は、MFP10,110及び携帯端末50が第2のWFDNWに所属している状態を適切に構築することができる。
(対応関係)
本実施例では、MFP10、携帯端末50が、それぞれ、「通信装置」、「第1のデバイス」の一例である。G/ONego信号、Ireq信号が、それぞれ、「第1種のコマンド」、「第2種のコマンド」の一例である。図8のケースDにおいて、MFP10及び携帯端末50のみが所属している第2のWFDNWが形成されている状態が、「第2の同一NW所属状態」の一例である。また、図8のケースDにおいて、MFP10,110及び携帯端末50が所属している第2のWFDNWが形成されている状態が、「第1の同一NW所属状態」の一例である。
図8のWS2、図9のWS3が、それぞれ、「第1の無線設定情報」、「第2の無線設定情報」一例である。図8のケースDでは、第1のWFDNW、第2のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。図9のケースEでは、第1のWFDNW、第3のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。
(第3実施例)
続いて、図10を参照して、第3実施例について説明する。本実施例では、最先のCL機器がIreq信号を送信するのではなく、携帯端末50が印刷指示をトリガとしてIreq信号を送信する。また、本実施例では、第1及び第2実施例とは異なり、第1のWFDNWの全てのCL機器が第2のWFDNWに所属するのではなく、携帯端末50及び印刷を実行すべきMFP10(又はMFP110)のみが新たなWFDNWに所属する。
図2〜図4の各処理は、第1実施例と同様である。ただし、本実施例では、図3の処理に基づいて参加リストが一旦生成されると、携帯端末50への印刷指示をトリガとしてデバイス状態からCL状態に移行しても(即ち図2のS10でYESと判断されても)、S12〜S18の処理が実行されない。また、本実施例では、参加リストには、機器のMACアドレスのみならず、当該機器のモデル名及びノード名も記述される。即ち、図2のS14では、機器(例えば、MFP10の登録部43、携帯端末50の登録部83)は、当該機器のMACアドレス、モデル名、及び、ノード名を対応付けて、参加リストに記述する。S16では、機器(例えば、MFP10の制御部30、携帯端末50の制御部70)は、当該機器のMACアドレス、モデル名、及び、ノード名を含む参加通知をブロードキャストする。また、S24では、機器(例えば、MFP10の登録部43、携帯端末50の登録部83)は、参加通知に含まれるMACアドレス、モデル名、及び、ノード名を対応付けて、参加リストに記述する。
(ケースF;図10)
図10のケースFの初期状態は、図5のケースAの初期状態と同様である。S800〜S806は、図5のS300〜S306と同様である。MFP10は、第1のWFDNWの最先のCL機器であるが、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱しても(S800)、Ireq信号を送信しない。
S808では、ユーザは、携帯端末50のアプリケーション76を起動させ、次いで、アプリケーション76によって表示される画面に従って、印刷指示を携帯端末50に与える。印刷指示は、ユーザが携帯端末50に格納されている印刷対象のデータ(即ち印刷データ)を選択することを含む。
携帯端末50のアプリケーション76は、MFP10,110のモデル名(即ちMFP10,100のベンダによって製造された様々な製品のモデル名)を予め記憶している。S810では、携帯端末50の表示制御部89は、メモリ74内の参加リストから、MFP10,110のモデル名に対応付けられているノード名を抽出することによって、MFP10,110のそれぞれのノード名を抽出する。次いで、表示制御部89は、MFP10,110のそれぞれのノード名を含むMFPリストを生成して、MFPリストを表示部54に表示させる。
S812では、ユーザは、MFPリストからMFP10のノード名を選択するための選択指示を、操作部52に加える。この場合、S814では、携帯端末50の形成部86は、G/Oネゴシエーションを実行せずに、携帯端末50の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、形成部86は、第3のWFDNWを新たに形成する。
次いで、S816では、携帯端末50の送信部82は、まず、ユーザによって選択されたMFP10のノード名に対応付けられているMFP10のWFD用MACアドレスを、参加リストから抽出する。そして、送信部82は、MFP10のWFD用MACアドレスを送信先として含むIreq信号を送信する。
S818では、携帯端末50の構築部84は、MFP10からIres信号を受信する。次いで、S820では、構築部84は、第3のWFDNWのWFDWSI(即ちWS3)をMFP10に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。
S822では、MFP10の制御部30は、MFP10の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。これにより、MFP10は、CL機器として第3のWFDNWに新たに参加する。
なお、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立されると、携帯端末50からMFP10に所定の情報が供給される。所定の情報は、携帯端末50への印刷指示が与えられたことを示す情報である。従って、MFP10の制御部30は、図2のS10でYESと判断しても、携帯端末50への印刷指示が与えられたことを知ることができ、この結果、S12〜S18の処理を実行しない。MFP10が新たな参加リストを生成しないので、MFP10,110及び携帯端末50は、古い参加リスト(即ち、第1のWFDNWの各CL機器に関する情報が記述された参加リスト)を継続して利用することができる。
次いで、S824では、携帯端末50の通信実行部87は、第3のWFDNWを利用して、他装置を介さずに、携帯端末50に格納されている印刷データをMFP10に送信する。これにより、MFP10の制御部30は、携帯端末50から印刷データを受信して、印刷データを印刷実行部16に供給する。この結果、印刷済みの印刷媒体をユーザに提供することができる。
S826では、携帯端末50の消滅部88は、印刷データの通信が終了する場合に、携帯端末50が第3のWFDNWから離脱することを示す離脱信号をMFP10に送信する。そして、S828では、消滅部88は、携帯端末50の状態をG/O状態からデバイス状態に移行させる。即ち、消滅部88は、デバイス状態を示すWFD状態値をメモリ74に格納し、WS3をメモリ74から削除する。
また、S830では、MFP10の制御部30は、携帯端末50から離脱信号を受信すると、MFP10の状態をG/O状態からデバイス状態に移行させる。即ち、制御部30は、デバイス状態を示すWFD状態値をメモリ34に格納し、WS3をメモリ34から削除する。これにより、第3のWFDNWが消滅する。このように、第3のWFDNWが消滅するので、第3のWFDNWが維持される構成と比べると、MFP10及び携帯端末50の処理負荷を低減させ得る。例えば、携帯端末50は、G/O機器として動作して、CL機器を管理する処理を実行せずに済む。
(第3実施例の効果)
図3に示されるように、携帯端末50は、PC120(即ちG/O機器)を介して、MFP10のWFD用MACアドレスを含む参加リストを受信して、参加リストをメモリ74に格納する(図2のS18)。そして、図10に示されるように、携帯端末50は、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱し(S800)、かつ、印刷指示及びMFP10の選択指示が与えられる場合(S808,S812)に、携帯端末50がG/O機器として所属している第3のWFDNWを形成する(S814)。
次いで、携帯端末50は、参加リスト内のMFP10のWFD用MACアドレスを用いて、MFP10にIreq信号を送信し(S816)、さらに、MFP10にWS3を供給する(S820)。これにより、携帯端末50は、MFP10及び携帯端末50が第3のWDFNWに所属している状態を適切に構築することができる。そして、携帯端末50は、MFP10に印刷を実行させるために、第3のWFDNWを利用して、他装置を介さずに、印刷データをMFP10に送信する(S824)。携帯端末50は、ユーザがMFP10及び携帯端末50にWFD接続操作(図3参照)を加えなくても、第3のWFDNWを自動的に形成して、印刷データをMFP10に適切に送信することができる。
(対応関係)
携帯端末50、MFP10が、それぞれ、「通信装置」、「第1のデバイス」の一例である。Ireq信号、WS3が、それぞれ、「第1種のコマンド」、「無線設定情報」の一例である。第1のWFDNW、第3のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。
(第4実施例)
続いて、図11及び図12を参照して、第4実施例について説明する。本実施例では、Ireq信号が利用される代わりに、G/ONego信号が利用される。その他の点は、基本的には、第3実施例と同様である。
(ケースG;図11)
S900〜S912は、図10のS800〜S812と同様である。S914では、携帯端末50の送信部82は、参加リスト内のMFP10のWFD用MACアドレスを送信先として含むG/ONego信号を送信する。これにより、S916では、携帯端末50の構築部84は、MFP10とG/Oネゴシエーションを実行する。
S918では、MFP10の構築部44は、G/Oネゴシエーションの結果として、MFP10がCL状態になることを決定して、MFP10の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。また、S920では、携帯端末50の構築部84は、G/Oネゴシエーションの結果として、携帯端末50がG/O状態になることを決定して、携帯端末50の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。
次いで、S922では、携帯端末50の構築部84は、第3のWFDNWのWFDWSI(即ちWS3)をMFP10に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。その後の各処理(即ちS924〜S930)は、図10のS824〜S830)と同様である。
(ケースH;図12)
図12のケースHは、G/Oネゴシエーションの結果が異なる点において、図11のケースGとは異なる。S1000〜S1016は、図11のS900〜S916と同様である。S1018では、MFP10の構築部44は、G/Oネゴシエーションの結果として、MFP10がG/O状態になることを決定して、MFP10の状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。また、S1020では、携帯端末50の構築部84は、G/Oネゴシエーションの結果として、携帯端末50がCL状態になることを決定して、携帯端末50の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。
次いで、S1022では、MFP10の構築部44は、第2のWFDNWのWFDWSI(即ちWS2)を携帯端末50に供給する。この結果、MFP10と携帯端末50との間に接続が確立される。その後の各処理(即ちS1024〜S1030)は、図11のS924〜S930)と同様である。
(第4実施例の効果)
図11及び図12に示されるように、携帯端末50は、PC120(即ちG/O機器)が第1のWFDNWから離脱する場合(S900,S1000)に、G/ONego信号をMFP10に送信する(S914,S1014)。このために、携帯端末50は、MFP10とG/Oネゴシエーションを実行して(S916,S1016)、携帯端末50がG/O状態及びCL状態のどちらになるかを決定する。
携帯端末50は、携帯端末50がG/O状態になることを決定する場合(図11のS920)には、第3のWFDNWのWFDWSI(即ちWS3)をMFP10に供給して(S922)、MFP10及び携帯端末50が第3のWFDNWに所属している状態を構築する。一方において、携帯端末50は、携帯端末50がCL状態になることを決定する場合(図12のS1020)には、第2のWFDNWのWFDWSI(即ちWS2)をMFP10から取得して(S1022)、MFP10及び携帯端末50が第2のWFDNWに所属している状態を構築する。携帯端末50は、G/Oネゴシエーションの結果に応じた適切な処理を実行して、MFP10及び携帯端末50が同一のWFDNWに所属している状態を適切に構築することができる。
(対応関係)
本実施例では、携帯端末50、MFP10が、それぞれ、「通信装置」、「第1のデバイス」の一例である。G/ONego信号が、「第1種のコマンド」の一例である。図11のWS3、図12のWS2が、それぞれ、「第1の無線設定情報」、「第2の無線設定情報」一例である。図11のケースGでは、第1のWFDNW、第3のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。また、図12のケースHでは、第1のWFDNW、第2のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)例えば、図5のケースAにおいて、PC120(即ちG/O機器)は、PC120の電源をOFFするための操作が加えられた場合に、第1のWFDNWからPC120が離脱することを示す離脱信号を、各機器10,50,110に送信してもよい。この場合、各機器10,50,110は、PC120から離脱信号を受信する場合に、デバイス状態に移行してもよい(S302〜S306)。即ち、各機器10,50,110は、G/O存在確認信号(図4参照)を送信しなくても、第1のWFDNWからPC120が離脱することを知ることができる。従って、MFP10及び携帯端末50の確認部45,85を省略してもよい。
(変形例2)図5のケースAにおいて、参加リストがMFP10のWFD用MACアドレス及び携帯端末50のMACアドレスのみを含む場合(即ち参加リストが2個のMACアドレスのみを含む場合)には、MFP10の送信部42は、MFP110にIreq信号を送信せずに、携帯端末50のみにIreq信号を送信してもよい。この場合、MFP10の構築部44は、MFP10及び携帯端末50のみが第2のWFDNWに所属している状態を構築してもよい。また、他の変形例では、図5のケースAにおいて、参加リストがさらに他のMACアドレスを含む場合(即ち参加リストが4個以上のMACアドレスを含む場合)には、MFP10の送信部42は、各機器50,110を含む3個以上の機器のそれぞれにIreq信号を送信してもよい。この場合、MFP10の構築部44は、各機器10,50,110を含む4個以上の機器が第2のWFDNWに所属している状態を構築してもよい。一般的に言うと、「複数個の子局デバイス」は、2個以上の子局デバイスであればよい。
(変形例3)例えば、図5のケースAでは、第1のWFDNWの最先のCL機器(即ち参加リストの最上位の機器)であるMFP10がIreq信号を送信する。これに代えて、参加リストの上位2番目の機器(例えば図5のケースAでは携帯端末50)がIreq信号を送信してもよい。また、例えば、参加リストの中からユーザによって予め選択された機器がIreq信号を送信してもよい。
(変形例4)図10〜図12のケースF〜ケースHでは、表示制御部89は、参加リスト内の全てのMFPのノード名を含むMFPリストを表示させる。これに代えて、表示制御部89は、参加リスト内の全てのMFPのノード名のうち、携帯端末50が過去に印刷データを送信した送信先であるMFPのノード名のみを含むMFPリストを表示させてもよい。また、表示制御部89は、参加リスト内の全てのMFPのノード名のうち、ユーザによって予め選択されたノード名のみを含むMFPリストを表示させてもよい。
(変形例5)上記の各実施例では、携帯端末50からMFP10に印刷データが送信される例を説明している。ただし、上記の各実施例の技術は、印刷データとは異なるデータの通信にも適用可能である。例えば、MFP10から携帯端末50にスキャンデータが送信されてもよい。また、上記の各実施例の技術は、印刷データ及びスキャンデータとは異なる種類のデータ(例えば音声データ、動画データ等)の通信にも適用可能である。
(変形例6)CL機器(例えばMFP10)が、他のCL機器(例えば携帯端末50)のMACアドレスを取得するための手法は、図2の参加リスト管理処理を実行する手法に限られない。例えば、携帯端末50及びMFP10,110がCL機器として所属しているWFDNWが形成されている場合に、MFP10の制御部30は、所定のタイミング(例えば定期的に)で、MACアドレスの要求パケットをWFDNWにブロードキャストしてもよい。この場合、携帯端末50は、要求パケットを受信する場合に、携帯端末50のMACアドレスを含む応答パケットを携帯端末50に送信する。これにより、受信部41は、G/O機器を介して、携帯端末50からMACアドレスを受信することができる。受信部41は、同様に、MFP110からMACアドレスを受信することができる。また、携帯端末50の制御部70も、所定のタイミング(例えば定期的に)で、MACアドレスの要求パケットをWFDNWにブロードキャストしてもよい。この場合、受信部81は、G/O機器を介して、各MFP10,110から、各MFP10,110のWFDMACを受信することができる。
(変形例7)「親局」は、WFDのG/O機器に限られず、無線ネットワークに属する各機器を管理する機器(例えば、無線ネットワークに属する各機器の間の無線通信を中継可能な機器)であれば、どのような機器であってもよい。また、「子局」は、WFDのCL機器に限られず、無線ネットワークの親局から管理される状態であれば、どのような機器であってもよい。
(変形例8)「通信装置」及び「子局デバイス(第1のデバイス)」は、MFP10及び携帯端末50に限られず、他の通信装置(例えば、プリンタ、スキャナ、FAX装置、コピー機、電話機、デスクトップPC、サーバ等)であってもよい。また、「親局デバイス」は、PC120に限られず、他の通信装置(例えば、MFP、プリンタ、スキャナ、FAX装置、コピー機、携帯端末等)であってもよい。
(変形例9)上記の実施例では、MFP10のCPU32がメモリ34内のプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、各部41〜46が実現される。これに代えて、各部41〜46のうちの少なくとも1つは、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。同様に、各部81〜89のうちの少なくとも1つは、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10,110:MFP、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:スキャン実行部、20:無線LANI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、50:携帯端末、52:操作部、54:表示部、60:無線LANI/F、70:制御部、72:CPU、74:メモリ、76:アプリケーションプログラム、120:PC

Claims (14)

  1. 通信装置であって、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信部と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録部と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱した後に、前記第1のデバイスとの通信を実行するための実行指示が受け付けられる特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信部であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信部と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の場合に、前記複数個の子局デバイスのうちの一部の子局デバイスを含み、他の子局デバイスを含まない前記第2の無線ネットワークを形成する形成部であって、前記一部の子局デバイスは、前記第1のデバイスを含む、前記形成部を備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、さらに、
    表示部と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱した後に、前記複数個の子局デバイスに対応する複数個の情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記実行指示は、前記複数個の情報のうち、前記第1のデバイスに対応する情報を選択するための指示を含む、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 通信装置であって、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信部と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録部と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記通信装置が親局として所属している第2の無線ネットワークを新たに形成する形成部と、
    記特定の場合に、前記第2の無線ネットワークが新たに形成された後に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信部であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドであり、かつ、前記第1種のコマンドの送信先デバイスが、前記第1種のコマンドの送信元デバイスが親局として既に所属している無線ネットワークに、子局として新たに所属するように要求するためのコマンドである、前記送信部と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される無線設定情報を前記第1のデバイスに供給して、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築部と、
    を備える、通信装置。
  5. 前記受信部は、前記第1の無線ネットワークに所属する前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1のデバイスを含む2個以上のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記2個以上のデバイスの2個以上の識別情報を受信し、
    前記登録部は、前記2個以上の識別情報を前記メモリに登録し、
    前記送信部は、前記特定の場合に、前記2個以上の識別情報のそれぞれを用いて、前記2個以上のデバイスのそれぞれに前記第1種のコマンドを送信し、
    前記構築部は、前記2個以上のデバイスのそれぞれについて、当該デバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、当該デバイスに前記無線設定情報を供給して、前記通信装置及び前記2個以上のデバイスが前記第2の無線ネットワークに所属している前記第1の同一NW所属状態を構築する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 通信装置であって、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信部と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録部と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信部であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスのそれぞれが、未だに形成されていない無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定するためのネゴシエーション通信の実行を要求するためのコマンドであり、かつ、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信部と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築部と、
    を備え
    前記構築部は、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第1のデバイスと前記ネゴシエーション通信を実行して、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定し、
    前記ネゴシエーション通信の結果として、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの前記親局になることが決定される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される第1の無線設定情報を前記第1のデバイスに供給して、前記第1の同一NW所属状態を構築し、
    前記ネゴシエーション通信の結果として、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの子局になることが決定される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される第2の無線設定情報を前記第1のデバイスから取得して、前記第1の同一NW所属状態を構築する、通信装置。
  7. 前記受信部は、前記第1の無線ネットワークに所属する前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1のデバイスを含む2個以上のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記2個以上のデバイスの2個以上の識別情報を受信し、
    前記登録部は、前記2個以上の識別情報を前記メモリに登録し、
    前記送信部は、前記特定の場合に、前記2個以上のデバイスのうちの前記第1のデバイスのみに前記第1種のコマンドを送信し、
    前記ネゴシエーション通信の結果として、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの前記親局になることが決定される場合に、
    前記構築部は、前記第1の無線設定情報を前記第1のデバイスに供給して、前記通信装置及び前記第1のデバイスのみが前記第2の無線ネットワークに所属している第2の同一NW所属状態を構築し、
    前記送信部は、さらに、前記第2の同一NW所属状態が構築された後に、前記メモリ内の前記2個以上の識別情報のうち、前記第1のデバイスの前記識別情報とは異なる1個以上のデバイスの1個以上の識別情報のそれぞれを用いて、前記1個以上のデバイスのそれぞれに第2種のコマンドを送信し、
    前記構築部は、前記1個以上のデバイスのそれぞれについて、当該デバイスに前記第2種のコマンドが送信される場合に、当該デバイスに前記第1の無線設定情報を供給して、前記通信装置及び前記2個以上のデバイスが前記第2の無線ネットワークに所属している前記第1の同一NW所属状態を構築し、
    前記第2種のコマンドは、前記第2種のコマンドの送信先デバイスが、前記第2種のコマンドの送信元デバイスが親局として既に所属している無線ネットワークに、子局として新たに所属するように要求するためのコマンドである、請求項6に記載の通信装置。
  8. 通信装置であって、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信部と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録部と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信部であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信部と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築部と、
    を備え
    前記送信部は、
    前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、前記通信装置である第1の状況では、前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信し、
    前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、前記第1のデバイスである第2の状況では、前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信せず、
    前記構築部は、
    前記第1の状況では、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第1の同一NW所属状態を構築し、
    前記第2の状況では、前記第1のデバイスから前記第1種のコマンドが受信される場合に、前記第1の同一NW所属状態を構築する、通信装置。
  9. 前記通信装置は、さらに、
    前記親局デバイスに所定の信号を送信して、前記親局デバイスから応答信号を受信するのか否かを判断することによって、前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱したのか否かを確認する確認部を備え、
    前記送信部は、前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱したと確認される前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信する、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する前に、前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する場合に、
    前記登録部は、前記第1のデバイスの前記識別情報を前記メモリから消去し、
    前記送信部は、前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信しない、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信処理と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録処理と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱した後に、前記第1のデバイスとの通信を実行するための実行指示が受け付けられる特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信処理であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信処理と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  12. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信処理と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録処理と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記通信装置が親局として所属している第2の無線ネットワークを新たに形成する形成処理と、
    記特定の場合に、前記第2の無線ネットワークが新たに形成された後に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信処理であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドであり、かつ、前記第1種のコマンドの送信先デバイスが、前記第1種のコマンドの送信元デバイスが親局として既に所属している無線ネットワークに、子局として新たに所属するように要求するためのコマンドである、前記送信処理と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される無線設定情報を前記第1のデバイスに供給して、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  13. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信処理と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録処理と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信処理であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスのそれぞれが、未だに形成されていない無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定するためのネゴシエーション通信の実行を要求するためのコマンドであり、かつ、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信処理と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築処理と、
    を実行させ
    前記構築処理では、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第1のデバイスと前記ネゴシエーション通信を実行して、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの親局及び子局のどちらになるのかを決定し、
    前記ネゴシエーション通信の結果として、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの前記親局になることが決定される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される第1の無線設定情報を前記第1のデバイスに供給して、前記第1の同一NW所属状態を構築し、
    前記ネゴシエーション通信の結果として、前記通信装置が前記第2の無線ネットワークの子局になることが決定される場合に、前記第2の無線ネットワークで利用される第2の無線設定情報を前記第1のデバイスから取得して、前記第1の同一NW所属状態を構築する、コンピュータプログラム。
  14. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    親局デバイスと、前記通信装置を含む複数個の子局デバイスと、が所属している第1の無線ネットワークが形成されている状態で、前記複数個の子局デバイスのうちの第1のデバイスから、前記親局デバイスを介して、前記第1のデバイスの識別情報を受信する受信処理と、
    前記第1のデバイスの前記識別情報を、前記通信装置のメモリに登録する登録処理と、
    前記親局デバイスが前記第1の無線ネットワークから離脱する特定の場合に、前記メモリ内の前記第1のデバイスの前記識別情報を用いて、前記第1のデバイスに第1種のコマンドを送信する送信処理であって、前記第1種のコマンドは、前記第1種のコマンドの送信元デバイス及び送信先デバイスが同一の無線ネットワークに所属している同一NW所属状態を構築するためのコマンドである、前記送信処理と、
    前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記通信装置及び前記第1のデバイスが前記第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークに所属している第1の同一NW所属状態を構築する構築処理と、
    を実行させ
    前記送信処理では、
    前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、前記通信装置である第1の状況では、前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信し、
    前記複数個の子局デバイスのうち、前記第1の無線ネットワークに最初に所属した子局デバイスが、前記第1のデバイスである第2の状況では、前記特定の場合に、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドを送信せず、
    前記構築処理では、
    前記第1の状況では、前記第1のデバイスに前記第1種のコマンドが送信される場合に、前記第1の同一NW所属状態を構築し、
    前記第2の状況では、前記第1のデバイスから前記第1種のコマンドが受信される場合に、前記第1の同一NW所属状態を構築する、コンピュータプログラム。
JP2012218271A 2012-09-28 2012-09-28 通信装置 Active JP6036118B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218271A JP6036118B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 通信装置
CN201310450033.1A CN103716904B (zh) 2012-09-28 2013-09-27 通信装置
US14/039,212 US9226328B2 (en) 2012-09-28 2013-09-27 Communication apparatus
EP20130186522 EP2723140B1 (en) 2012-09-28 2013-09-27 Communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218271A JP6036118B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014072786A JP2014072786A (ja) 2014-04-21
JP6036118B2 true JP6036118B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=49261468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012218271A Active JP6036118B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 通信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9226328B2 (ja)
EP (1) EP2723140B1 (ja)
JP (1) JP6036118B2 (ja)
CN (1) CN103716904B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101954657B1 (ko) * 2012-06-19 2019-05-31 삼성전자 주식회사 Wi-Fi P2P 네트워크에서 단말 간 연결 방법 및 그 단말
JP2015103827A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 富士通株式会社 管理装置、方法及びプログラム
JP6512798B2 (ja) 2014-11-19 2019-05-15 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP6398750B2 (ja) * 2015-01-29 2018-10-03 ブラザー工業株式会社 通信機器
JP6524717B2 (ja) * 2015-03-04 2019-06-05 株式会社リコー 電子機器、通信モード制御方法および通信モード制御プログラム
JP6547521B2 (ja) * 2015-08-31 2019-07-24 ブラザー工業株式会社 通信機器及び親局機器
KR101704638B1 (ko) * 2015-09-03 2017-02-08 재단법인 실감교류인체감응솔루션연구단 병렬 필드 버스 네트워크 기반 모터 제어 시스템
JP6524896B2 (ja) 2015-11-27 2019-06-05 ブラザー工業株式会社 プログラム
KR102599479B1 (ko) * 2016-11-02 2023-11-08 삼성전자주식회사 근거리통신 연결을 위한 전자장치, 시스템 및 방법
JP6862872B2 (ja) * 2017-02-02 2021-04-21 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP7215048B2 (ja) 2018-09-28 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、端末装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0802655A3 (en) * 1996-04-17 1999-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication network
JP2924828B2 (ja) 1996-11-07 1999-07-26 日本電気株式会社 アドホックネットワークシステムとその接続方法
AU730712B2 (en) 1996-11-07 2001-03-15 Nec Corporation Method for determining optimal parent terminal and ad hoc network for the same
JP2003092578A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fujitsu Ltd 管理装置、処理装置、装置、およびプログラム
JP3848235B2 (ja) * 2002-10-04 2006-11-22 ソニー株式会社 通信処理装置、通信処理システム、および方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2004107655A1 (en) 2003-05-28 2004-12-09 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Adhoc network reconstruction after radio contact lost with master device
EP1687948A2 (en) 2003-11-20 2006-08-09 Philips Intellectual Property & Standards GmbH A method for direct communication between a first station and a second station of a wireless network
US7685134B2 (en) 2003-12-31 2010-03-23 Nokia Corporation Media file sharing, correlation of metadata related to shared media files and assembling shared media file collections
JP4678859B2 (ja) * 2006-01-12 2011-04-27 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法
WO2011003457A1 (en) 2009-07-10 2011-01-13 Nokia Siemens Networks Oy Method and device for conveying traffic
EP2533468B1 (en) * 2010-02-05 2019-04-10 Electronics And Telecommunications Research Institute Communication method among a source device, a destination device and a relay device
US8817594B2 (en) * 2010-07-13 2014-08-26 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Technique establishing a forwarding path in a network system
JP5664390B2 (ja) 2011-03-23 2015-02-04 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システム
US8908537B2 (en) * 2012-01-27 2014-12-09 Alcatel Lucent Redundant network connections
US8886195B2 (en) 2012-03-02 2014-11-11 Seven Networks, Inc. Mobile device which hands over connectivity from one network connection to another network connection without interruption in application data flow and methods therefor
US8819247B2 (en) 2012-05-08 2014-08-26 Blackberry Limited System and method for using a first device to communicate data from a second device
JP5907033B2 (ja) * 2012-09-28 2016-04-20 ブラザー工業株式会社 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014072786A (ja) 2014-04-21
US20140094211A1 (en) 2014-04-03
EP2723140A1 (en) 2014-04-23
US9226328B2 (en) 2015-12-29
EP2723140B1 (en) 2015-04-29
CN103716904B (zh) 2017-05-17
CN103716904A (zh) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6036118B2 (ja) 通信装置
JP5907033B2 (ja) 通信装置
JP5945961B2 (ja) 通信機器
JP5945910B2 (ja) 無線通信装置
JP5884633B2 (ja) 通信装置
JP5966827B2 (ja) 通信装置
JP6172340B2 (ja) 通信機器
JP2014027384A (ja) 通信装置及び携帯端末
JP6015315B2 (ja) 通信装置
JP6171297B2 (ja) 無線通信装置
US9244641B2 (en) Communication apparatus
JP6365594B2 (ja) 無線通信装置
JP2015023539A (ja) 無線通信機器
JP6249075B2 (ja) 通信装置及び携帯端末
JP6662478B2 (ja) 通信装置及び携帯端末
JP6860099B2 (ja) 通信装置及び携帯端末
JP2014045379A (ja) 通信装置、及び、携帯端末のためのコンピュータプログラム
JP6471775B2 (ja) 無線通信装置
JP6481743B2 (ja) 通信装置及び携帯端末
JP6361793B2 (ja) 通信機器
JP6164322B2 (ja) 無線通信装置
JP2018174576A (ja) 通信機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6036118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150